JP3566966B2 - 画像表示管の放電 - Google Patents
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Description
技術分野
本発明は、画像表示管を放電する方法に関する。
本発明はまた、請求項7の前提項(preamble)に規定される画像表示装置にも関する。
画像表示管を放電することは、画像表示管が、例えばテレビジョン受信機及びコンピュータのモニタ内等で使用される全ての装置において重要である。
背景技術
この形式の画像表示管放電回路は、ヨーロッパ特許出願公開第0521378号から既知である。この既知の画像表示管放電回路は、アノード電圧を入力するアノード、電子ビームを供給する電子銃、該電子ビームを偏向する水平及び垂直偏向コイル並びにこの入射電子ビームを光に変換する蛍光体が設けられた表示スクリーンを有する画像表示管を駆動する。前記電子ビームは、前記アノード電圧により前記表示スクリーンに向けて加速される。この電子ビームは、前記水平及び垂直偏向コイル内を流れる偏向電流により決定される位置で前記表示スクリーン上に衝突する。
スタンバイ信号に応答して、前記既知の画像表示管放電回路は、アノード電圧生成器の供給電圧をスイッチオフする。次いで、規定量の電子(以下電子流として参照する)からなる電子ビームが、前記アノード電圧を低値に減少させるため生成される。アノード電圧の減少時、水平及び垂直偏向回路に供給される電源電圧も減少し、偏向電子ビームにより書込まれる前記表示スクリーン上の表面領域が減少する。この偏向電子ビームにより書込まれる表示スクリーン上の領域は以下で、スクリーン上の書込み領域として参照される。
前記表示スクリーンに到達するエネルギ量は、前記電子流と前記アノード電圧との積に依存する、すなわち、該アノード電圧の減少と共に減少する。既知の画像表示管放電回路は、前記アノード電圧が前記水平及び垂直偏向の減少に対して十分に速い速度で減少するように電子流量が供給されることを確実にする。この電子流量、並びに前記水平及び垂直偏向が減少する速度は、前記スクリーン上の書込み領域が、蛍光体を焼け付かせることなく該スクリーンに到達する減少していくエネルギを処理するのに常に十分な減少していくサイズを持つように選択される。
オフ信号が、マイクロコンピュータから生じ、画像表示装置が通常動作状態からスタンバイ状態に切替えられる場合に活性化する。上述のような表示管を放電することは、該表示管の他の電極上の減少された電位での(電界放出)、高アノード電圧に起因する前記蛍光体の焼付き及び該表示管の望ましくない発光を防止し、また、前記アノード電圧が、前記画像表示管を含む当該装置を修理する場合に望ましい接触安全値(a contact−safe value)に減少されていることを確実にする。
この既存の表示管放電回路は、前記アノード電圧を減少させるために生成される前記規定電子流が、高輝度で前記表示スクリーン上に見えてしまう欠点を有している。
安全回路が、英国特許第609839号から既知である。エラーが水平又は垂直偏向回路内に検出された場合、この既知の安全回路は、電子ビームを表示スクリーンの可視部分外の該スクリーン上に衝突させるように水平又は垂直偏向に作用する。このように、蛍光体の可視部分の焼付きが防止される。この安全回路の目的は表示管を放電することではない。
発明の開示
とりわけ、本発明の目的は、表示スクリーン上で高輝度に見えることなく表示管を放電する方法を提供することにある。
このため、本願第1の発明は、請求項1に規定される方法を提供する。
本願第2の発明は、請求項7に規定される画像表示装置を提供する。
本発明の有利な実施例が従属項に記載されている。
画像表示装置においては、電子ビームが、表示管の制限電極(一般的にはカソード)に駆動信号を与えることにより通常動作時に生成される。与えられる画像信号に依存して、前記駆動信号は、蛍光体が発光するルミネセンスを調整するため前記電子ビーム内の電子数に影響を与える。カラーディスプレイに適した画像表示管においては、3つの制御電極が大抵設けられ、3つの電子ビームに影響を与え、そして、3つの電子流が色選択装置を介して正しい色の蛍光体上に衝突するであろう。電子流の大部分は最終的にはアノードに到達するため、該アノード内に生じる電流は、通常、ビーム電流として参照される。
本発明による画像表示管の放電は、スイッチオフ信号の発生により開始される。第1の期間後、前記電子ビームの偏向が、前記表示スクリーンの可視部分を離れるように変位される。これは、多くの既知の方法により達成することができる。有利な方法は、従属項5及び6に記載されるように垂直偏向に影響を与えることである。変位された電子ビームの偏向は以下で、表示される偏向として参照される。画像管スクリーンの可視部分を離れるよう電子ビームを変位させるのに十分大きな値をとるように水平又は垂直偏向電流に影響を与えることにより、偏向を該画像管スクリーンの可視部分外に変位させることができる。例えば、垂直偏向電流は、画像管スクリーンの可視部分外に垂直偏向における電子ビームを偏向させるために一定値を持ち、水平偏向電流はその通常の状態を持つ。この場合、一つの水平ラインが、画像管スクリーン上に見えない垂直位置に書込まれる。前記第1の期間は、ゼロ期間であっても良い。第2の期間後、規定ビーム電流が、駆動信号を少なくとも一つの制御電極に与えることにより表示管内に生成される。この駆動信号は、画像信号とは独立したものである。この規定ビーム電流は、画像表示管を低アノード電圧に素早く(例えば、10秒内に5kVに)放電するために十分大きな値を持つ。画像信号は、その振幅が、十分速く表示管を放電するようにビーム電流が生成されないか、小さすぎるビーム電流しか生成されない可能性があるような偶発的な画像内容により決定されるために、前記表示管を放電するために使用することはできない。前記第2の期間は、前記偏向の変位が高輝度で見えることを防止するために、前記第1の期間に該偏向を変位するために必要とされる時間を足した期間より短くなるべきではない。全ての期間は、スイッチオフ信号が活性化する瞬時に始まる。
多数の状況を区別することができる。
第1の状況においては、アノード電圧の生成が、水平偏向の生成に組合わされ(以下組合せ生成として参照される)、表示管の放電が、検出信号であるスイッチオフ信号により開始される。この検出信号は、画像表示装置に供給される電圧の遮断が検出される場合、例えばメインスイッチのスイッチオフ後、またはメインプラグがそのソケットから抜かれた後に活性化する。
(請求項2または8に記載される解決策が与えられる)第2の状況においては、アノード電圧の生成が、水平偏向の生成に組合わされ、表示管の放電が、スタンバイコマンドであるスイッチオフ信号により開始される。
前記第1の状況においては、組合せ生成に対する供給電圧が、検出信号の活性化の後、それ自身減少するであろう。アノード電圧が減少を開始し、水平偏向電流の振幅が減少するであろう。この水平偏向電流の振幅の減少は、電子ビームを水平に偏向する距離を比例的に減少させることにはならない。すなわち、アノード電圧の減少のために、同一距離にわたって偏向するためにより少ない偏向電流しか必要とされないからである。
