JP3559536B2 - 家屋の改築工法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば家屋の建て増しされる増築部分への出入り口を既築の壁パネルに容易に形成でき施工性を向上しうる家屋の改築工法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、図11(A)、(B)に示すように、例えば90cmである基準モジュールの3ないし5倍程度幅を有する大型の壁パネルP…を連結金具を用いて結合し家屋の壁体Wを形成するパネル工法の家屋が多用されている。また近年では、このようなパネル工法の家屋についても増築、改築を行う方法が種々提案されている。
【0003】
例えば、このパネル工法の家屋aに平屋の増築部分bを付設する場合、増築部分bに面する既築の壁パネルP1(以下、「増築部分bに面する既築の壁パネルP1」を、単に「壁パネルP1」と呼ぶことがある。)を取り外し、図 (B)に示すように、開口部O付きの新たな壁パネルP2を固定することが行われている(例えば特公平6−96916号公報)。
【0004】
しかしながら、このような方法では、前記既築の壁パネルP1を有効に利用できないため、材料の無駄を生じかつ改築コストを増大させる。また既築の壁パネルP1の取り外し、新たな壁パネルdの取付といった作業が必要となるため、工事が大がかりとなり、ややもすると施工時間を大とするなど施工性にも劣る。
【0005】
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、家屋の既築の壁パネルに、その縦枠材間に開口部を形成する開口部形成工程と、アンカーボルトを有した新設の基礎を前記既築の壁パネルが支持される既築の基礎の外側に付設する基礎新設工程と、前記開口部の両側の縦枠材と前記アンカーボルトとを固定金具で連結する固定工程とを含むことを基本として、既築の壁パネルを取り外すことなく有効に再利用でき、改築コストを低減するとともに、施工性を向上しうる家屋の改築工法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、家屋の既築の壁パネルに、その縦枠材間に開口部を形成する開口部形成工程と、アンカーボルトを有した新設の基礎を前記既築の壁パネルが支持される既築の基礎の外側に付設する基礎新設工程と、前記開口部の両側の縦枠材と前記アンカーボルトとを固定金具で連結する固定工程とを含むことを特徴とする家屋の改築工法である。
【0007】
また請求項2記載の発明は、前記開口部形成工程は、前記縦枠材間の面材をその下端から切り欠くことにより床面からのびる開口部を形成することを特徴とする請求項1記載の家屋の改築工法である。
【0008】
また請求項3記載の発明は、前記固定金具は、新設の基礎の上面に固定される基部と、この基部から立ち上がり前記既築の壁パネルの壁面と平行な前記縦枠材の取付面にボルト固着される第1の立片とを一体に具えることを特徴とする請求項1又は2記載の家屋の改築工法である。
【0009】
また請求項4記載の発明は、前記固定金具は、新設の基礎の上面に固定される基部と、この基部から立ち上がるとともに前記縦枠材の前記開口部側を向く内面にボルト固着される第2の立片とを一体に具えることを特徴とする請求項1又は2記載の家屋の改築工法である。
【0010】
また請求項5記載の発明は、前記開口部は、家屋の既築部分と増築部分との出入り口をなすことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の家屋の改築工法である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
本実施形態では、図11(A)に示したように、パネル工法の家屋aに例えば平屋の増築部分bを付設するに際して、階下かつ既築の壁パネルP1に既築部分と増築部分との出入り口をなす開口部Oを形成する場合を例に取り説明する。
【0012】
図1は、改築前の家屋の前記既築の壁パネルP1の部分斜視図、図2は壁パネルP1の分解斜視図をそれぞれ示す。既築の壁パネルP1は、その下端部が既築の基礎B1に連結金具L1、L1を介して支持されるとともに、上端部が階上の壁パネルDなどに図示しない連結金具を用いて固着される。
