JP3553328B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD、CD−ROM、DVD等の光ディスクに用いられる、緩衝装置を備えたディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD、CD−ROM、DVD等の光ディスク装置は、膨大な情報が高密度に記録されており、今後、さらに記録容量が増加していくものと思われる。また、光ディスク装置はコンピュータの周辺機器として机上に立てて使う場合も多く、従って、種々な使用状態に耐えられるように光ディスク装置に備えられる緩衝装置も、なお一層高性能なものが要求されてきている。
【0003】
図6は、従来のディスク装置の断面図である。このディスク装置は、光ディスク2を装置内にセットするためのディスクトレー51、このディスクトレー51を装置内に格納し(以下、「ローディング」と記す)、もしくは装置内から排出する(以下、「アンローディング」と記す)ディスクトレー駆動系(図示せず)、セットされた光ディスク2を記録再生するためのメカユニット53、メカユニット53に取り付けられているスピンドルモータ4、スピンドルモータ4の先端部に設けられた光ディスク2を載置するターンテーブル5、光ディスク2を強固に挟み込み光ディスク2と共に回転するクランパ6、このクランパ6をローディング/アンローディング時のディスクトレー51と干渉しないようにメカユニット3の略真上で支持するクランパ天板7、メカユニット53をローディング/アンローディングするディスクトレー51の動作に合わせて回動させるメカユニット駆動系(図示せず)等から構成されている。
【0004】
メカユニット53はメカシャーシ58、可動シャーシ59、インシュレータ60からなる。メカシャーシ58には、スピンドルモータ4、光ディスク2に記録再生する光ピックアップ11、この光ピックアップ11の光ディスク2の半径方向にスキャンの案内を行なうスライド軸12、スライド軸12を固定するスライド軸固定部13、光ピックアップ11をスキャンさせるスレッド機構系(図示せず)が取り付けられている。
【0005】
可動シャーシ59は、ローディング/アンローディングするディスクトレー51の動作に合わせて回動するときの回転中心である回転軸部59a、インシュレータ取付部59b、装置の縦置き時のインシュレータ変形規制部59cを有している。メカシャーシ58は、複数の略円筒形状のインシュレータ60を介してこの可動シャーシ59に取り付けられている。また、装置の縦置き時に効力を示すインシュレータ変形規制部59cは、可動シャーシ59の裏面に取り付けられた板部59caと、この板部59caに形成され、上記複数のインシュレータの中空部60cを貫く複数の凸部59cbから構成されている。
【0006】
インシュレータ変形規制部59cについて図7に基づいて説明する。図7は従来のディスク装置のインシュレータ部の拡大図である。
インシュレータ60の外周面上端にはメカシャーシ58を取り付けるための括れ部60a、外周面下端には可動シャーシ59を取り付けるための括れ部60bがそれぞれ設けられている。また、括れ部60aに対向する中空部60cの内面に、凸部60dが設けられている。当然ながら、この凸部60dは中空部60cの中心に向かって突出している。
【0007】
可動シャーシ59に設けられたインシュレータ変形規制部59cの凸部59cbは、略円柱状をなし、インシュレータ60の中空部60cを下側から貫く形で突出している。その先端は、中空部60cの内面に形成された凸部60dに達し、その外周面は凸部60dに対して僅かに離間している。離間させる理由は、ディスク装置を横置きにしたときの耐振性能を確保するためである。
以上の構成により、装置を縦置きにしたとき、インシュレータ60の変形により垂れ下がるメカシャーシ58の下降量を規制すると共に、縦置き時及び横置き時の耐振性能を確保できる。
【0008】
つぎに、ディスクトレー51のローディング/アンローディングについて説明する。
まず、ローディングは次のようにして行なわれる。
