JP3557518B2 - リール矯正装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、繊維糸や金属線等の糸、もしくは繊維帯や金属帯などの巻取対象物を巻き取り・巻き解きするために用いるリールにおいて、リールの側板の反りを矯正するリール矯正装置に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、リールは、一例として図10に示すように、従来から知られている電気コネクタに備える導電性のコンタクト81を帯状に加工した中間加工状態の巻取対象物(帯形状体)83を巻き取り・巻き解きするものである。
【0003】
コンタクト81は導電性の薄い金属帯板を所定形状に連続して打ちぬき、幅方向の両側に一対のキャリア85を残してこれらのキャリア85間にコンタクト81が橋渡し接続されている帯形状体83がリール87に巻き取られる。
【0004】
このようなコンタクト81の製造工程の一部で採用されるリール87は、図11(A)及び図11(B)に示したリール軸91の軸方向の両端に一対の側板93,94が固定されている。
【0005】
帯形状体83は薄い金属板であることから、一対の側板93,94間に巻き取り・巻き解られるときに、変形したり傷つけられることがないように、側板93,94の材質としては帯形状体83よりも軟質なダンボール紙や薄い樹脂板などが採用されている。
【0006】
このような側板93,94は、板厚寸法が比較的薄いものであり、図11(B)に示したように、しばしば平行な姿勢で一対の側板93,94の所定間隔を保てず、側板93,94に矢印方向A,Bで示すような反りが発生する。図11(B)では、二点鎖線で描いた線が互いに平行に一対の側板93,94が位置している正常な状態を示している。図11(B)において実線で示した側板93,94は反りが発生した状態を示している。
【0007】
図11(B)によって明らかなように、一対の側板93,94に内向きに反りが発生すると、側板93,94間の所定間隔が狭くなってしまう。したがって、側板93,94間の所定間隔に対応した帯形状体87を巻き取るときに、側板93,94の周端面や内側の側板93,94面に帯形状体83が当たってしまい正常な巻き取り・巻き解きができない。また、帯形状体83が変形してしまうことがある。
【0008】
そこで、帯形状体をリールに巻き取り・巻き解く前に、側板93,94を人手によって正しい姿勢に矯正したり、側板93,94の所定間隔よりも大きい幅をもつバンドをリール87に巻きつけておき、数日間それを放置することで、側板93,94の反りを矯正したりしている。
【0009】
なお、側板93,94を矯正する装置としては、実開昭63−123564号公報に、リールガイドをダンボールリールにおける両側のダンボール側板間に進入させてダンボール側板の反りを矯正する矯正装置が知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、側板93,94を人手によって矯正したり、バンドを一対の側板93,94間に巻き付けて、側板93,94の矯正するようにした場合には、多大な時間や手間がかってしまうという問題がある。
【0011】
また、従来から知られている矯正装置は、時間や手間の問題を解消できるが、矯正のために、大掛かりな装置設備となってしまったり、装置の操作手順を理解しなければならないという煩わしい問題がある。
【0012】
それ故に本発明の課題は、簡単な機構によって容易にリールの矯正ができるリール矯正装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、巻取対象物を巻き取り・巻き解きするために回転するリール軸と、前記巻取対象物の巻き取り・巻き解きをガイドするように該リール軸の軸方向の端部に固定した側板とを含むリールに発生する前記側板の反りを矯正するリール矯正装置において、前記リール軸側とは反対側で前記側板の外面に対向しかつ前記リール軸の軸心延長上を交差する向きに直線状に配置するバネ部材と、前記側板の外周端部分に係合させる係合部材とを有し、前記バネ部材の両端部のそれぞれが前記係合部材に接続されていることを特徴とするリール矯正装置が得られる。
【0014】
また、本発明によれば、巻取対象物を巻き取り・巻き解きするために回転するリール軸と、前記巻取対象物の巻き取り・巻き解きをガイドするように該リール軸の軸方向の端部に固定した側板とを含むリールに発生する前記側板の反りを矯正するリール矯正装置において、前記リール軸側とは反対側で前記側板の外面に対向しかつ前記リール軸の軸心延長上を交差する向きに直線状に配置するバネ部材と、前記側板の外周端部分に係合させる係合部材とを有し、前記バネ部材の一方端部のそれぞれが前記係合部材に接続されており、前記バネ部材の他方端部のそれぞれが前記リール軸設けた係止手段に係止されることを特徴とするリール矯正装置が得られる。
