JP3558275B2 - コンバインにおける穀粒貯留装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、収穫機、例えばコンバインにおける穀粒貯装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】
下方に走行装置を有する車体の左右一側上方位置に脱穀装置を設け、車体の左右他側上方位置にグレンタンクを設けたコンバインにおいて、前記グレンタンクを外開き回動自在に取付けるための回動支点は、前記グレンタンクの後部側の外側部分を垂直軸支手段に構成する一方、グレンタンクの前板には機体に対して該グレンタンクを固定するロック手段を設けると共にグレンタンクの底部近くには該固定を解除する操作レバ−を位置させた構成が、実開平2−93936号公報、実開昭60−36046号公報などにおいて部分的に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記公知の手段は、グレンタンクの外開きのために軸支持部を後部に構成する一方で、グレンタンクの前板よりも前方に位置してロック装置を設けてなるから、外開きの際このロック装置が前方のエンジンルーム等の構成部材に干渉してしまうため、グレンタンク前壁を後方に控え、即ちグレンタンク容量を若干控えめに構成せざるを得ない欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の欠点を解消するものであって、つぎのような技術的手段を講じた。
【0005】
すなわち、下方に走行装置を設けた機体フレームの左右一側上方位置に設けた脱穀装置2と、この機体フレーム1の左右他側上方位置でかつ機体フレーム1の前部に設けたエンジンルーム4の後方に設けるグレンタンク3と、このグレンタンク3の後方にはグレンタンク3内の穀粒を排出する排出揚穀装置47を設け、前記グレンタンクを外開き回動自在に取り付けるためのグレンタンク3の後部側の外側部分に設けた縦軸支手段とを設け、グレンタンク3を固定可能で適宜操作レバーの操作によって該固定を解除するロック装置35を、上記脱穀装置2と該グレンタンク3との間であってグレンタンク3の前板20よりも後方側に位置させて設けるに、上記脱穀装置2とグレンタンクとの間にフレーム37をその長手方向が前後方向に沿うように設け、該フレーム37に上記ロック装置35の係合フック36を係脱可能に設け、前記フレーム37は後方に延長して前記排出揚穀装置47に連結して構成すると共に、フレーム37の後部は排出揚穀装置47を介して後部縦フレーム62の一側を連結して構成し、該後部縦フレーム62の他側は機体フレーム1に連結して構成し、グレンタンクの前板20においてこの係合フック36を作動する操作レバー40の回動中心部をグレンタンク3の傾斜部より上方に位置するとともに回動方向側に偏倚して設け、さらに、前記操作レバー40はグレンタンクの前板20のシルエット内に収まる位置に配置して設ける構成とし、グレンタンク3の前部外側下面には係合片41を設け、前記機体フレ−ム1には前記係合片41が挿入係合する係合板42を固定して設け、係合板41は前記機体フレ−ム1の上面との間に隙間48を有して設けられ、隙間48の奥側には突当面49を形成し、係合片41は、グレンタンク3を格納させると、前記係合板42と機体フレ−ム1との間の隙間48に挿入され、突当面49に当接して、グレンタンク3の回動を停止させる構成とし、グレンタンク3の前板20の下部に支持部材70を設け、該支持部材70に上下動自在であって係合片41と係合板42とが係合した状態で前記機体フレ−ム1に係合可能な固定係合用ピン43を設け、該固定係合用ピン43の上部は前記支持部材70より上方に突出屈曲させて操作レバ−68を形成し、該固定係合用ピン43と操作レバー68とでグレンタンク3をロック解除可能に構成し、グレンタンク3内に設けた螺旋コンベア46を駆動させるプーリ45の周辺に、前記ロック装置35の操作レバー40及び固定係合用ピン43と操作レバー68を集中して配置させる構成とし、前記プーリ45と、ロック装置35の操作レバー40と、固定係合用ピン43と、操作レバー68とを、エンジンルーム4とグレンタンク3との間の空間部26に設けるとともに、この空間部26の側面を覆うカバー30を設ける構成とし、さらに、グレンタンク3には外側に拡大するサブタンク7を設けるにあたり、該サブタンク7は側板8と該側板8の前後に設けた前板9と後板10とにより断面上向きコ型形状に構成し、前記側板8の下部を回動自在にグレンタンク3に取り付けて構成し、サブタンク7を開閉操作する操作部材23を設けるにあたり、該操作部材23は一軸形状に形成され、前記エンジン