JP3554985B2 - 気圧式倍力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、車両等に装着される気圧式倍力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両等に用いられている気圧式倍力装置としては、次のように構成されたものがある。すなわち、フロントシェルとリアシェルによって内部に空間が画定されたハウジングが構成されており、このハウジング内が、バルブボディ、このバルブボディの外周縁から径方向に延びるパワーピストン及びダイヤフラムによりフロント室とリア室とに画成されている。
【0003】
フロント室は、フロントシェル外壁面の孔に設けられた接続管部を介してエンジンのインテークマニホールドに接続され、エンジンの駆動中には常に負圧に保たれる。一方、バルブボディには、リア室とフロント室とを連通する通路、大気とリア室とを連通する通路が形成されている。また、ブレーキペダルの作動に伴って両通路を開閉するポペット弁を有する構成となっている。ブレーキペダルを踏むことによりポペット弁がフロント室とリア室の連通を遮断し、同時にリア室を大気に連通する。
【0004】
このことにより、リア室に大気が導入され、フロント室とリア室との間に差圧が生じる。この差圧力はパワーピストンに作用し、これに一体的に組付けられたバルブボディ及び出力軸を前方へ押し出しマスターシリンダのピストンに作用する。また、上記従来の気圧式倍力装置は、リターンスプリングによってバルブボディが後方へ付勢されている。そして、入力軸に力が加わっていない待機状態では、ポペット弁がフロント室とリア室との連通を遮断し、また、リア室と大気とも連通が遮断し、出力が出されない構成となっている。
【0005】
また、このような気圧式倍力装置では、フロントシェルにマスターシリンダの基端部を嵌合するための有底の円筒部が形成されている。そして、出力軸は、この円筒部の底壁を貫通してシェル外に突出するため、この部分からフロントシェル内部への大気の漏れを防止するために、接続部にフロントシールを介在させている。
【0006】
この種のフロントシールは、例えば、実公昭57−43178号にその構成が示されている。図5は、実公昭57−43178号に示された従来のフロントシールを示すもので、マスターシリンダ及びマスターシリンダ側に配設されるフロントシェルのフロント室内へ没入するよう形成された円筒部を拡大図で示している。
【0007】
フロントシェル50には、マスターシリンダ60の基端部を嵌合するための有底の円筒部51が形成されている。この円筒部51の底壁52に設けられた孔53には、出力軸70が隙間を介してハウジング外へ貫通している。
【0008】
円筒部51内には、略円板形状であり、底壁52に対して当接する面が平らなフロントシール80が底壁52に支持されるように設けられている。このフロントシール80の内周縁には、出力軸70の軸方向に沿って延びる筒状のリップ部81が設けられており、出力軸70の外周に摺動可能に嵌合している。
【0009】
フロントシール80と底壁52との当接面の反対側には、中央側がフロントシール80のリップ部81に沿うよう筒形状とされ、この筒部より径方向外方へ平板状に延びる円板形状のサポートプレート90が設けられている。
【0010】
フロントシール80の外周部82には、サポートプレート90の外周部91及び両外周縁を全体的に覆うよう厚肉に形成されている。この厚肉となった外周部82は、マスターシリンダ60側から設けられ、外周側が係止爪となっているリテーナ100の板部101によって底壁52に向かって押さえられ、フロントシール80の軸方向に対する位置決めが行われている。
【0011】
フロントシール80の外周縁は、自由状態、すなわち、円筒部への組付け前の状態では、フロントシェル50の円筒部51の内周面よりわずかに大径であり、円筒部51に圧入嵌合されている。また、前記サポートプレート90の外周面92は、フロントシール80の外周部82よりも内径側において、フロントシール80の縮径方向の変形を阻止するため、外周部82を円筒部51の内周壁へ締め代を持たせ圧着し、フロントシール80の径方向に対する位置決めをしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の構成によると、フロントシール80とは別体のサポートプレート90によりフロントシール80の径方向の位置決めを行っている。すなわち、フロントシール80の外周縁は、サポートプレート90の外周面92によって、フロントシェル50の円筒部51の内周面82に対して圧接され、この部分をシールすると共にこの位置に位置決めされている。従って従来の構造は、位置決め及びシールのため、別途独立したサポートプレート90を必要としコストアップとなる。また、予めフロントシール80にサポートプレート90を組み付けなければならず、製作工程が増えるなどの欠点がある。
