JP3560985B2 - 皮膚油及び脂を減少させるための方法 - Google Patents

皮膚油及び脂を減少させるための方法 Download PDF

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Description

発明の背景
発明の分野
本発明は皮膚からの油及び脂の分泌を制御するための方法に関する。
関連技術
皮脂はそれが形成される細胞(腺の基底層で)の破壊により生成される。この機能はホロクリン分泌と名づけられる。
管路及び毛髪小胞内の液体であるから、皮脂は小胞管を上下に拡散する。皮膚表面に達すると、上皮脂質(ケラチン化細胞からの)と結合し、汗腺からの水で油性液体として乳化する。この方法で、半固体で、僅かに酸性で、親水性の膜が皮膚上及び毛髪小胞内に形成される。生成した皮脂の量は直接的に腺の寸法に比例する。
皮脂生成の速度は個人により変化し、ある人は他の人より油性の皮膚を有する。男性ホルモンは皮脂生成を増加する。温度上昇も生成を増加する。
文献には、除去し、処理し、又は少なくとも皮膚油及び脂の水準の低下のための方法及び組成物が満載されている。全体的に満足なものはなかった。
従って、ヒト皮膚の油性及び脂性を制御し、減少し、又は阻害するための改良された方法を提供することが本発明の目的である。本発明のこの及び他の目的は引き続く要旨及び詳細な議論から十分明らかになるだろう。
発明の要約
ヒト皮膚の油性及び脂性を減少し又は阻害するための化粧方法は、薬学的に受容可能な担体中のサリチル酸エステルの安全で有効な量の皮膚への局所塗布を含んで、提供され、サリチル酸エステルは式(I)を有し:
Figure 0003560985
ここでRはC11−C30アルキル又はアルケニル基である。
本発明はさらにヒト皮膚の油性及び脂性の減少又は阻害に上記式(I)を有するサリチル酸エステルの使用を提供する。
本発明はまたヒト皮膚の油性及び脂性の減少又は阻害に、薬学的に受容可能な担体中で、上記式Iを有するサリチル酸エステルからなる化粧品組成物の使用からなる。
発明の詳細な説明
今や、皮膚による油及び脂の生成が、式(I)を有するサリチル酸の誘導体を活性剤として含む化粧品組成物の塗布によって制御され、減少及び/又は阻害されることが発見された:
Figure 0003560985
ここでRはC11−C30アルキル又はアルケニル基である。最も好適なものはサリチル酸のC12−C20アルキル又はアルケニル、最適にはC13アルキル又はアルケニルエステルである。用語「皮膚」は、顏、背、胸及び頭皮のような、皮脂腺を含む全領域を含むことを意味する。
サリチル酸のC11−C30エステルの「安全で有効な量」は本発明の化粧品組成物内で使用されるべきである。用語「安全で有効な量」は、健全な医学的判断の範囲内で、脂質生成の積極的修正を有意に誘起するために十分であるが、何らかの望ましくない副作用(合理的な利益/危険比で)を避けるために十分低いある量として定義される。サリチル酸エステルの安全で有効な量は、評価される被験者の特別な年齢並びに身体条件、状態の重大度、治療の継続期間、同時治療の性質、使用された特異的エステル、使用された特に薬学的に受容可能な担体、及び同様な因子と共に変化する。一般にこれらの量は組成物の0.01から20重量%まで、好適には0.1から10重量%まで、より好適には1から8重量%まで、最適には2から6重量%までの範囲であろう。
活性サリチル酸エステルの外に、本発明の組成物は薬学的、生理学的及び/又は化粧品的に受容可能な担体を利用するだろう。担体は水性、無水性又は乳濁液のいずれかであろう。好適には組成物は水性、特にW/O又はO/W種の水及び油乳濁液である。存在する場合、水は5から95重量%まで、好適には20から70重量%まで、最適には35重量%と60重量%の間の範囲であろう。
水の他に、比較的揮発性の溶媒も本発明の組成物内の担体として役立つだろう。最も好適には一価C1−C3アルカノールである。これらはエチルアルコール、メチルアルコール及びイソプロピルアルコールを含む。一価アルカノールの量は1から70重量%まで、好適には10から50重量%まで、最適には15%と40重量%の間の範囲であろう。
エモリエント剤は薬学的、生理学的及び/又は化粧品的に受容可能な担体として役立つだろう。これらはシリコーン油及び合成エステルの形態であり得る。エモリエントの量は0.1から50重量%までのいずれか、好適には1と20重量%の間の範囲である。
