JP3556662B2 - 銅耐性酵母菌の産生するペクチナーゼ - Google Patents
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Description
また、本発明はペクチン含有物中のペクチンの分解方法に関する。さらに本発明はガラクツロン酸を生産する方法に関する。
しかしながら、ペクチンを分解する酵素がこのような深海底酵母菌において産生されているか、および、分泌されているか否か、その物理化学的および生化学的特性がどのようなものであるかについての詳細な報告はなかった。
また、本発明の別の目的は低温においても高い活性を有するペクチナーゼを提供することである。
本発明の更なる目的は、果実の果皮を効率よく分解する方法を提供することである。
また、本発明の別の目的は、ガラクツロン酸の生産方法を提供することである。
特に、本発明は、深海底泥から分離した銅耐性酵母Cryptococcus sp. N6株が産生するペクチナーゼおよびその利用法である。
本発明の酵母菌、Cryptococcus sp. N6株は通商産業省工業技術院生命工学工業研究所(現、独立行政法人、産業技術総合研究所、特許生物寄託センター)にFERM BP-6998の受託番号の下に寄託されている。
生存率CFU(%)=(出現したコロニー数)/YPD寒天培地に塗布した細胞数x100
または、より簡単には、重金属を含む寒天培地に酵母菌をスタッビングし、一定時間培養後に得られるコロニーの大きさが比較される。
(1)分類学
糖資化能、発酵能、硝酸資化能糖についてN6株の性質を調べた。その結果を表1に示す
表1.N6株の特性
形態:球形
糖の資化性:
G Ra Er Su St Ri Ma Xy Mn Ce Ar Sa Tr Ri Ca La Rh I Mz Me
+ + - + + + + + + + + - + + - + + + + +
発酵能:
G Ga Ra Ma Su Tr La
-
硝酸資化性:+
ウレアーゼ:−
ビタミン要求性:+
カロテノイド生産:+
デンプン分解:−
DNase産生:−
G:ガラクトース、Ra:ラフィノース、Er:エリスリトール、Su:スクロース、St:可溶化デンプン、Ri:リビトール、Ma:マルトース、Xy:D-キシロース、Mn:D-マンニトール、Ce:セロビオース、Ar:L-アラビノース、Sa:コハク酸、Tr:トレハロース、Ri:D-リボース、Ca:クエン酸、La:ラクトース、Rh:L-ラムノース、I:イノシトール、Mz:メレチトース、Me:メリビオース
YM(0.5% Bacto peptone 、0.3% Bacto yeast extract 、 0.3% malt extract 、1.0 % glucose )寒天培地で培養した Cryptococcus sp. N6株を白金耳で少量とり、Extraction buffer( 50 mM Tris-HCl(pH7.5), 50 mM EDTA, 3% SDS) 200μlに懸濁し、スパチュラ1杯分の酸化アルミナを入れ氷槽中で1分間ミクロプレステルですり潰した。その中にTE(50mM Tris-HCl(pH8.5), 1mM EDTA)で飽和にしたフェノール100μl、クロロホルム 100μl入れ、3分間激しく懸濁した後、、1分間遠心(1200 rpm)した(フェノール・クロロホルム抽出)。その上清に、クロロホルム 100μl加え、1分間激しく懸濁した後、1分間遠心(1200 rpm)した上清を取った(クロロホルム抽出)。これに3M酢酸ナトリウム(pH5.2)20μl、イソプロパノール200μl加え、-20℃で10分間冷却後、20分間遠心(1200 rpm)し上清を捨てた(イソプロパノール沈澱)。残った沈澱物を70%エタノールで洗浄し脱塩した後、10分間、真空遠心乾燥機で乾燥させ、TE 200μlに溶解した。これにRNase(RNase A 80 mg/ml、RNase 1T 50 units/ml)10μl加え、37℃、1時間反応させた。この溶液に対し、フェノール・クロロホルム抽出1回、クロロホルム抽出1回、イソプロパノール沈澱を行い、これをPCR用鋳型DNAとした。
