JP3555641B2 - 離型剤供給部材、離型剤供給装置およびそれを用いた定着装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被塗布体に離型剤を供給する離型剤供給部材、離型剤供給装置およびそれを用いた定着装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
記録材上に形成されたトナー像を、熱ローラと加圧ローラにより加熱加圧して、記録材上に定着させる定着装置においては、熱ローラ表面に離型剤を塗布し、熱ローラとトナー像の相互の離型性を向上させる配慮が一般になされている。
【０００３】
この種の定着装置に用いる離型剤供給装置については従来から種々提案がなされているが、その一形態として、図６に示す様に、離型剤を収容する離型剤タンク１７と、離型剤タンク１７内の離型剤を汲み上げるポンプ１８と、離型剤タンク１７から汲み上げられた離型剤を吐出する離型剤吐出部１９ａを備えた離型剤供給部材１９と、離型剤供給部材１９の上面を流れ降りてくる離型剤２０を受け取る離型剤塗布ローラ１４により構成したものが知られている。
【０００４】
本構成において、離型剤２０はタンク１７からポンプ１８により供給される。ポンプ１８により汲み上げられた離型剤２０は、離型剤供給部材１９に設けられた多数の貫通穴からなる離型剤吐出部１９ａから吐出する。吐出した離型剤２０は塗布ローラ１４の回転により拭い取られ、塗布ローラ１４表面に転移した離型剤２０は熱ローラ１１ａ表面に塗布される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来構成の場合には、熱ローラ１１ａに離型剤２０を供給する際に、離型剤吐出部１９ａから吐出した離型剤２０が図７に示す様に筋状に流れ降りてくるので、離型剤２０の液面は図８に示す様に各離型剤吐出部１９ａ間のピッチによる凹凸をなしたり、離型剤の流路が定まらないために数本の離型剤の筋が合流して一本の筋になってしまう等、熱ローラ１１ａの軸方向における離型剤の塗布量にむらを発生させたりしていた。
【０００６】
離型剤の塗布量が不均一な状態で定着工程が行われると、離型剤の塗布量が過剰の部位においては定着後のトナー像に光沢差が生じたりする。また、離型剤の塗布量が不足の部位においては熱ロール１１ａ表面での適切な離型性を確保できないので、トナー像が熱ローラ１１ａへ付着する、いわゆるオフセット現象が生じたりして印刷品質不良の問題を引き起こしていた。
【０００７】
本発明の目的は、被塗布体に離型剤を均一に供給することが可能な離型剤供給部材および離型剤供給装置を得ることにある。
【０００８】
また、本発明の他の目的は、被塗布体に離型剤を均一に供給し、印刷品質の安定した定着装置を得ることにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、離型剤供給部材を、離型剤を吐出する離型剤吐出部と、該吐出部から吐出された離型剤の流路をなすとともに、離型剤の移行方向へ進むにつれて分岐した溝部と、前記溝部に供給された離型剤の液面を均一にする液面整え部とで構成することにより達成される。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【００１１】
図５において、符号１は電子写真プロセスによってトナー像を作成する感光ドラムであって、矢印ａの方向に一定の速度で回転するように支軸によって支持される。帯電器２は感光ドラム１の表面に対向するように配置され、この帯電器２と対向するように通過する感光ドラム１の表面を均一に帯電する。均一に帯電した感光ドラム１の表面を露光するレーザ光３は、情報処理装置から供給される印刷情報信号に従って変調されて感光ドラム１の表面に静電潜像を形成する。現像装置４は、静電潜像が形成された感光ドラム１の表面と対向するように配置される。この現像装置４は、微粉トナーを前記静電潜像の静電力で感光ドラム１の表面に付着させてトナー像を形成する現像機能を有する。
【００１２】
用紙ホッパ７は、前記トナー像を転写および定着して画像印刷を行うための連続した帯状の記録材（印刷用紙）６を折りたたんだ状態で収容する。印刷用紙搬送手段の一部を構成する搬送ローラ８ａ，８ｂは、印刷用紙６をホッパ７から取り込んで感光ドラム１に向けて送り出す。
【００１３】