図6(a)に示すように、光ディスク2の有無にかかわらず、ディスク格納スイッチ(図示せず)が押されるか、もしくは外力によりディスク装置内にディスクトレー51が押し込まれたことをスイッチ15が検出したことより、ディスクトレー駆動系(図示せず)がディスクトレー51をディスク装置内に格納する動作を開始する。このとき、ディスク装置内のメカユニット53は図6(b)に示すように、可動シャーシ59の回動軸部59aを中心としてスピンドルモータ4側が下がった状態となっていて、ディスクトレー51のローディング動作を妨げないように待機している。
【0009】
ディスクトレー51が装置内の所定位置に格納されたことをスイッチ16が検出すると、メカユニット駆動系(図示せず)がメカユニット53を可動シャーシ59の回動軸部59aの回りに回動させる。回動途中で光ディスク2をスピンドルモータ4のターンテーブル5に載置した後、更に回動させる。これにより、ディスクトレー51と光ディスク2を離間させる。クランパ6と上記ターンテーブル5が磁力により吸引しあい、強固に光ディスク2を挟み込む位置まで上記メカユニット53を回動させて、ローディング動作を完了する。このとき光ディスク2は図6(c)に示すように略水平となる。
【0010】
一方、アンローディングは次のようにして行なわれる。
光ディスク2の有無にかかわらず、ディスク取り出しスイッチ(図示せず)が押されることにより、ディスクトレー駆動系(図示せず)がディスクトレー51をディスク装置外に排出する動作を開始する。メカユニット駆動系(図示せず)がメカユニット53を可動シャーシ59の回動軸部59aを中心として、ローディング時とは逆方向に回転させる。磁力により吸引しあうクランパ6とターンテーブル5を引き離し、ディスク2をディスクトレー51に残したまま更に回転させる。
【0011】
メカユニット53が所定位置まで回動したことをスイッチ(図示せず)が検出すると、ディスクトレー駆動系がディスクトレー51をディスク装置外に排出する動作を開始する。その後、ディスクトレー51が所定位置まで排出されたことをスイッチ15が検出するとディスクトレー駆動系は動作を終了する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
さて、設計的にメカシャーシ58と可動シャーシ59の距離を離す必要が生じたとき、可動シャーシ59に設けられた凸部59cbも、それに伴い長くする必要がある。しかしながら、インシュレータ60の内径もこれに比例して大きくしなければ、凸部59cbの外形は大きくできない。従って、この場合、凸部59cbは細長い形状となり、その剛性が低下してメカシャーシ58を適正に保持できなくなるという問題があった。また、インシュレータ60の内径を変えられない場合は凸部59cb自体の剛性を高める必要があるが、これはディスク装置の質量増加を伴うことになるものであった。
【0013】
また、設計的にインシュレータ60の外形を小さくする必要が生じたとき、通常内径もそれに伴って小さくなるので、可動シャーシ59に設けられた凸部59cbの外形も小さくなってしまう。このため、上述したように、凸部59cbは細長い形状となり、その剛性が低下してメカシャーシ58を適正に保持できなくなる。また、インシュレータ60の内径を変えられない場合は、凸部59cb自体の剛性を高める必要があるが、これはディスク装置の質量増加を伴うことになる。
【0014】
本発明は、ディスク装置の質量増加を伴うことなく、メカシャーシを適正に保持して振動を効果的に減衰できるディスク装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ディスクを装置にセットするディスクトレーと、ディスクを回転駆動し、信号を記録再生する部品を取り付けたメカシャーシと、前記ディスクトレーのローディングおよびアンローディング動作と連動して上下に移動する可動シャーシと、前記メカシャーシと前記可動シャーシをそれぞれ外面に取り付けて互いに振動絶縁するインシュレータと、を備えたディスク装置である。そして、前記ディスクトレー裏面に複数の凸部を設けると共に、前記可動シャーシに複数の凹部もしくは貫通孔を設け、前記インシュレータのディスクトレー側に開口部を設け、前記凸部の個数は、凹部もしくは貫通孔の個数と開口部の個数との和であり、前記ディスクトレー裏面の凸部が、前記インシュレータの開口部と、前記可動シャーシに設けられた凹部もしくは貫通孔に挿入されることを特徴とする。
【0016】
