JP3560261B2 - 自動設計・作図装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は自動設計・作図装置に関し、特に、盤(配電盤、端子盤、分電盤、TV盤)の自動設計及び作図装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
オフィスビル、各種プラントには給配電に必要な盤、例えば配電盤、端子盤、分電盤あるいはテレビのフィーダ線を各室に分配するTV盤が設備される。
【0003】
このような盤は函体上への遮断機群と遮断機支持部品群の配置及び各部品の接続形状として設計され、その結果を図7に示す外形図、図8に示す接続図、図9に示す制御回路図として表わすようにしている。
【0004】
従来この種の盤の設計は青図と呼ばれる客先仕様を基に、函体の大きさの決定、函体に配置される各部品の接続相手の決定及び接続形状の決定、更に、各部品の配置位置の決定を設計者の経験に基づいてすべて手作業で行い、更に上記各種図面の作成も手作業、あるいは一部CADシステムを用いて行っている。
【0005】
このような設計、作図は特開昭63−305467号に制御盤の設計として記載されている、CADシステムを利用して一部を自動化することができる。
すなわち、まず、制御盤の構造的な仕様及び追加ユニットの入力と該追加ユニットのサイズ変更データの入力に対応して、各ユニットを指定される手順で配置処理するようにする。その後、上記配置処理後の各ユニットの配置図面を作成処理し、更に、この配置図面に対して空ユニットを追加入力することができるようにし、該追加入力がされた場合には、更に配置位置が修正された配置図面を作成処理する。この処理後に外形図及びユニット一覧表の作成処理を行うようにしたものである。
【0006】
また、特開平5−274378号公報には、以下の構成の設計・作図装置が記載されている。すなわち、まず、製品を構成する部品の図形情報、および属性情報をそれぞれ定義する図形データベースおよび属性定義データベースと、製品仕様から構成する部品を選定する評価式を目的関数として定義する知識データベースとを備えるようにする。
【0007】
この状態で部品を組合わせて製品を設計する場合に、決められた製品仕様の各パラメータを設定し、この設定されたパラメータと属性情報とに基いた目的関数を用いてその最適な部品構成を決定し、さらに必要に応じて、図形データベースの中から該当する部品の図形情報を取出し設計図面を作成して出力するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記手作業による設計は、設計者のノウハウが生かされる利点があるが、作業に時間がかかる欠点がある。また、複数の設計者が一連の盤集合体を設計するとき、各設計者の技術力を整合させる手間が必要となる。
【0009】
上記特開昭63−305467号公報に開示された内容は、自動設計を意図した方法であるが、この方法は基本的に対話方式で作業を進行させる方法であり、完全な自動化方式ではない。また、本願が対象とするような盤設計に適用したとしても、本願の目的を達成することはできない。
【0010】
すなわち、上記公報に記載のユニットは、該ユニットを構成する複数の部品の集合体として構成されていると考えられ、そのサイズは変更可能なことを前提としている。ところが、本願が対象とする盤設計ではサイズ変更が可能なユニットを配置する作業を行うのではなく、サイズが固定した部品を配置することを前提としているためである。
【0011】
また、上記公報ではユニットの配置を決定することが主たる目的となっているが、本願が対象とする盤設計では部品の配置位置を決定するだけではなく、部品間の配線の接続相手の決定、接続形状の決定をも必要とする点で不充分である。
【0012】
更に、特開平5−274378号公報に記載の方法によると、設計対象の部品構成の特定及び、その形状の特定までは可能であるが、本願が対象とする盤設計には更に接続形状を決定する要素を必要とするので、上記公報の内容をそのまま本願の対象とする盤設計に適用することはできない。
【0013】
本発明は上記従来の事情に鑑みて提案されたものであって、部品選択、部品配置、接続形状の決定、更に作図迄を自動的に行うことができる設計・作図装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために以下の手段を採用している。すなわち、図1に示すように、入力手段9より入力される設計対象盤に必要な複数の基本的な部品種を該部品種相互の従属関係が判る入力形式で所定のファイルに書き込み処理をする入力処理手段10と、上記入力処理手段10より得られる複数の部品種及び該部品種相互の従属関係に基づいて、実際に使用する部品とその属性を決定する前処理手段20と、上記のように決定された部品とその属性データに基づいて、部品の配置と該配置された部品相互の接続形状を決める配置処理手段30と、上記配置処理手段30で得られた位置データに基づいて、必要な種類の図面を作成する作図処理手段40とを備えるようにしたものである。
