JP3567720B2 - 希土類磁石粉末製造用原料合金およびその製造方法 - Google Patents
希土類磁石粉末製造用原料合金およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3567720B2 JP3567720B2 JP05964598A JP5964598A JP3567720B2 JP 3567720 B2 JP3567720 B2 JP 3567720B2 JP 05964598 A JP05964598 A JP 05964598A JP 5964598 A JP5964598 A JP 5964598A JP 3567720 B2 JP3567720 B2 JP 3567720B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- producing
- rare earth
- earth magnet
- magnet powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/032—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
- H01F1/04—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
- H01F1/047—Alloys characterised by their composition
- H01F1/053—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
- H01F1/055—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5
- H01F1/057—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B
- H01F1/0571—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B in the form of particles, e.g. rapid quenched powders or ribbon flakes
- H01F1/0573—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B in the form of particles, e.g. rapid quenched powders or ribbon flakes obtained by reduction or by hydrogen decrepitation or embrittlement
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、希土類磁石粉末製造用原料合金およびその製造方法に関するものであり、この希土類磁石粉末製造用原料合金を脱水素して得られた希土類磁石粉末は、有機バインダーまたは金属バインダーにより結合してボンド磁石を製造したり、ホットプレスまたは熱間静水圧プレスしてそれぞれホットプレス磁石または熱間静水圧プレス磁石を製造することができる。
【0002】
【従来の技術】
微細な希土類金属間化合物相の集合組織からなる希土類磁石粉末を製造するには、R2 Fe14B金属間化合物相を500〜1000℃の水素中でR2 Fe14B相に水素を吸蔵させて、RH2 ,FeおよびFe2 Bの3相に相変態させ、続けて同じ温度領域で脱水素を行うと、前記水素吸蔵により発生したRH2 ,FeおよびFe2 Bの3相はR2 Fe14B相に再変態し、微細なR2 Fe14B金属間化合物の再結晶集合組織となり、優れた磁気特性を示すようになることは知られている[特開平3−129702号公報、日本金属学会秋季大会一般講演概要(1989,P367)などを参照]。
【0003】
この製法は、R2 Fe14B金属間化合物相の水素化(Hydrogenation )、相分解(Decomposition )、脱水素化(Desorption)および再結合(Recombination )の工程からなるところからHDDR処理法と呼ばれており、この方法は、
Yを含む少なくとも1種の希土類元素(以下、Rで示す)、
Fe、またはFeを主成分とし一部をCo,Niで置換した成分(以下、Tで示す)、
B、またはBのうちの一部をCで置換した成分(以下、Mで示す)、
Al,Ga,Si,Ti,V,Cr,Zr,Nb,Mo,Hf,Ta,Wのうちの少なくとも1種以上(以下、Aで示す)とすると、
R,T,MおよびAを主成分とする合金(以下、R−T−M−A系合金という)についても適用することができ、一層磁気異方性に優れた再結晶集合組織を有する希土類磁石粉末が得られることも知られている。
【0004】
