JP3559685B2 - 配電作業用操作棒のバランス支持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、配電作業用の工具等を操作する操作棒を任意の姿勢でバランス支持する配電作業用操作棒のバランス支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電力用架線ケーブルの工事を行う場合、作業車両に搭載したバケットに作業者が乗り込んでケーブルの切断や接続等を行っている。そして、近年は、工事現場周囲の家庭や病院、工場などへの影響を考慮し、送電をしている状態、いわゆる活線状態で工事が行われるようになっている。この活線状態の工事においては、長尺の絶縁体からなるホットスティックと称する操作棒の先端に工具を取り付け、操作棒の基端部に設けた操作ハンドルなどを操作してケーブルの絶縁被覆を剥いだり、ケーブルの接続等を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、操作棒は、工具の駆動源などを内蔵させているため、5〜6kg程度の重量を有する。しかも、長尺の操作棒の先端に3〜10kg程度の重量を有する工具を装着するため、作業者は約10kg以上のものを支持しながら工具の操作を行う必要があり、長時間の作業が困難であるばかりでなく、操作棒先端の工具を作業目的に適した所定の動作を行わせることも容易でない。特に、操作棒を傾斜させた状態で作業する場合、先端に重い工具が取り付けてあるため、操作棒を所定の角度に維持することが極めて困難となる。このため、作業者の操作棒を支持する負担を軽減し、作業を容易に行うことができるような装置の開発が望まれていた。
【0004】
本発明は、上記の要請に鑑みてなされてもので、作業者の負担を軽減し、作業能率を向上できるようにすることを目的としており、特に配電作業用の操作棒の操作範囲をバランス支持させつつ拡大することのできるようにした配電作業用操作棒のバランス支持装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る配電作業用操作棒のバランス支持装置は、支持部に基端部が枢着されることにより上下方向揺動可能に取り付けられ先端部に配電作業用操作棒を傾動可能に取り付ける支持アームを有し、この支持アームと前記支持部とに結合され、支持アームに作用する回転モーメントに応じた反対方向の回転モーメントを前記支持アームに与えてバランス支持するバランス力発生手段を設けるとともに、前記支持アーム先端に配置した前記配電作業用操作棒の取り付け位置を前記支持アームに沿って可変とする調整機構を設けたことを特徴としている。
【0006】
この場合において、前記支持アームの基端部は旋回ブロックを介して支持部に取り付けられ、支持アームの旋回動作を可能とし、前記支持アームの先端に設けられて前記操作棒を取り付ける揺動支持部はスライド機構により支持アームに連結され、支持アーム枢着部と揺動支持部との距離を可変とするように構成することができる。
【0007】
【作用】
上記のごとく構成した本発明は、例えば工具を操作する配電作業用操作棒を支持している支持アームに加わる荷重をバランス力発生手段によってバランス支持することができるため、作業者の操作棒を支持するための労力を非常に小さくすることができ、作業者の負担が大幅に軽減させる。しかも、作業者は、被支持物の荷重をほとんど受けることがないため、支持アームに支持させた被支持物の操作を容易、的確に行うことができ、作業能率を大幅に向上することができる。特に、支持部と操作棒の支持位置との間の距離を変更できるように構成しているため、支持アームの長さの範囲内がデッドゾーンになることが無くなり、的確な作業を実施できるようになっている。また、支持アームを旋回ブロックにより作業バケット等に支持させることで、支持アームを水平旋回させることができ、平面作業範囲を大きくすることができるとともに、支持アームと操作棒が取り付く揺動支持部とをスライド機構によって連結することで揺動支持部の可動範囲を大きく設定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係る配電作業用操作棒のバランス支持装置の好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る配電作業用操作棒のバランス支持装置の説明図であって、架線工事に適用した例を示したものである。
【0009】