【0015】
上記前処理手段20は部品発生ルールに基づいて、上記複数の基本的な部品種に付随する付属部品を発生する部品発生部22、又、部品種や上記入力形式より得られる部品相互の従属関係をデータとして使用部品の配置上の特性を決定する部品特性判別部21を備えた構成とする。
【0016】
上記配置処理手段30が部品種に基づいて部品をグループ分けするグループ分け部31、部品種と部品の配置位置に基づいて部品相互の接続相手を仮決定する仮相手決定部32、上記仮相手決定部32によって決定されたグループ内の仮相手部品相互の接続形状を決定する部品配置処理部33、更に、上記仮相手決定部32によって決定されたグループ間の仮相手部品相互の接続形状とグループ配置を決定するグループ配置処理部34を備えた構成とする。
【0017】
また、上記配置処理手段30はグループ配置処理が終わった段階で接続相手と接続形状を再検討して、最終的な接続相手を決定する相手決定部35を備えた構成とする。
【0018】
【作用】
入力処理手段10は入力手段9より設計対象となる盤に必要な複数の基本的な部品種を該部品種相互の従属関係が判る入力形式で所定のファイルに書き込み、ファイルメモリ100に収納する処理をする。
【0019】
前処理手段20では上記入力処理手段10より得られたデータやデータベースメモリ200の内容に基づいて、具体的な部品とそれに付随して必要な部品が選択され、また、選択された各部品の配置上の特性、例えば主幹部品か分岐部品か、分岐部品であるとすれば一次分岐か二次分岐かが判別され、その結果が各部品の属性として属性メモリ400に収納される。
【0020】
次段の配置処理手段30では、まず上記の部品の配置上の特性と部品種を参照して近接して配置されるべき部品のグループ化がなされる。
次いで、部品種あるいは配置上の特性に基づいて仮の接続相手が部品単位と相単位で仮決定される。接続相手と接続極が仮決定されると、まず、グループを構成する部品の配置処理と、該部品相互の間で接続形状(接続経路、接続パターン)を決定し、次いで、グループ単位の配置処理、及び異なるグループに属する部品間での接続形状が決定される。
【0021】
このように一旦決定した接続相手は再検討され、最終的な相手が決定される。また、全体評価手段50にて、基(所定の数の盤が収納された函体)数が複数にわたるときには、各基に配置される部品数(部品面積)のバランスが悪いときには、所定条件に合うように各基に配置される部品数のバランスをとる作業がおこなわれる。
【0022】
このようにして作られた設計データが作図処理手段40に渡され、作図処理手段40では、上記配置処理手段30で得られたデータに基づいて外形図、接続図、制御回路図が作成される。
【0023】
【実施例】
図2は本発明の一実施例を示すブロック図、図3は本発明の手順を示すフロー図である。
【0024】
まず、ファイルメモリ100には項目ファイル、標準製作条件ファイル、簡易入力ファイル、使用機器メーカファイル、標準使用部品ファイルが必要な入力事項が空欄にされて作成されて収納されている。この状態で、該ファイルメモリ100よりディスプレイ8上に目的とする各ファイルを読み出して、盤設計に必要な事項を該各ファイルの空欄に入力手段9を用いて書き込み、入力キーをオンすることによって入力を行う(入力処理、図3、ステップS1)。
【0025】
まず、項目ファイルよりはユーザ名称や設計者等の諸誌的事項の他、製作される図面の枠の有無、使用部品のメーカ(標準か指定か)、盤の種類(分電盤、端子盤、TV盤等)、函体の形状(F型、制御盤型等、あるいは壁掛け型か自立型か等)、函体のサイズ(標準か指定か等)が入力される。
【0026】
標準製作条件ファイルには、一般に使用される標準的な盤のサイズ等が予め記入されており、上記項目ファイルにおいて函体のサイズが標準に指定されているときには、該標準製作条件ファイルの内容が選択される。
【0027】
また、標準使用部品ファイルには、部品名(記号で入力)、メーカ、選択条件、型式等が予め記入されており、また、上記とは別に使用機器メーカファイルも作成されており、上記項目ファイルより使用部品メーカとして標準が選択されたときには、これらファイルの内容が参照され後述するように具体的な使用部品が決定される。
【0028】
