JP3564255B2 - 脈拍計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者の運動量の管理や健康管理などを行うための脈拍計に関するものである。特に、安静時および運動時のいずれの状態においても、高い精度をもって脈拍数を計測するための信号処理技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マラソン中やジョギング中でも脈拍数を計測できれば、利用者の運動量の管理や健康管理(危険防止)を行うことができることから、腕などに装着したまま脈拍数の計測を行うことができる携帯用の脈拍計が案出されている。かかる携帯用の脈拍計では、光学センサなどを用いて脈波信号を計測し、この脈波信号から脈拍に相当する信号を抽出して脈拍数を求めている。但し、ジョギング中に計測した脈波信号には、その体動に起因する信号成分も含まれている。このため、脈波成分から体動成分を除去する必要がある。
【0003】
体動成分の除去に関しては、以下の技術が開発されている。
まず、特開平7−227383号公報に開示されている脈拍計にあっては、体動センサによって検出された体動信号に基づいて体動の有無を判定する。体動が無いと判定された場合には、脈波センサによって検出された脈波信号を矩形波に波形整形しこの矩形波に基づいて脈拍数を算出する。一方、体動が有りと判定された場合には、脈波信号にFFT処理を施した解析結果から体動信号にFFT処理を施した解析結果を減算して体動周波数成分が除去された脈波周波数成分を求め、この演算結果に基づいて脈拍数を算出する。この脈拍計にあっては、体動が無い場合には、FFT処理を行う必要がないので消費電力を低減することができる。
【0004】
また、特願平8−24510号に記載されている脈拍計にあっては、体動センサによって検出された体動信号に基づいて体動の有無を判定する。体動が無いと判定された場合には、脈波センサによって検出された脈波信号にFFT処理を施して周波数解析を行いこの解析結果に基づいて脈拍数を算出する。一方、体動が有ると判定された場合には、脈波信号にFFT処理を施した解析結果から体動信号にFFT処理を施した解析結果を減算して体動周波数成分が除去された脈波周波数成分を求め、この演算結果に基づいて脈拍数を算出する。この脈拍計にあっては、脈波信号を矩形波に波形整形を行う回路を省略できるので、構成を簡易することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の脈拍計においては、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)処理を行っているが、FFT処理した結果得られる最も低い周波数は、分析時間の逆数で決定される。すなわち、FFT処理は、一定のサンプル数を分析単位として行われる。
【0006】
しかしながら、分析単位の途中で体動有りから体動無しに切り替わった場合、体動が無くなった後半の期間においては、本来、脈波信号の周波数解析結果に基づいて脈拍数の算出を行うべきであるにもかかわらず、脈波の解析結果から体動の解析結果を減算した脈波周波数成分に基づいて脈拍数の算出が行われる。この場合には、正確な脈拍数の検出が、行われない場合があった。このように従来の脈拍計にあっては、利用者が運動をやめた場合であっても、すぐには脈拍数の算出方法を切り替えることができず、応答性に問題があった。
【0007】
また、体動センサにノイズが重畳すると、本来、体動が無いにも拘わらず脈波成分から体動成分が差し引かれ、正確な脈波を検出することができない。このような異常状態から通常状態に戻った場合には、すぐに正確な脈波を検出することが望ましい。しかし、上述したように脈拍数の算出方法の切り替えには時間がかかるので、通常状態に復帰した後にも、不正確な脈拍数を検出してしまうといった問題があった。