【0013】
また既築の壁パネルP1は、図2のように、矩形の枠組み4と、この枠組4の内外に添設された内の面材5、外の面材6とからなる例えば4モジュールの大型の耐力壁パネルPとして構成される。前記枠組4は、上下にのびる縦枠材2と、この縦枠材2の上下端を継ぐ上の横枠材3a、下の横枠材3bとを固着して構成される。また縦枠材2は、枠組4の両外側に配された一対の側の縦枠材2a、2aと、これらの間に配された中の縦枠材2b…とを含む。前記縦枠材2、横枠材3は、いずれもウエブ2Aの両端部にフランジ2Bを設けた断面コ字状の溝型鋼からなり、側の縦枠材2a、上下の横枠材3a、3bは、それぞれ溝部を内側に向けて矩形に固着される。なお枠組4の内部には、図示しない発泡樹脂等の断熱材などが充填されることがある。
【0014】
また前記内の面材5は、例えば内装仕上げを施した板状の内装材からなり、かつ外の面材6は、外装仕上げを施した外装材からなる。そして、これらの各面材5、6は、ビスによって前記枠組4に固着される。また前記連結金具L1は、基礎B1から上向きにのびるアンカーボルト(図示省略)にナットを用いて固着されている。
【0015】
本発明の改築工法では、図3に示すように、先ず既築の壁パネルP1に、その隣り合う一対の縦枠材2、2間に開口部Oを形成する開口部形成工程を行う。本例の開口部形成工程は、内の面材5については、これを取り外すことなく前記縦枠材2、2間の巾で切り欠くことにより行っている。他方、外の面材6(図1に示す)は、本例では枠組み4から取り外し、内装仕上げが施されかつ前記内の面材5と同形状の開口を設けた別の面材7に貼り替えすることにより行っている。これにより、既築の壁パネルP1に、開口部Oが形成される。
【0016】
外の面材6は、外装仕上げとなっているため、そのまま用いたのでは増築部分bを居室として用いる際の間仕切りとしては見映えを損ねるため、本例では貼り替えしている。ただし、増築部分が例えば物置、車庫などであって見映えを特に気にしないとき、外装材からなる外の面材5を内の面材5と同様に縦枠材2、2間を切り欠くことにより用いることも勿論可能である。開口部Oは、本実施形態では、既築部分と増築部分との出入り口として用いられるため、面材5の下端からのびるとともに高さ1800mm程度、幅90mm程度として形成される。ただし、開口部Oの用途に応じて種々の形状になしうるのは言うまでもない。
【0017】
次に本発明では、図3、図4に示す如く、アンカーボルト9を有した新設の基礎B2を前記既築の壁パネルP1が支持される既築の基礎B1の外側に付設する基礎新設工程を行う。新設の基礎B2は、図4に示す如く、先ず既築の基礎B1の外面に、孔部を穿設してボルト11をモルタル等の接着剤とともに充填し固着させる。そして、このボルト11に、上部にアンカーボルト9を突設したアンカープレート10をナット12a、12bを用いて固着する。前記アンカープレート10には、配筋固定片14、14が突設されており、この配筋固定片14を用いて新設の基礎B2用の背筋15、16を結合した後、型枠を組みコンクリート等の流し込みにより新設の基礎B2が付設される。これにより、新設の基礎B2は、既築の基礎B1と一体化させることができる。アンカーボルト9は、前記開口部Oの両側に上向きに形成されている。
【0018】
なお本実施形態では、新設の基礎B2として、前記壁パネルP1と平行にのび既築の基礎B1のフーチング部上に位置する改築用の基礎部分B2aと、この改築用の基礎部分B2aから本例では直角にのびる増築用の基礎部分B2bとが形成されたものを示す。また本例では、開口部形成工程を行った後、この基礎新設工程を行うものを例示しているが、開口部形成工程に先立って基礎新設工程を行うことも勿論可能であり、その順序は特に限定されない。
【0019】