請求項2の発明は、ディスクを装置にセットするディスクトレーと、ディスクを回転駆動し、信号を記録再生する部品を取り付けたメカシャーシと、前記ディスクトレーのローディングおよびアンローディング動作と連動して上下に移動する可動シャーシと、前記メカシャーシと前記可動シャーシを外面にそれぞれ取り付けて互いに振動絶縁するインシュレータと、を備えたディスク装置である。そして、前記ディスクトレー裏面に複数の凸部と、複数の凹部もしくは貫通孔を設けると共に、前記可動シャーシに複数の凸部を設け、前記インシュレータのディスクトレー側に開口部を設け、前記ディスクトレー裏面に設けられた凸部の個数は、前記インシュレータの開口部の個数に等しいと共に、前記ディスクトレー裏面に設けられた凹部もしくは貫通孔の個数は前記可動シャーシに設けられた凸部の個数に等しく、前記ディスクトレー裏面に設けられた凸部が、前記インシュレータの開口部に挿入され、一方、前記可動シャーシに設けられた凸部が、前記ディスクトレーに設けられた凹部もしくは貫通孔に挿入されることを特徴とする。
【0017】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のディスク装置であって、前記インシュレータは、略碗状であり、その外周上部にメカシャーシを取り付け、底面には可動シャーシを取り付けたことを特徴とする。
【0018】
請求項4の発明は、請求項1、2、3又は4記載のディスク装置であって、前記ディスクトレー裏面に設けられた凸部を、弾性体で構成したことを特徴とする。
【0019】
上記構成を採ることにより、本発明のディスク装置にあっては、ディスクトレー裏面の凸部が、前記可動シャーシに設けられた凹部もしくは貫通孔に挿入される(あるいは、前記可動シャーシに設けられた凸部が、ディスクトレーに設けられた凹部もしくは貫通孔に挿入される)ので、可動シャーシとディスクトレーが位置決めされる。このため、ディスクトレー裏面の凸部と、前記インシュレータの開口部との位置決めが正確になされ、ディスクトレー裏面の凸部が、インシュレータの開口部に確実に挿入される。また、ディスクトレー裏面の凸部が、インシュレータの開口部に挿入されることによって、インシュレータ変形を規制する。従来技術のように、インシュレータ変形規制部を、可動シャーシに設けず、ディスクトレーに設けたことで、設計自由度が高く、振動を効果的に減衰することが可能となる。また、縦置き時のインシュレータ変形規制部の設計自由度が高く、振動を効果的に減衰する設計可能となる。
【0020】
また、請求項3の発明にあっては、碗形状のインシュレータの底部に可動シャーシ取り付ける。したがって、インシュレータの外周部に取り付けるより、底部に取り付ける方が安定性もよく、例えばビスによる強固な固定が可能となる。こうして、メカシャーシと可動シャーシとの振動絶縁を向上させることが可能となる。
【0021】
さらに、請求項4の発明にあっては、ディスクトレー裏面に設けた凸部を弾性体で構成するので、ディスク装置の縦置き時等にインシュレータの弾性と強調して、耐振特性を最適化することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係るディスク装置のディスク格納動作状態を示す断面図であり、(a)はディスクのローディング前の状態の断面図であり、(b)はローディング中の状態の断面図であり、(c)はローディング後の状態の断面図である。
【0023】
このディスク装置は、図6の従来のディスク装置とほぼ同様の構成であるので、同一部分には同一符号を付し、説明は省略する。本実施形態が、従来と異なる部分は、ディスクトレー1とメカユニット3である。以下、詳しく説明する。
【0024】
図2に示すように、ディスク2を装置内にセットするためのディスクトレー1の裏面には、凸部1a〜1fが形成されている。上記凸部1a〜1fは、先端部のみ必要最小形状となっていて、ディスクトレー1の裏面の根元部を太くすることにより、剛性を向上させている。
【0025】
メカユニット3は、メカシャーシ8、可動シャーシ9、インシュレータ10からなる。図3は、メカユニット3の上面図である。
【0026】
メカシャーシ8には、従来のメカシャーシ8と同様に、スピンドルモータ4、光ディスク2に記録再生する光ピックアップ11、この光ピックアップ11の光ディスク2の半径方向にスキャンの案内を行なうスライド軸12、スライド軸12を固定するスライド軸固定部13、光ピックアップ11をスキャンさせるスレッド機構系14が取り付けられている。
