JP3562413B2 - テープカセット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、透明度の高い材質で形成されたテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
テープカセットは記録再生装置以外にも種々の装置で取扱われる。例えばその一例としてデュプリケータ向け業務用のカセットチェンジャがあり、図14及び図15にカセットチェンジャの使用例が示されている。図14及び図15において、記録再生装置1は2つのカセットドライブ部等を有するダビング装置であり、この記録再生装置1の1つのカセット挿入口側には結合部2を介してカセットチェンジャ3が連結されている。
【0003】
カセットチェンジャ3は、チェンジャ本体4にスライド自在に配置されたカセットトレイ5を有し、このカセットトレイ5はカセット基準位置と記録再生装置1のカセット受渡し位置との間で移動される。カセットトレイ5の上方にはテープカセット6をカセットセット位置に保持するための一対のカセットストッパ7,7が設けられ、この一対のカセットストッパ7,7が互いに離間する方向(図14(B)の矢印方向)に移動することによってテープカセット6がローラ8にガイドされながらカセットトレイ5に落下するように構成されている。
【0004】
又、チェンジャ本体4にはガイドレール9に沿ってスライド移動するカセット押圧アーム10が設けられ、このカセット押圧アーム10はテープカセット6の側面を押圧することによってテープカセット6をカセットトレイ5のカセット基準位置からストッカー11上のカセット排出位置(カセット位置)に移動させることができる。ストッカー11はカセットトレイ5の横側に設けられ、チェンジャ本体4にはストッカー11上のカセット排出位置にテープカセット6があるか否かを検出するカセット有無検出手段12が設けられている。
【0005】
カセット有無検出手段12は、発光部12aとこの発光部12aからの検出光を受光する受光部12bとを有し、発光部12aから受光部12bに達する検出光の光路Cはカセット位置であるカセット排出位置を通るように設定されている。
【0006】
次に、上記構成の作用を説明する。図14(A),(B)の仮想線で示すように、テープカセット6をカセットセット位置にセットする。そして、スタートモードになると、一対のカセットストッパ7,7が互いに離間する位置に移動してテープカセット6がカセットトレイ5上のカセット基準位置に落下する。次に、カセットトレイ5が記録再生装置1のカセット受渡し位置に移動し、テープカセット6が記録再生装置1に装着され、ダビングが開始される。ダビングが終了すると、テープカセット6が記録再生装置1より排出され、カセットトレイ5上に戻される。次に、カセットトレイ5がカセット基準位置に移動され、カセット基準位置のテープカセット6がカセット押圧アーム10に押圧されてカセット排出位置に排出される(図15(A),(B)の状態)。
【0007】
次のテープカセット6がカセットセット位置に配置されている場合には、スタートモードが選択され、上記した同様の動作過程によってダビングが実行される。そして、使用者がダビング完了したテープカセット6をカセット排出位置より除去した場合には、発光部12aからの検出光がテープカセット6に遮蔽されずに受光部12bに達することからカセット有無検出手段12がカセット排出位置にテープカセット6が位置しないことを検出し、次に、ダビング完了するテープカセット6を上記した同様の動作過程によってカセット排出位置に排出する。又、使用者がダビング完了したテープカセット6をカセット排出位置より除去しない場合には、発光部12aからの検出光がテープカセット6に遮蔽されて受光部12bに達しないことからカセット有無検出手段12がカセット排出位置にテープカセット6が位置することを検出し、次に、ダビング完了するテープカセット6があってもカセット排出位置に排出しないようにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、テープカセット6のカセットケース自体を透明度の高い材質で形成したいという要請があり、このようにテープカセット6を形成した場合には、上記したカセット有無検出手段12が検出エラーを起こす可能性がある。つまり、テープカセット6がカセット排出位置に位置する場合にあっても、発光部12aからの検出光がカセットケースを透過して受光部12bに達してしまいカセット無しであると誤検出するためである。このように誤検出すると、テープカセット6がカセット排出位置にあるにもかかわらず次のテープカセット6がカセット排出位置に送られてくるため、先のテープカセット6がストッカー11上から落下して破損したり、ストッカー11に落下防止壁がある場合にはカセット押圧アーム10に高負荷がかかってカセットチェンジャ3等が破損したりする。
