JP3568620B2 - 結合金具 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、2つの部材を結合する結合金具、例えば消防ホース等のホース相互またはポンプとホースとを結合する結合金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
消防ホース相互を結合するホース結合金具は、従来、例えば実公昭63−37593号公報、実開昭64−53593号公報、実公平2−34549号公報、実開昭59−193443号公報等で知られている。
【0003】
実公昭63−37593号公報および実開昭64−53593号公報に示されるホース継手は基本的には同一であり、一対の継手筒の外周に作動環を旋回自在に嵌合し、この作動環に一対の係止爪と楔突条を設け、作動環を旋回することにより、一方の作動環の係止爪を他方の作動環の楔突条に係止することにより、継手筒相互を結合するようにしたものである。
【0004】
実公平2−34549号公報および実開昭59−193443号公報に示されるホース結合金具は基本的には同一であり、雄金具と雌金具とからなり、雄金具に係止突起を設け、雌金具に前記係止突起に係止する係止爪を設け、雄金具と雌金具とを軸方向に突き合わせることにより、係止突起と係止爪とを係止し、雄金具と雌金具とを結合するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者のものは、一対の継手筒を位置決めして突き合わせた状態で、作動環を旋回させて係止爪を楔突条に係止する構造であり、継手筒の結合操作および切離し操作が面倒であり、消防ホースのように、ホース相互の結合および切離しの迅速性が要求される継手としては不向きである。
【0006】
また、消火作業中においては、消防ホースを引き摺ることがしばしば行われるが、前記継手のように継手筒から係止爪が突出していると、係止爪が障害物等と干渉しやすく、係止爪が変形または破損して継手が切り離される恐れもある。また、この前者のものは、係止爪が作動環から片持形に突出しているので、ホースに高い圧力が作用した場合にこの係止爪の部分に曲荷重が作用し、この係止爪の曲げにより継手筒相互の締め付けが緩み、漏水する可能性があった。
【0007】
後者のものは、雄金具と雌金具とを軸方向に突き合わせるだけで、係止突起と係止爪とが係止して雄金具と雌金具とが結合するようになっており、前者のものに比べて結合金具の結合操作および切離し操作が簡単であるが、係止突起と係止爪との係止を解除する解除片も軸方向にスライド自在に設けられており、前者と同様に、消火作業中に消防ホースを引き摺ると解除片がスライドして係止突起と係止爪との係止が解除され、結合金具が切り離される恐れもある。
【0008】
また、後者の場合、ホースの一端側に雄金具が装着され、他端側に雌金具が装着されており、複数本のホースを接続して延長する場合には、一方のホースの雄金具を他方のホースの雌金具に結合しなければならず、特に消防ホースの結合金具に使用した場合、慌ててホースを20m延ばし、ホースを結合しようとしたら、雄金具同士で結合できなかったり、また、雄金具と雌金具の2種類の金具を製作する必要があり、コストアップの原因となっている。
【0009】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、金具に雄雌の違いがなく、一対の結合筒の結合、切離しがワンタッチで行え、また構造的に簡単でコストダウンを図ることができる結合金具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載されている本発明に従った結合金具は:
一対の結合筒からなる結合金具において、
上記一対の結合筒は同一構造であり、各結合筒は円筒状の筒本体と、この筒本体の外周面から軸方向に突設された少なくとも一対の係止部材、および上記の筒本体に設けられた係止受け部材を備えており、
上記の係止部材の先端部の外周面には係止凸部が形成されており、
また、上記の係止受け部材は相手方の結合筒の係止部材の係止凸部に軸心方向に弾性的に係合する係止駒から構成されており、
また、上記の筒本体には、上記の係止駒と相手方の結合筒の係止部材の係止凸部との係合を解除する係合解除機構が設けられており、
上記係止部材は上記筒本体に対し軸方向に移動可能であり、上記係止部材を後退する方向に付勢する弾性部材を備えていて、
上記の結合筒が非結合状態にあるとき、上記係止部材は上記弾性部材により後退位置へと移動されて上記後退位置において上記係止部材の先端部は上記筒本体の先端から少し突出するよう保持されていて、
これらの結合筒の上記筒本体の先端を互いに軸方向に突き合わせた状態で一方の結合筒の上記係止部材の先端部を他方の結合筒の上記係止部材の間の切欠部に位置決めした後に上記係止部材が上記弾性部材の付勢力に対抗して前進された時に、上記の一方の結合筒の係止部材の係止凸部に他方の結合筒の係止駒が軸心方向に弾性的に係合するとともに上記の他方の結合筒の係止部材の係止凸部に上記一方の結合筒の係止駒が軸心方向に弾性的に係合して上記一対の結合筒が互いに結合される、
ことを特徴としている。
【0011】
請求項1に記載の結合金具において好ましくは、上記結合筒の上記係止部材は一対あり、また上記結合筒の係止受け部材は一対あり、上記一対の係止部材は上記筒本体の周方向において略180度相互に離れていて、そして、上記一対の係止部材の夫々は上記筒本体の周方向において略90度の範囲にわたる円弧上の断面を有している。
【0013】
請求項1に記載の結合金具においては、
上記係止受け部材の上記係止駒は上記筒本体の径方向の内側に付勢されて別の結合筒の上記係止部材の上記係止凸部に係合し、
上記係合解除機構は、上記筒本体の軸方向に移動可能な係合解除片を有していて、上記一対の結合筒の夫々の上記係合解除片は、相手方の結合筒の上記係止受け部材に向かい上記軸方向に移動され上記他方の上記係止受け部材に当接して上記係止駒を上記付勢に抗して上記径方向の外側に移動させ、上記係止部材の上記係止凸部に対する上記係止受け部材の係止駒の係止を解除する、
ことが出来る。
【0014】
請求項1に記載の結合金具においては、
上記係合解除機構は、上記筒本体及び上記係止部材を取り囲む楕円形状弾性リングを備えていて、
上記係止受け部材は上記楕円形状弾性リングの内周面の短軸上に配置されていて、
上記係止受け部材の上記係止駒は上記楕円形状弾性リングの弾性力により径方向内側に付勢されて、別の結合筒の上記係止部材の上記係止凸部に係合し、
上記楕円形状弾性リングの長軸上の2箇所を上記楕円形状弾性リングの長軸方向に沿い押し潰すよう変形させることにより上記楕円形状弾性リングは短軸方向において拡径するように変形して上記係止受け部材の上記係止駒を径方向外側に移動させて別の結合筒の上記係止部材の上記係止凸部に対する係合を解除させる、
ことが出来る。
【0015】
請求項1に記載の結合金具においては、
上記係合解除機構は、上記筒本体及び上記係止部材を取り囲み上記筒本体の軸方向に沿い移動可能であり後退位置に付勢されている移動リングを備えており、
上記係止受け部材の上記係止駒は上記筒本体の径方向に移動可能であり、
上記移動リング及び上記係止受け部材には複数の永久磁石が配置されており、