【0013】
また、フロントシール80と円筒部51の底壁52とは平面で当接しているので、気密性を確保するためには、この当接面を確実に平らに形成する必要がある。また、組み付け時に当接両間に異物等が入り気密性を損なう場合がある。さらに、より慎重に組み付け作業を行う必要があるなど、製作コストが高くなる等の欠点もある。
【0014】
本発明は上述した問題に鑑みてなされ、サポートプレートを必要とせずにフロントシールの位置決めと気密性を向上させることができ、構造が簡単で組立て作業が容易となる気圧式倍力装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、複数のシェル同志を組み合わせることにより形成されるハウジングと、該ハウジング内を定圧室と変圧室とに画成するパワーピストンと、前記複数のシェルの一にハウジング内へ没入するよう形成された有底の筒部と、一端が筒部の底壁を貫通して外部に延び、他端が前記パワーピストンに連結される出力軸と、前記筒部内に底壁で支持されるよう設けられ、外周縁が筒部内周壁に気密的に嵌合し、内周縁が前記出力軸の外周に気密的、且つ、摺動可能に嵌合する、弾性材よりなるシール部材と、該シール部材の外周縁を前記筒部の底壁との間で支持するリテーナとから構成される気圧式倍力装置において、前記筒部の底壁とシール部材、あるいは、リテーナとシール部材のそれぞれの部材の一方に、前記出力軸の軸方向に延びる凸部を設け、他方に該凸部と嵌合する凹部を設けるとともに、この凹凸部の径方向に関して対向する壁部の一方がテーパに形成され、前記凹凸部を互いに径方向から当接させて前記テーパにより前記シール部材の外周縁を筒部の内周に押圧したことを特徴としている。
【0016】
複数のシェル同志を組み合わせることにより形成されるハウジングと、該ハウジング内を定圧室と変圧室とに画成するパワーピストンと、前記複数のシェルの一にハウジング内へ没入するよう形成された有底の筒部と、一端が筒部の底壁を貫通して外部に延び、他端が前記パワーピストンに連結される出力軸と、前記筒部内に底壁で支持されるよう設けられ、外周縁が筒部内周壁に気密的に嵌合し、内周縁が前記出力軸の外周に気密的、且つ、摺動可能に嵌合する、弾性材よりなるシール部材と、該シール部材の外周縁を前記筒部の底壁との間で支持するリテーナとから構成される気圧式倍力装置において、前記筒部の底壁とシール部材のそれぞれの部材の一方に、前記出力軸の軸方向に延びて前記出力軸を取り巻くように環状に形成される凸部を設け、他方に該凸部と嵌合する環状の凹部を設け、この環状の凹凸部の径方向に関して対向する壁部の少なくともいずれか一方が環状のテーパ面で形成され、この凹凸部を互いに径方向から当接させたことを特徴としている。また、前記筒部の底壁とシール部材に形成された環状の凹凸部は、相互に圧入嵌合させてもよい
【0017】
前記シール部材の外周縁の筒部底壁に当接する側に、径方向外方に向かうに従って徐々に薄肉となる環状のリップ部を形成し、該リップ部を筒部底壁に弾性的に接触させ、出力軸の軸方向に収縮可能に取付けてもよい。また、前記リテーナとシール部材に形成された凹凸部が、前記出力軸を取り巻くように環状に設けられるようにしてもよい。さらに、複数のシェル同志を組み合わせることにより形成されるハウジングと、該ハウジング内を定圧室と変圧室とに画成するパワーピストンと、前記複数のシェルの一にハウジング内へ没入するよう形成された有底の筒部と、一端が筒部の底壁を貫通して外部に延び、他端が前記パワーピストンに連結される出力軸と、前記筒部内に底壁で支持されるよう設けられ、外周縁が筒部内周壁に気密的に嵌合し、内周縁が前記出力軸の外周に気密的、且つ、摺動可能に嵌合する、弾性材よりなるシール部材と、該シール部材の外周縁を前記筒部の底壁との間で支持するリテーナとから構成される気圧式倍力装置において、前記筒部の底壁とシール部材、あるいは、リテーナとシール部材のそれぞれの部材の一方に、前記出力軸の軸方向に延びる凸部を設け、他方に該凸部と嵌合する凹部を設け、この凹凸部を互いに径方向から当接させるとともに、前記シール部材の外周縁の筒部底壁に当接する側に、径方向外方に向かうに従って徐々に薄肉となる環状のリップ部を形成し、該リップ部を筒部底壁に弾性的に接触させたことを特徴としている。
【0018】
【作用】
前記筒部の底壁とシール部材、あるいは、リテーナとシール部材のそれぞれの部材の一方に、前記出力軸の軸方向に延びる凸部を設け、他方に該凸部と嵌合する凹部を設けるとともに、この凹凸部の径方向に関して対向する壁部の一方をテーパに形成し、前記凹凸部を互いに径方向から当接させて前記テーパにより前記シール部材の外周縁を筒部の内周に押圧させたことにより、位置決めのためのみに別途独立したサポートプレートを使用することなく、シール部材の位置決めをすることができる。また、シール効果をより一層高めることができる。
