JP3568385B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
シリコン基板上にFETのゲートを形成し、このゲートに対して上層からコンタクトホールを介して配線を接続する場合、従来は図4に示すような方法が採用されていた。図4(a)に示すように、シリコン基板1の表面を熱酸化して厚さ7〜15nmのゲート酸化膜2を形成し、ポリシリコンをCVD法により形成した後、リン(P)または砒素(As)をイオンインプランテーションにより注入してポリシリコン膜3を形成する。このポリシリコン膜3の上に、高融点金属としてタングステンシリサイド(WSi)をスパッタリング法、あるいはCVD法により形成し、これを第1配線層4とする。
【0003】
上記の積層膜に対してフォトリソグラフィの手法を用いて図4(b)に示すようにゲートGを形成し、800℃〜900℃で熱酸化して絶縁被膜5を形成する。続いて、図4(c)に示されるように、BPSG(ボロフォスフォシリケートガラス)層をCVD法により形成し、熱処理して第1絶縁層6とし、この第1絶縁層6と絶縁被膜5とを貫通してゲート上に開口するコンタクトホール7を形成する。この上に図4(d)に示されるように、CVD法でポリシリコン膜を形成してリンを拡散させ、あるいは砒素をイオンインプランテーションにより注入して第2配線層8を形成した後、フォトリソグラフィの手法を用いて第2配線層8に電極パターンを形成する。最後に、図4(e)に示すようにBPSG層をCVD法により形成し、熱処理して第2絶縁層9とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の配線形成方法では、第2絶縁層9を形成する際の熱処理により、第2配線層8に注入されたリン、あるいは砒素といった不純物が第1配線層4内に拡散し、第1配線層4と第2配線層8との間のコンタクト抵抗が大きくなり、しかも、オーミック接合が得られなくなるために所定のトランジスタ特性が得られなくなるという問題がある。
【0005】
また、第1配線層4をスパッタリング法により形成する場合、スパッタターゲット中のシリコンがチャージアップして異常放電が生じ、このシリコンがパーティクルとしてウェハ上に付着して配線ショートの原因となるという問題がある。第1配線層4を形成するためのスパッタターゲットは、タングステン(W)とシリコンと(Si)のモル比が1:2.6〜2.8である。一方、純粋な化合物としてのタングステンシリサイド(WSi)のモル比は1:2であるため、ターゲットはこの純粋なタングステンシリサイド(WSi)に所定の比率でシリコン粒子を混合し、加圧焼成して製造される。混合されるシリコン粒子は電導度が極めて低いため、通常のDCマグネトロンスパッタリング法ではチャージアップを招く。
【0006】
この発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、絶縁層の熱処理によっても下層の配線層に含まれる不純物が金属シリサイドのゲート電極側に拡散することがない半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかる半導体装置の製造方法の第1の態様は、シリコンを半導体にする不純物を含む金属シリサイドから成る第1配線層を形成する第1配線層形成段階と、第1の配線層を絶縁層により覆う絶縁層形成段階と、絶縁層の表面から第1配線層に達するコンタクトホールを形成するコンタクトホール形成段階と、コンタクトホール内を含む絶縁層の表面に、不純物を含む第2配線層を形成する第2配線層形成段階とを含み、第1配線層の不純物濃度が第2配線層の不純物濃度とほぼ同等、あるいはそれ以上に設定されていることを特徴とする。
【0009】
上記の方法によれば、第1配線層の不純物濃度を予め高く設定しておくことにより、第2配線層が形成された後に加熱処理された場合にも、第2配線層からの不純物の拡散を防ぐことができ、上記の第1の目的を達成することができる。
【0010】
第1配線層に含まれる不純物は、第1配線層の形成時、あるいは形成後に導入される。第1配線層はスパッタリング法、あるいはCVD法により形成することができるが、不純物を第1配線層の形成時に導入する場合には、不純物を含む金属シリサイドのスパッタターゲットを用いてスパッタリング法により形成され、あるいは化学反応により金属、シリコン、不純物を含む金属シリサイド膜が形成されるガスを用いてCVD法により形成される。
【0011】
