JP3562020B2 - エアバッグ用インフレータ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、自動車のエアバッグを膨脹させるのに利用されるエアバッグ用インフレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記したようなエアバッグ用インフレータとしては、例えば、図3に示すものがあった。
【0003】
図3に示すように、エアバッグ用インフレータ51は、開口52aを有するハウジング(気体貯蔵部)52を備えており、このハウジング52の開口52aには、底部を有する筒状の排出コネクタ53がその開口53aをハウジング52の内側に向けて嵌合してある。この排出コネクタ53には、その円周方向に図外のエアバッグに連通する複数個の排出ポート53bが設けてあって、これらの排出ポート53bを介してエアバッグに連通するハウジング52の開口52aは、すなわち、排出コネクタ53の開口53aは、閉塞板54により塞いであり、開口52aが閉塞されたハウジング52の内部には不活性ガス(気体)が高圧で充填してある。
【0004】
また、このエアバッグ用インフレータ51は、排出コネクタ53の底部側に点火源55およびこの点火源55に閉塞板54方向に移動可能に取り付けられた弾体56を備えており、弾体56はこの点火源55の作動により発射されて閉塞板54を破砕するものとなっている。
【0005】
さらに、エアバッグ用インフレータ51は、ハウジング52内の不活性ガスと混合する高温ガスを生じさせるアジ化系の火薬(ガス発生剤)57を備えていると共に、この火薬57で生じた高温ガスをハウジング52内で噴出させるガス噴出部59aを備えており、この火薬57は、スリーブ58を介して排出コネクタ53の開口53aに取り付けられる火薬ケース59に装填してあって、ガス噴出部59aはこの火薬ケース59の底部に設けてある。
【0006】
このスリーブ58には、排出コネクタ53側で開口しかつ円周方向に複数個の連通ポート58aを有する連通室58bと、火薬ケース59側で開口しかつその開口をダイヤフラム60で閉塞した基準室58cとが設けてある。この場合、基準室58cの内部圧力はハウジング52の内部圧力とほぼ同じに設定してあると共に、ダイヤフラム60と火薬57との間の空間はケース側ポート59bを介してハウジング52の内部と連通しており、ダイヤフラム60と火薬57との間には、ダイヤフラム60に当接状態で設けられかつ火薬57方向へ移動可能とした衝撃体61およびこの衝撃体61との衝突により火薬57を発火させる打撃雷管62が設けてある。
【0007】
このエアバッグ用インフレータ51では、点火源55が作動すると、弾体56がこの点火源55から発射されて、閉塞板54を破砕し、ハウジング52内の不活性ガスをスリーブ58の連通ポート58a,開放された排出コネクタ53の開口53aおよび排出ポート53bを通してエアバッグに流出させて、エアバッグを膨脹させる。
【0008】
このとき、基準室58cの内部圧力と、ハウジング52の内部に連通するダイヤフラム60および火薬57の間の空間における圧力との均衡が破れるため、ダイヤフラム60が火薬57方向に移動して、衝撃体61が打撃雷管62と衝突し、火薬57が発火する。これにより、火薬57で生じた高温ガスがガス噴出部59aからハウジング52内に噴出して不活性ガスと混合するので、不活性ガスの断熱膨脹による温度の低下が抑えられて、エアバッグ内のガス温度は適温に保たれることとなる。
【0009】
このエアバッグ用インフレータ51は、特開平5−147490号および特開平5−154372号に記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来のエアバッグ用インフレータ51にあっては、前述の説明からも明らかなように、ガス発生剤としての火薬57のほかに、弾体56を発射する点火源55を設けているうえ、スリーブ58の基準室58c,火薬ケース59のケース側ポート59b,ダイヤフラム60,衝撃体61および打撃雷管62から主として構成される火薬57の点火機構を設けていることから、構造が複雑なものとなり、信頼性の面で若干の不安があると共に、作動遅れが生じる危険性がないとはいえないという問題があった。