しかし、500℃〜1000℃の温度範囲で水素吸蔵処理し、引き続きその温度範囲で脱水素処理すると、常に高温で処理されるために異常な粒成長が起こり、均一で微細な再結晶集合組織が得られない場合があり、したがって、十分な磁気特性を有する希土類磁石粉末は得られない場合がある。
【0005】
これを解決するために、特開平9−310102号公報に見られるように、R−T−M−A系合金の素地中に、平均粒径:0.002〜20μmのMを含有するRの水素化物からなる相(以下、MR水素化物相という)と、このMR水素化物相とこのMR水素化物相の周囲を包囲する一部または全部がR2 T14M型の正方晶構造を有するリム状相が一体となって島状に分散している組織を有する希土類磁石粉末製造用原料合金をあらかじめ製造しておき、この希土類磁石粉末製造用原料合金に脱水素処理を施すことにより希土類磁石粉末を製造する方法が提案されている。この方法によると、高温加熱は脱水素処理の時間だけであるから長持間の加熱が避けられ、従って異常な結晶粒の成長は避けられるという効果がある。
【0006】
この特開平9−310102号公報記載の希土類磁石粉末製造用原料合金は、図5に示されるように、平均粒径:0.002〜20μmのMR水素化物相の周囲を一部または全部がR2 T14M型の正方晶構造を有するリム状相が包囲した状態でR−T−M−A系合金素地中に島状に分散している組織を有している。
【0007】
前記MR水素化物相は、立体的に見ると、球形または球形に近い形状をした粒状(以下、球形粒状という)のRの水素化物であったり、紡錘形もしくは楕円形またはこれらに近い形状をした粒状(以下、紡錘形粒状という)のRの水素化物であったり、さらに球形粒状および紡錘形粒状が共存していたりすることがあるが、その中でも前記MR水素化物相は紡錘形粒状であることが最も好ましく、紡錘形粒状および球形粒状の共存が次に好ましく、球形状であることがその次に好ましい。これらMR水素化物はいずれもリム状相で包囲されて複合相を形成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この特開平9−310102号公報記載の希土類磁石粉末製造用原料合金は、温度:500〜1000℃で強制的な脱水素処理すると、粒成長が著しく抑制された、均一で微細なA成分を含有するR2 T14M相の再結晶集合組織を有する磁気異方性に優れた希土類磁石粉末が得られ、さらに原料合金を長期間保管後に前記脱水素処理を行っても、得られる磁石粉末の磁気特性劣化がほとんどない特性を有するが、未だ十分でなく、さらに一層優れた希土類磁石粉末製造用原料合金が求められていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者等は、従来の特開平9−310102号公報記載の希土類磁石粉末製造用原料合金よりも一層優れた希土類磁石粉末製造用原料合金を得るべく研究を行った結果、
(a)R−T−M−A系合金素地中に、平均粒径:0.002〜20μmのMR水素化物相内部に、前記MR水素化物と整合的な関係にあり得る結晶構造を有する相(以下、g相という)が分散して存在している相(以下、前記MR水素化物相中にg相が分散している相を内部分散相という)と、この内部分散相の周囲を包囲する一部または全部がR2 T14M型の正方晶構造を有するリム状相が一体となって島状に分散している組織を有する希土類磁石粉末製造用原料合金を作製し、この希土類磁石粉末製造用原料合金を脱水素処理すると、従来よりも一層優れた磁気特性を有する希土類磁石粉末を得ることができる、
(b)前記(a)の希土類磁石粉末製造用原料合金に、さらに、格子定数がa=0.65〜0.85nm,c=0.90〜1.10nmの正方晶系結晶構造を有しかつ(R+M)/Tが0.13〜0.30の組成比を有する相(以下、TE相という)が分散している組織を有する希土類磁石粉末製造用原料合金を脱水素処理すると、従来よりも一層優れた磁気特性を有する希土類磁石粉末を得ることができる、
という知見を得たのである。
【0010】
この発明は、かかる研究結果に基づいてなされたものであって、
(1)R−T−M−A系合金の素地中に、平均粒径:0.002〜20μmのMR水素化物相の内部に前記MR水素化物と整合的な関係にあり得る結晶構造を有するg相が分散している構成の内部分散相と、この内部分散相の周囲を包囲する一部または全部がR2 T14M型の正方晶構造を有するリム状相が一体となって島状に分散している組織を有する希土類磁石粉末製造用原料合金、
(2)R−T−M−A系合金の素地中に、MR水素化物相の内部にg相が分散している構成の内部分散相とこの内部分散相の周囲を包囲する一部または全部がR2 T14M型の正方晶構造を有するリム状相が一体となって島状に分散して存在しており、さらにTE相が分散している組織を有する希土類磁石粉末製造用原料合金、
(3)前記TE相は、前記MR水素化物相の内部にg相が分散している構成の内部分散相の周囲を一部包囲する状態で分散している前記(2)記載の希土類磁石粉末製造用原料合金、