水平偏向が、表示スクリーンの可視部分外に電子ビームを偏向するために十分に大きな水平偏向電流値をかなり長い間生成することができるように、この水平偏向に、表示スクリーンの可視部分外にその偏向が変位するように影響を与えることは可能である。水平偏向電流値が減少する速度に対するアノード電圧が減少する速度には、ビーム電流値(及びアノード電圧に接続されたキャパシタンス値)により影響を与えることができる。
垂直偏向に、表示スクリーンの可視部分外にその偏向が変位するように影響を与えることがより一層実際的である。
垂直偏向回路に対する(電源回路によりまたは水平偏向回路により供給される)供給電圧を、アノード電圧が十分に減少されるまで垂直偏向が表示スクリーンの可視部分外のままであるような低速度で減少させることは常に可能である。この場合、水平偏向値の低速度の減少は最早必要ではない。しかしながら、水平偏向電流の振幅の低速度の減少は、変位された偏向により書込まれる表面領域が大きいことを確実にする。垂直偏向の減少のスローダウンはより大きな電源コンデンサを必要とするため、スイッチオフ信号の発生の後できるだけ早く(第1の期間は期間ゼロである)偏向を変位することが有利である。次いで、ビーム電流の制御ができるだけ早く開始し、アノード電圧が変位された偏向の大きな振幅で早くも減少を開始する一方、この偏向の振幅はより素早く減少することができる。
前記第2の状況において、アノード電圧の生成、ゆえに水平偏向の生成が第3のスイッチング信号に応答して停止される瞬時は重要ではない。第1の状況において述べたように、偏向をゆっくりと減少させる設備が与えられる場合、組合せ生成をスイッチオフ信号により直接スイッチオフすることが可能である。この組合せ生成のスイッチオフは、例えば該生成に対する供給電圧の生成をスイッチオフすることにより可能である。スタンバイコマンドの発生の後、組合わせ生成が依然通常通り機能しつつ、偏向が最初に変位されても良い。次いで、ビーム電流が制御され、組合せ生成がスイッチオフされる。
第3の状況においては、アノード電圧の生成が、(例えば安定高電圧に対する通常の場合のように)水平偏向の生成と別個にされ、表示管の放電が、検出信号により開始される。この第3の状況においては、高電圧の供給電圧生成及び偏向に対する別個の供給電圧の両方が減少するであろう。これら2つの供給電圧が同時に減少する場合、表示管は第1の状況と同じように放電されても良い。ここで、水平偏向を生成するための別個の供給電圧をゆっくりと減少させることによりアノード電圧の減少に対する該水平偏向の減少を遅延することも(従属項11に規定されるように)可能である。水平偏向の減少のできる限り遅い速度により、ビーム電流量を、アノード電圧をより素早く減少させるために上昇させることが可能である。
(請求項2または8に解決策が与えられている)第4の状況においては、アノード電圧の生成が、水平偏向の生成と別個にされ、表示管の放電が、スタンバイコマンドにより開始される。スタンバイコマンドに応答して、偏向が変位され、次いで、規定ビーム電流が表示管内に生成される。第3のスイッチング信号に応答してアノード電圧の生成が停止される瞬時は、変位された偏向を、少なくとも画像表示管が十分な程度に放電されるまで動作させたままにすることが可能であるため、重要ではない。
ヨーロッパ特許公開第0521378号から既知である画像表示管放電回路は、表示スクリーン上の領域内で減少する書込み表面が蛍光体の焼付きなしに該スクリーンに到達する減少エネルギを処理することができるような遅い速度で水平及び垂直偏向が減少することを確実にする。本発明は、表示スクリーンの可視部分が書込まれないように偏向を変位するために、最大許容可能エネルギは、蛍光体の焼付きにより限定されず、熱的高電圧破壊が表示管のエンベロープを構成するガラスを介して発生するような著しく高いエネルギにより限定される。このような破壊の結果としては、ダクトがこのガラスを介してもたらされ、ゆえに、表示管内の真空が失われてしまう。本発明の付加的な利点は、放電回路を寸法決めするより大きな自由度が可能であることである。例えば、変位された偏向により及び/または偏向をより速い速度で減少させることにより及び/またはアノード電圧をより遅い速度で減少させることにより画像表示管の表面領域を非常に小さくしか書込まないことを可能にする。
第1及び第2の状況を参照して述べたように、水平偏向の生成と組合わせてアノード電圧を生成する場合、アノード電圧の減少にはまた、少なくとも水平偏向の振幅の減少が伴うであろう。この場合書込み表面領域が減少されるが、この表面領域に入射するエネルギも(アノード電圧の減少により)減少し、ゆえに、入射エネルギが大きすぎるという危険性がない。
第3及び第4の状況による個別アノード電圧生成の場合においては、長時間変位された偏向を維持することが常に可能である。この場合、画像表示管の書込み表面領域が、大きすぎる入射エネルギを防止するには十分大きな大ビーム電流でおいてさえ選択されても良い。第4の状況においては、偏向がスイッチオフされないので、アノード電圧が減少しない場合でさえ、大きすぎる入射エネルギを導くことはないであろう。ゆえに、画像表示管の放電時アノード電圧が減少する速度はこの場合重要ではない。しかしながら、不必要に表示管の放電を遅延することは望ましくない。表示管を放電する工程は、好ましくは、できる限り素早く互いに続いていくであろう。しかしながら、画像表示管の放電に表示スクリーン上の高輝度が伴わないことを達成するためには、これら工程を素早く連続させることは関係ない。
本発明による方法の一実施例は、請求項2に記載されるように、第2及び第4の状況においても画像表示管が高輝度で見えることなしに放電される利点を持つ。
本発明による方法の一実施例においては、請求項3に記載されるように、電子ビームがスイッチオフ信号に応答して最初に抑圧される。これは、偏向の表示スクリーンの可視部分外の位置への変位が見えない利点を持つ。
本発明による方法の一実施例は、請求項4に記載されるように、表示管内のビーム電流が、アノード電圧が十分な程度(例えば、5kV以下)に減少されるとすぐに抑圧される利点を持つ。接触安全値が得られた場合及び表示管内に望ましくない残存がない場合(電界放出)、アノード電圧は十分な程度に減少している。この実施例は、特に、変位された偏向が十分な程度に減少しているアノード電圧において表示スクリーンの可視部分に到達するほど速く偏向の減少が選択される場合に重要である。この場合、上記場合に表示スクリーン上で発生する可能性のある小さな発光現象は、抑圧されるであろう。
本発明による方法の一実施例は、請求項5に記載されるように、垂直偏向に影響を与えることにより簡単に偏向を変位させることが可能である。
本発明による方法の一実施例は、請求項6に記載されるように、垂直偏向の変位を、最大垂直偏向電流を生成することにより容易に実行することが可能である。さらに、この方法においては、垂直偏向が、この垂直偏向の供給電圧が減少する際できる限り長く表示スクリーンの可視部分外のままであろう。これは、例えば、この供給電圧がアノード電圧を生成する回路から生じるような場合である。