シリコーン油は揮発性及び不揮発性とに分けられる。ここで用いられたように用語「揮発性」は環境温度で測定可能な蒸気圧を有するそれらの物質を指す。揮発性シリコーン油は3から9、好適には4から5個のケイ素原子を含む環状又は線状ポリメチルシロキサンから選ばれる。
線状揮発性シリコーン物質は一般に25℃で5センチストークス未満の粘度を有するが、環状物質は典型的に10センチストークス未満の粘度を有する。
エモリエント剤として有用な不揮発性シリコーン油はポリアルキルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン及びポリエーテルシロキサン共重合体を含む。ここで有用な本質的に不揮発性ポリアルキルシロキサンは、例えば、25℃で5から100,000センチストークスまでの粘度のポリジメチルシロキサンを含む。本発明で有用で好適な不揮発性のエモリエントは、25℃で10から400センチストークスまでの粘度を有するポリジメチルシロキサンである。
エステルエモリエントの中に次のものがある:
(1)10から20までの炭素原子を有する脂肪酸のアルケニル又はアルキルエステル。その例はネオペンタン酸イソアラキジル、イソナノン酸イソノニル、ミリスチン酸オレイル、ステアリン酸オレイル、及びオレイン酸オレイルを含む。
(2)エトキシル化脂肪族アルコールの脂肪酸エステルのようなエーテル−エステル。
(3)多価アルコールエステル。エチレングリコールモノ−及びジ−脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノ−及びジ−脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール(200−6000)モノ−及びジ−脂肪酸エステル、プロピレングリコールモノ−及びジ−脂肪酸エステル、モノオレイン酸ポリプロピレングリコール 2000、モノステアリン酸ポリプロピレングリコール 2000、モノステアリン酸エトキシル化プロピレングリコール、グリセリルモノ−及びジ−脂肪酸エステル、ポリグリセロールポリ脂肪酸エステル、モノステアリン酸エトキシル化グリセリル、モノステアリン酸−1,3−ブチレングリコール、ジステアリン酸−1,3−ブチレングリコール、ポリオキシエチレンポリオール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが満足すべき多価アルコールエステルである。
(4)蜜蝋、動物蝋、ミスチリン酸ミリスチル、ステアリン酸ステアリル及びベヘン酸アラキジルのような蝋エステル。
(5)ステロールエステル、コレステロール脂肪酸エステルがその例である。
10から30までの炭素原子を有する脂肪酸も本発明の組成物のための薬学的に受容可能な担体として含まれ得る。このカテゴリーの例はベラルゴン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リシノール酸、アラキジン酸、ベヘン酸及びエルカ酸である。
多価アルコール型の湿潤剤も本発明の組成物の薬学的に受容可能な担体として使用され得る。湿潤剤はエモリエントの有効性の増加を助け、鱗屑生成を減じ、できている鱗屑の除去を促進し、皮膚感触を改善する。典型的多価アルコールはグリセロール、ポリアルキレングリコール及びより好適には、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール並びにその誘導体、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、ヒキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、エトキシル化グリセロール、プロポキシル化グリセロール及びそれらの混合物を含む、アルキレンポリオール並びにその誘導体を含む。最良の結果のためには、湿潤剤は好適にはプロピレングリコールである。湿潤剤の量は組成物の0.5から30重量%まで、好適には1〜15重量%の範囲であろう。
増粘剤も本発明による組成物の薬学的に受容可能な担体の部分として使用される。典型的増粘剤は架橋アクリレート(例えばCarbopol 982▲R▼)、疎水的に修飾したアクリレート(例えばCarbopol 1382▲R▼)、セルロース誘導体及び天然ゴムを含む。有用なセルロース誘導体の中では、カルボキシメチルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルセルロース及びヒドロキシメチルセルロースである。本発明に適当な天然ゴムはグアル、キサンタン、スクレロチウム、カラゲナン、ペクチン及びこれらのゴムの組合せを含む。増粘剤の量は0.0001から5重量%まで、通常は0.001から1重量%まで、最適には0.01から0.5重量%までの範囲であろう。