不純物を含む金属シリサイドによりスパッタターゲットを生成すれば、通常のDCマグネトロンスパッタリング装置を利用した場合にも、チャージアップによるパーティクルの発生を抑えることができ、第2の目的を達成することができる。このようなスパッタターゲットは、加圧焼成により物理的に、あるいはCVD法を用いて化学的に生成することができる。前者の場合、スパッタターゲットは、シリコンに不純物を添加してドープトシリコン粒子を生成し、ドープトシリコン粒子と金属とを熱反応させて金属シリサイド粒子を形成し、金属シリサイド粒子を加圧焼成することにより、あるいは金属シリサイド粒子にドープトシリコン粒子を混合して加圧焼成することにより生成される。後者の場合、スパッタターゲットは、化学反応により金属、シリコン、不純物を含む金属シリサイド膜がベース上に形成されるようなガスを用いてCVD法により生成される。
【0012】
第1配線層に含まれる不純物が第1配線層の形成後に添加される場合には、不純物を含まない金属シリサイド膜を形成する金属シリサイド膜形成段階と、形成された金属シリサイド膜に不純物を添加する不純物添加段階とが含まれる。不純物の添加は、金属シリサイド膜に接して形成される膜から拡散させる方法と、金属シリサイド膜にイオンインプランテーションにより直接注入する方法とを選択することができる。
【0013】
不純物を隣接する膜から拡散させるには、不純物を含むドープトシリコン膜を金属シリサイド膜上に形成するシリコン膜形成段階と、ドープトシリコン膜を熱酸化してシリコン酸化膜を形成すると共に、ドープトシリコン膜に含まれる不純物を金属シリサイド膜内に拡散させる熱処理段階とを含む方法を利用することができる。なお、第1配線層に対するパターンニングは、ドープトシリコン膜の形成前、あるいは、形成後にフォトリソグラフィの手法を用いて行うことができる。
【0014】
この発明にかかる半導体装置の製造方法の第2の態様は、不純物を含まない金属シリサイドから成る第1配線層を形成する第1配線層形成段階と、第1の配線層を絶縁層により覆う絶縁層形成段階と、絶縁層の表面から第1配線層に達するコンタクトホールを形成するコンタクトホール形成段階と、コンタクトホール内を含む絶縁層の表面に、不純物濃度が徐々に低くなるように添加ガスの流量を制御しつつCVD法により第2配線層を形成する第2配線層形成段階と、第2配線層に含まれる不純物を第1配線層へ拡散させる拡散段階とを含み、第2配線層形成時の不純物濃度が拡散段階後における第1、第2配線層の良好なコンタクト特性を保てる程度に設定されていることを特徴とする。
【0015】
第2の態様は、第1配線層に接触する層から不純物を拡散させる点で前述の方法とも近似する。ただし、第2の態様は、従来問題となっていた第2配線層から第1配線層への不純物の拡散を容認し、拡散した後にも十分な不純物濃度が得られるように第2配線層の不純物濃度を十分に高く設定した点で、第1配線層の不純物濃度を予め高くしておくことにより第2配線層からの拡散を防ぐという前述の方法とは異なる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる半導体装置の製造方法の実施形態を説明する。図1は、第1の参考形態を示す行程図であり、半導体装置の断面を示す。ここでは、シリコン基板上にFETのゲートを形成し、このゲートに対して上層からコンタクトホールを介して配線を接続する場合を例に説明する。第1の参考形態では、金属シリサイド層であるタングステンシリサイド層をスパッタリング法により形成し、この形成時に不純物を含むスパッタターゲットを用いることにより、タングステンシリサイド層の形成時に不純物を導入する。
【0017】
第1の参考形態では、図1(a)に示すように、シリコン基板10の表面を熱酸化して厚さ7〜15nmのゲート酸化膜11を形成し、ポリシリコンをCVD法により形成した後、リン(P)または砒素(As)をイオンインプランテーションにより注入してポリシリコン膜12を形成する。このポリシリコン膜12の上に、金属シリサイド膜として不純物を含むタングステンシリサイド(WSi)膜をスパッタリング法により形成し、これを第1配線層13とする(第1配線層形成段階)。不純物としては、シリコンをn型の半導体にする5価の元素(リン(P)、砒素(As)等)、あるいはp型の半導体にする3価の元素(ボロン(B)、インジウム(In)、ガリウム(Ga)等)を用いることができるが、ここでは5価の元素を用いる。
【0018】