ル−ム4の上部よりも上方に突出させて上部操作レバ−24を形成し、該上部操作レバ−24は操縦席5から作業者の手の届く範囲に臨ませて構成し、前記操作部材23の下部は下部操作レバ−25を形成し、該下部操作レバ−25の下端は前記空間部26内の下方に臨ませて圃場より操作可能に構成して、前記操作部材23を操縦席5と圃場との二方向から操作可能に構成したことを特徴とするコンバインにおける穀粒貯留装置とした。
【0006】
【作用】
コンバインの脱穀装置2によって脱穀処理された穀粒は適宜の搬送手段によりグレンタンク3に供給されて貯留される。このような収穫作業の前後あるいは途中でグレンタンクや伝動手段を点検・調整する場合には、ロック装置35の操作レバー40と固定係合用ピン43を解除する操作レバー68を操作してグレンタンクを固定する二つのロック装置を解除し後部側の外側部分の縦軸回りに外開き回動させる。グレンタンク3を収納する場合には、ロック装置35と固定係合用ピン43とでグレンタンク3を固定する。また、グレンタンク3に設ける係合片41は、グレンタンク3を格納させると、前記係合板42と機体フレ−ム1との間の隙間48に挿入され、突当面49に当接して、グレンタンク3の回動が停止する。
また、グレンタンク3にはサブタンク7を設けており、サブタンク7を使用する場合には、操作部材23を操作してサブタンク7を開く。操作部材23の上部には上部操作レバ−24を形成し、操作部材23の下部には下部操作レバ−25を形成している。上部操作レバ−24は操縦席5から操作を行ない、下部操作レバ−25は圃場から操作を行なう。
【0007】
【効果】
グレンタンク3を固定でき適宜操作レバーの操作によって該固定を解除するロック装置35を上記脱穀装置2と該グレンタンク3との間であってグレンタンク3の前板20よりも後方側に位置させて設けるから、縦軸支部を中心にグレンタンクを回動すると、当該縦軸支部から最も遠い前板20の機体内側部との距離を半径として円弧を描きながら外方に回動するが、ロック装置はグレンタンク壁面より突出するもその位置は前板20よりも後方にあり上記縦軸支部寄りに構成されるため、ロック装置が縦軸支部からの最大半径とはならず、エンジンルーム4とグレンタンク3前板20との間隔部を広くとる必要が無くグレンタンクをエンジンルームに接近配置することができ、結果としてグレンタンク容量の拡大が図れる。
又、脱穀装置2とグレンタンク4との間にフレーム37をその長手方向が前後方向に沿うように設け、該フレーム3に上記ロック装置35の係合フック36を係脱可能に設けるものであるから、フレーム37に対する係合フック36の前後方向位置の設計自由度を高め、組付け誤差を吸収できる。
又、グレンタンク4の前板20においてこの係合フック36を作動する操作レバー40の回動中心部をグレンタンク3の傾斜部より上方に位置するとともに回動方向側に偏倚して設ける構成としているので、立ち姿勢での操作性が良いものとなっている。
さらに、操作レバー40はグレンタンク4の前板20のシルエット内に収まる位置に配置して設けているので、操作レバー40を把持している手が前板20の範囲内からはみ出すことを防止できるので、安全に作業が可能となる。
又、フレーム37を後方に延長して排出揚穀装置47に連結する構成としているので、ロック装置35に作用する振動が少なくなり、グレンタンク4を安定して固定可能となる。
さらに、フレーム37の後部は排出揚穀装置47を介して後部縦フレーム62の一側を連結して構成し、該後部縦フレーム62の他側は機体フレーム1に連結して構成しているので、作業中におけるグレンタンク4を強固に支持できるようになる。
又、グレンタンク3を収納する場合には、ロック装置35と固定係合用ピン43とでグレンタンク3を固定するように構成しているので、グレンタンク3の固定が強固になる。
又、グレンタンク3に設ける係合片41は、グレンタンク3を格納させると、係合板4 2と機体フレ−ム1との間の隙間48に挿入されるので、グレンタンク3の上下方向の振動を防止できるようになる。
又、グレンタンク3にはサブタンク7を設けており、このサブタンク7の開閉操作は、操縦席5と圃場の二方向から操作できるので、操作性が向上するようになる。

【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面により説明すると、1はコンバイン等の収穫機の機体フレ−ムであり、図2において、2は前記機体フレ−ム1の上方位置に設けた脱穀装置、3は前記脱穀装置2の側部に設けたグレンタンク、4は前記グレンタンク3の前側に空間26を置いて設けたエンジン、吸気装置等を有するエンジンル−ム、5は前記エンジンル−ム4の前側に設けた操縦席、6は前記脱穀装置2の後側に設けたカッタまたは結束装置を有する排藁処理部であり、図示は省略するが、前記機体フレ−ム1の下方には走行装置を、前記脱穀装置2および前記操縦席5の前側には刈取部をそれぞれ設けている。
【0009】
前記グレンタンク3は下部を内側に向けて傾斜部を形成するとともに、前記脱穀装置2内に設けた一番コンベアの終端部に接続した穀物供給用揚穀装置の上部を接続し、前記一番コンベアにより取出された穀物を貯留する。前記グレンタンク3には外側に拡大するサブタンク7を設ける(図1)。サブタンク7は側板8と該側板8の前後に設けた前後板9、10により断面上向きコ型形状に形成され(図3)、前記側板8の下部を回動自在にグレンタンク3に取付ける。
【0010】
即ち、サブタンク7は前記グレンタンク3内に格納され、サブタンク7の上部を側方に引出すと前記グレンタンク3の容積を拡大させる。前記側板8の上縁は前記グレンタンク3の天板11の前縁よりも上方に突出させて把持部12に形成し(図4)、該把持部12に手を掛けてサブタンク7を手前に引き出す。そして、前記サブタンク7とグレンタンク3との間には、前記サブタンク7を格納時グレンタンク3側に固定するロック装置13を設ける(図4、図5)。
【0011】
ロック装置13は前記サブタンク7の側板8の前後縁を内側に屈曲させて形成した屈曲部14、15のそれぞれの内面にグレンタンク3側に突出する係合軸16、17の基部をそれぞれ固定し、前記係合軸16、17に係合する係合フック18、19を前記グレンタンク3の前板20と後板21のそれぞれに設けて構成する。
【0012】
前記係合フック18、19は、その基部を、前記サブタンク7の前後板9、10の上方であって前記グレンタンク3内を前後に貫通する連結軸22の前記グレンタンク3の前後板20、21より突出する突出部にそれぞれ固定し、連結軸22の前端は前記係合フック18よりも前側に突出させ、該突出部に操作部材23の中間部を固定する。
【0013】
操作部材23は一軸形状に形成され、前記連結軸22より上部は前記エンジンル−ム4の上部よりも上方に突出させて上部操作レバ−24に形成し、上部操作レバ−24は前記操縦席5より手の届く範囲に臨ませ、前記操作部材23の下部は下部操作レバ−25に形成し、下部操作レバ−25の下端は前記空間26内の下方に臨ませ、圃場より操作可能に構成し、前記操作部材23は操縦席5と圃場との二方向から操作可能に構成している。
【0014】
27は前記係合フック18、19が係合軸15、16に係合するように付勢するバネ、28は係合フック18、19のストッパ、30は前記空間26の側面を包囲するカバ−であり、カバ−30には係合フック31を設け、該係合フック31を前記グレンタンク3の前板20側に設けた係合軸32に係合させて着脱自在に取付ける。
【0015】
しかして、前記グレンタンク3は機体側に対して側方に回動するように上部軸33および下部軸34により取付けられ(図6)、前記脱穀装置2とグレンタンク3との間にはロック装置35(ロック手段B)を設けている(図4)。ロック装置35は前記空間26内に設けられ、前記グレンタンク3の前板20の奥側上部に係合フック36を設け、係合フック36を前記脱穀装置2とグレンタンク3との間に設けたフレ−ム37側に設けた係合軸38に係合させる。
【0016】
39は前記係合フック36と操作レバ−40との間に設けたロッドであって、融通状態に連結してる。前記操作レバ−40は自由端部を下方に位置し、回動中心部をグレンタンク3の傾斜部よりも上方に位置するとともに外側に向けて回動する側に偏倚して設け、前記空間26の下部手前側に位置させる。
【0017】