まとめると、水、溶媒、シリコーン、エステル、脂肪酸、湿潤剤及び/又は増粘剤が、1から99.9重量%まで、好適には80から99重量%までの量で、薬学的に受容可能な担体を構成するだろう。
本発明の化粧品組成物はいずれの形態でありうる。これらの形態はローション並びにクリームのような乳化系、ミクロエマルション、ロールオン製剤、ムース、軟膏(親水性及び疎水性)、エアロゾル並びに非エアロゾルスプレー及びパッド適用製剤を含む。
界面活性剤も本発明の化粧品組成物に存在し得る。界面活性剤の合計濃度は組成物濃度で0.1から40%まで、好適には1から20%まで、最適には1から5%までの範囲であろう。界面活性剤は陰イオン性、非イオン性、陽イオン性及び両性活性からなるグループから選択される。特に好適な非イオン性界面活性剤は、疎水基のモル当たり2から100モルの酸化エチレン又は酸化プロピレンと縮合したC10−C20脂肪族アルコール又は酸疎水基;2から20モルの酸化アルキレンと縮合したC2−C10アルキルフェノール;エチレングリコールのモノ−並びにジ−脂肪酸エステル;脂肪酸モノグリセリド;ソルビタン、モノ−並びにジ−C8−C20脂肪酸;酸化エチレン/酸化プロピレンブロック共重合体;及びポリオキシエチレンソルビタン並びにそれらの組合せを有するものである。アルキルポリグリコシド及びサッカリド脂肪酸アミド(例えばメチルグルコンアミド)も適当な非イオン界面活性剤である。
好適な陰イオン界面活性剤は石鹸、アルキルエーテル硫酸塩並びにスルホン酸塩、アルキル硫酸塩並びにスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル並びにジアルキルスルホこはく酸塩、C8−C20アシルイセチオン酸塩、アシルグルタミン酸塩、C8−C20アルキルエーテルリン酸塩及びそれらの組合せを含む。
日焼け防止活性剤も本発明の組成物に含み得る。特に好適なものはParsol MCXとして入手可能な、p−メトキシ桂皮酸エチルヘキシル、及びOxybenzoneとして知られた、ベンゾフェノン−3のような物質である。日焼け防止剤の量は一般に0.1から30重量%まで、好適には2から20重量%まで、最適には4から10重量%までの範囲であろう。
保存料は可能性のある有害な微生物の増殖を防ぐために本発明の化粧品組成物に取り込まれることが望ましい。本発明の組成物に対する適当な伝統的な保存料はパラ−ヒドロキシ安息香酸のアルキルエステルである。最近使用されるようになった他の保存料はヒダントイン誘導体、プロピオン酸塩、及び種々の四級アンモニウム化合物を含む。化粧品化学者は適当な保存料に馴染みがあり、保存料誘発試験を満足し、製品安定性を提供するように日常的にそれらを選択する。特に好適な保存料はフェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、イミダゾリジニル尿素、デヒドロ酢酸ナトリウム及びベンジルアルコールである。保存料は組成物の使用及び乳濁液中の保存料及び他の成分の間の非相溶性を考慮して選ばれるべきである。保存料は組成物の0.01重量%から2重量%までの範囲の量で使用されるのが好ましい。
本発明の組成物は水溶性のビタミンを含み得る。用語水溶性は水中の少なくとも0.1重量%、好適には少なくとも1重量%、最適には少なくとも5%の溶解度の物質を定義する。例となる水溶性ビタミンはナイアシン、ビタミンB6、ビタミンC及びビオチンである。ビタミンCの供給源はBrooks Companyから入手可能なVitazyme Cの商標の下に販売される製品である。ナイアシン、ビタミンB及びビオチンはRoche Pharmaceuticalsから入手可能である。本発明による組成物中のビタミンの合計量は0.001から1重量%まで、好適には0.01から0.6重量%、最適には0.1から0.5重量%までの範囲であろう。
C2−C25α−ヒドロキシアルカン酸のような角質溶解剤も本発明の組成物に含み得る。このグループの物質の例はグリコール酸、乳酸、α−ヒドロキシオクタン酸及びそれらの塩である。塩はアルカリ金属、アンモニウム及びC1−C20アルキル又はアルカノールアンモニウム対イオンから選ばれる。α−ヒドロキシアルカン酸の水準は0.001から10重量%まで、好適には0.2と1重量%の間、最適には0.4と0.5重量%の間の範囲である。