に特徴を有するものである。
【0011】
前記MR水素化物相の大きさは平均粒径:0.002〜20μm(好ましくは0.002〜3μm、さらに好ましくは0.002〜1μm)の範囲内にあり、微細であるほど好ましいが、平均粒径が0.002μmよりも小さいとMR水素化物相とg相からなる内部分散相を形成しなくなるので希土類磁石粉末製造用原料合金としては好ましくない。内部分散相を構成する前記MR水素化物相は、M:0.1〜50原子%を含むRの水素化物であることが好ましく、M:0.1〜50原子%を含みかつ30原子%以下(0を含まず)のTおよびAを含むRの水素化物であることが一層好ましい。
【0012】
前記「MR水素化物と整合的な関係にあり得る結晶構造を有するg相」とは、具体的には、MR水素化物の結晶構造が面心立方格子に類する構造であり、g相の結晶構造がMR水素化物の面心立方格子に類する低指数の面間隔にほぼ等しい面間隔を有する構造であり、これはMR水素化物の結晶構造とg相の結晶構造が整合的な関係にあることを意味するものである。
また、前記リム状相は少なくとも一部がR2 T14M型の正方晶構造を有する相であることが好ましいが、全部がR2 T14M型の正方晶構造を有する相であることが一層好ましい。また、R2 T14M型の正方晶構造を有するリム状相は成分としてAを一部含有し、一部水素化物となっている。
【0013】
この発明の希土類磁石粉末製造用原料合金に含まれるYを含む希土類元素のうち少なくとも1種以上の希土類元素の中でもRはNd,Pr,Dy,La,Ceが特に好ましく、さらにAはZr,Ga,Hf,Nb,Ta,Al,Siのうちの少なくとも1種であることが特に好ましい。
【0014】
この発明の希土類磁石粉末製造用原料合金の組織を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の前記(1)の希土類磁石粉末製造用原料合金の組織の写生図である。図1から、MR水素化物相の内部に細かい斑点状にg相が分散して内部分散相を構成し、この内部分散相をリム状相が包囲した状態で素地中に島状に分散している組織を有することが分かる。図2は、この発明の前記(2)および(3)の希土類磁石粉末製造用原料合金の組織の写生図である。図2から、MR水素化物相の内部に細かい斑点状にg相が分散して内部分散相を構成し、この内部分散相をリム状相およびTE相が包囲した状態で素地中に島状に分散している組織を有することが分かる。なお、図1および図2の代表的な素地はMを主成分(例えば、Fe、Fe−Co、Fe2 B、(Fe,Co)2 B等)とする相である。かかる図1および図2に示される組織を有する希土類磁石粉末製造用原料合金を、真空雰囲気中で500〜1000℃の範囲内の所定の温度に昇温し保持することにより強制的に脱水素処理すると、微細なR2 T14M型金属間化合物相の再結晶集合組織を有する磁気異方性に優れた希土類磁石粉末を製造することができ、A成分を含むR2 T14Mの正方晶構造のC軸方向が一定方向に揃った再結晶集合組織を有する優れた磁気異方性磁石粉末が得られ、この希土類磁石粉末を有機バインダーまたは金属バインダーにより結合することにより、または温度:600〜900℃でホットプレスまたは熱間静水圧プレスすることにより希土類磁石を製造することができる。
【0015】
この発明の前記(1)の希土類磁石粉末製造用原料合金を製造するには、R−T−M−A系合金インゴット、好ましくは900〜1200℃で均質化処理を行ったR−T−M−A系合金インゴットを用意し、このインゴットを、
非酸化性雰囲気(真空雰囲気、不活性ガス雰囲気など)中で室温から温度:500℃未満の範囲内の所定の温度に昇温、または昇温し保持したのち、
水素または水素と不活性ガスの混合雰囲気中で温度:500〜750℃の範囲内の所定の温度に昇温し保持し、さらに水素または水素と不活性ガスの混合雰囲気中、温度:750〜1000℃の範囲内の所定の温度に昇温し保持することによりR−T−M−A系合金インゴットに水素を吸蔵させる水素吸蔵処理を施し、
引き続いてこの水素吸蔵処理を施したR−T−M−A系合金インゴットを不活性ガス雰囲気中で500〜1000℃に保持の不活性ガス熱処理を施し、
ついで、不活性ガス雰囲気中で室温まで冷却する冷却処理を施すことにより製造することができる。
【0016】
また、この発明のTE相が分散している組織を有する前記(2)または(3)の希土類磁石粉末製造用原料合金を製造するには、R−T−M−A系合金インゴット、好ましくは900〜1200℃で均質化処理を行ったR−T−M−A系合金インゴットを用意し、このインゴットを、
非酸化性雰囲気(真空雰囲気、不活性ガス雰囲気など)中で室温から温度:500℃未満の範囲内の所定の温度に昇温、または昇温し保持したのち、
水素または水素と不活性ガスの混合雰囲気中で温度:750〜1000℃の範囲内の所定の温度に昇温し保持することによりR−T−M−A系合金インゴットに水素を吸蔵させる水素吸蔵処理を施し、