【0009】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、カセットケースが透明性の高い材質で形成されているものであってもカセット検出エラーを防止できるテープカセットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上面部と底面部と第1及び第2の側面部と前面部と背面部とを有するカセットケースを含んで成るテープカセットであって、発光部と発光部からの出射光を受光する受光部とを備えた装置における前記出射光の光路上に装着されるテープカセットにおいて、前記カセットケースを透明度の高い材質で形成すると共に、前記第1の側面部における前記背面部側、及び、前記背面部における前記第1の側面部側のそれぞれに、前記出射光を前記受光部に達しない方向に屈折又は反射させる第1及び第2のプリズム部を設けて成ることを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明は、前記第1のプリズム部の頂角と前記第2のプリズム部の頂角とを異なる角度に形成して成ることを特徴とする。
【0013】
請求項の発明は、装置側にカセット有無検出用の発光部とこの発光部からの検出光を受光するカセット有無検出用の受光部とが設けられ、前記発光部から前記受光部に達する検出光の光路がカセット位置を通るように設定され、前記発光部からの検出光が前記受光部に到達するか否かによってテープカセットの有無を検出する装置に使用されると共に、装置側にテープ端検出用の発光部とこの発光部からの検出光を受光するテープ端検出用の受光部とが設けられ、前記発光部からの検出光が前記受光部に到達するか否かによってテープ端の有無を検出する装置に使用され、且つ、テープ端検出用の光路上に光路を外れた不要光の通過を阻止する遮光部材を設けたテープカセットにおいて、前記遮光部材を延設してこの延設部をカセット有無検出用の光路上に配置したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1〜図4は本発明の第1実施形態を示し、図1(A)はテープカセットのカセットケースの上面部のみを取り払った平面図、図1(B)はテープカセットの背面図、図1(C)はテープカセットの側面図、図2は図1(A)のM部分の一部拡大図、図3は側面部のプリズム部に入射した検出光の光路を示す図、図4は背面部のプリズム部に入射した検出光の光路を示す図である。
【0017】
図1において、先ず、第1実施形態のテープカセットTCが使用される装置(記録再生装置、カセットチェンジャ等)側のカセット有無検出手段12について説明する。カセット有無検出手段12は、装置側に設けられた発光部12aとこの発光部12aからの検出光を受光する受光部12bとを有し、発光部12aから受光部12bに達する検出光の光路C1(図面では光路C1の中心を図示)がテープカセットTCの側面側から前面側に抜けることでカセット位置を通るように設定されている。発光部12aからは、実際には発光角が約30度(片側15度)の広がりを持って発射される。
【0018】
一方、テープカセットTCのカセットケース20は、上面部20aと底面部20bと左右一対の側面部20c,20cと前面部20dと背面部20eとから略偏平直方体状を有し、透明性の高い材質(例えばポリスチレン)で形成されている。カセットケース20の内部には一対のテープ収納室21,21を形成する仕切内壁22が設けられており、この一対のテープ収納室21,21に一対の巻装されたテープ(図示せず)が回転自在に収納される。
【0019】
そして、カセットケース20の前記検出光の光路C1上に相当する箇所であって、発光部12aから発射された検出光が最初に入射する箇所に、具体的には側面部20c及びこの側面部20cに近接する背面部20eの一部にプリズム部23,24がそれぞれ設けられている(図1(A)には、位置の明確化のためプリズム部23,24が設けられているエリアをハッチングで示す)。
