JP2000322797A - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

Info

Publication number
JP2000322797A
JP2000322797A JP11133741A JP13374199A JP2000322797A JP 2000322797 A JP2000322797 A JP 2000322797A JP 11133741 A JP11133741 A JP 11133741A JP 13374199 A JP13374199 A JP 13374199A JP 2000322797 A JP2000322797 A JP 2000322797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
clamper
spindle motor
top cover
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11133741A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Yamauchi
良明 山内
Hisahiro Miki
久弘 三木
Seiji Hamaya
誠二 濱家
Tomoki Hirata
知己 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11133741A priority Critical patent/JP2000322797A/ja
Publication of JP2000322797A publication Critical patent/JP2000322797A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスク1を装置内に搬送し、スピンドルモー
タ2に固定するディスクチャッキング時にスピンドルモ
ータ1のターンテーブル3とディスク1をチャッキング
するディスククランパー5の相対的な位置ずれによりミ
スチャッキングが発生した。このミスチャッキングによ
りディスク1の損傷あるいはディスク駆動装置の信頼性
を著しく劣化させていた。 【解決手段】トップカバー11に設けたディスククラン
パー5支持用の孔、あるいは切り欠き部形状をディスク
1搬入方向を短軸とし、その垂直方向を長軸となる楕円
形状とした。これにより、ディスク駆動装置の設置姿勢
によらずスピンドルモータ2のターンテーブル3とディ
スク1をチャッキングするディスククランパー5の相対
的な位置ずれを抑えることができ、安定なディスクチャ
ッキングを図った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体である円
板状のディスクを回転させて情報の再生あるいは再生、
記録を行うディスク駆動装置に係り、特にCD-ROM、DVD-
ROM、DVD-RAM等のディスクチャッキング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体となるディスクを装置内に搬送
し、ディスクを回転させるスピンドルモータに固定する
ディスクチャッキング機構は、ディスク駆動装置におい
て非常に重要な機構要素である。ディスクチャッキング
機構としては、特開平10−21677号公報に記載さ
れているようにディスクローディング機構によりディス
クをスピンドルモータとディスククランパー間に搬送
し、所定の位置でスピンドルモータのターンテーブル上
にクランパーにより挟み込んで固定している。しかし、
ディスク搬送時のクランパーの位置ずれ等による不具合
に関しては何等考慮されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ディスク駆動装置にお
いて搬送されたディスクをスピンドルモータにミスチャ
ッキングせずに固定することは、装置の信頼性に対して
も非常に重要である。一般的にディスクチャッキング時
のスピンドルモータのターンテーブルとディスククラン
パーの中心位置はメカ的な寸法精度で合わせているが、
装置の設置姿勢によるユニットメカ(スピンドルモータ
を含むディスクの情報を再生あるいは記録する光ヘッド
と、それらを保持するユニットメカシャシ等で構成され
た部分)の自重による沈み込み、ディスク搬送時にディ
スクがクランパーを押し付けて生じるクランパーの位置
ずれ等によりディスクのミスチャッキングが生じる。
【0004】本発明はこのような課題を解決するための
もので、ディスク駆動装置の設置姿勢によらず安定なデ
ィスクチャッキングを図り、高品位なディスク駆動装置
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記ス
ピンドルモータのターンテーブルにディスクを固定する
ディスククランパーと、前記ディスククランパーを支持
