JP2552551B2 - 陰極線管の高圧放電回路 - Google Patents

陰極線管の高圧放電回路

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JP2552551B2 JP1208131A JP20813189A JP2552551B2 JP 2552551 B2 JP2552551 B2 JP 2552551B2 JP 1208131 A JP1208131 A JP 1208131A JP 20813189 A JP20813189 A JP 20813189A JP 2552551 B2 JP2552551 B2 JP 2552551B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、テレビジョン受像機のスポットキラーのた
めの陰極線管の高圧放電回路に関する。
(ロ) 従来の技術 陰極線管は電源オフ時に、スポットが生じるため従来
よりスポットキラー回路が採用されている。このスポッ
トキラー回路としては、電源オフ時に、ビーム電流を流
して陰極線管の高圧を放電させる放電型が良く知られて
いる。尚、放電型の一例は、特開昭60−143066号(H04N
3/20)にも示されており、周知の技術である。
第3図に、本発明のスポットキラー用の高圧放電回路
が採用されているテレビジョン受像機の従来例を示す。
第3図に於て、(10)(12)(14)(16′)は電源回
路である。電源回路(10)は、電源オフ時に速く立ち下
がる。しかし、電源回路(12)(14)(16′)は、遅く
立ち下がる。これらの電源電圧(10)(12)(14)(1
6′)の立ち下がりの異なりによりスポットが生じる
(説明は後述する)。
また、この他のスポットが生ずる原因として、チュー
ナIF回路や偏向回路などの持つ回路負荷や時定数が異な
ることも一因である。(説明は後述する) (16)はチューナIF回路、(18)は信号処理回路であ
り−Y信号を出力する。(20)は水平・垂直偏向回路で
ある。尚、周知の如く、水平・垂直偏向回路(20)は、
水平出力を昇圧して高圧を作成して、陰極線管(22)の
アノードに印加している。又、周知の如く、水平・垂直
偏向回路(20)は、内部に水平・垂直発振回路を備え、
映像信号無入力時には自己発振している。(Tro)はバ
ッファトランジスタ、(R1)(R2)(R3)は抵抗、(2
4)はバッファ回路である。尚、実際には、(24)はマ
トリクス回路であり、色差信号と−Y信号を入力してRG
B信号を夫々のカソードに出力する。
次に、第4図を参照しつつスポットの発生について説
明する。つまり、電源電圧(10)は、他の電源より、速
く立ち下がる。このため、信号処理回路(18)への入力
は0となり、出力は黒レベルとなる。
また、チューナIF回路(16)等の信号系回路の時定数
が偏向回路(20)の時定数より小さいため、電源をオフ
すると偏向回路(20)に電流が流れなくなる(偏向回路
の動作が停止する)前にチューナIF回路(16)の動作が
停止し、その結果、映像信号がないのにもかかわらず偏
向回路(20)が働くと言う現象が生ずる所謂スポットが
発生する。
つまり、第4図eに示す如く、t0時に電源をオフとす
ると、まず電源電圧(10)が立ち下がり、チューナ回路
(16)の出力が無となる。このため、信号処理回路(1
8)の出力も無となる。このため、第4図Cに示す如
く、端子(C)の−Y信号出力は、t1時に黒レベルとな
る。このため、陰極線管(22)に流れるビーム電流量も
小さくなる。しかし、第4図(a)(b)にも示す如
く、水平・垂直偏向回路(20)は動作して、陰極線管
(22)のアノードに高圧を供給し続ける。
この後、電源電圧(12)(14)(16′)も立ち下が
る。ところで、前述の様に、陰極線管(22)のアノード
には、第4図t1時より略t2時までの間に非常に多くの電
荷がたまり、この電荷が電源オフ後の長時間残留するこ
とになる。この残留電荷により、陰極線管のカソードの
残留電荷が、加速されて、螢光面に衝突して、ビームス
ポットを形成してしまう。このビームスポットは、弱
く、あまり問題とはならないが、やはり、消去した方が
良い。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 本発明は、上記の如く、電源オフ後も偏向回路(20)
は長時間動作し、陰極線管(22)のカソード電位は素早
く黒レベルとなるテレビジョン受像機の、スポット発生
を防止することを目的とする。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、電子ビームを流して蛍光面を発光させて映
像を管面上に表示する陰極線管と、 各回路に電源電圧を供給する電源回路がオフされたこ
とを検出する電流オフ検出手段と、 前記陰極線管へ映像の輝度信号を供給するための輝度
信号処理手段と、 前記陰極線管に流れる電子ビームを水平及び垂直方向
へ偏向させるための偏向電流を発生する偏向手段と、 前記電源オフ検出手段からの電源オフ検出出力が出力
された時点から充電を開始して前記偏向手段からの偏向
電流が流れなくなる前までに略充電を完了する容量手段
と、 前記電源オフ検出手段からの電源オフ検出出力が出力
された時点から前記容量手段が略充電完了までの期間の
間、前記輝度信号処理手段からの輝度信号の輝度レベル
を上昇させる輝度レベル上昇手段と、 前記輝度レベル上昇手段による輝度レベルの上昇によ
