JP3562684B2 - 収納棚の高さ調整装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、個々のユーザの身長、体型等に合わせて収納棚の高さを調整するのに使用する収納棚の高さ調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、キッチン、押入れ内部や個室等、住宅の各部に設けられる収納棚は、建築業者によって標準的な高さ寸法が定められている場合があるが、その場合、住宅の建築後に、前記収納棚を実際に使用してみると、収納棚の高さがユーザの身長や体型と合わず、使用勝手が悪くなる問題が生じ易いものであった。そこで、住宅の設計時に、ユーザの希望により、ユーザの身長等に合わせて、収納棚の高さ寸法を適宜調整することも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザの希望により、ユーザの身長等を考慮して、収納棚の取付高さを調整した場合でも、建築後に実際に収納棚を使用してみると、高さ寸法が建築前の予想に反して不適切で、使用勝手が良好でないといった問題が生じる場合もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決し、住宅の設計に先立って、収納棚の最も好ましい高さ寸法を自らの体験に基づいて選択することのできる収納棚の高さ調整装置を提供することを目的とする。
そのため、請求項1に係る収納棚の高さ調整装置は、壁部に収納棚を上下方向へ移動可能に取り付けるとともに、この収納棚の側方の上記壁部の表面に床面からの高さ寸法を示す目盛りを表示し、上記壁部と略直交する方向に設けられた側壁には、該側壁の表面に沿って延びる退避位置と、該側壁から前記壁部と平行に水平方向へ突出する突出位置との間で回動自在に回動バーが取り付けられ、この回動バーの前記突出位置での高さは、前記収納棚の下方に配置される部材の標準的な高さと等しく設定され、前記突出位置での前記回動バーと前記壁部との間の間隔は、前記部材の標準的な奥行寸法と等しく設定されたことを特徴とするものである。
【0005】
上記の構成によれば、上記壁部に取り付けられた収納棚を、この壁部に沿って上下に移動させながら、ユーザが実際に前記収納棚に物を出し入れしてみることにより、最も作業のし易い収納棚の高さを選択し、前記壁部の表面に表示された目盛りを読むことにより、最適な高さを記録する。
【0007】
ユーザが設計しようとする住宅において、収納棚の下方に他の部材を配置することを予定している場合、前記収納棚への物の出し入れは前記他の部材越しに行う必要があるが、この部材がある程度大きな奥行寸法を有するものであれば、収納棚の下方に他の部材を配置しない場合に比べて、収納棚の最適な取付高さに変動が生じるものである。
【0008】
そこで、ここでは、前記他の部材の標準的な高さ寸法及び奥行寸法と等しい位置で前記回動バーを前記側壁から水平方向へ突出させて、この回動バー越しに前記収納棚に物を出し入れしてみることにより、収納棚の下方に他の部材が存在する場合の収納棚の最適な取付高さを調整する。収納棚の下方に他の部材を配置しないことを想定して、収納棚の高さを調整する場合、上記回動バーは、前記側壁に沿った退避位置に配置しておけばよい。
【0009】
請求項に係る収納棚の高さ調整装置は、請求項の構成において、前記部材が、洗面台、キッチンカウンタ及び押入れの中段を含むことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本発明の収納棚の高さ調整装置は、例えば、住宅の展示会場の一角や建築メーカの設けた体験コーナ等に設置されるものである。図1及び図2に示すように、この高さ調整装置は、鉛直方向の壁部1と、この壁部1と直交する鉛直方向の側壁2とに沿って設けられるものであって、壁部1には、複数の水平方向の収納棚3が各々上下方向に移動自在に取り付けられている。
【0011】