【0008】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、応答性を改善した脈拍計を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明にあっては、一定のサンプル数に対応するデータブロック毎に脈拍を計測する脈拍計において、生体の体動を検出して体動データを出力する体動検出手段と、前記体動データに基づいて体動の有無を前記データブロック毎に判定する判定手段と、前記生体の脈動を検出して脈波データを出力する脈波検出手段と、前記脈波データを記憶するとともに、前記判定手段の判定結果が体動有りから体動無しに切り替わった後の所定期間においては、体動有りと判定された期間中に記憶した前記脈波データを周波数解析に影響を与えないデータに置換して出力し、前記所定期間以外の期間においては記憶した前記脈波データを出力する置換手段と、前記置換手段の出力データに対して複数の前記データブロック単位で周波数解析を施し、次の周波数解析を1データブロックずらした前記置換手段の出力データに対して施すことにより、前記データブロック毎に解析結果を得る第1の演算手段と、前記体動データに対して複数の前記データブロック単位で周波数解析を施し、次の周波数解析を1データブロックずらした前記体動データに対して施すことにより、前記データブロック毎に解析結果を得る第2の演算手段と、前記判定手段によって体動無しと判定された場合には、前記第1の演算手段の周波数解析に基づいて脈拍に対応する周波数を抽出し、前記判定手段によって体動有りと判定された場合には、前記第1の演算手段と前記第2の演算手段の周波数解析結果に基づいて、脈拍に対応する周波数を抽出する脈波成分抽出手段と、前記脈波成分抽出手段によって抽出された前記脈拍の周波数から脈拍数を算出する脈拍数算出手段と前記脈拍数を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の発明にあっては、前記第2の演算手段の周波数解析結果から、前記生体の体動のピッチを算出するピッチ算出手段と、前記判定手段によって体動有りと判定された場合には前記ピッチを表示するように前記表示手段を制御し、前記判定手段によって体動無しと判定された場合には、前記ピッチをに表示しないように前記表示手段を制御する表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に記載の発明にあっては、前記第1の演算手段および前記第2の演算手段で行う周波数解析処理は高速フーリエ変換処理であり、前記データブロックのサンプル数は、高速フーリエ変換演算対象データに対して、1/4もしくは1/2であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
A.脈拍計の機能構成
図1は、本発明に係わる脈拍計の代表的な構成例を示す機能ブロック図である。
図において、脈拍計fは、一定のサンプル数に対応するデータブロック毎に脈拍を計測するようになっている。f1は体動検出手段であって、生体の体動を検出して体動データを出力する。体動検出手段f1は、例えば加速度センサによって構成される。また、f2は判定手段であって、体動検出手段f1によって検出される体動データに基づいて体動の有無をデータブロック毎に判定する。
【0013】
次に、f3は脈波検出手段であって、生体の脈動を検出して脈波データを出力する。脈波検出手段f3としては各種のものがあるが、例えば、光電式脈波センサが好適である。また、f4は置換手段であって、脈波データを記憶するとともに、判定手段f2の判定結果が体動有りから体動無しに切り替わった後の所定期間においては、体動有りと判定された期間中に記憶した脈波データを周波数解析に影響を与えないデータに置換して出力し、所定期間以外の期間においては記憶した脈波データを出力する。また、f5は第1の演算手段であって、置換手段f4の出力データに対して複数のデータブロック単位で周波数解析を施し、次の周波数解析を1データブロックずらした置換手段f4の出力データに対して施すことにより、データブロック毎に解析結果を得る。これにより、第1の演算手段f5は、体動有りから体動無しに切り替わった後の所定期間において、実質的に体動無しに対応する脈波データに基づいて周波数解析を行うことができる。
【0014】
次に、f6は第2の演算手段であって、体動データに対して複数の前記データブロック単位で周波数解析を施し、次の周波数解析を1データブロックずらした前記体動データに対して施すことにより、前記データブロック毎に解析結果を得る。また、f7は脈波成分抽出手段であって、判定手段f2によって体動有りと判定された場合には、第1の演算手段f5の周波数解析に基づいて脈拍に対応する周波数を抽出し、判定手段f2によって体動無しと判定された場合には、第1の演算手段f5と第2の演算手段f7の周波数解析結果に基づいて、脈拍に対応する周波数を抽出する。また、f8は脈拍数検出手段であって、脈波成分抽出手段f7によって抽出された前記脈拍の周波数から脈拍数を算出する。
【0015】