【0019】
前記筒部の底壁とシール部材に形成された凹凸部を、前記出力軸を取り巻くように環状に設け、この環状の凹凸部の径方向に関して対向する壁部の少なくともいずれか一方を環状のテーパ面で形成し、前記凹凸部を互いに径方向において当接させたものでは、この筒部の底壁部分でのシール効果を高めることができる。また、シール部材に形成された環状の凹凸部を容易に筒部底壁の凸又は凹部に密着嵌挿させることができ、このことにより、両当接面同志を確実、且つ、より緊密に接触させることができる。さらに、前記筒部の底壁とシール部材に形成された環状の凹凸部を、相互に圧入嵌合させたものでは、この筒部の底壁部分でのシール効果をより一層高めることができる。
【0020】
前記シール部材の外周縁の筒部底壁に当接する側に、径方向外方に向かうに従って徐々に薄肉となる環状のリップ部を形成し、該リップ部を筒部底壁に弾性的に接触させ、出力軸の軸方向に収縮可能に取付けた場合、リップ部の形成に伴い外周部には環状空間部が形成されるため、リテーナで押圧されるシール部材の外周縁のバネ定数を小さくすることができる。また、リップ部を前記筒部底壁に弾性的に接触させることができる。前記リテーナとシール部材に形成された凹凸部を、前記出力軸を取り巻くように環状に設けたものでは、シール効果を高めることができる。
【0021】
【実施例】
次に、本発明の実施例を図面に基づき説明する。図1は、本発明の第1の実施例の断面図を示している。略カップ形状をしたフロントシェル1と略円板状のリアシェル2とを外周を突き合わせて組み合わせることで、内部に空間を画定するハウジングを構成している。3は大小異径の筒状体で構成されたバルブボディで、このバルブボディ3は、大径部がハウジングに設けられ、小径部がリアシェル2を貫通して外部に延びるよう設けられている。バルブボディ3の大径部3aの外周には、円周状の溝部3bが設けられ、この溝部3bにゴム等の弾性材よりなるダイヤフラム4の内周縁の厚肉部4aが気密的に嵌合されている。ダイヤフラム4の外周側は、U字状に折り返されており、その外周縁4bは、フロントシェル1及びリアシェル2の外周縁の突き合わせ部分で気密的に挟持されている。また、ダイヤフラム4の前面側(軸方向フロントシェル1側)には、パワーピストン5が設けられている。このパワーピストン5の内周縁5aは、バルブボディ3の大径部3aの外周に形成された段差に嵌合し、ダイヤフラム4とともに径方向外方に延び、その外周縁5bは自由端となっている。このバルブボディ3は、ダイヤフラム4及びパワーピストン5とともに定圧室としてのフロント室6及び変圧室としてのリア室7とに区画している。そして、フロントシェル1の軸方向外壁面に設けられた孔に取付けられた接続管部8を介してエンジンのインテークマニホールド(図示せず)に接続されており、フロント室6内はエンジンの駆動中は常に負圧に保たれている。
【0022】
バルブボディ3には、内部に中心軸線に沿って貫通孔9が設けられており、この貫通孔9内には、入力軸10が摺動自在に嵌挿されている。入力軸10の先端部には、プランジャ11が係合されており、入力軸10の後端部(図中右方)はバルブボディ3の外部へ突出され、ブレーキペダル(図示せず)に連結されている。プランジャ11の先端部は貫通孔9の最も小径の孔9aに摺動自在に嵌合されており、その後端には環状の弁座12が形成されている。また、貫通孔9の、待機位置にもたらされているプランジャ11の弁座12と略同一平面における、外周位置には、弁座13が設けられている。さらに、バルブボディ3には、一端が大径部のフロント室6に開口し、他端が小径部の弁座13の外周に開口する大気連通孔14が設けられている。15はプランジャ11を所定の位置に位置決めするストップキーである。このストップキー15は、装置が作動されていない待機状態では下端がリアシェル2に当接し、上端がプランジャ11に当接するよう構成されている。
【0023】
16はポペット弁で、このポペット弁16は、前記弁座12、13の各々に離着座する弁部16a、蛇腹部16b、取付部16cからなり、取付部16cが貫通孔9の内周壁に取り付けられ、バルブボディ3の貫通孔9と入力軸10との間に位置されている。入力軸10とポペット弁16との間には、相互に離間するように付勢するバネ17、18が介装されている。また、19、20はエアフィルタでポペット弁16の内部空間は大気に連通されている。
【0024】