一般に盤設計の基本的な作業は、使用する部品を盤上のどの位置に配置するかを該部品間の接続形状(接続経路及び接続パターン)とともに図面として表わすことにある。
【0029】
使用する部品等の概要はユーザ側から得られる青図と称せられる図面より判別することができ、設計者は該青図を参照して簡易入力ファイルに上記配置位置、主幹、分岐を考慮した入力を行う。
【0030】
図4は、図7の外形図に対応する盤を設計する場合の簡易入力ファイルを示すものである。まず、部品種欄C1には盤設計に必要な複数の基本的な部品種の記号が以下のように入力される。すなわち、引込みケーブルCVT及びそれを受ける接続用導体LUGは主幹部品であり、函体1の上部中央に配置されるべきであるので、簡易入力ファイルFsの1番目、2番目に列記される。
【0031】
次いで、図7では2極(図7では2Pと表示されている)の過電流遮断機MCB3個と、3極(図7では3Pと表示されている)の過電流遮断機MCB1個が一次分岐部品(a) として上記接続用導体LUGの下側に配置されて、かつ、該4個の過電流遮断機MCB(a)(以下、必要ある場合に一次分岐部品であることを示す符号(a) を付加する)は上記接続用導体LUGと接続されている。この位置関係は、図4の簡易入力ファイルFsでは接続用導体LUGの下側に上記4つの過電流遮断機MCB(a) を配置し、また、上記接続用導体LUGとの接続関係は接続用導体LUGより左方向に一段下げた位置に4つの過電流遮断機MCB(a) を配置することによって表される。すなわち、ここでは過電流遮断機MCB(c) は、接続用導体LUGの負荷として表されている。
【0032】
次の主幹部品である漏電遮断機ELBは、上記一次分岐部品(a) としての過電流遮断機MCB(a) と同様、接続用導体LUGと接続される部品であるため、上記4つの過電流遮断機MCB(a) の下側に接続用導体LUGより一段下げて配置される。
【0033】
次いで、2次分岐部品(c) の過電流遮断機MCB(c)(以下、必要ある場合に二次分岐部品であることを示す符号(c) を付加する)が簡易入力ファイルFs上で上記漏電遮断機ELBより一段下げて、かつ、漏電遮断機ELBの下側に記入される。また、過電流遮断機MCB(b) にリレーRRYが接続される場合には、該各過電流遮断機MCB(b) より更に一段下げて、各過電流遮断機MCB(b) に付随するリレーRRYが記入される。
【0034】
すなわち、簡易入力ファイルFs上での上下位置関係はそのまま盤上での上下位置関係を表し、簡易入力ファイルFs上での左右位置は部品の接続上の従属関係(負荷関係)を表すように階層構造で表現されている。
【0035】
尚、上記簡易入力ファイルFsには上記部品種欄C1の他に以下の欄が設けられている。すなわち、極数欄C2には該部品の極数が記入される。また、仕様欄C3には該部品が遮断機であるときに巻き数比が記入される。容量欄C4には該部品の定格容量が記入される。電圧欄C5には該部品の定格電圧が記入される。更に、個数欄C6には必要な個数が記入される。これらの各欄に記載の事項は下記の前処理手段20で具体的な使用部品を決定するときに使用される。
【0036】
上記ファイルメモリ100とは別に本装置はデータベースメモリ200を備えており、盤設計に使用する各情報(型式、サイズ、接続端子、位置等)、函体の情報(形式、サイズ等)、図形データ(部品の外形データ、接続図面の図形データ、制御回路用図形データ)が予め収納されている。
【0037】
以上のようにして入力された各ファイルの情報は、次の前処理手段20に伝送される。この前処理手段20では、まず特性判別部21によって各部品の配置上の特性がメモリに設定される(特性処理、図3、ステップS2)。
【0038】
すなわち、部品種や負荷によって主幹部品か分岐部品であるかは経験則上明らかであるので該経験則をまとめた部品特性ルール301がルールメモリ300に収納される。例えば、部品が遮断機(過電流遮断機MCB、漏電遮断機ELB)であって、負荷に遮断機CBがあるときには主幹部品であり、負荷に遮断機がない場合には分岐部品であるといえる。
【0039】
上記簡易入力ファイルFsを作成するときには、設計上必要な全部品を入力してもよいが、設計作業の簡易化を図るために複数の基本的な部品のみを入力して、該基本的な部品に付随する部品は前処理手段20の部品発生部22で自動的に発生することもできる(部品発生処理、図3、ステップS3)。
【0040】
このとき、特定の基本部品に必要な付属部品の種類及び数は、上記ルールメモリ300に収納した部品発生ルール302にまとめておき、該部品発生ルール302を起動させることによって、上記処理を行うことになる。
【0041】