次に、f9は表示手段であって、脈拍数検出手段f8によって検出された脈拍数を表示する。また、f10はピッチ算出手段であって、第2の演算手段f6の周波数解析結果から、前記生体の体動のピッチを算出する。これにより、ランニング時のピッチを求めることができる。また、f11は表示制御手段であって、判定手段f2によって体動有りと判定された場合にはピッチを表示するように表示手段f9を制御し、判定手段f2によって体動無しと判定された場合には、ピッチを表示しないように表示手段f9制御する。
【0016】
B.実施形態の構成
1.脈拍計の機械的構成
図2は、本実施形態に係わる脈拍計の機械的構成を示す説明図である。
図2において、本例の脈拍計1(携帯用脈波計測装置)は、腕時計構造を有する装置本体10と、この装置本体10に接続されるケーブル20と、このケーブル20の先端側に設けられた脈波検出用センサユニット30(脈波信号検出用センサ)とから大略構成されている。ケーブル20の先端側にはコネクタピース80が構成されており、このコネクタピース80は、装置本体10の6時の側に構成されているコネクタ部70に対して着脱自在である。装置本体10には、腕時計における12時方向から腕に巻きついてその6時方向で固定されるリストバンド12が設けられ、このリストバンド12によって、装置本体10は、腕に着脱自在である。脈波検出用センサユニット30は、センサ固定用バンド40によって遮光されながら人差し指の根本に装着される。このように、脈波検出用センサユニット30を指の根本に装着すると、ケーブル20が短くて済むので、ケーブル20は、ランニング中に邪魔にならない。また、掌から指先までの体温の分布を計測すると、寒いときには、指先の温度が著しく低下するのに対し、指の根本の温度は比較的低下しない。従って、指の根本に脈波検出用センサユニット30を装着すれば、寒い日に屋外でランニングしたときでも、脈拍数などを正確に計測できる。
【0017】
また、装置本体10は、樹脂製の時計ケース11(本体ケース)を備えており、この時計ケース11の表面側には、現在時刻や日付に加えて、走行時や歩行時のピッチ、および脈拍数などの脈波情報などを表示するELバックライト付きの液晶表示装置13が構成されている。液晶表示装置13には、セグメント表示領域の他、ドット表示領域が構成されており、ドット表示領域では、各種の情報をグラフィック表示可能である。
【0018】
時計ケース11の内部には、加速度センサ91を利用して、体の動きを体動信号TSとして検出する体動検出用センサ装置90が内蔵されている。また、時計ケース11の内部には、脈波検出用センサユニット30が計測した脈波信号MSに基づいて脈拍数の変化などを求めるとともに、それを液晶表示装置13に表示するために、各種の制御やデータ処理を行うマイクロコンピュータなどからなる制御部が構成されている。制御部には計時回路も構成されており、通常時刻、ラップタイム、スプリットタイムなども液晶表示装置13に表示できるようになっている。また、時計ケース11の外周部には、時刻合わせや表示モードの切換などの外部操作を行うためのボタンスイッチ111〜115が構成されている。
【0019】
次に、脈波検出用センサユニット30は、LED、フォトトランジスタなどから構成される。LEDから照射された光は血液によって反射され、その反射光がフォトトランジスタによって受光されるようになっている。また、LED31としては、InGaN系(インジウム−ガリウム−窒素系)の青色LEDが好適である。青色LEDの発光スペクトルは、例えば450nmに発光ピークを有し、その発光波長域は、350nmから600nmまでの範囲にある。この場合には、かかる発光特性を有するLEDに対応させてフォトトランジスタとして、GaAsP系(ガリウム−砒素−リン系)のフォトトランジスタを用いればよい。このフォトトランジスタの受光波長領域は、例えば、主要感度領域が300nmから600nmまでの範囲にあって、300nm以下にも感度領域がある。このような青色LEDとフォトトランジスタとを組み合わせると、その重なり領域である300nmから600nmまでの波長領域において、脈波が検出される。この場合には、以下の利点がある。
【0020】