次に、シリコン基板10上に形成されたゲート酸化膜11、ポリシリコン膜12、第1配線層13の積層膜に対してフォトリソグラフィの手法を用いてパターンニングすることにより図1(b)に示すようにゲートGを形成し(パターンニング段階)、800℃〜900℃で熱酸化して絶縁被膜14を形成する。続いて、図1(c)に示されるように、BPSG層をCVD法により形成し、熱処理して第1配線層13を覆う第1絶縁層15とし(絶縁層形成段階)、この第1絶縁層15と絶縁被膜14とを貫通してゲート上に開口するコンタクトホール16を形成する(コンタクトホール形成段階)。この上に図1(d)に示されるように、CVD法でポリシリコン膜を形成してリン、あるいは砒素をイオンインプランテーションにより注入した後、フォトリソグラフィの手法を用いて電極パターンを形成し、第2配線層17を形成する(第2配線層形成段階)。最後に、図1(e)に示すようにBPSG層をCVD法により形成し、熱処理して第2絶縁層18とする。
【0019】
第1配線層13は、不純物を含む金属シリサイドのスパッタターゲットを用いてスパッタリング法により形成され、その不純物濃度が第2配線層18の不純物濃度と同等、あるいはそれ以上になるよう設定されている。具体的には、第1配線層13に含まれるリン、あるいは砒素の濃度は5×1019〜5×1020atoms/cm程度であるのに対し、第2配線層17に含まれるリン、あるいは砒素の濃度は5×1020atoms/cm程度である。このように第1、第2配線層13、17の不純物の濃度を同程度に設定することにより、第2絶縁層18の加熱処理時にも第2配線層17から第1配線層13への不純物の拡散を防ぐことができる。したがって、第1、第2配線層13,17間のコンタクト抵抗の上昇を防ぎ、オーミック接合を可能とすることができる。
【0020】
上記のように第1配線層13をスパッタリング法により形成する場合、スパッタリング用のターゲットは、加圧焼成により物理的に、あるいはCVD法を用いて化学的に生成することができる。
【0021】
ここでは、まずスパッタターゲットを物理的に生成する方法について説明する。加熱溶融させたシリコン中にリン、または砒素を添加して不純物濃度を1×1020〜1×1021atoms/cm程度に調整してドープトシリコンを形成し、これを冷却、粉砕して0.1〜10.0μmφのドープトシリコン粒子を生成する。次に、0.1〜10.0μmφに粉砕したタングステン(W)とドープトシリコン粒子とをモル比1:2となるように混合し、真空中、あるいはアルゴン等の不活性ガス中で500〜800℃に加熱処理してタングステンシリサイド(WSi2.0)の合金粒子を生成する。
【0022】
続いて、このタングステンシリサイド(WSi2.0)の合金粒子と上記のドープトシリコン粒子とをモル比1:0.20〜1:0.26となるよう混合し、真空中、あるいはアルゴン等の不活性ガス中で500〜1000℃で加圧焼成してタングステンシリサイド(WSi2.6〜WSi2.8)の合金粒子を生成する。生成されたドープトタングステンシリサイドターゲットに含まれるシリコンは、1×1020〜1×1021atoms/cm程度の濃度で不純物が導入されているため、比抵抗は0.001〜0.010Ω/cmで導体となる。したがって、このドープトタングステンシリサイドターゲットを利用すれば、通常のDCマグネトロンスパッタリング装置を利用した場合にも、チャージアップが発生せず、異常放電によるパーティクルの発生を抑え、高品質のタングステンシリサイド膜を形成することができる。
【0023】
一方、スパッタターゲットを化学反応により生成する場合には、金属、シリコン、不純物を含む金属シリサイド膜が形成されるガスを用いてCVD法により生成する。まず、真空中に形成しようとするスパッタターゲットと同径のセラミックベースを配置し、これを400〜800℃に加熱する。ここで反応炉中に六フッ化タングステン(WF)とシラン(SiH)の各ガスを供給すると、
WF+3SiH→WSi+SiF+2HF+5H
の反応が進行してセラミックベース上にタングステンシリサイド(WSi)が成膜される。この反応中に、不純物導入用にホスフィン(PH)またはアルシン(AsH)を添加すると、
2PH→2P+3H、または 2AsH→2As+3H
の反応が進行してリンまたは砒素と水素とが分解して析出し、これらの不純物がタングステンシリサイド膜内に混入する。
【0024】