【0015】
【作用】
本発明の請求項1におけるリール矯正装置では、バネ部材を伸張して係合部材を側板の外周端部に取り付ける。そして、バネ部材は、一対の係合部材をリール軸側へ引っ張るように付勢するように設定されているので、このバネ部材の張力によって側板が外向きに矯正されることから側板の反りが正しい姿勢に矯正される。側板の反りを矯正した後はバネ板部材を伸張してから係合部材を側板の外周端部から取り外して、あるいはリール矯正装置を装着した状態で巻き取り・巻き解き作業を行ってもよい。
【0016】
係合部材は、第1の板部を底板部からの長さ寸法が第2の板部よりも長い寸法とし、第1の板部の上部を第2の板部の先端上方へ曲げた形状としているので、第1の板部の上部が側板の内面に接している。
【0017】
したがって、バネ部材は、このバネ部材の張力によって側板が外向きに矯正されるときに、第1及び第2の板部間の開きを防止することができる。
【0018】
また、本発明の請求項5における複数のリール矯正装置は、バネ部材を係止部材に一方の係止部が係止し、他方の係止部を係合部材の第2の板部の穴へ係止する。
【0019】
複数のリール矯正装置は、反りが存在する側板の状態によって増加したり減少させたりすることが可能である。ようするに、側板の反りの状態を矯正するために側板の外面に沿って適時配置して装着する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明のリール矯正装置の第1の実施の形態例を説明する。図1(A)、図1(B)及び図2を参照して、第1の実施の形態例におけるリール矯正装置を用いて矯正されるリール11は、リール軸13と、このリール軸13の軸方向の両端部に互いに平行に固定した一対の側板15,16とを有している。
【0021】
リール軸13は、繊維糸や金属線等の糸、もしくは繊維帯や金属帯などの巻取対象物(図示せず)を巻き取り・巻き解きするために回転する。一対の側板15,16は、例えば、ダンボール紙を円板形状に形成したものであり、巻取対象物が正しく巻き取り・巻き解かれるように巻取対象物を一対の側板15,16間にガイドする。
【0022】
側板15,16の反りを矯正するリール矯正装置は、リール軸13側とは反対側で側板15,16の外面のに対向しかつリール軸13の軸心延長上を交差する向きに直線状に配置するコイル形状のバネ部材21と、側板15,16の外周端部分に係合させる一対の係合部材23,24とを有している。
【0023】
バネ部材21の両端部のそれぞれは係合部材23,24とループ状の線条部材27,28を介して接続されている。バネ部材21の両端部分には線条部材27,28のそれぞれに係止した係止部21a,21bを有している。係合部材23,24のそれぞれは、反りが発生した側板15,16の外周端部分に係合する。また、バネ部材21の係止部21a,21bはバネ部材21の両端部分を鍵状に曲げて形成されているが、線条部材27,28に係止すればよいので、これに限らず周知な係止形状に形成することができる。
【0024】
係合部材23,24のそれぞれは、側板15,16の外周端部分においてリール軸13側の内面に対向する第1の板部23a,24bと、リール軸13側とは反対側で側板15,16の外面に対向する第2の板部23b,24bと、第1及び第2の板部23a,23b,24a,24bを相互に連結しかつ側板15,16の外周端面に当接させる底板部23c,24cとを有している。
【0025】
第2の板部23b,24bには線条部材27,28をループ状に通すための穴23d,24dが形成されている。なお、係止部21a,21b及び係合部材23,24はこれらがループ状の線条部材27,28によって相互に接続されているが、バネ部材21の係止部21a,21bを係合部材23,24の第2の板部23b,24bの穴23d,24dに直接係止してもよい。
【0026】
さらに、係合部材23,24は、図3(A)及び図3(B)に示すように、第1の板部23a,24aを底板部23c,24cからの長さ寸法が第2の板部23b,24bよりも長い寸法とし、第1の板部23a,24aの上部を第2の板部23b,24bの先端上方へ曲げた形状(延長部分23f,24f)としてもよい。
【0027】
以下に、この実施の形態例におけるリール矯正装置によって側板15,16の反りを矯正する作業について説明する。
【0028】
先の従来例の説明で述べたように、側板15,16は、板厚寸法が比較的薄いものであり、図11(B)において実線で示した側板15,16に反りが発生することがある。
【0029】
そこで、側板15,16の反りを矯正するために、第1の実施の形態例に示したリール矯正装置を用いて側板15,16を正しい姿勢に矯正する。図1(A)、図1(B)、図2及び図4を参照して側板15,16を矯正する作業を説明すると、まず、図2に示したリール矯正装置の一対の係合部材23,24を反りが発生した一方の側板15の外周端部分の2個所に係合される。