【0011】
また、上記したエアバッグ用インフレータ51では、エアバッグを膨脹させるのに、不活性ガスを用いているため、例えば、自動車に搭載したエアバッグの膨脹時において、エアバッグの内圧制御用排気孔からは不活性ガスが排出されることとなり、したがって、車内に不活性ガスが充満してしまう恐れがあると共に、ガス発生剤としてアジ化系の火薬57を用いているので、取扱いに特別な配慮を必要とするうえ、多量の火薬57を使用しなくてはならないという問題を有しており、これらの問題を解決することが従来の課題となっていた。
【0012】
【発明の目的】
本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたものであり、構造の簡略化を図ったうえで、信頼性の向上および作動時間のより一層の短縮を実現することが可能であると共に、取扱いの容易化およびガス発生剤の使用量削減をも実現でき、例えば、自動車に搭載したエアバッグの膨脹時において、車内の雰囲気を良好に維持することができるエアバッグ用インフレータを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係わる発明は、エアバッグに連通する開口を有し前記開口を閉塞板で塞いだ内部に気体を高圧充填した気体貯蔵部と、この気体貯蔵部に収容されて前記閉塞板に向けて移動可能とした閉塞板破砕用弾体と、点火されて高温ガスを発生するガス発生剤と、前記ガス発生剤で生じた高温ガスを前記気体貯蔵部に噴出させるガス噴出部を備えたエアバッグ用インフレータにおいて、前記閉塞板破砕用弾体に高温ガスのガス圧力を閉塞板方向への押圧力として付与する位置に前記ガス噴出部を配設し、前記閉塞板破砕用弾体の先端部を移動可能に保持するガイドを前記気体貯蔵部内に設けると共に、前記閉塞板破砕用弾体の基端部を移動可能に保持しかつ閉塞板破砕用弾体の閉塞板破砕後における動作を規制するストッパを前記気体貯蔵部内の閉塞板破砕用弾体の基端部側に設けた構成としたことを特徴としており、このエアバッグ用インフレータの構成を前述の従来の課題を解決するための手段としている。
【0014】
本発明の請求項2に係わるエアバッグ用インフレータにおいて、ガス噴出部は筒状をなし、前記ガス噴出部と閉塞板破砕用弾体の基端部とが嵌合してある構成としている。
【0015】
本発明の請求項3に係わるエアバッグ用インフレータにおいて、気体貯蔵部に高圧充填した気体は空気であり、ガス発生剤は低融点金属および金属酸化物の混合物である構成とし、請求項4に係わるエアバッグ用インフレータにおいて、気体貯蔵部に高圧充填した気体は空気であり、ガス発生剤は低融点金属およびフッ素−炭素系化合物の混合物である構成としている。
【0016】
本発明の請求項5に係わるエアバッグ用インフレータにおいて、ガス発生剤の低融点金属はマグネシウムである構成とし、請求項6に係わるエアバッグ用インフレータにおいて、ガス発生剤の低融点金属はアルミニウムである構成とし、請求項7に係わるエアバッグ用インフレータにおいて、ガス発生剤の低融点金属はマグネシウムおよびアルミニウムの合金である構成としている。
【0017】
この場合、ガス発生剤の組成は、低融点金属を50〜90%とし、残部を金属酸化物あるいはフッ素−炭素系化合物とすることが望ましい。
【0018】
また、金属酸化物には酸化鉄や酸化鉛を用いることが好ましく、一方、フッ素−炭素系化合物には、ポリ四フッ化エチレンやフッソ素含有ゴムを用いることが望ましい。
【0019】
【発明の作用】
本発明の請求項1に係わるエアバッグ用インフレータでは、ガス発生剤が点火されて高温ガスを発生すると、この高温ガスがガス噴出部から噴出する。
【0020】
これと同時に、高温ガスのガス圧力が閉塞板破砕用弾体に閉塞板方向への押圧力として集中的に付与されることから、閉塞板破砕用弾体が閉塞板に向けて移動して衝突し、閉塞板は破砕する。
【0021】
これにより、開放された気体貯蔵部の開口から高圧の気体が噴出してエアバッグに気体が供給され、エアバッグは膨脹する。