CVD法によりスパッタターゲットを生成する場合、タングステンシリサイド中のシリコンの組成は六フッ化タングステン(WF)とシラン(SiH)の流量比により決定され、添加される不純物の濃度はホスフィン(PH)またはアルシン(AsH)の流量を調整することにより容易にコントロールすることができる。ここでは、生成されるタングステンシリサイドスパッタターゲットの不純物濃度が1×1020〜1×1021atoms/cm程度になるよう流量を調整する。
【0025】
CVD法により生成されたスパッタターゲットは、前記の物理的な方法により生成されたターゲットと比較して高密度であるため、含まれる酸素の量がきわめて少量である。含有酸素量が多いと、加熱処理の際にターゲットに含まれるシリコンと酸素とが反応して絶縁体である酸化シリコンが生成され、異常放電発生の要因となる。CVD法により生成されたスパッタターゲットを用いれば、このような酸化シリコンの生成を抑え、異常放電によるパーティクルの発生をより確実に防ぐことができる。
【0026】
次に、この発明の半導体装置の製造方法の第2の参考形態について説明する。第2の参考形態では、金属シリサイド層であるタングステンシリサイド層をCVD法により形成し、この形成時に不純物を含むガスを用いることにより、タングステンシリサイド層の形成時に不純物を導入する。なお、第1配線層形成段階以外の段階は第1の参考形態と同一であり、各段階での半導体装置の構成は図1に示す例と同一である。
【0027】
第2の参考形態では、第1の参考形態と同様にシリコン基板10の表面にゲート酸化膜11、ポリシリコン膜12を形成する。このポリシリコン膜12の上に、金属シリサイド膜として不純物を含むタングステンシリサイド(WSi)膜をCVD法により形成し、これを第1配線層13とする(第1配線層形成段階)。
【0028】
次に、シリコン基板10上に形成されたゲート酸化膜11、ポリシリコン膜12、第1配線層13の積層膜をパターンニングしてゲートGを形成し(パターンニング段階)、熱酸化により絶縁被膜14を形成する。続いて、BPSGにより第1絶縁層15を形成し(絶縁層形成段階)、コンタクトホール16を形成する(コンタクトホール形成段階)。この上に第2配線層17を形成し(第2配線層形成段階)、BPSGにより第2絶縁層18を形成する。
【0029】
第1配線層13の形成段階では、真空中に基板10を配置して400〜550℃に加熱し、六フッ化タングステン(WF)とシラン(SiH)、および不純物導入用にホスフィン(PH)またはアルシン(AsH)の各ガスを供給する。これにより、
WF+3SiH→WSi+SiF+2HF+5H
2PH→2P+3H、または 2AsH→2As+3H
の反応が進行して基板10上にタングステンシリサイド(WSi)が成膜され、このタングステンシリサイド膜内にリンまたは砒素が混入する。
【0030】
CVD法により第1配線層13を形成する場合、タングステンシリサイド中のシリコンの組成は六フッ化タングステン(WF)とシラン(SiH)の流量比により決定され、添加される不純物の濃度はホスフィン(PH)またはアルシン(AsH)の流量を調整することにより容易にコントロールすることができる。ここでは、形成される第1配線層13中の不純物濃度が5×1019〜5×1020atoms/cm程度になるよう流量を調整する。前述したように、第2配線層17に含まれるリン、あるいは砒素の濃度は5×1020atoms/cm程度であるため、第1、第2配線層13、17の不純物の濃度は同程度となり、第2配線層17から第1配線層13への不純物の拡散を防ぐことができる。したがって、第1、第2配線層13,17間のコンタクト抵抗の上昇を防ぎ、オーミック接合を可能とすることができる。また、CVD法により第1配線層13を形成する場合には、スパッタリング法による場合のように異常放電によるパーティクルの発生は問題とならず、第1配線層13を高品質なタングステンシリサイド膜として形成することが可能である。
【0031】
なお、ポリシリコン膜12と第1配線層13とを同一の真空装置内で連続して形成することも可能である。この場合には、ポリシリコン膜12と第1配線層13との間に酸化膜が形成されず、シリコン酸化膜14を形成する際に消費された第1配線層13内のシリコンをポリシリコン膜12から補給することができる。ポリシリコン膜12と第1配線層13とを別装置で形成する場合には、基板が大気中に配置された際にポリシリコン膜12の表面に酸化膜が形成される。この酸化膜が存在すると、両膜間でのシリコンの移動が困難となるため、シリコン酸化膜14の形成時に第1配線層13内のシリコンが消費されると、その補給ができず第1配線層13内のシリコン組成が低下する。この低下が著しい場合には、第1配線層13の膜ストレスが大きくなってゲート酸化膜11にクラックを生じさせる可能性がある。前記のようにポリシリコン膜12と第1配線層13とを同一の真空装置内で形成した場合には、ポリシリコン膜12上に酸化膜が形成されるのを防ぐことができるため、シリコン酸化膜14の形成時における膜ストレスの発生を抑えることができる。