搬送ローラ８ａ，８ｂから送り出された印刷用紙６は、その表面にトナー像を転写するように感光ドラム１の表面と接触する。転写器５は、感光ドラム１の表面に接触した印刷用紙６の背面にトナー像とは反対極性の電荷を与え、感光ドラム１の表面に形成されているトナー像が印刷用紙６の表面に移動（転写）するための静電力を発生させる。
【００１４】
用紙搬送手段の他の一部を構成する搬送ローラ９ａ，９ｂは、トナー像が転写された印刷用紙６をプレヒータ１０に送り込む。このプレヒータ１０は、定着ローラ１１の手前側の位置に設置されており、トナー像を保持した印刷用紙６の裏面に接触して印刷用紙６を予備加熱する。
【００１５】
プレヒータ１０は、印刷用紙６の裏面が接触する伝熱部材の裏面に例えば電熱発熱体を取り付けた構成であり、プレヒータ１０は、その表面に印刷用紙６が接触しながら移動する間に印刷用紙６に付着しているトナー像が軟化する程度に印刷用紙６を加熱する。プレヒータ１０の温度は、電熱発熱体に供給する電流を温度制御装置１６によって制御することによって調整される。
【００１６】
熱ローラ１１ａと、熱ローラ１１ａに圧接した加圧ローラ１１ｂからなる一対の定着ローラ１１は、プレヒータ１０と接触して予熱された印刷用紙６を加熱および加圧してトナー像を印刷用紙６の表面に定着する。プラーローラ１２ａ，１２ｂは、定着ローラ１１から送り出された印刷用紙６を引き込んでスタッカ１３内に折りたたんで収容したり、機外に排出したりする。
【００１７】
熱ローラ１１ａにシリコンオイル等の離型剤を供給する離型剤供給装置は、図１および図２に示す様に、離型剤を収容する離型剤タンク１７と、離型剤タンク１７内の離型剤を汲み上げるポンプ１８と、タンク１７から汲み上げられた離型剤を吐出する離型剤吐出部２１ａおよび該吐出部２１ａから吐出された離型剤２０の液面を均一にする液面整え部２１ｂを有する離型剤供給部材２１からなり、離型剤供給部材２１において均一な液面をなした離型剤部位に被塗布体となる離型剤塗布ローラ１４が設けられている。
【００１８】
本構成において、離型剤２０は、ポンプ１８によってタンク１７内から汲み上げられ、離型剤供給部材２１に設けられた離型剤吐出部２１ａから吐出し、離型剤供給部材２１上面を流れ降りる。
【００１９】
この時、離型剤２０は、各離型剤吐出部２１ａ下方に設けらた液面整え部２１ｂを通過する。ここで、液面整え部２１ｂは、離型剤の流路を確保するとともに、離型剤が流れ降りて行くに従い、離型剤を被塗布体の長手方向に分散させる機能を有する部材として構成される。
【００２０】
本実施例においては、離型剤供給部材２１上面に対し高低差をなすための溝部２１１を形成することにより液面整え部２１ｂを得ている。液面整え部２１ｂを通過した離型剤２０は、液面整え部２１ｂの溝部２１１に溜まるため図３に示す様に離型剤吐出部２１ａから離れた部位においても離型剤の液面が均一となり、流路が確保されながら均等に流れ降りる。
【００２１】
離型剤塗布ローラ１４は、離型剤供給部材２１の液面整え部２１ｂの直下、即ち、均一な液面をなした離型剤部位にて接しており、熱ローラ１１ａに対し従動回転する様に取り付けられている。
【００２２】
また、溝部２１１の下部に図１および図２に示す様に分岐溝２１２を形成し、離型剤の移行（流れ降りる）方向へ進むにつれて分岐する形状にすると、熱ローラ１１ａの軸方向に対する離型剤の分散性が向上され、より均一に供給塗布することができる。
【００２３】
なお、液面整え部２１ｂの溝部の形状については、図示した形状に限定されるものではなく、例えば「Ｘ」字形の交差する溝を離型剤塗布ローラ１４の軸方向に並べて設けた場合にも同等の作用効果が得られることを実験により確認した。また、上記説明においては、液面整え部２１ｂを離型剤供給部材２１の上面に溝として形成した場合を例示したが、図９に示す様に離型剤供給部材２１の上面に仕切り部材２２を設けて凹部を形成し、これによって液面整え部２１ｂを得るようにしてもよい。
【００２４】
なお、本実施例においては、被塗布体が離型剤塗布ローラである場合について説明したが、被塗布体は離型剤塗布ローラに限定されるものではない。即ち、例えば、図４に示す様に離型剤供給部材２１と熱ローラ１１ａの間に離型剤塗布ローラが介在しない場合には、該熱ローラが被塗布体に相当するのである。
【００２５】
また、必要に応じては熱ローラのみに限らず、加圧ローラに離型剤を供給してもよく、この場合は、加圧ローラが被塗布体に相当することは言うまでもない。