ここで、プランジャ11が待機位置にもたらされるときは、ポペット弁16の弁部16aは、弁座12及び弁座13に共に着座している。つまり、この状態では、ポペット弁16がフロント室6とリア室7の連通を遮断し、また、リア室7と大気とも連通を遮断しており、出力が出されない構成となっている。バルブボディ3内に設けられ、入力軸10によって操作される弁機構を構成するもののうち、リア室7を外部に連通させて大気を導入させる大気弁は、ポペット弁16の弁部16aとプランジャ11に設けられた弁座12とにより構成されるものである。一方、弁機構を構成するもののうち、リア室7内の大気をバルブボディ3内に設けられている大気連通孔14及びフロント室6を介して負圧発生部に排出する負圧弁は、ポペット弁16の弁部16aと弁座13とにより構成されるものである。
【0025】
バルブボディ3の前面側には、円周状の凹部が設けられており、この凹部にリターンスプリング21の一端が係止されている。このリターンスプリング21の前方側の他端は、フロントシェル1のフロント室6内へ没入するよう形成された後述する円筒部24の外周壁とフロントシェル1の内壁部とにより形成される角部に係止されており、このリターンスプリング21は、バルブボディ3をフロントシェル1の内壁部から離間するように付勢している。
【0026】
バルブボディ3の貫通孔9のフロント室6側に開口する孔9b内には、ゴム等の弾性材よりなるリアクションディスク22が嵌装されている。そして、入力軸10が右方移動可能限界位置にあるとき、すなわち、ブレーキペダルが踏まれていない待機状態にあるときには、前記プランジャ11の先端との間に若干の隙間ができるようになっている。リアクションディスク22の前方(図中左方)には、前記入力軸10と同一軸線上に位置するように出力軸23が配置されている。この出力軸23は、先端部23aが前記フロントシェル1に形成された筒部としての円筒部24の底壁の中心部を貫通して延びるとともに、大径の後端部23bが孔9bに嵌合し、その後端面はリアクションディスク22に当接している。
【0027】
図2は、図1の実施例におけるフロントシェル1の中央部に形成された円筒部24部分の拡大図で、本実施例のフロントシールの構造を示している。
【0028】
円筒部24は、全体的にその中心が前記出力軸23と同一軸線上に位置するようにフロント室6内へ深く没入した状態に形成されている。そして、この底壁25の外周縁側は、さらに出力軸23の軸方向フロント室6内へ環状に没入され、円筒部24内に凹部が形成されている。この凹部は本実施例では、後述する環状溝26で形成されており、この環状溝26の径方向に対向する壁部のうち径方向内周側の壁部は環状のテーパ面27となっている。円筒部24の底壁25の中心には、孔28が設けられており、この孔28に対して隙間を介して出力軸23がフロント室6内から外部へと貫通している。
【0029】
29はシール部材としてのフロントシールで、このフロントシール29は、内周縁側に位置し、出力軸23の外周に沿って軸方向に延びる筒状の第1のリップ部29a、このリップ部29aより径方向外方に向かって略波形形状で延びる薄肉部29b、外周縁側に位置し出力軸23の軸線方向に厚肉となった外周取付部29cとからなる。
【0030】
フロントシール29の内周縁の第1のリップ部29a及び、薄肉部29bによって第1のリップ部29aの周囲に形成される環状溝30内には、グリスが充填されており、第1のリップ部29aは出力軸23の外周に摺動可能に嵌合されている。
【0031】
フロントシール29の外周取付部29cは、円筒部24の環状溝26に嵌合するよう環状溝26の底壁に向かって延びる環状の凸部29dを持つ厚肉部で形成されている。この環状の凸部29dは、円筒部24の内周壁24aに臨むように環状の溝部32が形成されると共に、環状溝26の底壁へ当接する部分の外周側が径方向外側に向かうにつれて徐々に薄肉となるような第2のリップ部31が形成されている。そして、環状の凸部29dは、環状溝26に圧入嵌合されており、フロントシール29の径方向の位置決めを行なっている。また、前記円筒部24の内周壁24aの軸方向フロント室6側には、リテーナ33が設けられており、フロントシール29の外周取付部29cを環状溝26の底壁に対して押圧し、軸方向に対して抜け止めされている。ここで、外周取付部29cの環状の凸部29dは、環状溝26に圧入嵌合されているが、環状の凸部29dには、環状の溝部32が形成され、嵌合部における環状の凸部29d自体のバネ定数が低下されているため、環状の凸部29dを環状溝26に確実に嵌合することができる。また、第2のリップ部31の先端が環状溝26の底壁に弾性的に接触されている。
【0032】
以上のように構成された第1の実施例における気圧式倍力装置の作用を説明する。ブレーキペダルを踏み込む以前には、ポペット弁16は弁座12と弁座13とに着座しており、大気弁、負圧弁とも閉じられた状態にある。このブレーキペダルを踏むことにより、ブレーキペダルに連結している入力軸10が前方(図中左方)へ移動されると、プランジャ11が入力軸10と共に前方へと移動する。これにより、弁座12がポペット弁16から離座させられリア室7を大気と連通させる。すると、フロント室6は負圧に保たれたままリア室7は大気圧となりこの間に差圧が発生する。これにより、バルブボディ3及びこれの外周に嵌合するダイヤフラム4、パワーピストン5に作用する押圧力は、リターンスプリング21の押圧力よりも大きくなり、バルブボディ3のフロントシェル1側の貫通孔9bに係合する出力軸23を前方へ押圧し、マスターシリンダ内部のピストン(図示せず)に作用する。
【0033】
また、ブレーキペダルから足を離し入力軸10に外力が加わっていない状態になると、プランジャ11及び入力軸10は、プランジャ11の後端の弁座12にポペット弁16を当接させたまま後方(図中右方)へ移動する。すると、弁座13からポペット弁16が離座させられ、バルブボディ3内に設けられた大気連通孔14を介してフロント室6とリア室7が連通可能となり、リア室7の大気はフロント室6及び接続管部8を通り負圧発生部へと排出される。その後に、フロント室6とリア室7は同圧となりバルブボディ3及びこれの外周に嵌合するダイヤフラム4、パワーピストン5は、バルブボディ3の前方に係入し後方へと付勢するリターンスプリング21によって、出力軸23とともに後方へ押し戻され待機位置に復帰する。
【0034】
次に本発明の特徴部分であるフロントシール29の作用について、図2に基づいて説明する。第1の実施例の気圧式倍力装置の作動中において、フロント室6内はエンジンの駆動中は常に負圧に保たれており、フロント室6の外部とフロント室6内との間には差圧が発生する。このように発生する差圧力によってフロントシール29全体は、フロントシェル1に設けられた円筒部24の底壁25に密着され、底壁25から孔28にかけての気体の漏れを防止している。
【0035】
フロントシール29の外周縁としての外周取付部29cは、軸方向の位置決めをするリテーナ32により円筒部24の底壁25に設けられた環状溝26に圧入嵌合され、且つ、これを助けるように差圧力が補助的に作用している。このことにより径方向の位置決めがされている。ここで、フロントシール29の、リップ部31が形成された環状の凸部29dを受け入れる環状溝26の内周壁は、環状のテーパ面27で形成されているので、フロントシール29の組み付け時、環状の凸部29d自体が所定の寸法より大きかったり、小さかったりする製作誤差があったとしても、この製作誤差を環状のテーパ面27で吸収しつつ環状の凸部29dを環状溝26内に密着することができると同時に、環状のテーパ面27で発生する分力によって外周取付部29cの外周を円筒部24の内周壁24aに対してより緊密に押圧することができる。さらに、外周取付部29cの環状の凸部29dを第2のリップ部31で構成しているので、第2のリップ部31の先端は内外の差圧力を受けて強く環状溝26の底壁に密着する。作動に伴い出力軸23に発生する径方向のガタはフロントシール29の略波形形状の薄肉部29bによって吸収される。
【0036】
フロントシール29の第1のリップ部29aは前記出力軸23の外周に密着して、この外周から気体の漏れを防止するが、第1のリップ部29a及び前記フロントシール29に設けられた環状溝30にはグリスを充填しているので、出力軸23が径方向に傾動することに伴う環状溝30自体の変形あるいは出力軸23の作動時に発生する熱によって、出力軸23の外周とフロントシール29の内周縁との間にグリスが流出し、摺動抵抗を軽減させている。
【0037】
なお、第1の実施例ではフロントシールの径方向の位置決めを行うため、フロントシェルの筒部の底壁と、これに対向するフロントシールの当接面とのいずれか一方に形成された凹凸部が互いに環状であり、凹又は凸部を形成する壁部の一方がテーパ面であるものを示したが、必ずしもこの構造である必要はなく、凸部を円形の突起として円周方向に適宜の間隔で適当数複数個設け、この凸部に対応して嵌合する凹部を他方に適当数個設けたものでもよい。また、環状の凹又は凸部を形成する壁部の両方をテーパ面にしてもよい。
【0038】
次に、本発明の第2の実施例を図面に基づき説明する。図3は、第2の実施例におけるフロントシェル40に形成された円筒部24部分の拡大図で、第2の実施例のフロントシールの構造を示している。なお、第1の実施例と同一部分については同一の記号を付し、第1の実施例と異なる部分について説明する。
【0039】
フロントシェル1に形成された円筒部24は、全体的にその中心が前記出力軸23と同一軸線上に位置するようにフロント室6内へ深く没入した状態に形成されている。そして、この底壁25の孔28から外周縁側に向かって概ね中間位置には、さらに出力軸23の軸方向フロント室6内へ環状に没入され、フロントシール40の径方向の位置決めをするための同心円の凹部となっている。この凹部は本実施例では、環状溝41で形成されており、この環状溝41の径方向に対向する壁部のうち径方向内周側の壁部は環状のテーパ面42となっている。
【0040】
40は第2の実施例におけるフロントシールで、このフロントシール40は、内周縁に位置し、出力軸23の外周に沿って軸方向に延びる筒状のリップ部40a、このリップ部40aより径方向外方に向かって略波形形状で延びる薄肉部40b、この薄肉部40bの外周に接続し、前記環状溝41に嵌合するよう形成された環状の凸部40c、外周縁に位置し出力軸23の軸方向に厚肉となった外周取付部40dとからなる。
【0041】
フロントシール40の内周縁のリップ部40a及び薄肉部40bによってリップ部40aの周囲に形成される環状溝43内にはグリスが充填されており、リップ部40aは出力軸23の外周に摺動可能に嵌合されている。
【0042】
フロントシール40の外周取付部40dは、自由状態、すなわち、円筒部24への組付け前の状態では、内周壁24aの内径よりもわずかに大径に形成されており、前記円筒部24の内周壁24aに気密的に嵌合している。この外周取付部40dの径方向内周側に設けられた環状の凸部40cは、前記環状溝41の内周壁に設けられたテーパ面に沿って徐々に幅が狭められていく方向に圧入嵌合されている。この環状の凸部40cが環状溝41に圧入嵌合されることにより、フロントシール40の径方向の位置決めが行われている。また、前記円筒部24の内周壁24aには、フロント室6の軸方向外部には、リテーナ33が設けられており、フロントシール40の環状の凸部40cを含む外周縁としての外周取付部40d全体を底壁25に押圧し、フロントシール40の軸方向に対する抜け止めがなされている。
【0043】
以上のように構成された第2の実施例におけるフロントシール40の作用について、第1の実施例と異なる部分について説明する。フロントシール40の環状の凸部40cは、リテーナ33により円筒部24に設けられた環状溝41に圧入嵌合され、且つこれを助けるように装置の作動時に発生する差圧力が補助的に作用している。これにより、軸方向に対する位置決めがされている。ここで環状溝41の内周壁は、環状のテーパ面42で形成されているので第1の実施例で前述したように、フロントシェル1自体、又はフロントシール40自体に製作誤差があったとしても、この製作誤差を環状のテーパ面42で吸収しつつ密着することができる。この環状溝41に環状の凸部40cを圧入嵌合させることにより径方向に対する位置決めが行われている。作動に伴い出力軸23に発生する径方向のガタはフロントシール40の略波形形状の薄肉部40bによって吸収される。
【0044】
また、作動時においてフロントシール40のリップ部40aは前記出力軸23の外周に密着して、この外周から気体の漏れを防止するが、この際に環状溝43に充填されたグリスが第1の実施例と同様に出力軸23の外周とフロントシール40の内周縁との間に流出し、摺動抵抗を軽減させている。
【0045】
このように、環状の凸部40cが環状溝41に圧入嵌合されることと、外周取付部40dを円筒部24の内周壁24a及び底壁25の外周縁に圧入して押圧されることにより、2重の気密構造を持つことができ、より気密性を向上することができる。
【0046】
なお、第2の実施例では、フロントシェル1にフロント室6内に没入する環状溝41を形成し、フロントシール40には、これに嵌合する環状の凸部40cを形成した構造を示したが、必ずしもその構造に限らず、この凹又は凸部は円周方向に適宜の間隔で適当数複数個形成し、互いに圧入嵌合させるようにしてもよい。また、フロントシェル1にその前方へ突出する環状の凸部を形成し、フロントシール40には、この環状の凸部に嵌合する凹部を設け、互いに嵌合させるようにしてもよい。この場合、凹又は凸部を構成する壁部の少なくとも一方にテーパ面を形成してもよい。さらに、第1の実施例のように、フロントシール40の外周取付部40dの外周縁に、円筒部24の内周壁24aに臨むよう環状の溝部を形成し、円筒部24の底壁25へ当接する部分の外周側が径方向外側に向かうにつれて徐々に薄肉となるような第2のリップ部を形成してもよい。
【0047】
次に本発明の第3実施例を図4に基づき説明する。図において、図3と同様の部材は、図3のものを流用し、説明は割愛する。この例は、リテーナ33とフロントシール40とに凹凸部を設けた例を示す。フロントシール40の外周部40dのリテーナ33と嵌合する側には凸部40eが形成されており、この凸部40eの内周側は環状のテーパ面40fとなっている。一方、リテーナ33には、フロントシール40の凸部40eを受け入れるべき凹部が形成されており、この凹部を形成する壁部のうち内周側に環状のテーパ面33aに形成されている。
【0048】
ここで、リテーナ33により形成される凹部の径方向における幅寸法より、フロントシール40の凸部40eの径方向における幅寸法の方がわずかに大きく設定されるか、あるいは、フロントシール40のテーパ面40fの角度より、リテーナ33のテーパ面33aの角度の方が小さく設定されており、フロントシール40の外周部40eを円筒部24の内周面24aに押圧するように構成されている。
【0049】
この実施例によれば、リテーナ33によりフロントシール40の径方向の位置決めがなされると共に、フロントシール40により円筒部24におけるシールを行うことができる。
【0050】
この第3の実施例においては、リテーナ33の内周にテーパ面33aを設けた構成を示したが、リテーナ33の板部の径方向途中に凸部を設け、これに嵌合しうる凹部をフロントシール40に設けるようにしてもよい。この場合、凸部及び凹部は必ずしも環状である必要はなく、周回り方向に関し、最低限3個以上形成すればよい。
【0051】
気圧式倍力装置自体の構成に関して、これらの第1、第2実施例は、フロント室を負圧に保ち、リア室を大気と連通させ、この差圧力により出力軸を前方へ移動せしめる負圧式の構成のものを示したが、別段これに限らずフロント室を大気と連通させ、リア室に車両に搭載されたコンプレッサ等により発生される正圧を導入することで、差圧力を発生させる正圧式の構成の気圧式倍力装置にも適用しうるものである。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、以上述べたことから明らかなように、以下に示す種々の効果を奏しうる。
第1に、筒部の底壁とシール部材、あるいは、リテーナとシール部材のそれぞれの部材の一方に、出力軸の軸方向に延びる凸部を設け、他方にこの凸部と嵌合する凹部を設けるとともに、この凹凸部の径方向に関して対向する壁部の一方をテーパに形成し、前記凹凸部を互いに径方向から当接させて前記テーパにより前記シール部材の外周縁を筒部の内周に押圧させたことにより、サポートプレートを必要とせず、筒部の底壁又はリテーナにより径方向に対する位置決めを行うことができる。また、従来のように位置決めのために別途独立したサポートプレートを必要としないため、組立てが容易となり、組立て時間を削減でき、且つ、コストダウンを図ることができる。また、シール効果をより一層高めることができ、気密性の向上が図れる。
第2に、前記筒部の底壁とシール部材に形成された凹凸部を、前記出力軸を取り巻くように環状に設け、この環状の凹凸部の径方向に関して対向する壁部の少なくともいずれか一方を環状のテーパ面で形成し、前記凹凸部を互いに径方向において当接させたことにより、この筒部の底壁部分でのシール効果を高めることができる。また、シール部材に形成された凹又は凸部自体が、所定の寸法より大きかったり、小さかったりする製作誤差があったとしても、この製作誤差を環状のテーパ面で吸収しつつ組み付けることができる。また、シール部材に形成された環状の凹凸部を容易に筒部底壁の凸又は凹部に密着嵌挿させることができ、このことにより、両当接面同志を確実、且つ、より緊密に接触させることができる。
第3に、フロントシェルに設けた筒部の底壁に、出力軸の軸方向に延びる凹又は凸部を設けることにより、フロントシェル筒部自体の強度が向上する
第4に、前記シール部材の外周縁の筒部底壁に当接する側に、径方向外方に向かうに従って徐々に薄肉となる環状のリップ部を形成し、該リップ部を筒部底壁に弾性的に接触させ、出力軸の軸方向に収縮可能に取付けた場合、リップ部の形成に伴い外周部には環状空間部が形成されるため、リテーナで押圧されるシール部材の外周縁のバネ定数を小さくすることができる。さらに、リテーナ及び装置の作動時に発生するハウジング内外の差圧力によりシール部材が自ら円筒部の底壁へ密着させられる方向へ移動し、気密性を向上させることができる。
第5に、前記リテーナとシール部材に形成された凹凸部を、前記出力軸を取り巻くように環状に設けたことにより、サポートプレートを必要とせず、筒部の底壁又はリテーナにより径方向に対する位置決めを行うことができる。また、シール効果を高めることができる。
第6に、前記筒部の底壁とシール部材、あるいは、リテーナとシール部材のそれぞれの部材の一方に、前記出力軸の軸方向に延びる凸部を設け、他方に該凸部と嵌合する凹部を設け、この凹凸部を互いに径方向から当接させるとともに、前記シール部材の外周縁の筒部底壁に当接する側に、径方向外方に向かうに従って徐々に薄肉となる環状のリップ部を形成し、該リップ部を筒部底壁に弾性的に接触させたことにより、サポートプレートを必要とせず、筒部の底壁又はリテーナにより径方向に対する位置決めを行うことができる。また、この位置決めに当たっては、リテーナで押圧されるシール部材の外周縁のバネ定数を小さくすることができるので組立て作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気圧式倍力装置における、第1の実施例を示す断面図である。