すなわち、壁部1における収納棚3の両端部近傍には、収納棚3を着脱自在に取り付けるための多数の穴4(幅が狭いので、図面上で単に点で示す)が、例えば、2乃至3cm程度の間隔で設けられ、各収納棚3の支持ブラケット3aに設けた図示しない係合部をいずれかの穴4に嵌合することにより、各収納棚3の取付高さを、例えば、2乃至3cm毎に変更できるようになっている。穴4を設ける間隔は適宜に変更でき、又、各収納棚3の係合部を穴4に嵌合する代わりに、各収納棚3を壁部1に対して上下方向にスライド可能に取り付けて、各収納棚3の高さを無段階的に変更できるようにしてもよい。
【0012】
収納棚3の側方で、壁部1の表面に床面Fからの高さ寸法を示す目盛りMが表示されている。又、側壁2には、複数の回動バー5乃至7が、図2に示すように、側壁2に沿って上方に延びる退避位置と、回動バー5について図3に示すように、側壁2から壁部1と平行に水平方向に突出する突出位置との間で回動自在に取り付けられている。回動バー5は、洗面台に対応したもので、回動バー5の突出位置での高さは、洗面台の標準的な高さ(例えば、70cm)と等しく設定されている。又、上記突出位置での回動バー5と壁部1との間の間隔は、洗面台の奥行寸法(例えば、55cm)と等しくされている。
【0013】
一方、回動バー6及び7は各々キッチンカウンタ及び押入れの中段に対応したもので、これらの水平位置での高さ寸法及び壁部1との間の間隔は、各々押入れの中段押入れ洗面台の標準的な高さ及び奥行寸法と等しく設定されている。
【0014】
壁部1上で目盛りMを挟んで収納棚3と対向する側には、上下方向に所定の間隔を置いて複数のバー8が壁部1の表面と垂直方向に突出するように設けられている。又、バー8の側方で壁部1上に、コンセント、電灯用スイッチ及びエアコン用コンセントの標準的な高さ位置を示す標識9乃至11が設けられている。
【0015】
上記の構成において、ユーザが自らが建築しようとする住宅における収納棚の高さを調整する際には、この収納棚の下方に洗面台等の他の部材を配置しない場合であれば、図2に示すように、回動バー5乃至7を側壁2に沿って上向きに立てた状態とし、この状態で収納棚3の高さを適宜変更しながら、発泡樹脂等からなる軽量の模擬収納物12を実際に収納棚3に出し入れしてみることにより、自らの身長、体型等に合った最も適当な収納棚3の高さを選択する。
【0016】
この場合、収納棚3を多段に構成するのであれば、個々の収納棚3の最適な高さを決定するとともに、収納棚3の段数及び隣接する収納棚3の上下間隔等も、自らの好みとニーズとに応じて決定し、目盛りMを読むことにより、個々の収納棚3の高さを記録用紙や手帳等に記録し、自らの住宅の設計に役立てる。
【0017】
一方、例えば、キッチンにおいて、収納棚の下方に他の部材、例えば、洗面台を配置する場合、図3に示すように、洗面台に対応した回動バー5を水平位置に配置する。そして、収納棚3を適宜上下に移動させながら、この回動バー5越しに模擬収納物12を出し入れしてみることにより、洗面台の上方に設ける収納棚の最も適当な高さを選択する。
【0018】
このように、本実施の形態では、実際に壁部1の下部に沿って洗面台を配置しなくても、洗面台の寸法に対応した回動バー5を用いることにより、洗面台の上方に取り付ける収納棚の高さを、ユーザ自らの体験に基づいて選択することができる。キッチンカウンタの上方に収納棚を設ける場合であれば、回動バー5に代えて、キッチンカウンタに対応する回動バー6を水平位置に配置し、ユーザの身長等に合わせて上記収納棚の高さを決定できる。又、押入れ内の上部に、枕等を収納する収納棚を配置する場合であれば、押入れの中段に対応する回動バー7を水平位置に配置した状態でこの収納棚の高さを決定すればよい。
【0019】
なお、上記では、回動バー5乃至7を退避位置で側壁2に沿って上向きに配置したが、上記退避位置で回動バー5乃至7を側壁2に沿って下向きに配置したり、側壁2に沿って水平方向を向くように配置することもでき、要するに、前記突出位置において壁部1と平行に水平方向へ突出するものであればよい。
【0020】