まず、外光に含まれる光のうち、波長領域が700nm以下の光は、指の組織を透過しにくい傾向があるため、外光がセンサ固定用バンドで覆われていない指の部分に照射されても、指の組織を介してフォトトランジスタ32まで到達せず、検出に影響を与えない波長領域の光のみがフォトトランジスタ32に達する。一方、300nmより低波長領域の光は、皮膚表面でほとんど吸収されるので、受光波長領域を700nm以下としても、実質的な受光波長領域は、300nm〜700nmとなる。したがって、指を大掛かりに覆わなくとも、外光の影響を抑圧することができる。また、血液中のヘモグロビンは、波長が300nmから700nmまでの光に対する吸光係数が大きく、波長が880nmの光に対する吸光係数に比して数倍〜約100倍以上大きい。したがって、この例のように、ヘモグロビンの吸光特性に合わせて、吸光特性が大きい波長領域(300nmから700nm)の光を検出光として用いると、その検出値は、血量変化に応じて感度よく変化するので、血量変化に基づく脈波信号MSのS/N比を高めることができる。
【0021】
2.脈拍計の電気的構成
次に、脈拍計の電気的構成を図面を参照して説明する。図3は本実施形態に係わる脈拍計のブロック図である。
【0022】
図3において、脈波検出用センサユニット30によって検出された脈波信号MSは、アンプ201によって所定のレベルの増幅された後、A/D変換器202を介してデジタル信号に変換され脈波データMDとしてバッファ203に供給され、そこに格納されるようになっている。この脈波データMDは1サンプル当たり8ビットで表され、0レベルを中心として±127レベルを指示する。
【0023】
一方、体動検出用センサ装置90によって検出された体動信号TSは、アンプ204によって所定のレベルの増幅された後、A/D変換器205を介してデジタル信号に変換され体動データTDとして出力される。この体動データTDは1サンプル当たり8ビットで表される。なお、この例において、A/D変換器202,205のサンプリング周波数は、8Hzに設定されており、16秒当たり128サンプルが得られるようになっている。
【0024】
次に、バッファ203は、脈波データMDを順次格納し、後述するバッファ制御信号BCSに基づいて、所定期間内に供給された脈波データMDあるいは、その一部を0データに置換したデータを脈波信号用FFT回路207に出力する。
【0025】
次に、脈波信号用FFT回路207は、バッファ203から出力される脈波データMDに対してFFT処理を施し、脈波信号MSの各周波数脈成分を示す脈波解析データMKDを生成する。このFFT処理を図4を参照して説明する。図において、時刻t0は脈波の計測開始時刻であり、DB1,DB2,…DB5,…は脈波データMDを32サンプル単位でまとめたデータブロックである。
【0026】
FFT処理では、128サンプル(4データブロック)を対象として演算が行われる。仮に、128サンプル毎に解析処理を行うと、16秒(=128*1/8)毎に脈拍数が更新される。この場合、更新間隔を短くするためにFFT処理の対象となるサンプル数を減らすと、必要な周波数帯域での解析結果を得ることができない。そこで、この例にあっては、1回の演算毎に対象となるサンプルを1データブロック単位でずらし、直前の128サンプルに対してFFT処理を行うようにしている。これにより、データブロック(32サンプル)毎に解析結果を出力して、脈拍数の更新を4秒毎に行うことが可能となる。このように、現在の演算対象とするデータを前回の演算対象となったデータと一部重複させ、順次、演算対象となるデータをずらしながら行うFFT処理を、以下、シフトFFT処理と称する。
【0027】
図4において、第1回目のFFT処理は、脈波信号用FFT回路207に第1のデータブロックDB1が取り込まれた後に行われる。この場合、脈波データMDとしては計測開始時刻t0の直後にサンプルされた32サンプルしかないので、データブロックDB1に0データを3データブロックDB(96サンプル)付加したものを演算対象データとしている。なお、0データは、脈波データMDの中心値であるので、0データを付加することによって、脈波信号MSに含まれていない周波数スペクトルが演算結果に表れるといったことはない。
【0028】
次に、第2回目のFFT処理は、演算対象データを1データブロック分ずらして行われる。この場合、データブロックDB1,DB2に0データを2データブロックDB(64サンプル)付加したものを演算対象データとする。この後、演算の対象となるデータを順次ずらして、FFT処理を継続する。これにより、脈波の計測開始から16秒経過して脈波データMDを128サンプル得なくとも、4秒経過した時点で周波数解析を行うことができるので、脈波計測開始から脈拍数の表示までの時間を大幅に短縮することが可能となる。
【0029】
