JP3565375B2 - 蚊取線香容器用不燃性繊維シート - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、蚊取線香容器内に装着する蚊取線香容器用不燃性繊維シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、蚊取線香を燃焼させるための蚊取線香容器は、金属で形成されているが、この容器に蚊取線香を直に置くと、線香の熱が金属に奪われ、立ち消えする虞れがあった。また、線香の熱が容器に伝導して、容器が加熱する虞れもあった。
【0003】
このため、線香の立消えや容器の過熱を防止するため、蚊取線香容器内に不燃性繊維で形成された皿型敷盤を取り付け、この皿型敷盤により点火された蚊取線香を保護するという提案がある。
また、上記皿型敷盤において、さらに、その周端を立設して容器側壁面を覆う構造とし、蚊取線香が接触する容器内面を全て不燃性繊維で覆い蚊取線香を保護するという提案が、例えば、実開昭51−119945号公報に開示されている。
上述の提案は、容器底面及び/又は容器側壁面を覆う皿型敷盤を設け、これにより、点火した蚊取線香の立消えを防止し、また容器への熱伝導により容器の過熱を防止しようとするものである。
また、特に、実開昭51−119945号公報に開示された皿型敷盤は、容器底面を覆う平面シートと、容器側壁面を覆うために、平面シートの周端から立設された環形状の垂直シートとが立体的に成形されたものである。
【発明が解決しようとする課題】
上記提案による不燃性繊維の皿型敷盤を設けた蚊取線香容器は、何れも立消えや容器の過熱防止等には非常に有効である。
しかし、容器底面のみを覆う皿型敷盤にあっては、蚊取線香の着火部を容器側壁面から保護することができないという問題がある。
また、容器底面及び容器側壁面を覆う皿型敷盤にあっては、容器側壁面を覆う垂直シートが予め立設されるように立体成形されるため、このような立体成形を要する皿型敷盤を製造するには金型の問題等でコストがかかる。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、容器内面から蚊取線香を完全に保護する構造を得るとともに、このような構造を安価に提供することができる蚊取線香容器用不燃性繊維シートを提案しようとするものである。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】
上記目的を達成するため本発明の蚊取線香容器用不燃性繊維シートは、蚊取線香を容器に対して水平方向に収納する皿型容器の底面に載置され、前記皿型容器の外縁に略密接する外周形状をなす基部と、
該基部の周端に水平に配設され、その両側に前記基部の内側に達する切込部が設けられた複数の突出部とを有する蚊取線香容器用不燃性繊維シートであり、
前記蚊取線香容器用不燃性繊維シートを前記皿型容器に装着する際に、前記突出部が前記皿型容器の外縁に当たって起こされ、前記突出部が立ち上がった状態で前記皿型容器に収納されるようにしたものである。
さらに、前記突出部の両端に設けた切込部が、前記突出部の両側下方で互に内側方向に向く切れ目を有する。
【0005】
【作用】
本発明の蚊取線香容器用不燃性繊維シートは、基部を皿型容器に載置して指で基部を皿型容器へ押し込むことにより、基部の外周部分に皿型容器内に正しく位置付けられ、突出部はその両端に設けた切込部によって、皿型容器の周縁に沿って立設されるので、点火した蚊取線香を保護し立ち消えすることはない。
製造に際しても一枚物の部材として扱えるので抜型だけで十分であり、コストも低減され且つ皿型容器への嵌合性も良く簡単に扱うことができる。
【0006】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1ないし図3によって詳細に説明する。図1は不燃性繊維シートの平面図、図2は不燃性繊維シートを皿型容器に装着した断面図、図3は不燃性繊維シートの切込部の他の例を示す平面図である。
【0007】
図1において、不燃性繊維シート1は、グラスウール、セラミックファイバー、耐熱ファイバー、ガラス繊維、石綿繊維等の不燃性材料の板状部分であって、基部2は蚊取線香を水平方向に収納する皿型容器の内側形状に対応して形成された外側形状(図示例では円形状)をなし、その外側形状の外方には等間隔に複数の突出部3が配設されている。これらの突出部3の両端には基部2の内側に向って切込部4が設けてある。不燃性繊維シート1の周端から突出する突出部3の側長と不燃性繊維シート1の周端から内方に向かう切り込み長との和は、皿型容器の外周壁の高さと略等しい。
【0008】
上述した不燃性繊維シート1を装着するべく、皿型容器4に載置して押し込むと、図2に示すように、不燃性繊維シート1の基部2は、皿型容器5の底面上に押し込まれ、不燃性繊維シート1の突出部3は皿型容器5の外周壁6と前記切込部4との作用により折れ曲がり、外周壁6の内側壁面に沿って立設されたように密接する。この場合、接着剤を用いて基部2の下面を皿型容器5に接着しても良い。
このとき外周壁6のトップ面に、例えば、折り返しの凸部7があれば、突出部3の外周面はそこに引掛り安定して皿型容器5の内側壁面に密接することになり、不燃性繊維シート1は皿型容器5の内側壁面を覆うことになる。この状態で着火された蚊取線香8を基部2の上に置き、皿型容器5に被せられる蓋(図示せず)を取り付けることにより、蚊取線香8は皿型容器5には接触することなく燃焼して立ち消えすることはない。
【0009】
図3は不燃性繊維シート1の切込部4を変形した例を示すもので、図3に示す不燃性繊維シート1Aの基部2は皿型容器の底面形状に合わせられている。また、突出部3は上述した場合と同様のもので、切込部4Aは前記突出部3の両端にあって、切り込みの方向を互に内側方向に曲げた第1の部分と、この第1の部分の先端にさらに互に接近する第2の部分とを設けたもので、その大きさは調節自在である。