上記収納棚3を、収納棚以外の他の部材に見立てて、当該部材の高さを調整するために使用することもできる。例えば、洗面台の取付高さをユーザの好みや身長等に合わせて適宜変更する場合、図2のように各回動バー5乃至7は退避位置に配置しておき、例えば、最も下方の収納棚3を洗面台に見立てて、この収納棚3の高さを調整することにより、洗面台の高さを決定してもよい。
【0021】
一方、バー8は、例えば、コンセント、電灯用スイッチ、エアコン用コンセント等の高さを調整するのに使用することができる。すなわち、これらのコンセントやスイッチ類は、その標準的な取付高さが定められており、これらの標準的な取付高さが標識9乃至11により表示されているが、個々のユーザの好みや身長等に合わせて、上記コンセントやスイッチ類の取付高さを適宜変更することが可能である。
【0022】
その場合、上記複数のバー8のいずれかに、ユーザが適宜リング13を嵌める操作を実際に行うことにより、コンセントやスイッチ類の操作の行い易い高さを選択することができる。又、このバー8とリング13は、コンセントやスイッチ類以外に、例えば、ハンガーパイプの高さを決定するのに用いてもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に係る収納棚の高さ調整装置は、壁部に収納棚を上下方向へ移動可能に取り付けるとともに、この収納棚の側方の上記壁部の表面に床面からの高さ寸法を示す目盛りを表示し、上記壁部と略直交する方向に設けられた側壁には、該側壁の表面に沿って延びる退避位置と、該側壁から前記壁部と平行に水平方向へ突出する突出位置との間で回動自在に回動バーが取り付けられ、この回動バーの前記突出位置での高さは、前記収納棚の下方に配置される部材の標準的な高さと等しく設定され、前記突出位置での前記回動バーと前記壁部との間の間隔は、前記部材の標準的な奥行寸法と等しく設定されたものであるから、上記収納棚を、上記壁部に沿って上下に移動させながら、ユーザが実際に前記収納棚に物を出し入れしてみることにより、最も作業のし易い収納棚の高さを選択し、前記壁部の表面に表示された目盛りを読むことにより、最適な高さを記録し、自らの住宅の設計に役立てることができる。この場合、住宅の設計前に収納棚の高さを自らの体験に基づいて最適高さに定めることができるので、住宅の完成後に収納棚の高さが不適切で、使用勝手が悪いといった問題は生じにくくなる。また、前記回動バーを前記側壁から水平方向へ突出させて、この回動バー越しに前記収納棚に物を出し入れしてみることにより、収納棚の下方に部材が存在する場合の収納棚の最適な取付高さを調整することが可能になる。
【0025】
請求項に係る収納棚の高さ調整装置は、請求項の構成において、前記部材が、洗面台、キッチンカウンタ及び押入れの中段を含むものであるから、これらの部材の上方に収納棚を設ける場合の収納棚の高さの調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における収納棚の高さ調整装置を示す概略正面図。
【図2】前記高さ調整装置の概略斜視図。
【図3】前記高さ調整装置の回動バーを水平位置に回動させた状態を示す概略斜視図。
【符号の説明】
1 壁部
2 側壁
3 収納棚
5乃至7 回動バー
F 床面
M 目盛り

Claims (2)

  1. 壁部に収納棚を上下方向へ移動可能に取り付けるとともに、この収納棚の側方の上記壁部の表面に床面からの高さ寸法を示す目盛りを表示し、上記壁部と略直交する方向に設けられた側壁には、該側壁の表面に沿って延びる退避位置と、該側壁から前記壁部と平行に水平方向へ突出する突出位置との間で回動自在に回動バーが取り付けられ、この回動バーの前記突出位置での高さは、前記収納棚の下方に配置される部材の標準的な高さと等しく設定され、前記突出位置での前記回動バーと前記壁部との間の間隔は、前記部材の標準的な奥行寸法と等しく設定されたことを特徴とする収納棚の高さ調整装置。
  2. 前記部材が、洗面台、キッチンカウンタ及び押入れの中段を含むことを特徴とする請求項1記載の収納棚の高さ調整装置。
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