【0022】
この際、気体貯蔵部の開口から噴出する高圧の気体は、ガス噴出部から噴出した高温ガスにより加熱されることから、エアバッグに流入する気体の断熱膨脹による温度低下が阻止されることとなる。
【0023】
つまり、請求項1に係わるエアバッグ用インフレータにおいて、閉塞板破砕用弾体は、この閉塞板破砕用弾体専用の作動機構を必要とすることなくガス発生剤で生じる高温ガスのガス圧力によって作動するので、構造が簡単になるうえ、信頼性の向上および作動時間の短縮が図られることとなる。そして、このエアバッグ用インフレータにおいて、閉塞板破砕用弾体を気体貯蔵部に収容しているので、閉塞板破砕用弾体は閉塞板に内側から衝突する、すなわち、閉塞板に高圧側から衝突するため、閉塞板は円滑かつ確実に破砕することとなり、加えて、閉塞板破砕用弾体の先端部を移動可能に保持するガイドを気体貯蔵部内に設けていると共に、閉塞板破砕用弾体の基端部を移動可能に保持しかつ閉塞板破砕後の動作を規制するストッパを気体貯蔵部内の閉塞板破砕用弾体の基端部側に設けているので、閉塞板破砕用弾体の移動が安定すると共に、閉塞板を破砕した後に閉塞板破砕用弾体が他の構造部材に衝突することによる不具合の発生が回避されることとなる。
【0024】
また、本発明の請求項2に係わるエアバッグ用インフレータにおいて、閉塞板破砕用弾体の基端部は筒状のガス噴出部に嵌合してあるので、閉塞板破砕用弾体を保持する構造の簡略化が図られるうえ、高温ガスのガス圧力がこの閉塞板破砕用弾体に対して閉塞板方向への押圧力として確実にそして効率よく付与されることとなる。
【0025】
さらに、本発明の請求項3〜7に係わるエアバッグ用インフレータでは、例えば、自動車に搭載したエアバッグの膨脹時において、エアバッグの内圧制御用排気孔からは空気が排出されることから、車内の雰囲気は良好に維持され、加えて、ガス発生剤として、従来のように、アジ化系の火薬を用いないことから、取扱いが容易なものとなると共に、ガス発生剤の使用量も少なくて済むこととなる。
【0026】
【実施例】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0027】
図1および図2は本発明に係わるエアバッグ用インフレータの一実施例を示していおり、この実施例では、このエアバッグ用インフレータが自動車に搭載されるエアバッグ用インフレータである場合を示している。
【0028】
図1に示すように、このエアバッグ用インフレータ1は円筒状をなす高圧容器2を備えている。
【0029】
高圧容器2は、一端側(図示右端側)に凹部21を有していると共に、他端側(図示左端側)にエアバッグAと連通する複数の排気孔22aを円周方向に設けた排気部22を有しており、凹部21および排気部22の間の部分を気体貯蔵部23としている。
【0030】
この気体貯蔵部23は、排気部22の複数の排気孔22aを介してエアバッグAに連通する開口23aを有しており、この開口23aを閉塞板3で塞いだ内部には、空気が高圧(約200気圧)で充填してある。
【0031】
また、このエアバッグ用インフレータ1は、高圧容器2の凹部21にガス発生器4を備えている。
【0032】
このガス発生器4は、図2にも示すように、底部を有する円筒状をなすケース41と、ケース41の底部中心に設けられて脚線42を介して図外の通電手段に接続する点火薬43と、ケース41にスペーサ44を介して装填されて点火薬43により着火して高温ガスを発生するガス発生剤(マグネシウムを50〜90%とし、残部を酸化鉄としたガス発生剤)45と、ケース41の開口41aにスプリングワッシャ46を介してかしめ固定したカバー47を具備しており、ケース41の外周に形成したおねじ部41bを凹部21に形成しためねじ部21aにねじ込んで高圧容器2に装着してある。
【0033】
高圧容器2における凹部21の底部分には、ガス発生器4のガス発生剤45で生じた高温ガスを気体貯蔵部23で噴出させるガス噴出部24が設けてあり、この実施例において、ガス噴出部24は筒状をなしている。
【0034】