引き続いてこの水素吸蔵処理を施したR−T−M−A系合金インゴットを圧力:0.5〜11atmの不活性ガス雰囲気中で温度:500〜1000℃の範囲内の所定の温度に保持の不活性ガス熱処理を施し、
ついで、不活性ガス雰囲気中で室温まで冷却する冷却処理を施すことにより製造することができる。
【0017】
従って、この発明は、
(4)R−T−M−A系合金インゴットを、
非酸化性雰囲気中で室温から温度:500℃未満の範囲内の所定の温度に昇温、または昇温し保持したのち、
水素または水素と不活性ガスの混合雰囲気中で温度:500〜750℃の範囲内の所定の温度に昇温し保持し、さらに水素または水素と不活性ガスの混合雰囲気中で温度:750〜1000℃の範囲内の所定の温度に昇温し保持することによりR−T−M−A系合金インゴットに水素を吸蔵させる水素吸蔵処理を施し、
引き続いて水素吸蔵処理を施したR−T−M−A系合金インゴットを圧力:0.5〜11atmの不活性ガス雰囲気中で500〜1000℃に保持の不活性ガス熱処理を施し、
ついで、不活性ガス雰囲気中で室温まで冷却する冷却処理を施す希土類磁石粉末製造用原料合金の製造方法、
(5)R−T−M−A系合金インゴットを、
非酸化性雰囲気中で室温から温度:500℃未満までの所定の温度に昇温、または昇温し保持したのち、
水素または水素と不活性ガスの混合雰囲気中で温度:750〜1000℃の範囲内の所定の温度に昇温し保持することによりR−T−M−A系合金インゴットに水素を吸蔵させる水素吸蔵処理を施し、
引き続いて水素吸蔵処理を施したR−T−M−A系合金インゴットを圧力:0.5〜11atmの不活性ガス雰囲気中で温度:500〜1000℃の範囲内の所定の温度に保持の不活性ガス熱処理を施し、
ついで、不活性ガス雰囲気中で室温まで冷却する冷却処理を施す希土類磁石粉末製造用原料合金の製造方法、
(6)前記希土類磁石粉末製造用原料合金の製造方法において、前記R−T−M−A系合金インゴットは、真空またはAr雰囲気中、温度:600〜1200℃に保持することにより均質化処理したR−T−M−A系合金インゴットである前記(4)または(5)記載の希土類磁石粉末製造用原料合金の製造方法、
に特徴を有するものである。
【0018】
前記(4)または(5)記載の不活性ガス熱処理後の冷却は、500℃までを30〜500℃/min.の冷却速度で行うことが好ましい。
【0019】
この発明の(4)および(5)の希土類磁石粉末製造用原料合金の製造方法において、非酸化性雰囲気は、真空雰囲気、不活性ガス雰囲気、または真空雰囲気にしたのち不活性ガス雰囲気にするなど真空雰囲気および不活性ガス雰囲気の組み合わせた雰囲気であるが、合金表面の吸着ガスを取り去るために真空雰囲気または昇温過程の初期を真空雰囲気とすることが最も好ましい。
【0020】
この発明の前記(4)の希土類磁石粉末製造用原料合金の製造方法の処理パターンを図3に示した。図3では、R−T−M−A系合金を非酸化性雰囲気中で室温から温度:500℃未満の範囲内の所定の温度に昇温しまたは昇温保持したのち、水素ガス雰囲気または水素ガスと不活性ガスの混合ガス雰囲気中で温度:500〜750℃の範囲内の所定の温度に昇温し保持し、さらに水素ガス雰囲気または水素ガスと不活性ガスの混合ガス雰囲気で温度:750〜1000℃の範囲内の所定の温度に昇温し保持することによりR−T−M−A系合金に水素を吸蔵させて相変態を促し、
引き続いて水素吸蔵処理を施したR−T−M−A系合金インゴットを圧力:0.5〜11atmの不活性ガス雰囲気中で温度:500〜1000℃の範囲内の所定の温度に保持の不活性ガス熱処理を施し、
ついで、不活性ガス雰囲気中で室温まで冷却することを示している。
【0021】
さらにこの発明の前記(5)の希土類磁石粉末製造用原料合金の製造方法の処理パターンを図4に示した。図4では、R−T−M−A系合金を非酸化性雰囲気中で室温から温度:500℃未満の範囲内の所定の温度に昇温しまたは昇温保持したのち、水素ガス雰囲気または水素ガスと不活性ガスの混合ガス雰囲気中で温度:750〜1000℃の範囲内の所定の温度に昇温し保持することによりR−T−M−A系合金に水素を吸蔵させて相変態を促し、
引き続いて水素吸蔵処理を施したR−T−M−A系合金インゴットを圧力:0.5〜11atmの不活性ガス雰囲気中で温度:500〜1000℃の範囲内の所定の温度に保持の不活性ガス熱処理を施し、
ついで、不活性ガス雰囲気中で室温まで冷却することを示している。
【0022】
この発明の前記(4)の希土類磁石粉末製造用原料合金の製造方法のパターンを図3示し、さらにこの発明の前記(5)の希土類磁石粉末製造用原料合金の製造方法のパターンを図4示したが、これにのみ限定されるものではなく、種々に変形したパターンを採用することができる。
【0023】