上記移動リングが上記付勢により上記後退位置に位置している状態では、上記移動リングの上記永久磁石の N 極及び S 極が上記係止受け部材の上記永久磁石の N 極及び S 極が対応し上記移動リング上の上記永久磁石と上記係止受け部材の上記永久磁石との間に作用する反発力により、上記係止受け部材の上記係止駒は上記径方向の内側に向かい付勢されて別の結合筒の上記係止部材の上記係止凸部に係合し、
上記移動リングが上記付勢に抗して上記筒本体の軸方向に前進され上記移動リングの上記永久磁石の N 極及び S 極が上記係止受け部材の上記永久磁石の S 極及び N 極に対向されたときに上記移動リングの上記永久磁石と上記係止受け部材の上記永久磁石との間に作用する吸引力により、上記係止受け部材の上記係止駒は上記径方向の外側に向かい移動されて別の結合筒の上記係止部材に対する係合を解除させる、
ことが出来る。
【0016】
請求項1に記載の結合金具においては、
上記係合解除機構は、上記筒本体及び上記係止部材を取り囲み上記筒本体の周方向に回動可能であり上記周方向の一方側に付勢されている移動リングを備えており、
上記移動リング及び上記係止受け部材には複数の永久磁石が配置されていて、
上記移動リングが上記一方向に回動した状態になっている時には、上記移動リングの上記永久磁石の N 極及び S 極が上記係止受け部材の上記永久磁石の N 極及び S 極に対応され上記移動リング上の上記永久磁石と上記係止受け部材の上記永久磁石との間に作用する反発力により、上記係止受け部材の上記係止駒が上記筒本体の径方向の内側に向かい付勢されて別の結合筒の上記係止部材の上記係止凸部に係合し、
上記移動リングが上記付勢に抗して上記筒本体の周方向の他方側に回動され上記移動リングの上記永久磁石の N 極及び S 極が上記係止受け部材の上記永久磁石の S 極及び N 極に対向されたときに、上記移動リングの上記永久磁石と上記係止受け部材の上記永久磁石との間に作用する吸引力により、上記係止受け部材の上記係止駒は上記径方向の外側に移動し別の結合筒の上記係止部材の上記係止凸部に対する係合を解除する、
ことが出来る。
【0017】
請求項1に記載の結合金具においては、上記一対の結合筒は、上記筒本体に固定され上記係止部材及び上記係止駒の外側に保護筒を備えている、ことが出来る。
【0018】
【作用】
請求項1に記載の結合金具においては、一対の結合筒が非結合状態にあるとき、係止部材は弾性部材により後退位置へと移動されて上記後退位置において係止部材の先端部は筒本体の先端から少し突出するよう保持されている。
そして、一対の結合筒の上記筒本体の先端を互いに軸方向に突き合わせた状態で一方の結合筒の係止部材の先端部を他方の結合筒の係止部材の間の切欠部に位置決めした後に係止部材が弾性部材の付勢力に対抗して前進された時に、上記の一方の結合筒の係止部材の係止凸部に他方の結合筒の係止駒が軸心方向に弾性的に係合するとともに上記の他方の結合筒の係止部材の係止凸部に上記一方の結合筒の係止駒が軸心方向に弾性的に係合して上記一対の結合筒が互いに結合される。
【0019】
また、上記の筒本体に設けられている係合解除機構により、上記の係止駒と相手方の結合筒の係止部材の係止凸部との係合が解除され、上述した如く結合された上記一対の結合筒を容易に切り離すことができる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の各実施例を図を参照して説明する。図1ないし図6には第1の実施例を示し、この実施例は消防ホースの結合金具である。図1は、ホース結合金具の縦断面図、図2は横断面図、図3は結合状態の斜視図、図4は切り離した状態の斜視図、図5および図6は部品図である。このホース結合金具は、一対の結合筒1A,1Bから構成されている。
【0021】
一対の結合筒1A,1Bは同一構造、同一形状であるため、その一方について説明すると、全体が例えばアルミニウム等の軽量の金属材料または合成樹脂材料によって形成されている。1は筒本体であり、水等の流体を流通させるための内筒部1aを有した円筒状で、基端部2の外径はねじ部3aを有した中間部3より大径に形成され、境界部には段差部4が形成されている。また、筒本体1の先端部5の外周面には断面が鋸歯状の凹凸部6が形成されており、この先端部5に消防ホース(図示しない)が嵌合されるようになっている。筒本体1の基端部2には係止筒体7が嵌合されている。この係止筒体7は図6に示すように、筒本体1の基端部2の嵌合される環状部8を有しており、この環状部8の内周面には筒本体1の段差部4に当接する環状凸部9が設けられている。
【0022】
さらに、係止筒体7には環状部8から軸方向に突出する係止部材としての一対の係止片10が設けられている。この一対の係止片10は筒本体1の軸心を中心として対称的に設けられており、この一対の係止片10で筒本体1の外周の略1/2を覆うように、円弧状に形成されている。したがって、1個の係止片10は周方向に略90°の範囲にわたる円弧状の断面を有し、これらの一対の係止片10は互いに周方向に略180°離間して配置されている。またこれら一対の係止片10の間は切欠部11に形成されており、この切欠部11の部分に相手方の係止片10が嵌合する。なお、相手方の係合片10相互の間には、周方向に所定の間隙が形成されており、この間隙はこれら係止片10が互いに相手方の係止片を案内し、かつ相互に干渉したり噛み込み等が生じたりしない程度の適切な間隙に設定されている。そして、これら係止片10の先端部における外周面には係止凸部12が一体に設けられている。
【0023】
また、これら係止片10と後述する係止受け部材との係合を解除し、これらの結合筒の結合を解除する係合解除機構が設けられている。この係合解除機構は、一対の解除片13を有し、これらの解除片13は係止片10と略同一幅で、同一曲率の円弧状をなし、各解除片13はそれぞれ各係止片10の外側に重ね合わされている。この解除片13は、係止片10に対して軸方向にスライド自在であり、先端面は係止凸部12の側面12aに当接可能であり、後端面は係止筒体7の環状部8より後方に突出し、筒本体1の中間部3に嵌合された解除リング14に当接している。この解除リング14は中間部3の軸方向および周方向に移動自在であり、一対の解除片13を同時に押し込むことができるようになっており、筒本体1に対しては抜け止めリング15によって抜け止めされている。
【0024】
さらに、筒本体1の基端部2の外周には保護筒16が設けられている。この保護筒16は、図5に示すように、第1の筒体17と第2の筒体18および第1と第2の筒体17,18間に介在された保持リング19とから構成されている。第1の筒体17は断面が略L字状に形成され、その内周面には筒本体1のねじ部3aに螺合されるねじ部20が設けられているとともに、外周面には第2の筒体18が螺合されるねじ部21が設けられている。さらに、第1の筒体17の側面には前記解除片13がスライド自在に挿入される円弧状の長孔22が設けられている。第2の筒体18も断面が略L字状に形成され、側面には前記係止筒体7の係止片10の外側を囲繞するように円形の開口部23が設けられ、さらに内周面には第1の筒体17のねじ部21に螺合されるねじ部24が設けられている。
【0025】
