JP3560465B2 - 双方向通信システム及び上り通信雑音レベル判定方法 - Google Patents

双方向通信システム及び上り通信雑音レベル判定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CATV(ケーブルテレビジョン)のような有線ケーブルを使用した双方向通信システムに関し、特に、双方向通信システムにおける上り通信の雑音レベル判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、双方向通信システムの一例であるCATV(ケーブルテレビジョン)システムの基本構成を示す図である。図7において、CATVシステムは、CATV局であるセンタ装置10と、複数のCATV加入者宅内に設けられる端末20と、センタ装置10と複数の端末20を接続する伝送系30を備える。伝送系30は、例えば、光ファイバや同軸ケーブルなどから構成される伝送路31、伝送路31を伝送する信号を増幅する中継増幅器32から構成される。また、伝送路31上の一部に光ファイバが用いられる場合は、その両端には、光電変換器が接続される。
【0003】
さらに、図8は、中継増幅器32の構成例を示す図である。中継増幅器32は、図示されるように、幹線増幅器(TA)、幹線分配増幅器(TDA)、幹線分岐増幅器(TBA)、分岐増幅器(BA)、延長増幅器(EA)、分配器(タップオフ、TO)などから構成される。上記各増幅器は、伝送路31を伝送する信号を増幅する機能を有し、また、分配器(タップオフ、TO)は、伝送路31を加入者宅の端末20に引き込む機能を有する。
【0004】
図7及び図8のような構成において、例えば、センタ装置10から端末20への下り通信の伝送帯域は、70MHz乃至770MHzの帯域が利用され、端末20からセンタ装置10への上り通信の伝送帯域は、10MHz乃至50MHzの帯域が利用される。そして、通常、テレビ信号チャネルは、1チャネル当たり、6MHzの帯域に分割されて割り当てられる。
【0005】
そして、従来の双方向通信を行う際の下り通信では、センタ装置10から所定レベルの信号が各端末20に対して送信される。一方、上り通信では、センタ装置10の受信レベルが一定になるように、端末20からの送信レベルが調整される。一般的に、伝送路31や中継増幅器32による伝送ロスによって、信号レベルは減衰する。そして、その伝送ロスのレベルは、各端末20からセンタ装置10への伝送路31の長さや、中継増幅器の数によって異なる。従って、上り通信において、センタ装置10での受信レベルが一定になるために、各端末20から送信される信号レベルは伝送ロスのレベルに応じて異なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
さらに、センタ装置10及び端末20によって受信される信号は、信号の通信品質を一定水準に維持するために、信号の搬送波(キャリア)レベルと雑音(ノイズ)レベルの比である所定のC/N値を満足する必要がある。
【0007】
図9は、搬送波レベルと雑音レベルの模式図である。図9(a)及び(b)において、横軸は周波数、縦軸はレベルである。また、図9(c)及び(d)において、横軸は時間、縦軸はレベルである。図9(a)に示されるように、搬送波のレベルに対して雑音レベルが低い場合(C/N値が高い場合)は、図9(c)に示されるように、搬送波に雑音成分はほとんど現れない。
【0008】
しかしながら、図9(b)に示されるように、搬送波レベルに対して雑音レベルが高い場合(C/N値が低い場合)は、図9(d)に示されるように、搬送波に現れる雑音成分が信号成分とみなされ、復調時の変換ミスによって、元のデータと異なるデータに復調されるおそれがある。そして、雑音レベルが高いほど、この雑音成分が大きくなり、変換ミスの確率が高くなる。
【0009】
ところで、伝送路31や各中継増幅器32などの伝送系30で発生する雑音は、下り通信では端末20、上り通信ではセンタ装置10までそれぞれ下り信号及び上り信号とともに伝送される。このとき、下り通信においては、センタ装置10と各端末20は、それぞれ1対1の関係であり、各端末20への下り信号の経路は1経路であるので、端末20によって受信される下り信号の雑音が大きくなることはない。
【0010】
一方、上り通信においては、各端末20からの上り信号はセンタ装置10に集中するので、各上り信号に含まれる雑音が重畳(流合)し、雑音レベルはかなり大きくなる。なお、雑音は、例えば、端末20、中継増幅器32自体が有する雑音、伝送路31と中継増幅器32とを接続するコネクタ(図示せず)の締め付け不足や経年変化によるコネクタの緩みなどによって外部から飛び込んでくる雑音などであって、通信システムにおいては様々な雑音要因が存在する。