この発明の希土類磁石粉末製造用原料合金の製造方法における不活性ガス熱処理は、水素吸蔵処理したR−T−M−A系合金をArガスやHeガスなどの不活性ガス雰囲気(圧力:0.5〜11atm、好ましくは圧力:1.2〜11atm、さらに好ましくは1.2〜2atm)の不活性ガス雰囲気で温度:500〜1000℃(好ましくは650〜950℃、さらに好ましくは750〜900℃)の範囲内の所定の温度に30秒〜5時間(好ましくは1分〜1時間、さらに好ましくは10分〜30分)の範囲内の所定の時間保持する熱処理である。この不活性ガス熱処理は圧力:1.2〜2atmのArガス雰囲気中、温度:750〜900℃に1分〜30分保持することにより行うことが最も好ましい。この不活性ガス熱処理は、水素吸蔵処理の水素ガス雰囲気または水素ガスと不活性ガスの混合ガス雰囲気を不活性ガスで置換する形で不活性ガスを導入し行う。
【0024】
その後の冷却処理では不活性ガス(Arガス)により室温まで冷却するが、冷却処理の冷却は500℃までを30〜500℃/min.(好ましくは、50〜300℃/min.)の冷却速度で行うと一層優れた原料合金を製造することができる。
【0025】
この様にして得られた原料合金は一時保存することができる。この原料合金を、到達圧:1Torr未満の真空雰囲気中、温度:500〜1000℃の範囲内の所定の温度に保持する脱水素処理を行うことにより、強制的に水素を放出させて水素を十分に除去し、ついで不活性ガス(Arガス)より室温まで冷却することにより微細なR2 T14M型金属間化合物相の再結晶集合組織を有する磁気異方性に優れた希土類磁石粉末を製造することができる。
【0026】
この発明の希土類磁石粉末製造用原料合金を製造するための出発原料としては、鋳造合金、焼結合金、超急冷合金、アトマイズ合金、一部あるいは全部非晶質合金、メカニカルアロイ合金、共還元粉末などいずれの合金を用いてもよいが、この中でも鋳造合金、一部あるいは全部非晶質合金またはメカニカルアロイ合金を用いることが特に好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施例1
高周波真空溶解炉を用いて溶解し、得られた溶湯を鋳造し、表1に示される成分組成のR−T−M−A系合金a〜jの鋳塊を製造し、このR−T−M−A系合金a〜jの鋳塊から10mm以下の角のブロックを作製し、このブロックを1×10-3Torr以下のの真空雰囲気中、温度1130℃、30時間保持の条件で均質化処理を行った。
【0028】
【表1】
【0029】
得られたブロックをそれぞれ表2〜4に示される条件で室温から昇温または昇温し保持する昇温処理を施したのち、表2〜4に示される圧力の水素雰囲気中、保持温度1および保持温度2の二段階保持温度条件で水素吸蔵処理を行い、引き続いて表2〜4に示される条件で不活性ガス熱処理を行い、その後、表2〜4に示される条件でArガスで強制的に室温まで冷却し、本発明希土類磁石粉末製造用原料合金(以下、本発明原料という)1〜29を作製した。
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】
これら本発明原料1〜29を透過電子顕微鏡で組織観察を行い、Mを含有するRの水素化物からなるMR水素化物相の内部に分散しているg層の有無およびTE相の有無を調べ、その結果を表5〜表7に示した。
【0034】
さらに、本発明原料1〜29を大気中、温度:30℃、湿度:70%にて60日保管した後、1×10-2Torrの真空雰囲気中、温度:850℃、1時間保持の条件で脱水素処理を行い、ついでArガスにより急冷したのち粉砕して200μm以下の希土類磁石粉末を製造した。この希土類磁石粉末の組織を観察したところ、微細なR2 T14M型金属間化合物相の再結晶集合組織を有しており、この希土類磁石粉末を40kOeの磁場中で配向処理し、振動試料型磁束計で磁気特性を測定し、その結果を表5〜表7に示した。
【0035】
【表5】
【0036】
【表6】
【0037】
【表7】
【0038】
実施例2
実施例1で作製した表1に示される成分組成のR−T−M−A系合金a〜jのブロックを表8〜10に示される条件で室温から昇温または昇温し保持する昇温処理を施したのち、表8〜10に示される圧力の水素雰囲気中、表8〜10に示される保持温度条件で水素吸蔵処理を行い、引き続いて表8〜10に示される条件で不活性ガス熱処理を行い、その後、表8〜表10に示される条件でArガスで強制的に室温まで冷却し、本発明原料30〜58を作製した。
【0039】
【表8】
【0040】
【表9】
【0041】
【表10】
【0042】
これら本発明原料30〜58を透過電子顕微鏡で組織観察を行い、MR水素化物相の内部に分散しているg層の有無およびTE相の有無を調べ、その結果を表11〜13に示した。本発明原料31〜40で認められたTE相について電子線解析EDX分析の結果、表11に示した格子定数と組成比を有する相であった。
【0043】