り前記陰極線管の電子ビームを流して、陰極線管の高圧
を放電させる高圧放電手段とを備える陰極線管の高圧放
電回路である。
(ホ) 作用 本発明によれば、電源オフ時に輝度信号のレベルは白
レベル以上となり、陰極線管(22)に多くのビーム電流
が流れて、放電が行なわれる。そして、この放電は、偏
向回路(20)の動作停止(t2)(t3)前の(t4)時に終
了する。
(ヘ) 実施例 第1及び第2図を参照しつつ、本発明の一実施例を説
明する。尚、第3図と同一部分には同一符号を付した。
尚、第1図は、第3図のトランジスタ(Tro)周辺に相
当し、他の部分は、第3図と同一である。
(26)は本発明の特徴である放電用輝度信号制御回路
である。(28)は時定数が非常に長い電源電圧、又は、
リモコン制御用の電源電圧であり、例えばテレビジョン
受像機のスイッチによるオン・オフに関係なく常時、電
源電圧を力している。(30)は電源オンオフ信号が入力
される端子である。この端子(30)には、電源オン時に
ハイレベル信号が印加され、電源オフ時にローレベル信
号が入力される。(R4)は抵抗、(Tr1)はトランジス
タ、(R6)は抵抗、(C)はコンデンサ、(D1)はダイ
オード、(R5)は抵抗、(Tr2)はトランジスタ、
(D2)はダイオード、(R7)は抵抗、である。尚、ダイ
オード(D1)は、トランジスタ(Tr2)のベース・エミ
ッタ間逆バイアス防止用である。抵抗(R7)とダイオー
ド(D2)は、トランジスタ(Tro)と信号処理回路(1
8)の端子(19)の逆バイアスが耐圧内に収まるように
している。
上記回路の動作を説明する。
まず、電源オン時には、端子(30)にハイレベル信号
が印加されており、トランジスタ(Tr1)はオンしてい
る。このため、コンデンサ(C)の電荷は無である。
次に、電源をオフとすると、端子(30)がローレベル
になる。このため、トランジスタ(Tr1)がオフとな
り、コンデンサ(C)に電源電圧(V4)が充電される。
この充電過程において、トランジスタ(Tr2)のベース
に電流が流れてトランジスタ(Tr2)をオンせしめる。
このトランジスタ(Tr2)のオンは、コンデンサ(C)
が略充電されるまで続く。つまり、抵抗(R5)(R6)コ
ンデンサ(C)によって決まる時定数により、所定時間
後に、トランジスタ(Tr2)は再びオフとなる。このト
ランジスタ(Tr2)のオン期間(約0.1秒)、端子(C)
の信号はアースレベルに落とされて、第2図(C)の如
くなる。つまり、この期間(t0−t4)、陰極線管のカソ
ードは高輝度電位となり、多量のビームを放射する。こ
れにより、陰極線管は放電する。
ところで、このトランジスタ(Tr2)のオン期間は、
第2図(a)(b)(c)より分る様に、水平・垂直偏
向電流が流れなくなる前に、終了するように設定されて
いる。
これは、−Y信号をアースレベルとして、陰極線管に
ビームを発生せしめている時に、水平偏向電流が流れな
くなると垂直偏向電流により、縦方向にのみ偏向されて
第5図(a)の如き縦一の高輝度ラスター(S1)が画面
(22)に生ずるからである。尚、先に垂直偏向電流が流
れなくなると第5図(b)の如き横一の高輝度ラスター
(S2)が画面に生じる。又、水平・垂直偏向電流が同時
に流れなくなると第5図(C)の如き高輝度スポット
(S3)が生じる。
本実施例では、上記の如く、高輝度部分(S1)(S2
(S3)が画面(22)に発生しない様に、輝度信号の制御
による放電を、偏向電流が流れなくなる前(t2時、t3
前)に、トランジスタ(Tr2)のオン期間が終了する様
に抵抗(R5)(R6)コンデンサ(C)の値を選定してい
る。
(ト) 発明の効果 上記の如く、本発明に依れば、電源オフ時より、偏向
電流が流れなくなる前(t2前、t3前)の間に、輝度信号
を制御して、ビーム電流を流す様にしているので、陰極
線管の放電が行なわれ且つ、第5図の様な高輝度部分が
画面に発生することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図は第1図の
各部の波形図である。 第3図は従来例を示す図、第4図は第3図の各部の波形
図である。 第5図は本発明の特徴を説明するための図である。 (26)……放電用輝度制御回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子ビームを流して蛍光面を発光させて映
    像を管面上に表示する陰極線管と、 各回路に電源電圧を供給する電源回路がオフされたこと
    を検出する電源オフ検出手段と、 前記陰極線管へ映像の輝度信号を供給するための輝度信
    号処理手段と、 前記陰極線管に流れる電子ビームを水平及び垂直方向へ
    偏向させるための偏向電流を発生する偏向手段と、 前記電源オフ検出手段からの電源オフ検出出力が出力さ
    れた時点から充電を開始して前記偏向手段からの偏向電
    流が流れなくなる前までに略充電を完了する容量手段
    と、 前記電源オフ検出手段からの電源オフ検出出力が出力さ
    れた時点から前記容量手段が略充電完了までの期間の
    間、前記輝度信号処理手段からの輝度信号の輝度レベル
    を上昇させる輝度レベル上昇手段と、 前記輝度レベル上昇手段による輝度レベルの上昇により
    前記陰極線管の電子ビームを流して、陰極線管の高圧を
    放電させる高圧放電手段とを備える陰極線管の高圧放電
    回路。
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