【0011】
図10は、上り通信における雑音流合の概念図である。図10において、各端末20から送信される上り信号(信号a、b、c、d)は、分岐機能を有する中継増幅器32を経由する毎に合成され、最終的に、端末20からの複数の上り信号は、センタ装置10に接続される1本の伝送路31を伝送する合成上り信号(a+b+c+d)となりセンタ装置10に入力される。このとき、複数の上り信号(信号a、b、c、d)がそれぞれ有する雑音は、上り信号の合成によって重畳される。
【0012】
このように、上り通信におけるセンタ装置10が受信する上り信号のC/N値は、下り通信における端末20が受信する下り信号のC/N値よりかなり大きくなる。従って、上り通信におけるセンタ装置10が受信する上り信号の品質を一定水準以上に保つには、雑音レベルを測定し、信号のC/N値が所定値以上になるように、端末20から送信される上り信号の信号レベルを設定する必要がある。
【0013】
また、CATV加入者の増加など通信サービスの拡大に伴う伝送路31の増設や、伝送路31及び中継増幅器32の経年変化によって、信号の雑音レベルも増加し、信号の品質が低下する。
【0014】
しかしながら、従来においては、上り通信における上り信号に含まれる雑音レベルの測定、さらには、雑音レベルの経年変化などへの対策はなされていなかった。
【0015】
そこで、本発明の目的は、双方向通信における上り通信の上り信号の雑音レベルを測定し、上り信号の品質を一定水準に維持することができる双方向通信システムを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の双方向通信システムは、基準パターン信号を生成する基準パターン信号生成部と、基準パターン信号の送信レベルを制御するレベル制御部と、基準パターン信号を所定の送信レベルでセンタ装置に送信する送信部と、センタ装置に設けられ、基準パターン信号を受信する受信部と、受信された基準パターン信号の受信レベルを測定するレベル測定部と、レベル測定部による測定の可否に応じて、受信レベル中の雑音レベルを判定する雑音レベル判定部とを備えることを特徴とする。
【0017】
そして、例えば、レベル制御部は、あらかじめ波形及び送信レベルが認識されている基準パターン信号の送信レベルを段階的に変化させ、雑音レベル判定部は、レベル測定部が測定可能な最低の受信レベルより一段階低いレベルを雑音レベルと判定する。
【0018】
このように、波形パターン及び送信レベルが既知の基準パターン信号の受信レベルを測定することによって、雑音レベルを測定することが可能となる。
また、雑音レベル判定部が、判定された雑音レベルに基づいて、端末から送信する上り信号の送信レベルを端末に通知することによって、センタ装置は、各端末から送信される上り信号を、所定の通信品質、且つ一定の受信レベルで受信することができる。
【0019】
なお、上記基準パターン信号生成部と上記レベル制御部と上記送信部は、例えば、端末内に設けられてもよいし、別の装置として設けられてもよい。さらに、上記受信部と上記レベル測定部と上記雑音レベル判定部は、センタ装置内に設けられることが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲がこの実施の形態に限定されるものではない。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態における双方向通信システムの構成図である。図1において、双方向通信システムは、図7と同様に、センタ装置10、端末20及び伝送系30から構成される。伝送系30も、図7及び図8と同様に、伝送路31、中継増幅器32などから構成される。センタ装置10と端末20の各構成要素については後述する。
【0022】
そして、本発明の実施の形態においては、複数の端末20のうちの少なくとも一つに基準パターン信号を発生するパターン発生部が設けられ、その端末20から送信される基準パターン信号がセンタ装置10で受信できる最低限の受信レベルを測定することにより、雑音レベルが判定される。
【0023】
図2は、本発明の実施の形態における雑音レベル測定処理フローチャートを示す図である。図1の各構成要素を参照しながら、図2にステップに沿って、本発明の実施の形態をさらに詳しく説明する。
【0024】
ステップS101において、センタ装置10のレベル測定要求部17が端末20に対してレベル測定要求を行う。そうすると、モード切替部18によって、センター装置10は、データを送信する通常運用モードからレベル測定モードに切り替わる(ステップS102)。このモード切替によって、通常運用データ処理部19は、データ処理を中断する。