さらに、本発明原料30〜58を大気中、温度:30℃、湿度:70%にて60日保管した後、1×10-2Torrの真空雰囲気中、温度:850℃、1時間保持の条件で脱水素処理を行い、ついでArガスにより急冷したのち粉砕して200μm以下の希土類磁石粉末を製造した。この希土類磁石粉末の組織を観察したところ、微細なR2 T14M型金属間化合物相の再結晶集合組織を有しており、この希土類磁石粉末を40kOeの磁場中で配向処理し、振動試料型磁束計で磁気特性を測定し、その結果を表11〜13に示した。
【0044】
【表11】
【0045】
【表12】
【0046】
【表13】
【0047】
従来例1
実施例1で作製した表1に示される成分組成のR−T−M−A系合金a〜jの均質化処理したブロックを表14に示される条件で水素雰囲気中および不活性ガス雰囲気中で処理することにより従来原料1〜10を製造し、これら従来原料1〜10を透過電子顕微鏡で組織観察を行い、MR水素化物相の内部に分散しているg相およびTE相の有無を調べ、その結果を表15に示した。
【0048】
さらに、従来原料1〜10を大気中、温度:30℃、湿度:70%にて60日保管した後、1×10-2Torrの真空雰囲気中、温度:850℃、1時間保持の条件で脱水素処理を行い、ついでArガスにより急冷したのち粉砕して200μm以下の希土類磁石粉末を製造した。この希土類磁石粉末の組織を観察したところ、微細なR2 T14M型金属間化合物相の再結晶集合組織を有しており、この希土類磁石粉末を40kOeの磁場中で配向処理し、振動試料型磁束計で磁気特性を測定し、その結果を表15に示した。
【0049】
【表14】
【0050】
【表15】
【0051】
表1〜15に示される結果から、表1の合金aを使用し、この発明の方法で製造したg相、またはg相およびTE相を有する本発明原料1、11、30および40を脱水素処理し、急冷し、200μm以下に粉砕することにより得られた希土類磁石粉末の磁気特性は、同じ表1の合金aを使用し、従来の方法で製造したg層およびTE相の存在しない従来原料1を脱水素処理し、急冷し、200μm以下に粉砕することにより得られた希土類磁石粉末の磁気特性よりも優れていることが分かる。
【0052】
同様に、表1の合金b〜jをそれぞれ使用し、この発明の方法で製造したg相、またはg相およびTE相を有する本発明原料を脱水素処理し、急冷し、200μm以下に粉砕することにより得られた希土類磁石粉末の磁気特性は、同じ表1の合金b〜jをそれぞれ使用し、従来の方法で製造したg層およびTE相の存在しない従来原料を脱水素処理し、急冷し、200μm以下に粉砕することにより得られた希土類磁石粉末の磁気特性よりも優れていることが分かる。
【0053】
【発明の効果】
上述のように、この発明のg相、またはg相およびTE相を有する原料合金を脱水素処理して得られた希土類磁石粉末の磁気特性は、従来のg相およびTE相の無い原料合金を脱水素処理して得られた希土類磁石粉末の磁気特性よりも優れているところから、従来よりも優れた希土類磁石粉末を提供することができ、産業上優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の希土類磁石粉末製造用原料合金の組織写生図である。
【図2】この発明の希土類磁石粉末製造用原料合金の組織写生図である。
【図3】この発明の希土類磁石粉末製造用原料合金の製造パターン図である。
【図4】この発明の希土類磁石粉末製造用原料合金の製造パターン図である。
【図5】従来の希土類磁石粉末製造用原料合金の組織写生図である。
Claims (12)
- Yを含む少なくとも1種の希土類元素(以下、Rで示す)と、
Fe、またはFeを主成分とし一部をCo、Niで置換した成分(以下、Tで示す)と、
B、またはBのうち一部をCで置換した成分(以下、Mで示す)と、
Al,Ga,Si,Ti,V,Cr,Zr,Nb,Mo,Hf,Ta,Wのうちの少なくとも1種(以下、Aで示す)と、
を主成分とする合金(以下、この合金をR−T−M−A系合金という)の素地中に、
平均粒径:0.002〜20μmのMを含有するRの水素化物からなる相(以下、MR水素化物相という)の内部に、前記MR水素化物と整合的な関係にあり得る結晶構造を有する相(以下、g相という)が分散している構成の相と(以下、この相を内部分散相という)、この内部分散相の周囲を包囲する一部または全部がR2 T14M型の正方晶構造を有するリム状相が一体となって島状に分散している組織を有することを特徴とする希土類磁石粉末製造用原料合金。 - Rと、Tと、Mと、Aを主成分とする組成のR−T−M−A系合金の素地中に、
MR水素化物相の内部にg相が分散している構成の内部分散相とこの内部分散相の周囲を包囲する一部または全部がR2 T14M型の正方晶構造を有するリム状相が一体となって島状に分散して存在し、