さらに、このエアバッグ用インフレータ1は、尖頭部5aを有する長尺状をなす閉塞板破砕用弾体5を気体貯蔵部23内に備えており、この閉塞板破砕用弾体5は、Oリング6を嵌装した基端部5bをガス噴出部24に嵌合させて、閉塞板3に向けて移動可能に設けてある。
【0035】
この場合、気体貯蔵部23内には、閉塞板破砕用弾体5の先端部分を移動可能に保持するガイド23bが設けてあると共に、閉塞板破砕用弾体5の基端部分を移動可能に保持しかつ閉塞板破砕用弾体5の閉塞板3を破砕した後における動作を規制するストッパ23cが設けてある。
【0036】
なお、図1における符号7はスクリーンであり、このスクリーン7は、ガス発生剤45の燃えかすを除去する機能を有している。
【0037】
このエアバッグ用インフレータ1では、図外の通電手段により脚線42を介してガス発生器4の点火薬43に電源が供給されると、この点火薬43が発火するのに続いて、ガス発生剤45が発火・燃焼してマグネシウム蒸気を含む高温ガスを発生する。
【0038】
次いで、高温ガスのガス圧力がガス噴出部24に保持されている閉塞板破砕用弾体5に閉塞板3方向への押圧力として集中的に付与され、閉塞板破砕用弾体5がガス噴出部24から射出されて閉塞板3に衝突して閉塞板3を破砕する。
【0039】
このとき、閉塞板破砕用弾体5は閉塞板3に気体貯蔵部23の内側から衝突するため、閉塞板3は円滑かつ確実に破砕することとなり、加えて、閉塞板破砕用弾体5は、閉塞板3を破砕した後にストッパ23cにその動作が規制されることから、排気部22の壁部に衝突することによる不具合の発生が回避されることとなる。
【0040】
そして、閉塞板3の破砕により開放された気体貯蔵部23の開口23aから高圧の空気が噴出して、スクリーン7および排気部22における複数の排気孔22aを介してエアバッグAに空気が供給され、エアバッグAが膨脹する。
【0041】
これと同時に、ガス発生剤45で生じたマグネシウム蒸気を含む高温ガスがガス噴出部24から気体貯蔵部23内に噴出し、高温ガスのマグネシウム蒸気が気体貯蔵部23内の空気と反応して加熱することから、エアバッグAに流入する空気の断熱膨脹による温度低下が阻止され、エアバッグA内の空気温度は適温に保たれることとなる。
【0042】
したがって、このエアバッグ用インフレータ1において、閉塞板破砕用弾体5は、ガス発生器4のガス発生剤45で生じる高温ガスのガス圧力によって作動することから、従来のエアバッグ用インフレータと比較して構造が著しく簡単になって、信頼性が向上すると共に作動時間がより一層短くなる。
【0043】
また、このエアバッグ用インフレータ1において、閉塞板破砕用弾体5は、作動するまでその基端部5bを筒状をなすガス噴出部24に嵌合して保持されているので、閉塞板破砕用弾体5を保持する構造の簡略化が図られ、加えて、作動時には高温ガスのガス圧力がこの閉塞板破砕用弾体5に対して閉塞板3方向への押圧力として確実にそして効率よく付与されることとなる。
【0044】
さらに、このエアバッグ用インフレータ1では、エアバッグAの膨脹時において、エアバッグAの図示しない内圧制御用排気孔からは空気が排出されることから、車内の雰囲気は良好に維持されることとなり、加えて、ガス発生剤として、従来のように、アジ化系の火薬を用いないことから、取扱いが容易なものとなると共に、ガス発生剤45の使用量も少なくて済むこととなる。
【0045】
なお、本発明に係わるエアバッグ用インフレータの詳細な構成は上記した実施例の構成に限定されるものではない。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係わるエアバッグ用インフレータでは、上記した構成としたから、閉塞板を円滑かつ確実に破砕することが可能であり、この際、閉塞板破砕用弾体は、ガス発生剤で生じる高温ガスのガス圧力によって作動するので、閉塞板破砕用弾体専用の作動機構を必要としていた従来と比較して構造の簡略化が実現でき、これに伴って、信頼性を向上させることができると共に、作動時間をより一層短縮することが可能であり、加えて、このエアバッグ用インフレータでは、閉塞板破砕用弾体の先端部を移動可能に保持するガイドを気体貯蔵部内に設けると共に、閉塞板破砕用弾体の基端部を移動可能に保持しかつ閉塞板破砕後の動作を規制するストッパを気体貯蔵部内の閉塞板破砕用弾体の基端部側に設けているので、閉塞板破砕用弾体の移動が安定すると共に、閉塞板破砕後の閉塞板破砕用弾体が他の構造部材に衝突することによる不具合の発生を回避することができるという非常に優れた効果がもたらされる。