【0025】
一方、センタ装置10の送信部11から送信されるレベル測定要求信号は、端末20の受信部21によって受信される(ステップS201)。そして、レベル測定要求信号は、データ制御部25によって分析され、その内容が、モード切替部27及びパターン発生部26に通知される。そして、モード切替部27によって、センタ装置10と同様に、端末20はデータを処理する通常運用モードからレベル測定モードに切り替わる(ステップS202)。さらに、このモード切替によって、通常運用データ処理部28は、データ処理を中断する。
【0026】
また、パターン発生部26は、所定の基準パターン信号を発生し、レベル制御部24は、その基準パターン信号の送信レベルを所定のデフォルトレベルに制御する(ステップS203) 。そして、デフォルトレベルの基準パターン信号が送信部23から送信される(ステップS204)。このとき、基準パターン信号の送信レベルの情報を有する送信レベル信号が同時に送信される。
【0027】
端末20から送信された基準パターン信号は、センタ装置10の受信部13によって受信される。その受信レベルがレベル測定部14によって測定される(ステップS103)。レベル測定部14には、あらかじめ基準パターンが認識させられているので、レベル測定部14は、基準パターン信号の受信レベルのみを測定することができる。このとき、デフォルトレベルと受信レベルとの差が、センタ装置10と端末20間の伝送ロスとして算出される(ステップS104)。
【0028】
測定された受信レベルは、測定可(OK)通知としてレベル変更制御部16に送られる(ステップS105)。レベル変更制御部16は、測定可通知を受けると、端末20からの送信レベルを下げる命令信号を送信部11から端末20に送信する(ステップS106)。
【0029】
送信レベル下げ命令が端末20の受信部21によって受信されると(ステップS205)、データ制御部25は、その送信レベル下げ命令に含まれるセンタ装置10での受信レベルの測定結果を分析し(ステップS206)、送信レベルを所定幅だけ下げる制御を行う(ステップS207)。
【0030】
そして、パターン発生部26から、再度基準パターン信号が発生し、その送信レベルがレベル制御部24によりデフォルトレベルより低いレベルに制御されて、送信部23から送信される(ステップS208)。このとき、基準パターン信号と同時に送信される送信レベル信号は、上記デフォルトレベルのままである。
【0031】
端末20から再度送信された基準パターン信号は、センタ装置10の受信部13によって再度受信され、その受信レベルがレベル測定部14によって測定される(ステップS107)。レベル測定部14によって受信レベルが測定可能である場合は、その受信レベルが測定可通知してレベル変更制御部16に通知され(ステップS105)、レベル変更制御部16は、再度送信レベル下げ命令信号を送信部11から送信する(ステップS106)。そして、上述のステップS205乃至S208同様に、送信レベルがさらに所定幅だけ下げられた基準パターン信号が端末20から送信される。このような動作を繰り返しているうちに、基準パターン信号の送信レベルは徐々に低下する。そして、基準パターン信号の受信レベルが雑音レベルより低くなると、ステップS107において、レベル測定部14は、基準パターン信号の受信レベルを測定できなくなる。
【0032】
レベル測定部14によって、基準パターン信号の受信レベルが測定できない場合は、測定不可(NG)通知がレベル変更制御部16に通知される(ステップS108)。そうすると、レベル変更制御部16は、送信レベルを上げる命令信号を送信部11から端末20に送信する(ステップS109)。送信レベル上げ命令が端末20の受信部21によって受信されると(ステップS209)、データ制御部25は、送信レベルを上げて再度基準パターン信号を送信するよう制御する(ステップS210)。このとき、送信レベルの上昇幅は、低下幅より小さくなるように設定される。例えば、送信レベルの低下幅が10dB(デシベル)である場合に、上昇幅は例えば2dBである。
【0033】
このように、パターン発生部26から基準パターン信号が発生され、その基準パターン信号は、レベル制御部24によって送信レベルが前回の送信レベルより所定幅上げられて、送信部23から送信される(ステップS211)。
【0034】
ステップS110において、この基準パターン信号が、センタ装置10のレベル測定部14によって、依然測定できない場合は、ステップS108、S109及びステップS209乃至S211の処理が再度行われ、レベル測定部14によって受信レベルの測定が可能となるまで繰り返される。
【0035】