【0032】
次に、この発明にかかる半導体装置の製造方法の第3の参考形態について説明する。上記の2つの参考形態では、第1配線層の形成時に不純物を含む金属シリサイド膜を形成しているが、第3の参考形態以下の方法は、不純物を含まない金属シリサイド膜を形成する金属シリサイド膜形成段階の後に、不純物を添加する不純物添加段階とを含む。なお、第3の参考形態における各段階での半導体装置の構成は、図1に示す例と同一である。
【0033】
第3の参考形態では、第1の参考形態と同様にシリコン基板10の表面にゲート酸化膜11、ポリシリコン膜12を形成する。このポリシリコン膜12の上に、金属シリサイド膜として不純物を含まないタングステンシリサイド(WSi)膜をスパッタリング法、あるいはCVD法により形成し(金属シリサイド膜形成段階)、これを第1配線層13とする。
【0034】
次に、シリコン基板10上に形成されたゲート酸化膜11、ポリシリコン膜12、第1配線層13の積層膜をパターンニングしてゲートGを形成し(パターンニング段階)、熱酸化により絶縁被膜14を形成する。続いて、BPSGにより第1絶縁層15を形成し(絶縁層形成段階)、コンタクトホール16を形成する(コンタクトホール形成段階)。図1(c)に相当するコンタクトホール形成後の段階で、第1配線層13に対してイオンインプランテーションにより不純物であるリン、あるいは砒素が注入される(不純物添加段階)。イオンインプランテーションは、第1配線層13の露出部分の不純物濃度が5×1019〜5×1020atoms/cm程度になるよう実行される。不純物の注入後、第2配線層17を形成し(第2配線層形成段階)、BPSGにより第2絶縁層18を形成する。
【0035】
第3の参考形態によれば、第1配線層13に不純物をイオンインプランテーションで注入することにより、少なくとも第1、第2配線層13、17が接触する部分では両者の不純物の濃度を同程度とすることができ、配線層間のコンタクト抵抗の上昇を防ぎ、オーミック接合を可能とすることができる。また、CVD法により形成した場合には、スパッタリング法による場合のように異常放電によるパーティクルの発生は問題とならず、第1配線層13を高品質なタングステンシリサイド膜として形成することが可能である。
【0036】
図2および図3は、それぞれこの発明にかかる半導体装置の製造方法の第、第の実施形態の工程を示す半導体装置の断面図である。第、第の実施形態は、不純物を含まない金属シリサイド膜を形成する金属シリサイド膜形成段階と、不純物を添加する不純物添加段階とを含み、この不純物添加段階に、不純物を含むドープトシリコン膜を金属シリサイド膜上に形成するシリコン膜形成段階と、ドープトシリコン膜を熱酸化してシリコン酸化膜を形成すると共に、ドープトシリコン膜に含まれる不純物を金属シリサイド膜内に拡散させる熱酸化段階とを含む。
【0037】
以下、第、第の実施形態のそれぞれについて説明する。まず、第1の実施形態では、第1の参考形態と同様にシリコン基板10の表面にゲート酸化膜11、ポリシリコン膜12を形成する。このポリシリコン膜12の上に、金属シリサイド膜として不純物を含まないタングステンシリサイド(WSi)膜をスパッタリング法、あるいはCVD法により形成し(金属シリサイド膜形成段階)、これを第1配線層13とする。次に、図2(a)に示すように、第1配線層13の上にリン、砒素等の不純物を含むドープトシリコンをターゲットとしてスパッタリング法によりドープトシリコン膜20を形成する(シリコン膜形成段階)。ドープトシリコンターゲットの不純物濃度は、1×1020〜1×1021atoms/cm2程度である。
【0038】
次に、シリコン基板10上に形成されたゲート酸化膜11、ポリシリコン膜12、第1配線層13、ドープトシリコン膜20の積層膜をフォトリソグラフィの手法によりパターンニングし、図2(b)に示すようにゲートGを形成する(パターンニング段階)。続いて、全体を800〜950℃に加熱してドープトシリコン膜20を酸化させると同時に、ドープトシリコン膜20に含まれる不純物を第1配線層13へ拡散させる(熱酸化段階)。この熱酸化段階により、ゲート表面に絶縁被膜14が形成される。上記のパターンニング後の段階では、ドープトシリコン膜20はゲートGの上面のみに残るが、熱酸化段階で酸化膜に変化して絶縁膜14と一体化する。