次に本発明では、図5に示すように、前記壁パネルP1の開口部Oの両側の縦枠材2(即ち本例では中の縦枠材2b、2b)と前記新設の基礎B2から立ち上がるアンカーボルト9とを固定金具Kで連結する固定工程を行う。固定金具Kは、例えば図6に拡大して示すように、新設の基礎B2の上面に、前記アンカーボルト9とナット20とを用いて固定される水平な板状の基部17と、この基部17から立ち上がり前記既築の壁パネルP1の壁面と平行な前記縦枠材2の取付面(本例ではフランジ2Bの外面)にボルト21で固着される第1の立片19とを一体に具えて構成される。
【0020】
なお前記縦枠材2のボルト21が取付けられるフランジ2Bには、例えば外の面材6を取り外した際に、ボルト21が挿入可能な孔部を形成しかつその裏面にナット金具を溶着しても良いし、また新たな面材7の取付に先立ち、固定金具Kと縦枠材2とをボルト21、ナット(図示省略)を用いて固着することもできる。なお面材7はこの固定金具Kの部分を切り欠いた切欠部7aを有している。しかる後、本例では増築部分の壁パネルP3などを増築用の基礎部分B2bに固定して増築部分を施工する。
【0021】
なお前記固定金具Kとしては、図7に示すように、新設の基礎B2の上面に固定される基部17と、この基部17から立ち上がるとともに前記縦枠材2の前記開口部O側を向く内面2i(即ちウエブ2A)に固着される第2の立片22とを一体に具えるものでも良い。この固定金具Kは、図6に示したものと併用することもできる。
【0022】
壁パネルP1に上述のような開口部Oを形成すると、面材5、7の面積が減少する。このような面材の面積の減少は、面材の耐せん断変形能力の低下を招き、ひいては壁パネルの水平力に対する耐力を低下させる。しかしながら、本発明のように、開口部Oの両側をなす縦枠材2と基礎B2とを固定金具Kで固定することによって、壁パネルP1は、その下端部を連結金具L1、L1のみならず、固定金具K、Kを加えた4カ所で基礎B1、B2上に固定される。これにより開口部Oを設けた壁パネルP1においても、水平力に対する耐せん断変形能力を高め耐力の低下を防止できる。なお壁パネルP1は、上下力に対しては主に枠組4によって荷担されるため、枠組への改造を不要とする本発明ではこの方向での強度低下は実質的には生じ得ない。
【0023】
また、本発明の改築工法では、従来のように壁パネルP1を取り替えるのではなく、既築の壁パネルP1を利用しうる結果、低コストで改築を行うことを可能とする。さらに本発明の工法では、既築の壁パネルP1を基礎B1から取り外す必要が無いため、施工性を向上できかつ施工時間の短縮化に役立つ。
【0024】
図8〜10には、本発明の他の実施形態を示している。
図8(A)では、4ピッチモジュールの壁パネルP1において、側の縦枠材2aと中の縦枠材2bとの間の面材を切り欠いて開口部Oを形成したものを示す。このものでは、側の縦枠材2a側が連結金具L1で基礎B1に固定されているため、一つの固定金具Kを中の縦枠材2bと新設の基礎B2とに連結することで良い。
【0025】
また図8(B)に示すものでは、4ピッチモジュールの壁パネルP1において、側の縦枠材2aと中の縦枠材2bとの間の面材を2カ所切り欠いて離間する2つの開口部O、Oを形成したものを示す。このものでも、側の縦枠材2a、2aは連結金具L1で基礎B1に固定されているため、固定金具Kを中の縦枠材2bと新設の基礎B2とに夫々連結する。なお図8(C)に示すものでは、中の縦枠材2b、2b間に一つの開口部Oを、また、側の縦枠材2aと中の縦枠材2bとの間に一つの開口部Oを形成した例を示す。
【0026】
さらに図9(A)には、窓開口枠Nを有する4ピッチモジュールの壁パネルP1を示す。この窓開口枠Nは、中の枠材2b、2b間に水平な中の横枠材3c、3dを配して区画される。このような壁パネルP1では、例えば図9(B)に示すように、窓開口枠Nの下部の面材を切り欠くとともに、中の横枠材3dを除去することにより、中の縦枠材2b、2b間に2ピッチ幅の開口部Oを形成しうる。また固定金具Kが、中の縦枠材2bに固定される。
【0027】
さらに図10(A)には、窓開口枠Nを有する3ピッチモジュールの壁パネルP1を示す。この窓開口枠Nは、側の縦枠材2aと、中の枠材2bとの間に水平な中の横枠材3c、3dを配して区画される。このような壁パネルP1でも、4ピッチモジュールの壁パネルP1と同様、図10(B)に示すように、窓開口枠Nの下部の面材を切り欠くとともに、中の横枠材3dを除去することにより、中の縦枠材2b、2b間に2ピッチ幅の開口部Oを形成しうる。