保持リング19は、リング本体25に対して一体に突出する一対の保持片26を有しており、この保持片26はリング本体25の内周面に沿う円弧状で、前記係止筒体7の係止片10に対応している。さらに、保持リング19の一対の保持片26の間の切欠部には係止筒体7の係止片10に対応して円弧状に形成された係止受け部材としての係止駒27が保持されており、これら係止駒27は弾性部材、例えば板ばね28によって筒本体1の軸心方向に付勢されている。
【0026】
係止駒27は前記係止片10における係止凸部12の側面12aに係止する係止部29と前記解除片13の先端面に対向する傾斜面30を有しており、係止片10の係止凸部12と係止駒27の係止部29との係止によって一対の筒本体1,1が結合され、解除片13の先端面によって係止駒27を板ばね28の付勢力に抗して外側へ退避させることにより、一対の筒本体1,1が切り離されるようになっている。
【0027】
さらに、筒本体1の基端部2における端面、つまり一対の筒本体1,1が結合されたときに対向する面には環状溝31が設けられ、この環状溝31にはリング状のパッキング32が埋設されている。パッキング32は、環状溝31の内部に埋設される基部31aから一体に突出する断面三角形状のリップ部32bを有しており、このリップ部32bは筒本体1の軸心方向に向かって傾斜している。
【0028】
次に、前述のように構成されたホース結合金具の作用について説明する。消防ホースの両端部には同一構造の筒本体1,1が装着される。この場合、消防ホースの両端部を筒本体1の先端部に嵌合し、その上から締付けリング等によって締結する。
【0029】
消防ホースを延長するために複数本の消防ホースを結合する場合、一対の結合筒1A,1Bを相対向し、その一方の結合筒1A,1Bの係止片10を他方の結合筒1A,1Bの切欠部11に位置決めする。次に、一対の結合筒1A,1Bを突き合わせると、一方の結合筒1Aの係止片10が他方の結合筒1Bの係止駒27の傾斜面30に当接する。さらに、一対の結合筒1A,1Bを突き合わせ方向に押し付けると、係止駒27が板ばね28の付勢力に抗して外方へ退避し、係止片10の係止凸部12が係止駒27を通過する。
【0030】
係止片10の係止凸部12が係止駒27を通過すると、係止駒27は板ばね28の付勢力によって筒本体1の軸心方向に移動し、係止駒27の係止部29が係止片10の係止凸部12の側面12aに係止する。そして、一対の筒本体1,1の基端部2,2の端面がパッキング32を介して接合する。
【0031】
この場合、結合された筒本体1,1の内筒部1aの内面に段差がなく、平滑面となっているため内部を流通する水等の流通抵抗を低減できる。しかも、パッキング32は筒本体1の軸心方向に突出するリップ部32aを有しているため、圧接により変形したリップ部32aが鋭角に筒本体1の軸心方向に向かって突出するため、筒本体1,1の内部を流通する水等の流体圧力を受けても圧接したリップ部32aが押し開かれる恐れもなく、高いシール性を維持できる。また、パッキング32の外側を係止筒体7の係止片10が略全周を覆っているので、水撃(瞬間的な高圧力)が加わった時でもパッキング32が飛び出さない。
【0032】
したがって、前述のように構成された一対の結合筒1A,1Bを相対向し、互いに突き合わせる方向に押し込むだけのワンタッチ操作によって一対の筒本体1,1を結合することができ、複数本の消防ホースを接続して延長する作業を迅速に行うことができる。
【0033】
また、結合状態の結合筒1A,1Bを切り離す場合には、結合筒1A,1Bの解除リング14,14を同時に接近する方向に押圧すると、解除片13が前進し、その先端面が係止駒27の傾斜面30に当接する。解除片13をさらに前進すると、係止駒27が板ばね28の付勢力に抗して外側へ退避し、係止駒27の係止部29と係止片10の係止凸部12との係止状態が解除される。したがって、一対の結合筒1A,1Bを軸方向に離反することにより、切り離すことができる。
【0034】
この場合、結合筒1A,1Bの解除リング14,14のうち一方の解除リング14のみを押圧しても、一方の結合筒1Aの解除片13が前進して係止駒27が外側へ退避するだけで、他方の結合筒1Bの係止駒27の係止部29は係止片10の係止凸部12と係止状態にあり、一対の結合筒1A,1Bを切り離すことができない。
【0035】
したがって、一方の解除リング14に何等かの外力が加わって解除リング14が筒本体1の軸方向に移動して解除片13が前進しても、一対の結合筒1A,1Bが不用意に切り離されることはない。このため、ビル等の火災の消火作業の際に、消防士が窓やベランダ等から吊り下げられた消防ホースを伝わって降下することがあるが、その際、消防士が結合金具に足を掛けた際に、解除リング14に足が触れてこれを解除方向に押し込んだとしても、一方の結合筒1Aまたは1Bの解除リング14を押し込むだけであり、一対の結合筒1A,1Bが切り離されることはなく安全性を向上できる。
【0036】
図7は第2の実施例を示すもので、結合金具をビル等の建設に用いる足場用のパイプの結合に用いた場合である。結合金具を構成する一対の結合筒1A,1Bの基本的構成は第1の実施例と同一であるため省略する。結合筒1A,1Bの筒本体1には足場組立て用の所定の長さのパイプ40の端部が挿入され、筒本体1とパイプ40とは溶接またはねじ込みによって固定されている。
【0037】
したがって、パイプ40の両端部に結合筒1A,1Bを固定した足場組立て部材を多数用意し、必要に応じて結合筒1Aと1Bとを結合することにより、足場の組立てが簡単に行え、また解体することも簡単で、運搬、保管もしやすいという効果がある。なお、パイプに限定されず、中実棒状体でもよく、角材でもよい。また、本実施例のような場合には、結合金具の係止と係止解除の機構を筒本体1の外側ではなく、内側に設けることもできる。
【0038】
図8は第3の実施例を示すもので、通信線入りホースの結合に用いた場合である。結合金具を構成する一対の結合筒1A,1Bの基本的構成は第1の実施例と同一であるため省略する。一対の結合筒1A,1Bを構成する筒本体1の端面には通信線の接続端子、例えば端子ピン42とこの端子ピン42が挿入可能な端子穴43が設けられている。
【0039】
結合筒1A,1Bは結合時に、その結合位置が決まっているとともに、結合筒1A,1Bを軸方向に押し込むことにより結合されるため、結合筒1A,1Bの結合と同時に端子ピン42が端子穴43に挿入されて電気的に接続される。この場合、例えば端子ピン42を(−)に、端子穴43を(+)に決めておけば位相を常に合致できる。なお、通信線の接続端子は、端子ピン、端子穴に限定されず、突没自在なピンあるいは接触片であってもよい。
【0040】
上記の各実施例では、筒本体の先端から係止部材が突出するように固定されているが、以下、これら係止部材が筒本体に対して軸方向に移動自在な実施例を説明する。図9ないし図17には本発明の第4の実施例を示す。この実施例は消防ホースの結合金具であって、特に取扱および着脱を容易にしたものである。
【0041】
この結合金具は、一対の結合筒101A,101Bとから構成されるが、これらは同一の構造、形状、寸法であり、図中これら結合筒101A,101Bの同じ部分には同じ符号を付す。また、図9は非結合状態、図10は結合の途中の状態、図11は結合状態を示す縦断面図である。なお、上記の図9ないし図11は、図13の9−9線に示すような切断線に沿う縦断面図である。