そして、ステップS110において、レベル測定部14によって受信レベルが測定されると、その測定可通知がレベル変更制御部16に通知される。そうすると、レベル変更制御部16は、その一回前の測定である最後の測定不可の測定における送信レベルと、上述のステップS104で求められた伝送ロスのレベルとの差を雑音レベルとして算出する(ステップS111)。
【0036】
このようにして雑音レベルが求められると、所定のC/N値を満足するようなセンタ装置10での受信レベルが設定される(ステップS112)。この設定受信レベルは、所定のC/N値のレベルに、求められた雑音レベルを加えた値である。そして、レベル変更制御部16は、センタ装置10での受信レベルが、この設定受信レベルになるような各端末20の送信レベルを全ての端末20に対して通知する(ステップS113)。即ち、各端末20での送信レベルは、雑音レベルとC/N値のレベルを合計した上記設定受信レベルに、さらに、センタ装置10と各端末20間のそれぞれの伝送ロスのレベルを加えた値となる。なお、設定受信レベルや送信レベルが決定される際、エラーレイトにより変動するレベル変化分を吸収するある程度のレベルを確保することが好ましい。
【0037】
さらに、センタ装置10の受信レベル変更部15が、受信部13に対して、測定された雑音レベルが変更している場合は、受信レベルの変更を通知する(ステップS114)。
【0038】
各端末20への送信レベルの通知が終了すると、センタ装置10は、レベル測定モードを終了し、通常運用モードに戻る(ステップS115)。同様に、端末20も、レベル測定モードを終了し、通常運用モードに戻る(ステップS212)。
【0039】
上記本発明の実施の形態を、具体的な数字を用いて、図3を参照しながらさらに説明する。図3は、端末20の送信レベルとセンタ装置10の受信レベルとの関係を示す図である。図3において、端末20から送信される基準パターン信号のデフォルトレベルを100dBとする。また、このときのセンタ装置10の受信レベルを80dBとする。従って、上記ステップS104で算出される端末20とセンタ装置10間の伝送ロスのレベルは20dBである。その後、端末20から基準パターン信号の送信レベルを10dBごと下げて送信する。即ち、端末20から順に90dB、80dB、70dB、60dB、50dBの基準パターン信号が送信される。このときの受信レベルは、それぞれ、70dB、60dB、50dB、40dB。30dBである。
【0040】
そして、次に、端末20から40dBの基準パターン信号が送信されたとき、上記ステップS107において、センタ装置10のレベル測定部14が基準パターン信号の受信レベルが測定できないとする。
【0041】
そうすると、次に、送信レベルの下げ幅(10dB)より小さい幅(例えば2dB)で送信レベルが上げられる。従って、端末20から42dBの基準パターン信号が送信される。しかしながら、センタ装置10のレベル測定部14が、依然基準パターン信号の受信レベルを測定できない場合は、さらに、基準パターン信号の送信レベルは、44dB、46dBへと上げられる。そして、ステップS110において、送信レベルが46dBのときに、センタ装置10のレベル測定部14によって、基準パターン信号の受信レベルが測定されたとする。レベル変更制御部16は、レベル測定部14が受信レベルを測定できなかった最後の送信レベル、即ち44dBと伝送ロスレベル20dBとの差、即ち24dBを雑音レベルと判定する。
【0042】
そして、要求されているC/N値が例えば40dBである場合、センタ装置10の受信部13における必要な受信レベルは、64dBとなる。さらに、センタ装置10において、64dBの受信レベルを確保するのに必要な端末20における送信レベルは、64dBに伝送ロスのレベル20dBを加えた84dBとなる。
【0043】
なお、送信レベルの上げ幅及び下げ幅は上記の値に限られず、例えば、さらに細かい幅が設定されてもよい。
【0044】
また、上記本発明の実施の形態において、基準パターン信号を発生するパターン発生部26は、端末20内に設けられたが、これに限定されることはない。例えば、端末20とは別に、上記パターン発生部26、送信部23、レベル制御部24など雑音レベルを測定するのに必要な構成要素を備えたレベル測定用装置が設けられてもよい。このレベル測定用装置は、伝送系30の任意の位置に設置されてもよい。
【0045】
図4は、双方向通信システムにおけるレベル測定用装置40の設置例を示す図である。図4に示されるように、レベル測定用装置40は、例えば、端末20とともに加入者宅内に設置されてもよいし、伝送路31の途中に設けられてもよい。
【0046】