【0039】
続いて、図2(c)に示すようにBPSGにより第1絶縁層15を形成し(絶縁層形成段階)、コンタクトホール16を形成する(コンタクトホール形成段階)。この後、図2(d)に示すように第2配線層17を形成し(第2配線層形成段階)、図2(e)に示すようにBPSGにより第2絶縁層18を形成する。
【0040】
の実施形態によれば、ドープトシリコン膜20に含まれる不純物を第1配線層13に拡散させることにより、第1、第2配線層13、17の不純物の濃度を同程度とすることができ、配線層間のコンタクト抵抗の上昇を防ぎ、オーミック接合を可能とすることができる。また、CVD法により形成した場合には、スパッタリング法による場合のように異常放電によるパーティクルの発生は問題とならず、第1配線層13を高品質なタングステンシリサイド膜として形成することが可能である。
【0041】
さらに、第の実施形態によれば、シリコン酸化膜14の形成時にゲートGの上面においてはドープトシリコン膜20が酸化膜に変化するため、第1配線層13内のシリコンの組成の変化は少ない。したがって、シリコン酸化膜14の形成時における膜ストレスの発生を抑えることができる。
【0042】
なお、第の実施形態におけるパターンニング段階では、ドープトシリコン膜20の上にフォトレジストを塗布し、露光・現像して形成されたマスクを用いてエッチングされるが、ドープトシリコン膜は半導体装置の製造工程で一般的に用いられる露光波長365nm(i線)での反射率が低いため、レジストを透過した光の反射による予定外部分の露光を防ぎ、露光時に投影されるパターンに正確に一致したマスクを形成することができる。
【0043】
一方、第の実施形態では、図3(a)に示すように、第1の参考形態と同様にシリコン基板10の表面にゲート酸化膜11、ポリシリコン膜12を形成する。このポリシリコン膜12の上に、金属シリサイド膜として不純物を含まないタングステンシリサイド(WSi)膜をスパッタリング法、あるいはCVD法により形成し(金属シリサイド膜形成段階)、これを第1配線層13とする。
【0044】
次に、シリコン基板10上に形成されたゲート酸化膜11、ポリシリコン膜12、第1配線層13の積層膜をフォトリソグラフィの手法によりパターンニングし、図2(b)に示すようにゲートGを形成する(パターンニング段階)。このパターンニング段階の後、リン、砒素等の不純物を含むドープトシリコンをターゲットとしてスパッタリング法によりドープトシリコン膜21を形成する(シリコン膜形成段階)。ドープトシリコンターゲットの不純物濃度は、1×1020〜1×1021atoms/cm程度である。これにより、ゲートGの上面および側面、基板10におけるゲートG以外の部分は全てドープトシリコン膜21により覆われる。
【0045】
続いて、全体を800〜950℃に加熱してドープトシリコン膜21を酸化させると同時に、ドープトシリコン膜21に含まれる不純物を第1配線層13へ拡散させる(熱酸化段階)。続いて、図3(c)に示すようにBPSGにより第1絶縁層15を形成し(絶縁層形成段階)、コンタクトホール16を形成する(コンタクトホール形成段階)。この後、図3(d)に示すように第2配線層17を形成し(第2配線層形成段階)、図3(e)に示すようにBPSGにより第2絶縁層18を形成する。
【0046】
の実施形態によれば、ドープトシリコン膜21に含まれる不純物を第1配線層13に拡散させることにより、第1、第2配線層13、17の不純物の濃度を同程度とすることができ、配線層間のコンタクト抵抗の上昇を防ぎ、オーミック接合を可能とすることができる。また、第の実施形態では第1配線層13の上面にのみドープトシリコン膜が設けられていたのと比較すると、第の実施形態では上面のみでなく側面にもドープトシリコン膜が設けられているため、第実施形態よりも熱酸化段階での不純物の拡散効果が高い。さらに、CVD法により形成した場合には、スパッタリング法による場合のように異常放電によるパーティクルの発生は問題とならず、第1配線層13を高品質なタングステンシリサイド膜として形成することが可能である。
【0047】