さらに格子定数がa=0.65〜0.85nm,c=0.90〜1.10nmの正方晶系結晶構造を有しかつ(R+M)/Tが0.13〜0.30の組成比を有する相(以下、TE相という)が分散している組織を有することを特徴とする希土類磁石粉末製造用原料合金。 - 前記TE相は、前記MR水素化物相の内部にg相が分散している構成の内部分散相の周囲を一部包囲する状態で分散していることを特徴とする請求項2記載の希土類磁石粉末製造用原料合金。
- 前記MR水素化物相は、M:0.1〜50原子%を含むRの水素化物であることを特徴とする請求項1、2または3記載の希土類磁石粉末製造用原料合金。
- 前記MR水素化物相は、M:0.1〜50原子%を含みかつ30原子%以下(0を含まず)のTおよびAを含むRの水素化物であることを特徴とする請求項1、2または3記載の希土類磁石粉末製造用原料合金。
- 前記MR水素化物相の内部にg相が分散している構成の内部分散相は、球状または球形に近い形状をした粒状(以下、球形粒状という)を有することを特徴とする請求項1、2または3記載の希土類磁石粉末製造用原料合金。
- 前記MR水素化物相の内部にg相が分散している構成の内部分散相は、紡錘形もしくは楕円球形またはそれらに近い形状をした粒状(以下、紡錘形粒状という)を有することを特徴とする請求項1、2または3記載の希土類磁石粉末製造用原料合金。
- 前記MR水素化物相の内部にg相が分散している構成の内部分散相は、球形粒状および紡錘形粒状を有することを特徴とする請求項1、2または3記載の希土類磁石粉末製造用原料合金。
- R−T−M−A系合金インゴットを、
非酸化性雰囲気中で室温から温度:500℃未満までの所定の温度に昇温、または昇温し保持したのち、
水素または水素と不活性ガスの混合雰囲気中、温度:500〜750℃に昇温し保持し、さらに水素または水素と不活性ガスの混合雰囲気中、温度:750〜1000℃に昇温し保持することによりR−T−M−A系合金インゴットに水素を吸蔵させる水素吸蔵処理を施し、
引き続いて水素吸蔵処理を施したR−T−M−A系合金インゴットを圧力:0.5〜11atmの範囲内にある不活性ガス雰囲気中で500〜1000℃に保持の不活性ガス熱処理を施し、
ついで、不活性ガス雰囲気中で室温まで冷却する冷却処理を施すことを特徴とする希土類磁石粉末製造用原料合金の製造方法。 - R−T−M−A系合金インゴットを、
非酸化性雰囲気中で室温から温度:500℃未満までの所定の温度に昇温、または昇温し保持したのち、
水素または水素と不活性ガスの混合雰囲気中で温度:750〜1000℃に昇温し保持することによりR−T−M−A系合金インゴットに水素を吸蔵させる水素吸蔵処理を施し、
引き続いて水素吸蔵処理を施したR−T−M−A系合金インゴットを圧力:0.5〜11atmの範囲内にある不活性ガス雰囲気中で500〜1000℃に保持の不活性ガス熱処理を施し、
ついで、不活性ガス雰囲気中で室温まで冷却する冷却処理を施すことを特徴とする希土類磁石粉末製造用原料合金の製造方法。 - 前記R−T−M−A系合金インゴットは、真空またはAr雰囲気中、温度:600〜1200℃に保持することにより均質化処理したR−T−M−A系合金インゴットであることを特徴とする請求項9または10記載の希土類磁石粉末製造用原料合金の製造方法。
- 前記不活性ガス熱処理後の冷却は、500℃までを30〜500℃/min.の冷却速度で行うことを特徴とする請求項9または10記載の希土類磁石粉末製造用原料合金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05964598A JP3567720B2 (ja) | 1997-09-26 | 1998-03-11 | 希土類磁石粉末製造用原料合金およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26186297 | 1997-09-26 | ||
JP9-261862 | 1997-09-26 | ||
JP05964598A JP3567720B2 (ja) | 1997-09-26 | 1998-03-11 | 希土類磁石粉末製造用原料合金およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11158587A JPH11158587A (ja) | 1999-06-15 |
JP3567720B2 true JP3567720B2 (ja) | 2004-09-22 |
Family