N6株の18SrDNAの塩基配列を解析した結果、Cryptococcus albidus と98.6%の相同性が見い出された。そこで、N6株はCryptococcus 属に属する担子菌であるものと判断し、Cryptococcus albidus の標準菌株 IFO 0378株を比較対照株として選択した。
(1)銅イオンの増殖曲線におよぼす影響
YPD(1.0% Bacto yeast extract、2.0% Bacto peptone、2.0% glucose)液体培地で、対数増殖期中期(1.0×107cells/ml)まで増殖させた N6株および、Cry. albidus IFO 0378株の培養液に終濃度0、1、10および20mMとなるよう塩化銅(CuCl2)あるいは硫酸銅(CuSO4)を添加し、24℃で培養した。その後、2、4、8および10時間後に、血球計算盤を用いて菌体数を算定した。その結果、N6株は、CuCl2あるいはCuSO4の終濃度が、1〜10 mMのYPD液体培地においては、通常のYPD液体培地とほぼ同様に増殖した(図 1A)。一方、Cry. albidus IFO 0378株では、CuCl2あるいはCuSO4を加えた場合、1 mMでは、2時間を経過したところで、徐々に増殖速度が低下し始め、10 mMにおいては、増殖不可能であった(図 1B)。
上述のようにN6株は、CuSO4 10 mMまで含む培地中で増殖可能であることが明らかになった。そこで、順化によりどの程度までCuSO4に対するN6株の耐性が向上するのかを調べた。順化培養は、26℃でYPD寒天培地上で行い、1mM CuSO4を含む培地で生えてきた菌体を5mM CuSO4を含む培地に植え継ぐことによって行なった。その結果、増殖速度についてはYPD寒天培地に含まれるCuSO4の濃度が1〜20 mMであれば、通常のYPD寒天培地と同程度であり、20 mM以上では徐々に増殖速度が遅くなったが、最終的にはCuSO4を50 mMまで含む培地上で増殖可能なことがわかった。このとき、コロニーの色がもとの黄白色から徐々に水和した銅イオンの色である淡青色に変わっていくことが観察された。
一方、比較対照として用いたCry. albidus IFO 0378株、清酒酵母Saccharomyces cerevisiae IFO 2347株、 あるいは典型的な海洋酵母であるRh. ingeniosa IFO 10002株では、1 mM CuSO4 を含むYPD寒天培地において増殖速度が遅くなり、5 mMでは、殆ど増殖しなかった。これらの結果を表2にまとめた。以上と同様な結果が、 CuCl2を用いた場合でも認められた。
YPD液体培地で、対数増殖期中期(1.0×107cells/ml)まで増殖させたN6株およびCry. albidus IFO 0378株の培養液に終濃度0、1、10および20mMとなるようCuCl2あるいはCuSO4を添加し、24℃で培養した。その後、2、4、8および10時間後に、菌液をYPD寒天培地に塗布し、26℃で2日間培養し、出現したコロニー数から生存率を算定した。
その結果、N6株は、1 mM CuSO4を含むYPD液体培地中では100%が生菌であることがわかった。また、10 mMのCuSO4を培地に加えたところ、10時間後まで急激に生存率は低下したが、その後、徐々に生菌数が増えていくことがわかった(図 2A)。一方、Cry. albidus IFO 0378株では、1 mM CuSO4を加えただけで生存率が著しく低下し、10 mM CuSO4存在下では25時間後に菌は完全に死滅した(図 2B)。なおN6株およびCry. albidus IFO 0378株を集菌したところ、生菌は白色であるが、死菌は、濃青色になることが観察された。以上と同様な結果がCuCl2を用いた場合にも得られた。
対数増殖期中期のN6株にCuSO4を加えて培養し、一定時間培養後の菌体内に含まれる銅を原子吸光法によって測定した。その結果を図3に示す。CuSO4濃度を添加しない培地を使用した場合は菌体内にはほとんど銅は検出されず、CuSO4濃度が10mM以下である場合は細胞内のCuSO4濃度は108細胞あたり7ppmと低かったが、培地中のCuSO4濃度が20mM〜50mMである場合には、108細胞あたり150〜200ppm以上と極めて高濃度であった。銅の菌体内への蓄積はCuSO4投与後30分程度から見られ、5〜8時間程度までは上昇し、その後若干の減少が見られた(図3)。
細胞の脂肪酸組成を調べたところ、10 mM CuSO4 の投与後、C18:1(オレイン酸)の割合の減少に伴い、C18:3(リノレン酸)が増加することが分かった。
一方、培養中の銅イオンの有無による細胞内タンパク質のSDS-PAGE上での電気泳動パターンに違いは見られなかった。また、超音波処理あるいは熱処理などによって細胞破壊に対して、N6株は、Cry. albidus IFO 0378に比べ著しく細胞壁が強固で、殆ど破壊しないことがわかった。そこで、表層に含まれる糖類の分析を行なった結果、主成分は中性糖であることが示唆されたが、N6株とCry. albidus IFO 0378との有意な差は認められなかった。
YPP(1.0% Bacto yeast extract、2.0% Bacto peptone、1.0% pectin)寒天培地、YAP(0.1% (NH4)2SO4、0.2% KH2PO4、0.09% Na2HPO4・12H2O 、0.1% MgSO4・7H2O、0.1% Bacto yeast extract、1.0% pectin)寒天培地およびSDP(0.67% yeast nitrogen base、1.0% pectin)寒天培地にN6株およびCry. albidus IFO 0378株を穿刺し、26℃で4日間培養した後、ハローの形成の有無を調べた。また、CuSO4を10mMを含むYPP寒天培地、YAP寒天培地およびSDP寒天培地を用いても同様の実験を行った。
その結果、SDP寒天培地のコロニーの周辺にハローが形成された。また、10mM CuSO4を含む寒天培地にN6株を穿刺し、26℃で2日間培養したところ、YPP寒天培地を用いたときにのみコロニーの周辺にハローが形成された。一方、Cry. albidus IFO 0378株では、コロニーもハローも形成されなかった。ハローが形成されたことで N6株が、ペクチナーゼを菌体外に分泌していることが予想され、特に10 mM CuSO4存在下でもハローが認められたことは、このペクチナーゼが銅イオン存在下でも酵素活性をもつことを示している。
N6株をYAP液体培地中で24℃で15時間培養し、その上清をペクチナーゼ精製のための出発材料とした。精製の各段階で得られた試料中のぺクチナーゼ活性を、以下のガラクツロン酸の定量法で検出した(Gross, 1982)。なお、ペクチン標品は不純物を多く含んでいるため、基質には、ポリガラクツロン酸(Sigma, P-3889, Rot No.106H1004)を80 %エタノールで洗浄して用いた。0.2%ポリガラクツロン酸を溶解した0.2M 酢酸緩衝液(pH5.0)900μlに試料100μlを加え、24℃で1〜3時間反応させた。この反応物100μlに、氷冷した100 mM ホウ酸緩衝液(pH9.0 ) 500μlを加え、次いで、0.2% 2-Cyanoacetamide(Wako, 030-04942, Rot No.PAQ1877)溶液100μlを加えて、100℃で10分間加熱し、276 nmにおける吸光度(A276) を測定した。
その結果、明らかに時間とともに、ポリガラクツロン酸を分解していることがわかった(図4)。次に、上清を熱処理し、ペクチン分解活性を測定した(表 3)。その結果、60〜100℃にて1時間の処理で完全に活性が消失したことから、この因子は確かにタンパク質であることが判明した。