【００２６】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明によれば、被塗布体に離型剤を均一に供給することが可能な離型剤供給部材および離型剤供給装置を得ることができる。また、被塗布体に離型剤を均一に供給し、印刷品質の安定した定着装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の定着装置の一実施例を示す斜視図。
【図２】本発明の離型剤供給部材の一部断面斜視図。
【図３】図２のＡ部拡大断面図。
【図４】本発明の他の実施例を示す斜視図。
【図５】電子写真装置の全体構成図。
【図６】従来の定着装置を示す斜視図。
【図７】従来の離型剤供給部材の一部断面斜視図。
【図８】図７のＢ部拡大断面図。
【図９】本発明の他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
６…印刷用紙（記録材）、１１ａ…熱ローラ、１１ｂ加圧ローラ、１４…離型剤塗布ローラ、１７…離型剤タンク、１８…ポンプ、２１…離型剤供給部材、２１ａ…離型剤吐出部、２１ｂ…液面整え部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、被塗布体に離型剤を供給する離型剤供給部材、離型剤供給装置およびそれを用いた定着装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
記録材上に形成されたトナー像を、熱ローラと加圧ローラにより加熱加圧して、記録材上に定着させる定着装置においては、熱ローラ表面に離型剤を塗布し、熱ローラとトナー像の相互の離型性を向上させる配慮が一般になされている。
【０００３】
この種の定着装置に用いる離型剤供給装置については従来から種々提案がなされているが、その一形態として、図６に示す様に、離型剤を収容する離型剤タンク１７と、離型剤タンク１７内の離型剤を汲み上げるポンプ１８と、離型剤タンク１７から汲み上げられた離型剤を吐出する離型剤吐出部１９ａを備えた離型剤供給部材１９と、離型剤供給部材１９の上面を流れ降りてくる離型剤２０を受け取る離型剤塗布ローラ１４により構成したものが知られている。
【０００４】
本構成において、離型剤２０はタンク１７からポンプ１８により供給される。ポンプ１８により汲み上げられた離型剤２０は、離型剤供給部材１９に設けられた多数の貫通穴からなる離型剤吐出部１９ａから吐出する。吐出した離型剤２０は塗布ローラ１４の回転により拭い取られ、塗布ローラ１４表面に転移した離型剤２０は熱ローラ１１ａ表面に塗布される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来構成の場合には、熱ローラ１１ａに離型剤２０を供給する際に、離型剤吐出部１９ａから吐出した離型剤２０が図７に示す様に筋状に流れ降りてくるので、離型剤２０の液面は図８に示す様に各離型剤吐出部１９ａ間のピッチによる凹凸をなしたり、離型剤の流路が定まらないために数本の離型剤の筋が合流して一本の筋になってしまう等、熱ローラ１１ａの軸方向における離型剤の塗布量にむらを発生させたりしていた。
【０００６】
離型剤の塗布量が不均一な状態で定着工程が行われると、離型剤の塗布量が過剰の部位においては定着後のトナー像に光沢差が生じたりする。また、離型剤の塗布量が不足の部位においては熱ロール１１ａ表面での適切な離型性を確保できないので、トナー像が熱ローラ１１ａへ付着する、いわゆるオフセット現象が生じたりして印刷品質不良の問題を引き起こしていた。
【０００７】
本発明の目的は、被塗布体に離型剤を均一に供給することが可能な離型剤供給部材および離型剤供給装置を得ることにある。
【０００８】
また、本発明の他の目的は、被塗布体に離型剤を均一に供給し、印刷品質の安定した定着装置を得ることにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、離型剤供給部材を、離型剤を吐出する離型剤吐出部と、該吐出部から吐出された離型剤の流路をなすとともに、離型剤の移行方向へ進むにつれて分岐した溝部と、前記溝部に供給された離型剤の液面を均一にする液面整え部とで構成することにより達成される。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【００１１】