図1において、バランス支持装置10は、高所作業車両のバケット12に取り付けるためのフック部14を有していて、このフック部14をバケット12の上端縁に掛止させることにより、バランス支持装置10をバケット12に取り付けることができるようにしてある。そして、フック部14には、バケット12の内面に沿って上下方向に配置可能な昇降レール16が固定してあって、この昇降レール16に嵌合させた昇降ブロック18を矢印20のように上下方向に移動させることができるようになっている。また、昇降ブロック18の上部には、支持アーム26を支持する支持部である旋回ブロック22が設けてあって、旋回ブロック22を矢印24のように旋回させることにより、旋回ブロック22に取り付けた支持アーム26を水平面内で回転させることができるようにしてある。
【0010】
支持アーム26の先端には、詳細を後述する揺動支持部30が直立させて設けてあって、この揺動支持部30に操作棒32が傾動可能に取り付けてある。そして、支持アーム26は、詳細を後述する姿勢支持機構を有していて、基端部が旋回ブロック22に固定した軸27に枢着してあり、矢印28のように上下方向に揺動することにより、揺動支持部30を介して取り付けた操作棒32を、姿勢を変えずに上下動させることができるようにしてある。また、支持アーム26の基端部近くには、第1バランス力発生手段である第1のガススプリング34が設けてあって、作業者36が手によって支持アーム26を上下方向に揺動させて手を離した際に、支持アーム26をその揺動位置にバランス支持できるようになっている。
【0011】
第1ガススプリング34は、図2に示したように、ロッドを下方に向けた状態でシリンダヘッド部が支持アーム26の基端部近くに枢着してある。また、ガススプリング34のロッドの先端(下端)部には、ピン38が両側に突出して設けてあって、このピン38がガイドブロック40に水平方向に設けたガイド溝42に挿入してある。このガイドブロック40は、旋回ブロック22の下部に旋回ブロック22と一体に形成したL字状ブラケット44の水平部43に固定してある。そして、第1のガススプリング34は、ブラケット44の垂直部45と平行に配置され、シリンダが支持アーム26と平行なリンク46を介して垂直部45の上部と連結してある。このため、ブラケット44の垂直部45を含む旋回ブロック22、支持アーム26、ガススプリング34とは平行リンクを形成しており、支持アーム26が矢印28のように揺動すると、ガススプリング34のロッドに設けたピン38がガイド溝42に沿って図2の左右方向に移動することにより、ガススプリング34が平行移動するとともに、ガススプリング34のロッドが伸縮し、ロッドの伸縮量に応じた力を支持アーム26に与えて支持アーム26をその回動位置に保持する。
【0012】
支持アーム26は、図3に示したように、アーム本体となるケース48を有していて、このケース48の先端部に軸受50を介して支持軸52が回転自在に取り付けてある。この支持軸52の周面には、歯車54が固定してある。そして、歯車54には、旋回ブロック22に固定した軸27に回転自在に設けた歯車(図示せず)との間に巻掛けした歯付きベルト56が巻掛けしてある。また、軸27に設けた図示しない歯車と歯車54とは、外径と歯数とが等しく形成してある。これらの支持軸52、歯車54、歯付きベルト56等は、支持アーム26が揺動したときに、操作棒32を姿勢を変えずに上下させる姿勢保持機構を構成していて、支持アーム26が揺動すると、歯付きベルト56が回転させられ、この歯付きベルト56の回転が歯車54を介して支持軸52を回転させ、支持軸52に取り付けた揺動支持部30を垂直状態に保持して上下させる。
【0013】
揺動支持部30は、下部支持部材58と上部円筒体60とからなっていて、下部支持部材58の側面下部に調整機構を構成しているレール状のスライダ62が水平方向に取り付けてある。そして、このスライダ62は、ケース48を貫通させた支持軸52の先端に設けた装着部63に固定した凹状スライドガイド64に嵌合してある。従って、支持部30を支持アーム26の長手方向に移動させると、スライダ62がスライドガイド64を摺動移動し、揺動支持部30の支持アーム26に対する取り付け位置を変更できるようにしてある。
【0014】
上部円筒体60は、下部支持部材58に軸受66を介して取り付けてあり、下部支持部材58との間で相対回転可能となっている。さらに、下部支持部材58の側部には、図4に示したように、板状のアーム68が一体に形成してあって、このアーム66の先端部上面に止め金具70が固定してある。そして、止め金具70は、上部円筒体60の下端部に螺着する止めねじ72を螺合させることにより、下部支持部材58と上部円筒体60との相対回転を阻止できるようにしてある。
【0015】