【0047】
また、本発明の請求項2に係わるエアバッグ用インフレータでは、上記した構成としたことにより、閉塞板破砕用弾体を保持する構造の簡略化を実現できるのに加えて、高温ガスのガス圧力を閉塞板破砕用弾体に対して閉塞板方向への押圧力として確実にそして効率よく付与することが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
【0048】
さらに、本発明の請求項3〜7に係わるエアバッグ用インフレータでは、例えば、自動車に搭載したエアバッグの膨脹時において、車内の雰囲気を良好に維持することが可能であるうえ、従来のように、アジ化系の火薬を用いないことから、取扱いの容易化が実現可能であると共に、ガス発生剤の使用量を少なくすることができるという非常に優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるエアバッグ用インフレータの一実施例を示す断面説明図である。
【図2】図1に示したエアバッグ用インフレータにおけるガス発生器の分解断面説明図である。
【図3】従来のエアバッグ用インフレータを示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 エアバッグ用インフレータ
3 閉塞板
5 閉塞板破砕用弾体
5b 基端部
23 気体貯蔵部
23a 開口
23c ストッパ
24 ガス噴出部
45 ガス発生剤
A エアバッグ
Claims (7)
- エアバッグに連通する開口を有し前記開口を閉塞板で塞いだ内部に気体を高圧充填した気体貯蔵部と、この気体貯蔵部に収容されて前記閉塞板に向けて移動可能とした閉塞板破砕用弾体と、点火されて高温ガスを発生するガス発生剤と、前記ガス発生剤で生じた高温ガスを前記気体貯蔵部に噴出させるガス噴出部を備えたエアバッグ用インフレータにおいて、前記閉塞板破砕用弾体に高温ガスのガス圧力を閉塞板方向への押圧力として付与する位置に前記ガス噴出部を配設し、前記閉塞板破砕用弾体の先端部を移動可能に保持するガイドを前記気体貯蔵部内に設けると共に、前記閉塞板破砕用弾体の基端部を移動可能に保持しかつ閉塞板破砕用弾体の閉塞板破砕後における動作を規制するストッパを前記気体貯蔵部内の閉塞板破砕用弾体の基端部側に設けたことを特徴とするエアバッグ用インフレータ。
- ガス噴出部は筒状をなし、前記ガス噴出部と閉塞板破砕用弾体の基端部とが嵌合してある請求項1に記載のエアバッグ用インフレータ。
- 気体貯蔵部に高圧充填した気体は空気であり、ガス発生剤は低融点金属および金属酸化物の混合物である請求項1または2に記載のエアバッグ用インフレータ。
- 気体貯蔵部に高圧充填した気体は空気であり、ガス発生剤は低融点金属およびフッ素−炭素系化合物の混合物である請求項1または2に記載のエアバッグ用インフレータ。
- ガス発生剤の低融点金属はマグネシウムである請求項3または4に記載のエアバッグ用インフレータ。
- ガス発生剤の低融点金属はアルミニウムである請求項3または4に記載のエアバッグ用インフレータ。
- ガス発生剤の低融点金属はマグネシウムおよびアルミニウムの合金である請求項3または4に記載のエアバッグ用インフレータ。
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Cited By (1)
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1995
- 1995-03-31 JP JP07649295A patent/JP3562020B2/ja not_active Expired - Lifetime
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