【0028】
また、上記実施形態では、本発明の改築工法を、既築の壁パネルP1に家屋の既築部分と増築部分との出入り口をなす開口部Oを形成するとして説明したが、例えば増築等をすることなく、家屋の既築の壁パネルP1に玄関、勝手口、その他の出入り口等を形成する場合にも当然に適用できる。この場合、既築の壁パネルP1は、縦枠材2、2間の内外の面材5、6を取り外すことなく切り欠くことによって開口部Oを形成し、両面材5、6をそのまま用いることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、家屋の既築の壁パネルに、その縦枠材間に開口部を形成する開口部形成工程と、アンカーボルトを植設した新設の基礎を前記既築の壁パネルが支持される既築の基礎に沿って付設する基礎新設工程と、前記開口部の両側の縦枠材と前記アンカーボルトとを固定金具で連結する固定工程とを含むことにより、既築の壁パネルを取り外すことなく有効に再利用し、改築コストを低減するとともに施工性を向上できる。
【0030】
また請求項2記載の発明のように、前記開口部形成工程は、前記面材をその下端から切り欠くことにより床面からのびる前記開口部を形成するときには、この開口部を玄関口や増築部分との出入り口として用いることができ、汎用性を高めうる。
【0031】
また請求項3記載の発明のように、前記固定金具は、新設の基礎の上面に固定される基部と、この基部から立ち上がり前記既築の壁パネルの壁面と平行な前記縦枠材の取付面にボルト固着される第1の立片とを一体に具えるときには、基部と第1の立片とを新設の基礎、縦枠材にそれぞれ固着することで取付を容易とし作業性を大幅に向上できる。また壁パネルに作用する水平力を、このボルトのせん断力によって負担しうる。
【0032】
また請求項4記載の発明のように、前記固定金具は、新設の基礎の上面に固定される基部と、この基部から立ち上がりるとともに前記縦枠材の前記開口部側を向く内面にボルト固着される第2の立片とを一体に具えるときには、この基部と第2の立片とを新設の基礎、縦枠材にそれぞれボルト固着することで取付を容易とし作業性を大幅に向上できる。
【0033】
また請求項5記載の発明のように、前記既築の壁パネルは、家屋の既築部分と増築部分との出入り口をなすときには、増築に際してのコストを低減するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す家屋の既築の壁パネルの部分斜視図である。
【図2】壁パネルの分解斜視図である。
【図3】開口部形成工程、基礎新設工程を説明する既築の壁パネルの部分斜視図である。
【図4】図3の縦断面図である。
【図5】施工後の既築の壁パネルを示す斜視図である。
【図6】固定金具の一例を示す斜視図である。
【図7】固定金具の他の例を示す斜視図である。
【図8】(A)〜(C)は、開口部の他の例を示す壁パネルの正面図である。
【図9】(A)、(B)は、開口部の他の例を示す壁パネルの正面図である。
【図10】(A)、(B)は、開口部の他の例を示す壁パネルの正面図である。
【図11】(A)、(B)は、家屋の増築を例示する略図である。
【符号の説明】
2 縦枠材
2a 側の縦枠材
2B 中の縦枠材
3 横枠材
4 枠組
5 内の面材
6 外の面材
7 新たな面材
9 アンカーボルト
B1 既築の基礎
B2 新設の基礎
K 固定金具
P 壁パネル
P1 増築部に面する既築の壁パネル
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば家屋の建て増しされる増築部分への出入り口を既築の壁パネルに容易に形成でき施工性を向上しうる家屋の改築工法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、図11(A)、(B)に示すように、例えば90cmである基準モジュールの3ないし5倍程度幅を有する大型の壁パネルP…を連結金具を用いて結合し家屋の壁体Wを形成するパネル工法の家屋が多用されている。また近年では、このようなパネル工法の家屋についても増築、改築を行う方法が種々提案されている。