少量添加成分も化粧品組成物中に存在し得る。それらの中ではパルミチン酸ビタミンA、酢酸ビタミンA及びDL−パンテノールのような水不溶性ビタミンであろう。
別の添加成分は酵素である。特に好適にはBrooks Industry、米国からBiocell SODとして市販で入手可能な、スーパーオキシドジスムターゼである。
再生可能資源からの天然植物物質は化粧品組成物にしばしば望ましい。例えば、本発明の化粧品組成物はNurture Inc.、Missoula、MontanaからMicroat SFの商標の下に市販で入手可能な、カラスムギから誘導したβ−グルカンを含むだろう。
着色剤、芳香剤、乳濁剤及び研磨剤も本発明の組成物に含み得る。これらの物質のそれぞれは0.05から5重量%、好適には0.1と3重量%の間の範囲であろう。
次の実施例は本発明の実施態様をさらに十分に説明する。
ここに及び添付請求範囲に引用した全ての部分、パーセンテージ及び比率は、特に指示が無ければ、組成物の重量である。
実施例 1
次の皮膚油及び脂低下日焼け防止クリームは表Iに記載した組成を有して調製される。
Figure 0003560985
実施例 2
別の皮膚油及び脂阻害クリームは表IIに記載の成分を有して調製される。
Figure 0003560985
実施例 3
本実施例はサリチル酸エステルの使用による皮脂抑制のinvitro分析を報告する。
in vitro 皮脂細胞脂質生成試験
ヒト皮脂腺は男性(60歳)の鼻から単離され、水中組織培養法(Bajor et al,J.Invest.Dermatol.,102:1994.P.564)を用いて培養された。これらの皮脂細胞は成熟ヒト皮脂に特徴的な細胞内脂質液滴を集積する。
採取され、継代した皮脂細胞は48ウエル組織培養板の各ウエルに加えられ、10日間7.5%CO2の存在下で37℃で温置された。増殖媒体は週に三回交換された。実験作業の日に、増殖媒体が除かれ、皮脂細胞はリン酸緩衝化食塩水(PBS)で三回洗浄された。0.5ml量の新鮮なPBSが各ウエルに加えられ、10ミクロリットルの活性剤が脂質生成を阻害することを推測した。各試料に対して三重のウエルが使用された。対照はPBS、新油性化合物を可溶化するために用いたジメチルスルホキシド、及びエストロゲン様活性を有する化合物、フェノールレッドからなる。培養物は30分間37℃/7.5%CO2で温置された。放射性標識は50mM酢酸ナトリウム緩衝液10mlへの100μlの14−C標識化酢酸(Amersham、ナトリウム塩、56mCi/mmolの特異的活性)を加えることにより調製された。ついで50μlが皮脂細胞及び活性剤を含む各ウエルに加えられた。培養物は4時間恒温器に戻された。その後、トリートメント及び標識が除かれ、皮脂細胞は新鮮なPBSで三回洗浄された。皮脂細胞が採取され、10ミクロリットルが取り出され、蛋白質評価のために取り置かれた。14−C標識を含む残りの試料は抽出され、Beckmanシンチレーションカウンタを用いて標識が計数された。各試料に対して三回行われた。
各48ウエル組織培養板に対して、16試料が分析された。これらのうち、1試料がPBSに、1試料がDMSOに、及び1試料がフェノルーレッドに対して保存され、残りの13個の試料を放置した。
Figure 0003560985
Figure 0003560985
Figure 0003560985
表I、II及びIIIの結果に基づいて、サリチル酸トリデシルが特にサリチル酸オクチル及びサリチル酸と比較して、油性及び脂の減少に有意な活性を有することが明白である。
前記の説明及び実施例が本発明の選択された実施態様を説明する。それに照らして、種々の変形が技術に熟練した人に示唆されるであろうが、その全ては本発明の精神及び範囲内にある。

Claims (3)

  1. 皮膚における油又は脂の生成を減少させる又は阻害する薬剤であって、該薬剤は、式(I):
    Figure 0003560985
    (ここでRはC11−C30アルキル又はアルケニル基である)の構造を有する有効成分としてのサリチル酸エステルである前記薬剤。
  2. サリチル酸エステルがサリチル酸のC12−C20アルキルエステルである請求項1に記載の薬剤。
  3. サリチル酸エステルがサリチル酸トリデシルである請求項1に記載の薬剤。
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