【0030】
さらに、具体的に説明すると、伸縮自在なバネ部材21はリール軸13側とは反対側で側板15の外面に対向しかつリール軸13の軸心延長上を交差する向きに直線状に配置される。この時、バネ部材21を伸張して係合部材23,24を側板15の外周端部に取り付ける。
【0031】
バネ部材21は、一対の係合部材23,24をリール軸13側へ引っ張りながら、図1(B)に示したように、矢印方向Cへ付勢するように設定されているので、このバネ部材21の張力によって側板15が外向きに矯正されることから側板15の反りが正しい姿勢に矯正される。側板15の反りを矯正した後はバネ部材21を伸張してから係合部材23,24を側板15の外周端部から取り外して、あるいはリール矯正装置を装着した状態で巻き取り・巻き徒解き作業を行ってもよい。
【0032】
図4は他方の側板16に反りが発生した状態で、反りをリール矯正装置により矯正する例の要部を示している。なお、この例の説明では、一方の係合部材23、線条部材27、及びバネ部材21を省略しているが、図1(A)及び図1(B)で説明した状態を参考にして説明する。
【0033】
係合部材23,24は、図4に拡大して示したように、他方の側板16の外周端部分の内外面を第1及び第2の板部23a,23b,24a,24bによって挟むように位置し、底板部23c,24cが側板16の外周端面に当接している。
【0034】
そして、バネ部材21は、係合部材24をリール軸13側へ引っ張るように付勢するように設定されているので、このバネ部材21の張力によって側板16が外向きに矯正されることから側板16の反りが正しい姿勢に矯正される。側板16の反りを矯正した後はバネ部材21を伸張してから係合部材23,24を側板16の外周端部から取り外して、あるいはリール矯正装置を装着した状態で巻き取り・巻き解き作業を行ってもよい。
【0035】
図5は、図3(A)及び図3(B)に示した係合部材24を用いたリール矯正装置による他方の側板16の矯正状態を示している。この係合部材24を用いた場合には、第1の板部24aを底板部24cからの長さ寸法が第2の板部24bよりも長い寸法とし、第1の板部24aの上部を第2の板部24bの先端上方へ曲げた形状(延長部分24f)としているので、第1の板部24aの上部が側板16の内面に接している。
【0036】
したがって、バネ部材21は、このバネ部材21の張力によって側板16が外向きに矯正されるときに、第1及び第2の板部23a,23b,24a,24b間の開きを防止することができる。
【0037】
図6はリール矯正装置の第2の実施の形態例を示している。この第2の実施の形態例におけるリール矯正装置は、図2に示したリール矯正装置の一方の係合部材24及び両側の線条部材27,28が除かれた形態となっている。
【0038】
また、バネ部材21は図1(A)に示した側板15,16と同等な大きさの側板15,16の反りを矯正するとすれば、図2に示したバネ部材21の長手方向の寸法よりも短い寸法のバネ部材21を採用する。
【0039】
バネ部材21は図2に示したように、一方の係止部21aと、係合部材に接続した他方の係止部21bとを有している。他方の係止部21bは係合部材24の第2の板部24bの穴24dに直接係止している。
【0040】
ところで、リール軸13は、通常、円筒形状を呈しており、リール軸13はその軸方向の両端に別体で設けた係止手段としての係止部材61を有している。そこで、バネ部材21はリール軸13側とは反対側で側板15,16の外面に対向しかつリール軸13の中心延長上を交差する向きに直線状に配置される。バネ部材21の他方の係止部21bは係合部材24に接続されている。バネ部材21の一方の係止部21aは係止部材61に係止される。他方の係合部材24は側板15の外周端部分に係合される。
【0041】
図6に示した3つのリール矯正装置では、3つのバネ部材21の一方の係止部21aのそれぞれが係止部材61に係止されており、3つのバネ部材21に接続されている係合部材24のそれぞれが側板15の外周端部分に係合するように配置される。
【0042】
図7に示した4つのリール矯正装置では、4つのバネ部材21の一方の係止部21aのそれぞれが係止部材61に係止されており、4つのバネ部材21に接続されている係合部材24のそれぞれが側板15の外周端部分に係合するように配置される。
【0043】
図6及び図7によって示したリール矯正装置によっても、バネ部材21は、係合部材24をリール軸13側へ引っ張るように付勢するように設定されているので、このバネ部材21の張力によって側板15が外向きに矯正されることから側板15の反りが正しい姿勢に矯正される。
【0044】
なお、複数のリール矯正装置は、反りが存在する側板15,16の状態によって増加したり減少させたりすることが可能である。ようするに、側板15,16の反りの状態を矯正するために側板15,16の外面に沿って適時位置させて装着するようにすればよい。
