JP3108011U

JP3108011U - 子供用高さ可変式踏み台

Info

Publication number: JP3108011U
Application number: JP2004006358U
Authority: JP
Inventors: 浩太郎竹田
Original assignee: 浩太郎竹田
Priority date: 2004-09-30
Filing date: 2004-09-30
Publication date: 2005-04-07
Anticipated expiration: 2010-09-30

Abstract

【課題】この考案は、子供が洗面台の使用や、台所の手伝い等をし始める年齢から、子供の成長に合わせ、高さが変えられ、運搬が容易な１台の踏み台を、踏み台が不要になるまで使用可能とすること、また、複数の子供を持つ場合に備え、棚板を差し替え簡単に高さを変更出来るよう、１台に汎用性をもたせること。
【解決手段】この考案は、図１の台座の側板に棚受けとなる棒を、棚として必要な段数分埋め込み１０ミリメートル程の突起を作る。棚板を子供の身長に合う突起に載せることで、子供の適当な作業位置が確保出来て課題が解決できる。
【選択図】図１

Description

この考案は、例えば子供が流し台や調理台で台所の手伝いなどをするとき、又、洗面台を使用して洗顔、歯磨きなどをするときに、この器具を使用し、成長に応じて必要な高さを設定出来ることにより、子供の日常生活の手助けになることと、子供教育を目的とする子供用高さ可変式踏み台に関する。

従来から、家庭で使用する子供用踏み台としては、流し台から引き出す方法や、いくつか存在したが、この考案のように、子供の足のサイズ、身長の変化に対応し多段階に高さを変えられ、運搬が容易な踏み台は存在しなかった。

家庭の洗面台、流し台は大人サイズに出来ていて、育児の過程で、子供に洗顔や台所の家事などを段階的に教育していく際に、成長に合わせ多段階に高さが調節出来る踏み台が無いことによる親、子の不便さ。

図−１のように両側板に棚受けとなる棒を必要な段数分埋め込み、一枚の棚板で多段階に目的に応じた高さを得る。

この考案の子供用高さ可変式踏み台を使用することにより、子供教育などで、台所作業をさせるときや、子供が洗面台で洗顔、歯磨き、手洗いなどをする場合、成長に合わせて高さが調整できるため、つねに最良の作業姿勢を得ることが可能である。また複数の子供を持っている場合は、棚板を差し替えるだけで、それぞれの身長に応じた高さに簡単に変更出来ることで、子供の日常生活に便利さを提供できる。

本考案には図１、概観図のように、台座と棚板があり、台座の側壁に１段につき水平に４箇所棚受けをつけ、必要な段数分設ける。棚受けには丸棒を使用し、側壁に埋め込み１０ミリメートル程度突出させる。側壁奥の最上部を台座の安定補強のためと、運搬に便利なための丸棒を挟み込む。底板と側壁と安定補強のための丸棒の連結は本実施例が木材のため、接着剤、木ネジにて連結する。使用時の安定のため、台座底板裏面に転倒防止用の板を装着するが、これは底板中心で回転するようにし、表裏どちらにも突出するようにすると、子供が椅子として使用するような場合の安定も得られる。棚板は底板、側板の奥行きと同じ寸法のものを使用、側板の間にぴったり収まる長さのものを使用し、棚受けと同じ位置に同じサイズのドリルで半丸の刻みを入れ、棚板が棚受けに収まるようにすると安定する。本考案は木製であるが、プラスチック、化学繊維等で製作すれば台座の一体化、強化、軽量化が図られると思われる。

以下、添付図面に従って一実施例を説明するが、図−１は外観図で１は台座底板、２は台座側板、３は側板の上部支え丸棒、４は底板、丸棒と側板との固定ネジで片側に６個使用、５は棚板（踏み台）で使用時の安定を得るため棚受け丸棒にあたる部分に同サイズの半丸の刻みをつけてある。６は使用時の転倒防止用支えであり、図３のように台座裏面の中心部に、支えの補強になる８のワッシャー付きのネジで止めて、支え用の板が回転するように出来ている。７は棚受け丸棒で側板に埋め込み、棚受け部分を残して切断してある。

又、材料に関して実施例では木材を使用したが、数年間に亘っての使用に耐えうる強さを有し、持ち運びに容易な重さの材料であれば材質は問わない。

又、寸法に関して間口は台所での使用に関しては、子供の動く範囲を考えて数１０センチメートル位が適当で、洗面台用では３０センチメートル位でよいと思うが、他の用途に使用する場合は用途に応じて変えればよく、奥行きに関しては台所、洗面台での使用時はこの台の必要な身長までの足の寸法を考えると１８センチメートル位でよいと思うが、他の用途に使用する場合は用途に応じて変えればよい。高さに関しては、使用始めの年齢と用途を考慮し、洗面台使用の年齢を１歳以上とした場合、２５センチメートル位を最上段とし数段階に亘って下げられるのが良いと思われる。

この考案は、家庭における育児過程での子供、親の便利さを得る目的で発想したものであるが、他に異年齢集団である保育所や、幼稚園などで利用しても利便性を発揮すると思われる。

本考案の子供用高さ可変式踏み台の外観図を示す。本考案の台座部の正面、側面、平面図である。本考案の台座裏面を表す。本考案の棚板（踏み台）の正面、側面、平面図である。

符号の説明

１台座底板
２台座側板
３上部支え丸棒
４固定ネジ
５棚板（踏み台）
６転倒防止用支え
７棚受け丸棒
８ワッシャー付き固定ネジ

Claims

底板の両側に側壁を設け、側壁の両内側に、１段につき４個の水平な突起を数段分設けた、運搬が容易な台座を作成し、その突起部に棚板を置き、数段階の高さ可変式踏み台を作成することにより、この１台で、子供が成長し、踏み台が不要になるまで、子供の生活上必要な高さの獲得を目的とする子供用高さ可変式踏み台。