しているクランパーホルダーで構成したディスクチャッ
キング機構を有するディスク駆動装置において、前記ク
ランパーホルダーに設けたディスククランパー支持用の
孔、あるいは切り欠き部の寸法をディスク搬送方向とそ
の垂直方向で異なるように構成した。
【0006】また、前記クランパーホルダーに設けたデ
ィスククランパー支持用の孔形状をディスク搬入方向を
短軸とし、その垂直方向を長軸となる楕円形状とした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図1から図5を用いて説明する。
【0008】図1は、本発明の一実施例を用いたディス
ク駆動装置の分解斜視図と記録媒体となるディスク1を
示したものである。
【0009】ディスク駆動装置は、円盤状の記録媒体で
あるディスク1を装置内へ搬送し、スピンドルモータ2
へ取り付け、ディスク1の情報を再生する状態にするた
めのディスクローディング機構を備えている。ディスク
ローディング機構は、ディスクトレー6、図示していな
いローディング用モータ、モータの駆動力を伝達するギ
ア、駆動力伝達部材およびディスク1をスピンドルモー
タ2のターンテーブル3に固定するディスククランパー
5によって構成されている。ディスクローディング動作
は、ディスク1を装置内に搬入あるいは、装置外に搬出
するため、搬送時にディスク1を載せるディスクトレー
6を装置のフロントパネル10に設けた搬入出孔より出
し入れする動作と、装置内に搬入されたディスク1をス
ピンドルモータ2のターンテーブル3に搭載し、トップ
カバー11のディスク1に対面する面に設けているディ
スククランパー5により固定するため、スピンドルモー
タ2、ディスク1の情報を再生あるいは記録再生する光
ヘッド8、これらを保持しているユニットメカシャシ4
を一体的に上下昇降させる動作とからなる。ここでは、
ディスククランパー5をトップカバー11に設けた一実
施例で説明したが、トップカバー11に限らずディスク
クランパー5を支持する専用のクランパーホルダー(図
に示していない)等の別部品で構成してもよい。
【0010】本発明は、これらの動作時に生じるディス
ク1をスピンドルモータ2へ固定するディスクチャッキ
ングに関するものである。ディスクチャッキング動作、
およびその詳細構成に関しては後述する。ディスク1が
スピンドルモータ2に固定されると、スピンドルモータ
2は規定の回転数で回転を始める。ディスク1の回転が
所定の回転数に達すると、ユニットメカシャシ4に具備
した前記光ヘッド8により、ディスク1に記録されてい
るデータを読み取り、またはディスク1にデータの書き
込みを行う。光ヘッド8は、ディスク1の半径方向に移
動可能な駆動機構を設けている。ユニットメカシャシ4
にはスピンドルモータ2、光ヘッド8駆動機構が取り付
けられている。装置外部からユニットメカシャシ4に伝
わる振動や衝撃は、インシュレータ7a、b、c、d
(弾性体)により減衰される。ユニットメカシャシ4
は、このインシュレータ7a、b、c、dを介して図示
していないユニットホルダーに取り付けられている。さ
らに、前記ユニットホルダーはメカベース9部に取り付
けられている。ディスク駆動装置は、これらの機構をボ
トムカバー12及びトップカバー11に取り付けた状態
でコンピュータ装置等に組み込まれるよう構成されてい
る。
【0011】本発明は、図1に示したディスク駆動装置
のトップカバー11に設けているディスククランパー5
部の構造に関するものである。ローディング動作時にデ
ィスク1を安定にスピンドルモータ2に固定する上で前
記トップカバー11およびディスククランパー5部の構
造は、非常に重要であり、ディスク駆動装置の信頼性向
上につながる。以下、図2以降を用いて具体的な本発明
の実施例について説明する。
【0012】図2は、従来のトップカバー11に設けて
いるディスククランパー5を示す図であり、(a)はト
ップカバー11上面より見たディスククランパー5部、
(b)は装置内にディスク1がない状態でのトップカバ
ー11とディスククランパー5の断面図、(c)はディ
スク1が装置内に搬送されスピンドルモータ2に取付い
た状態のトップカバー11、ディスククランパー5、ス
ピンドルモータ2およびディスク1の断面図である。図
2(a)と(b)に示すようにディスククランパー5は、
外周部がトップカバー11に設けた二段の円形のくぼみ
の第一段のくぼみ(図中、下方のくぼみ)の円周底面で
自重により支えられており、前記くぼみの中央には円形
の孔が設けられている。また、前記トップカバー11に
設けた第二段のくぼみ(図中上方のくぼみ)の上面には
装置内に塵等が入らないよう円形のクランパーシート1
5が貼られている。従来のディスククランパー5および
前記トップカバー11に設けている、前記第一、第二の
二段の円形くぼみ、円形の孔は真円形状であった。
【0013】例えば、CD−ROMあるいは、DVD−
ROM、DVD−RAM等の直径120mm、板厚1.