YAP液体培地でN6株を24℃で15時間培養した培養液を5分間遠心(8000 rpm)し、培養上清を調製した。この上清を以下の方法で、タンパク質の硫安沈殿に供した。上清3 lに硫酸アンモニウムを729g(終濃度40%)を加え、30分撹拌し15分間遠心(8000 rpm)した。沈澱物を捨て、上清にさらに硫酸アンモニウムを1125g(終濃度90 %)を加え、30分撹拌し15分間遠心(8000 rpm)し、タンパク質を回収した。この沈殿を90%硫酸アンモニウム水溶液30 ml で洗浄後、50 mlの10 mM 酢酸緩衝液(pH5.0)に溶解し、一晩、透析によって脱塩した。次に、これをCM-TOYOPEARL(TOSOH)を用いたFPLCによる陽イオン交換クロマトグラフィーに供し、単一のタンパク質分子種を含むフラクションを得た。各試料の濃縮には、遠心式限外ろ過ユニット(メンブレン装着ウルトラフリー15ユニット 5,000, MILLIPORE )を用いた。また、分子量を推定するため、試料の一部をとり、sample bufferを加え、100℃、5分間の熱処理後、SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS-PAGE)を行った。
硫安沈殿によって得られた試料の精製をさらに進めるため、次に、イオン交換樹脂を用いたクロマトグラフィーを行なった。まず初めに、陽イオン交換樹脂としてCM-TOYOPEARLを、陰イオン交換樹脂としてDEAE-Sephadexを用い、10 mM 酢酸緩衝液(pH5.0)に溶解した試料をのせ、これを通過した試料のペクチナーゼ活性を測定した。その結果、CM-TOYOPEARLを用いた場合は、ペクチナーゼ活性が樹脂に吸着されたが、DEAE-Sephadexでは、素通りしてきた溶液に活性が認められた。この結果から、目的とするタンパク質はpH5.0でCM-TOYOPEARLに吸着することが示された。さらに精度良く分離を進めるため、FPLC(Pharmacia Biotech)を用いたクロマトグラフィーを行った。溶出液として、10 mM 酢酸緩衝液(pH5.0)、0.3 M NaCl水溶液を用いた。1分間に2mlの流速でクロマトグラフィーを行ない、試験管に2mlずつ採取したところ、36〜53番目(72〜106mlの溶出分に相当)の分画に、280 nmの吸収によるタンパク質の大きなピークが2つ見られた(図5A)。
試料7μlを0.2%ポリガラクツロン酸を溶解した0.1 M 酢酸緩衝液(pH2.0、3.0、4.0、5.0、6.0、7.0)、0.1 M HEPES緩衝液(pH7.0、8.0)193mlに加え、24℃で10分間反応させ、ペクチナーゼ活性を測定した。同様に、0.1 M 酢酸緩衝液(pH5.0)に試料7μlを入れ、0、5、10、15、20、30、40、50、60℃で10分間反応させペクチナーゼ活性を測定した。
次に、これらの酵素の至適pHおよび至適温度に関する検討を行った。緩衝能を考慮し、pH2.0〜7.0では0.1 M 酢酸緩衝液を、pH7.0〜8.0では、0.1 M HEPES緩衝液を用い、24℃で10分間反応させ、活性を測定した。測定結果は1分間に276nmにおける吸光度(A276)が1変化した場合を1ユニット(1U)として数値化した後に、各測定における活性の最高値を100としたときの相対値をパーセント(%)として酵素活性をグラフ化した。測定に際してはタンパク質量を一定とした。タンパク質量の測定にはBio-Rad社のProtein Assayを用いた。
その結果、p36では、活性のピークはpH5.0にあり、pH2.0〜3.0およびpH8では、全くペクチナーゼ活性は認められなかった(図7)。同様な傾向がp40でも認められたが、pH3.0においても若干の活性をもつ点でp36とは異なっていた(図8)。従って、p36およびp40いずれも至適pHはpH5.0であることがわかった。
(a) 滅菌処理したみかん1房を滅菌水にいれ、そこにCryptococcus sp. N6株を少量投与し室温で培養した。対照としてCryptococcus albidus IFO0378株を使用し、清酒酵母のSaccharomyces cerevisae IFO2347株について同様の検討を行なった。
(b) また、Cryptococcus sp. N6株をYPP培地で生育させた培養上清を硫安沈殿方によって100倍濃縮した溶液に滅菌処理したみかん一房を入れ、37℃で処理した。対照として、滅菌水にみかんを入れ同様の検討を行なった。
(c)みかんの果皮についても同様の検討を行なった。
これらの結果を以下の表4に纏めた。
p36、p40、および市販のポリガラクツロナーゼ1種類(Sigma社、P-3304)、ペクチナーゼ3種類(Sigma社、P-4716、同、P-2401、Calbiochem社、441201)の比活性を測定して比較した。測定は実施例7に記載した方法に従って、20℃にて10分間、または40℃にて15分間の反応を行なったときのA276の値の変化を基準として行なった。市販のそれぞれの酵素は購入直後の最も新鮮な状態、すなわち、最も酵素活性が高い状態にある標品を使用した。また、各酵素のタンパク質の量はBio-Rad社のProtein Assayを用いて定量した。比活性はタンパク質1μgあたりのユニット数として計算した。その結果を表5に示す。
SDS-PAGEにより、単一バンドとして同定された2種のタンパク質p36およびp40のN末端アミノ酸配列を決定した。
これらのN末端のアミノ酸配列は同一であり、*-T-A-T-I-S-S-Y-S-D-V-A-T-A-V-S-S-K-*-S-T-Vであった(*は同定できなかったアミノ酸を示す)。なお、N末端の最末端のアミノ酸残基は、アミノ基が修飾されており同定できなかったがおそらくシステインであるものと考えられる。配列番号6および図12にその配列を示す。
配列番号6:Cryptococcus sp. ペクチナーゼの N-末端ペプチド。アミノ酸残基No.1 および No.22 は未同定。
Claims (11)
- 以下の性質を有するペクチナーゼ:
i)ポリガラクツロン酸分解活性を有する;
ii)至適pHがpH5.0である;
iii)至適温度が40℃である;
iv)配列番号6に記載のN末端アミノ酸配列を有する;
v)SDS-ポリアクリルアミドゲル法によって測定される分子量が36Kである;
vi)20℃において至適温度における活性の40〜60%を有し、0℃において至適温度における活性の15〜30%の活性を有している。 - 以下の性質を有するペクチナーゼ:
i)ポリガラクツロン酸分解活性を有する;
ii)至適pHがpH5.0である;
iii)至適温度が50℃である;
iv)配列番号6に記載のN末端アミノ酸配列を有する;
v)SDS-ポリアクリルアミドゲル法によって測定される分子量が40Kである;
vi)20℃において至適温度における活性の40〜60%を有し、0℃において至適温度における活性の15〜30%の活性を有している。 - 10mMの濃度の銅イオンに耐性である、請求項1記載のペクチナーゼ。
- 10mMの濃度の銅イオンに耐性である、請求項2記載のペクチナーゼ。
- 20mM〜50mMの濃度の銅イオン存在下で増殖可能なCryptococcus属酵母菌の産生する、請求項1または3記載のペクチナーゼ。
- 20mM〜50mMの濃度の銅イオン存在下で増殖可能なCryptococcus属酵母菌の産生する、請求項2または4記載のペクチナーゼ。
- 受託番号がFERM BP-6998である銅耐性酵母菌Cryptococcus sp.N6株の産生する、請求項1または3記載のペクチナーゼ。
- 受託番号がFERM BP-6998である銅耐性酵母菌Cryptococcus sp.N6株の産生する、請求項2または4記載のペクチナーゼ。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載のペクチナーゼを作用させることを特徴とする、ペクチンの分解方法。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載のペクチナーゼをペクチン含有物に作用させ、溶解液からガラクツロン酸を回収することを特徴とする、ガラクツロン酸の生産方法。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載のペクチナーゼをペクチン含有物に作用させ、溶解液からビタミン類を回収することを特徴とする、ビタミン類の生産方法。
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