JP3144614U

JP3144614U - トイレルーム

Info

Publication number: JP3144614U
Application number: JP2008004293U
Authority: JP
Inventors: 元大岡澤; 秀治新堂; 孝樹蒲原
Original assignee: 大阪国際空港ターミナル株式会社
Priority date: 2008-06-25
Filing date: 2008-06-25
Publication date: 2008-09-04
Anticipated expiration: 2018-06-25

Abstract

【課題】整然とした清潔感ある使い勝手のよい男子用トイレルームを提供する。
【解決手段】トイレルームは、トイレルームの壁面に平行して配設する小便器取り付け壁２５に小便器１０を取り付け、トイレルームの壁面１５と小便器取り付け壁２５との間は面台天板２０を配設し、面台天板面２０と小便取り付け壁２５に取り付けた小便器の上面１３は同一平面を形成している。そして、隣設する小便器の間隙には物置棚４０を配設する構成を具備している。
【選択図】図１

Description

本考案は男子用トイレルームに関する。

男子用トイレにおける小便器を並設したスペースにおいては、使用者がカバンなどの手荷物がある場合、手荷物は図６に示すような小便器上方に設けられているカウンター３に載せて用足しをしていた。しかし、カウンターは通常装飾用の花瓶などを置く台として設けられているため、カウンターの奥行きが狭く、手荷物を安定的に載置・支持することが困難であった。また、カウンターの配設位置は小便器よりかなり高い位置にあるため、使用者の目線より高くなり、小用後手荷物などを置き忘れてしまうことがあった。

そこで、特許文献１に示すように、小便器の上面を前方、あるいは側方に張り出す構成とすることにより棚部５を構成する・・・図５参照。あるいは特許文献２には、隣接する小便器の間に配設する仕切り板１１の上部に棚板１２を取り付けて手荷物載置テーブルとした構成が開示されている・・・図６参照。
実開平５−８９５７７号公報実開平１−１６００８４号公報

しかし、小便器の上面を前方あるいは側方に張り出す構成とするには小便器自体を設計変更しなければならず、また、仕切り板の上部を手荷物載置テーブルとするには部品点数を多く必要とすると共に、カウンター、手荷物載置テーブル、小便器がその設置高さを異ならせて壁面に配置されているので、トイレルームを雑然とした景観としていた。
そこで、本考案は、整然とした清潔感ある使い勝手のよい男子用トイレルームを提供するものである。

そこで、本考案は、小便器はトイレルームの壁面に平行して配設する小便器取り付け壁に取り付けられ、トイレルームの壁面と小便器取り付け壁との間は面台天板を配設し、面台天板面と小便取り付け壁に取り付けた小便器の上面は同一平面を形成することにより上記目的を達成している。そして、隣設する小便器の間隙には物置棚を配設する構成を具備している。
さらに、このトイレルームの物置棚は、面台天板面、小便器の上面と同一平面となるよう設置されていることを特徴とする。
また、前記面台天板の配設位置は、トイレルームの床面からほぼ１１００ｍｍ〜１１５０ｍｍの高さであることを特徴としている。

面台天板面、手荷物置棚、小便器の上面が同一平面となるように配置されているので、トイレルームを整然とした清潔感あるものとしている。また、面台天板面、手荷物置棚が使用者に対して低い位置となっているので、使い勝手のよい男子用トイレルームを提供する。

本考案の実施例を図面を参照して詳述する。

図１は本考案のトイレルームの斜視図、図２は図１Ａ−Ａ矢視図、図３は面台天板の上面図である。
トイレルームの壁面１５には面台天板２０が床面３０に平行して、壁面１５に対して垂直に突設されている。そして、面台天板２０の端面から床面３０までは壁面１５に平行した小便器取り付け壁２５を配設する。小便器取り付け壁２５には小便器１０が一定間隔、たとえば隣設する小便器との間隔を間隔Ｖとして、複数個固着されている。
面台天板２０は幅寸法Ｗを２００ｍｍ〜２１０ｍｍとした長尺板体である。そして、トイレルーム壁面１５と小便器取り付け壁２５との間隙を連結している。

小便器取り付け壁２５はその高さ寸法Ｈを、ほぼ１１００ｍｍ〜１１５０ｍｍとする。この小便器取り付け壁２５に小便器１０を取り付ける。このとき、小便器１０の上面１３の取り付け位置は面台天板２０の面位置とする。すなわち、小便器１０の高さ寸法が１０００ｍｍ、小便器取り付け壁２５の高さ寸法が１１００ｍｍの場合は、小便器１０は床面３０からの高さｈを１００ｍｍとして取り付けることにより、小便器１０の上面１３と面台天板２０は同一平面となる。

隣接する小便器１０の間隔Ｖには物置棚４０を配設する。
物置棚４０は、図面に示すようなステンレス材、棒状の木材等をスノコ状に配設した形状、あるいは板状体であってもよい。物置棚４０は面台天板２０と同一平面となるように、支持板４１を介して小便器取り付け壁２５に固着されている。物置棚４０はその幅を幅Ｖ間に収まり、その長さ（突出寸法）は小便器１０の上面１３の突出寸法とほぼ等しくしている。

このように構成されるトイレルームは、小便器１０の上面１３、面台天板２０、物置棚４０が同一平面となっているので、カウンターと称する天板と小便器の上面、物置棚がそれぞれ異なる高さ位置に配設されている従来のトイレルームに比較して整然とする。
そして、面台天板から天井までの広い範囲を有する壁面１５には絵画などの装飾品５０を飾ることにより、トイレルームは明るく清潔感を増すことができる。

次に使用状態を説明する。・・図４参照
使用者Ｍが小用を足す場合、手荷物Ｂを物置棚４０上に置く。このとき、物置台は面台天板２０の幅寸法Ｗと物置棚４０の長さ寸法を足した大きさ、広い面積を有しており、手荷物がかなり大きくとも載置可能である。
また、荷物の載置面は床３０より１１００〜１１５０ｍｍと低いので、所用状態の目線位置となるため、載せた手荷物を置き忘れる不都合がなくなる。

なお、この実施例では小便器取り付け壁２５を壁面１５に平行した２重構造としているが、面台天板２０取り付け部から下部の壁面はない構造としてもよい。

本考案は、ホテル・駅・空港など公共施設のトイレルームに利用可能である。

本考案に係るトイレルームの斜視図図１Ａ−Ａ矢視図本考案に係るトイレルームの面台天板上面図本考案に係るトイレルームの使用説明図小便器の従来例説明図従来のトイレルームの斜視図

符号の説明

１０小便器
１３小便器の上面
１５トイレルームの壁面
２０面台天板
２５小便器取り付け壁
３０床
４０物置棚

Claims

壁面に複数の小便器を併設するトイレルームにおいて、
小便器はトイレルームの壁面に平行して配設する小便器取り付け壁に取り付けられ、トイレルームの壁面と小便器取り付け壁との間は面台天板を配設し、面台天板面と小便取り付け壁に取り付けた小便器の上面は同一平面を形成すると共に、
隣設する小便器の間隙には物置棚を配設してなるトイレルーム。
前記物置棚は、面台天板面、小便器の上面と同一平面となるよう設置されていることを特徴とする請求項１記載のトイレルーム。
前記面台天板の配設位置は、トイレルームの床面からほぼ１１００ｍｍ〜１１５０ｍｍの高さであることを特徴とする請求項１または２記載のトイレルーム。