2mmのディスク1を用いたディスク駆動装置の場合、
ディスク1の規格によるデータエリアによってディスク
1をクランプするディスククランパー5の径は決まって
くる。これにより、一般的なディスククランパー5の支
持部における径(トップカバー11の孔に当たる部分)
は、33mm程度である。これに対して、トップカバー
11に設けた孔の径は、35mm程度で十分な隙間を有
した構成としていた。この孔の寸法に関しては後述す
る。
【0014】ディスク駆動装置内にディスク1が搬送さ
れ、スピンドルモータ2のターンテーブル3にディスク
1が取り付けられた状態では、図2(c)に示すように
なる。すなわち、スピンドルモータ2のターンテーブル
3上に設けたボス部16にディスク1のセンターホール
部がはまり込み、その上よりディスククランパー5の中
心に設けたボス部13と前記ターンテーブル3の中心に
設けている位置決め用の孔17により取付いている。タ
ーンテーブル3に設けた円環状のマグネット18とディ
スククランパー5に設けた吸着鉄板14によりディスク
1は、磁気吸引力を用いてスピンドルモータ2に固定さ
れている。この時、ディスククランパー5は、トップカ
バー11と完全に非接触状態となり、ディスク1は安定
に回転することができる。
【0015】しかし、このようにスピンドルモータ2に
ディスク1が固定されるディスクチャッキング過程にお
いては、装置内に搬送されるディスク1とディスククラ
ンパー5の接触、あるいは装置の設置姿勢によるスピン
ドルモータ2を含むユニットメカ自体の自重による沈み
込みが発生する。この沈み込みにより、スピンドルモー
タ2中心とディスククランパー5中心との相対的な位置
ずれが生じ、チャッキングの不具合が発生する。図3
は、このチャッキング動作について説明する。
【0016】図3は、ディスク1が装置内に搬送されて
いる状態のトップカバー11、ディスククランパー5、
スピンドルモータ2およびディスク1の断面図を示した
ものである。ディスク駆動装置のディスクチャッキング
動作は、ディスク1が装着されていない状態では図1で
説明したスピンドモータ2、ディスク1の情報を再生す
る光ヘッド8が取り付けられているユニットメカシャシ
4が下方に下がった状態にあり、ディスク1が装置内に
搬送され、ディスク1の中心がスピンドルモータ2の中
心に位置すると前記ユニットメカシャシ4が図に示した
矢印の方向(上方)に上がってディスク1をスピンドル
モータ2のターンテーブル3の上部に設けたディスクク
ランパー5によりディスク1をスピンドルモータ2へ固
定する。通常、ディスク1が装置内に搬送されディスク
1の先端が装置内のディスククランパー5に接触するこ
とによりディスククランパー5は、スピンドルモータ2
の中心位置から図2で説明したディスククランパー5の
支持部における径とトップカバー11に設けた孔の径の
差により片側で約1mm程度のずれが生じる。この状態
では、ディスク1がスピンドルモータ2に固定されず、
ミスチャッキングという現象を生じさせてします。
【0017】図4は、このディスクミスチャッキングの
原因であるスピンドルモータ中心20に対するディスク
1搬送時のディスククランパー中心21の相対的な位置
ずれについてディスク駆動装置の設置姿勢の観点から説
明する。図4(a)は、装置を水平置き(ボトムカバー
12を底面として置いた状態)にした時のディスク1搬
送によるスピンドルモータ中心20とディスククランパ
ー中心21のずれを示したもので、トップカバー11上
面からみたディスククランパー5とトップカバー11に
設けた孔(ディスククランパー5が接触する部分)を示
す。
【0018】この状態では、装置が水平置きのためスピ
ンドルモータ2を含むユニットメカが平面方向動くこと
がないため、スピンドルモータ中心20を図中に示した
トップカバー11に設けた前記孔の中心と一致してい
る。ディスク1が搬送されると図3で示したようにディ
スククランパー5に前記ディスク1が接触し、ディスク
クランパー5が図に示すようにディスク1の搬送方向に
移動しスピンドルモータ中心20からずれが発生する。
図中このずれ量をxとする。このずれ量は、トップカバ
ー11に設けている孔の径とディスククランパー5の支
持部における径(トップカバー11に設けた孔に当たる
部分)の大きさにより決まる。
【0019】図4(b)は、装置を垂直置き(トップカ
バー11の右側面、あるいは左側面を底面として置いた