例えば、図7上の二次分岐部品(c) における一極の過電流遮断機MCB(1P)は中立スイッチNSを内蔵しないため、上記簡易ファイルFsより一極の過電流遮断機MCB(1P)が入力されたときには、部品発生ルール302を起動して上記中立スイッチNSを必要な数だけ発生させる。
【0042】
上記のように簡易入力ファイルFsで指定される部品は単に部品種であって、更に具体化するためには、メーカと型式の特定をする必要がある。そこで、上記項目ファイルには使用機器メーカファイルで指定したメーカの部品を記入しておくようにする。この状態で、メーカが指定されると、標準使用部品ファイルを参照して部品の型式を決定し、上記簡易入力ファイルFsの、極数欄C2、仕様欄C3、容量欄C4、電圧欄C5等に記載の内容と、合わせて部品選択ルール303を起動し部品が特定される(部品選択処理、図3、ステップS4)。
【0043】
図5は以上のように決定された部品の型式、部品の特性(主幹か分岐か)を収納する属性メモリ400のメモリ構造を示すものである。部品の属性を収納する部品エリアEaが設けられ、該部品の中、同種の部品、例えば過電流遮断機MCBに対応する部品種エリアEbが設けられ、更に、各部品P、P…の属性を収納するスロットSが設けられる。上記各スロットSは上記部品が特定されたときにデータベースファイル200より得られる部品のサイズを収納するサイズエリアSe、後に決定される盤上の部品位置を収納する位置エリアSp、あるいは上記のようにして決定された部品の特性(主幹か分岐か)を収納する特性エリアSi等を備えるようにしている。
【0044】
以上のように部品選択がなされると、更に、使用する函体1の大きさの初期決定がなされる。すなわち上記製作条件ファイルで指定された大きさを満足する函体1であって、縦幅が最大で横幅が最小の函体1が決定される(図3、ステップS5)。
【0045】
以上のようにして前処理手段にて形成されたデータに基づいて次の配置処理手段30では部品の配置がなされる。ここで、まずグループ分け部31が起動してまず部品を部品種や特性(主幹か分岐か)等に基づいてルールメモリ300のグループ分けルール304を用いてグループ分けを行う(グループ分け処理、図3、ステップS6)。
【0046】
図7を例にとると、接続用導体LUGは主幹部品であるので、単独で1つのグループを形成し、その下に配置される4つの過電流遮断機MCB(a) は一次分岐部品(a) として1つのグループにまとめられる。また、次に配置される漏電遮断機ELBは主幹部品であるので、単独で1つのグループを形成し、更に次の過電流遮断機MCB(c) の群が二次分岐(c) として1つのグループに、といった要領で、グループ分けが行われる。
【0047】
このグループ分けは基本的には簡易入力ファイルFsの入力順になされるが、ある種の部品は他のある種の部品に隣接して配置すべきである等のルールが経験則上分かっているので、該経験則をまとめたグループ入れ替えルールに従ってグループ入れ替えがなされる。また、ある種の部品と他のある種の部品は一つのグループにまとめた方がよいことが経験則上分かっているので、該経験則に従ったグループ結合ルールに従ってグループの結合がなされる。
【0048】
以上のようにグループ分けが終わると、次に仮相手決定部32が起動して接続相手の仮決定作業が行われる(仮相手決定処理、図3、ステップS7)。
ここで、基本的な接続相手は簡易入力ファイルFs上の位置関係より明らかとなる。例えば、一次分岐部品(a) としての過電流遮断機MCB(a) は簡易入力ファイルFs上では上方に位置し、しかも左に位置している接続用導体LUGを接続相手として仮決定される。また、過電流遮断機MCB(c) は上記簡易入力ファイルFs上ではその上方に位置し、しかも左に位置している漏電遮断機ELBを接続相手として仮決定される。
【0049】
更に、ここでは一般に「渡り」と称せられる処理が渡りルール305を用いてなされる。すなわち、図6に示すように同種の部品Pb、Pb…が複数並列に親部品Paと配列されているとき、1番目の部品については親部品と接続し、2番目以降所定数の部品は上記1番目の部品を接続相手とすることに仮決定される。
【0050】
以上のように仮相手が決定されると、次いで、該仮相手の部品の各極について接続相手相が仮決定される。
以下の部品配置処理(図3、ステップS8)のステップに入る前の段階では、これから処理しようとするグループが現在配置の対象になっている盤に属するグループであるか否かが判定される(図3、ステップS8a)。ここで、対象となるグループがあり、該グループが現在配置の対象になっている盤に属する場合には上記部品配置処理に実行する。対象となるグループが現在配置の対象になっている盤に属しない場合には後述する相手決定処理(図3、ステップS13)を実行する。