【0020】
側面部20c及び背面部20eの各プリズム部23,24は、図2に示すように、並列に連続的に形成され、カセットケース20の成形時に一体成形によって同時に形成される。この側面部20cのプリズム部23はその頂角が30度のものとして、背面部20eのプリズム部24はその頂角が60度のものとして形成されている。
【0021】
上記構成において、テープカセットTCが装置のカセット位置に位置する場合には、発光部12aからの検出光が光路C1を中心として照射される。図3に示すように、この検出光はテープカセットTCの側面部20cに入射角の中心がほぼ70度(入射法線L1に対する角度)で入射され、プリズム部23の屈折によって入射法線L1に対して23度の射出角で射出される。従って、入射光の光路C1上から大きくずれた方向に射出される。尚、プリズム部23の偏れ角(入射角と射出角との差)は47度である。
【0022】
又、図4に示すように、上記検出光はテープカセットTCの背面部20eに入射角の中心がほぼ40度(入射法線L2に対する角度)で入射され、プリズム部24の射出面24aに対して54.5度の投射角で投射されるため、プリズム部24の臨界角がほぼ40度であることから全反射される。従って、入射光の光路C1上から大きくずれた方向に射出される。以上より、テープカセットTCに照射された検出光はプリズム部23,24の屈折又は反射によって受光部12bに達することがほとんどなく、透明性の高いカセットケース20のテープカセットTCにおけるカセット検出エラーを防止できる。
【0023】
尚、前記第1実施形態によれば、側面部20cのプリズム部23はその頂角が30度に、背面部20eのプリズム部24はその頂角が60度にそれぞれ形成されているが、入射光を受光部12bに達しない射出方向に屈折又は反射させるようにプリズム部23,24をそれぞれ形成すれば良い。
【0024】
図5〜図7は本発明の第2実施形態を示し、図5(A)はテープカセットのカセットケースの上面部のみを取り払った平面図、図5(B)はテープカセットの背面図、図5(C)はテープカセットの側面図、図6は図5(C)のN部分の一部拡大図、図7は底面部のプリズム部に入射した検出光の光路を示す図である。
【0025】
図5において、先ず、第2実施形態のテープカセットTCが使用される装置側のカセット有無検出手段13について説明する。カセット有無検出手段13は、装置側に設けられた発光部13aとこの発光部13aからの検出光を受光する受光部13bとを有し、発光部13aから受光部13bに達する検出光の光路C2(図面では光路C2の中心を図示)がテープカセットTCの底面側から上面側に抜けることでカセット位置を通るように設定されている。発光部13aからは、実際には発光角が約30度(片側15度)の広がりを持って発射される。
【0026】
一方、テープカセットTCのカセットケース20は、上面部20aと底面部20bと左右一対の側面部20c,20cと前面部20dと背面部20eとから略偏平直方体状を有し、透明性の高い材質(例えばポリスチレン)で形成されている。カセットケース20の内部には一対のテープ収納室21,21を形成する仕切内壁22が設けられており、この一対のテープ収納室21,21に一対の巻装されたテープ(図示せず)が回転自在に収納される。
【0027】
そして、カセットケース20の前記検出光の光路C2上に相当する箇所であって、発光部13aから発射された検出光が最初に入射する箇所に、具体的には底面部20bの一部にプリズム部25が設けられている(図5(A)には、位置の明確化のためプリズム部25が設けられているエリアをハッチングで示す)。
【0028】
底面部20bのプリズム部25は、図6に示すように、並列に連続的に形成され、カセットケース20の成形時に一体成形によって同時に形成されている。この底面部20bのプリズム部25はその頂角が30度のものとして形成されている。
【0029】