なお、第の実施形態によれば、熱酸化段階においてはドープトシリコン膜21が酸化するのみであるため、第1配線層13内のシリコンの組成の変化は少ない。したがって、熱酸化段階における第1配線層13の膜ストレスの発生を抑えることができる。
【0048】
次に、この発明にかかる半導体装置の製造方法の第の実施形態について説明する。第の実施形態では、第2配線層から第1配線層への不純物の拡散を容認し、拡散した後にも十分な不純物濃度が得られるように第2配線層の不純物濃度を予め十分に高く設定している。なお、第の実施形態の各段階での半導体装置の構成は図1に示す例と同一である。
【0049】
の実施形態では、第1の参考形態と同様にシリコン基板10の表面にゲート酸化膜11、ポリシリコン膜12を形成する。このポリシリコン膜12の上に、金属シリサイド膜として不純物を含まないタングステンシリサイド(WSi)膜をスパッタリング法、あるいはCVD法により形成し、これを第1配線層13とする(第1配線層形成段階)。
【0050】
次に、シリコン基板10上に形成されたゲート酸化膜11、ポリシリコン膜12、第1配線層13の積層膜をパターンニングしてゲートGを形成し(パターンニング段階)、熱酸化により絶縁被膜14を形成する。続いて、BPSGにより第1絶縁層15を形成し(絶縁層形成段階)、コンタクトホール16を形成する(コンタクトホール形成段階)。さらに、コンタクトホール16内を含む第1絶縁層15の表面に、不純物を含むポリシリコンにより第2配線層17を形成し(第2配線層形成段階)、BPSG層をCVD法により形成し、熱処理して第2絶縁層18とする。第2配線層17に含まれる不純物は、第2絶縁層18の熱処理の際に第1配線層13側に拡散する。すなわち、この加熱段階が、拡散段階に相当する。
【0051】
第2配線層形成段階では、ポリシリコンを成膜するためのガスに不純物を添加するためのガス、例えばホスフィン(PH3)を添加してCVD法により第2配線層17を形成する。ホスフィンは熱分解してリンと水素とに分解し、リンがポリシリコン膜の内部にドーピングされる。含有されるリンの濃度は、ホスフィンのガス流量を制御することによりコントロールできる。第の実施形態では、第2配線層17に含まれる不純物、ここではリンの濃度を、第1配線層13に接する側で高く、膜が厚くなるにしたがって低くするようにコントロールする。
【0052】
拡散段階では、加熱により第2配線層17内の不純物が第1配線層13側に拡散するが、特に第2配線層17の第1配線層13に接する部分では他の部分より濃度が大きく低下する。ただし、この部分には第2配線層17の形成時に、予め高い濃度で不純物が添加されているため、不純物が第1配線層13側に拡散、移動したとしても、良好なコンタクト特性を得るために十分な濃度は保たれる。具体的には、拡散後の不純物濃度が5×1020atms/cm程度となるよう設定される。なお、第2配線層17の不純物濃度に上記のような厚さ方向の分布を持たせることにより、第1配線層13に接触する部分、すなわち不純物が奪われる部分では拡散後の不純物濃度を十分に保つことができる一方、不純物の平均濃度は抑えることができ、不純物の析出を避けることができる。
【0053】
の実施形態によれば、第2配線層17に含まれる不純物を第1配線層13に拡散させることにより、第1、第2配線層13、17が接触する部分では両者の不純物の濃度を同程度とすることができ、配線層間のコンタクト抵抗の上昇を防ぎ、オーミック接合を可能とすることができる。また、CVD法により形成した場合には、スパッタリング法による場合のように異常放電によるパーティクルの発生は問題とならず、第1配線層13を高品質なタングステンシリサイド膜として形成することが可能である。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1〜の製造方法によれば、第1配線層に予め不純物を添加しておくことにより、第2配線層形成後に加熱処理が施された場合にも、第1配線層への不純物の拡散を防ぎ、コンタクト抵抗を小さく保ち、オーミック接合を得ることができる。
【0057】
請求項の製造方法によれば、不純物を含まない金属シリサイド層の形成後に、不純物を添加することにより、第2配線層からの不純物の拡散を避けることができる。また、請求項の方法によれば、第1配線層の表面にドープトシリコン膜が形成された状態で熱酸化が行われるため、酸化膜にはこのドープトシリコン膜中のシリコンが利用され、第1配線層のシリコンの組成の変化は小さく、膜ストレスを抑えてクラックの発生等を防止することができる。さらに、請求項の方法では、反射率の低いドープトシリコン膜が表面に形成された段階でフォトリソグラフィによるパターンニングが行われるため、レジストを透過した光の乱反射を抑え、投影されるパターン通りの正確なマスクを形成することができる。また、請求項の方法では、第1配線層の上面のみでなく側面をもドープトシリコン膜で覆うことができるため、熱酸化時の第1配線層のシリコン組成の変化とそれによる膜ストレスとをより小さく抑えることができる。