【0042】
これらの結合筒101A,101Bは全体がアルミニウム合金、その他の材料で形成されている。そして、これら結合筒は円筒状の筒本体101を備えており、この筒本体101の内周面には断面が鋸歯状の複数の突条部105が形成されている。そして、この筒本体101の内面には消防ホース102が挿入され、またこの消防ホース102の内周面には止めリング103が圧入嵌合している。そして、この消防ホース102はこの止めリング103と筒本体の内周面の突条部105との間で挟圧され、この筒本体101に水密を維持して接続されている。なお、上記の消防ホース102、止めリング103および上記の筒本体101の先端部の開口の内径はそれぞれ略等しく設定されており、後述するようにこれらの結合筒101A,101Bが結合された場合に、これら消防ホース102と結合筒の内面とが段差等を生じることなく円滑に接続され、内部を流通する水に抵抗を与えないように構成されている。
【0043】
上記の筒本体101は、それらの先端面が同心状に衝合されて接続される。そして、これらの筒本体101の先端面には環状のパッキング104が取り付けられている。これらのパッキング104は硬質の合成ゴム等の弾性材料で形成され、リップ状をなしている。したがって、これらのパッキング104は互いに衝合されて水密を維持するとともに、水圧によってこのリップ状のパッキング104が互いに押圧するように変形し、より確実に水密を維持する。
【0044】
また、上記の筒本体101の外周面には、それぞれ保護筒110が取り付けられている。これらの保護筒110は、その基端部が上記の筒本体101の外周面に螺合して取り付けられている。そして、これらの保護筒110には、一対の係止片案内孔111が形成されている。これらの係止片案内孔111は、この保護筒110の内周面に形成された円弧状の溝であり、この溝と上記の筒本体101の外周面との間で円弧状の係止片案内孔111が形成される。この係止片案内孔111は、この保護筒110の全長にわたってこの保護筒110を軸方向に貫通して形成されている。またこれら一対の係止片案内孔111は、周方向に90°よりやや狭い範囲にわたって形成され、また互いに周方向に180°離間して対称に配置されている。
【0045】
また、上記の保護筒110の内周面には、一対の係止片挿入孔112が形成されている。これらの係止片挿入孔112は、上記の係止片案内孔111と同様に、この保護筒110の内周面に形成された溝と上記の保護筒110の外周面との間に形成された円弧状の孔である。これらの係止片挿入孔112は、周方向に90°よりやや狭い範囲にわたって形成されており、また互いに180°離間して対称に配置され、かつ上記の係止片案内孔111とは互いに90°離間して形成されている。そして、これらの係止片挿入孔112は、上記の係止片案内孔111とは相違して保護筒110の先端面から軸方向の所定の長さの部分にのみ形成され、この保護筒110の全長を貫通していない。なお、上記の結合筒101A,101Bを結合する際には、一方の結合筒101Aと他方の結合筒101Bはこれら係止片案内孔111と係止片挿入孔112とが互いに周方向に90°離間した状態で衝合され、よって一方の結合筒101Aの係止片案内孔111と他方の結合筒101Bの係止片挿入孔112とが互いに対向する。
【0046】
また、上記の筒本体101の外周面には、それぞれ係止部材120が軸方向に移動自在に嵌合している。図12には、両方の結合筒101A,101Bの係止部材120のみを示す。これらの係止部材120は、その基端部に円環状の円環部121を備え、これらの円環部121から先端部に向かってそれぞれ一対の係止片122が一体に突設されている。これらの係止片122は、断面が円弧状をなし、周方向の90°よりやや狭い範囲にわたって形成され、また互いに周方向に180°離間して対称に配置されている。また、これらの係止片122は、基端部に肉厚部123が形成され、また先端側部には肉薄部124が形成され、さらにこの肉薄部124の先端部には周方向に連続した係止凸部125が形成されている。また、これら係止片122の間は、切欠部128に形成されている。
【0047】
そして、これら係止部材120は、その内周面が上記の筒本体101の外周面に摺動自在に嵌合するとともに、その係止片122が前記の保護筒110の一対の係止片案内孔111内に摺動自在に挿通されている。したがって、これらの係止部材120は、上記の筒本体101の外周面と保護筒110の係止片案内孔111とに案内され、この筒本体101の軸方向に移動自在に案内されている。また、この係止部材120の円環部121と筒本体101との間には弾性部材たとえばコイル状のスプリング127が介在され、このスプリング127によってこの係止部材120が後退する方向に付勢されている。したがって、図9に示すようにこれら結合筒101A,101Bが非結合状態の場合には、これら係合部材120の係止片122は筒本体101の先端面から非突出状態となっており、これらの係止片122は保護筒110の係止片案内孔111内に収納されている。なお、126はこの係止部材120の抜け止めをなす止め螺子であって、これらの止め螺子126によりこの係止部材120の後退位置が規制される。この実施例では、この係止部材120の後退位置において、これらの係止片122の先端部が筒本体101の先端面から少し突出するように設定されている。
【0048】
また、上記の保護筒110には、上記の係止片挿入孔112に対応した位置に係止駒収容孔131が径方向に形成されており、これらの係止駒収容孔131内にはそれぞれ係止受け部材たとえば円弧状の係止駒130が軸方向に摺動自在に収容されている。これらの係止駒130は、その内周面が斜面状に形成されており、その内周面部が上記の係止片挿入孔112内に突出している。なお、上記の係止駒130の幅は、上記の係止片122の幅より狭く形成されている。
【0049】
これら結合筒101A,101Bを結合する際には、これらを互いに周方向に90°回動させた状態で筒本体101を衝合させるので、保護筒110の係止片案内孔111と相手側の係止片挿入孔112とが対向する。そして、この状態で上記のスプリング127の付勢力に抗して係止部材120を軸方向に前進させると、図10に示すように、係止片122が突出して相手側の係止片挿入孔112内に挿入嵌合される。したがって、これら係止片122の先端部が上記の係止駒130の斜面部に当接してこの係止駒130を径方向外側に移動させ、この係止片122の先端部の係止凸部125がこの係止駒130を越すと、この係止駒130が径方向内側に移動して図11に示すようにこの係止駒130が係止片122の係止凸部125に係合し、結合筒101A,101Bが結合される。
【0050】
次に、上記の係止駒130を径方向内側に付勢し、また係止片122の係止凸部125とこの係止駒130との係合を解除する係合解除機構140について説明する。この係合解除機構140には、図15に示すような弾性リング141を備えている。この弾性リング141は、板ばね材を略楕円形のリング状に形成したものである。また、この弾性リング141の外側には、合成樹脂、合成ゴム等の可撓性の材料で形成された断面が略T字状のグリップリング142が重ねられ、複数の螺子143により結合されている。そして、この弾性リング141の内周面には前記の係止駒130が螺子143により取り付けられており、これらの係止駒130はこの楕円形の弾性リング141の短軸上に配置されている。