上部円筒体60の周面には、軸方向および周方向に等間隔で複数の凸部74が形成してある(図4参照)。そして、上部円筒体60の外周面には、第2バランス力発生手段である第2のガススプリング82、84を取り付けるための取付リング76が嵌合している。この取付リング76は、内周面に、上部円筒体60の上下方向に隣接した凸部74間の溝77に嵌まる突起78を備えている(図3参照)。この取付リング76の突起78は、周方向に間欠的に形成してあって、周方向の幅が上部円筒体60の周方向に隣接する凸部74間の間隙aより狭くなっていて、突起78を間隙aと対応した位置に合せることにより、取付リング76を上下方向に移動させることができるようにしてある。また、取付リング76の外周面には、一対の軸部80が一体に突出形成してある。これら軸部80は、取付リング76の直径方向両側に形成してあって、各軸部80に第2ガススプリング82、84のロッド86の先端部が枢着結合してある。
【0016】
第2ガススプリング82、84は、基本構造が支持アーム26をバランス支持する第1ガススプリング34と同様の構造となっていて、本体シリンダ88の外周面にねじ部(図示せず)が形成してある。そして、本体シリンダ88の下部には、ロッド86の上部を挿入したカバーシリンダ90が螺着してあって、内部に高圧気体が封入してある。一方、ロッド86は、カバーシリンダ90に挿入した部分に抜けを防止するストッパ92が取り付けてあるとともに、上端に、シリンダ内を摺動するとともに、シリンダ内をヘッド側室94とロッド側室96とに区画するピストン98が固定してある。このピストン98には、軸方向に図示しない細孔が形成してあって、この細孔を介してヘッド側室94とロッド側室96とが連通され、ロッド86の初期位置を変えることができるようになっている。
【0017】
上部円筒体60の上端部には、揺動円筒体100が枢着してあり、ガススプリング82、84と同方向に、すなわち図3の紙面と直交した方向に揺動(傾動)できるようになっている。そして、揺動円筒体100は、上端に操作棒32が軸受102を介して回転自在に取り付けられるとともに、操作棒32の先端に装着した図示しない工具を駆動させる油圧モータ104を内蔵している。また、揺動円筒体100の上部外周面には、上部円筒体60の凸部74と同様の凸部106が上下方向と周方向とに等間隔で形成してある。これらの凸部106の上下方向と周方向との形成ピッチは、上部円筒体60の凸部74と同じにしてある。そして、揺動円筒体100の上部外周面には、第2ガススプリング82、84の上端部であるヘッド部を支持する取付リング108が外嵌している。この取付リング108は、内周面に揺動円筒体100の上下方向の隣接した凸部106によって形成される溝110に嵌まる突起112を有している。この突起112は、周方向の幅が揺動円筒体100の周方向の隣接した凸部106間の間隙bより狭くなっていて、突起112を間隙bと対応した位置に合せることにより、取付リング108を上下方向に移動させることができるようにしてある。
【0018】
取付リング108の外周面の直径方向両側には、一対の枢支部114が突出して設けてある。これら枢支部114は、図5に示したように、取付リング108の本体116に突出形成した一対の突出片117と、この突出片117の先端に螺着するコ字状の取付け片118とからなっているとともに、突出片117と取付け片118によって、ガススプリング82、84のヘッド部に螺着したサポートリング120を受入れる長穴状貫通孔122が形成してある。そして、サポートリング120には、第2ガススプリング82、84の直径方向両側に一対の軸部124が形成してあり、これらの軸部124が本体116と取付片118とに設けた枢支孔126に嵌合し、サポートリング120が取付リング108に回動自在に支持されている。
【0019】
上記のごとく構成した実施の形態においては、操作棒32の先端に装着する工具の重量に応じて第2ガススプリング82、84の取付け位置を上下させ、操作棒32に作用する回転モーメントに応じた反対方向の回転モーメントを揺動円筒体100に与えて操作棒32をバランス支持できるようにする。すなわち、バランス支持装置10を作業車両のバケット12に取り付ける前、または取り付けた状態において、図3に示したように、揺動円筒体100を直立させてガススプリング82、84を張力0の伸び切った状態にする。そして、取付けリング76、108を周方向に回転させて突起78、112の位置を、上部円筒体60と揺動円筒体100の周方向の隣接した凸部74、106間の間隙a、bとに対応した位置に移動せる。
【0020】
