JP3566170B2 - 被覆ボルトから被覆材を剥き取る自動剥取装置 - Google Patents
被覆ボルトから被覆材を剥き取る自動剥取装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被覆ボルトから被覆材を剥き取る自動剥取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
北海道などの寒冷地では、例えば家屋の建築材として使用する吊りボルトに結露が生じないようにするためボルトを薄い樹脂材で被覆している。
【0003】
従って、予めボルトを被覆材で被覆した状態で(被覆ボルトとして)販売されているため、使用に際してはナットを螺着したり、螺着部に螺着する必要から、被覆ボルトの端部の被覆材を必要範囲だけ切除し露出させなければならない。
【0004】
具体的には、購入した被覆ボルトを作業者が一々カッターで切り目を入れて手で被覆材を剥き取る作業を行っており、そのためにこの被覆ボルトを扱う場合は非常に作業が繁雑となり、作業能率を低下させていた。
【0005】
本発明は、このような現状に鑑み、簡単な作業で所望範囲の被覆材を簡単に切除してボルトを露出でき、また、例えば作業者が携帯している回転工具を用いることで素早く簡単に被覆材を切除できる画期的な被覆ボルトから被覆材を剥き取る自動剥取装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0007】
被覆材1で被覆された被覆ボルト2を挿入するガイド孔3と、このガイド孔3の奥部に設けられ、このガイド孔3と連通しこのガイド孔3より径小で被覆材1を除いたボルト2の外径と一致するボルト挿入孔4とを設けた本体7に、回転駆動源と連結する連結部5を設け、前記ボルト挿入孔4の先端側孔縁部若しくは前記ガイド孔3の奥端側孔縁部に、このボルト挿入孔4には挿入されない前記被覆材1を切断するカッター刃6を設け、このカッター刃6によって切断された被覆材1が排出される排出部8を設けた構成とし、前記ボルト挿入孔4を設け、且つこの先端側孔縁部に前記カッター刃6を設けた第一本体7Aの基端部に前記連結部5を設け、この第一本体7Aに前記ガイド孔3を設けた第二本体7Bを設けて、前記ボルト挿入孔4の先端側に連通状態に前記ガイド孔3を配設し、前記連結部5は、携帯用の回転工具の回転力を伝達する装着連結部9に装着する回転工具用アタッチメント部としたことを特徴とする被覆ボルトから被覆材を剥き取る自動剥取装置に係るものである。
【0008】
また、前記ガイド孔3と前記ボルト挿入孔4との連設部分に、前記ガイド孔3の孔内周面に対して内方へ突出し、且つボルト挿入孔4の孔内周面に対しては内方へ突出しない状態に前記カッター刃6を設け、前記回転駆動源によって回転するこのカッター刃6によって前記ボルト2に被覆されている被覆材1が切断されるように構成したことを特徴とする請求項1記載の被覆ボルトから被覆材を剥き取る自動剥取装置に係るものである。
【0009】
また、前記ガイド孔3の奥端部と前記ボルト挿入孔4の先端部とを少許な間隔を置いて連通状態に離間配設し、この離間部に配されるように前記カッター刃6を設け、この離間部を前記排出部8として前記切断された被覆材1が外方へ排出されるように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の被覆ボルトから被覆材を剥き取る自動剥取装置に係るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0011】
被覆ボルト2をガイド孔3に挿入してガイド孔3の奥部のボルト挿入孔4に挿入することで、このボルト挿入孔4に挿入されない被覆ボルト2の被覆材1は、連結部5を介して連結された回転駆動源の回転伝達によって回転するカッター刃6によって切断され、排出部8から外方へ排出される。
【0012】
従って、ガイド孔3によってガイドされることで挿入し易いだけでなく、カッター刃6に対して傾斜したり位置ズレしたりすることなく良好に切断できる姿勢に位置決めた状態で切断でき、またボルト挿入孔4に挿入した長さ分だけ、被覆ボルト2の被覆材1は切断除去され、ボルト2の端部は露出される。
【0013】
従って、例えばボルト挿入孔4の長さをボルト2を露出したい長さに設定しておけば、このガイド孔3を介してボルト挿入孔4に被覆ボルト2を挿入すると、このボルト挿入孔4には被覆材1が切除されて露出したボルト部分が安定性良くスムーズに挿入されることになり、このボルト挿入孔4の長さ分だけ常にボルト2を露出させることができることになる。
【0014】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0015】
連結部5を基端部に突設した第一本体7Aにボルト挿入孔4を設け、この先端側孔縁部の対向位置にカッター刃6を設けている。この第一本体7Aに前記ガイド機能と位置決め機能を果たすに十分な長さのガイド孔3を設けた第二本体7Bを被嵌状態に設けて、前記ボルト挿入孔4の先端側に連通状態に前記ガイド孔3を配設している。
【0016】
本実施例では、別体構成としたこの第一本体7Aと第二本体7Bとをネジ止めして組み付けることで、連結部5を介して回転する本体7を構成し、またこの組み付けによって、前記ガイド孔3の奥端部と前記ボルト挿入孔4の先端部とが少許な間隔を置いて連通状態に離間配設され、この離間部にカッター刃6が配されるように、カッター刃6をボルト挿入孔4の先端側孔縁部に突設している。