次に、図3に示す体動信号用FFT回路208は、体動データTDに対して、FFT処理を施し、体動信号TSの各周波数成分を指示する体動解析データTKDを生成する。この場合も、上述した脈波データMDと同様に、シフトFFT処理が行われる。すなわち、体動信号用FFT回路208は、まず、直前の128サンプルに対してFFT処理を行ない、次の処理では32サンプルずらした128サンプルに対してFFT処理を行う。
【0030】
脈波成分抽出手段209は、脈波解析データMKDのみから脈拍に相当する周波数を抽出し、その結果を脈波数算出手段210に出力する(第1の抽出方法)。また、脈波成分抽出手段209は、脈波解析データMKDと体動解析データTKDとを比較して、脈波解析データMKDの示す各周波数成分から体動解析データTKDの示す各周波数成分を差し引いて、その結果に基づいて脈拍に相当する周波数を抽出し、これを脈拍数算出手段210に出力することも可能である(第2の抽出方法)。この抽出方法の切換は、制御手段206から供給される抽出切換信号TKSによって制御される。
【0031】
次に、制御手段206は、体動データTDに基づいて、体動の有無、すなわち利用者が運動状態にあるのか安静状態にあるのかを1データブロック(32サンプル)毎に判別する。具体的には、体動データTDの正のピーク値から負のピーク値を減算して振幅値PPを求め、これを予め設定された基準値REFと比較して、振幅値PPが基準値REFを1データブロック期間中のいずれかのサンプルで上回る場合に体動有りと判定し、一方、振幅値PPが基準値REFを1データブロック期間連続して下回る場合には体動無しと判定している。この場合、基準値REFは、体動の有無を判別できるように実験等によって予め定められるが、この例にあっては、「5」に設定している。そして、この判定結果に基づいて、脈波抽出方法を指示する抽出切換信号TKS、バッファ203から出力するデータを制御するバッファ制御信号BCS、およびピッチ表示の有無を制御するピッチ表示制御信号PCSが各々生成される。
【0032】
ここで、抽出切換信号TKSは、脈波成分抽出手段209に対して、体動無しと判定された場合には第1の抽出方法で脈拍に相当する周波数を算出するよう指示し、一方、体動有りと判定した場合には第2の抽出方法で脈拍に相当する周波数を算出するよう指示する。
また、バッファ制御信号BCSは、バッファ203に対して、体動の状態が有りから無しに変化した後、一定の期間、脈波データMDの一部を0データに置換して出力するように指示する。
また、ピッチ表示制御信号PCSは、ピッチ検出手段211に対して、体動が有る場合にピッチの値を示すピッチデータを出力し、体動が無い場合にピッチデータを出力しないように指示する。
【0033】
次に、脈拍数算出手段210は、脈波成分抽出手段209によって抽出された周波数に基づいて脈拍数を算出し、これを示す脈拍数データを出力する。この場合、抽出される周波数fは、脈波信号MSの基本波成分に対応するので、脈拍数算出手段210は「60/f」を演算によって求め、脈拍数を特定する。
【0034】
また、ピッチ算出手段211は、体動解析データTKDに基づいて、ランニング中のピッチを指示するピッチデータを算出する。この場合、体動解析データTKDは、32サンプル(4秒)毎に生成されるので、ピッチ算出手段211によって算出されるピッチデータも4秒毎に生成される。但し、ピッチデータの表示部212への出力は、ピッチ表示制御信号PCSによって制御されるため、制御手段206によって体動無しと判定されると直ちにピッチデータの出力が停止され、ピッチは表示されなくなる。これにより、ランニングを終了した後に、ピッチが表示されるといったことがなくる。
【0035】
また、表示部212は、脈拍数データに基づいて脈拍数を液晶表示装置13に表示させるとともに、ピッチデータに基づいてピッチを液晶表示装置13に表示させる。これにより、利用者は、脈拍数やピッチといった生体の情報を認識することができる。
【0036】
C.実施形態の動作
次に、本実施形態の動作を図面を参照しつつ説明する。
1.全体動作
図5は、本実施形態に係わる脈波計の動作を説明するためのタイミングチャートである。図5(a)は体動データTDの振幅値PPの変化についてその一例を示すグラフである。この例にあっては、時刻tにおいて、振幅値PPが基準値REFを下回る。したがって、制御手段206は、期間T1〜期間T5では体動有りと判定し、期間T6〜期間T8では体動無しと判定する。なお、期間T5で体動有りと判定されるのは、時刻ttに達した時点で始めて制御手段206は体動が無かったと検知するからである。また、図5(b)は、A/D変換器202から出力される脈波データMDである。また、体動有りと判定される期間中に検出されたデータブロックには、「’」を付してある。