請求項10に記載される画像表示装置の一実施例は、水平偏向が減少する速度とは独立して、変位された偏向が、アノード電圧が十分な程度に減少するまで表示スクリーンの可視部分外のままであるような遅い速度で垂直偏向が減少する利点を持つ。これはまた、アノード電圧の生成が相対的に遅い瞬時に停止される場合、または、アノードキャパシタンスが(例えば、コンピュータモニタにおいてしばしばあるように、変化するビーム電流のアノード電圧に及ぼす影響を減少するため外部高電圧コンデンサを設けることにより)非常に大きいような場合である。
請求項11に記載される画像表示装置の一実施例においては、アノード電圧の減少に対する水平偏向の減少は、水平偏向を生成するための(別個の)供給電圧をゆっくりと減少させることにより、すなわち、より長期間変位された偏向でより大きな表面領域を書込むようにスローダウンされる。これは、アノード電圧をより素早く減少させるためにビーム電流量を増加する自由度がより大きい利点を提供する。
本発明のこれらの及び他の特徴は、以下に記載の実施例を参照してより明白に説明されるであろう。
【図面の簡単な説明】
図において、
第1図は、アノード電圧及び水平偏向の組合せ生成を行う、本発明による画像表示装置のブロック図であり、
第2図は、アノード電圧の別個の生成を行う、本発明による画像表示装置のブロック図であり、
第3図は、第1の方法により表示管を放電するための信号波形を示し、
第4図は、第2の方法により表示管を放電するための信号波形を示している。
発明を実施するための最良の形態
第1図は、アノード電圧Va及び水平偏向電流Ihの組合せ生成を行う、本発明による画像表示装置のブロック図である。
電源回路1は、第1の供給電圧Vb1を生成する入力電圧Viを入力する。この入力電圧Viは、交流電圧または直流電圧であっても良い。第1の供給電圧Vb1は、画像表示管3の周囲に配置される水平偏向コイルLhを介して水平偏向電流Ihを生成する水平偏向回路20に印加される。第1のエネルギ蓄積コンデンサC1が、第1の供給電圧Vb1に接続されている。水平偏向回路20はまた、例えば高電圧発生器(図示せず)によりアノード電圧Vaを生成する。この回路は、ビーム電流Iaを供給するため表示管3のアノード31に結合される。高電圧キャパシタンスC3は、アノード電圧Vaに接続されるように考慮されても良い。この高電圧キャパシタンスC3は、アノード31のキャパシタンス、前記高電圧発生器の出力キャパシタンス、及び可能ならば外的に追加される高電圧コンデンサを有する。この外部高電圧コンデンサは、ビーム電流Ihが画像信号Piで変化する結果としてアノード電圧Va上のリップルを低減させる。水平偏向電流Ihが減少する速度は、第1のエネルギ蓄積コンデンサC1により影響を与えることができる。前記アノード電圧が減少する速度は、第1のエネルギ蓄積コンデンサC1、高電圧キャパシタンスC3及びビーム電流Iaにより決定される。垂直偏向回路21は、画像表示管3の周囲に配置される垂直偏向コイルLvを介して垂直偏向電流Ivを生成する。この垂直偏向回路には、電源回路1からか、または水平偏向回路20から第2の供給電圧Vb2が給電される。第2のエネルギ蓄積コンデンサC2が、第2の供給電圧Vb2に接続される。前記垂直偏向が減少する速度は、第2のエネルギ蓄積コンデンサC2により影響を与えることができる。
表示管3にはさらに、制御電極30及び表示スクリーン32が設けられている。(高電位で正の)アノード電圧Vaは、表示管3内に配置される電子銃から表示スクリーン32に向けて電子を加速する。これら電子(または、カラー表示管内のそれらの一部)は、表示スクリーン32上に設けられる蛍光体を励起させるように該スクリーンに到達するであろう。
ビデオ制御回路4は、前記電子ビーム内の電子数を制御するための制御電極30に供給されるべき駆動信号Psを生成するため画像信号Piを入力する。前記電子ビームは、水平偏向電流Ih及び垂直偏向電流Ivにより決定される位置で表示スクリーン32上に衝突する。このように、前記蛍光体が発光する輝度を、画像信号Piに応じて適当な位置で変更することが可能である。三原色の蛍光体を持つカラー表示管においては、前記ビデオ制御回路は、画像信号Piから3つの駆動信号Psを生成し、各駆動信号は、3つの電子ビームを制御するため各対応する制御電極30に供給されるであろう。
制御回路5は、例えばマイクロコンピュータから送られるスタンバイ信号Ci及び検出信号Siを入力する。検出信号Siは、電源回路1の入力電圧Viが、例えばメインスイッチがスイッチオフされるために減少していることを指示する。この検出信号Siは、入力電圧Viからか、電源回路1により供給される供給電圧Vbからか、または該電源回路1内の制御回路から得ても良い。制御回路5は、第1のスイッチング信号(S1)、第2のスイッチング信号(S2)及び可能ならば第3のスイッチング信号(S3)及び/または第4のスイッチング信号(S4)を生成する。スイッチオフ信号S、第2のスイッチング信号(S2)及び第4のスイッチング信号(S4)は、ビデオ制御回路4に供給され、第1のスイッチング信号(S1)及び第3のスイッチング信号(S3)は、偏向回路2に供給される。
垂直偏向回路21は、例として、第1のスイッチング信号S1に応答して最大の正の垂直偏向電流Ivを生成するように示されている。垂直出力段210の非反転入力は、加算回路220から出力信号を入力する。加算回路220は、垂直駆動信号Vsと第1のスイッチング信号S1との和を決定する。垂直出力段210の反転入力は、フィードバックネットワークR1及びR2を介して垂直偏向電流Ivを入力する。垂直出力段210は、垂直偏向電流Ivを垂直偏向コイルLvに供給する。通常動作時に、第1のスイッチング信号S1は活性化せず、垂直偏向電流Ivが、同期回路(図示せず)から生じる垂直駆動信号Vsにより決定される。垂直偏向回路21は、垂直トレース期間中に一様な速度で表示スクリーン32の頂部から底部に前記電子ビームを移動させる。垂直帰線期間中に、前記電子ビームは、短時間内に(前記底部から前記頂部に)戻される。このような高速帰線を実現するための特別な設備が、垂直出力段210内に配置される。第1のスイッチング信号S1が活性化する場合、垂直偏向電流Ivは、最大の正の値をとるであろうし、垂直偏向21、ゆえに駆動信号Psの書込み2が、表示スクリーン32の可視部分を離れるように変位される。この垂直偏向回路21に関し、正の最大垂直偏向電流Ivは、高速帰線のための前記設備が垂直偏向21を上方に高速に変位させる可能性を提供するために、有利に選択される。