突起78、112が間隙a、bと対応した位置となったならば、ガススプリング82、84を揺動円筒体100に沿って上下させ、ガススプリング82、84により揺動円筒体100に与える回転モーメントが、予め求めてある操作棒32に作用する回転モーメントに見合ったものとなる位置にする。その後、取付けリング76、108を周方向に回転させ、これらの内周面に設けた突起78、112を上下方向に隣接した凸部60、106間の溝77、110に挿入し、ねじやピン打ち等によって取付けリング76、108を上部円筒体60と揺動円筒体100とに固定する。このとき、取付けリング76、108の軸部80、124の軸線と、揺動円筒体100の揺動中心の軸線とが平行となるようにする。
【0021】
操作棒32が直立した状態においては、第2ガススプリング82、84が伸び切った状態となっていて、ガススプリング82、84の張力は0であり、操作棒32は揺動円筒体100を介して支持部材30の上部円筒体60に支持されている。そして、操作棒32が傾斜すると、ガススプリング82、84が操作棒32に作用する回転モーメントに見合った反対方向の回転モーメントを揺動円筒体100に与えて操作棒32をバランス支持する。
【0022】
すなわち、図6に模式的に示したように、揺動円筒体100と図示しない工具を含めた操作棒32との合計重量がWであり、操作棒32が直立状態からθだけ傾斜したとする。このとき、操作棒32に作用する回転モーメントMwは、
【数1】
Mw=W×B
となる。ただし、Bは、操作棒32の揺動中心、すなわち揺動円筒体100の枢着点と操作棒32の質量中心Pとの間の水平方向距離である。この質量中心Pは、揺動円筒体100の重量と長さ、操作棒32の重量と長さ、操作棒32に装着した工具の重量とその大きさが既知であれば、計算によって容易に求められる。従って、操作棒32の傾斜角度θがわかれば距離Bを求めることができる。
【0023】
操作棒32がθだけ傾斜すると、ガススプリング82、84は、操作棒32の傾斜とともに傾斜し、ロッド86がシリンダ内にδLだけ押し込まれて角度βだけ傾斜する。このロッド86の押し込まれる量δLと傾斜角度βは、取付けリング76の軸部80と揺動円筒体100の枢着点間の距離、揺動円筒体100の枢着点とサポートリング116の軸部124との間の距離および操作棒32の傾斜角度θに基づいて計算によって求めることができる。そして、ガススプリング82、84は、ロッド86がδL押し込まれることにより、ヘッド側室94の容積が小さくなって封入してあるガスが圧縮され、その反発力によってそれぞれFの力を発生する。従って、ガススプリング82、84による鉛直上方に向う力Fnは、
【数2】
Fn=2×Fcosβ
となる。そして、このFnによる揺動円筒体100に与える回転モーメントMcは、
【数3】
Mc=D×Fn=D×2Fcosβ
となる。ただし、Dは、上下の軸部80、124間の水平方向の距離である。
【0024】
従って、
【数4】
Mc=Mw
となる力Fを発生するガススプリング82、84を選択することにより、ガススプリング82、84によって操作棒32をバランス支持することができる。
【0025】
一方、支持アーム26を上下方向に揺動させると、リンク46が支持アーム26と一体に揺動する。リンク46は、支持アーム26とともに平行リンクを構成しているため、ガススプリング34を水平方向に平行移動させる。そして、ガススプリング34は、直立した状態で平行移動するとともに、ロッドが伸縮して支持アーム26をバランス支持する一定の力を発生する。
【0026】
このため、作業者36は、操作棒32を作業に必要な所定の角度に保持するための労力を必要とせず、操作棒32の先端に設けた工具を容易、的確に操作することができ、作業者の負担を軽減できるとともに、作業を迅速に行うことができる。
【0027】
図7は、他の実施の形態を示したものである。この実施形態においては、姿勢保持機構として平行リンク機構が用いられている。すなわち、揺動可能な操作棒32を支持している支持アーム130は、操作棒32を取り付けた水平な先端アーム132と、この先端アーム132の基端部と旋回ブロック22とを連結するリンクアーム134から構成してある。リンクアーム134は、等長の補助リンク136と主リンク138とを平行に配置してその基端部を旋回ブロック22に枢着し、その先端部を先端アーム132に枢着してある。また、リンクアーム134の下方には、第1のガススプリング140が配設してある。このガススプリング140は、リンクアーム134と平行に配置してあって、ヘッド部が旋回ブロック22に枢着してあり、ロッドの先端部が先端アーム132の下部に設けたブラケット142に枢着してある。他の構成は、前記の実施形態と同様になっている。
【0028】