切込部4Aを図3のようにすることによって、不燃性繊維シートを皿型容器に装着するときに、突出部が容易に立ち上がらせることができる。さらに、この切込部以外にも多種が考えられるが、これらに限定されるものではない。
【0010】
また、上述した実施例では皿型容器5を円形のものとして説明したが、如何なる形状の容器であっても不燃性繊維シートの基部を容器の形状に合わせ、その外形より外方へ少くとも容器の外周壁の高さに対応する突出部を複数箇所に設け、これらの突出部の両端に不燃性繊維シートの厚さに対応する切込部を設けておけば、皿型容器内に密着して取り付けられ蚊取線香の立ち消えや、容器の過熱等は完全に防止することができる。
更に、本実施例の不燃性繊維シートは、平板状に形成されたシート部材より皿型容器の底面形状に対応する基部と、この基部より外方に突出する部分と、この突出部の両端に切込部を設けるだけのことであり、立体成形するための複雑な金型や製造工程を持たず単にプレス作業で十分処理可能である。
また、図4に示すように、本発明の形状が型取られるシート材9は、突出部を形成するために、新たにその領域を確保することなく、突出部の無い従来形状の不燃性繊維シートにおいて、互いに対角線上にある従来死角となっていた領域Dを利用して、突出部3を型取ることができる。これは、突出部が部分的に設けられているからであり、従って、突出部を全周にわたって設ける場合は、相互の間隔を広げて型取らねばならない。
このように、本願発明の不燃性繊維シートの型取りパターンは、従来の突出部のない型取りパターンと何ら変わることがないため、新たに突出部を設けることに伴い、不燃性繊維シートの材料が嵩むことがない。
したっがって、本願発明の不燃性繊維シートは、複雑な金型及び工程を要せず、また材料の消費も従来と何ら変わることがないため、コスト的にも安く製造することができる。
【0011】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る蚊取線香容器用不燃性繊維シートは、特別な金型や製造工程を要することなく、一枚のシート材より容器の底面形状に合う基部と、この基部より外方に突出する突出部を設け、この突出部の両端に切込部を形成するという構成であるからコスト的にも低減され、しかも線香の立ち消えや容器の過熱を防止できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で不燃性繊維シートの平面図である。
【図2】図1の不燃性繊維シートを皿型容器に装着した断面図である。
【図3】図1の不燃性繊維シートの切込部の形状を変更した平面図である。
【図4】本願発明の不燃性繊維シートの型取りパターンを説明するためのパターン図。
【符号の説明】
1 不燃性繊維シート
2 基部
3 突出部
4 切込部
5 皿型容器
8 蚊取線香
Claims (2)
- 蚊取線香を容器に対して水平方向に収納する皿型容器の底面に載置され、前記皿型容器の外縁に略密接する外周形状をなす基部と、
該基部の周端に水平に配設され、その両側に前記基部の内側に達する切込部が設けられた複数の突出部とを有する蚊取線香容器用不燃性繊維シートであり、
前記蚊取線香容器用不燃性繊維シートを前記皿型容器に装着する際に、前記突出部が前記皿型容器の外縁に当たって起こされ、前記突出部が立ち上がった状態で前記皿型容器に収納し得るようにしたことを特徴とする蚊取線香容器用不燃性繊維シート。 - 前記突出部の両端に設けた切込部が、前記突出部の両側下方で互に内側方向に向く切れ目を有することを特徴とする請求項1に記載の蚊取線香容器用不燃性繊維シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15063795A JP3565375B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 蚊取線香容器用不燃性繊維シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15063795A JP3565375B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 蚊取線香容器用不燃性繊維シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09136A JPH09136A (ja) | 1997-01-07 |
| JP3565375B2 true JP3565375B2 (ja) | 2004-09-15 |
Family
ID=15501206
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15063795A Expired - Lifetime JP3565375B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 蚊取線香容器用不燃性繊維シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3565375B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51119945U (ja) * | 1975-03-25 | 1976-09-29 | ||
| JPS53130046U (ja) * | 1977-03-24 | 1978-10-16 | ||
| JPS621907Y2 (ja) * | 1977-10-29 | 1987-01-17 | ||
| JPS565892Y2 (ja) * | 1978-03-28 | 1981-02-09 |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP15063795A patent/JP3565375B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09136A (ja) | 1997-01-07 |
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