【0051】
したがって、上記の弾性リング141の弾性力により、上記の係止駒130は径方向内側に付勢されている。よって、前述のように係止片挿入孔112内に挿入された係止片122の係止凸部125にこの弾性リング141の付勢力によって係止駒130が係合する。また、この係止駒130の係合を解除する場合には、上記の楕円形の弾性リング141の長軸上の2か所を手で把持し、この弾性リング141を長軸方向に押し潰すように変形させる。これにより、この弾性リング141はその短軸方向に拡径するように変形し、この短軸上の箇所に取り付けられている係止駒130が径方向外側に移動し、係止片122の係止凸部125との係合が解除される。
【0052】
この実施例のものは、上記のように結合筒101A,101Bの非結合状態では係止部材120の係止片122が保護筒110内に後退して筒本体101の先端面から突出していないので、この係止片122が他の物に衝突して損傷したり、また他の物に引っ掛かるようなことがない。
【0053】
また、これら結合筒101A,101Bを結合する際には、これら結合筒の筒本体101を係止片122が図12に示すように互いに90°ずれるようにして同心状に衝合させる。次に、この状態で図10に示すように、係合部材120をスプリング127の付勢力に抗して前進させる。この前進した係合部材120の係止片122は、相手側の筒本体101の外周面に嵌合するとともに、相手側の係止片挿入孔112内に挿入嵌合される。そして、この係止片122がさらに前進すると、図11に示すように、これら係止片122の先端分の係止凸部125が係止駒130と係合し、これら結合筒101A,101Bが結合される。
【0054】
この場合に、上記の係止片122は、互いに相手側の筒本体101の外周面に嵌合しつつ前進するので、これら前進する係止片122により筒本体101が互いに同心状態に保持され、結合作業が容易となる。また、これら係止部材120の係合片122は、図12に示すように互いに嵌合するような形状をしているので、これらが前進すれば、これら係止片122が互いに周方向に90°ずれた状態に嵌合してこの状態を維持したまま前進するので、結合作業が終了するまでこれら結合筒101A,101Bが互いに所定の回動角度関係に保持され、結合作業が一層容易である。
【0055】
また、この実施例では、非結合状態においても、上記の係止片122の先端部が筒本体101の先端面から少し突出しているので、このような非結合状態の結合筒101A,101Bを最初に衝合させた状態でこれら突出している係止片122の先端部が相手側の筒本体101に嵌合するとともに、相手側の係止片122とも嵌合する。よって、この状態ですでに筒本体101は同心状でかつ所定の回動角度状態に位置合わせされた状態で嵌合してこの状態が維持されるので、後はこれら係止部材120を前進させるだけでよく、結合作業がより一層容易となる。
【0056】
また、この実施例では上記の係合片122は一対のものが設けられ、互いに90°ずれた状態で嵌合される。人間は一般に互いに直交する縦横の軸を基準にして空間を認識するので、上記のような互いに90°ずれて、すなわち直交して嵌合する一対の係合片の位置合わせは容易であり、消防ホースの結合金具のように条件の悪い状態で迅速に結合する必要のあるものに好適する。
【0057】
また、これらの結合筒の結合を解除する場合には、上記の係合解除機構140の弾性リング141の長軸上の2か所を手で把持してこの楕円形の弾性リング141を長軸方向に押し潰すように押圧する。これにより、上記のように係止駒130が径方向外側に移動し、係止凸部125との係合が解除され、これらの結合筒101A,101Bの結合が解除される。
【0058】
このような係合解除機構140は、構造が簡単であるとともに係合解除作業も容易である。また、弾性リング141やグリップリング142はリング状をなしているので、ホースを引き摺った場合に他の物に引っ掛かる可能性が少ない。また、この弾性リング141の長軸上の2か所を同時に押圧しなければ係合が解除されないので、この弾性リング141が他の物に押圧されても不所望に係合が解除されることもなく、信頼性が高い。
【0059】
また、図18ないし図21には、本発明の第5の実施例の係合解除機構140を示す。このものは、前記の第4の実施例の係合解除機構と略同様な構成であるが、弾性リング151が図19および図21に示すように初期状態で断面が円弧状の板ばね材から構成されている。なお、この弾性リング151は直線状の板ばね材を楕円形に形成し、この板ばね材の両端部を一方の係止駒130の部分で2個の螺子により固定している。また、前記のグリップリング142の内周面および係止駒130の外周面もこの板ばね材の断面形状に対応した円弧状の断面形状をなしており、この係止駒130の部分ではこの板ばね材はこれらの間に挟圧され、常に円弧状の断面形状に維持されるように構成されている。また、この板ばね材は楕円形に成形されているので、この楕円形の弾性リング151の長軸上の2か所では、上記の板ばね材がバックリングを起こし、図20に示すように平板状の断面形状に変形されている。
【0060】
上記のような第5の実施例の係合解除機構140は、その作動等は前記の第4の実施例の係合楷書機構と略同様であるが、この弾性リング151の長軸上の2か所を押圧して係合解除の状態にした場合には、この楕円形の弾性リング141が略円形に変形するので、この長軸上の2か所の部分が再度バックリングを生じて図21に示すように断面が円弧状に変形する。これにより、この弾性リング151の2か所を押圧して係合を解除する際に上記のバックリングにより節動感が与えられ、操作性が向上する。
【0061】
また、図22ないし図27には第6の実施例の係合解除機構140を示す。この係合解除機構140は、移動リング161を備えており、この移動リング161は前記の保護筒の外周面に軸方向に移動自在に取り付けられている。また、図23に示すように、この移動リング161はスプリング162によって軸方向の後退方向に付勢され、また止め螺子165によってこの後退位置が規制されている。また、前記の係止駒130は、上記の保護筒110内に径方向に移動自在に保持されている。
【0062】
そして、上記の係止駒130内には永久磁石163が埋設され、またこの係止駒130に対応した部分の上記移動リング161内にも永久磁石163が埋設されている。これらの永久磁石163は、細長円弧状のもので、それらの長手方向が周方向に沿って配置されている。また、上記の係止駒130内にはたとえば軸方向に2列の永久磁石163が配列され、また移動リング161内にはたとえば軸方向に3列の永久磁石163が配列されている。そして、これら永久磁石163は、図24および図25に示すように、そのN極とS極とが交互に反対になるように配置されている。なお、図中で黒く塗り潰した部分がN極、白抜きの部分がS極を示す。
【0063】