上記構成において、テープカセットTCが装置のカセット位置に位置する場合には、発光部13aからの検出光が光路C2を中心として照射される。図7に示すように、この検出光はテープカセットTCの底面部20bに入射角の中心がほぼ20度(入射法線L3に対する角度)で入射され、プリズム部25の射出面25aに対して49度の投射角で投射されるため、プリズム部25の臨界角がほぼ40度であることから全反射される。従って、入射光の光路C2上から大きくずれた方向に射出される。以上より、テープカセットTCに照射された検出光はプリズム部25の反射によって受光部13bに達することがほとんどなく、透明性の高いカセットケース20のテープカセットTCにおけるカセット検出エラーを防止できる。
【0030】
尚、前記第2実施形態によれば、底面部20bのプリズム部25はその頂角が30度に形成されているが、入射光を受光部13bに達しない射出方向に屈折又は反射させるようにプリズム部25を形成すれば良い。
【0031】
図8は本発明の第3実施形態を示し、図8(A)はテープカセットのカセットケースの上面部のみを取り払った平面図、図8(B)はテープカセットの背面図、図8(C)はテープカセットの側面図である。
【0032】
図8において、このテープカセットTCは前記第1及び第2実施形態のいずれの装置にも使用できるものとして構成されている。つまり、カセットケース20の2つの検出光の光路C1,C2上に相当する箇所(第1実施形態のようにカセットケース20の側面部20c及びこの側面部20cに近接する背面部20eの一部と第2実施形態のように底面部20bの一部)にそれぞれプリズム部23,24,25がそれぞれ設けられている(図8(A)には、位置の明確化のためプリズム部23,24,25が設けられているエリアをハッチングで示す)。各プリズム部23,24,25の構成は、前記第1及び第2実施形態と同様であり、重複説明を回避するため説明を省略する。
【0033】
この第3実施形態のテープカセットTCでは、前記第1及び第2実施形態のいずれの装置に使用された場合にあっても、テープカセットTCに照射された検出光が各プリズム部23,24,25の屈折又は反射によって受光部12b,13bに達することがほとんどなく、透明性の高いカセットケース20のテープカセットTCにおけるカセット検出エラーを防止できる。
【0034】
上記第1実施形態〜第3実施形態では、プリズム部23,24,25がカセットケース20と一体成形にて形成されているので、プリズム部23,24,25がカセットケース20と同時に成形されるため、プリズム部23,24,25の製作が容易で、且つ、コスト安にできる。但し、プリズム部23,24,25をカセットケース20とは別個に製作し、これをカセットケース20に取付けても良い。
【0035】
上記第1実施形態及び第3実施形態では、プリズム部23は、発光部12aから発射された検出光が最初に入射するカセットケース20の箇所に設けられているので、プリズム部23から受光部12bまでの距離が大きく、プリズム部23の偏れ角度を小さく設定しても受光部12bへの検出光の到達を防止できるため、プリズム部23の設計自由度が増す。尚、発光部12aから発射された検出光が最初ではなく次に入射するカセットケース20の箇所、具体的には前面部20dにプリズム部を設けても良い。
【0036】
上記第1実施形態〜第3実施形態では、カセットケース20の内面側にプリズム部23,24,25を設けたので、摩耗や擦り傷等によってプリズム部23,24,25の面が破損等するおそれがほとんどない。
【0037】
ところで、本発明と同様な効果を得るのに、上記プリズム部23,24,25の位置に光遮蔽部材を設けることが考えられるが、上記プリズム部23,24,25をカセットケース20と一体形成した場合には、光遮蔽部材を設ける場合に比べて取付け工数が不要であり、取付けミス、剥がれ等の問題が生じないという利点があり、又、デザイン的にも優れている。
【0038】
尚、前記第1実施形態〜第3実施形態によれば、検出光の光路C1がテープカセットTCの側面側から前面側に抜けることでカセット位置を通る場合と、検出光の光路C2がテープカセットTCの底面側から上面側に抜けることでカセット位置を通る場合に対応できるテープカセットTCの例を示したが、これら以外の光路を通る場合にも同様に本発明を適用できることはもちろんである。
【0039】
尚、前記第1実施形態〜第3実施形態によれば、カセットケース20の光路C1,C2上に相当する箇所にのみプリズム部23,24,25を設けたが、その左右対称側にも同様のプリズム部23,24,25を設ければ、デザイン的に優れたものとなり、又、カセット有無検出手段12,13の設計自由度の増大に寄与する。