前記グレンタンク3の前部外側下面には係合片41を設け、前記機体フレ−ム1には前記係合片41が挿入係合する係合板42を固定する。係合板41は前記機体フレ−ム1の上面との間に隙間48を有して設けられ、隙間48の奥側には突当面49を形成する。即ち、係合片41は、グレンタンク3を格納させると、前記係合板42と機体フレ−ム1との間の隙間48に挿入され、突当面49に当接して、グレンタンク3の回動を停止させる。
【0018】
43は係合片41と係合板42とが係合した状態で前記機体フレ−ム1に係合する固定係合用ピンであり、前記グレンタンク3の前板20の下部に支持部材70を設け、該支持部材70に上下動自在に挿通している。該固定係合用ピン43の上部は前記支持部材70より上方に突出させて屈曲させて操作レバ−68を形成する。固定係合用ピン43と操作レバ−68によりロック手段Aを構成する。
【0019】
45は前記グレンタンク3内に設けた螺旋コンベア46を駆動させるプ−リであり、プ−リ45は前記螺旋コンベア46の螺旋コンベア軸52の前端に固定する。前記機体フレ−ム1側には前記プ−リ45と対をなすプ−リ67を設け、プ−リ45とプ−リ67との間にベルト50を掛け回す。51はテンションプ−リである。
【0020】
しかして、前記グレンタンク3を回動させるときには、前記ロック装置35の操作レバ−40を操作して係合フック36を係合軸38より離脱させ、前記固定係合用ピン43を操作レバ−68により機体フレ−ム1より抜き、前記プ−リ45よりベルト48を外すが、ロック装置35の操作レバ−40および前記固定係合用ピン43の操作レバ−68は前記空間26内の前記プ−リ45の周辺に集中して配置し、グレンタンク3の外開き回動作業を容易にしている。
【0021】
しかして、前記グレンタンク3の後側には、前記螺旋コンベア46の後部を突出させ、これを排出筒53により包囲し、排出筒53は機体フレ−ム1に固定のオ−ガメタル54を接続し、オ−ガメタル54の上側開口部55には排出揚穀装置47の縦筒部56の下部を回転のみ自在に嵌合させる。前記縦筒部56の上部には、図示は省略するが排出オ−ガを取付け、該排出オ−ガは前記縦筒部56を回転させることにより旋回して、圃場近傍に待機中のトラックのタンクにグレンタンク3内の穀物を排出させる。
【0022】
前記縦筒部56の下部外周には該縦筒部56を回転させるための受動ギヤ57を設け、受動ギヤ57には前記オ−ガメタル54側に設けたモ−タ58により回転する駆動ギヤ59を噛合わせる。前記オ−ガメタル54には抜け防止体60の下部を固定し、抜け防止体60の上部は縦筒部56側に屈曲させて前記受動ギヤ57の上方に臨ませる。縦筒部56の下部はメンテナンス等のため前記オ−ガメタル54に着脱自在に嵌合しているので、前記抜け防止体60により前記排出オ−ガを旋回させたときの荷重により縦筒部56がオ−ガメタル54より抜けるのを防止する。抜け防止体60は前記モ−タ58のステ−に取付けることもある。
【0023】
前記縦筒部56の受動ギヤ57の上面または下面側にはストッパ61を設け、ストッパ61は前記縦筒部56を回転させたとき、前記抜け防止体60に当接するように構成し、前記排出オ−ガの旋回を規制する。したがって、通常は前記モ−タ58の回転をセンサ等により制御して、前記排出オ−ガの旋回を規制しているが、この電気的制御が作動しないときでも、ストッパ61と抜け防止体60との当接により排出オ−ガの旋回を機械的に規制し、排出オ−ガが操縦席5の着座者に衝突する等の危険を回避し、機体の損傷も防止する。
【0024】
62は後部縦フレ−ムであり、その上部は前記フレ−ム37に連結し、下部は機体フレ−ム1に固定する。後部縦フレ−ム62の上部には前記縦筒部56を支持する回転支持部材63を設け、後部縦フレ−ム62の中間部には前記排藁処理部6側の軸64を軸着する軸着金具65を固定する。
【0025】
即ち、前記フレ−ム37はその前端部は前記脱穀装置2およびエンジンル−ム4に固定し、その中間部は図示は省略するが穀物供給用揚穀装置に取付け、その後部は屈曲させて前記回転支持部材63に固定するとともに、フレ−ム37の後部に前記後部縦フレ−ム62の上部を固定し、フレ−ム37と後部縦フレ−ム62は相互に支持する関係に構成し、前記排藁処理部6は後部縦フレ−ム62を中心に回動自在に構成し、排藁処理部6の回動とグレンタンク3の回動は相互に強固に支持する関係に構成している。
【0026】