【0003】
例えば、このパネル工法の家屋aに平屋の増築部分bを付設する場合、増築部分bに面する既築の壁パネルP1(以下、「増築部分bに面する既築の壁パネルP1」を、単に「壁パネルP1」と呼ぶことがある。)を取り外し、図 (B)に示すように、開口部O付きの新たな壁パネルP2を固定することが行われている(例えば特公平6−96916号公報)。
【0004】
しかしながら、このような方法では、前記既築の壁パネルP1を有効に利用できないため、材料の無駄を生じかつ改築コストを増大させる。また既築の壁パネルP1の取り外し、新たな壁パネルdの取付といった作業が必要となるため、工事が大がかりとなり、ややもすると施工時間を大とするなど施工性にも劣る。
【0005】
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、家屋の既築の壁パネルに、その縦枠材間に開口部を形成する開口部形成工程と、アンカーボルトを有した新設の基礎を前記既築の壁パネルが支持される既築の基礎の外側に付設する基礎新設工程と、前記開口部の両側の縦枠材と前記アンカーボルトとを固定金具で連結する固定工程とを含むことを基本として、既築の壁パネルを取り外すことなく有効に再利用でき、改築コストを低減するとともに、施工性を向上しうる家屋の改築工法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、家屋の既築の壁パネルに、その縦枠材間に開口部を形成する開口部形成工程と、アンカーボルトを有した新設の基礎を前記既築の壁パネルが支持される既築の基礎の外側に付設する基礎新設工程と、前記開口部の両側の縦枠材と前記アンカーボルトとを固定金具で連結する固定工程とを含むことを特徴とする家屋の改築工法である。
【0007】
また請求項2記載の発明は、前記開口部形成工程は、前記縦枠材間の面材をその下端から切り欠くことにより床面からのびる開口部を形成することを特徴とする請求項1記載の家屋の改築工法である。
【0008】
また請求項3記載の発明は、前記固定金具は、新設の基礎の上面に固定される基部と、この基部から立ち上がり前記既築の壁パネルの壁面と平行な前記縦枠材の取付面にボルト固着される第1の立片とを一体に具えることを特徴とする請求項1又は2記載の家屋の改築工法である。
【0009】
また請求項4記載の発明は、前記固定金具は、新設の基礎の上面に固定される基部と、この基部から立ち上がるとともに前記縦枠材の前記開口部側を向く内面にボルト固着される第2の立片とを一体に具えることを特徴とする請求項1又は2記載の家屋の改築工法である。
【0010】
また請求項5記載の発明は、前記開口部は、家屋の既築部分と増築部分との出入り口をなすことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の家屋の改築工法である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
本実施形態では、図11(A)に示したように、パネル工法の家屋aに例えば平屋の増築部分bを付設するに際して、階下かつ既築の壁パネルP1に既築部分と増築部分との出入り口をなす開口部Oを形成する場合を例に取り説明する。
【0012】
図1は、改築前の家屋の前記既築の壁パネルP1の部分斜視図、図2は壁パネルP1の分解斜視図をそれぞれ示す。既築の壁パネルP1は、その下端部が既築の基礎B1に連結金具L1、L1を介して支持されるとともに、上端部が階上の壁パネルDなどに図示しない連結金具を用いて固着される。
【0013】
また既築の壁パネルP1は、図2のように、矩形の枠組み4と、この枠組4の内外に添設された内の面材5、外の面材6とからなる例えば4モジュールの大型の耐力壁パネルPとして構成される。前記枠組4は、上下にのびる縦枠材2と、この縦枠材2の上下端を継ぐ上の横枠材3a、下の横枠材3bとを固着して構成される。また縦枠材2は、枠組4の両外側に配された一対の側の縦枠材2a、2aと、これらの間に配された中の縦枠材2b…とを含む。前記縦枠材2、横枠材3は、いずれもウエブ2Aの両端部にフランジ2Bを設けた断面コ字状の溝型鋼からなり、側の縦枠材2a、上下の横枠材3a、3bは、それぞれ溝部を内側に向けて矩形に固着される。なお枠組4の内部には、図示しない発泡樹脂等の断熱材などが充填されることがある。