【0040】
図9〜図11は本発明の第4実施形態を示し、図9はテープカセットTCのカセットケース20の上面側を取り払った一部平面図、図10は遮光部材17の装着前を示す要部の斜視図、図11は遮光部材17を装着した状態を示す要部の斜視図である。
【0041】
図9において、第4実施形態のテープカセットTCが使用される装置側のカセット有無検出手段12は、第1実施形態のものと同様であるため、図面に同一符号を付してその説明を省略する。又、装置側にはテープ端検出手段14が設けられており、このテープ端検出手段14は発光部14aとこの発光部14aからの検出光を受光するテープ端検出用の一対の受光部14b(一方は図示せず)とが設けられている。テープカセットTCの装置装着状態では、発光部14aは中央円筒状の壁部15a内に配置され、一対の受光部14bはテープカセットTCの左右側面の外方位置に位置される。
【0042】
一方、テープカセットTCのカセットケース20は、前記第1実施形態と同様の構成で透明性の高い材質で形成されており、テープ端検出手段14の発光部14aと受光部14bとを結ぶテープ端検出用の光路C3上に当る壁部15aと仕切内壁22と壁部15bと側面部20cには光通過路16a〜16eがそれぞれ設けられている。壁部15bの光通過路16dの箇所には遮光部材17が装着されている。この遮光部材17の上記光路C3に当る箇所には光通過路17aが開口され、光路C3上を通る検出光を通すが、光路C3を外れた不要光の通過を阻止するように構成されている。つまり、これによってカセットケース20が透明性の高い材質で形成されていてもテープ端検出の誤検出を確実に防止される。
【0043】
又、遮光部材17の一端側は、壁部15bの光通過路16dの箇所を塞ぐ以上に延設されて大きく構成されている。この延設部17bは光通過路17aを有する箇所に対して折曲されており、カセット有無検出用の光路C1上に配置されている。
【0044】
この第4実施形態では、テープ端検出の検出光の内で光路C3上を通過する光のみが遮光部材17の光通過路17aを通過し、光路C3を外れた光が遮光部材17で通過を阻止されるため、透明性の高いカセットケースで形成されている場合にあって、テープ端検出の誤検出を確実に防止できる。又、カセット有無検出用の光は遮光部材17の延設部17bで通過を阻止されるため、透明性の高いカセットケースで形成されている場合にあって、カセット有無検出エラーを確実に防止できる。そして、検出カセット有無検出エラーを防止するに際して、テープ端誤検出を防止する遮光部材17を利用するため、部品点数を増加することなく、又、組付性の悪化をもたらすことなくカセット有無検出エラーを防止できるものである。
【0045】
図12は本発明の第5実施形態を示し、テープカセットのカセットケースの上面部のみを取り払った平面図、図13(A)はテープカセットのカセットケースの光路用の切欠の周辺の説明図、13(B)はプリズム部がある場合のテープ端検出光の光路を示す図、13(C)はプリズム部がない場合のテープ端検出光の光路を示す図である。
【0046】
この第5実施形態は、磁気テープの両端に透明性の高いリーダテープを有し、テープ端検出手段14の発光部14aのテープ端検出光(テープ終端検出光)C3を利用してテープ終端を検出する方式において、テープ端検出光C3が透明性の高いカセットケース20の光路用の切欠以外を通過して左右の受光部14b,14bに達するというテープカセットTCにおけるテープ端検出エラー(テープ終端検出エラー)を防止するものである。即ち、テープ端検出用の発光部14aの挿入孔を構成する右半分円筒状の壁22aの両側の光路用の切欠22b,22cの周辺の左右の仕切内壁22,22には光路用の切欠22d,22eをそれぞれ形成してあり、この各切欠22d,22eの周りの各仕切壁22には、発光部14aからのテープ端検出光C3を左右の受光部14b,14bに達しない射出方向に屈折又は反射させるプリズム部26,27がそれぞれ設けられている。
【0047】
さらに、カセットケース20の左右の側面部20c,20cの前側の光路用の切欠22f,22gの周りの壁には、発光部14aからのテープ端検出光C3を左右の受光部14b,14bに達しない射出方向に屈折又は反射させるプリズム部28,29がそれぞれ設けられている。他の構成は、前記第1実施形態と同様であるので、同一構成部分には同一符号を付して詳細は説明は省略する。