この実施例のものは、通常は上記の移動リング161がスプリング162の付勢力により図22および図23に示すように後退位置に位置している。この状態では、上記の係止駒130の2列の永久磁石163には、移動リング161の先端側から1列目と2列目の永久磁石163が対応する。そして、この場合には、この係止駒130の永久磁石163と移動リング161の永久磁石163のN極同志、S極同志が対応し、これらの永久磁石163は互いに反発し、この反発力によって係止駒130は径方向内側に付勢されている。したがって、この状態で結合筒101A,101Bが結合されて係止片122が挿入されると、この係止駒130は上記の磁気的な反発付勢力によりこの係止片122と係合する。
【0064】
この係合を解除する場合には、図26および図27に示すように、上記の移動リング161をスプリング162の付勢力に抗して軸方向に前進させる。この状態では、係止駒130の2列の永久磁石163にはこの移動リング161の先端側から2列目と3列目の永久磁石163が対応し、係止駒130の永久磁石163と移動リング161の永久磁石163のN極とS極とが互いに対応する。よって、これらの永久磁石の間には磁気的な吸引力が生じ、この吸引力により係止駒130が径方向外側に移動し、係止片122との係合が解除される。
【0065】
この実施例のものは、係止駒130の係合のための付勢力および係合解除のための付勢力を永久磁石の磁気的な反発力および吸引力を利用しているので、構造が簡単であり、またスプリングの折損等による故障等がなく、信頼性が高い。
【0066】
また、図28ないし図33には第7の実施例の係合解除機構140を示す。この係合解除機構140は、回転リング171を備えており、この回転リング171は保護筒110の外周面に回動自在に取り付けられている。また、この回転リング171の内周面の2か所には凸部176が突設されており、これらの凸部176は保護筒110に形成された凹溝177内に嵌合し、この回転リング171はこの凹溝177の長さだけ回動自在となっている。そして、上記の凸部176および保護筒110の凹溝177の両端部内には永久磁石172が埋設され、これらの永久磁石の反発力および吸引力によりこの回転リング171が一方側、たとえば図28および図32中で時計方向に回動するように付勢されている。
【0067】
また、前記の係止駒130内およびこの係止駒130の位置に対応する部分の回転リング171内には永久磁石173が埋設されている。これらの永久磁石173は細長状をなし、その長手方向が軸方向に沿うように配置され、また周方向に複数列に配置されている。この実施例では、係止駒130内に5列、回転リング171内に6列の永久磁石173が配列され、これらの永久磁石173はそのN極とS極が交互に反対となるように配置されている。
【0068】
上記の実施例において、通常の場合には上記の回転リング171は上記の永久磁石172の磁気的な反発力および吸引力により、一方向に回動した状態となっている。そして、この状態では、図28および図29に示すように、係止駒130の永久磁石173と回転リング171の永久磁石173とがそれらのN極同志、S極同志が対応する状態となり、これらの永久磁石173の反発力により係止駒130が径方向内側に付勢されており、結合の際にはこの付勢力によりこの係止駒130が係止片122と係合する。
【0069】
そして、この係合を解除する場合には、上記の回転リング171を上記の永久磁石172の付勢力に抗してたとえば反時計方向に回動させる。これにより、この回転リング171の永久磁石173と、係止駒130の永久磁石173とがそのN極とS極が互いに対応する状態となり、これらの永久磁石173の吸引力により係止駒130が径方向外側に移動し、この係止駒130と係止片122との係合が解除される。
【0070】
この実施例のものは、係止駒130の付勢および回転リング171の付勢の両方に永久磁石を使用しており、スプリングを一切使用する必要がなく、スプリングの折損等による故障がなく、信頼性が高い。
【0071】
また、図34ないし図37には第8の実施例の係合解除機構140を示す。この係合解除機構140は、合成ゴム材料等の弾性材料からなる弾性リング181を備えている。この弾性リング181は、弾性的に拡径可能なもので、前記の保護筒110の外周面に回動自在に嵌合している。この弾性リング181の2か所には、楔状の斜面部材182が取り付けられ、また上記の保護筒110の外周にはこれら斜面部材182と対応した凹状の斜面部183が形成されている。
【0072】
また、この弾性リング181の内周面には前記の係合駒130が取り付けられており、この係合駒130は上記の弾性リング181の弾性力で径方向内側に付勢され、係止片122と係合するように構成されている。そして、上記の係合片122の先端部には、周方向に所定の間隔で配列された複数の係合凸部186が突設されている。また、上記の係合駒130には、所定の間隔で切欠部187が形成されており、これらの切欠部187の幅および深さは、上記の係合凸部186の幅および高さよりも大きく設定されている。
【0073】
上記の実施例は、通常は図34に示す如く、弾性リング181の斜面部材182がこの弾性リング181の弾性力により斜面部183に対して滑り落ちた状態となっており、この状態では弾性リング181は略円形で、その周長は最も短くなっている。この状態では、係止駒130の切欠部187は係止片122の係止凸部186とは対応しておらず、したがって、この係止駒130は上記のように弾性リング181の弾性力によってこれら係止凸部186と係合する。
【0074】
そして、この係合を解除する場合には、図36および図37に示すように弾性リング181をたとえば反時計方向に回動させる。上記の係止駒130はこの弾性リング181の回動にともなって周方向に移動し、この係止駒130の切欠部187が係止片122の係止凸部186と対応し、この係合が解除される。また、この弾性リング181の回動により、上記の斜面部材182が斜面部183に乗り上げ、この斜面部材182が径方向外側に移動する。なお、この場合には弾性リング181の周長は長くなり、この弾性リング181は引き伸ばされる。この状態で手を放せば、斜面部材182はこの弾性リング181の弾性力により斜面部183を滑り落ちるように径方向内側および周方向に移動し、この弾性リング181が時計方向に回動して図34および図35に示すような最初の状態に復帰する。
【0075】
また、図38ないし図41には本発明の第9の実施例を示す。このものは、前記の第4の実施例のものと略同様な構成であるが、係止駒130を付勢し、またその係合を解除する係合解除機構260の構成が相違しているものである。すなわち、このものは保護筒110の外周面に環状の回動部材261が回動自在に取り付けられている。なお、この回動部材261は複数のボール263によって案内され、少ない抵抗で回動可能となっている。また前記の係合駒130は、この回動部材261に保持されており、この回動部材261の回動とともに周方向に移動するように構成されている。なお、これらの係止駒130は、板ばね264によって径方向内側に付勢され、挿入された係止片122の係止凸部125と係合するように構成されている。なお、この回動部材261の外周には、滑り止めをなす合成ゴム等の材料で形成されたグリップカバー262が取り付けられている。
【0076】