第2図は、アノード電圧Vaと水平偏向電流Ihが別個に生成される、本発明による画像表示装置のブロック図である。第1図のものと異なる特徴がここで述べられるであろう。アノード電圧Vaも生成する第1図の水平偏向回路20が、もはやアノード電圧Vaを生成しない水平偏向回路20により置換されている。ここでは、電源回路1が、アノード電圧Vaを生成するアノード電圧生成回路23に供給されるべき第3の供給電圧Vb3も生成する。ここでは、第3のスイッチング信号S3が、電源回路1内に組み込まれるスイッチオフ回路10により第3の供給電圧Vb3をスイッチオフするため該電源回路に供給されるか、または停止回路230を介してアノード電圧Vaの生成を遮断するためアノード電圧生成回路23に供給される。停止回路230は、例えば高電圧発生器の一次巻線に結合されるスイッチング素子に対する制御パルスの生成が、または安定アノード電圧の場合に与えられる制御ループに作用しても良い。第2図に示される回路の動作は、第4図を参照して述べられるであろう。
第3図は、前記画像表示装置が例えばメインスイッチによりスイッチオフされる場合に適用可能である、第1の方法により画像表示管3を放電するための信号波形を示している。表示管3の放電は、検出信号Si、ゆえにスイッチオフ信号Sの、共に瞬時t1における活性化に応答して開始される。任意的に、ビーム電流Iaの抑圧が、スイッチオフ信号Sが活性化する場合に開始されても良い。時間Tbの後、ビーム電流Iaは抑圧され、瞬時t2において、偏向2の変位が第1のスイッチング信号S1に応答して開始される。このように、偏向2の変位が、制御電極30に与えられる画像信号Piの結果として見えてしまうことが防止される。ビーム電流Iaが偏向2の変位前に抑圧されない場合、第1のスイッチング信号S1は、スイッチオフ信号Sに等しいように選択されても良く、かくして瞬時t1において活性化する。偏向2の変位は、所定の期間Tfを要求する。偏向2が表示スクリーン32の縁から安全な距離に変位されているとすれば、この偏向は瞬時t3より少し前に表示スクリーン32上で最早見えないであろう。第2のスイッチング信号S2が、画像表示管3を放電するためのビーム電流Iaの規定された駆動に対して(偏向2が最早表示スクリーン32上で見えないいかなる場合のみにおいて)瞬時t3周辺で活性化するであろう。任意的に、第4のスイッチング信号S4に応答して瞬時t4においてビーム電流Iaを抑圧することも可能である。瞬時t4及びt3の間の放電期間Tdは、アノード電圧Vaが十分な程度(例えば、5kVに)に減少されているような長さが選択されている。瞬時t4後再びビーム電流Iaを抑圧することにより、表示スクリーン32の少量の発光を、表示スクリーン32の可視部分が低アノード電圧Vaで偏向2により書込まれる場合に防止することができる。前記ビーム電流Iaの抑圧(Tb>t4)及び該ビーム電流Iaの規定駆動(Tb)は、別個のスイッチオフ信号S、第2のスイッチング信号S2及び第4のスイッチング信号S4の代わりに一つのスイッチング信号S2'により指示されても良いことは明らかであろう。
第4図は、前記画像表示装置がスタンバイ信号Ciに応答してスイッチオフされる場合に適用される、第2の方法により画像表示管3を放電するための信号波形を示している。画像表示管3の放電は、スタンバイ信号Ci、ゆえに、スイッチオフ信号Sの、共に瞬時t1における活性化に応答して開始される。画像表示管3の放電はさらに、第3図を参照した記載と同様に続行する。しかしながら、第3のスイッチング信号S3が、瞬時t5においてアノード電圧生成23をスイッチオフするために必要である。アノード電圧Vaの組合せ生成及び別個の生成両方に関し、瞬時t5が、t1及びt2の間にあっても良く、また第2及び第4の状況を参照して述べたようにt3の後でさえも良い。瞬時t5が瞬時t3と一致するのが最適である。アノード電圧Vaが別個に生成される場合、変位された水平及び垂直偏向2は、まして、該アノード電圧Vaが十分な程度に減少されるまで活性化していても良い。所望ならば、変位された水平及び垂直偏向2を、この変位された偏向2の略々一定の位置及び該偏向2での一定の書込み表面領域を得るように前記アノード電圧Vaに依存して制御することが可能である。
上述の実施例は本発明を限定するものではなく、むしろ例示であり、当業者が、請求項に記載した本発明の保護範囲から離れることなく多くの他の実施例を考えることができるであろうことに注意されたい。例えば、垂直偏向21のみを表示スクリーン32の可視部分を離れるように変位する代わりに、水平偏向20;22のみを表示スクリーン32の可視部分を離れるように変位することが可能である。この偏向は、偏向コイルにより発生される電磁界により、または偏向プレートにより静電的に実現されても良い。前記ビーム電流の抑圧または規定制御は、いかなる適切な制御電極(例えば、カソードまたはG1)で、または表示間3の制御電極の組合せで実現されても良い。請求項におけるかっこの中の参照番号は、ただ請求項を明らかにするものであり、請求項の保護範囲を限定するものとして考えられるべきではない。本発明はまた、ハードウェア回路として、または適切にプログラムされたコンピュータとして実行されても良い。
本発明は、画像表示管を放電する方法に関する。
本発明はまた、請求項7の前提項(preamble)に規定される画像表示装置にも関する。
画像表示管を放電することは、画像表示管が、例えばテレビジョン受信機及びコンピュータのモニタ内等で使用される全ての装置において重要である。
背景技術
この形式の画像表示管放電回路は、ヨーロッパ特許出願公開第0521378号から既知である。この既知の画像表示管放電回路は、アノード電圧を入力するアノード、電子ビームを供給する電子銃、該電子ビームを偏向する水平及び垂直偏向コイル並びにこの入射電子ビームを光に変換する蛍光体が設けられた表示スクリーンを有する画像表示管を駆動する。前記電子ビームは、前記アノード電圧により前記表示スクリーンに向けて加速される。この電子ビームは、前記水平及び垂直偏向コイル内を流れる偏向電流により決定される位置で前記表示スクリーン上に衝突する。
スタンバイ信号に応答して、前記既知の画像表示管放電回路は、アノード電圧生成器の供給電圧をスイッチオフする。次いで、規定量の電子(以下電子流として参照する)からなる電子ビームが、前記アノード電圧を低値に減少させるため生成される。アノード電圧の減少時、水平及び垂直偏向回路に供給される電源電圧も減少し、偏向電子ビームにより書込まれる前記表示スクリーン上の表面領域が減少する。この偏向電子ビームにより書込まれる表示スクリーン上の領域は以下で、スクリーン上の書込み領域として参照される。
前記表示スクリーンに到達するエネルギ量は、前記電子流と前記アノード電圧との積に依存する、すなわち、該アノード電圧の減少と共に減少する。既知の画像表示管放電回路は、前記アノード電圧が前記水平及び垂直偏向の減少に対して十分に速い速度で減少するように電子流量が供給されることを確実にする。この電子流量、並びに前記水平及び垂直偏向が減少する速度は、前記スクリーン上の書込み領域が、蛍光体を焼け付かせることなく該スクリーンに到達する減少していくエネルギを処理するのに常に十分な減少していくサイズを持つように選択される。
