JP3160643U - 神棚セット - Google Patents
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Abstract
Description
また、神棚を清掃した後に再配置する場合に、供物用具の配置が分からなくなり、元の位置に戻せなくなるという問題がある。
さらに、神棚本体に供物用具を配置して店頭に陳列しておく場合に、店員が供物用具の配置を知らない場合がある。また、店頭に陳列しておくと子供などがさわって配置がかわる場合がある。
すなわち、神棚本体に供物用具を配置する際には、風習等の差はあるものの一定の並べ方があり、不慣れな者にとっては置く順序がわからなかったり、間違えたりすることがあった。
不慣れな者でも供物用具を正規の位置に簡易に再配置することができる神殿載置型の神棚セットを提供することを目的とする。
神棚本体と、その神棚本体を装飾祭事するために神棚本体近接して配置される供物用具と、
前記神棚本体や供物用具を収納する略箱型状に形成された木枠部と、
を備えた神棚セットであって、
前記木枠部の基板部上もしくは前記神棚本体に前記供物用具をそれぞれの所定位置に対応して設定するための位置固定部が設けられて構成されていることを特徴とする。
前記位置固定部が、前記供物用具の各底部にそれぞれ設けられた被磁着部と、各供物用具の位置に対応して前記基板部もしくは前記神棚本体に設けられた磁石部とからなることを特徴とする。
前記木枠部の基板部上もしくは前記神棚本体への前記供物用具の装着状態を検知するセンサが前記位置固定部にそれぞれ設けられ、前記センサからの信号を取得して前記供物用具の配置状態に応じて前記木枠部に設けた神棚照明装置や音響装置を制御する制御部を備えて構成されることを特徴とする。
それらを略箱型状に形成された木枠部に収納し、
さらに、木枠部の基板部上もしくは神棚本体に、供物用具をそれぞれの所定位置に対応して設定するための位置固定部が設けられて構成されている。
このような構成によって、不慣れな者でも供物用具をそれぞれの正規位置に安定して、しかも容易に配置できる。
加えて、この神棚本体、供物用具、木枠部からなる神棚セットを、天井近くの桟や鴨居などに取り付けるに際して、木枠部を介して天井や側壁に配置でき、神棚本体の廻りに配置された種々の供物用具を、神棚本体と一体的に確実に配設することができる。
また、これら供物を収容した供物用食器を運んだり、神棚へ供える霊供膳として、折敷や三方なども挙げられる。
水玉は略球形状をしており、瓶子はひょうたん形状をし、これらは安定性が悪く転倒しやすい。このため、折敷や三方などの霊供膳に、載置して運ぶ場合には、転倒しないようにかなりの注意力を要するが、本考案の実施形態に係る神棚セットは、供物用具のそれぞれに対応する位置固定部が神棚本体や木枠部の基板に設けられており、供物用具を極めて容易に基板に固定することができるのである。
さらに、供物用具としては、神鏡や鳥居などの神具なども含まれる。
神棚の正面には神鏡、左右に榊、灯ろうを配し、神棚の前方に注連縄をかける。
この他、真榊、雄蝶・雌蝶といった御酒口をあつらえた飾り徳利、御幣(金幣)、破魔矢や熊手などの縁起物なども供物用具に含まれる。
さらに、神棚外側に張られる垂れ幕なども供物用具に含まれる。
なお、陶器製についてはその下の窪みに粘着性のシートを貼り付けて、粘着性のシートを介して基板に固定することもできる。
このような木枠部の基板部上もしくは神棚本体に、供物用具をそれぞれに固有の所定位置に配置するための位置固定部が設けられており、これによって、供物用具が必要に応じて着脱自在に配置される。
雄嵌合部としては、丸形や四角形、三角形などのそれぞれ異なる横断面を有するものが挙げられ、これら雄嵌合部と雌嵌合部との対を形成することによって、各供物用具と神棚セット内の各配置位置とを対応付けて、不慣れな者でも供物用具の配置を間違えることなく正しくかつ容易に設定することができる。
これによって、供物用具の着脱を容易にすることができ、嵌合部が凹凸状になって見栄えなどが悪くなるということもなく、供物用具を基板部に固定する際や日々の神棚清掃などにおける供物用具の取り外しの利便性を高めることができる。
被磁着部としては、供物用具の底部に磁石部の形状に合わせて形成した鉄板状のものや、シート状磁石などを用いることで、特定の供物用具と、その配置位置とを正確に特定することができる。
これによって、神棚本体などに取り付けられた供物用具の配置構成に応じて、神棚本体内やその周辺などに設けた神棚照明装置や音響装置の駆動パターンを設定することができる。例えば、御神酒を入れる瓶子と、こめを盛った皿などの左右位置を交換することで、音響装置の効果音やスポット照明を変えて設定することによって、精神的な雰囲気を効果的に演出することができる。また、灯ろうなどの移動をセンサにより検知したことを契機として雅楽音等を再生することにより、祭神を連想させるような効果音を発生させるようなこともできる。
制御部は、神棚本体を荘厳に演出して維持するための照明装置や音響装置を予め設定されたプログラムにしたがって制御する装置である。なお、音響装置には、再生音のデータが記録媒体に保存されており、その内容を書き換えることにより、再生される音データを適宜変更できる。また、照明装置の装飾用電灯は、再生される音や日付、時間、神棚付近の明るさなどの周辺状況に応じて照明方法を変更することもできる。
実施例1の神棚セット10は、図1〜図5に示すように、全体が箱状をなす木枠部11と、木枠部11内に収納、固定される宮形に形成された神棚本体12とを備えている。