状態)にした時のディスク1搬送によるスピンドルモー
タ中心20とディスククランパー中心21の相対的なず
れを示したもので、トップカバー11上面からみたディ
スククランパー5とトップカバー11に設けた孔を示
す。ディスククランパー5は、図2(b)に示すように
トップカバー11に設けた孔に対し面内の自由度(前記
孔に対しディスククランパー5が動ける隙間を有してい
る)を有している。そのため、装置を垂直置き状態で
は、ディスククランパー5は、自重により図に示すよう
に下方に下がった状態となる。スピンドルモータ2にお
いても図1で説明したようにユニットメカとしてインシ
ュレータ7a、b、c、dにより支えられているため、
自重の影響により若干の沈み込みが生じる。
【0020】そのため、図に示すようにトップカバー1
1の孔中心に対しスピンドルモータ中心20は自重によ
る沈み込みのため若干下に位置する。ディスククランパ
ー5は、自重により図に示すようトップカバー11の孔
の下面に位置する。ここで、ディスク1が搬送されると
ディスク1によりディスククランパー5をトップカバー
11に設けた孔のエッジ部(ディスククランパー受部)
19に沿って図に示すように移動し、図に示すスピンド
ルモータ中心20とディスククランパー中心21の相対
的な位置ずれ(図中このずれ量をxとする)が生じる。
このようにスピンドルモータの中心20とディスククラ
ンパーの中心21が相対的にずれるとディスクチャッキ
ングが安定にできず、装置内でディスク1が他の部品と
干渉することにより損傷したり、ディスク駆動装置の信
頼性が大きく損なわれることがある。前記スピンドルモ
ータ中心20とディスククランパー中心21との相対的
な位置ずれを最小限に抑えることが望まれる。
【0021】図5は、本発明の一実施例であるディスク
クランパー5、トップカバー11のディスククランパー
支持部構造と、装置の設置姿勢によるスピンドルモータ
中心20とディスククランパー中心21との相対的な位
置ずれ状態を示す図である。図5(a)は、前記構造図
を示したものである。
【0022】図に示すようにトップカバー11に設けた
ディスククランパー5支持用の孔は、従来の真円形状に
対しディスク1搬送方向を短軸(図中A)、その垂直方
向を長軸(図中B)とした楕円形状にした。トップカバ
ー11に設けたディスククランパー5支持用の孔の径
は、ディスククランパー5の前記孔に当たる部分の径に
対し、高速回転時のスピンドルモータ2(インシュレー
タ7a、b、c、dによって支持されているユニットメ
カ)の振れ回りと装置の垂直設置時のスピンドルモータ
2の自重による沈み込み、及び回転時にディスククラン
パー5自体がトップカバー11に触れない程度の隙間を
考慮した寸法で設計しなければならない。例えば、CD-R
OMあるいは、DVD-ROM、DVD-RAM等の直径120mm、板
厚1.2mmのディスク1を用いたディスク駆動装置の
場合、回転中心に対して、スピンドルモータ2の振れ回
りは片側0.4mm程度、自重による沈み込みは片側で
0.3mm(この値は、インシュレータ7a、b、c、
dのばね定数、ユニットメカ重量等によりさまざまであ
る)程度、接触防止用の隙間は0.3mm程度必要であ
る。
【0023】すなわち、トップカバー11に設けた孔の
径はディスククランパー5の前記孔の受面にあたる径に
上記隙間を加えた寸法が必要である。従来は、このよう
な隙間に対して十分大きな寸法関係で構成していたた
め、図4で示したディスクチャッキング時のスピンドル
モータ中心20とディスククランパー中心21の相対的
な位置ずれが非常に大きく生じていた。本発明では、前
記ディスククランパー5支持用の孔において特にディス
ク1搬送方向の短軸寸法Aに関して前述したスピンドル
モータ2の振れ回りとトップカバー11等のディスクク
ランパー5支持部材との接触防止用の隙間を考慮した。
ディスク1搬送方向に対して垂直方向の長軸寸法Bに関
しては、スピンドルモータ2の振れ回りとトップカバー
11等のディスククランパー5支持部材との接触防止用
の隙間とスピンドルモータ2(ユニットメカ)の自重に
よる沈み込みを考慮した。
【0024】例えば、図2で説明したディスククランパ
ー5及びトップカバー11の孔の場合、本発明による前
記トップカバー11に設けた楕円孔の径は、ディスク搬
送方向の短軸寸法Aは34.4mm(ディスククランパ
ー5の径33mm+スピンドルモータ2の振れ回り0.