【0027】
可動シャーシ9は、ローディング/アンローディングするディスクトレー1の動作に合わせて回動するときの回転中心である回転軸部9a、インシュレータ取付溝部9bを有している。そして、貫通孔9cが1個、小判型の貫通孔9dが1個、設けられている。
【0028】
インシュレータ10について図4を参照しながら説明する。
インシュレータ10は略円筒形状であって、その外周面上端にはメカシャーシ8を取り付けるための括れ部10a、外周面下端には可動シャーシ9を取り付けるための括れ部10bがそれぞれ設けられている。また、中空部10cが設けられていて、この中空部10cの内面上部には、凸部10dが設けられている。この凸部10dは、当然ながら中空部10cの中心部に突出している。
【0029】
ディスクトレー1の裏面に設けられた4個の凸部1c,1d,1e,1fはインシュレータ10の4つ中空部10cを上側から貫くように挿入された場合、その先端は、中空部10c内面に形成された凸部10dに対し、僅かに離間する位置にある。
【0030】
このように構成することにより、ディスク装置を縦置きにしたとき、インシュレータ10の変形により垂れ下がるメカシャーシ8の下降量を規制すると共に、縦置き時及び横置き時の耐振性能を確保できる。
【0031】
さらに、メカシャーシ8と可動シャーシ9の距離を変える設計的な変更や、装置の小型軽量化を目的とした設計的変更により、インシュレータ10の内径を小さくしたり、インシュレータ10の高さ方向を長くしたりするときに、インシュレータ10の変形規制部をディスクトレー1の裏面に独立して構成しているので、無理なくこれらの変更を行なうことが可能となる。
【0032】
また、ディスクトレー1の裏面に設けられたインシュレータ10の変形を規制する凸部1c〜1f全体、もしくは先端のみを弾性体で構成し、この弾性を調整することにより、インシュレータ10の弾性と強調して、ディスク装置を縦置きにしたときの耐振特性を最適化することも可能である。
【0033】
つぎに、ディスクトレー1のローディング/アンローディングの動作による凸部1a〜1fの挿入動作について説明する。ローディング/アンローディングの動作自体については、従来技術で説明した動作と同じなので、説明は省略する。
【0034】
図1(c)に示すように、メカユニット駆動系(図示せず)がメカユニット3を可動シャーシ9の回動軸部9aの回りに回動させ、ディスクトレー1と平行にして、ローディングが完了する。その時点で、可動シャーシ9の貫通孔9c、小判型の貫通孔9dに、ディスクトレー1の裏面に設けられた6個の凸部1a〜1fの内、凸部1a,1bが挿入され、可動シャーシとディスクトレーが位置決めされる。このため、ディスクトレー裏面の凸部と、前記インシュレータの開口部との位置決めが正確になされ、インシュレータ10の4つの中空部10cに、ディスクトレー1の裏面の残りの凸部1c,1d,1e,1fが挿入される。こうして、インシュレータ10の変形規制部を正確に位置決めすることが可能となる。
【0035】
この位置決めを目的としたディスクトレー1の裏面の凸部1a,1bの2個と可動シャーシ9の貫通孔9c,9dはディスクトレー1側を孔に、可動シャーシ9側を凸部にしてもよく、また、両方に孔と凸部を1個ずつ設けてもよい。また、上記貫通孔は凸部が填まり込む凹部であってもよい。
【0036】
つぎに、図5を参照して他のインシュレータの構成について説明する。
インシュレータ20は碗型であって、上方にはメカシャーシ28を取り付けるための括れ部20a、底面中央には貫通孔20bが設けられ、例えばビス等の取付け部材22により可動シャーシ29に取り付けられている。インシュレータの外周部に取り付けるより、底部に取り付ける方が安定性もよく、ビスによる強固な固定が可能となる。こうして、メカシャーシと可動シャーシとの振動絶縁を向上させることが可能となる。
【0037】
碗の内側上方にはインシュレータ20の中心に向かって凸部20dが形成してあり、ディスクトレー21の裏面に設けられたインシュレータ20の変形を規制する凸部21c〜21fが上記凸部20dに対し、僅かに離間する位置にある。その他は前述した実施形態の内容と同様であるので、説明は省略する。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、可動シャーシとディスクトレーが正確に位置決めされるので、ディスクトレー裏面の凸部と、前記インシュレータの開口部とが正確に位置決めされ、ディスクトレー裏面の凸部がインシュレータの開口部に挿入されて、インシュレータ変形を規制する。インシュレータ変形規制部を、ディスクトレーに設けたことで、設計自由度が高く、振動を効果的に減衰することが可能となる。