【0058】
請求項の製造方法では、第2配線層に含まれる不純物を第1配線層に拡散させることにより、第1、第2配線層が接触する部分では両者の不純物の濃度を同程度とすることができ、配線層間のコンタクト抵抗の上昇を防ぎ、オーミック接合を可能とすることができる。また、第2配線層の不純物濃度に厚さ方向の分布を持たせることにより、第1配線層13に接触する部分、すなわち不純物が奪われる部分では拡散後の不純物濃度を十分に保つことができる一方、不純物の平均濃度は抑えることができ、不純物の析出を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の参考形態にかかる半導体装置の製造方法の各工程を示す半導体装置の断面図。
【図2】この発明の第の実施形態にかかる半導体装置の製造方法の各工程を示す半導体装置の断面図。
【図3】この発明の第の実施形態にかかる半導体装置の製造方法の各工程を示す半導体装置の断面図。
【図4】従来の半導体装置の製造方法の各工程を示す半導体装置の断面図。
【符号の説明】
10 シリコン基板
11 ゲート酸化膜
12 ポリシリコン膜
13 第1配線層
14 酸化被膜
15 第1絶縁層
16 コンタクトホール
17 第2配線層
18 第2絶縁層
20,21 ドープトシリコン膜

Claims (4)

  1. シリコンを半導体にする不純物を含む金属シリサイドにより第1配線層を形成する第1配線層形成段階と、
    前記第1配線層を絶縁層により覆う絶縁層形成段階と、
    該絶縁層の表面から前記第1配線層に達するコンタクトホールを形成するコンタクトホール形成段階と、
    該コンタクトホール内を含む前記絶縁層の表面に、不純物を含むポリシリコンにより第2配線層を形成する第2配線層形成段階とを含み、
    前記第1配線層の不純物濃度が前記第2配線層の不純物濃度とほぼ同等あるいはそれ以上に設定されており、
    前記第1配線層形成段階は不純物を含まない金属シリサイド膜を形成する金属シリサイド膜形成段階と形成された前記金属シリサイド膜に不純物を添加する不純物添加段階とを含み、
    前記不純物添加段階は不純物を含むドープトシリコン膜を前記金属シリサイド膜上に形成するシリコン膜形成段階と前記ドープトシリコン膜を熱酸化してシリコン酸化膜を形成すると共に前記ドープトシリコン膜に含まれる不純物を前記金属シリサイド膜内に拡散させる熱酸化段階とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記熱酸化段階と前記シリコン膜形成段階との間に、前記シリコン酸化膜と前記金属シリサイド膜とをフォトリソグラフィの手法を用いてパターンニングするパターンニング段階を含むことを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記金属シリサイド膜形成段階と前記シリコン膜形成段階との間に、前記金属シリサイド膜をフォトリソグラフィの手法を用いてパターンニングするパターンニング段階を含むことを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 不純物を含まない金属シリサイドから成る第1配線層を形成する第1配線層形成段階と、前記第1の配線層を絶縁層により覆う絶縁層形成段階と、該絶縁層の表面から前記第1配線層に達するコンタクトホールを形成するコンタクトホール形成段階と、該コンタクトホール内を含む前記絶縁層の表面に、不純物濃度が徐々に低くなるように添加ガスの流量を制御しつつCVD法により第2配線層を形成する第2配線層形成段階と、前記第2配線層に含まれる不純物を前記第1配線層へ拡散させる拡散段階とを含み、前記第2配線層形成時の不純物濃度が前記拡散段階後における前記第1、第2配線層の良好なコンタクト特性を保てる程度に設定されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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