また、上記本発明の実施の形態における雑音レベル測定処理は、上述のように、センタ装置10及び端末20(又はレベル測定用装置40)のモードをレベル測定モードに切り替えて、通常のデータ通信を中断している間に実行されてもよいし、データ通信中に実行されてもよい。
【0047】
図5は、上記レベル測定モードを説明するための図である。なお、図5及び以下に説明する図6では、レベル測定用装置40が端末20とは別に設けられているものとする。図5において、通常運用モードでは、センタ装置10と端末20との間で通常のデータ通信が行われている。そして、センタ装置10のレベル測定要求部17によって、レベル測定要求がなされると、レベル測定要求信号が全ての端末20に送信される。そして、端末20は、センタ装置10との通信を中断する。また、レベル測定用装置40は、レベル測定モードに切り替わり、上述の雑音レベル測定処理を実行する。そして、雑音レベルが測定され、センタ装置10からレベル測定モード終了信号が通知されるとき、測定された雑音レベルに基づいた送信レベルが各端末20に通知され、再設定された送信レベルでの通常運用モードが再開する。
【0048】
このように、通常のデータ処理を行う通常運用モードを一時的に中断して、雑音レベルの測定を行うことにより、通常運用モード時において使用される上り信号の周波数以外の上り周波数に対する雑音レベル測定も可能となる。上り周波数は、図1におけるセンタ装置10の上り周波数変更制御部12からの変更指令に基づいて、端末20の上り周波数変更部22によって変更される。
【0049】
図6は、センタ装置10と端末20間でデータ通信が行われている通常通信状態において、雑音レベル測定を行う場合のタイムチャートである。この場合は、一般的に時分割多元接続(TDMA)によって、センタ装置10と各端末20及びレベル測定用装置40間の信号が時分割されて送受信される。図6における信号P1、P2、P4に示されるように、センタ装置10と各端末20(A、B、・・・、X)間でデータ通信が行われている間に、レベル測定用装置40は、センタ装置10に対してレベル測定要求信号P3を送出する。さらに、レベル測定用装置40は、レベル測定信号P5を送信する。レベル測定信号P5は、雑音レベルを測定するために、センタ装置10とレベル測定用装置40との間で送受信される信号の総称であって、例えば、上述の基準パターン信号である。また、レベル測定時に、センタ装置10とレベル測定用装置40間で送受信されるレベル測定信号P5は、通常1つとは限られず、別のレベル測定信号P6を含む複数のレベル測定信号によって、雑音のレベル測定が行われる。
【0050】
また、図示されるように、別のレベル測定信号P6と端末20(X)からのデータ信号P7とがセンタ装置10で衝突した場合は、それぞれ信号P8及び信号P9のように、時間がずらされて再送される。そして、レベル測定終了信号P10が送信されると、センタ装置10は、各端末20に測定された雑音レベルに基づいた送信レベル通知信号P11を各端末20に送信する。
【0051】
このように、通常のデータ処理を行う通常運用モード時に雑音レベル測定が行われる場合、例えば、レベル測定用装置40が、1日に一回レベル測定要求信号を出力することによって、日々の通常データ処理中に生じる雑音レベルの変化に対応することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明の双方向通信システムによれば、上り通信においてセンタ装置に受信される上り信号の雑音レベルを測定することが可能となる。そして、センタ装置に対して、雑音レベルを考慮した一定の受信レベルを設定することが可能となるので、上り通信における上り信号に含まれる雑音の流合に関係なく、一定品質の通信環境が得られる。
【0053】
また、通信サービスの拡大に伴う伝送路の増設や、経年変化による伝送路及び中継増幅器の雑音レベル増大に対してもC/N値を一定に保つことができるので、高品質の通信環境を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における双方向通信システムの構成図である。
【図2】本発明の実施の形態における雑音レベル測定処理フローチャートである。
【図3】送信レベル、受信レベル、雑音レベルを説明するための図である。
【図4】レベル測定用装置40の設置例を示す図である。
【図5】レベル測定モードを説明するための図である。
【図6】センタ装置10と端末20間でデータ通信が行われている通常通信状態において、雑音レベル測定を行う場合のタイムチャートである。
【図7】CATV(ケーブルテレビジョン)システムの基本構成を示す図である。
【図8】中継増幅器32の構成例を示す図である。
【図9】搬送波レベルと雑音レベルの模式図である。
【図10】上り通信における雑音流合の概念図である。