【0045】
図8(A)及び図8(B)は、係止部材61に代えて、リール軸13の両端でリール軸13の軸穴65から放射状に延びている係止手段としての複数溝状のリール係止部67が形成されている例である。このリール係止部67には、バネ部材21の一方の係止部21aを係止する。
【0046】
図9は(A)図9(B)は、係止部材61に代えて、リール軸13の両端でリール軸13の軸穴65と同心円状で軸穴65よりも大きい係止手段としてのリール係止部69が形成されている例である。このリール係止部69には、バネ部材21の一方の係止部21aを係止する。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のリール矯正装置によれば、バネ部材に係合部材を接続し、リールの側板の反りをバネ部材及び係合部材とによって矯正するようにしたので、巻取対象物の変形を防止することができ、しいては巻取対象物の巻き取り・巻き解きを円滑になすことができる。
【0048】
また、側板にはバネ部材の伸縮を利用して取り付け、取り外しを行うので、側板への装着作業や取り外し作業が容易にできる。
【0049】
また、リールのリサイクルが可能であり、既存のリールにおける側板の反りを矯正するために適し、大がかりな機構とならないので省スペース化が可能となり、経済性に優れ、かつ簡易なリール矯正装置が得られる。
【0050】
さらに、係合部材は第1の板部の上部を第2の板部の先端上方へ曲げた形状としたので、リールへの装着時におけるの係合部材の開きを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリール矯正装置の第1の実施の形態例を示し、(A)はリールにリール矯正装置をリールに装着した状態を示す側面図、(B)は(A)を右側から見た状態を示す正面図である。
【図2】図1(A)に示したリール矯正装置を示す斜視図である。
【図3】図2に示した係合部材の変形形態例を示し、(A)は側面図、(B)は正面図である。
【図4】図1(A)に示したリール矯正装置をリールに装着した状態の要部を示す正面図である。
【図5】図3(A)に示した係合部材をもつリール矯正装置をリールに装着した状態の要部を示す正面図である。
【図6】本発明のリール矯正装置の第2の実施の形態例を示し、リール矯正装置をリールに装着した状態を示す側面図である。
【図7】図6に示したリール矯正装置の変形例を示す側面図である。
【図8】(A)は図6に示した係止部材に代わる例を示し、リール軸の腰部を一部断面して示した正面図、(B)は(A)のリール軸の側面図である。
【図9】(A)は図6に示した係止部材のさらに代わる例を示し、リール軸の腰部を一部断面して示した正面図、(B)は(A)のリール軸の側面図である。
【図10】従来のリール及びコンタクトを示す斜視図である。
【図11】従来のリールを示し、(A)は側面図、(B)は(A)のs帳面図である。
【符号の説明】
11,87 リール
13,91 リール軸
15,16,93,94 側板
23,24 係合部材
27,28 線条部材
21 バネ材
21a,21b 係止部
23a,24a 第1の板部
23b,24b 第2の板部
23c,24c 底板部
23d,24d 穴
61 係止部材
81 1コンタクト
83 巻取対象物(帯形状体)
【発明の属する技術分野】
本発明は、繊維糸や金属線等の糸、もしくは繊維帯や金属帯などの巻取対象物を巻き取り・巻き解きするために用いるリールにおいて、リールの側板の反りを矯正するリール矯正装置に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、リールは、一例として図10に示すように、従来から知られている電気コネクタに備える導電性のコンタクト81を帯状に加工した中間加工状態の巻取対象物(帯形状体)83を巻き取り・巻き解きするものである。
【0003】
コンタクト81は導電性の薄い金属帯板を所定形状に連続して打ちぬき、幅方向の両側に一対のキャリア85を残してこれらのキャリア85間にコンタクト81が橋渡し接続されている帯形状体83がリール87に巻き取られる。
【0004】
このようなコンタクト81の製造工程の一部で採用されるリール87は、図11(A)及び図11(B)に示したリール軸91の軸方向の両端に一対の側板93,94が固定されている。
【0005】
帯形状体83は薄い金属板であることから、一対の側板93,94間に巻き取り・巻き解られるときに、変形したり傷つけられることがないように、側板93,94の材質としては帯形状体83よりも軟質なダンボール紙や薄い樹脂板などが採用されている。
【0006】
このような側板93,94は、板厚寸法が比較的薄いものであり、図11(B)に示したように、しばしば平行な姿勢で一対の側板93,94の所定間隔を保てず、側板93,94に矢印方向A,Bで示すような反りが発生する。図11(B)では、二点鎖線で描いた線が互いに平行に一対の側板93,94が位置している正常な状態を示している。図11(B)において実線で示した側板93,94は反りが発生した状態を示している。