【0051】
次に部品配置処理部33でグループ内での部品配置処理が行われる(部品配置処理、図3、ステップS8)。
すなわち、上記データベースメモリ200より各部品のサイズと、該各部品と隣接する部品とのクリアランスのサイズが読み出され、部品と部品との間に適正な間隔を保つように部品の配置を行う。このときに決定された部品位置は上記属性メモリ400の対応するスロットSに納められ、後の作図作業に利用される。このとき、主幹部品は盤の中央に、また、分岐部品は両サイドに分けて配置すべきである等、配置上の経験則が集約された部品配置案ルール306が利用される。
【0052】
更に、上記のように配置された部品に対して部品間での接続経路の決定がなされる(経路決定処理、図3、ステップS9)。部品間の接続経路は正常に配置した部品の左右上下のどの位置に接続端子が設けられているのか、あるいは部品が回転して取付けられているのかによってパターンが異なる。そこで、どのような場合にどのような経路にするかの経験則を多数のパターン例として経路決定ルール307にまとめておき、該経路決定ルール307に基づいて上記多数のパターンの中から上記端子位置や回転角度等の条件に適合したパターンを選択することがなされる。また、経路途中で部品等の障害物があるときには該障害物を避けるよう経路の途中を延長、短縮する処理がなされる。
【0053】
更に、グループ配置処理部32がグループ配置案ルール308を起動して、グループの配置も行う。上記前処理手段20では、函体1の大きさを横幅最小にしているので、部品種によっては横方向に函体1の大きさを修正する必要が発生する。そこで、ある部品種のグループが配置される場合には横方向に函体1の幅を広げて配置し、他のある部品種のグループの場合には幅を広げないで、下側に配置する等のルールを上記グループ配置案ルール308に集約しておく。
【0054】
このとき、各グループに属する部品間の経路も上記経路決定ルール307を用いて決定される(グループ配置処理、図3、ステップS10→S11)。
以上のようにして特定の盤に対する部品配置と、グループ配置をすることによって、特定のグループが現在処理している盤に配置し切れないようになったとき、該盤に納まらないグループが当該盤の先頭のグループと同じ系統のグループであるか否かが検討され、当該盤の先頭のグループと同じ系統のグループであるときには、該盤の先頭よりグループ分け処理(図3、ステップS6)をやり直す。また、盤に納まらないグループが当該盤の先頭のグループと異なる系統のグループであるときには、同じ系統のグループの先頭からグループ分け処理(図3、ステップS6)をやり直すことになる(図3、ステップS12a→S12b)。
【0055】
ここで、処理しているグループが盤に納まる場合には、次のグループがあるか否かを判別し、次のグループがあるときには上記盤判別のステップに戻る(図3、ステップS12c→S8a)。次のグループがないとき、すなわち、現在処理している基(1の函体に収容される盤群)の処理が終わったときには、次の相手決定処理に移行する(図3、ステップS12c→S13)。
【0056】
また、上記したように上記ステップS8aの判断で、次の盤に属するグループであるときにも相手決定処理に移行する(図3、ステップS8a→S13)。
相手決定処理では現在処理している基、又は盤に対する最終的な接続相手の決定がなされる。すなわち、上記グループ内接続形状処理、グループ間の接続形状処理で得られた結果では接続線が異常に長くなるような場合には相手決定部35で接続相手が変更される。この変更があったときには、再度グループ内の部品配置及び経路決定、更にグループ配置及び、グループ間の経路決定がなされ、再度の相手決定処理がなされる(図3、ステップS14→S15→S8)。ただし、この再度の相手処理で相手の変更があった場合には、更なるグループ内配置処理とグループ配置処理がなされることを避けるために、前回で決定された相手を接続相手とする。(図3、ステップS15:Yes参照)。
以上のように部品配置によって部品位置が決定されると、該位置データは上記属性メモリ400の各部品に対応するスロットSの位置エリアSpに収納され、次いで全体の再評価が全体評価手段50によってなされる。すなわち、2基以下で仕上がった場合には、各基で部品が占める面積のバランスをとる必要上、再度グループ分けのステップに戻る(図3、ステップS17→S6)。また3基以上で仕上がっても最終基の部品配置面積が少ないとき(例えば30%未満のとき)には、他の2基の部品数を減らして該3基目の部品数を増やすことによって、全体のバランスをとることができる。そこで、再度グループ分けのステップに戻る(図3、ステップS18→S6)。以上の処理が終了後、作図処理に移行する(図3、ステップS19)。