オフ信号が、マイクロコンピュータから生じ、画像表示装置が通常動作状態からスタンバイ状態に切替えられる場合に活性化する。上述のような表示管を放電することは、該表示管の他の電極上の減少された電位での(電界放出)、高アノード電圧に起因する前記蛍光体の焼付き及び該表示管の望ましくない発光を防止し、また、前記アノード電圧が、前記画像表示管を含む当該装置を修理する場合に望ましい接触安全値(a contact−safe value)に減少されていることを確実にする。
この既存の表示管放電回路は、前記アノード電圧を減少させるために生成される前記規定電子流が、高輝度で前記表示スクリーン上に見えてしまう欠点を有している。
安全回路が、英国特許第609839号から既知である。エラーが水平又は垂直偏向回路内に検出された場合、この既知の安全回路は、電子ビームを表示スクリーンの可視部分外の該スクリーン上に衝突させるように水平又は垂直偏向に作用する。このように、蛍光体の可視部分の焼付きが防止される。この安全回路の目的は表示管を放電することではない。
発明の開示
とりわけ、本発明の目的は、表示スクリーン上で高輝度に見えることなく表示管を放電する方法を提供することにある。
このため、本願第1の発明は、請求項1に規定される方法を提供する。
本願第2の発明は、請求項7に規定される画像表示装置を提供する。
本発明の有利な実施例が従属項に記載されている。
画像表示装置においては、電子ビームが、表示管の制限電極(一般的にはカソード)に駆動信号を与えることにより通常動作時に生成される。与えられる画像信号に依存して、前記駆動信号は、蛍光体が発光するルミネセンスを調整するため前記電子ビーム内の電子数に影響を与える。カラーディスプレイに適した画像表示管においては、3つの制御電極が大抵設けられ、3つの電子ビームに影響を与え、そして、3つの電子流が色選択装置を介して正しい色の蛍光体上に衝突するであろう。電子流の大部分は最終的にはアノードに到達するため、該アノード内に生じる電流は、通常、ビーム電流として参照される。
本発明による画像表示管の放電は、スイッチオフ信号の発生により開始される。第1の期間後、前記電子ビームの偏向が、前記表示スクリーンの可視部分を離れるように変位される。これは、多くの既知の方法により達成することができる。有利な方法は、従属項5及び6に記載されるように垂直偏向に影響を与えることである。変位された電子ビームの偏向は以下で、表示される偏向として参照される。画像管スクリーンの可視部分を離れるよう電子ビームを変位させるのに十分大きな値をとるように水平又は垂直偏向電流に影響を与えることにより、偏向を該画像管スクリーンの可視部分外に変位させることができる。例えば、垂直偏向電流は、画像管スクリーンの可視部分外に垂直偏向における電子ビームを偏向させるために一定値を持ち、水平偏向電流はその通常の状態を持つ。この場合、一つの水平ラインが、画像管スクリーン上に見えない垂直位置に書込まれる。前記第1の期間は、ゼロ期間であっても良い。第2の期間後、規定ビーム電流が、駆動信号を少なくとも一つの制御電極に与えることにより表示管内に生成される。この駆動信号は、画像信号とは独立したものである。この規定ビーム電流は、画像表示管を低アノード電圧に素早く(例えば、10秒内に5kVに)放電するために十分大きな値を持つ。画像信号は、その振幅が、十分速く表示管を放電するようにビーム電流が生成されないか、小さすぎるビーム電流しか生成されない可能性があるような偶発的な画像内容により決定されるために、前記表示管を放電するために使用することはできない。前記第2の期間は、前記偏向の変位が高輝度で見えることを防止するために、前記第1の期間に該偏向を変位するために必要とされる時間を足した期間より短くなるべきではない。全ての期間は、スイッチオフ信号が活性化する瞬時に始まる。
多数の状況を区別することができる。
第1の状況においては、アノード電圧の生成が、水平偏向の生成に組合わされ(以下組合せ生成として参照される)、表示管の放電が、検出信号であるスイッチオフ信号により開始される。この検出信号は、画像表示装置に供給される電圧の遮断が検出される場合、例えばメインスイッチのスイッチオフ後、またはメインプラグがそのソケットから抜かれた後に活性化する。
(請求項2または8に記載される解決策が与えられる)第2の状況においては、アノード電圧の生成が、水平偏向の生成に組合わされ、表示管の放電が、スタンバイコマンドであるスイッチオフ信号により開始される。
前記第1の状況においては、組合せ生成に対する供給電圧が、検出信号の活性化の後、それ自身減少するであろう。アノード電圧が減少を開始し、水平偏向電流の振幅が減少するであろう。この水平偏向電流の振幅の減少は、電子ビームを水平に偏向する距離を比例的に減少させることにはならない。すなわち、アノード電圧の減少のために、同一距離にわたって偏向するためにより少ない偏向電流しか必要とされないからである。
水平偏向が、表示スクリーンの可視部分外に電子ビームを偏向するために十分に大きな水平偏向電流値をかなり長い間生成することができるように、この水平偏向に、表示スクリーンの可視部分外にその偏向が変位するように影響を与えることは可能である。水平偏向電流値が減少する速度に対するアノード電圧が減少する速度には、ビーム電流値(及びアノード電圧に接続されたキャパシタンス値)により影響を与えることができる。
垂直偏向に、表示スクリーンの可視部分外にその偏向が変位するように影響を与えることがより一層実際的である。
垂直偏向回路に対する(電源回路によりまたは水平偏向回路により供給される)供給電圧を、アノード電圧が十分に減少されるまで垂直偏向が表示スクリーンの可視部分外のままであるような低速度で減少させることは常に可能である。この場合、水平偏向値の低速度の減少は最早必要ではない。しかしながら、水平偏向電流の振幅の低速度の減少は、変位された偏向により書込まれる表面領域が大きいことを確実にする。垂直偏向の減少のスローダウンはより大きな電源コンデンサを必要とするため、スイッチオフ信号の発生の後できるだけ早く(第1の期間は期間ゼロである)偏向を変位することが有利である。次いで、ビーム電流の制御ができるだけ早く開始し、アノード電圧が変位された偏向の大きな振幅で早くも減少を開始する一方、この偏向の振幅はより素早く減少することができる。
前記第2の状況において、アノード電圧の生成、ゆえに水平偏向の生成が第3のスイッチング信号に応答して停止される瞬時は重要ではない。第1の状況において述べたように、偏向をゆっくりと減少させる設備が与えられる場合、組合せ生成をスイッチオフ信号により直接スイッチオフすることが可能である。この組合せ生成のスイッチオフは、例えば該生成に対する供給電圧の生成をスイッチオフすることにより可能である。スタンバイコマンドの発生の後、組合わせ生成が依然通常通り機能しつつ、偏向が最初に変位されても良い。次いで、ビーム電流が制御され、組合せ生成がスイッチオフされる。