【0014】
また前記内の面材5は、例えば内装仕上げを施した板状の内装材からなり、かつ外の面材6は、外装仕上げを施した外装材からなる。そして、これらの各面材5、6は、ビスによって前記枠組4に固着される。また前記連結金具L1は、基礎B1から上向きにのびるアンカーボルト(図示省略)にナットを用いて固着されている。
【0015】
本発明の改築工法では、図3に示すように、先ず既築の壁パネルP1に、その隣り合う一対の縦枠材2、2間に開口部Oを形成する開口部形成工程を行う。本例の開口部形成工程は、内の面材5については、これを取り外すことなく前記縦枠材2、2間の巾で切り欠くことにより行っている。他方、外の面材6(図1に示す)は、本例では枠組み4から取り外し、内装仕上げが施されかつ前記内の面材5と同形状の開口を設けた別の面材7に貼り替えすることにより行っている。これにより、既築の壁パネルP1に、開口部Oが形成される。
【0016】
外の面材6は、外装仕上げとなっているため、そのまま用いたのでは増築部分bを居室として用いる際の間仕切りとしては見映えを損ねるため、本例では貼り替えしている。ただし、増築部分が例えば物置、車庫などであって見映えを特に気にしないとき、外装材からなる外の面材5を内の面材5と同様に縦枠材2、2間を切り欠くことにより用いることも勿論可能である。開口部Oは、本実施形態では、既築部分と増築部分との出入り口として用いられるため、面材5の下端からのびるとともに高さ1800mm程度、幅90mm程度として形成される。ただし、開口部Oの用途に応じて種々の形状になしうるのは言うまでもない。
【0017】
次に本発明では、図3、図4に示す如く、アンカーボルト9を有した新設の基礎B2を前記既築の壁パネルP1が支持される既築の基礎B1の外側に付設する基礎新設工程を行う。新設の基礎B2は、図4に示す如く、先ず既築の基礎B1の外面に、孔部を穿設してボルト11をモルタル等の接着剤とともに充填し固着させる。そして、このボルト11に、上部にアンカーボルト9を突設したアンカープレート10をナット12a、12bを用いて固着する。前記アンカープレート10には、配筋固定片14、14が突設されており、この配筋固定片14を用いて新設の基礎B2用の背筋15、16を結合した後、型枠を組みコンクリート等の流し込みにより新設の基礎B2が付設される。これにより、新設の基礎B2は、既築の基礎B1と一体化させることができる。アンカーボルト9は、前記開口部Oの両側に上向きに形成されている。
【0018】
なお本実施形態では、新設の基礎B2として、前記壁パネルP1と平行にのび既築の基礎B1のフーチング部上に位置する改築用の基礎部分B2aと、この改築用の基礎部分B2aから本例では直角にのびる増築用の基礎部分B2bとが形成されたものを示す。また本例では、開口部形成工程を行った後、この基礎新設工程を行うものを例示しているが、開口部形成工程に先立って基礎新設工程を行うことも勿論可能であり、その順序は特に限定されない。
【0019】
次に本発明では、図5に示すように、前記壁パネルP1の開口部Oの両側の縦枠材2(即ち本例では中の縦枠材2b、2b)と前記新設の基礎B2から立ち上がるアンカーボルト9とを固定金具Kで連結する固定工程を行う。固定金具Kは、例えば図6に拡大して示すように、新設の基礎B2の上面に、前記アンカーボルト9とナット20とを用いて固定される水平な板状の基部17と、この基部17から立ち上がり前記既築の壁パネルP1の壁面と平行な前記縦枠材2の取付面(本例ではフランジ2Bの外面)にボルト21で固着される第1の立片19とを一体に具えて構成される。
【0020】
なお前記縦枠材2のボルト21が取付けられるフランジ2Bには、例えば外の面材6を取り外した際に、ボルト21が挿入可能な孔部を形成しかつその裏面にナット金具を溶着しても良いし、また新たな面材7の取付に先立ち、固定金具Kと縦枠材2とをボルト21、ナット(図示省略)を用いて固着することもできる。なお面材7はこの固定金具Kの部分を切り欠いた切欠部7aを有している。しかる後、本例では増築部分の壁パネルP3などを増築用の基礎部分B2bに固定して増築部分を施工する。
【0021】
なお前記固定金具Kとしては、図7に示すように、新設の基礎B2の上面に固定される基部17と、この基部17から立ち上がるとともに前記縦枠材2の前記開口部O側を向く内面2i(即ちウエブ2A)に固着される第2の立片22とを一体に具えるものでも良い。この固定金具Kは、図6に示したものと併用することもできる。
【0022】
壁パネルP1に上述のような開口部Oを形成すると、面材5、7の面積が減少する。このような面材の面積の減少は、面材の耐せん断変形能力の低下を招き、ひいては壁パネルの水平力に対する耐力を低下させる。しかしながら、本発明のように、開口部Oの両側をなす縦枠材2と基礎B2とを固定金具Kで固定することによって、壁パネルP1は、その下端部を連結金具L1、L1のみならず、固定金具K、Kを加えた4カ所で基礎B1、B2上に固定される。これにより開口部Oを設けた壁パネルP1においても、水平力に対する耐せん断変形能力を高め耐力の低下を防止できる。なお壁パネルP1は、上下力に対しては主に枠組4によって荷担されるため、枠組への改造を不要とする本発明ではこの方向での強度低下は実質的には生じ得ない。
【0023】
また、本発明の改築工法では、従来のように壁パネルP1を取り替えるのではなく、既築の壁パネルP1を利用しうる結果、低コストで改築を行うことを可能とする。さらに本発明の工法では、既築の壁パネルP1を基礎B1から取り外す必要が無いため、施工性を向上できかつ施工時間の短縮化に役立つ。
【0024】
図8〜10には、本発明の他の実施形態を示している。
図8(A)では、4ピッチモジュールの壁パネルP1において、側の縦枠材2aと中の縦枠材2bとの間の面材を切り欠いて開口部Oを形成したものを示す。このものでは、側の縦枠材2a側が連結金具L1で基礎B1に固定されているため、一つの固定金具Kを中の縦枠材2bと新設の基礎B2とに連結することで良い。
【0025】
また図8(B)に示すものでは、4ピッチモジュールの壁パネルP1において、側の縦枠材2aと中の縦枠材2bとの間の面材を2カ所切り欠いて離間する2つの開口部O、Oを形成したものを示す。このものでも、側の縦枠材2a、2aは連結金具L1で基礎B1に固定されているため、固定金具Kを中の縦枠材2bと新設の基礎B2とに夫々連結する。なお図8(C)に示すものでは、中の縦枠材2b、2b間に一つの開口部Oを、また、側の縦枠材2aと中の縦枠材2bとの間に一つの開口部Oを形成した例を示す。
【0026】
さらに図9(A)には、窓開口枠Nを有する4ピッチモジュールの壁パネルP1を示す。この窓開口枠Nは、中の枠材2b、2b間に水平な中の横枠材3c、3dを配して区画される。このような壁パネルP1では、例えば図9(B)に示すように、窓開口枠Nの下部の面材を切り欠くとともに、中の横枠材3dを除去することにより、中の縦枠材2b、2b間に2ピッチ幅の開口部Oを形成しうる。また固定金具Kが、中の縦枠材2bに固定される。
【0027】
さらに図10(A)には、窓開口枠Nを有する3ピッチモジュールの壁パネルP1を示す。この窓開口枠Nは、側の縦枠材2aと、中の枠材2bとの間に水平な中の横枠材3c、3dを配して区画される。このような壁パネルP1でも、4ピッチモジュールの壁パネルP1と同様、図10(B)に示すように、窓開口枠Nの下部の面材を切り欠くとともに、中の横枠材3dを除去することにより、中の縦枠材2b、2b間に2ピッチ幅の開口部Oを形成しうる。
【0028】
また、上記実施形態では、本発明の改築工法を、既築の壁パネルP1に家屋の既築部分と増築部分との出入り口をなす開口部Oを形成するとして説明したが、例えば増築等をすることなく、家屋の既築の壁パネルP1に玄関、勝手口、その他の出入り口等を形成する場合にも当然に適用できる。この場合、既築の壁パネルP1は、縦枠材2、2間の内外の面材5、6を取り外すことなく切り欠くことによって開口部Oを形成し、両面材5、6をそのまま用いることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、家屋の既築の壁パネルに、その縦枠材間に開口部を形成する開口部形成工程と、アンカーボルトを植設した新設の基礎を前記既築の壁パネルが支持される既築の基礎に沿って付設する基礎新設工程と、前記開口部の両側の縦枠材と前記アンカーボルトとを固定金具で連結する固定工程とを含むことにより、既築の壁パネルを取り外すことなく有効に再利用し、改築コストを低減するとともに施工性を向上できる。