ID=26400704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05964598A Expired - Fee Related JP3567720B2 (ja) | 1997-09-26 | 1998-03-11 | 希土類磁石粉末製造用原料合金およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3567720B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20210308754A1 (en) * | 2018-07-19 | 2021-10-07 | Aichi Steel Corporation | Method for producing rare-earth magnet powder |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8907755B2 (en) * | 2012-03-30 | 2014-12-09 | Toda Kogyo Corporation | R-T-B-based rare earth magnet particles, process for producing the R-T-B- based rare earth magnet particles, and bonded magnet |
-
1998
- 1998-03-11 JP JP05964598A patent/JP3567720B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20210308754A1 (en) * | 2018-07-19 | 2021-10-07 | Aichi Steel Corporation | Method for producing rare-earth magnet powder |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11158587A (ja) | 1999-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106941038B (zh) | 稀土烧结磁体及其制造方法 | |
KR100452787B1 (ko) | 이방성 자석 분말의 제조방법, 이방성 자석 분말의 원료분말 및 본드 자석 | |
US7138018B2 (en) | Process for producing anisotropic magnet powder | |
JP2898173B2 (ja) | 溶融紡糸リボンからの細粒化異方性粉末の製造 | |
JP2012253247A (ja) | 複合磁性材及びその製造方法 | |
JPH11186016A (ja) | 希土類元素・鉄・ボロン系永久磁石およびその製造方法 | |
SI9300639A (en) | Magnetic powder of type Fe - RARE EARTH - B and correspondent magnets and its method of preparation | |
JP3567720B2 (ja) | 希土類磁石粉末製造用原料合金およびその製造方法 | |
JPH024901A (ja) | 希土類−Fe−B系合金磁石粉末の製造法 | |
JP7533424B2 (ja) | 希土類焼結磁石の製造方法 | |
JP3368294B2 (ja) | 永久磁石用異方性希土類合金粉末の製造方法 | |
JPH11158588A (ja) | 希土類磁石粉末製造用原料合金およびその製造方法 | |
JP2564492B2 (ja) | 希土類−Fe−B系鋳造体永久磁石の製造法 | |
JPH1041113A (ja) | 優れた磁気特性を有する希土類磁石材料粉末およびその製造方法 | |
JP3562138B2 (ja) | 希土類磁石粉末製造用原料合金 | |
JPH0768604B2 (ja) | Fe基磁性合金 | |
JP2623731B2 (ja) | 希土類―Fe―B系異方性永久磁石の製造法 | |
JP2746223B2 (ja) | 希土類−Fe−B系鋳造体永久磁石 | |
JPH04260302A (ja) | 磁石粉末およびその製造方法ならびにボンディッド磁石 | |
JP3562597B2 (ja) | 希土類磁石粉末を製造するための原料合金 | |
JP3204025B2 (ja) | 希土類磁石粉末製造用原料合金 | |
JPH08288113A (ja) | 希土類磁石材料粉末および希土類磁石の製造方法 | |
JPH06310316A (ja) | 希土類−Fe−C−N金属間化合物磁性材料粉末およびその製造法 | |
JPH06224015A (ja) | 希土類−Fe−N金属間化合物磁性材料粉末の製造法およびその製造法により得られた希土類−Fe−N金属間化合物磁性材料粉末 | |
JP2000021614A (ja) | 磁気異方性に優れた希土類磁石粉末の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040525 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040607 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |