JP3562726B2 - 自動二輪車 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、メンテナンスを必要する各部材が車体に搭載されている自動二輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車の車体には、バッテリー,ラジエーター用水タンク,エンジンオイル注入口等のようにメンテナンスを必要とする部品が数多く搭載されているが、それら各部品は、従来、車体の各部分に分散して配置されており、例えば、図18に示すような従来例では、レギュレーター71,ラジエーター液注入口72等は車体前部のフロントカウル51内に配置され、エンジンオイル注入口73,ヒューズ74,バッテリー75,リヤブレーキリザーブタンク76,ラジエーター用水タンク77等はシート5下方のシートカウル52内にそれぞれ配置されていて、レギュレーター71,エンジンオイル注入口73,リヤブレーキリザーブタンク76等は車体の右側に、ヒューズ74,ラジエーター用水タンク77等は車体の左側にそれぞれ位置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来公知の自動二輪車では、各部品が車体の前後左右に分散して配置されているため、それら各部品のメンテナンスを行う場合、フロントカウルやシートカウルの一部を取り外してから、部品毎に車体の前後左右に移動してメンテナンスの作業をしなければならず、その作業性が悪いものであると共に、メンテナンスが必要な部品を見落としやすいという問題もあった。
【0004】
本発明は、上記のような従来の自動二輪車の持つ不都合を解消することを目的としており、より具体的には、メンテナンスが必要な部品を見落とすようなことがなく、メンテナンスの作業性の向上を図ることができる自動二輪車を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決しかつ目的を達成するために、車体前部のステアリングヘッドパイプから後方に延びるメインフレームの前部下方にエンジンが配置され、エンジンの前上方にラジエーターが配置され、メインフレームの後部上方にシートが配置されている自動二輪車において、シートの下方に燃料タンクが配置されることで空いたシート前方のスペースで、車体の左右何れか一方の側に、メンテナンスを必要とする主な部品を、該部品の一つとしてラジエーターの液注入口を含む状態で、集中して配置することを特徴とするものである。
【0006】
また、そのような自動二輪車において、好ましくは、メンテナンスを必要とする部品が集中して配置されている側とは反対側に、物品収納用のトランクを形成して、シートの前方に車体の側部を開放可能なように覆うカウリングを設け、このカウリングによって集中して配置された各部品やトランクの外側を覆うと共に、車体の両側でそれぞれカウリングを開放可能とするものである。
【0007】
【作 用】
上記のような構成によれば、燃料タンクをシートの下方に配置することで、従来は大型の燃料タンクによって占拠されていたシートより前方のスペースが空いて、この空いたスペースを利用することで、エンジンの前上方に配置されたラジエーターの近傍にメンテナンスを必要とする部品を集中的にレイアウトすることが始めて可能となる。そして、そのようなスペースで、車体の左右何れか一方の側に、メンテナンスを必要とする主な部品が、該部品のうちの一つとしてラジエーターの液注入口を含む状態で、集中して配置されていることによって、各部品のメンテナンスを行おうとする場合、メンテナンスを必要とする部品を見落とすようなことがなく、しかも作業者が車体の周りを移動する必要がなく、ラジエーター液の注入作業を含む各部品のメンテナンス作業を行うことができる。
【0008】
また、シートより前方の空いたスペースを利用して、メンテナンスを必要とする部品が集中して配置されている側とは反対側に、物品収納用のトランクを形成して、例えば取外し自在あるいは開閉自在な蓋を設けたような、車体の側部を開放することができるカウリングによって各部品や物品収納用トランクの外側を覆うと共に、車体の両側でそれぞれカウリングを開放可能としたものでは、各メンテナンス部品がトランクの設置スペースの邪魔になることがなく、物品収納用トランクの容量を大きなものとすることができ、しかも、通常はカウリングによって各部品やトランク内が保護されると共に、メンテナンスの作業時には、蓋部を開けるというような簡単な操作により容易に各部品をメンテナンス可能な状態に一度に露出させることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1は、本発明の自動二輪車の一実施例を示すもので、自動二輪車1は、ヘッドライトが取付けられているフロント部分に続いてエンジン2上方付近を覆うカウリング3が車体前部に設けられ、エンジン2の下方にはアンダーカウル4が設けられていて、後輪の上方に配置されているシート5の下方には、カウリング3の後方から車体後部に延びる燃料タンク6が配置されているものである。
【0011】
図2は、図1に示した自動二輪車1からエアクリーナーカバー33を除いた状態を示すもので、カウリング3の上面には、エアクリーナーカバー33によって覆われる開口部30がカウリング3をU字状にカットすることにより形成されており、その開口部30を通してメンテナンスが可能なようにダクト部8aを有するエアクリーナー8が配置されている。
【0012】
図3は、図1に示した自動二輪車1からカウリング3とアンダーカウル4を除いた状態を示すもので、下方に前輪10が軸架されハンドル11により操作されるフロントフォーク12を左右回動自在に枢支しているステアリングヘッドパイプ13には、それから左右に別れそれぞれ後方斜め下に向かって平行して延びる2本のメインフレーム14の先端が固着されており、ステアリングヘッドパイプ13から後方に延びるそれぞれのメインフレーム14は、何れも、斜め下方に延びてから斜め上方に向かって折り曲げられている。
【0013】
側方からみて後部が浅いV字形に形成されたメインフレーム14には、その左右のそれぞれに、折り曲げ部14aより前方でダウンチューブ15とテンションパイプ16が下方に接続されており、折り曲げ部付近14aにおいてメインフレーム14から直接ボトムプレート17が下方に接続されており、後端にリヤフレーム18が接続されていて、それぞれのボトムプレート17によって後端に後輪20が軸架されたリヤフォーク19の前端が上下揺動自在に枢支されている。
【0014】
このようなフレーム構造の自動二輪車1において、メインフレーム14の上方でカウリング3によって覆われる部分には、ステアリングヘッドパイプ13とメインフレーム14とにわたってオイルタンク21が一体的に付設され、エアクリーナー22がオイルタンク21の後上方の空間部に配置されている。
【0015】
メインフレーム14の下方には、左右それぞれのメインフレーム14,ダウンチューブ15,テンションパイプ16,ボトムプレート17等によって囲まれる空間部にエンジン2が配置されており、カウリング3によって覆われるエンジン2の前上方にはラジエーター23が配置されていて、エアクリーナー22からの吸気通路は、左右のメインフレーム14の間に位置するキャブレター24を介して、エンジン2と接続されている。
【0016】
並列2気筒のエンジン2から出る2本の排気管は、車体の左右に分かれて後方に延びるが、その内の排気マフラー26と反対側にある排気管25については、エンジン2のオイルパン後方で各部材の間隙部を通って車体を横断し、もう一方の排気管と共に排気マフラー26に纏めて接続されているもので、それによって一定以上の最低地上高(ロードクリアランス)が確保されることとなる。
【0017】
カウリング3より後方のメインフレーム14上には、側方からみてほぼV字状に折れ曲がった形状の一体的な燃料タンク6が、エアクリーナー22とほぼ同じ高さからメインフレーム14の折り曲げ部14a付近に沿って車体後部にまで延びて配置されており、更にその上方に2名の乗員が搭乗可能な程度の大型のシート5が配置されている。
【0018】
このシート5の下方に位置する燃料タンク6の各部分については、図2および図12に示すように、乗員がフットレスト41に足を置いて膝でニーグリップした時や一旦停止等で足を地面に着けるときに脚が触れる部分より前方では、その両側面60aがシート5の外側面からあまり突出することなく連続性を保つような断面形状となっており、それより後方の部分では、図2および図13に示すように、その両側面60bがフレーム14の外側面を覆うようにシート5から大きく側方に膨出した断面形状となっている。
【0019】
このような燃料タンク6は、フレーム14が側方からみて浅いV字形に形成され、そのフレーム14の折り曲げ部14aによって下方に凹んだ状態となっている部分の上方付近に配置されることによって、その上方にシート5が重ねて配置されているにもかかわらず、シート5の地面からの高さを高くし過ぎるようなことがなく、そのため燃料タンク6のシート5下方への配置が実用上可能なものとなり、車体の低重心化の達成と走行安定性の向上を図ることができる。
【0020】
なお、上記の燃料タンク6については、必ずしも1個のタンクにより構成されるものに限られず、例えば、図14〜図17に示すように、2個の燃料タンク6a,6bにより構成し、シート5の前方に配置されるタンク6aを従来の燃料タンクよりも容量の小さいものとして空間部をその前方に確保し、タンク6aの後方でシート5の下方にタンク6aと別個のタンク6bを配置したようなものとすることも可能である。
【0021】
図14〜図17に図示したものでは、乗員の脚が触れる部分で左右のメインフレーム14の幅が広く外観上露出されていると共に、シート5を支持するためのシートパイプ43が、タンク6bを跨ぐようにメインフレーム14とリヤフレーム18に渡って左右一対に設けられていて、タンク6aとタンク6bの前部については、図16に示すように、その両側面60aがシート5の外側面からあまり突出することなく連続性を保つような断面形状とされ、タンク6bの後部については、図17に示すように、その両側面60bがフレーム14の外側面を覆うようにシート5から大きく側方に膨出した断面形状となっている。
【0022】
このようなものでは、タンク6bのブリーザーパイプ44はタンク6a内に開口されることとなるが、その際のブリーザーパイプ44のタンク6aでの固定については、シート5を燃料タンクに近接して配置するのにブリーザーパイプ44が邪魔にならないように、タンク6aのアウターパネル側ではなくインナーパネル側で固定するのが良い。
【0023】
上記のような燃料タンク6によれば、タンクが単複何れの場合においても、シート5の下方に燃料タンクが配置されているにもかかわらず、乗車時に乗員の脚が触れる燃料タンク6の車体側方部分60aは、シート5から側方に突出することなく連続性を持った面となっているため、それによって停車時の足着き性が損なわれることなく、また、ライディングポジションをとった時のニーグリップも悪くならない。
【0024】
また、燃料タンク6は、その後方部分で側方に大きく膨出しているため、燃料タンクの高さを全体的に増加させなくても、膨出した部分で容量を充分に増大させることが可能となる。
【0025】
さらに、燃料タンク6がシート5下方へ配置されることにより、従来は大型の燃料タンクによって占拠されていたシート5より前方のスペースが空くこととなって、以下に述べるようにメンテナンスを必要とする部品を車体前部に集中的にレイアウトしたり、カウリング3に物品収納用トランク32を形成したりするのに都合の良いものとなる。
【0026】
すなわち、上記のような自動二輪車1において、図4に示すように、ラジエーター23は、車体の幅方向の中心よりもエンジン2のカムチェーン27が配置されている側にオフセットして設置され、また、エンジン2のカムチェーン27が配置されている側の車体側部において、図3に二点鎖線で示した範囲に、バッテリー75の他、レギュレーター,ラジエーター液注入口,エンジンオイル注入口,ヒューズ,ラジエーター用水タンク,リヤーブレーキ用リザーブタンク等のメンテナンス部品が集中的にレイアウトされることとなる。
【0027】
この集中的にレイアウトされる各メンテナンス部品およびオフセットされたラジエーター23の側方に突出する部分23aについては、この側においてカウリング3が車体幅方向に膨らむ形状の集中メンテナンスボックス31として形成されることにより、その内部に一括して収納されることとなる。
【0028】
このメンテナンス部品が集中的にレイアウトされている側とは反対側、すなわち、エンジン2のカムチェーン27が配置されている側の反対側において、カウリング3は、集中メンテナンスボックス31の側と同様に車体幅方向に膨らむ形状とされ、その中に独立した収納空間を有する物品収納用トランク32として形成されて、この集中メンテナンスボックス31と物品収納用トランク32のうち重点的に使用される方がサイドスタンドの反対側に位置することとなる。
【0029】
カウリング3により車体の一側に形成されている集中メンテナンスボックス31の外側面には、メンテナンスのために蓋31aが形成されており、その反対側に形成されている物品収納用トランク32の外側面には、物品の出し入れのために蓋32aが形成されていて、それらの蓋31a,32aは、図5に示したような状態に開閉することができるものである。
【0030】
図6は、カウリング3の物品収納用トランク32側を示すもので、物品収納用トランク32は、その底板32b自体が、図7に示すように、補強効果のある形状に形成されていると共に、その下面に、トランク内32cに収納される物品の重量を受けるために、ステー35が沿わされている。
【0031】
ステー35は、図8〜図10に示すように、その両端に固定部35aを有するパイプ部35bと、トランク32の底板32bを載置する板状部35cと、パイプ部35bと板状部35cを固定するための接合部35dとからなり、各部35b,35c,35dは溶接により一体的に固着されていて、パイプ部35b両端の固定部35aによって、直接あるいはブラケット等を介して、ダウンチューブ15やテンションパイプ16等のフレームに対してボルト等により固定されるものである。
【0032】
このように物品収納用トランク32の下面32bにステー35を沿わせた構造によって、樹脂性のトランク自体で荷重強度をもたせているようなものと比べて、重量物の積載も可能となる。
【0033】
上記のようにメンテナンス部品が配置されている本実施例の自動二輪車においては、図3に二点鎖線で示した範囲内に主なメンテナンス部品が集中的にレイアウトされているため、通常はカウリング3により形成されている集中メンテナンスボックス31によって各メンテナンス部品が保護されていると共に、メンテナンスの作業時には集中メンテナンスボックス31の外側面に設けられた蓋31を開けるという簡単な操作により容易に各部品を露出させることができて、作業が容易な箇所で各部品のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0034】
また、カムチェーン27が配置されラジエーター23が突出している側にメンテナンス部品が集中されていると共に、その反対側に物品収納用トランク32が配置されていることによって、カムチェーン27やラジエーター23および各メンテナンス部品が物品収納用トランク32の設置スペースの邪魔になることがなく、物品収納用トランク32の容量を大きなものとすることが可能となる。
【0035】
さらに、カウリング3の両側が車体の幅方向に膨らむ形状とされることによって、ウインドプロテクション効果が与えられることになり、物品収納用トランクの設置により高速安定性が低下するというようなことがなくなると共に、物品収納用トランクが車体の重心位置に近いカウリング3に設けられることにより、トランクに重い物を積んでも前輪分布荷重割合が減少するようなことがなく、物品の積載により走行安定性が低下するようなことはない。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したような本発明の自動二輪車によれば、燃料タンクをシートの下方に配置することで空いたスペースを利用することにより、シートより前方でラジエーター近傍にメンテナンスを必要とする部品を集中して設けることが可能となる。そして、そのようなスペースで車体の左右何れか一方の側に、メンテナンスを必要とする部品が、該部品の一つとしてラジエーターの液注入口を含む状態で、作業の容易な箇所に集中して配置されているため、必要とするメンテナンス作業を見落とすようなことがなく、また、ラジエーター液の注入作業を含むメンテナンスの作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動二輪車の一実施例を示す側面図。
【図2】図1に示した自動二輪車からエアクリーナーカバーを除いた状態を示す上面図。
【図3】図1に示した自動二輪車からカウリングとアンダーカウルを除いた状態を示す側面図。
【図4】図3の矢印A方向から見た車体の一部を示す正面図。
【図5】図1に示した自動二輪車のカウリングに設けられた蓋の開閉状態を示す正面図。
【図6】図1に示した自動二輪車の物品収納用トランク側のカウリング付近における車体の一部を示す側面図。
【図7】図6に示したカウリングに形成された物品収納用トランクの底部付近を示すA−A線に沿った断面図。
【図8】図7に示した物品収納用トランクの底部を支持するステー自体を示す側面図。
【図9】図8に示したステーの下面図。
【図10】図9に示したステーのA−A線に沿った断面図。
【図11】図1に示した自動二輪車の燃料タンク付近を示す側面図。
【図12】図11のA−A線に沿った断面図。
【図13】図11のB−B線に沿った断面図。
【図14】本発明の自動二輪車の他の実施例を示す図3に対応する側面図。
【図15】図14に示した自動二輪車の燃料タンク付近を示す側面図。
【図16】図15のA−A線に沿った断面図。
【図17】図15のB−B線に沿った断面図。
【図18】自動二輪車の従来例を示す側面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車
3 カウリング
5 シート
23 ラジエーター
31 集中メンテナンスボックス
32 物品収納用トランク
75 メンテナンス部品(バッテリー)
【産業上の利用分野】
本発明は、メンテナンスを必要する各部材が車体に搭載されている自動二輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車の車体には、バッテリー,ラジエーター用水タンク,エンジンオイル注入口等のようにメンテナンスを必要とする部品が数多く搭載されているが、それら各部品は、従来、車体の各部分に分散して配置されており、例えば、図18に示すような従来例では、レギュレーター71,ラジエーター液注入口72等は車体前部のフロントカウル51内に配置され、エンジンオイル注入口73,ヒューズ74,バッテリー75,リヤブレーキリザーブタンク76,ラジエーター用水タンク77等はシート5下方のシートカウル52内にそれぞれ配置されていて、レギュレーター71,エンジンオイル注入口73,リヤブレーキリザーブタンク76等は車体の右側に、ヒューズ74,ラジエーター用水タンク77等は車体の左側にそれぞれ位置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来公知の自動二輪車では、各部品が車体の前後左右に分散して配置されているため、それら各部品のメンテナンスを行う場合、フロントカウルやシートカウルの一部を取り外してから、部品毎に車体の前後左右に移動してメンテナンスの作業をしなければならず、その作業性が悪いものであると共に、メンテナンスが必要な部品を見落としやすいという問題もあった。
【0004】
本発明は、上記のような従来の自動二輪車の持つ不都合を解消することを目的としており、より具体的には、メンテナンスが必要な部品を見落とすようなことがなく、メンテナンスの作業性の向上を図ることができる自動二輪車を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決しかつ目的を達成するために、車体前部のステアリングヘッドパイプから後方に延びるメインフレームの前部下方にエンジンが配置され、エンジンの前上方にラジエーターが配置され、メインフレームの後部上方にシートが配置されている自動二輪車において、シートの下方に燃料タンクが配置されることで空いたシート前方のスペースで、車体の左右何れか一方の側に、メンテナンスを必要とする主な部品を、該部品の一つとしてラジエーターの液注入口を含む状態で、集中して配置することを特徴とするものである。
【0006】
また、そのような自動二輪車において、好ましくは、メンテナンスを必要とする部品が集中して配置されている側とは反対側に、物品収納用のトランクを形成して、シートの前方に車体の側部を開放可能なように覆うカウリングを設け、このカウリングによって集中して配置された各部品やトランクの外側を覆うと共に、車体の両側でそれぞれカウリングを開放可能とするものである。
【0007】
【作 用】
上記のような構成によれば、燃料タンクをシートの下方に配置することで、従来は大型の燃料タンクによって占拠されていたシートより前方のスペースが空いて、この空いたスペースを利用することで、エンジンの前上方に配置されたラジエーターの近傍にメンテナンスを必要とする部品を集中的にレイアウトすることが始めて可能となる。そして、そのようなスペースで、車体の左右何れか一方の側に、メンテナンスを必要とする主な部品が、該部品のうちの一つとしてラジエーターの液注入口を含む状態で、集中して配置されていることによって、各部品のメンテナンスを行おうとする場合、メンテナンスを必要とする部品を見落とすようなことがなく、しかも作業者が車体の周りを移動する必要がなく、ラジエーター液の注入作業を含む各部品のメンテナンス作業を行うことができる。
【0008】
また、シートより前方の空いたスペースを利用して、メンテナンスを必要とする部品が集中して配置されている側とは反対側に、物品収納用のトランクを形成して、例えば取外し自在あるいは開閉自在な蓋を設けたような、車体の側部を開放することができるカウリングによって各部品や物品収納用トランクの外側を覆うと共に、車体の両側でそれぞれカウリングを開放可能としたものでは、各メンテナンス部品がトランクの設置スペースの邪魔になることがなく、物品収納用トランクの容量を大きなものとすることができ、しかも、通常はカウリングによって各部品やトランク内が保護されると共に、メンテナンスの作業時には、蓋部を開けるというような簡単な操作により容易に各部品をメンテナンス可能な状態に一度に露出させることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1は、本発明の自動二輪車の一実施例を示すもので、自動二輪車1は、ヘッドライトが取付けられているフロント部分に続いてエンジン2上方付近を覆うカウリング3が車体前部に設けられ、エンジン2の下方にはアンダーカウル4が設けられていて、後輪の上方に配置されているシート5の下方には、カウリング3の後方から車体後部に延びる燃料タンク6が配置されているものである。
【0011】
図2は、図1に示した自動二輪車1からエアクリーナーカバー33を除いた状態を示すもので、カウリング3の上面には、エアクリーナーカバー33によって覆われる開口部30がカウリング3をU字状にカットすることにより形成されており、その開口部30を通してメンテナンスが可能なようにダクト部8aを有するエアクリーナー8が配置されている。
【0012】
図3は、図1に示した自動二輪車1からカウリング3とアンダーカウル4を除いた状態を示すもので、下方に前輪10が軸架されハンドル11により操作されるフロントフォーク12を左右回動自在に枢支しているステアリングヘッドパイプ13には、それから左右に別れそれぞれ後方斜め下に向かって平行して延びる2本のメインフレーム14の先端が固着されており、ステアリングヘッドパイプ13から後方に延びるそれぞれのメインフレーム14は、何れも、斜め下方に延びてから斜め上方に向かって折り曲げられている。
【0013】
側方からみて後部が浅いV字形に形成されたメインフレーム14には、その左右のそれぞれに、折り曲げ部14aより前方でダウンチューブ15とテンションパイプ16が下方に接続されており、折り曲げ部付近14aにおいてメインフレーム14から直接ボトムプレート17が下方に接続されており、後端にリヤフレーム18が接続されていて、それぞれのボトムプレート17によって後端に後輪20が軸架されたリヤフォーク19の前端が上下揺動自在に枢支されている。
【0014】
このようなフレーム構造の自動二輪車1において、メインフレーム14の上方でカウリング3によって覆われる部分には、ステアリングヘッドパイプ13とメインフレーム14とにわたってオイルタンク21が一体的に付設され、エアクリーナー22がオイルタンク21の後上方の空間部に配置されている。
【0015】
メインフレーム14の下方には、左右それぞれのメインフレーム14,ダウンチューブ15,テンションパイプ16,ボトムプレート17等によって囲まれる空間部にエンジン2が配置されており、カウリング3によって覆われるエンジン2の前上方にはラジエーター23が配置されていて、エアクリーナー22からの吸気通路は、左右のメインフレーム14の間に位置するキャブレター24を介して、エンジン2と接続されている。
【0016】
並列2気筒のエンジン2から出る2本の排気管は、車体の左右に分かれて後方に延びるが、その内の排気マフラー26と反対側にある排気管25については、エンジン2のオイルパン後方で各部材の間隙部を通って車体を横断し、もう一方の排気管と共に排気マフラー26に纏めて接続されているもので、それによって一定以上の最低地上高(ロードクリアランス)が確保されることとなる。
【0017】
カウリング3より後方のメインフレーム14上には、側方からみてほぼV字状に折れ曲がった形状の一体的な燃料タンク6が、エアクリーナー22とほぼ同じ高さからメインフレーム14の折り曲げ部14a付近に沿って車体後部にまで延びて配置されており、更にその上方に2名の乗員が搭乗可能な程度の大型のシート5が配置されている。
【0018】
このシート5の下方に位置する燃料タンク6の各部分については、図2および図12に示すように、乗員がフットレスト41に足を置いて膝でニーグリップした時や一旦停止等で足を地面に着けるときに脚が触れる部分より前方では、その両側面60aがシート5の外側面からあまり突出することなく連続性を保つような断面形状となっており、それより後方の部分では、図2および図13に示すように、その両側面60bがフレーム14の外側面を覆うようにシート5から大きく側方に膨出した断面形状となっている。
【0019】
このような燃料タンク6は、フレーム14が側方からみて浅いV字形に形成され、そのフレーム14の折り曲げ部14aによって下方に凹んだ状態となっている部分の上方付近に配置されることによって、その上方にシート5が重ねて配置されているにもかかわらず、シート5の地面からの高さを高くし過ぎるようなことがなく、そのため燃料タンク6のシート5下方への配置が実用上可能なものとなり、車体の低重心化の達成と走行安定性の向上を図ることができる。
【0020】
なお、上記の燃料タンク6については、必ずしも1個のタンクにより構成されるものに限られず、例えば、図14〜図17に示すように、2個の燃料タンク6a,6bにより構成し、シート5の前方に配置されるタンク6aを従来の燃料タンクよりも容量の小さいものとして空間部をその前方に確保し、タンク6aの後方でシート5の下方にタンク6aと別個のタンク6bを配置したようなものとすることも可能である。
【0021】
図14〜図17に図示したものでは、乗員の脚が触れる部分で左右のメインフレーム14の幅が広く外観上露出されていると共に、シート5を支持するためのシートパイプ43が、タンク6bを跨ぐようにメインフレーム14とリヤフレーム18に渡って左右一対に設けられていて、タンク6aとタンク6bの前部については、図16に示すように、その両側面60aがシート5の外側面からあまり突出することなく連続性を保つような断面形状とされ、タンク6bの後部については、図17に示すように、その両側面60bがフレーム14の外側面を覆うようにシート5から大きく側方に膨出した断面形状となっている。
【0022】
このようなものでは、タンク6bのブリーザーパイプ44はタンク6a内に開口されることとなるが、その際のブリーザーパイプ44のタンク6aでの固定については、シート5を燃料タンクに近接して配置するのにブリーザーパイプ44が邪魔にならないように、タンク6aのアウターパネル側ではなくインナーパネル側で固定するのが良い。
【0023】
上記のような燃料タンク6によれば、タンクが単複何れの場合においても、シート5の下方に燃料タンクが配置されているにもかかわらず、乗車時に乗員の脚が触れる燃料タンク6の車体側方部分60aは、シート5から側方に突出することなく連続性を持った面となっているため、それによって停車時の足着き性が損なわれることなく、また、ライディングポジションをとった時のニーグリップも悪くならない。
【0024】
また、燃料タンク6は、その後方部分で側方に大きく膨出しているため、燃料タンクの高さを全体的に増加させなくても、膨出した部分で容量を充分に増大させることが可能となる。
【0025】
さらに、燃料タンク6がシート5下方へ配置されることにより、従来は大型の燃料タンクによって占拠されていたシート5より前方のスペースが空くこととなって、以下に述べるようにメンテナンスを必要とする部品を車体前部に集中的にレイアウトしたり、カウリング3に物品収納用トランク32を形成したりするのに都合の良いものとなる。
【0026】
すなわち、上記のような自動二輪車1において、図4に示すように、ラジエーター23は、車体の幅方向の中心よりもエンジン2のカムチェーン27が配置されている側にオフセットして設置され、また、エンジン2のカムチェーン27が配置されている側の車体側部において、図3に二点鎖線で示した範囲に、バッテリー75の他、レギュレーター,ラジエーター液注入口,エンジンオイル注入口,ヒューズ,ラジエーター用水タンク,リヤーブレーキ用リザーブタンク等のメンテナンス部品が集中的にレイアウトされることとなる。
【0027】
この集中的にレイアウトされる各メンテナンス部品およびオフセットされたラジエーター23の側方に突出する部分23aについては、この側においてカウリング3が車体幅方向に膨らむ形状の集中メンテナンスボックス31として形成されることにより、その内部に一括して収納されることとなる。
【0028】
このメンテナンス部品が集中的にレイアウトされている側とは反対側、すなわち、エンジン2のカムチェーン27が配置されている側の反対側において、カウリング3は、集中メンテナンスボックス31の側と同様に車体幅方向に膨らむ形状とされ、その中に独立した収納空間を有する物品収納用トランク32として形成されて、この集中メンテナンスボックス31と物品収納用トランク32のうち重点的に使用される方がサイドスタンドの反対側に位置することとなる。
【0029】
カウリング3により車体の一側に形成されている集中メンテナンスボックス31の外側面には、メンテナンスのために蓋31aが形成されており、その反対側に形成されている物品収納用トランク32の外側面には、物品の出し入れのために蓋32aが形成されていて、それらの蓋31a,32aは、図5に示したような状態に開閉することができるものである。
【0030】
図6は、カウリング3の物品収納用トランク32側を示すもので、物品収納用トランク32は、その底板32b自体が、図7に示すように、補強効果のある形状に形成されていると共に、その下面に、トランク内32cに収納される物品の重量を受けるために、ステー35が沿わされている。
【0031】
ステー35は、図8〜図10に示すように、その両端に固定部35aを有するパイプ部35bと、トランク32の底板32bを載置する板状部35cと、パイプ部35bと板状部35cを固定するための接合部35dとからなり、各部35b,35c,35dは溶接により一体的に固着されていて、パイプ部35b両端の固定部35aによって、直接あるいはブラケット等を介して、ダウンチューブ15やテンションパイプ16等のフレームに対してボルト等により固定されるものである。
【0032】
このように物品収納用トランク32の下面32bにステー35を沿わせた構造によって、樹脂性のトランク自体で荷重強度をもたせているようなものと比べて、重量物の積載も可能となる。
【0033】
上記のようにメンテナンス部品が配置されている本実施例の自動二輪車においては、図3に二点鎖線で示した範囲内に主なメンテナンス部品が集中的にレイアウトされているため、通常はカウリング3により形成されている集中メンテナンスボックス31によって各メンテナンス部品が保護されていると共に、メンテナンスの作業時には集中メンテナンスボックス31の外側面に設けられた蓋31を開けるという簡単な操作により容易に各部品を露出させることができて、作業が容易な箇所で各部品のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0034】
また、カムチェーン27が配置されラジエーター23が突出している側にメンテナンス部品が集中されていると共に、その反対側に物品収納用トランク32が配置されていることによって、カムチェーン27やラジエーター23および各メンテナンス部品が物品収納用トランク32の設置スペースの邪魔になることがなく、物品収納用トランク32の容量を大きなものとすることが可能となる。
【0035】
さらに、カウリング3の両側が車体の幅方向に膨らむ形状とされることによって、ウインドプロテクション効果が与えられることになり、物品収納用トランクの設置により高速安定性が低下するというようなことがなくなると共に、物品収納用トランクが車体の重心位置に近いカウリング3に設けられることにより、トランクに重い物を積んでも前輪分布荷重割合が減少するようなことがなく、物品の積載により走行安定性が低下するようなことはない。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したような本発明の自動二輪車によれば、燃料タンクをシートの下方に配置することで空いたスペースを利用することにより、シートより前方でラジエーター近傍にメンテナンスを必要とする部品を集中して設けることが可能となる。そして、そのようなスペースで車体の左右何れか一方の側に、メンテナンスを必要とする部品が、該部品の一つとしてラジエーターの液注入口を含む状態で、作業の容易な箇所に集中して配置されているため、必要とするメンテナンス作業を見落とすようなことがなく、また、ラジエーター液の注入作業を含むメンテナンスの作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動二輪車の一実施例を示す側面図。
【図2】図1に示した自動二輪車からエアクリーナーカバーを除いた状態を示す上面図。
【図3】図1に示した自動二輪車からカウリングとアンダーカウルを除いた状態を示す側面図。
【図4】図3の矢印A方向から見た車体の一部を示す正面図。
【図5】図1に示した自動二輪車のカウリングに設けられた蓋の開閉状態を示す正面図。
【図6】図1に示した自動二輪車の物品収納用トランク側のカウリング付近における車体の一部を示す側面図。
【図7】図6に示したカウリングに形成された物品収納用トランクの底部付近を示すA−A線に沿った断面図。
【図8】図7に示した物品収納用トランクの底部を支持するステー自体を示す側面図。
【図9】図8に示したステーの下面図。
【図10】図9に示したステーのA−A線に沿った断面図。
【図11】図1に示した自動二輪車の燃料タンク付近を示す側面図。
【図12】図11のA−A線に沿った断面図。
【図13】図11のB−B線に沿った断面図。
【図14】本発明の自動二輪車の他の実施例を示す図3に対応する側面図。
【図15】図14に示した自動二輪車の燃料タンク付近を示す側面図。
【図16】図15のA−A線に沿った断面図。
【図17】図15のB−B線に沿った断面図。
【図18】自動二輪車の従来例を示す側面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車
3 カウリング
5 シート
23 ラジエーター
31 集中メンテナンスボックス
32 物品収納用トランク
75 メンテナンス部品(バッテリー)
Claims (2)
- 車体前部のステアリングヘッドパイプから後方に延びるメインフレームの前部下方にエンジンが配置され、エンジンの前上方にラジエーターが配置され、メインフレームの後部上方にシートが配置されている自動二輪車において、シートの下方に燃料タンクが配置されることで空いたシート前方のスペースで、車体の左右何れか一方の側に、メンテナンスを必要とする主な部品が、該部品の一つとしてラジエーターの液注入口を含む状態で、集中して配置されていることを特徴とする自動二輪車。
- メンテナンスを必要とする部品が集中して配置されている側とは反対側に、物品収納用のトランクが形成されており、シートの前方に車体の側部を開放可能なように覆うカウリングが設けられていて、このカウリングによって集中して配置された各部品やトランクの外側が覆われていると共に、車体の両側でそれぞれカウリングが開放可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
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- 1994-02-04 JP JP03300694A patent/JP3562726B2/ja not_active Expired - Fee Related
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