JP3555067B2 - 自動格納設備の出庫装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファイルホルダ等の物品を自動的に出し入れする自動格納設備において、物品が滑り落ちるシュートを備えた出庫装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カルテ等の書類を大量に格納する手段として、吊り下げ式のファイルホルダ(例えば実開平 7−35078号参照)を使用した自動格納設備が使用されている。すなわちこのファイルホルダ用の自動格納設備は、格納庫内に、ファイルホルダを吊り下げできるハンガーを多数備えた棚装置と、この棚装置の前面に沿って走行するスタッカクレーン式の移載装置とを配置し、移載装置を駆動してファイルホルダを棚の任意の箇所に出し入れするものである。
【0003】
このファイルホルダ用の自動格納設備では、台車(ワゴン)を使用した入出庫手段に加えて、コンベヤを使用した出庫装置を並設することが行われている。このコンベヤを用いた出庫装置は、例えば特開平7−315515号公報に記載されているように、格納庫の上部前面に沿って略水平状にコンベヤを配置し、移載装置で取り出したファイルホルダをコンベヤに移し換え、コンベヤで搬送されたファイルホルダを、当該コンベヤの終端部の近傍に設けたシュートに落とし込んで出庫する構成になっている。
【0004】
そして、前記シュートを上シュートと下シュートとに分離して、上シュートの傾斜姿勢と下シュートの傾斜姿勢とを互いに異ならせると共に、上シュートの下端部と下シュートの上端部との間にファイルホルダが通過する空間を空け、更に、下シュートの上端部近傍に、上シュートから滑り落ちたファイルホルダが当たるストッパー部を設けた構造のものがあり、この構造においては、上シュートを滑り落ちたファイルホルダは、ストッパー部に当たって停止してから進行方向を逆向きにして下シュートを滑り落ちて行く。つまり、ファイルホルダは、上シュートから下シュートに移行する過程で滑り落ちる方向が変わる。
【0005】
下シュートを滑り落ちたファイルホルダはカゴ等に直接に集積されたり、固定式又はワゴン式等の集積部に集積されたり、或いは、別のコンベヤで排出されたりする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記特開平7−315515号公報に記載されているような従来のシュートは、上シュート及び下シュートとも単に傾斜状に延びているため、ファイルホルダは上下シュートを直線状に滑り落ちるに過ぎず、このため、ファイルホルダは上シュートを滑り落ちるに際してどんどん加速され、最も速い速度でストッパー部に衝突することになる。このため、ファイルホルダが滑り落ちるたびに大きな衝突音が発生するという問題があった。また、ファイルホルダがストッパー部に衝突した弾みで、表紙同士のスナップ係合が外れてファイルホルダが開いてしまうことがある問題もあった。
【0007】
本発明はこれらの問題を解消することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、棚装置から取り出された物品が滑り落ちる出庫用シュートを上シュートと下シュートとに分離し、上シュートの傾斜方向と下シュートの傾斜方向とを異ならせると共に、上シュートの下端部と下シュートの上端部との間に物品が通過する空間を設け、更に、下シュートの上端部近傍に、上シュートから滑り落ちた物品が当たるストッパー部を設けてなる出庫装置において、
前記上シュートの下端部と下シュートの上端部のうち少なくとも上シュートの下端部を略水平状に形成した点に特徴を有する。
【0009】
なお、本発明は、ファイルホルダを始めとした種々の物品の自動格納設備に適用できる。
【0010】
【発明の奏する効果】
このように構成すると、上シュートを滑り落ちた物品が上シュートの下端部に来ると、水平方向に向けて移動するように滑り方向の向きが変換されるため、物品の速度が著しく減殺されることになり、このため、物品がストッパー部に当たる際の運動エネルギーは従来に比べて著しく小さくなる。その結果、ストッパー部への衝突音を著しく低減して騒音を抑制できる。また、ファイルホルダ用の自動格納設備に適用した場合には、ファイルホルダがストッパー部に衝突した弾みで両表紙のスナップ係合が外れて開いてしまうことを防止できる。
【0011】
【発明の実施形態】
次に、本発明をファイルホルダ用自動格納設備に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
(1).第1実施形態(図1〜図3)
図1のうち (A)はファイルホルダFの斜視図、 (B)は自動格納設備1の全体の斜視図である。図1(A)に示すように、ファイルホルダFは、開閉自在な一対の表紙F1を備えており、両表紙の自由端に厚肉状の縁部材(ハンギングプレート)F2を取付け、これら縁部材F2を、それら縁部材F2に形成した突起と穴(いずれも図示せず)とのスナップ係合によって止着することにより、ファイルホルダFを閉じた状態に保持している。カルテ等の書類は、ファイルホルダFの内面に設けた内ポケットやバインダーに綴じ込まれる。
【0012】
図示していないが、ファイルホルダFには、個々のファイルホルダFを特定するためのバーコード(識別コード)が印刷されたカードを装着している。
図1(A)に示すように、本実施形態では3台(1台のみ、2台若しくは4台以上でも良い)の自動格納設備1を並設している。各自動格納設備1には、台車2を挿入できる入出庫部1aを左右一対ずつ設けており、ファイルホルダFは、台車2を使用して入出庫することができると共に、各自動格納設備1に共用の出庫装置3によって出庫することもできる。
【0013】
各自動格納設備1は格納庫(本体)4を備えており、図面では省略しているが、格納庫4の内部には、多数のファイルホルダFを格納するための二つの棚装置が相対向して設けられていると共に、両棚装置の間の通路には、スタッカクレーン式の移載装置が配置されている。格納庫4の前面には扉6を設けている。符号6は操作パネルを示す。
【0014】
図1(A)に示すように、出庫装置3は、各自動格納設備1の上部前面の箇所を横切るように延びるメインコンベヤ7と、各自動格納設備1の内部からメインコンベヤ7にファイルホルダFを投入するためのガイド部材8と、メインコンベヤ7で搬送されてきたファイルホルダFを仮載せする回動板9と、回動板9の下方に配置した出庫部10とを備えている。前記ガイド部材8には、例えば前記特願平9−245341号に記載したような手段によってファイルホルダFが投入される。
【0015】
ファイルホルダFは、縁部材F2が自動格納設備1に近づくような姿勢でメインコンベヤ7上を搬送される。
図2は出庫部10の斜視図、図3は図2の III-III視断面図であり、これらの図に示すように、出庫部10の上部には、回動板9と平面視で重なり合う投入口11が空いており、また、出庫部10の内部には、上シュート12と下シュート13とから成る出庫用シュート14が配置されている。
【0016】
図3に示すように、回動板9は出庫部10の投入口11に向けて傾斜するように、電磁ソレノイドやモータ等のアクチェータ(駆動手段)で自在に回動させることができ、回動板9を下向き回動させると、ファイルホルダFは出庫部10の投入口11から上シュート12に向けて滑り落ちる。なお、回動板9は必ずしも必要はなく、メインコンベヤ7から直接にファイルホルダFを投入しても良いし、前記特開平7−315515号公報や特開平8−151106号公報に記載されているように、中継コンベヤを介して上シュート12に滑り落としても良い。また、回動板9に代えてシャッターなどの他のゲート手段を設けても良い。
【0017】
前記上シュート12は出庫部10の背面に向けて傾斜しており、他方、下シュート13は出庫部10の前面に向けて前傾している。そして、上シュート12の下端部と下シュート13の上端部とに、それぞれ水平状の平坦部12a,13a を形成している。
上シュート12の終端と出庫部10の背面との間には、ファイルホルダFが落下し得る空間が空いている。また、出庫部10の背面のうち下シュート13の始端部の近傍には、ゴムやスポンジ等の弾性体から成るストッパー部15を設けている。
【0018】
下シュート13の下方には、ファイルホルダFの集積用凹所16を形成している。凹所16の底面は下シュート13の傾斜面と略平行に延びている。また、図2から明らかなように、凹所16の前面には左右一対の堰板17を取付けている。左右堰板17の間には、人の手を差し込みできる隙間が開いている。なお、出庫部10の前面には操作や表示のためのパネル18を設けている。
【0019】
以上の構成において、上シュート12を滑り落ちてきたファイルホルダFは、下シュート13に移行する過程で落下方向の向きが変わり、背部F3を下にした姿勢で凹所16に集積される。この場合、ファイルホルダFは上シュート12の平坦部12aで進行方向が水平状に変更させられるため、速度が著しく減殺され、このため、ファイルホルダFがストッパー部15に衝突する際のエネルギーは著しく小さくなる(場合によっては、ファイルホルダFはストッパー部15に衝突せずに上シュート12から落下することもあり得る)。このため、ファイルホルダFがストッパー部15に衝突する際の騒音を著しく抑制することができると共に、ストッパー部15に衝突した弾みで開いてしまうことも防止できるのである。
【0020】
なお、上シュート12の上下高さが大きい場合には、当該上シュート12の下端部を若干上向き凹の円弧状に形成し(すなわちスキーのジャンプ台のような形態に形成し)、ファイルホルダFがやや上向きの姿勢で上シュート12から離脱するようにしても良い。要は、上シュート12の高さ寸法や傾斜角度に応じて、ファイルホルダFの速度が減速されるように、上シュート12の下端部の形状を設定したら良いのである。
【0021】
実施形態のように下シュート13の上部にも水平状の平坦部13aを形成すると、ファイルホルダFが下シュート13に移行する際の衝撃をより緩和することができて好適である。
(2).第2実施形態(図4)
上記の第1実施形態は出庫部10に集積用凹所16を固定的に設けた場合であったが、図4に第2実施形態として示すように、出庫部10にセットした集積ワゴン19にファイルホルダFを取り出しても良い。この場合、出庫部10には複数(4個)の投入口11とシュート14とブース20とを設けており、メインコンベヤ7から搬送されたファイルホルダFは、図示しない仕分け装置でいずれかの投入口11に落下して、所望の集積ワゴン19に出庫される。
【0022】
(3).第3実施形態(図5〜図6)
図図6では第3実施形態を示している。図5は平面図、図6は図5の VIA−VIA視断面図であり、この実施形態では、回動板9の下方に前後二ずつの投入口11と上シュート12とを設け、回動板9は前後の投入口11に向けて交互に回動しうるようにシーソー状に構成している。上シュート12は二つ設けているが、下シュート13は一つのみである。
【0023】
この実施形態では、回動板9は交互に回動してファイルホルダFを前後の上シュート12に交互に落下させる。すると、ファイルホルダFは、縁部材F2を下にした姿勢と上にした姿勢とに交互に上シュート12に滑り落ちて、下シュート13に移行する過程でそれぞれ姿勢を変換させられるため、図6(B)に示すように、ファイルホルダFは、縁部材F2と背部F3とが交互に重なり合う状態で集積される。このため、ファイルホルダFを効率良く集積できると共に、運搬の効率も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る自動格納設備の斜視図である。
【図2】出庫部の斜視図である。
【図3】図2の III−III視断面図である。
【図4】第2実施形態の斜視図である。
【図5】第3実施形態の平面図である。
【図6】(A)は図5の VIA−VIA視断面図、 (B)は作用を示す図である。
【符号の説明】
F 物品の一例としてのファイルホルダ
1 ファイルホルダ用の自動格納設備
2 台車
3 出庫装置
9 回動板
10 出庫部
11 投入口
12 上シュート
12a 平坦部
13 下シュート
13a 平坦部
14 出庫用シュート
16 集積用凹所意見書に代る手続補正書

Claims (1)

  1. 棚装置から取り出された物品が滑り落ちる出庫用シュートを上シュートと下シュートとに分離し、上シュートの傾斜方向と下シュートの傾斜方向とを異ならせると共に、上シュートの下端部と下シュートの上端部との間に物品が通過する空間を設け、更に、下シュートの上端部近傍に、上シュートから滑り落ちた物品が当たるストッパー部を設けてなる出庫装置において、
    前記上シュートの下端部と下シュートの上端部のうち少なくとも上シュートの下端部を略水平状に形成していることを特徴とする自動格納設備の出庫装置。
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