【0048】
この第5実施形態のテープカセットTCでは、テープ端検出光C3が各プリズム部26〜29の屈折又は反射によって左右の受光部14b,14bに達することがほとんどなく、透明性の高いカセットケース20のテープカセットTCにおけるテープ端検出エラーを防止できる。
【0049】
図13(A),(B)に示すように、テープ端検出光C3を通過させるための切欠22dの周辺にプリズム部26を設けると、図13(B)に示すように、発光部14aからの光は直進せず、受光部14bに達しない方向に屈折又は反射する。理論的にはプリズム部を形成する面は一カ所でもよいが、プリズム部への入射光角度が小さいと、カセットケース20と一体成形の場合、プリズム部の頂点や隅部に設けた曲線部(R部)や表面性により光の直進成分が残って受光部に達して誤動作を生じてしまうので、図12に示すように、仕切内壁22の複数箇所にプリズム部26〜29を形成した方が、確実性を増す。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、発明によれば、装置側に発光部とこの発光部からの検出光を受光する受光部とが設けられ、前記発光部から前記受光部に達する検出光の光路がカセット位置を通るように設定され、前記発光部からの検出光が前記受光部に到達するか否かによってテープカセットの有無を検出する装置に使用されるテープカセットにおいて、透明度の高い材質でカセットケースを形成し、このカセットケースの前記検出光の光路上に相当する箇所に、入射光を前記受光部に達しない射出方向に屈折又は反射させるプリズム部を設けたので、テープカセットがカセット位置に位置する場合には発光部からの検出光がプリズム部で屈折又は全反射されて受光部には達しないため、透明性の高いカセットケースのテープカセットにおけるカセット検出エラーを防止できる。
【0051】
また、本発明によれば、前記プリズム部は、前記カセットケースと一体成形にて形成したので、プリズム部がカセットケースと同時に成形されるため、プリズム部の製作が容易で、且つ、コスト安にできる。又、上記プリズム部の位置に光遮蔽部材を設ける場合に比べて取付け工数が不要であり、取付けミス、剥がれ等の問題が生じないという利点がある。
【0052】
また、本発明によれば、前記プリズム部は、前記発光部から発射された検出光が最初に入射する前記カセットケースの箇所に設けたので、プリズム部から受光部までの距離が大きく、プリズムの偏れ角度を小さく設定しても受光部への検出光の到達を防止できるため、プリズムの設計自由度が増す。
【0053】
また、本発明によれば、装置側にカセット有無検出用の発光部とこの発光部からの検出光を受光するカセット有無検出用の受光部とが設けられ、前記発光部から前記受光部に達する検出光の光路がカセット位置を通るように設定され、前記発光部からの検出光が前記受光部に到達するか否かによってテープカセットの有無を検出する装置に使用されると共に、装置側にテープ端検出用の発光部とこの発光部からの検出光を受光するテープ端検出用の受光部とが設けられ、前記発光部からの検出光が前記受光部に到達するか否かによってテープ端の有無を検出する装置に使用され、且つ、テープ端検出用の光路上に光路を外れた不要光の通過を阻止する遮光部材を設けたテープカセットにおいて、前記遮光部材を延設してこの延設部をカセット有無検出用の光路上に配置したので、透明性の高いカセットケースでテープ端検出の誤検出を確実に防止できるものにあって、部品点数を増加することなく、組付性の悪化をもたらすことなくカセット検出エラーを防止できる。
【0054】
また、本発明によれば、発光部からのテープ端検出光が受光部に到達するか否かによってテープ終端を検出する装置に使用されるテープカセットにおいて、テープ端検出光を通過させるための光路用の切欠周辺の壁に、発光部からのテープ端検出光を受光部に達しない射出方向に屈折又は反射させるプリズム部を設けたので、発光部からのテープ端検出光がプリズム部で屈折又は全反射されて受光部には達しないため、透明性の高いカセットケースのテープカセットにおけるカセット検出エラーを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、(A)はテープカセットのカセットケースの上面部のみを取り払った平面図、(B)はテープカセットの背面図、(C