4mm×2+接触防止用隙間0.3mm×2)、ディス
ク搬送方向に対して垂直な方向の長軸寸法Bは35mm
(ディスククランパー5径33mm+スピンドルモータ
2の振れ回り0.4mm×2+接触防止用隙間0.3m
m×2自重による沈み込み量0.3mm×2)とすると
良い。
【0025】図5(b)は、本発明によるディスク駆動
装置の設置姿勢が水平置き状態でのスピンドルモータ中
心20とディスククランパー中心21との相対的な位置
ずれを示したものである。ディスク1を搬送するときに
生じるディスククランパー5への接触によりディスクク
ランパー5の移動量は、従来の孔径に対しユニットメカ
の自重による沈み込み分小さいため、その分のスピンド
ルモータ中心20とディスククランパー中心21の相対
的な位置ずれ量は小さくなる。
【0026】図5(c)は、本発明によるディスク駆動
装置の設置状態が垂直置き状態でのスピンドルモータ中
心20とディスククランパー中心21との相対的な位置
ずれを示したものである。ユニットメカの自重による沈
み込みによるスピンドルモータの中心20位置は図に示
すように下がった所に位置する。ディスククランパー5
も自重によりトップカバー11に設けた孔の下端まで下
がった所に位置する。ここで、ディスク1が装置内に搬
送されディスククランパー5は、前記ディスク1の接触
によって孔のエッジ部19(ディスククランパー受部)
に沿って図に示すように移動する。しかし、ディスク1
搬送方向の前記孔の寸法がユニットメカの自重による沈
み込み分小さいため、スピンドルモータ中心20とディ
スククランパー中心21の相対的な位置ずれ量は小さく
なる。
【0027】このため、本発明の構成ではディスクチャ
ッキング動作が非常に安定に行え、ミスチャッキング時
に生じるディスクの損傷などの不具合がなくなる。ま
た、トップカバー11に設けた孔の形状のみで対応でき
るため低コストな構造で本発明の目的を達成することが
できる。装置の設置姿勢によらずディスク駆動装置の信
頼性の向上が図られ、高品位なディスク駆動装置を提供
することができる。ここで、前記トップカバー11に設
けたディスククランパー5支持孔の形状を楕円として説
明したが、基本的には装置へのディスク1搬送方向とそ
の垂直方向の寸法を考慮することであり、孔形状に限ら
ず切り欠き形状としてもよいことは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】本発明によるとトップカバーに設けたデ
ィスククランパー支持用の孔の形状を楕円とし、ディス
ク搬送方向とその垂直方向の寸法を考慮することによ
り、ディスクチャッキング時のスピンドルモータ中心と
ディスククランパー中心との相対的な位置ずれを抑える
ことができ、安定にディスクをチャッキングすることが
できる。このため、装置内でディスクが他の構造物(部
品)と干渉して生じるディスク損傷をなくすことができ
る。また、本発明の構成は従来の構成に対し前記トップ
カバーに設けた孔の形状のみで対応することが可能であ
り、低コストな構造でディスクチャッキング動作の安定
化が図れる。これにより、ディスク駆動装置の信頼性向
上が図れ、高品位なディスク駆動装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を用いたディスク駆動装置の
分解斜視図とディスクの外観図。
【図2】従来のトップカバーに設けたディスククランパ
ーを示す図である。
【図3】ディスククランパー周辺構造の断面図。
【図4】トップカバーに設けたディスククランパー保持
用孔の位置関係を示す図である。
【図5】本発明の一実施例の構造を示す図である。
【符号の説明】
1…ディスク、2…スピンドルモータ、3…ターンテー
ブル、4…ユニットメカシャシ、5…ディスククランパ
ー、6…ディスクトレー、7…インシュレータ、8…光
ヘッド、9…メカベース、10…フロントパネル、11
…トップカバー、12…ボトムカバー、13…ディスク
クランパーのボス部、14…ディスククランパー用吸着
鉄板、15…クランパーシート、16…ターンテーブル
のボス部、17…ターンテーブルの位置決め用孔18…
ターンテーブルの吸着マグネット、19…トップカバー
に設けた孔のエッジ(ディスククランパー受部)、20
…スピンドルモータ中心、21…ディスククランパー中
心。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱家 誠二 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 (72)発明者 平田 知己 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5D038 BA04 EA21 GA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを回転させるスピンドルモータ
    と、前記スピンドルモータのターンテーブルにディスク
    を固定するディスククランパーと、前記ディスククラン
    パーを支持しているクランパーホルダーで構成したディ
    スクチャッキング機構を有するディスク駆動装置におい
    て、 前記クランパーホルダーに設けたディスククランパー支
    持用の孔、あるいは切り欠き部の寸法をディスク搬送方
    向とその垂直方向で異なるように構成したことを特徴と
    するディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】ディスクを回転させるスピンドルモータ