【図2】図1の気圧式倍力装置における、フロントシェル円筒部の拡大断面図である。
【図3】第2の実施例の気圧式倍力装置における、フロントシェル円筒部の拡大断面図である。
【図4】第3の実施例の気圧式倍力装置における、フロントシェル円筒部の拡大断面図である。
【図5】従来の気圧式倍力装置を示す、フロントシェル円筒部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 フロントシェル
2 リアシェル
3 バルブボディ
6 フロント室
7 リア室
10 入力軸
11 プランジャ
16 ポペット弁
12、16a 大気弁
13、16a 負圧弁
21 リターンスプリング
23 出力軸
24 フロントシェル円筒部
29、40 フロントシール
29a、40a 第1のリップ部
31、 第2のリップ部
33、100 リテーナ
27、42 テーパ面
90 サポートプレート

Claims (6)

  1. 複数のシェル同志を組み合わせることにより形成されるハウジングと、該ハウジング内を定圧室と変圧室とに画成するパワーピストンと、前記複数のシェルの一にハウジング内へ没入するよう形成された有底の筒部と、一端が筒部の底壁を貫通して外部に延び、他端が前記パワーピストンに連結される出力軸と、前記筒部内に底壁で支持されるよう設けられ、外周縁が筒部内周壁に気密的に嵌合し、内周縁が前記出力軸の外周に気密的、且つ、摺動可能に嵌合する、弾性材よりなるシール部材と、該シール部材の外周縁を前記筒部の底壁との間で支持するリテーナとから構成される気圧式倍力装置において、前記筒部の底壁とシール部材、あるいは、リテーナとシール部材のそれぞれの部材の一方に、前記出力軸の軸方向に延びる凸部を設け、他方に該凸部と嵌合する凹部を設けるとともに、この凹凸部の径方向に関して対向する壁部の一方がテーパに形成され、前記凹凸部を互いに径方向から当接させて前記テーパにより前記シール部材の外周縁を筒部の内周に押圧したことを特徴とする気圧式倍力装置。
  2. 複数のシェル同志を組み合わせることにより形成されるハウジングと、該ハウジング内を定圧室と変圧室とに画成するパワーピストンと、前記複数のシェルの一にハウジング内へ没入するよう形成された有底の筒部と、一端が筒部の底壁を貫通して外部に延び、他端が前記パワーピストンに連結される出力軸と、前記筒部内に底壁で支持されるよう設けられ、外周縁が筒部内周壁に気密的に嵌合し、内周縁が前記出力軸の外周に気密的、且つ、摺動可能に嵌合する、弾性材よりなるシール部材と、該シール部材の外周縁を前記筒部の底壁との間で支持するリテーナとから構成される気圧式倍力装置において、前記筒部の底壁とシール部材のそれぞれの部材の一方に、前記出力軸の軸方向に延びて前記出力軸を取り巻くように環状に形成される凸部を設け、他方に該凸部と嵌合する環状の凹部を設け、この環状の凹凸部の径方向に関して対向する壁部の少なくともいずれか一方が環状のテーパ面で形成され、この凹凸部を互いに径方向から当接させたことを特徴とする気圧式倍力装置。
  3. 前記筒部の底壁とシール部材に形成された環状の凹凸部は、相互に圧入嵌合されている請求項2記載の気圧式倍力装置。
  4. 前記シール部材の外周縁の筒部底壁に当接する側に、径方向外方に向かうに従って徐々に薄肉となる環状のリップ部を形成し、該リップ部を筒部底壁に弾性的に接触させた請求項1乃至請求項3の気圧式倍力装置。
  5. 前記リテーナとシール部材に形成された前記凹凸部が、前記出力軸を取り巻くように環状に設けられていることを特徴とする請求項1記載の気圧式倍力装置。
  6. 複数のシェル同志を組み合わせることにより形成されるハウジングと、該ハウジング内を定圧室と変圧室とに画成するパワーピストンと、前記複数のシェルの一にハウジング内へ没入するよう形成された有底の筒部と、一端が筒部の底壁を貫通して外部に延び、他端が前記パワーピストンに連結される出力軸と、前記筒部内に底壁で支持されるよう設けられ、外周縁が筒部内周壁に気密的に嵌合し、内周縁が前記出力軸の外周に気密的、且つ、摺動可能に嵌合する、弾性材よりなるシール部材と、該シール部材の外周縁を前記筒部の底壁との間で支持するリテーナとから構成される気圧式倍力装置において、前記筒部の底壁とシール部材、あるいは、リテーナとシール部材のそれぞれの部材の一方に、前記出力軸の軸方向に延びる凸部を設け、他方に該凸部と嵌合する凹部を設け、この凹凸部を互いに径方向から当接させるとともに、前記シール部材の外周縁の筒部底壁に当接する側に、径方向外方に向かうに従って徐々に薄肉となる環状のリップ部を形成し、該リップ部を筒部底壁に弾性的に接触させたことを特徴とする気圧式倍力装置。
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