【0007】
図11(B)によって明らかなように、一対の側板93,94に内向きに反りが発生すると、側板93,94間の所定間隔が狭くなってしまう。したがって、側板93,94間の所定間隔に対応した帯形状体87を巻き取るときに、側板93,94の周端面や内側の側板93,94面に帯形状体83が当たってしまい正常な巻き取り・巻き解きができない。また、帯形状体83が変形してしまうことがある。
【0008】
そこで、帯形状体をリールに巻き取り・巻き解く前に、側板93,94を人手によって正しい姿勢に矯正したり、側板93,94の所定間隔よりも大きい幅をもつバンドをリール87に巻きつけておき、数日間それを放置することで、側板93,94の反りを矯正したりしている。
【0009】
なお、側板93,94を矯正する装置としては、実開昭63−123564号公報に、リールガイドをダンボールリールにおける両側のダンボール側板間に進入させてダンボール側板の反りを矯正する矯正装置が知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、側板93,94を人手によって矯正したり、バンドを一対の側板93,94間に巻き付けて、側板93,94の矯正するようにした場合には、多大な時間や手間がかってしまうという問題がある。
【0011】
また、従来から知られている矯正装置は、時間や手間の問題を解消できるが、矯正のために、大掛かりな装置設備となってしまったり、装置の操作手順を理解しなければならないという煩わしい問題がある。
【0012】
それ故に本発明の課題は、簡単な機構によって容易にリールの矯正ができるリール矯正装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、巻取対象物を巻き取り・巻き解きするために回転するリール軸と、前記巻取対象物の巻き取り・巻き解きをガイドするように該リール軸の軸方向の端部に固定した側板とを含むリールに発生する前記側板の反りを矯正するリール矯正装置において、前記リール軸側とは反対側で前記側板の外面に対向しかつ前記リール軸の軸心延長上を交差する向きに直線状に配置するバネ部材と、前記側板の外周端部分に係合させる係合部材とを有し、前記バネ部材の両端部のそれぞれが前記係合部材に接続されていることを特徴とするリール矯正装置が得られる。
【0014】
また、本発明によれば、巻取対象物を巻き取り・巻き解きするために回転するリール軸と、前記巻取対象物の巻き取り・巻き解きをガイドするように該リール軸の軸方向の端部に固定した側板とを含むリールに発生する前記側板の反りを矯正するリール矯正装置において、前記リール軸側とは反対側で前記側板の外面に対向しかつ前記リール軸の軸心延長上を交差する向きに直線状に配置するバネ部材と、前記側板の外周端部分に係合させる係合部材とを有し、前記バネ部材の一方端部のそれぞれが前記係合部材に接続されており、前記バネ部材の他方端部のそれぞれが前記リール軸設けた係止手段に係止されることを特徴とするリール矯正装置が得られる。
【0015】
【作用】
本発明の請求項1におけるリール矯正装置では、バネ部材を伸張して係合部材を側板の外周端部に取り付ける。そして、バネ部材は、一対の係合部材をリール軸側へ引っ張るように付勢するように設定されているので、このバネ部材の張力によって側板が外向きに矯正されることから側板の反りが正しい姿勢に矯正される。側板の反りを矯正した後はバネ板部材を伸張してから係合部材を側板の外周端部から取り外して、あるいはリール矯正装置を装着した状態で巻き取り・巻き解き作業を行ってもよい。
【0016】
係合部材は、第1の板部を底板部からの長さ寸法が第2の板部よりも長い寸法とし、第1の板部の上部を第2の板部の先端上方へ曲げた形状としているので、第1の板部の上部が側板の内面に接している。
【0017】
したがって、バネ部材は、このバネ部材の張力によって側板が外向きに矯正されるときに、第1及び第2の板部間の開きを防止することができる。
【0018】
また、本発明の請求項5における複数のリール矯正装置は、バネ部材を係止部材に一方の係止部が係止し、他方の係止部を係合部材の第2の板部の穴へ係止する。
【0019】
複数のリール矯正装置は、反りが存在する側板の状態によって増加したり減少させたりすることが可能である。ようするに、側板の反りの状態を矯正するために側板の外面に沿って適時配置して装着する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明のリール矯正装置の第1の実施の形態例を説明する。図1(A)、図1(B)及び図2を参照して、第1の実施の形態例におけるリール矯正装置を用いて矯正されるリール11は、リール軸13と、このリール軸13の軸方向の両端部に互いに平行に固定した一対の側板15,16とを有している。
