JP3565241B2 - トランスファプレス用ワーク搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トランスファプレスに装備されるワーク搬送装置、特にフィンガータイプのワーク搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のトランスファプレスは、図5に示すように、プレス機械1内に、型台車2,3に載せた状態でプレス型(ダイセット)4,5を配置し、両プレス型4,5の配列方向に設定された加工ラインLに沿ってワーク搬送装置6を設置している。ワーク搬送装置6は、こゝでは加工ラインLの両側に配列された複数のフィンガー7と、各フィンガー7を、取付部材8を介して支持する左右一対のフィードバー9とからなっており、一対のフィードバー9の昇降、進退動、前後動等の動きによりそのフィンガー7にワーク(図示略)を挟持させ、プレス型4,5上に設定した加工工程A,B間でワークを順次搬送するようになっている。なお、2つの加工工程A,Bの間はアイドル工程Cとして設定される。
【0003】
ところで、この種のトランスファプレスにおいては、予めプレス型にフィードバーを組込んだ状態で段取り替えを行うようにしているが(例えば、特開昭55−30303号公報参照)、この方式を、上記したトランスファプレスに単に適用しようとすると、型台車2,3に載せてプレス型4,5を段取り替え方向Fへ移動させる際、アイドル工程Cに臨むプレス機械1のアップライト(支柱)1aにフィードバー9が干渉してしまうことになる。
【0004】
そこで、従来は、同じく図5に示すように、ワーク搬送装置6のフィードバー9をアイドル工程Cの前後で脱着可能に分割し、段取り替えに際しては、各加工工程A,Bに対応するフィードバー9a,9bをアイドル工程Cに対応するフィードバー9cから切離し、対応するプレス型4,5と一緒に型台車2,3によりプレス機械1の外へ搬出するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した段取り替えの態様では、アイドル工程Cに対応するフィードバー9cがプレス機械1内に残ったままとなるため、該フィードバー9cに対して、プレス機械1内でアイドル工程用のフィンガー7および取付部材8の取替えを行わなければならないようになる。しかるに、その取替えは、足場の悪い狭い場所での作業となるため、不安全および重筋作業となり、その上、取替えに時間がかかるため、生産性が犠牲になるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点を解決することを課題としてなされたもので、その目的とするところは、フィンガータイプのワーク搬送装置を全てプレス機械の外で段取り替えできるようにし、もって段取り替え性の向上と生産性の向上とに大きく寄与するトランスファプレス用ワーク搬送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、複数のフィンガーをフィードバーにより作動させて、プレス型上に設定した複数の加工工程間で順次ワークを搬送するトランスファプレス用ワーク搬送装置において、段取替え時にプレス機械と干渉する位置にある一方のフィンガーとこれに隣接する他方のフィンガーとを加工ラインに沿う方向へ連動可能に移動手段に支持させ、該移動手段は、加工ラインに沿う方向へ移動可能なピニオンと、前記ピニオンに共通に噛み合うように平行に配置された固定ラックおよび可動ラックとを備え、前記可動ラックに前記一方のフィンガーを支持させると共に、前記ピニオンの回転支軸に前記他方のフィンガーを支持させ、前記ピニオンをシリンダにより直線駆動して、一方のフィンガーを他方のフィンガーよりも大きく移動させるようにしたことを特徴とする。
【0008】
上記のように構成したトランスファプレス用ワーク搬送装置においては、プレス機械と干渉する位置に存在する一方のフィンガーを、プレス機械との非干渉位置側へ移動させると、これと連動して、該一方のフィンガーに隣接する他方のフィンガーも移動し、該一方のフィンガーを、プレス機械との非干渉位置に確実に退避移動させることができる。
【0009】
本発明においては、フィンガーを直線的に移動させるので、高さ方向に制約があっても適用可能となる。しかも、シリンダにより直線駆動されるピニオンの動きに可動ラックを従動させるので、一方のフィンガーをシリンダストロークよりも大きく移動させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基いて説明する。
【0011】
図1および2は、本発明にかゝるワーク搬送装置を適用したトランスファプレスの全体的構造を示したもので、図1は段取り替え後の状態を、図2は段取り替え前の状態をそれぞれ示している。なお、本ワーク搬送装置の基本構造並びにこれを適用したトランスファプレスは、前出図5に示したものと基本的に同じであるので、こゝでは、図5に示した部分と同一部分には同一符号を付すこととする。また、ワーク搬送装置6を構成するフィンガー7は、加工ラインLの両側に対となって配列されているが、こゝでは、説明の便宜のため、加工ラインLの片側のフィンガー列を対象に説明を行うこととする。本実施の形態において、ワーク搬送装置6を構成するフィンガー7は、加工工程A,Bに対応するフィードバー9a,9b上に各3つ、アイドル工程Cに対応するフィードバー9c上に2つ配置されている。そして、これらフィンガーのうち、アイドル工程C用の1つのフィンガー7cと、これに隣接する、加工工程AまたはB用の1つのフィンガー7aまたは7bとは、加工工程AまたはBに対応するフィードバー9aまたは9b上に配置した移動装置(移動手段)10に連動可能に支持されている。
【0012】