第3の状況においては、アノード電圧の生成が、(例えば安定高電圧に対する通常の場合のように)水平偏向の生成と別個にされ、表示管の放電が、検出信号により開始される。この第3の状況においては、高電圧の供給電圧生成及び偏向に対する別個の供給電圧の両方が減少するであろう。これら2つの供給電圧が同時に減少する場合、表示管は第1の状況と同じように放電されても良い。ここで、水平偏向を生成するための別個の供給電圧をゆっくりと減少させることによりアノード電圧の減少に対する該水平偏向の減少を遅延することも(従属項11に規定されるように)可能である。水平偏向の減少のできる限り遅い速度により、ビーム電流量を、アノード電圧をより素早く減少させるために上昇させることが可能である。
(請求項2または8に解決策が与えられている)第4の状況においては、アノード電圧の生成が、水平偏向の生成と別個にされ、表示管の放電が、スタンバイコマンドにより開始される。スタンバイコマンドに応答して、偏向が変位され、次いで、規定ビーム電流が表示管内に生成される。第3のスイッチング信号に応答してアノード電圧の生成が停止される瞬時は、変位された偏向を、少なくとも画像表示管が十分な程度に放電されるまで動作させたままにすることが可能であるため、重要ではない。
ヨーロッパ特許公開第0521378号から既知である画像表示管放電回路は、表示スクリーン上の領域内で減少する書込み表面が蛍光体の焼付きなしに該スクリーンに到達する減少エネルギを処理することができるような遅い速度で水平及び垂直偏向が減少することを確実にする。本発明は、表示スクリーンの可視部分が書込まれないように偏向を変位するために、最大許容可能エネルギは、蛍光体の焼付きにより限定されず、熱的高電圧破壊が表示管のエンベロープを構成するガラスを介して発生するような著しく高いエネルギにより限定される。このような破壊の結果としては、ダクトがこのガラスを介してもたらされ、ゆえに、表示管内の真空が失われてしまう。本発明の付加的な利点は、放電回路を寸法決めするより大きな自由度が可能であることである。例えば、変位された偏向により及び/または偏向をより速い速度で減少させることにより及び/またはアノード電圧をより遅い速度で減少させることにより画像表示管の表面領域を非常に小さくしか書込まないことを可能にする。
第1及び第2の状況を参照して述べたように、水平偏向の生成と組合わせてアノード電圧を生成する場合、アノード電圧の減少にはまた、少なくとも水平偏向の振幅の減少が伴うであろう。この場合書込み表面領域が減少されるが、この表面領域に入射するエネルギも(アノード電圧の減少により)減少し、ゆえに、入射エネルギが大きすぎるという危険性がない。
第3及び第4の状況による個別アノード電圧生成の場合においては、長時間変位された偏向を維持することが常に可能である。この場合、画像表示管の書込み表面領域が、大きすぎる入射エネルギを防止するには十分大きな大ビーム電流でおいてさえ選択されても良い。第4の状況においては、偏向がスイッチオフされないので、アノード電圧が減少しない場合でさえ、大きすぎる入射エネルギを導くことはないであろう。ゆえに、画像表示管の放電時アノード電圧が減少する速度はこの場合重要ではない。しかしながら、不必要に表示管の放電を遅延することは望ましくない。表示管を放電する工程は、好ましくは、できる限り素早く互いに続いていくであろう。しかしながら、画像表示管の放電に表示スクリーン上の高輝度が伴わないことを達成するためには、これら工程を素早く連続させることは関係ない。
本発明による方法の一実施例は、請求項2に記載されるように、第2及び第4の状況においても画像表示管が高輝度で見えることなしに放電される利点を持つ。
本発明による方法の一実施例においては、請求項3に記載されるように、電子ビームがスイッチオフ信号に応答して最初に抑圧される。これは、偏向の表示スクリーンの可視部分外の位置への変位が見えない利点を持つ。
本発明による方法の一実施例は、請求項4に記載されるように、表示管内のビーム電流が、アノード電圧が十分な程度(例えば、5kV以下)に減少されるとすぐに抑圧される利点を持つ。接触安全値が得られた場合及び表示管内に望ましくない残存がない場合(電界放出)、アノード電圧は十分な程度に減少している。この実施例は、特に、変位された偏向が十分な程度に減少しているアノード電圧において表示スクリーンの可視部分に到達するほど速く偏向の減少が選択される場合に重要である。この場合、上記場合に表示スクリーン上で発生する可能性のある小さな発光現象は、抑圧されるであろう。
本発明による方法の一実施例は、請求項5に記載されるように、垂直偏向に影響を与えることにより簡単に偏向を変位させることが可能である。
本発明による方法の一実施例は、請求項6に記載されるように、垂直偏向の変位を、最大垂直偏向電流を生成することにより容易に実行することが可能である。さらに、この方法においては、垂直偏向が、この垂直偏向の供給電圧が減少する際できる限り長く表示スクリーンの可視部分外のままであろう。これは、例えば、この供給電圧がアノード電圧を生成する回路から生じるような場合である。
請求項10に記載される画像表示装置の一実施例は、水平偏向が減少する速度とは独立して、変位された偏向が、アノード電圧が十分な程度に減少するまで表示スクリーンの可視部分外のままであるような遅い速度で垂直偏向が減少する利点を持つ。これはまた、アノード電圧の生成が相対的に遅い瞬時に停止される場合、または、アノードキャパシタンスが(例えば、コンピュータモニタにおいてしばしばあるように、変化するビーム電流のアノード電圧に及ぼす影響を減少するため外部高電圧コンデンサを設けることにより)非常に大きいような場合である。
請求項11に記載される画像表示装置の一実施例においては、アノード電圧の減少に対する水平偏向の減少は、水平偏向を生成するための(別個の)供給電圧をゆっくりと減少させることにより、すなわち、より長期間変位された偏向でより大きな表面領域を書込むようにスローダウンされる。これは、アノード電圧をより素早く減少させるためにビーム電流量を増加する自由度がより大きい利点を提供する。
本発明のこれらの及び他の特徴は、以下に記載の実施例を参照してより明白に説明されるであろう。
【図面の簡単な説明】
図において、
第1図は、アノード電圧及び水平偏向の組合せ生成を行う、本発明による画像表示装置のブロック図であり、
第2図は、アノード電圧の別個の生成を行う、本発明による画像表示装置のブロック図であり、
第3図は、第1の方法により表示管を放電するための信号波形を示し、
第4図は、第2の方法により表示管を放電するための信号波形を示している。
発明を実施するための最良の形態
第1図は、アノード電圧Va及び水平偏向電流Ihの組合せ生成を行う、本発明による画像表示装置のブロック図である。