図５において、符号１は電子写真プロセスによってトナー像を作成する感光ドラムであって、矢印ａの方向に一定の速度で回転するように支軸によって支持される。帯電器２は感光ドラム１の表面に対向するように配置され、この帯電器２と対向するように通過する感光ドラム１の表面を均一に帯電する。均一に帯電した感光ドラム１の表面を露光するレーザ光３は、情報処理装置から供給される印刷情報信号に従って変調されて感光ドラム１の表面に静電潜像を形成する。現像装置４は、静電潜像が形成された感光ドラム１の表面と対向するように配置される。この現像装置４は、微粉トナーを前記静電潜像の静電力で感光ドラム１の表面に付着させてトナー像を形成する現像機能を有する。
【００１２】
用紙ホッパ７は、前記トナー像を転写および定着して画像印刷を行うための連続した帯状の記録材（印刷用紙）６を折りたたんだ状態で収容する。印刷用紙搬送手段の一部を構成する搬送ローラ８ａ，８ｂは、印刷用紙６をホッパ７から取り込んで感光ドラム１に向けて送り出す。
【００１３】
搬送ローラ８ａ，８ｂから送り出された印刷用紙６は、その表面にトナー像を転写するように感光ドラム１の表面と接触する。転写器５は、感光ドラム１の表面に接触した印刷用紙６の背面にトナー像とは反対極性の電荷を与え、感光ドラム１の表面に形成されているトナー像が印刷用紙６の表面に移動（転写）するための静電力を発生させる。
【００１４】
用紙搬送手段の他の一部を構成する搬送ローラ９ａ，９ｂは、トナー像が転写された印刷用紙６をプレヒータ１０に送り込む。このプレヒータ１０は、定着ローラ１１の手前側の位置に設置されており、トナー像を保持した印刷用紙６の裏面に接触して印刷用紙６を予備加熱する。
【００１５】
プレヒータ１０は、印刷用紙６の裏面が接触する伝熱部材の裏面に例えば電熱発熱体を取り付けた構成であり、プレヒータ１０は、その表面に印刷用紙６が接触しながら移動する間に印刷用紙６に付着しているトナー像が軟化する程度に印刷用紙６を加熱する。プレヒータ１０の温度は、電熱発熱体に供給する電流を温度制御装置１６によって制御することによって調整される。
【００１６】
熱ローラ１１ａと、熱ローラ１１ａに圧接した加圧ローラ１１ｂからなる一対の定着ローラ１１は、プレヒータ１０と接触して予熱された印刷用紙６を加熱および加圧してトナー像を印刷用紙６の表面に定着する。プラーローラ１２ａ，１２ｂは、定着ローラ１１から送り出された印刷用紙６を引き込んでスタッカ１３内に折りたたんで収容したり、機外に排出したりする。
【００１７】
熱ローラ１１ａにシリコンオイル等の離型剤を供給する離型剤供給装置は、図１および図２に示す様に、離型剤を収容する離型剤タンク１７と、離型剤タンク１７内の離型剤を汲み上げるポンプ１８と、タンク１７から汲み上げられた離型剤を吐出する離型剤吐出部２１ａおよび該吐出部２１ａから吐出された離型剤２０の液面を均一にする液面整え部２１ｂを有する離型剤供給部材２１からなり、離型剤供給部材２１において均一な液面をなした離型剤部位に被塗布体となる離型剤塗布ローラ１４が設けられている。
【００１８】
本構成において、離型剤２０は、ポンプ１８によってタンク１７内から汲み上げられ、離型剤供給部材２１に設けられた離型剤吐出部２１ａから吐出し、離型剤供給部材２１上面を流れ降りる。
【００１９】
この時、離型剤２０は、各離型剤吐出部２１ａ下方に設けらた液面整え部２１ｂを通過する。ここで、液面整え部２１ｂは、離型剤の流路を確保するとともに、離型剤が流れ降りて行くに従い、離型剤を被塗布体の長手方向に分散させる機能を有する部材として構成される。
【００２０】
本実施例においては、離型剤供給部材２１上面に対し高低差をなすための溝部２１１を形成することにより液面整え部２１ｂを得ている。液面整え部２１ｂを通過した離型剤２０は、液面整え部２１ｂの溝部２１１に溜まるため図３に示す様に離型剤吐出部２１ａから離れた部位においても離型剤の液面が均一となり、流路が確保されながら均等に流れ降りる。
【００２１】
離型剤塗布ローラ１４は、離型剤供給部材２１の液面整え部２１ｂの直下、即ち、均一な液面をなした離型剤部位にて接しており、熱ローラ１１ａに対し従動回転する様に取り付けられている。
【００２２】
また、溝部２１１の下部に図１および図２に示す様に分岐溝２１２を形成し、離型剤の移行（流れ降りる）方向へ進むにつれて分岐する形状にすると、熱ローラ１１ａの軸方向に対する離型剤の分散性が向上され、より均一に供給塗布することができる。