この実施形態においては、リンクアーム134が上下方向に揺動すると、先端アーム132が水平に保持されたまま上下動し、先端アーム132が支持している操作棒32を姿勢を変えることなく上下させることができる。そして、本実施形態においては、第1のガススプリング140を横向きに設置しているため、図7に示してあるように、支持アーム130をバケット12の外部に旋回させることができ、作業範囲を広くすることができる。
【0029】
図8、図9は、図7に示した実施の形態において、リンクアーム134とガススプリング140との上下方向の相対位置、すなわちレバー長さを変更できる機構を示したものである。これらの図において、リンクアーム134を構成している主リンク138は、一対の板状リンク138a、138bからなっていて、これらの板状リンク138a、138bが第1ガススプリング140の両側に配置してある(図8参照)。そして、板状リンク138a、138bの先端部は、板状リンク138bを貫通している枢支軸150に枢着してある。また、板状リンク138a、138b間の枢支軸150には、連結リンク152の下端部が枢着してある。さらに、連結リンク152の上部には、板状リンク138a、138b中間の上部に配置してある補助リンク136の先端部がピンを介して回動可能に取り付けてある。
【0030】
板状リンク138a、138bの基端部は、ブラケット154を介して旋回ブロック22に回動自在に取り付けてある。また、補助リンク136の基端部もブラケット156を介して旋回ブロック22に枢着してある。この旋回ブロック22には、上下方向にガイド溝158が形成してあり、このガイド溝158に移動ブラケット160が摺動可能に嵌合してある(図9参照)。そして、移動ブラケット160には、第1ガススプリング140のヘッド側を軸方向に移動可能に挿入した案内ブラケット161が枢着してある。また、ガススプリング140のロッド162には、スライダ164が枢着してある。このスライダ164は、板状リンク138a、138b間に架設したビーム166に、上下方向に延在させて設けたレール168に摺動自在に嵌合させてある。従って、第1のガススプリング140は、案内ブラケット161によって軸方向移動可能に支持されるとともに、移動ブラケット160とスライダ164とを介して、旋回ブロック122のガイド溝158とレール168とに案内されて上下方向に平行移動可能となっている。なお、ビーム166は、第1ガススプリング140の出力を主リンク134に伝達するレバーの役割をなしている。
【0031】
案内ブラケット161の枢着部と、ガススプリング140の本体シリンダの先端側を軸方向移動可能に支持している支持リング169とには、レバー長さ変更手段を構成しているリンク170、172の基端側が枢着してある。また、リンク170、172は、同じ長さを有していて、先端側に略三角形をなす揺動板174、176の1つの頂点部が枢着してある。さらに、リンク170、172は、相互に平行となるように配置され、基端側の枢着点を結ぶ線が主リンク138の基端部と先端部との枢着点を結ぶ線と平行している。
【0032】
揺動板174と揺動板176とは、一対ずつ設けてあって図8に示したようにガススプリング140の両側に配置され、それぞれが1つの頂点部において板状リンク138a、138bに回転可能に取り付けてある。そして、揺動板176は、先端側を枢着したリンク172を介して、ガススプリング140が貫通している支持リング196を支持している。また、揺動板174と揺動板176との他の頂点部には、板状の連結杆178が枢着してあって、連結杆178によって相互に連結してあり、後述するように、連結杆178によって板状リンク138a、138bへの枢着点180、182を中心に一体に回動するようになっている。
【0033】
主リンク138の基端側の一対の揺動板174、174間の、連結杆178を枢着した部分には、図示しない連結ロッドが取り付けてあって、この連結ロッドによって一対の揺動板174が相互に連結されている。そして、連結ロッドの長手方向中央部には、雌ねじ部が形成してあって、この雌ねじ部に、旋回ブロック22を横方向に貫通している軸184に設けた雄ねじ部が螺合している。軸184は、基端部側が外周面を球面状に形成された球面軸受186を介して旋回ブロック22に回転自在に支持されているとともに、旋回ブロック22から露出した基端部にノブ188が固定してあって、ノブ188を図9の矢印190のように回転することにより、軸184を回転することができるようになっている。また、ノブ188は、軸184が球面軸受186を介して旋回ブロック22に支持されているため、図9の矢印192に示すように、軸184と一体に任意の方向に傾斜できるようになっている。そして、ノブ188は、軸184、連結杆178、揺動板174、176、リンク170、172などとともにレバー長さ変更機構を構成しており、後述するように、ノブ188を回転することにより、第2のガスシリンダ14が軸線と直交した方向に移動し、レバーとなるビーム166へのガススプリング140の作用点を変化させることができるようにしてある。