電源回路1は、第1の供給電圧Vb1を生成する入力電圧Viを入力する。この入力電圧Viは、交流電圧または直流電圧であっても良い。第1の供給電圧Vb1は、画像表示管3の周囲に配置される水平偏向コイルLhを介して水平偏向電流Ihを生成する水平偏向回路20に印加される。第1のエネルギ蓄積コンデンサC1が、第1の供給電圧Vb1に接続されている。水平偏向回路20はまた、例えば高電圧発生器(図示せず)によりアノード電圧Vaを生成する。この回路は、ビーム電流Iaを供給するため表示管3のアノード31に結合される。高電圧キャパシタンスC3は、アノード電圧Vaに接続されるように考慮されても良い。この高電圧キャパシタンスC3は、アノード31のキャパシタンス、前記高電圧発生器の出力キャパシタンス、及び可能ならば外的に追加される高電圧コンデンサを有する。この外部高電圧コンデンサは、ビーム電流Ihが画像信号Piで変化する結果としてアノード電圧Va上のリップルを低減させる。水平偏向電流Ihが減少する速度は、第1のエネルギ蓄積コンデンサC1により影響を与えることができる。前記アノード電圧が減少する速度は、第1のエネルギ蓄積コンデンサC1、高電圧キャパシタンスC3及びビーム電流Iaにより決定される。垂直偏向回路21は、画像表示管3の周囲に配置される垂直偏向コイルLvを介して垂直偏向電流Ivを生成する。この垂直偏向回路には、電源回路1からか、または水平偏向回路20から第2の供給電圧Vb2が給電される。第2のエネルギ蓄積コンデンサC2が、第2の供給電圧Vb2に接続される。前記垂直偏向が減少する速度は、第2のエネルギ蓄積コンデンサC2により影響を与えることができる。
表示管3にはさらに、制御電極30及び表示スクリーン32が設けられている。(高電位で正の)アノード電圧Vaは、表示管3内に配置される電子銃から表示スクリーン32に向けて電子を加速する。これら電子(または、カラー表示管内のそれらの一部)は、表示スクリーン32上に設けられる蛍光体を励起させるように該スクリーンに到達するであろう。
ビデオ制御回路4は、前記電子ビーム内の電子数を制御するための制御電極30に供給されるべき駆動信号Psを生成するため画像信号Piを入力する。前記電子ビームは、水平偏向電流Ih及び垂直偏向電流Ivにより決定される位置で表示スクリーン32上に衝突する。このように、前記蛍光体が発光する輝度を、画像信号Piに応じて適当な位置で変更することが可能である。三原色の蛍光体を持つカラー表示管においては、前記ビデオ制御回路は、画像信号Piから3つの駆動信号Psを生成し、各駆動信号は、3つの電子ビームを制御するため各対応する制御電極30に供給されるであろう。
制御回路5は、例えばマイクロコンピュータから送られるスタンバイ信号Ci及び検出信号Siを入力する。検出信号Siは、電源回路1の入力電圧Viが、例えばメインスイッチがスイッチオフされるために減少していることを指示する。この検出信号Siは、入力電圧Viからか、電源回路1により供給される供給電圧Vbからか、または該電源回路1内の制御回路から得ても良い。制御回路5は、第1のスイッチング信号(S1)、第2のスイッチング信号(S2)及び可能ならば第3のスイッチング信号(S3)及び/または第4のスイッチング信号(S4)を生成する。スイッチオフ信号S、第2のスイッチング信号(S2)及び第4のスイッチング信号(S4)は、ビデオ制御回路4に供給され、第1のスイッチング信号(S1)及び第3のスイッチング信号(S3)は、偏向回路2に供給される。
垂直偏向回路21は、例として、第1のスイッチング信号S1に応答して最大の正の垂直偏向電流Ivを生成するように示されている。垂直出力段210の非反転入力は、加算回路220から出力信号を入力する。加算回路220は、垂直駆動信号Vsと第1のスイッチング信号S1との和を決定する。垂直出力段210の反転入力は、フィードバックネットワークR1及びR2を介して垂直偏向電流Ivを入力する。垂直出力段210は、垂直偏向電流Ivを垂直偏向コイルLvに供給する。通常動作時に、第1のスイッチング信号S1は活性化せず、垂直偏向電流Ivが、同期回路(図示せず)から生じる垂直駆動信号Vsにより決定される。垂直偏向回路21は、垂直トレース期間中に一様な速度で表示スクリーン32の頂部から底部に前記電子ビームを移動させる。垂直帰線期間中に、前記電子ビームは、短時間内に(前記底部から前記頂部に)戻される。このような高速帰線を実現するための特別な設備が、垂直出力段210内に配置される。第1のスイッチング信号S1が活性化する場合、垂直偏向電流Ivは、最大の正の値をとるであろうし、垂直偏向21、ゆえに駆動信号Psの書込み2が、表示スクリーン32の可視部分を離れるように変位される。この垂直偏向回路21に関し、正の最大垂直偏向電流Ivは、高速帰線のための前記設備が垂直偏向21を上方に高速に変位させる可能性を提供するために、有利に選択される。
第2図は、アノード電圧Vaと水平偏向電流Ihが別個に生成される、本発明による画像表示装置のブロック図である。第1図のものと異なる特徴がここで述べられるであろう。アノード電圧Vaも生成する第1図の水平偏向回路20が、もはやアノード電圧Vaを生成しない水平偏向回路20により置換されている。ここでは、電源回路1が、アノード電圧Vaを生成するアノード電圧生成回路23に供給されるべき第3の供給電圧Vb3も生成する。ここでは、第3のスイッチング信号S3が、電源回路1内に組み込まれるスイッチオフ回路10により第3の供給電圧Vb3をスイッチオフするため該電源回路に供給されるか、または停止回路230を介してアノード電圧Vaの生成を遮断するためアノード電圧生成回路23に供給される。停止回路230は、例えば高電圧発生器の一次巻線に結合されるスイッチング素子に対する制御パルスの生成が、または安定アノード電圧の場合に与えられる制御ループに作用しても良い。第2図に示される回路の動作は、第4図を参照して述べられるであろう。
第3図は、前記画像表示装置が例えばメインスイッチによりスイッチオフされる場合に適用可能である、第1の方法により画像表示管3を放電するための信号波形を示している。表示管3の放電は、検出信号Si、ゆえにスイッチオフ信号Sの、共に瞬時t1における活性化に応答して開始される。任意的に、ビーム電流Iaの抑圧が、スイッチオフ信号Sが活性化する場合に開始されても良い。時間Tbの後、ビーム電流Iaは抑圧され、瞬時t2において、偏向2の変位が第1のスイッチング信号S1に応答して開始される。このように、偏向2の変位が、制御電極30に与えられる画像信号Piの結果として見えてしまうことが防止される。ビーム電流Iaが偏向2の変位前に抑圧されない場合、第1のスイッチング信号S1は、スイッチオフ信号Sに等しいように選択されても良く、かくして瞬時t1において活性化する。偏向2の変位は、所定の期間Tfを要求する。偏向2が表示スクリーン32の縁から安全な距離に変位されているとすれば、この偏向は瞬時t3より少し前に表示スクリーン32上で最早見えないであろう。第2のスイッチング信号S2が、画像表示管3を放電するためのビーム電流Iaの規定された駆動に対して(偏向2が最早表示スクリーン32上で見えないいかなる場合のみにおいて)瞬時t3周辺で活性化するであろう。任意的に、第4のスイッチング信号S4に応答して瞬時t4においてビーム電流Iaを抑圧することも可能である。瞬時t4及びt3の間の放電期間Tdは、アノード電圧Vaが十分な程度(例えば、5kVに)に減少されているような長さが選択されている。瞬時t4後再びビーム電流Iaを抑圧することにより、表示スクリーン32の少量の発光を、表示スクリーン32の可視部分が低アノード電圧Vaで偏向2により書込まれる場合に防止することができる。前記ビーム電流Iaの抑圧(Tb>t4)及び該ビーム電流Iaの規定駆動(Tb)は、別個のスイッチオフ信号S、第2のスイッチング信号S2及び第4のスイッチング信号S4の代わりに一つのスイッチング信号S2'により指示されても良いことは明らかであろう。