【００２３】
なお、液面整え部２１ｂの溝部の形状については、図示した形状に限定されるものではなく、例えば「Ｘ」字形の交差する溝を離型剤塗布ローラ１４の軸方向に並べて設けた場合にも同等の作用効果が得られることを実験により確認した。また、上記説明においては、液面整え部２１ｂを離型剤供給部材２１の上面に溝として形成した場合を例示したが、図９に示す様に離型剤供給部材２１の上面に仕切り部材２２を設けて凹部を形成し、これによって液面整え部２１ｂを得るようにしてもよい。
【００２４】
なお、本実施例においては、被塗布体が離型剤塗布ローラである場合について説明したが、被塗布体は離型剤塗布ローラに限定されるものではない。即ち、例えば、図４に示す様に離型剤供給部材２１と熱ローラ１１ａの間に離型剤塗布ローラが介在しない場合には、該熱ローラが被塗布体に相当するのである。
【００２５】
また、必要に応じては熱ローラのみに限らず、加圧ローラに離型剤を供給してもよく、この場合は、加圧ローラが被塗布体に相当することは言うまでもない。
【００２６】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明によれば、被塗布体に離型剤を均一に供給することが可能な離型剤供給部材および離型剤供給装置を得ることができる。また、被塗布体に離型剤を均一に供給し、印刷品質の安定した定着装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の定着装置の一実施例を示す斜視図。
【図２】本発明の離型剤供給部材の一部断面斜視図。
【図３】図２のＡ部拡大断面図。
【図４】本発明の他の実施例を示す斜視図。
【図５】電子写真装置の全体構成図。
【図６】従来の定着装置を示す斜視図。
【図７】従来の離型剤供給部材の一部断面斜視図。
【図８】図７のＢ部拡大断面図。
【図９】本発明の他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
６…印刷用紙（記録材）、１１ａ…熱ローラ、１１ｂ加圧ローラ、１４…離型剤塗布ローラ、１７…離型剤タンク、１８…ポンプ、２１…離型剤供給部材、２１ａ…離型剤吐出部、２１ｂ…液面整え部。
Claims (3)
- 離型剤を吐出する離型剤吐出部と、該吐出部から吐出された離型剤の流路をなすとともに離型剤の移行方向へ進むにつれて分岐した溝部と、前記溝部に供給された離型剤の液面を均一にする液面整え部を有することを特徴とする離型剤供給部材。
- 離型剤を収納する離型剤タンク、該離型剤タンク内の離型剤を汲み上げるポンプ、前記離型剤タンクから汲み上げられた離型剤を吐出する離型剤吐出部と、該吐出部から吐出された離型剤の流路をなすとともに離型剤の移行方向へ進むにつれて分岐した溝部と、前記溝部に供給された離型剤の液面を均一にする液面整え部を有する離型剤供給部材、および前記離型剤供給部材において均一な液面をなした離型剤部位に配置された被塗布体を有することを特徴とする離型剤供給装置。
- 熱ローラと、該熱ローラに圧接可能に設けられた加圧ローラと、前記熱ローラ表面に接触し該表面に離型剤を塗布する離型剤塗布ローラと、前記離型剤を収容する離型剤タンクと、該離型剤タンク内の離型剤を汲み上げるポンプと、前記離型剤タンクから汲み上げられた離型剤を前記離型剤塗布ローラに供給する離型剤供給部材とを有し、前記熱ローラと加圧ローラの圧接部にて記録材表面にトナー像を定着させる定着装置において、
前記離型剤供給部材は、前記離型剤タンクから汲み上げられた離型剤を吐出する離型剤吐出部と、該出部から吐出された離型剤の流路をなすとともに離型剤の移行方向へ進むにつれて分岐した溝部と、前記溝部に供給された離型剤の液面を均一にする液面整え部を有し、前記離型剤塗布ローラを、前記離型剤供給部材において均一な液面をなした離型剤部位に設けたことを特徴とする定着装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP28373896A JP3555641B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 離型剤供給部材、離型剤供給装置およびそれを用いた定着装置 |
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