【0034】
板状リンク138aの外側には、操作棒32の先端に装着した工具による作業をする際の反力による支持アーム130の変位を防止するブレーキシリンダ(ブレーキ手段)194が設けてある。このブレーキシリンダ194は、シリンダ本体196の両端部にロッド198、200を備えていて、ロッド200が板状リンク138aの基端部を枢着したブラケット154にピン202を介して枢着してある。また、ロッド198は、板状リンク138aに揺動板176を枢着させているピンと、板状リンク138aに固定したブラケット204に設けたピンとの間に渡した円筒軸206を、この軸206の軸線に直交させて貫通させてある。そして、このブレーキシリンダ194は、図9に示したように、先端側となるロッド198側をやや上方に向けた状態で取り付けられていて、通常の支持アーム130を操作するときには油圧が作用しておらず、操作棒32に装着した工具による作業をする際にバルブにより油圧ロックされ、ロッド200による突っ張り力によって支持アーム130をバランス支持された所定の角度に保持できるようにしてある。
【0035】
なお、板状リンク138bを貫通している枢支軸150の先端には、図3において説明した装着部63と同様の装着部63が設けてあって、この装着部63に固定したスライドガイド64先端アーム132に設けた調整機構を構成しているスライダ部62が嵌合させてあって、先端アーム132を長手方向に摺動案内できるようになっている。また、図9に示した符号210は、操作棒32や操作棒32の先端に装着した工具を操作する操作レバーである。
【0036】
このように構成したレバー長さ変更機構においては、ノブ188を矢印190のように回転させると、軸184がノブ188と一体に回転し、軸184の先端部が螺合させてある、一対の揺動板174、174を相互に連結している図示しない連結ロッドが図9の左右方向に移動する。このため、揺動板174は、板状リンク138bへの枢着点180を中心に矢印212のように回動する。そして、揺動板174の回動は、連結杆178を介して揺動板176に伝達され、揺動板176を板状リンク138bへの枢着点182を中心に、矢印214のように揺動板174と一体に回転させる。このため、揺動板174、176に他端側を枢着したリンク170、172が揺動板174、176の回動に伴って回動し、主リンク138の基端側と先端側との枢着点を結ぶ線と、リンク170の案内ブラケット161への枢着点とリンク172の支持リング169への枢着点とを結ぶ線との間隔dが変化し、レバー長さ(ビーム166へのガススプリング140の作用点)を変化させることができる。
【0037】
従って、先端アーム132に作用する荷重が変化したり、先端アーム132をスライドガイド64に沿って前後方向に移動させたとしても、上記の間隔dを変化させることにより、ガススプリング140の出力を変化させることなく、主リンク138に作用する負荷(荷重)に見合ったバランス力を発生させることができる。すなわち、図10に模式的に示したように、主リンク138の先端に荷重Gが作用したときに、ガススプリング140が出力fによって主リンク138をバランス支持する場合、荷重Gによる主リンク138の基端枢着点180における下向きのモーメントMd と、Q点におけるガススプリング140の出力fによる上向きのモーメントMu とが吊り合う必要がある。
【0038】
荷重Gによる枢着点180のおけるモーメントMd は、主リンク138の長さをL、主リンク138の傾きをθとした場合、
【数5】
Md =G・Lcosα
である。また、ガススプリング140の出力fによるQ点におけるモーメントMu は、
【数6】
Mu =d・fcosα
である。
【0039】
従って、釣り合いの条件は、Md =Mu であるから、
【数7】
G・Lcosα=d・fcosα
すなわち、ガススプリング14が出力すべきバランス力fは、
【数8】
f=(L/d)G
となり、荷重Gが変化した場合であっても、間隔dを変えることにより、出力fを変化させずにバランス支持することができる。
【0040】