)はテープカセットの側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、図1(A)のM部分の一部拡大図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、側面部のプリズム部に入射した検出光の光路を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示し、背面部のプリズム部に入射した検出光の光路を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示し、(A)はテープカセットのカセットケースの上面部のみを取り払った平面図、(B)はテープカセットの背面図、(C)はテープカセットの側面図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示し、図5(C)のN部分の一部拡大図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示し、底面部のプリズム部に入射した検出光の光路を示す図である。
【図8】本発明の第3実施形態を示し、(A)はテープカセットのカセットケースの上面部のみを取り払った平面図、(B)はテープカセットの背面図、(C)はテープカセットの側面図である。
【図9】本発明の第4実施形態を示し、テープカセットのカセットケースの上面側を取り払った一部平面図である。
【図10】本発明の第4実施形態を示し、遮光部材の装着前を示す要部の斜視図である。
【図11】本発明の第4実施形態を示し、遮光部材を装着した状態を示す要部の斜視図である。
【図12】本発明の第5実施形態を示し、テープカセットのカセットケースの上面部のみを取り払った平面図である。
【図13】本発明の第5実施形態を示し、(A)はテープカセットのカセットケースの光路用の切欠部周辺の説明図、(B)はプリズム部がある場合のテープ端検出光の光路を示す図、(C)はプリズム部がない場合のテープ端検出光の光路を示す図である。
【図14】(A)は従来のカセットチェンジャの使用状態を示す平面図、(B)はその正面図である。
【図15】(A)は従来のカセットチェンジャの使用状態を示す平面図、(B)はその正面図である。
【符号の説明】
TC テープカセット
12a,13a,14a 発光部
12b,13b,14b 受光部
17 遮光部材
17b 延設部
20 カセットケース
22 壁
22d,22e,22f,22g 切欠
23,24,25,26,27,28,29 プリズム部
C1,C2 光路
C3 テープ端検出光

Claims (3)

  1. 上面部と底面部と第1及び第2の側面部と前面部と背面部とを有するカセットケースを含んで成るテープカセットであって、発光部と発光部からの出射光を受光する受光部とを備えた装置における前記出射光の光路上に装着されるテープカセットにおいて、
    前記カセットケースを透明度の高い材質で形成すると共に、
    前記第1の側面部における前記背面部側、及び、前記背面部における前記第1の側面部側のそれぞれに、前記出射光を前記受光部に達しない方向に屈折又は反射させる第1及び第2のプリズム部を設けて成ることを特徴とするテープカセット。
  2. 前記第1のプリズム部の頂角と前記第2のプリズム部の頂角とを異なる角度に形成して成ることを特徴とする請求項1記載のテープカセット。
  3. 装置側にカセット有無検出用の発光部とこの発光部からの検出光を受光するカセット有無検出用の受光部とが設けられ、前記発光部から前記受光部に達する検出光の光路がカセット位置を通るように設定され、前記発光部からの検出光が前記受光部に到達するか否かによってテープカセットの有無を検出する装置に使用されると共に、装置側にテープ端検出用の発光部とこの発光部からの検出光を受光するテープ端検出用の受光部とが設けられ、前記発光部からの検出光が前記受光部に到達するか否かによってテープ端の有無を検出する装置に使用され、且つ、テープ端検出用の光路上に光路を外れた不要光の通過を阻止する遮光部材を設けたテープカセットにおいて、
    前記遮光部材を延設してこの延設部をカセット有無検出用の光路上に配置したことを特徴とするテープカセット。
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