【0021】
リール軸13は、繊維糸や金属線等の糸、もしくは繊維帯や金属帯などの巻取対象物(図示せず)を巻き取り・巻き解きするために回転する。一対の側板15,16は、例えば、ダンボール紙を円板形状に形成したものであり、巻取対象物が正しく巻き取り・巻き解かれるように巻取対象物を一対の側板15,16間にガイドする。
【0022】
側板15,16の反りを矯正するリール矯正装置は、リール軸13側とは反対側で側板15,16の外面のに対向しかつリール軸13の軸心延長上を交差する向きに直線状に配置するコイル形状のバネ部材21と、側板15,16の外周端部分に係合させる一対の係合部材23,24とを有している。
【0023】
バネ部材21の両端部のそれぞれは係合部材23,24とループ状の線条部材27,28を介して接続されている。バネ部材21の両端部分には線条部材27,28のそれぞれに係止した係止部21a,21bを有している。係合部材23,24のそれぞれは、反りが発生した側板15,16の外周端部分に係合する。また、バネ部材21の係止部21a,21bはバネ部材21の両端部分を鍵状に曲げて形成されているが、線条部材27,28に係止すればよいので、これに限らず周知な係止形状に形成することができる。
【0024】
係合部材23,24のそれぞれは、側板15,16の外周端部分においてリール軸13側の内面に対向する第1の板部23a,24bと、リール軸13側とは反対側で側板15,16の外面に対向する第2の板部23b,24bと、第1及び第2の板部23a,23b,24a,24bを相互に連結しかつ側板15,16の外周端面に当接させる底板部23c,24cとを有している。
【0025】
第2の板部23b,24bには線条部材27,28をループ状に通すための穴23d,24dが形成されている。なお、係止部21a,21b及び係合部材23,24はこれらがループ状の線条部材27,28によって相互に接続されているが、バネ部材21の係止部21a,21bを係合部材23,24の第2の板部23b,24bの穴23d,24dに直接係止してもよい。
【0026】
さらに、係合部材23,24は、図3(A)及び図3(B)に示すように、第1の板部23a,24aを底板部23c,24cからの長さ寸法が第2の板部23b,24bよりも長い寸法とし、第1の板部23a,24aの上部を第2の板部23b,24bの先端上方へ曲げた形状(延長部分23f,24f)としてもよい。
【0027】
以下に、この実施の形態例におけるリール矯正装置によって側板15,16の反りを矯正する作業について説明する。
【0028】
先の従来例の説明で述べたように、側板15,16は、板厚寸法が比較的薄いものであり、図11(B)において実線で示した側板15,16に反りが発生することがある。
【0029】
そこで、側板15,16の反りを矯正するために、第1の実施の形態例に示したリール矯正装置を用いて側板15,16を正しい姿勢に矯正する。図1(A)、図1(B)、図2及び図4を参照して側板15,16を矯正する作業を説明すると、まず、図2に示したリール矯正装置の一対の係合部材23,24を反りが発生した一方の側板15の外周端部分の2個所に係合される。
【0030】
さらに、具体的に説明すると、伸縮自在なバネ部材21はリール軸13側とは反対側で側板15の外面に対向しかつリール軸13の軸心延長上を交差する向きに直線状に配置される。この時、バネ部材21を伸張して係合部材23,24を側板15の外周端部に取り付ける。
【0031】
バネ部材21は、一対の係合部材23,24をリール軸13側へ引っ張りながら、図1(B)に示したように、矢印方向Cへ付勢するように設定されているので、このバネ部材21の張力によって側板15が外向きに矯正されることから側板15の反りが正しい姿勢に矯正される。側板15の反りを矯正した後はバネ部材21を伸張してから係合部材23,24を側板15の外周端部から取り外して、あるいはリール矯正装置を装着した状態で巻き取り・巻き徒解き作業を行ってもよい。
【0032】
図4は他方の側板16に反りが発生した状態で、反りをリール矯正装置により矯正する例の要部を示している。なお、この例の説明では、一方の係合部材23、線条部材27、及びバネ部材21を省略しているが、図1(A)及び図1(B)で説明した状態を参考にして説明する。
【0033】
係合部材23,24は、図4に拡大して示したように、他方の側板16の外周端部分の内外面を第1及び第2の板部23a,23b,24a,24bによって挟むように位置し、底板部23c,24cが側板16の外周端面に当接している。
【0034】
そして、バネ部材21は、係合部材24をリール軸13側へ引っ張るように付勢するように設定されているので、このバネ部材21の張力によって側板16が外向きに矯正されることから側板16の反りが正しい姿勢に矯正される。側板16の反りを矯正した後はバネ部材21を伸張してから係合部材23,24を側板16の外周端部から取り外して、あるいはリール矯正装置を装着した状態で巻き取り・巻き解き作業を行ってもよい。