また、上記の回動部材261と保護筒110の間には、ピアノ線を渦巻状に成形したぜんまいばね266が介装され、このぜんまいばね266によってこの回動部材261がたとえば図41中で時計方向に回動するように付勢されている。また、この回動部材261は、止め螺子263によりその回動停止位置が規制されており、この回動停止位置では上記の係止駒130は係止片挿入孔112と対応し、挿入される係止片122の係止凸部125と係合可能となっている。
【0077】
この実施例のものは、上記の回動部材261を上記のぜんまいばね266の付勢力に抗してたとえば略90°回動させると、この回動部材261とともに係止駒130が周方向に移動し、係止片122の係止凸部125との係合が解除される。このものは、前記の第4の実施例と同様に係合解除機構の回動部材261が環状をなしているので、消防ホースを引き摺ったような場合でもこの回動部材261が他の物に引っ掛かる可能性が少なく、またこの回動部材261を回動しない限り係合が解除されることはないので、この回動部材261が他の物と当接しても係合が不所望に解除されることはない。
【0078】
なお、上記の実施例は、上記の点以外は前述した第4の実施例と同様の構成であり、図中第4の実施例と対応する部分には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0079】
また、図42ないし図44には本発明の第10の実施例を示す。このものは、筒本体に移動筒271が軸方向に移動自在および回動自在に嵌合しており、この移動筒271はスプリング127により後退方向に付勢され、また止めリング275によりその後退位置が規制されている。そして、この移動筒271の外周には、保護筒110が一体に取り付けられている。この保護筒110は内筒276と外筒272とから構成されている。なお、273は保持リングである。そして、この保護筒110は、この移動筒271と共に軸方向に移動する。そして、この保護筒110内には、前述と同様に係止駒130が設けられ、この係止駒130は板ばね274によって径方向内側に付勢されている。
【0080】
また、上記の移動筒271の外周面には係止部材120が取り付けられ、この係止部材120もこの移動筒271とともに軸方向に移動し、またこの移動筒271とともに回動可能である。なお、この場合の係止部材120の係止片122の先端は、この移動筒271が後退位置の場合に筒本体101の先端面と略同一平面内に位置している。
【0081】
また、上記の係止駒130と上記の係止片122との係合を解除する係合解除機構280は以下のように構成されている。すなわち、この係合解除機構280は一対の解除片282を備え、これらの解除片282は上記の係止片122と略同様な円弧状の断面形状をなし、これらの係止片122の外側面にこれら係止片122に対して軸方向に摺動自在に重ねられている。また、これらの解除片282の基端部は、環状部材283に取り付けられている。この環状部材283は、前記の移動筒271の外周面に軸方向に移動自在に案内されている。したがって、これら環状部材283および解除片282は、上記の移動筒271、係止部材120および保護筒110に対して軸方向に移動自在に案内されている。
【0082】
この実施例のものは、結合筒101A,101Bが非結合状態の場合には、係止部材120が移動筒271および保護筒110と一緒に後退しており、その先端が筒本体101の先端面からは突出していない。そして、これら結合筒101A,101Bが結合される際には、筒本体101の先端面を互いに衝合した後、上記の係止部材120を移動筒271および保護筒110とともに軸方向に前進させて係止片122の先端部を係止駒130に係合する。この場合、これら係止片122および保護筒110内の係止駒130は、移動筒271とともに筒本体に対して回動自在であるので、これらの筒本体101を衝合させた後にこれら係止片122および保護筒110内の係止駒130を移動筒271とともに回動させて周方向の位置合わせができるので、結合作業が容易となる。
【0083】
また、この係合を解除する場合には、上記の解除片282を前進させることにより、この解除片282の先端部が係止駒130の斜面部に当接してこの係止駒130を径方向外側に移動させ、この係止駒130と係止片122との係合が解除される。
【0084】
なお、上記の実施例は、上記の点以外は前述した第4の実施例と同様の構成であり、図中第4の実施例と対応する部分には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の請求項1によれば、結合筒相互を軸方向に押し込む、ワンタッチ操作で結合できる。また、一対の結合筒が同一構造であるため、従来の雄金具と雌金具を製作し、例えばホースの一端部に雄金具を、他端部に雌金具を装着する必要がなく、同一の結合筒を装着するだけであり、結合時に雄金具と雌金具とを組み合わせる必要がないため、夜間等においても迅速に結合できると共に、部品の標準化ができるためコストダウンを図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す結合金具の縦断面図。
【図2】同実施例の結合金具の横断面図。
【図3】同実施例の結合金具の結合状態の斜視図。
【図4】同実施例の結合状態の切離した状態の斜視図。
【図5】同実施例の保護筒を構成する部品の正面図および断面図。
【図6】同実施例の係止部材の正面図および断面図。
【図7】この発明の第2の実施例の結合金具の縦断面図。
【図8】この発明の第3の実施例の結合金具の斜視図。
【図9】この発明の第4の実施例の結合金具の非結合状態の縦断面図。
【図10】この発明の第4の実施例の結合金具の結合途中の状態の縦断面図。
【図11】この発明の第4の実施例の結合金具の結合状態の縦断面図。
【図12】この発明の第4の実施例の結合金具の係止部材の斜視図。
【図13】図11の13−13線に沿う断面図。
【図14】図11の14−14線に沿う断面図。
【図15】この発明の第4の実施例の係合解除機構の正面図。
【図16】図15の16−16線に沿う断面図。
【図17】図15の17−17線に沿う断面図。
【図18】この発明の第5の実施例の係合解除機構の正面図。
【図19】図18の19−19線に沿う断面図。
【図20】図18の20−20線に沿う断面図。
【図21】図18の20−20線に沿う別の状態の断面図。
【図22】この発明の第6の実施例の係合解除機構の横断面図。
【図23】この発明の第6の実施例の係合解除機構の縦断面図。
【図24】図22の24−24矢視図。
【図25】図22の25−25矢視図。
【図26】この発明の第6の実施例の係合解除機構の別の状態の横断面図。
【図27】この発明の第6の実施例の係合解除機構の別の状態の縦断面図。
【図28】この発明の第7の実施例の係合解除機構の横断面図。
【図29】この発明の第7の実施例の係合解除機構の縦断面図。
【図30】図28の30−30矢視図。
【図31】図28の31−31矢視図。
【図32】この発明の第7の実施例の係合解除機構の別の状態の横断面図。
【図33】この発明の第7の実施例の係合解除機構の別の状態の縦断面図。
【図34】この発明の第8の実施例の係合解除機構の横断面図。
【図35】この発明の第8の実施例の係合解除機構の縦断面図。
【図36】この発明の第8の実施例の係合解除機構の別の状態の横断面図。