【0030】
また請求項2記載の発明のように、前記開口部形成工程は、前記面材をその下端から切り欠くことにより床面からのびる前記開口部を形成するときには、この開口部を玄関口や増築部分との出入り口として用いることができ、汎用性を高めうる。
【0031】
また請求項3記載の発明のように、前記固定金具は、新設の基礎の上面に固定される基部と、この基部から立ち上がり前記既築の壁パネルの壁面と平行な前記縦枠材の取付面にボルト固着される第1の立片とを一体に具えるときには、基部と第1の立片とを新設の基礎、縦枠材にそれぞれ固着することで取付を容易とし作業性を大幅に向上できる。また壁パネルに作用する水平力を、このボルトのせん断力によって負担しうる。
【0032】
また請求項4記載の発明のように、前記固定金具は、新設の基礎の上面に固定される基部と、この基部から立ち上がりるとともに前記縦枠材の前記開口部側を向く内面にボルト固着される第2の立片とを一体に具えるときには、この基部と第2の立片とを新設の基礎、縦枠材にそれぞれボルト固着することで取付を容易とし作業性を大幅に向上できる。
【0033】
また請求項5記載の発明のように、前記既築の壁パネルは、家屋の既築部分と増築部分との出入り口をなすときには、増築に際してのコストを低減するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す家屋の既築の壁パネルの部分斜視図である。
【図2】壁パネルの分解斜視図である。
【図3】開口部形成工程、基礎新設工程を説明する既築の壁パネルの部分斜視図である。
【図4】図3の縦断面図である。
【図5】施工後の既築の壁パネルを示す斜視図である。
【図6】固定金具の一例を示す斜視図である。
【図7】固定金具の他の例を示す斜視図である。
【図8】(A)〜(C)は、開口部の他の例を示す壁パネルの正面図である。
【図9】(A)、(B)は、開口部の他の例を示す壁パネルの正面図である。
【図10】(A)、(B)は、開口部の他の例を示す壁パネルの正面図である。
【図11】(A)、(B)は、家屋の増築を例示する略図である。
【符号の説明】
2 縦枠材
2a 側の縦枠材
2B 中の縦枠材
3 横枠材
4 枠組
5 内の面材
6 外の面材
7 新たな面材
9 アンカーボルト
B1 既築の基礎
B2 新設の基礎
K 固定金具
P 壁パネル
P1 増築部に面する既築の壁パネル
Claims (5)
- 家屋の既築の壁パネルに、その縦枠材間に開口部を形成する開口部形成工程と、
アンカーボルトを有した新設の基礎を前記既築の壁パネルが支持される既築の基礎の外側に付設する基礎新設工程と、
前記開口部の両側の縦枠材と前記アンカーボルトとを固定金具で連結する固定工程とを含むことを特徴とする家屋の改築工法。 - 前記開口部形成工程は、前記縦枠材間の面材をその下端から切り欠くことにより床面からのびる開口部を形成することを特徴とする請求項1記載の家屋の改築工法。
- 前記固定金具は、新設の基礎の上面に固定される基部と、この基部から立ち上がり前記既築の壁パネルの壁面と平行な前記縦枠材の取付面にボルト固着される第1の立片とを一体に具えることを特徴とする請求項1又は2記載の家屋の改築工法。
- 前記固定金具は、新設の基礎の上面に固定される基部と、この基部から立ち上がるとともに前記縦枠材の前記開口部側を向く内面にボルト固着される第2の立片とを一体に具えることを特徴とする請求項1又は2記載の家屋の改築工法。
- 前記開口部は、家屋の既築部分と増築部分との出入り口をなすことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の家屋の改築工法。
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