【0035】
図5は、図3(A)及び図3(B)に示した係合部材24を用いたリール矯正装置による他方の側板16の矯正状態を示している。この係合部材24を用いた場合には、第1の板部24aを底板部24cからの長さ寸法が第2の板部24bよりも長い寸法とし、第1の板部24aの上部を第2の板部24bの先端上方へ曲げた形状(延長部分24f)としているので、第1の板部24aの上部が側板16の内面に接している。
【0036】
したがって、バネ部材21は、このバネ部材21の張力によって側板16が外向きに矯正されるときに、第1及び第2の板部23a,23b,24a,24b間の開きを防止することができる。
【0037】
図6はリール矯正装置の第2の実施の形態例を示している。この第2の実施の形態例におけるリール矯正装置は、図2に示したリール矯正装置の一方の係合部材24及び両側の線条部材27,28が除かれた形態となっている。
【0038】
また、バネ部材21は図1(A)に示した側板15,16と同等な大きさの側板15,16の反りを矯正するとすれば、図2に示したバネ部材21の長手方向の寸法よりも短い寸法のバネ部材21を採用する。
【0039】
バネ部材21は図2に示したように、一方の係止部21aと、係合部材に接続した他方の係止部21bとを有している。他方の係止部21bは係合部材24の第2の板部24bの穴24dに直接係止している。
【0040】
ところで、リール軸13は、通常、円筒形状を呈しており、リール軸13はその軸方向の両端に別体で設けた係止手段としての係止部材61を有している。そこで、バネ部材21はリール軸13側とは反対側で側板15,16の外面に対向しかつリール軸13の中心延長上を交差する向きに直線状に配置される。バネ部材21の他方の係止部21bは係合部材24に接続されている。バネ部材21の一方の係止部21aは係止部材61に係止される。他方の係合部材24は側板15の外周端部分に係合される。
【0041】
図6に示した3つのリール矯正装置では、3つのバネ部材21の一方の係止部21aのそれぞれが係止部材61に係止されており、3つのバネ部材21に接続されている係合部材24のそれぞれが側板15の外周端部分に係合するように配置される。
【0042】
図7に示した4つのリール矯正装置では、4つのバネ部材21の一方の係止部21aのそれぞれが係止部材61に係止されており、4つのバネ部材21に接続されている係合部材24のそれぞれが側板15の外周端部分に係合するように配置される。
【0043】
図6及び図7によって示したリール矯正装置によっても、バネ部材21は、係合部材24をリール軸13側へ引っ張るように付勢するように設定されているので、このバネ部材21の張力によって側板15が外向きに矯正されることから側板15の反りが正しい姿勢に矯正される。
【0044】
なお、複数のリール矯正装置は、反りが存在する側板15,16の状態によって増加したり減少させたりすることが可能である。ようするに、側板15,16の反りの状態を矯正するために側板15,16の外面に沿って適時位置させて装着するようにすればよい。
【0045】
図8(A)及び図8(B)は、係止部材61に代えて、リール軸13の両端でリール軸13の軸穴65から放射状に延びている係止手段としての複数溝状のリール係止部67が形成されている例である。このリール係止部67には、バネ部材21の一方の係止部21aを係止する。
【0046】
図9は(A)図9(B)は、係止部材61に代えて、リール軸13の両端でリール軸13の軸穴65と同心円状で軸穴65よりも大きい係止手段としてのリール係止部69が形成されている例である。このリール係止部69には、バネ部材21の一方の係止部21aを係止する。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のリール矯正装置によれば、バネ部材に係合部材を接続し、リールの側板の反りをバネ部材及び係合部材とによって矯正するようにしたので、巻取対象物の変形を防止することができ、しいては巻取対象物の巻き取り・巻き解きを円滑になすことができる。
【0048】
また、側板にはバネ部材の伸縮を利用して取り付け、取り外しを行うので、側板への装着作業や取り外し作業が容易にできる。
【0049】
また、リールのリサイクルが可能であり、既存のリールにおける側板の反りを矯正するために適し、大がかりな機構とならないので省スペース化が可能となり、経済性に優れ、かつ簡易なリール矯正装置が得られる。
【0050】
さらに、係合部材は第1の板部の上部を第2の板部の先端上方へ曲げた形状としたので、リールへの装着時におけるの係合部材の開きを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリール矯正装置の第1の実施の形態例を示し、(A)はリールにリール矯正装置をリールに装着した状態を示す側面図、(B)は(A)を右側から見た状態を示す正面図である。