図中、66は一端を前記フレ−ム37側に係止し、他端を前記上部軸33近傍に係止したワイヤであり、前記グレンタンク3の外開き回動を規制する。つぎに、前記構成に基づく作用を述べる。
【0027】
操縦席5に着座して機体を前進させ、分草体により穀稈を分草し、分草した穀稈を穀稈引起装置により引起して刈刃により刈取り、刈取った穀稈を脱穀装置2へ供給して脱穀して風選し、一番物は一番コンベアにより取出され、穀物供給用揚穀装置により脱穀装置2の側部に設けたグレンタンク3に貯留する。
【0028】
前記グレンタンク3は、その容積を拡大するためにサブタンク7が設けられ、操作部材23を回動操作すると、連結軸22が回転し、連結軸22の回転により前記係合フック18、19は連結軸22を中心に回動して前記係合軸16、17より外れ、サブタンク7を手前に引出すことができる。
【0029】
この場合、操作部材23の上部は前記エンジンル−ム4の上部より上方に突出させて上部操作レバ−24に形成し、上部操作レバ−24の上部は前記操縦席5より手の届く範囲に臨ませ、操作部材23の下部は下部操作レバ−25に形成し、下部操作レバ−25の下端は前記グレンタンク3とエンジンル−ム4との間の空間26内の下方に臨ませているから、操縦席5または圃場から上部操作レバ−24または下部操作レバ−25を操作すると、連結軸22が回転し、係合フック18、19は係合軸16、17より離脱し、ロック装置13を外すことができる。したがって、前記操作部材23は操縦席5と圃場からの二方向から操作可能であるから、種々の作業状態に応じて、サブタンク7を引出すことができ、作業性を向上させている。
【0030】
しかして、グレンタンク3およびサブタンク7内に穀物が一杯になると、機体を圃場近傍に待機させたトラックの近傍にまで走行させ、モ−タ58により駆動ギヤ59を回転させ、駆動ギヤ59が受動ギヤ57を回転させて排出揚穀装置47の縦筒部56を回転させて排出オ−ガを旋回させて前記トラックのタンク上方に位置させ、この状態で螺旋コンベア46および排出揚穀装置47を作動させてグレンタンク3およびサブタンク7内の穀物をトラックに設けたタンクに排出する。
【0031】
しかして、排出作業の終了または前記グレンタンク3と前記脱穀装置2の間の伝動装置が不具合になると、ロック装置35(ロック手段B)の操作レバ−40を操作して係合軸38より係合フック36を離脱させ、プ−リ45よりベルト50を外し、ロック手段Aの操作レバ−68により固定係合用ピン43を上方に引くと、前記グレンタンク3は上部軸33および下部軸34を中心に外開き回動し、前記グレンタンク3と前記脱穀装置2の間に空間が形成するから、容易にメンテナンスが行なえる。
【0032】
この場合、ロック装置35(ロック手段B)の操作レバ−40と、前記固定係合用ピン43の操作レバ−68(ロック手段A)と、グレンタンク3を引き出すときのハンドル44は、前記プ−リ45の近傍に配置させているから、螺旋コンベア46のプ−リ45からベルト50を外すとき、グレンタンク3と機体側との間のロック装置35のロック解除および固定係合用ピン43の係合解除を手際よく行なえ、グレンタンク3の回動作業性を向上させる。
【0033】
しかして、前記メンテナンス作業が終了すると、グレンタンク3を格納位置に回動させるが、グレンタンク3の前部下面には係合片41を設け、前記機体フレ−ム1には係合板42を機体フレ−ム1の上面との間に隙間48を有して設け、隙間48の奥側には突当面49を形成しているから、グレンタンク3を格納させると、係合片41は前記係合板42と機体フレ−ム1との間の隙間48に挿入されて突当面49に当接して、グレンタンク3の回動を所定の格納位置に正確に停止させる。したがって、前記固定係合用ピン43を機体フレ−ム1に係合させるのが容易となるばかりでなく、係合片41は前記係合板42と機体フレ−ム1とにより上下に挟持されるので、グレンタンク3が上下振動するのも防止する。
【0034】
また、グレンタンク3は所定位置に確実に格納されるので、螺旋コンベア46のプ−リ45と機体フレ−ム1側に設けたプ−リ67との間の間隔は変化せず、また、プ−リ45の上下振動も防止されるので、ベルト48は確実に回転を伝達する。
【図面の簡単な説明】
【図1】サブタンクを拡大した状態の概略斜視図。
【図2】平面図。
【図3】グレンタンクとサブタンクの概略断面図。
【図4】グレンタンクの正面図。
【図5】作用状態図。
【図6】作用状態図。