【0057】
作図処理手段40では、上記配置処理手段30で得られた部品位置のデータに加えて、データベースメモリ200より各部品の形状を得て、外形図を作成する。このとき、寸法線等図面上必要な記号及び図面も外形図作成ルールが起動される。
【0058】
上記配置処理手段30で得られたデータに基づいて図8に示す接続図も作成することができる。この場合、接続線の出発点、終点を接続図作成ルールを起動させることによって得る。また、図7の最下欄に示すリレーは図8上はその数が二次分岐の過電流遮断機MCB(c) の左右の肩部に記入され、接続状態が右肩の枠内に描かれる。
【0059】
また、図9に示す制御回路図は予めデータベースメモリ200に記憶された図を盤の種類に応じて呼び出して、作図処理手段40で図面化する。
以上、設計対象の盤種が分電盤、開閉器盤である場合についてのみ説明したが、TV盤、端子盤の場合には接続設計まではしないので、仮相手決定部32、部品配置処理部33での経路決定処理、グループ配置処理部34での経路決定処理、相手決定部35は不要となる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は複数の基本的な部品種を入力することによって、使用部品の選択、配置、接続形状等のデータを自動作成することができ、該設計データに基づいて外形図、配線図、制御回路図を自動的に作成することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例ブロック図である。
【図3】本発明の一実施例フロー図である。
【図4】本発明の簡易入力ファイル概念図である。
【図5】本発明の属性メモリのデータ構造を示す概念図である。
【図6】渡り処理概念図である。
【図7】盤設計における外形図である。
【図8】盤設計における接続図である。
【図9】盤設計における制御回路図である。
【符号の説明】
9 入力手段
10 入力処理手段
20 前処理手段
21 特性判別部
22 部品発生部
30 配置処理手段
31 グループ分け部
32 仮相手決定部
33 部品配置処理部
34 グループ配置処理部
35 相手決定部
40 作図処理手段

Claims (8)

  1. 入力手段より入力される設計対象盤に必要な複数の基本的な部品種を該部品種相互の従属関係が階層構造を用いて記述された簡易入力ファイルを収納するファイルメモリと、上記簡易入力ファイルの内容に基づいて、複数の基本的な部品種と上記階層構造によって認識される該部品種相互の従属関係に基づいて、実際に使用する部品とその属性を決定する前処理手段と、上記のように決定された部品とその属性データに基づいて、部品の配置と該配置された部品相互の接続形状を決める配置処理手段と、上記配置処理手段で得られた位置データに基づいて、必要な種類の図面を作成する作図処理手段とを備えたことを特徴とする自動設計・作図装置。
  2. 上記前処理手段が部品発生ルールに基づいて、上記複数の基本的な部品種に付随する付属部品を発生する部品発生部を備えた請求項1に記載の自動設計・作図装置。
  3. 上記前処理手段が部品種や該部品種間の従属関係に基づいて使用部品の配置上の特性を決定する部品特性判別部を備えた請求項1に記載の自動設計・作図装置。
  4. 上記配置処理手段が部品種に基づいて部品をグループ分けするグループ分け部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動設計・作図装置。
  5. 上記配置処理手段が部品種と配置位置に基づいて部品相互の接続相手を仮決定する仮相手決定部を備えた請求項1に記載の自動設計・作図装置。
  6. 上記配置処理手段が上記仮相手決定部によって決定されたグループ内の仮相手部品相互の接続形状を決定する部品配置処理部を備えた請求項5に記載の自動設計・作図装置。
  7. 上記配置処理手段が上記仮相手決定部によって決定されたグループ間の仮相手部品相互の接続形状とグループ配置を決定するグループ配置処理部を備えた請求項5に記載の自動設計・作図装置。
  8. 上記配置処理手段がグループ配置処理が終了した段階で、接続相手と接続形状を再検討して、最終的な接続相手を決定する相手決定部を備えた請求項7に記載の自動設計・作図装置。
JP16975195A 1995-07-05 1995-07-05 自動設計・作図装置 Expired - Fee Related JP3560261B2 (ja)

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