【0037】
まず、期間T5において、バッファ制御信号BCSは直前の128サンプルに相当するデータブロックDB1’〜DB4’を出力するようにバッファ203を制御する。これにより、図5(c)に示すデータがバッファ203から出力される。また、期間T5においては、体動有りと判定されるので、抽出切換信号TKSは、第2の抽出方法で脈拍に対応した周波数を抽出するように脈波成分抽出手段209を制御する。この場合、脈波成分抽出手段209は、データブロックDB1’〜DB4’に基づいて生成された脈波解析データMKDと体動解析データTKDとを比較し、この結果に基づいて脈拍に対応する周波数を特定する。
【0038】
次に、期間T6において、直前の4データブロックは、図5(d)に示すDB2’、DB3’、DB4’およびDB1になる。ここで、データブロックDB2’〜DB4’には体動成分が重畳しており、データブロックDB1には体動成分が重畳していない。したがって、データブロックDB1に着目すれば、脈波成分抽出手段209は、脈波解析データMKDにのみ基づいて脈拍に対応する周波数を抽出するのが望ましい(第1の抽出方法)。しかし、FFT処理の対象となるデータブロックDB2’〜DB4’は、体動有りに対応するものであるため、第1の抽出方法では、正確に脈拍に対応する周波数を特定することができない。
【0039】
このため、期間T6において、バッファ制御信号BCSは、データブロックDB2’〜DB4’を0データに置換して出力し、これに続いてデータブロックDB1を出力するようにバッファ203を制御する。図5(e)はバッファ203から出力されるデータである。ここで、0データは脈波データMDの中心値であるから、体動成分が重畳したデータブロックDB2’〜DB4’は周波数成分の解析に影響を与えないデータに置換される。これにより、脈波信号用FFT回路207は、データブロックDB1に基づいて周波数解析を行うことができる。
この際、抽出切換信号TKSは、第1の抽出方法で脈拍に対応した周波数を抽出するように脈波抽出手段209を制御する。この場合、脈波成分抽出手段209は、脈波解析データMKDにのみ基づいて、脈拍に対応する周波数を特定する。
【0040】
ここで、脈波データの置換動作についてより具体的に説明する。例えば、期間T2〜期間T5における脈波データMDの変化が図6に示すものである場合、この脈波データMDにFFT処理を施すと、図7に示す周波数スペクトルが得られる。この例では、比較的低域に体動成分が存在している。このように体動成分が重畳した周波数解析結果から脈拍に対応する周波数を特定することは、困難である。図8に、期間T2〜期間T4において0データに置換した脈波データMDの変化を示す。この脈波データMDは、図5(e)に示すものに相当し、これにFFT処理を施すと、図9に示す周波数スペクトルが得られる。この場合の周波数解析結果には、体動成分が表れていないので、周波数解析結果から脈拍に対応する周波数を特定することが可能となる。すなわち、0データに置換することにより、実質的に体動成分がないデータにのみ基づいて周波数解析が行われる。
【0041】
次に、図5に示す期間T7において、FFTの演算処理の対象となるデータブロックは、本来、図5(f)に示すDB3’、DB4’、DB1、DB2であるが、バッファ制御信号BCSは、図5(g)に示すようにデータブロックDB3’、DB4’を0データに置換したデータを出力し、これに続いてデータブロックDB1、DB2を出力するようにバッファ203を制御する。また、この際、抽出切換信号TKSは、第1の抽出方法で脈拍に対応した周波数を抽出するように脈波抽出手段209を制御する。また、期間T8において、バッファ制御信号BCSは、図5(h)に示すデータブロックDB4’、DB1、DB2、DB3のうち、データブロックDB4’を0データに置換して、図5(i)に示すデータを出力するようにバッファ203を制御する。このように、判定結果が体動有りから体動無しに切り替わった直後の3ブロック期間には、体動成分が重畳したブロックデータが存在するため、これらのデータを0データに置換する処理がバッファ203において行われる。この意味において、バッファ203は脈波データの一部を周波数解析結果に影響を与えないデータへ置換する置換手段として機能する。
【0042】
次に、期間T9において、バッファ制御信号BCSは、図5(j)に示すデータブロックDB1〜DB4を出力するようにバッファ203を制御する。データブロックDB1〜DB4は、体動成分が重畳していない脈波データMDであり、脈波成分抽出手段209は、脈波解析データMKDにのみ基づいて脈拍に対応する周波数を特定する。
【0043】
このようにバッファ203は、体動有りから体動無しに切り替わった後の所定期間において、体動有りと判定された期間中に記憶した脈波データMDを周波数解析に影響を与えないデータに置換して出力するので、当該期間において脈波信号用FFT回路207は、実質的に、体動無しの期間に検出された脈波データMDにのみ基づいて脈波の周波数解析を行うことができる。この結果、例えば、ランニングを終えた直後のように生体の状態が体動有りから体動無し変化した場合であっても、正確な脈拍を直ちに表示させることができる。また、体動信号TSにノイズが突発的に重畳して異常状態に陥った場合であっても通常状態に戻ると、正確な脈拍を直ちに表示させることができる。
【0044】
2.脈波抽出処理
次に、図面を参照して脈波成分抽出手段209の脈波抽出処理について説明する。図10は脈波抽出手段の動作を示すフローチャートである。
ステップS1において、脈波成分抽出手段209は、抽出切換信号TKSが第2の抽出方法を指示するか否かを判定する。第2の抽出方法を指示する場合は、運動時であって、以下の手順に従って、脈拍に対応する周波数を特定する。まず、ステップS2では、体動解析データTKDの最大周波数成分fmを特定し、その1/2の周波数にある一定値TH以上の体動成分があるかどうか判定する(ステップS2)。一定値TH以上の体動成分がある場合、fmは第2高調波として特定する(ステップS3)。一方、無い場合には、fmの1/3の周波数に、ある一定値以上の体動成分があるか否かを判定する(ステップS4)。ある一定値TH以上の体動成分が存在するならば、fmを第3高調波として特定する(ステップS5)。一方、無かった場合にはfmを基本波として特定する(ステップS6)。
【0045】
これらの処理によって、特定されたfmが何番目(変数HMCできていされている。)の高調波であるかを求め、ステップS7で基本波を求めるためにfmを除する数値(変数HMC)を決定する。そこでステップS7では、体動の基本波を求める。
【0046】
次に、ステップS8からステップS11においては、脈波の周波数解析の結果の大きな線スペクトル順にその周波数と体動周波数との比較を行い、その周波数が体動信号の基本波、第2高調波、第3高調波と一致するかどうかを判定する。すなわち、脈波検出用センサユニット30によって検出された脈波信号MSを周波数解析した結果と、体動検出用センサ装置90によって検出された体動信号TSを周波数解析した結果との間で、互いに重なる周波数があるかどうかを判定するものである。
【0047】
まず、ステップS9においては、体動周波数の基本波との比較を行い、ステップS10においては体動周波数の第2高調波との比較を行い、ステップS11においては体動周波数の第3高調波との比較を行う。これを、検出されたすべての脈波の周波数成分について繰り返して行い、もし、仮に一致する周波数が存在する場合は、この周波数成分を除去する。但し、脈波周波数成分のうち最大のレベルを有する周波数成分のみを用いて判定してもよい。これは、脈波の基本波のレベルが、通常一番大きいからである。この処理を行うことで、ステップS12において、体動成分と一致しない最大脈波成分fnを抽出することができる。
【0048】
一方、抽出切換信号TKSが第1の抽出方法を指示する場合には、ステップS1の判定結果はNOとなり、ステップS13に進んで、脈波解析データMKDのうち最大のものを脈波周波数成分fnとして特定する。この場合は、安静時の抽出方法に対応する。
【0049】
なお、上述した実施形態においては、32サンプルを1データブロックとし、4データブロックに対してFFT処理を行ったが(データブロックのサンプル数は、高速フーリエ変換演算対象データに対して、1/4)、64サンプルを1データブロックとしてもよい。この場合、FFT処理の演算の対象を128サンプル(2データブロック)とし、1回の解析毎に1データブロックずらすシフトFFT処理を行ってもよい(データブロックのサンプル数は、高速フーリエ変換演算対象データに対して、1/2)。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の発明特定事項によれば、生体の状態が体動有りから体動無しに切り替わった場合に、体動有りの期間に検出された脈波データについては周波数解析の結果に影響を与えないデータに置換するから、実質的に体動無しの期間に検出された脈波データに基づいて脈拍数を特定することができ、この結果、脈拍数表示の応答性を改善することができる。また、体動無しの場合には、生体の体動ピッチを表示しないので、利用者が戸惑うこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図2】同本実施形態に係わる脈拍計の機械的構成を示す説明図である。
【図3】同実施形態に係わる脈拍計のブロック図である。
【図4】同実施形態に係わるFFT処理を説明する図である。
【図5】同実施形態に係わる脈波計の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】同実施形態に係わる脈波データMDの変化の一例を示す図である。
【図7】図6に示す脈波データMDにFFT処理を施した周波数スペクトラムを示す図である。
【図8】同実施形態において0データに置換した脈波データMDの変化を示す図である。
【図9】図8に示す脈波データMDにFFT処理を施した周波数スペクトラムを示す図である。
【図10】本実施形態に係わる脈波抽出手段の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
30 脈波検出用センサユニット(脈波検出手段)
90 体動検出用センサ装置(体動検出手段)
203 バッファ(置換手段)
206 制御手段(判定手段)
207 脈波信号用FFT回路(第1の演算手段)
208 体動信号用FFT回路(第2の演算手段)
209 脈波抽出手段
210 脈拍数算出手段
211 ピッチ検出手段
212 表示部(表示手段)

Claims (3)

  1. 一定のサンプル数に対応するデータブロック毎に脈拍を計測する脈拍計において、
    生体の体動を検出して体動データを出力する体動検出手段と、
    前記体動データに基づいて体動の有無を前記データブロック毎に判定する判定手段と、
    前記生体の脈動を検出して脈波データを出力する脈波検出手段と、
    前記脈波データを記憶するとともに、前記判定手段の判定結果が体動有りから体動無しに切り替わった後の所定期間においては、体動有りと判定された期間中に記憶した前記脈波データを周波数解析に影響を与えないデータに置換して出力し、前記所定期間以外の期間においては記憶した前記脈波データを出力する置換手段と、
    前記置換手段の出力データに対して複数の前記データブロック単位で周波数解析を施し、次の周波数解析を1データブロックずらした前記置換手段の出力データに対して施すことにより、前記データブロック毎に解析結果を得る第1の演算手段と、
    前記体動データに対して複数の前記データブロック単位で周波数解析を施し、次の周波数解析を1データブロックずらした前記体動データに対して施すことにより、前記データブロック毎に解析結果を得る第2の演算手段と、
    前記判定手段によって体動無しと判定された場合には、前記第1の演算手段の周波数解析に基づいて脈拍に対応する周波数を抽出し、前記判定手段によって体動有りと判定された場合には、前記第1の演算手段と前記第2の演算手段の周波数解析結果に基づいて、脈拍に対応する周波数を抽出する脈波成分抽出手段と、
    前記脈波成分抽出手段によって抽出された前記脈拍の周波数から脈拍数を算出する脈拍数算出手段と
    前記脈拍数を表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とする脈拍計。
  2. 前記第2の演算手段の周波数解析結果から、前記生体の体動のピッチを算出するピッチ算出手段と、
    前記判定手段によって体動有りと判定された場合には前記ピッチを表示するように前記表示手段を制御し、前記判定手段によって体動無しと判定された場合には、前記ピッチを表示しないように前記表示手段を制御する表示制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の脈拍計。
  3. 前記第1の演算手段および前記第2の演算手段で行う周波数解析処理は高速フーリエ変換処理であり、前記データブロックのサンプル数は、高速フーリエ変換演算対象データに対して、1/4もしくは1/2であることを特徴とする請求項1に記載の脈拍計。
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