なお、前記の実施形態においては、バランス力発生手段としてガススプリングを用いた場合について説明したが、バランス力発生手段として油圧シリンダやエアシリンダなどを用いもよい。また、前記実施の形態においては、被支持物が架線工事用の工具を取り付ける操作棒である場合について説明したが、被支持物は工具自体や溶接のトーチ、旗竿などであってもよい。そして、前記実施形態においては、バランス装置を作業車両のバケット12に取り付けた場合について説明したが、これに限定されず、例えば人に装備させてもよい。さらに、前記実施の形態においては、操作棒32に応じた回転モーメントを発生させるために、第2のガススプリング82、84の全体を上下させる場合について説明したが、ロッド側またはヘッド側の位置だけを変えてもよい。また、ブレーキシリンダ194は、図1に示した装置にも適用うることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、支持部に基端部が枢着されることにより上下方向揺動可能に取り付けられ先端部に配電作業用操作棒を傾動可能に取り付ける支持アームを有し、この支持アームと前記支持部とに結合され、支持アームに作用する回転モーメントに応じた反対方向の回転モーメントを前記支持アームに与えてバランス支持するバランス力発生手段を設けるとともに、前記支持アーム先端に配置した前記配電作業用操作棒の取り付け位置を前記支持アームに沿って可変とする調整機構を設けた構成としているため、作業者の被支持物を支持するための労力を非常に小さくすることができ、作業者の負担が大幅に軽減され、被支持物に取り付けた工具等の操作を容易、的確に行うことができ、作業能率を大幅に向上することができるとともに、特に、操作棒の支持基点位置が移動不能な範囲が極めて少なく、的確に任意の位置に操作棒先端を移動させて架線ケーブルの配電作業に従事させることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るバランス支持装置の説明図である。
【図2】実施の形態に係る第1バランス力発生手段の取り付け状態の説明図である
【図3】実施の形態に係る第2バランス力発生手段の取り付け状態の詳細を示す断面図である。
【図4】実施の形態に係る第2バランス力発生手段の取り付け状態を示す側面図である。
【図5】図4のA−A線に沿う断面図である。
【図6】実施の形態に係る第2バランス力発生手段の作用の説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態の説明図である。
【図8】実施の形態に係るレバー長さ変更機構を示す平面図である。
【図9】実施の形態に係るレバー長さ変更機構を示す側面図である。
【図10】実施の形態に係るレバー長さ変更機構の作用を説明する模式図である。
【符号の説明】
10 バランス支持装置
14 フック部
16 昇降レール
18 昇降ブロック
22 支持部(旋回ブロック)
26 支持アーム
27、52、54、56 姿勢保持機構(軸、支持軸、歯車、歯付きベルト)
30 揺動支持部
32 被支持物(操作棒)
34、140 第1バランス力発生手段(第1のガススプリング)
62、64 調整機構(スライダ、スライドガイド)
76、108 取付けリング
82、84 第2バランス力発生手段(第2のガススプリング)
100 揺動円筒体
134 姿勢保持機構(リンクアーム)
136 補助リンク
138 主リンク
170、172、174、176、178、184、188 レバー長さ変更手段(リンク、揺動板、連結杆、軸、ノブ)
194 ブレーキ手段(ブレーキシリンダ)
Claims (3)
- 支持部に基端部が枢着されることにより上下方向揺動可能に取り付けられ先端部に配電作業用操作棒を傾動可能に取り付ける支持アームを有し、この支持アームと前記支持部とに結合され、支持アームに作用する回転モーメントに応じた反対方向の回転モーメントを前記支持アームに与えてバランス支持するバランス力発生手段を設けるとともに、前記支持アーム先端に配置した前記配電作業用操作棒の取り付け位置を前記支持アームに沿って可変とする調整機構を設けたことを特徴とする配電作業用操作棒のバランス支持装置。
- 前記支持アームの基端部は旋回ブロックを介して支持部に取り付けられ、支持アームの旋回動作を可能としてなることを特徴とする請求項1に記載の配電作業用操作棒のバランス支持装置。
- 前記支持アームの先端に設けられて前記操作棒を取り付ける揺動支持部はスライド機構により支持アームに連結され、支持アーム枢着部と揺動支持部との距離を可変としたことを特徴とする請求項1に記載の配電作業用操作棒のバランス支持装置。
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- 1997-06-16 JP JP17641097A patent/JP3559685B2/ja not_active Expired - Fee Related
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