第4図は、前記画像表示装置がスタンバイ信号Ciに応答してスイッチオフされる場合に適用される、第2の方法により画像表示管3を放電するための信号波形を示している。画像表示管3の放電は、スタンバイ信号Ci、ゆえに、スイッチオフ信号Sの、共に瞬時t1における活性化に応答して開始される。画像表示管3の放電はさらに、第3図を参照した記載と同様に続行する。しかしながら、第3のスイッチング信号S3が、瞬時t5においてアノード電圧生成23をスイッチオフするために必要である。アノード電圧Vaの組合せ生成及び別個の生成両方に関し、瞬時t5が、t1及びt2の間にあっても良く、また第2及び第4の状況を参照して述べたようにt3の後でさえも良い。瞬時t5が瞬時t3と一致するのが最適である。アノード電圧Vaが別個に生成される場合、変位された水平及び垂直偏向2は、まして、該アノード電圧Vaが十分な程度に減少されるまで活性化していても良い。所望ならば、変位された水平及び垂直偏向2を、この変位された偏向2の略々一定の位置及び該偏向2での一定の書込み表面領域を得るように前記アノード電圧Vaに依存して制御することが可能である。
上述の実施例は本発明を限定するものではなく、むしろ例示であり、当業者が、請求項に記載した本発明の保護範囲から離れることなく多くの他の実施例を考えることができるであろうことに注意されたい。例えば、垂直偏向21のみを表示スクリーン32の可視部分を離れるように変位する代わりに、水平偏向20;22のみを表示スクリーン32の可視部分を離れるように変位することが可能である。この偏向は、偏向コイルにより発生される電磁界により、または偏向プレートにより静電的に実現されても良い。前記ビーム電流の抑圧または規定制御は、いかなる適切な制御電極(例えば、カソードまたはG1)で、または表示間3の制御電極の組合せで実現されても良い。請求項におけるかっこの中の参照番号は、ただ請求項を明らかにするものであり、請求項の保護範囲を限定するものとして考えられるべきではない。本発明はまた、ハードウェア回路として、または適切にプログラムされたコンピュータとして実行されても良い。
Claims (11)
- 少なくとも制御電極、アノード、電子ビームを偏向するための水平及び垂直偏向手段並びに画像信号を表示するための表示スクリーンを有する画像表示管を放電する方法であって、
スイッチオフ信号を生成する工程と、
第1の期間だけ遅延されるスイッチオフ信号である第1のスイッチング信号に応答して前記表示スクリーンの可視部分を離れるように前記電子ビームの偏向を変位する工程と、
前記画像信号とは独立して前記電子ビーム内の電子量を制御するため第2の期間だけ遅延されるスイッチオフ信号である第2のスイッチング信号に応答して駆動信号を生成する工程とを有し、
前記駆動信号は少なくとも一つの前記制御電極に供給され、前記電子量は実質的にゼロよりも大きく、前記第2の期間は前記第1の期間に前記偏向を変位するために必要とされる時間を加えた合計よりも短くない持続時間を持つ方法。 - 第3の期間だけ遅延されるスイッチオフ信号である第3のスイッチング信号に応答してアノード電圧の生成を遮断する工程をさらに有し、
前記アノード電圧は前記電子ビームを加速するため前記アノードに供給され、前記第3の期間は前記第1の期間よりも短くない、請求項1に記載の画像表示管を放電する方法。 - 請求項1または2に記載の方法において、
前記スイッチオフ信号に応答して前記駆動信号により前記電子ビームを抑圧する工程をさらに有し、
前記第1の期間は前記スイッチオフ信号が活性化する瞬時と前記電子ビームが抑圧される瞬時との間に経過する時間よりも短くない持続時間を持つことを特徴とする方法。 - 請求項1、2または3に記載の方法において、
前記画像表示管が十分な程度に放電されている瞬時に前記駆動信号により前記電子ビームを抑圧する工程をさらに有することを特徴とする方法。 - 請求項1、2、3または4に記載の方法において、
前記偏向は垂直偏向を変位することにより変位されることを特徴とする方法。 - 請求項5に記載の方法において、
前記垂直偏向は最大垂直偏向電流を生成することにより変位されることを特徴とする方法。 - スイッチオフ信号を供給するため及び所定の期間だけ遅延される該スイッチオフ信号であるビデオスイッチング信号を供給するためオフコマンドを入力する制御回路と、
画像信号とは独立して少なくとも一つの電子ビーム内の電子量を制御するため画像表示管の少なくとも一つの制御電極に少なくとも一つの駆動信号を前記ビデオスイッチング信号に応答して供給するように前記画像信号及び前記ビデオスイッチング信号を入力するビデオ制御回路と、
前記電子ビームを偏向するため前記画像表示管の水平及び垂直偏向手段に結合される偏向回路とを有する画像表示装置であって、
前記電子量が実質的にゼロよりも大きい画像表示装置において、
前記制御回路はさらに、第1の期間だけ遅延される前記スイッチオフ信号である変位スイッチング信号を生成するように構成され、
前記偏向回路は、前記電子ビームの偏向を前記表示スクリーンの可視部分を離れるように変位するため前記変位スイッチング信号を入力するように構成され、
前記所定の期間は、前記第1の期間に前記表示スクリーンの可視部分を離れるように前記偏向を変位するために必要とされる時間を加えた合計よりも短くない持続時間を持つことを特徴とする画像表示装置。 - 請求項7に記載の画像表示装置において、
前記制御回路はさらに、さらなる期間だけ遅延される前記スイッチオフ信号であるアノードスイッチング信号を生成するように構成され、
当該画像表示装置にはさらに、前記電子ビームを加速するためのアノード電圧を供給するため前記画像表示管のアノードに結合される高電圧生成回路と、
前記アノードスイッチング信号に応答して前記アノード電圧の生成を遮断するための手段とが設けられ、
前記さらなる期間は前記第1の期間よりも短くないことを特徴とする画像表示装置。 - 請求項7または8に記載の画像表示装置において、
前記ビデオ制御回路はさらに、前記駆動信号により前記電子ビームを抑圧するため前記スイッチオフ信号を入力し、
前記第1の期間は、前記スイッチオフ信号が活性化する瞬時と前記電子ビームが抑圧される瞬時との間に経過する期間よりも短くない持続時間を持つことを特徴とする画像表示装置。 - 請求項7または8に記載の画像表示装置において、
垂直偏向電流を遅い速度で減少させるため第2のエネルギ蓄積素子が垂直偏向回路に設けられることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項8に記載の画像表示装置において、
水平偏向電流を遅い速度で減少させるため第1のエネルギ蓄積素子が水平偏向回路に設けられることを特徴とする画像表示装置。
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