【図7】平面図。
【図8】側面図。
【図9】平面図。
【図10】側面図。
【図11】背面図。
【図12】断面図。
【符号の説明】
1 機体フレ−ム
2 脱穀装置
3 グレンタンク
4 エンジンル−ム
サブタンク
側板
前板
10 後板
20 前板
23 操作部材
24 上部操作レバ−
25 下部操作レバ−
26 空間部
30 カバー
35 ロック装置
36 係合フック
37 フレーム
40 操作レバ−
41 係合片
42 係合板
43 固定係合用ピン
45 プーリ
46 螺旋コンベア
47 排出揚穀装置
48 隙間
49 突当面
62 後部縦フレーム
68 操作レバ−
70 支持部材

Claims (1)

  1. 下方に走行装置を設けた機体フレームの左右一側上方位置に設けた脱穀装置2と、この機体フレーム1の左右他側上方位置でかつ機体フレーム1の前部に設けたエンジンルーム4の後方に設けるグレンタンク3と、このグレンタンク3の後方にはグレンタンク3内の穀粒を排出する排出揚穀装置47を設け、前記グレンタンクを外開き回動自在に取り付けるためのグレンタンク3の後部側の外側部分に設けた縦軸支手段とを設け、グレンタンク3を固定可能で適宜操作レバーの操作によって該固定を解除するロック装置35を、上記脱穀装置2と該グレンタンク3との間であってグレンタンク3の前板20よりも後方側に位置させて設けるに、上記脱穀装置2とグレンタンクとの間にフレーム37をその長手方向が前後方向に沿うように設け、該フレーム37に上記ロック装置35の係合フック36を係脱可能に設け、前記フレーム37は後方に延長して前記排出揚穀装置47に連結して構成すると共に、フレーム37の後部は排出揚穀装置47を介して後部縦フレーム62の一側を連結して構成し、該後部縦フレーム62の他側は機体フレーム1に連結して構成し、グレンタンクの前板20においてこの係合フック36を作動する操作レバー40の回動中心部をグレンタンク3の傾斜部より上方に位置するとともに回動方向側に偏倚して設け、さらに、前記操作レバー40はグレンタンクの前板20のシルエット内に収まる位置に配置して設ける構成とし、グレンタンク3の前部外側下面には係合片41を設け、前記機体フレ−ム1には前記係合片41が挿入係合する係合板42を固定して設け、係合板41は前記機体フレ−ム1の上面との間に隙間48を有して設けられ、隙間48の奥側には突当面49を形成し、係合片41は、グレンタンク3を格納させると、前記係合板42と機体フレ−ム1との間の隙間48に挿入され、突当面49に当接して、グレンタンク3の回動を停止させる構成とし、グレンタンク3の前板20の下部に支持部材70を設け、該支持部材70に上下動自在であって係合片41と係合板42とが係合した状態で前記機体フレ−ム1に係合可能な固定係合用ピン43を設け、該固定係合用ピン43の上部は前記支持部材70より上方に突出屈曲させて操作レバ−68を形成し、該固定係合用ピン43と操作レバー68とでグレンタンク3をロック解除可能に構成し、グレンタンク3内に設けた螺旋コンベア46を駆動させるプーリ45の周辺に、前記ロック装置35の操作レバー40及び固定係合用ピン43と操作レバー68を集中して配置させる構成とし、前記プーリ45と、ロック装置35の操作レバー40と、固定係合用ピン43と、操作レバー68とを、エンジンルーム4とグレンタンク3との間の空間部26に設けるとともに、この空間部26の側面を覆うカバー30を設ける構成とし、さらに、グレンタンク3には外側に拡大するサブタンク7を設けるにあたり、該サブタンク7は側板8と該側板8の前後に設けた前板9と後板10とにより断面上向きコ型形状に構成し、前記側板8の下部を回動自在にグレンタンク3に取り付けて構成し、サブタンク7を開閉操作する操作部材23を設けるにあたり、該操作部材23は一軸形状に形成され、前記エンジンル−ム4の上部よりも上方に突出させて上部操作レバ−24を形成し、該上部操作レバ−24は操縦席5から作業者の手の届く範囲に臨ませて構成し、前記操作部材23の下部は下部操作レバ−25を形成し、該下部操作レバ−25の下端は前記空間部26内の下方に臨ませて圃場より操作可能に構成して、前記操作部材23を操縦席5と圃場との二方向から操作可能に構成したことを特徴とするコンバインにおける穀粒貯留装置。
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