【図37】この発明の第8の実施例の係合解除機構の別の状態の縦断面図。
【図38】この発明の第9の実施例の縦断面図。
【図39】この発明の第9の実施例の結合状態の縦断面図。
【図40】図39の40−40線に沿う断面図。
【図41】図39の41−41線に沿う断面図。
【図42】この発明の第10の実施例の縦断面図。
【図43】この発明の第10の実施例の結合状態の縦断面図。
【図44】図43の44−44線に沿う断面図。
【符号の説明】
1A,1B,101A,101B…結合筒
1,101…筒本体
1a…内筒部
10,122…係止片(係止部材)
13,282…解除片
16,110…保護筒
27,130…係止駒(係止受け部材)

Claims (7)

  1. 一対の結合筒からなる結合金具において、
    上記一対の結合筒は同一構造であり、各結合筒は円筒状の筒本体と、この筒本体の外周面から軸方向に突設された少なくとも一対の係止部材、および上記の筒本体に設けられた係止受け部材を備えており、
    上記の係止部材の先端部の外周面には係止凸部が形成されており、
    また、上記の係止受け部材は相手方の結合筒の係止部材の係止凸部に軸心方向に弾性的に係合する係止駒から構成されており、
    また、上記の筒本体には、上記の係止駒と相手方の結合筒の係止部材の係止凸部との係合を解除する係合解除機構が設けられており、
    上記係止部材は上記筒本体に対し軸方向に移動可能であり、上記係止部材を後退する方向に付勢する弾性部材を備えていて、
    上記の結合筒が非結合状態にあるとき、上記係止部材は上記弾性部材により後退位置へと移動されて上記後退位置において上記係止部材の先端部は上記筒本体の先端から少し突出するよう保持されていて、
    これらの結合筒の上記筒本体の先端を互いに軸方向に突き合わせた状態で一方の結合筒の上記係止部材の先端部を他方の結合筒の上記係止部材の間の切欠部に位置決めした後に上記係止部材が上記弾性部材の付勢力に対抗して前進された時に、上記の一方の結合筒の係止部材の係止凸部に他方の結合筒の係止駒が軸心方向に弾性的に係合するとともに上記の他方の結合筒の係止部材の係止凸部に上記一方の結合筒の係止駒が軸心方向に弾性的に係合して上記一対の結合筒が互いに結合される、
    ことを特徴とする結合金具。
  2. 上記結合筒の上記係止部材は一対あり、また上記結合筒の係止受け部材は一対あり、
    上記一対の係止部材は上記筒本体の周方向において略180度相互に離れていて、そして、
    上記一対の係止部材の夫々は上記筒本体の周方向において略90度の範囲にわたる円弧上の断面を有している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の結合金具。
  3. 上記係止受け部材の上記係止駒は上記筒本体の径方向の内側に付勢されて別の結合筒の上記係止部材の上記係止凸部に係合し、
    上記係合解除機構は、上記筒本体の軸方向に移動可能な係合解除片を有していて、上記一対の結合筒の夫々の上記係合解除片は、相手方の結合筒の上記係止受け部材に向かい上記軸方向に移動され上記他方の上記係止受け部材に当接して上記係止駒を上記付勢に抗して上記径方向の外側に移動させ、上記係止部材の上記係止凸部に対する上記係止受け部材の係止駒の係止を解除する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の結合金具。
  4. 上記係合解除機構は、上記筒本体及び上記係止部材を取り囲む楕円形状弾性リングを備えていて、
    上記係止受け部材は上記楕円形状弾性リングの内周面の短軸上に配置されていて、
    上記係止受け部材の上記係止駒は上記楕円形状弾性リングの弾性力により径方向内側に付勢されて、別の結合筒の上記係止部材の上記係止凸部に係合し、
    上記楕円形状弾性リングの長軸上の2箇所を上記楕円形状弾性リングの長軸方向に沿い押し潰すよう変形させることにより上記楕円形状弾性リングは短軸方向において拡径するように変形して上記係止受け部材の上記係止駒を径方向外側に移動させて別の結合筒の上記係止部材の上記係止凸部に対する係合を解除させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の結合金具。
  5. 上記係合解除機構は、上記筒本体及び上記係止部材を取り囲み上記筒本体の軸方向に沿い移動可能であり後退位置に付勢されている移動リングを備えており、
    上記係止受け部材の上記係止駒は上記筒本体の径方向に移動可能であり、
    上記移動リング及び上記係止受け部材には複数の永久磁石が配置されており、
    上記移動リングが上記付勢により上記後退位置に位置している状態では、上記移動リングの上記永久磁石のN極及びS極が上記係止受け部材の上記永久磁石のN極及びS極が対応し上記移動リング上の上記永久磁石と上記係止受け部材の上記永久磁石との間に作用する反発力により、上記係止受け部材の上記係止駒は上記径方向の内側に向かい付勢されて別の結合筒の上記係止部材の上記係止凸部に係合し、
    上記移動リングが上記付勢に抗して上記筒本体の軸方向に前進され上記移動リングの上記永久磁石のN極及びS極が上記係止受け部材の上記永久磁石のS極及びN極に対向されたときに上記移動リングの上記永久磁石と上記係止受け部材の上記永久磁石との間に作用する吸引力により、上記係止受け部材の上記係止駒は上記径方向の外側に向かい移動されて別の結合筒の上記係止部材に対する係合を解除させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の結合金具。
  6. 上記係合解除機構は、上記筒本体及び上記係止部材を取り囲み上記筒本体の周方向に回動可能であり上記周方向の一方側に付勢されている移動リングを備えており、
    上記移動リング及び上記係止受け部材には複数の永久磁石が配置されていて、
    上記移動リングが上記一方向に回動した状態になっている時には、上記移動リングの上記永久磁石のN極及びS極が上記係止受け部材の上記永久磁石のN極及びS極に対応され上記移動リング上の上記永久磁石と上記係止受け部材の上記永久磁石との間に作用する反発力により、上記係止受け部材の上記係止駒が上記筒本体の径方向の内側に向かい付勢されて別の結合筒の上記係止部材の上記係止凸部に係合し、
    上記移動リングが上記付勢に抗して上記筒本体の周方向の他方側に回動され上記移動リングの上記永久磁石のN極及びS極が上記係止受け部材の上記永久磁石のS極及びN極に対向されたときに、上記移動リングの上記永久磁石と上記係止受け部材の上記永久磁石との間に作用する吸引力により、上記係止受け部材の上記係止駒は上記径方向の外側に移動し別の結合筒の上記係止部材の上記係止凸部に対する係合を解除する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の結合金具。
  7. 上記一対の結合筒は、上記筒本体に固定され上記係止部材及び上記係止駒の外側に保護筒を備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の結合金具。
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