【0039】
また、請求項3の発明にあっては、碗形状のインシュレータの底部に可動シャーシに取り付けることにより、より強固な固定が可能となり、効果的に振動を減衰することが可能となる。
【0040】
さらに、請求項4の発明にあっては、インシュレータの凸部を弾性体で構成するので、ディスク装置の縦置き時の耐振特性を最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるディスク装置の断面図であって、(a)はディスクのローディング前の状態であり、(b)はローディング中の状態であり、(c)はローディング後の状態である。
【図2】ディスクトレーの裏面を示す平面図である。
【図3】メカユニットを示す平面図である。
【図4】本発明に係わるディスク装置のインシュレータ部の拡大図である。
【図5】本発明に係わるディスク装置の他の構成によるインシュレータ部の拡大図である。
【図6】従来のディスク装置の断面図であって、(a)はディスクのローディング前の状態であり、(b)はローディング中の状態であり、(c)はローディング後の状態である。
【図7】従来のディスク装置のインシュレータ部の拡大図である。
【符号の説明】
1 ディスクトレー
2 光ディスク
3 メカユニット
5 ターンテーブル
8 メカシャーシ
9 可動シャーシ
59cb、10d、1a〜1f、20d、60d、21c〜21f 凸部
10 インシュレータ
10c 中空部

Claims (4)

  1. ディスクを装置にセットするディスクトレーと、
    ディスクを回転駆動し、信号を記録再生する部品を取り付けたメカシャーシと、
    前記ディスクトレーのローディングおよびアンローディング動作と連動して上下に移動する可動シャーシと、
    前記メカシャーシと前記可動シャーシをそれぞれ外面に取り付けて互いに振動絶縁するインシュレータと、
    を備え、
    前記ディスクトレー裏面に複数の凸部を設けると共に、前記可動シャーシに複数の凹部もしくは貫通孔を設け、前記インシュレータのディスクトレー側に開口部を設け、
    前記凸部の個数は、凹部もしくは貫通孔の個数と開口部の個数との和であり、前記前記ディスクトレー裏面の凸部が、前記インシュレータの開口部と、前記可動シャーシに設けられた凹部もしくは貫通孔に挿入されることを特徴とするディスク装置。
  2. ディスクを装置にセットするディスクトレーと、
    ディスクを回転駆動し、信号を記録再生する部品を取り付けたメカシャーシと、
    前記ディスクトレーのローディングおよびアンローディング動作と連動して上下に移動する可動シャーシと、
    前記メカシャーシと前記可動シャーシを外面にそれぞれ取り付けて互いに振動絶縁するインシュレータと、
    を備え、
    前記ディスクトレー裏面に複数の凸部と、複数の凹部もしくは貫通孔を設けると共に、前記可動シャーシに複数の凸部を設け、前記インシュレータのディスクトレー側に開口部を設け、
    前記ディスクトレー裏面に設けられた凸部の個数は、前記インシュレータの開口部の個数に等しいと共に、前記ディスクトレー裏面に設けられた凹部もしくは貫通孔の個数は前記可動シャーシに設けられた凸部の個数に等しく、
    前記ディスクトレー裏面に設けられた凸部が、前記インシュレータの開口部に挿入され、一方、前記可動シャーシに設けられた凸部が、前記ディスクトレーに設けられた凹部もしくは貫通孔に挿入されることを特徴とするディスク装置。
  3. 前記インシュレータは、略碗状であり、その外周上部にメカシャーシを取り付け、底面には可動シャーシを取り付けたことを特徴とする請求項1又は2記載のディスク装置。
  4. 前記ディスクトレー裏面に設けられた凸部を、弾性体で構成したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のディスク装置。
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