上記移動装置10は、図3にも示すように、フィードバー9a,9b上に配置され、シリンダ11により加工ラインLに沿う方向へ直線駆動されるピニオン12と、フィードバー9a,9b上に加工ラインLに沿って並列に配置され、前記ピニオン12に共通に噛み合う固定ラック13および可動ラック14とを備えている。固定ラック13はフィードバー9a,9b上に固定され、一方、可動ラック14は、フィードバー9a,9b上にスライド機構(図示略)を介して摺動可能に取付けられている。そして、前記可動ラック13の先端部には、上記アイドル工程C用の1個のフィンガー7cが取付けられ、また、ピニオン12の回転支軸12aには、このフィンガー7cに隣接する、加工工程AまたはB用の1つのフィンガー7aまたは7bが取付けられている。なお、これらフィンガー7a,7bと7cは、加工工程AまたはB用の他のフィンガー7と整列するようにそれぞれの取付長さが調整されている。
【0013】
上記構成のワーク搬送装置6は、段取り替え後の状態(使用可能状態)においては、図1および図3の下側に示すように、各移動装置10のシリンダ11の伸長動作によりピニオン12が前進端に位置決めされ、各フィンガー7は所定の加工工程ピッチPで配列されている。この時、フィードバー9は、その分割要素である加工工程A用のフィードバー9aとアイドル工程C用のフィードバー9c、アイドル工程C用のフィードバー9cと加工工程B用のフィードバー9bがそれぞれ連結一体化されている。
【0014】
そして、プレス型4,5の段取り替えに際しては、フィードバー9の分割要素である各フィードバー9a,9b,9cを相互に切離し、これと同時に、移動装置10の各シリンダ11を短縮動作させてピニオン12を後退させる。このピニオン12が後退すると、これと一体に加工工程AまたはB用のフィンガー7aまたは7bが後退し、この時、ピニオン12が固定ラック13上を転動するので、このピニオン12に噛み合う可動ラック13が連動し、これと一体にアイドル工程C用のフィンガー7cも後退する。しかして、アイドル工程C用のフィンガー7cの移動量は、図3に示すように、加工工程用のフィンガー7a(7b)を基準にすると、その移動量Sの2倍(2S)となり、該フィンガー7cに先行して加工工程用のフィンガー7a(7b)が後退することもあって、該フィンガー7cは、プレス機械1のアップライト1aとの非干渉位置まで大きく後退可能となる。
【0015】
したがって、その後、図2に示すように各型台車2,3を段取り替え方向Fへ移動させれば、各型台車2,3上に載置されたプレス型4,5と一緒に、各加工工程A,Bに対応するフィードバー9a,9b(フィンガー7a,7bを含む)とアイドル工程C用のフィンガー7cとがプレス機械1の外へ搬出され、ワーク搬送装置6の、機外での一括段取り替えが可能になる。なお、この段取り替え後は、各型台車2,3をプレス機械1内に移動させた後、移動装置10のシリンダ11を伸長動作させてピニオン12を前進させれば、加工工程A,B用のフィンガー7a,7bとアイドル工程C用のフィンガー7cとが前進して所定の加工工程ピッチPに位置決めされる。この場合、フィンガー7cの移動量はフィンガー7a,7bの移動量の2倍(2S)となっているので、ピニオン12の前進端を規制するだけで、各フィンガー7a,7b,7cを簡単に位置決めできる。
【0016】
因みに、上記したように加工工程AまたはB用のフィンガー7aまたは7bとアイドル工程C用のフィンガー7cとを連動させずに、アイドル工程C用のフィンガー7cのみをシリンダ11により移動させた場合は、図4に示すように、該フィンガー7cが、これに隣接する、加工工程AまたはB用のフィンガー7aまたは7bと干渉し、プレス機械1のアップライト1aと干渉する位置から完全に退避することはできず、ワーク搬送装置6の機外での一括段取り替えは不可能になる。
【0018】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明にかゝるトランスファプレス用ワーク搬送装置によれば、プレス機械と干渉する位置に存在するフィンガーを、プレス機械との非干渉位置に確実に退避移動させることができ、プレス機械外での一括段取り替えが可能になって、不安全および重筋作業が解消され、しかも、短時間での段取り替えが可能になって生産性の向上に寄与するものとなり、その利用価値は大なるものがある。
また、高さ方向に制約があっても適用可能であり、さらには、ストローク長の短いシリンダの使用が可能であるので、装置の小型化も達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝるトランスファプレス用ワーク搬送装置の全体的構造を示したもので、段取り替え後の状態を示す平面図である。
【図2】本発明にかゝるトランスファプレス用ワーク搬送装置の全体的構造を示したもので、段取り替え前の状態を示す平面図である。
【図3】本発明で用いる移動手段の構造と作動状態を示す平面図である。
【図4】移動手段として、本発明にかゝる構成以外の構成を採用した場合の不具合例を示す平面図である。
【図5】従来のトランスファプレス用ワーク搬送装置の全体的構造を示す平面図である。
【符号の説明】
1 プレス機械、 1a プレス機械のアップライト
2,3 型台車、 4,5 プレス型
6 ワーク搬送装置
7 フィンガー
7a,7b 加工工程用フィンガー
7c アイドル工程用フィンガー
9 フィードバー
10 移動装置(移動手段)
11 シリンダ
12 ピニオン
12a ピニオンの回転支軸
13 固定ラック
14 可動ラック
A,B 加工工程
C アイドル工程
L 加工ライン

Claims (1)

  1. 複数のフィンガーをフィードバーにより作動させて、プレス型上に設定した複数の加工工程間で順次ワークを搬送するトランスファプレス用ワーク搬送装置において、段取替え時にプレス機械と干渉する位置にある一方のフィンガーとこれに隣接する他方のフィンガーとを加工ラインに沿う方向へ連動可能に移動手段に支持させ、該移動手段は、加工ラインに沿う方向へ移動可能なピニオンと、前記ピニオンに共通に噛み合うように平行に配置された固定ラックおよび可動ラックとを備え、前記可動ラックに前記一方のフィンガーを支持させると共に、前記ピニオンの回転支軸に前記他方のフィンガーを支持させ、前記ピニオンをシリンダにより直線駆動して、一方のフィンガーを他方のフィンガーよりも大きく移動させるようにしたことを特徴とするトランスファプレス用ワーク搬送装置。
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