【符号の説明】
10 センタ装置
11 送信部
13 受信部
14 レベル測定部
16 レベル変更制御部
17 レベル測定要求部
20 端末
21 受信部
23 送信部
24 レベル制御部
26 パターン発生部
30 伝送系
31 伝送路
32 中継増幅器
40 レベル測定用装置

Claims (11)

  1. 一つのセンタ装置と複数の端末間で双方向通信を行う双方向通信システムにおいて、
    基準パターン信号を生成する基準パターン信号生成部と、
    該基準パターン信号の送信レベルを制御するレベル制御部と、
    該基準パターン信号を所定の送信レベルで該センタ装置に送信する送信部と、
    該基準パターン信号を該センタ装置で受信する受信部と、
    該受信された基準パターン信号の受信レベルを測定するレベル測定部と、
    該レベル測定部による測定の可否に応じて、該受信レベル中の雑音レベルを判定する雑音レベル判定部とを備えることを特徴とする双方向通信システム。
  2. 一つのセンタ装置と複数の端末間で双方向通信を行う双方向通信システムにおいて、
    基準パターン信号を生成する基準パターン信号生成部と、該基準パターン信号の送信レベルを制御するレベル制御部と、該基準パターン信号を所定の送信レベルで該センタ装置に送信する送信部とを有する信号送信手段が設けられ、
    該センタ装置は、該基準パターン信号を受信する受信部と、該受信された基準パターン信号の受信レベルを測定するレベル測定部と、該レベル測定部による測定の可否に応じて、該受信レベル中の雑音レベルを判定する雑音レベル判定部とを備えることを特徴とする双方向通信システム。
  3. 請求項2において、
    前記信号送信手段は、前記端末内に設けられることを特徴とする双方向通信システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記レベル制御部は、前記基準パターン信号の前記送信レベルを段階的に変化させ、
    前記雑音レベル判定部は、前記レベル測定部が測定可能な最低の受信レベルより一段階低いレベルを前記雑音レベルと判定することを特徴とする双方向通信システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記雑音レベル判定部は、前記判定された雑音レベルに基づいて、前記端末から送信する上り信号の送信レベルを前記端末に通知することを特徴とする双方向通信システム。
  6. 請求項5において、
    前記基準パターン信号の周波数は、前記上り信号の周波数と異なる周波数であることを特徴とする双方向通信システム。
  7. 一つのセンタ装置と複数の端末間で双方向通信を行う双方向通信システムにおける上り通信雑音レベル判定方法において、
    基準パターン信号を生成する生成ステップと、
    該基準パターン信号の送信レベルを徐々に変えて、該基準パターン信号を該センタ装置に送信する送信ステップと、
    該センタ装置において、該基準パターン信号を受信する受信ステップと、
    該受信された基準パターン信号の受信レベルを測定する測定ステップと、
    該受信レベルの測定の可否に基づいて、該受信された基準パターン信号に含まれる雑音のレベルを判定する判定ステップとを有すること特徴とする双方向通信システムにおける上り通信雑音レベル判定方法。
  8. 請求項7において、
    前記送信ステップにおいて、前記基準パターン信号の送信レベルは段階的に変化され、
    前記判定ステップにおいて、前記測定ステップにおける測定可能な最低の受信レベルより一段階低いレベルが前記雑音レベルと判定されることを特徴とする双方向通信システムにおける上り通信雑音レベル判定方法。
  9. 請求項7又は8において、
    さらに、前記判定ステップにおいて判定された雑音レベルに基づいて、前記端末から送信する上り信号の送信レベルを前記端末に通知する通知ステップを有することを特徴とする双方向通信システムの上り通信雑音レベル判定方法。
  10. 請求項7乃至9において、
    前記各ステップは、前記センタ装置と前記端末間のデータ通信が中断された間に実行されることを特徴とする双方向通信システムにおける上り通信雑音レベル判定方法。
  11. 請求項7乃至9において、
    前記各ステップは、前記センタ装置と前記端末間のデータ通信が行われている間に、時分割方式により、前記センタ装置と前記端末間における各ステップに対応する通信処理が実行されることを特徴とする双方向通信システムの上り通信雑音レベル判定方法。
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