神棚本体12は、水平方向に延びる木枠部11の帯板状に形成された基板部13上に一体的に立設されている。
そして、図4、図5に示すように、基板部13や神棚本体12には、各種の供物用具20が雄嵌合部及び雌嵌合部の対からなる位置固定部を介して着脱して設定できるようになっている。
木枠部11の壁面への固定手段としては、例えば、支柱部14の後壁部を貫通して壁面にねじ込まれる複数のボルトなどが使用される。また、壁面に植設されたフックなどに木枠部11の後背部に設けたフック係合部を係止させるようにしてもよい。
木枠部11は、その内部を上側の神棚本体12を載置するエリアと、その下側手前の供物用具20を載置するエリアとに区画されており、供物用具20を載置する薄板状の基板部13が、木枠部11の前方側に張り出すように構成されている。
すなわち、位置固定部として、供物用具20底部の雄嵌合部20aと、これに対応した基板部13の雌嵌合部13aとが設けられている。位置固定部となる供物用具20底部の雄嵌合部20aは、それぞれの雄嵌合部20aの横断面形状を○(丸)や△(三角)、□(四角)とすることによって、それぞれの挿入位置を特定することができる。例えば,神鏡の底部には△(三角)の雄嵌合部とし、基板部13同じ△(三角)の雌嵌合部を設けておく。
こうして、特定の供物用具には他の供物用具の雄嵌合部が挿入されないように雄嵌合部の形状、サイズなどをそれぞれ固有のものとして異ならせている。
この場合、それぞれ供物用具20の名称などを記載しておいてもよく設置位置を間違うことがない。
さらに、各供物用具が安定的に配置されるので、子供がさわって配置を変えてしまうようなこともなく陳列のメンテナンスも省力化することができる。
このような木枠部32の基板部35もしくは神棚への供物用具33の装着状態を検知するためのリミットスイッチや磁気センサなどのセンサ37が位置固定部にそれぞれ設けられ、センサ37からの電気信号を取得して前記供物用具の配置状態に応じて木枠部32に設けた神棚照明装置38や音響装置などの演出機器を制御するための制御部39が設けられている。
なお、制御部39には必要に応じて、拝礼者を検知する赤外線センサや、マイクロフォン、ビデオカメラなどの各種の図示しないセンサ群を神棚セット30内もしくはその周辺に接続して用いることもできる。
また、これら以外の周辺部材として電源部や配線ケーブルなどが設けられている。この電源部は、家庭用コンセントに接続するタイプの他に、乾電池や充電池などのバッテリや、光発電モジュールを利用した電源などを用いることが可能である。
またこの制御部39は、各供物用具に対応した位置のセンサ3725による信号を受けて演算処理等を行い、所定の機能を管理運用する。この制御部39は、その取付けに関して、装飾用電灯や賽銭箱、三方(三宝)、八足台などの内部に納められたタイプを用いたり、神棚本体31奥方などの比較的目立たない場所に取り付けることが望ましい。
11 木枠部
12 神棚本体
13 基板部
13a 雌嵌合部
14 支柱部
15 棚板
20 供物用具
20a 雄嵌合部
21 水玉
22、23 瓶子
24、25 皿
30 実施例2の神棚セット
31 神棚本体
32 木枠部
33 供物用具
34 被磁着部
35 基板部
36 磁石部
37 センサ
38 神棚照明装置
39 制御部
Claims (4)
- 神棚本体と、その神棚本体を装飾祭事するために神棚本体近接して配置される供物用具と、
前記神棚本体や供物用具を収納する略箱型状に形成された木枠部と、
を備えた神棚セットであって、
前記木枠部の基板部上もしくは前記神棚本体に前記供物用具をそれぞれの所定位置に対応して設定するための位置固定部が設けられて構成されていることを特徴とする神棚セット。 - 前記位置固定部が、前記供物用具の各底部に設けられ丸形や四角形、三角形などのそれぞれ異なる横断面を有する凸状の雄嵌合部と、各供物用具の位置に対応して前記基板部もしくは神棚本体に設けられ前記雄嵌合部が挿入固定される雌嵌合部とからなることを特徴とする請求項1に記載の神棚セット。
- 前記位置固定部が、前記供物用具の各底部にそれぞれ設けられた被磁着部と、各供物用具の位置に対応して前記基板部もしくは前記神棚本体に設けられた磁石部とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の神棚セット。
- 前記木枠部の基板部上もしくは前記神棚本体への前記供物用具の装着状態を検知するセンサが前記位置固定部にそれぞれ設けられ、前記センサからの信号を取得して前記供物用具の配置状態に応じて前記木枠部に設けた神棚照明装置や音響装置を制御する制御部を備えて構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の神棚セット。
Priority Applications (1)
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JP2010002614U JP3160643U (ja) | 2010-04-19 | 2010-04-19 | 神棚セット |
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Publications (1)
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JP6259154B1 (ja) * | 2017-09-19 | 2018-01-10 | 有限会社エイケイアイ | 機能性お札立て |
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