【0017】
また、本実施例では、この離間部に連通するように、第一本体7Aに被嵌した第二本体7Bに窓孔10を形成して排出部8を設け、切断された被覆材1が外方へ排出されるように構成している。
【0018】
また、前記カッター刃6は、ボルト挿入孔4の先端側孔縁部に設けられているが、ガイド孔3とボルト挿入孔4との連設部分に位置する前記ガイド孔3とボルト挿入孔4との離間部分に設けられ、前記ガイド孔3の孔内周面に対して内方へ突出し、且つボルト挿入孔4の孔内周面に対しては内方へ突出しない状態に前記カッター刃6を設けてカッター刃6やボルト2のネジ山を傷めることなく被覆材1のみに突出切り込みして良好に切断されるようにしている。即ち、回転駆動源によって連結部5を介して本体7が回転することによって回転するこのカッター刃6が被覆材1に良好に切り込み配置され、また被覆ボルト2も回転するガイド孔3に挿入されるものの、このガイド孔3による位置決め機能によって前記ボルト2に被覆されている被覆材1のみが良好に切断されるように構成している。
【0019】
また、前記連結部5は、携帯用の回転工具11の回転力を伝達する装着連結部9に装着する回転工具用アタッチメント部としている。
【0020】
従って、連結部5を介して回転工具11の装着連結部9に本体7を装着して、高速回転させ、この本体7の先端のガイド孔3に被覆ボルト2を手でもって挿入しても、このボルト2は位置決めされた状態でカッター刃6によってこのボルト2の挿入先端部から被覆材1が次々と良好に切断されて外方へ排出され、被覆ボルト2をボルト挿入孔4に安定性良くスムーズに挿入でき、この挿入を終えることで、常に略ボルト挿入孔4の長さ分だけ被覆ボルト2の挿入先端部の被覆材1が切除され露出されることとなる。
【0021】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、簡単な作業で所望範囲の被覆材を簡単に切除してボルトを露出でき、また、例えば作業者が携帯している回転工具を用いることで素早く簡単に被覆材を切除できる画期的な被覆ボルトから被覆材を剥き取る自動剥取装置となる。
【0022】
しかも本発明は、ボルト挿入孔に対するガイド孔の配設が容易に行え、また、電動回転工具など、既存の携帯回転工具に装着でき、一層便利となるなど極めて画期的な被覆ボルトから被覆材を剥き取る自動剥取装置となる。
【0023】
また、請求項2,3記載の発明においては、簡易な構成で容易に実現でき、極めて実用性に秀れた被覆ボルトから被覆材を剥き取る自動剥取装置となる。
【0024】
特に請求項2記載の発明においては、良好に被覆材の切断片を排出できる排出部を容易に構成でき、請求項3記載の発明においては、カッター刃やボルトのネジ山を傷めることなく良好に被覆材を切断できる画期的な被覆ボルトから被覆材を剥き取る自動剥取装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の正面図である。
【図2】本実施例の分解斜視図である。
【図3】本実施例の使用状態の被覆ボルト挿入前を示す正断面図である。
【図4】本実施例の使用状態の被覆ボルト切断状況を示す正断面図である。
【符号の説明】
1 被覆材
2 (被覆)ボルト
3 ガイド孔
4 ボルト挿入孔
5 連結部
6 カッター刃
7 本体
7A 第一本体
7B 第二本体
8 排出部
9 装着連結部
Claims (3)
- 被覆材で被覆された被覆ボルトを挿入するガイド孔と、このガイド孔の奥部に設けられ、このガイド孔と連通しこのガイド孔より径小で被覆材を除いたボルトの外径と一致するボルト挿入孔とを設けた本体に、回転駆動源と連結する連結部を設け、前記ボルト挿入孔の先端側孔縁部若しくは前記ガイド孔の奥端側孔縁部に、このボルト挿入孔には挿入されない前記被覆材を切断するカッター刃を設け、このカッター刃によって切断された被覆材が排出される排出部を設けた構成とし、前記ボルト挿入孔を設け、且つこの先端側孔縁部に前記カッター刃を設けた第一本体の基端部に前記連結部を設け、この第一本体に前記ガイド孔を設けた第二本体を設けて、前記ボルト挿入孔の先端側に連通状態に前記ガイド孔を配設し、前記連結部は、携帯用の回転工具の回転力を伝達する装着連結部に装着する回転工具用アタッチメント部としたことを特徴とする被覆ボルトから被覆材を剥き取る自動剥取装置。
- 前記ガイド孔と前記ボルト挿入孔との連設部分に、前記ガイド孔の孔内周面に対して内方へ突出し、且つボルト挿入孔の孔内周面に対しては内方へ突出しない状態に前記カッター刃を設け、前記回転駆動源によって回転するこのカッター刃によって前記ボルトに被覆されている被覆材が切断されるように構成したことを特徴とする請求項1記載の被覆ボルトから被覆材を剥き取る自動剥取装置。
- 前記ガイド孔の奥端部と前記ボルト挿入孔の先端部とを少許な間隔を置いて連通状態に離間配設し、この離間部に配されるように前記カッター刃を設け、この離間部を前記排出部として前記切断された被覆材が外方へ排出されるように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の被覆ボルトから被覆材を剥き取る自動剥取装置。
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