【図2】図1(A)に示したリール矯正装置を示す斜視図である。
【図3】図2に示した係合部材の変形形態例を示し、(A)は側面図、(B)は正面図である。
【図4】図1(A)に示したリール矯正装置をリールに装着した状態の要部を示す正面図である。
【図5】図3(A)に示した係合部材をもつリール矯正装置をリールに装着した状態の要部を示す正面図である。
【図6】本発明のリール矯正装置の第2の実施の形態例を示し、リール矯正装置をリールに装着した状態を示す側面図である。
【図7】図6に示したリール矯正装置の変形例を示す側面図である。
【図8】(A)は図6に示した係止部材に代わる例を示し、リール軸の腰部を一部断面して示した正面図、(B)は(A)のリール軸の側面図である。
【図9】(A)は図6に示した係止部材のさらに代わる例を示し、リール軸の腰部を一部断面して示した正面図、(B)は(A)のリール軸の側面図である。
【図10】従来のリール及びコンタクトを示す斜視図である。
【図11】従来のリールを示し、(A)は側面図、(B)は(A)のs帳面図である。
【符号の説明】
11,87 リール
13,91 リール軸
15,16,93,94 側板
23,24 係合部材
27,28 線条部材
21 バネ材
21a,21b 係止部
23a,24a 第1の板部
23b,24b 第2の板部
23c,24c 底板部
23d,24d 穴
61 係止部材
81 1コンタクト
83 巻取対象物(帯形状体)
Claims (11)
- 巻取対象物を巻き取り・巻き解きするために回転するリール軸と、前記巻取対象物の巻き取り・巻き解きをガイドするように該リール軸の軸方向の端部に固定した側板とを含むリールに発生する前記側板の反りを矯正するリール矯正装置において、前記リール軸側とは反対側で前記側板の外面に対向しかつ前記リール軸の軸心延長上を交差する向きに直線状に配置するバネ部材と、前記側板の外周端部分に係合させる係合部材とを有し、前記バネ部材の両端部のそれぞれが前記係合部材に接続されていることを特徴とするリール矯正装置。
- 請求項1記載のリール矯正装置において、前記バネ部材の両端部分に前記係合部材のそれぞれに接続する係止部を有していることを特徴とするリール矯正装置。
- 請求項1記載のリール矯正装置において、前記係止部及び前記係合部材を相互に接続した線条部材を有していることを特徴とするリール矯正装置。
- 請求項2又は3記載のリール矯正装置において、前記係合部材は前記側板の外周端部分において前記リール軸側の内面に対向する第1の板部と、前記リール軸側とは反対側で前記側板の外面に対向する第2の板部と、第1及び第2の板部を相互に連結しかつ前記側板の外周端面に当接させる底板部とを有していることを特徴とするリール矯正装置。
- 巻取対象物を巻き取り・巻き解きするために回転するリール軸と、前記巻取対象物の巻き取り・巻き解きをガイドするように該リール軸の軸方向の端部に固定した側板とを含むリールに発生する前記側板の反りを矯正するリール矯正装置において、前記リール軸側とは反対側で前記側板の外面に対向しかつ前記リール軸の軸心延長上を交差する向きに直線状に配置するバネ部材と、前記側板の外周端部分に係合させる係合部材とを有し、前記バネ部材の一方端部のそれぞれが前記係合部材に接続されており、前記バネ部材の他方端部のそれぞれが前記リール軸設けた係止手段に係止されることを特徴とするリール矯正装置。
- 請求項5記載のリール矯正装置において、複数の前記係止手段が前記リール軸とは別体な係止部材であることを特徴とするリール矯正装置。
- 請求項5記載のリール矯正装置において、前記係止手段が前記リール軸に形成したリール係止部であることを特徴とするリール矯正装置。
- 請求項5記載のリール矯正装置において、前記バネ部材の複数がが前記係止手段に係止されており、前記係合部材が前記側板の外周端部分に係合するように配置されることを特徴とするリール矯正装置。
- 請求項5記載のリール矯正装置において、前記バネ部材は前記係止手段に係止する第1の係止部と、前記係合部材に接続した第2の係止部とを有していることを特徴とするリール矯正装置。
- 請求項5記載のリール矯正装置において、前記係合部材は前記側板の外周端部分において前記リール軸側の内面に対向する第1の板部と、前記リール軸側とは反対側の前記側板の外面に対向する第2の板部と、第1及び第2の板部を相互に連結しかつ前記側板の外周端面に当接させる底板部とを有していることを特徴とするリール矯正装置。
- 請求項4又は10記載のリール矯正装置において、前記第1の板部は前記底板部からの長さ寸法が前記第2の板部よりも長い寸法であり、少なくとも前記第1の板部の上部が前記第2の板部の先端上方へ曲げられていることを特徴とするリール矯正装置。
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