    と、前記スピンドルモータのターンテーブルにディスク
    を固定するディスククランパーと、前記ディスククラン
    パーを支持しているクランパーホルダーで構成したディ
    スクチャッキング機構を有するディスク駆動装置におい
    て、 前記クランパーホルダーに設けたディスククランパー支
    持用の孔形状をディスク搬送方向を短軸とし、その垂直
    方向を長軸となる楕円形状としたことを特徴とするディ
    スク駆動装置。
JP11133741A 1999-05-14 1999-05-14 ディスク駆動装置 Pending JP2000322797A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11133741A JP2000322797A (ja) 1999-05-14 1999-05-14 ディスク駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11133741A JP2000322797A (ja) 1999-05-14 1999-05-14 ディスク駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000322797A true JP2000322797A (ja) 2000-11-24

Family

ID=15111847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11133741A Pending JP2000322797A (ja) 1999-05-14 1999-05-14 ディスク駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000322797A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006107601A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Pioneer Electronic Corp ディスク装置
US8713587B2 (en) 2008-11-19 2014-04-29 Toshiba Samsung Storage Technology Korea Corporation Optical disc drive having a tray for loading a disc using supporting portions

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006107601A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Pioneer Electronic Corp ディスク装置
US8713587B2 (en) 2008-11-19 2014-04-29 Toshiba Samsung Storage Technology Korea Corporation Optical disc drive having a tray for loading a disc using supporting portions

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100483751B1 (ko) 디스크 로딩장치
JP2000260092A (ja) ディスク駆動装置
US6426935B1 (en) Supporting structure of floating chassis of disc apparatus
US5689388A (en) Reduced-height magnetic disk drive unit, and disk mounting device for the unit
JP2006228327A (ja) センタリング機能を備えたディスククランプ機構
JP2000322797A (ja) ディスク駆動装置
JP3812383B2 (ja) ディスククランプ機構を備えるモータ
US6256174B1 (en) Disk drive apparatus with a high positional precision magnetic head
JP3170226B2 (ja) Cdプレーヤの音飛び防止装置
JP3660840B2 (ja) ディスク装置
JP3356086B2 (ja) ディスクのクランプ装置
JP2010198660A (ja) ディスク駆動装置
JP4171960B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP2002245702A (ja) ディスク装置
JP3805091B2 (ja) ディスク再生装置
KR200280139Y1 (ko) 광 디스크 드라이브
KR960002375Y1 (ko) 양면 광 디스크용 클램핑 장치
JPH11162062A (ja) 光ディスク装置
JP2003173637A (ja) ディスク装置
KR100298553B1 (ko) 디스크구동장치
KR200280140Y1 (ko) 광 디스크 드라이브
JP3498376B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP2004265543A (ja) ディスクプレーヤ
KR20030039049A (ko) 픽업충격방지장치를 구비한 디스크 플레이어
KR19990023579A (ko) 디스크형 기록매체 및 디스크 카트리지