JP3552937B2 - 空気調和機の受液器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍サイクル装置に用いられる空気調和機の受液器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の受液器は、図8に示すように構成されている。
【0003】
この従来の受液器は、上下方向に延びる筒状の本体100の下端開口部分101に前記本体100の中に冷媒を導入するための入口管102を連結し、前記本体100の上端開口部分103に本体中の冷媒を導出するための出口管104を連結し、前記入口管102の端面は本体100の下方のくびれ部105と、また前記出口管104の端面は本体100の上方のくびれ部106と各々面一に構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の受液器では、冷凍サイクルを構成する圧縮機が中速以下の運転時には、前記入口管102を通過する冷媒がガス液混合状態となり、前記入口管102から受液器本体100内へ導入されるガス状態の冷媒は気泡107となって冷媒液面で破裂音が発生するという課題がある。
【0005】
本発明は、上記課題を解決しようとなされたもので、従来と基本的な構造を共通にしつつ冷媒の気泡破裂音を低減することのできる空気調和機の受液器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の空気調和機の受液器は、筒状の本体、筒状の本体に冷媒を導入するための入口管、本体中の冷媒を導出するための出口管を、冷媒の気泡の冷媒液面での破裂音の低減するように構成したことを特徴とする。
【0007】
この本発明によると、運転中の騒音の発生の少ない良好な空気調和機を実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の受液器は、上下方向に延びる筒状の本体の下端開口部分に前記本体の中に冷媒を導入するための入口管を連結し、前記本体の上端開口部分に本体中の冷媒を導出するための出口管を連結して冷媒量を調整する受液器において、前記入口管の端面を斜め形状にし、入口管の先端部を前記本体の内壁面に近接または接触するようにしたことを特徴とする。
【0014】
以下、本発明の各実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。
【0015】
(実施の形態1)
図1と図2は(実施の形態1)を示す。
【0016】
冷凍サイクル装置の一例としての空気調和機は、図1に示すように冷媒を圧縮循環させる圧縮機1と、冷暖房の切り替え用の四方弁2と、凝縮器または蒸発器となる熱交換器3と、減圧機構としてのキャピラリチューブ4と、冷房、暖房各々のサイクルでの冷媒量を調整する受液器5と、蒸発器または凝縮器となる熱交換器6などで構成されている。
【0017】
この(実施の形態1)における受液器5は、図2に示すように受液器本体5aの中に冷媒を導入するための入口管7が下端開口部分101に連結されている。
【0018】
入口管7の端面Bは斜め形状にカットされており、先端部7aが受液器本体5aの内壁面に接触するよう配設されている。
【0019】
8は入口管7の先端部より導入されたガス液混合状態の冷媒であり、受液器本体5aの内壁面に沿って導入されて、冷媒がガス液混合状態時に発生する冷媒の気泡の冷媒液面での破裂音を従来に比べて低減することができる。
【0020】
なお、この(実施の形態1)では先端部7aを受液器本体5aの内壁面に接触するよう配設したが、先端部7aを受液器本体5aの内壁面に近接するよう配設して構成することもできる。
【0021】
(実施の形態2)
図3は(実施の形態2)を示す。
【0022】
この受液器5は、受液器本体5a内側にまで入口管7が挿入され、入口管7の挿入した部分にはガス状態の冷媒が導入されるための孔9が複数個設けられている。
【0023】
この構成によると、ガス液混合状態時の冷媒が受液器本体内に導入される際、ガス状態の冷媒が複数個あけた孔9より導入され、気泡が細かくなり気泡の破裂音を従来に比べて低減できる。
【0024】
(実施の形態3)
図4は(実施の形態3)を示す。
【0025】
この受液器5は、受液器本体5a内に挿入した入口管7の端部Cは、導入される冷媒を減圧するために拡管されている。
【0026】
この構成によると、ガス液混合状態時の冷媒が受液器本体内に導入される際、入口管の拡管部分で減圧され冷媒の気泡が勢いよく導入されず、気泡の冷媒液面での破裂音を従来に比べて低減できる。
【0027】
(実施の形態4)
図5は(実施の形態4)を示す。
【0028】
この受液器5は、入口管7の端部の近傍に網状の緩衝器10が受液器本体5a内に設けられている。
【0029】
この構成によると、ガス液混合状態時の冷媒が受液器本体内に導入される際、冷媒が緩衝器10に当たることにより、冷媒の気泡の発生を抑えられ、気泡の冷媒液面での破裂音を従来に比べて低減できる。
【0030】
(実施の形態5)
図6は(実施の形態5)を示す。
【0031】
この受液器5は、受液器本体5内に挿入した入口管7の挿入長さは受液器本体5aの上端部分に接近する長さで、出口管11の挿入長さは受液器本体5aの下端部分に接近する長さになるよう構成されている。
【0032】
この構成によると、入口管から導入された冷媒の液面は入口管端面の上面まで溜まることはなく、ガス液混合状態の冷媒が入口管から導入される際の冷媒の気泡による破裂音を無くすることができる。
【0033】
(実施の形態6)
図7は(実施の形態6)を示す。
【0034】
この受液器5は、入口管7が受液器本体5a内に貫通して出口管11に連結され、この一本の管の受液器本体5a内の部分にはガス状態の冷媒が導入されるための孔12が複数個設けられている。
【0035】
この構成によると、ガス液混合状態時の冷媒が受液器本体内に導入される際、ガス状態の冷媒が複数個あけた孔12より導入され、気泡が細かくなり、破裂音の低減が図れる。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明の構成によれば、筒状の本体、筒状の本体に冷媒を導入するための入口管、本体中の冷媒を導出するための出口管を、冷媒の気泡の冷媒液面での破裂音の低減するように構成したため、運転中の騒音の発生の少ない良好な空気調和機を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和機の冷凍サイクル図
【図2】本発明の実施の形態1の受液器の要部断面図
【図3】本発明の実施の形態2の受液器の要部断面図
【図4】本発明の実施の形態3の受液器の要部断面図
【図5】本発明の実施の形態4の受液器の要部断面図
【図6】本発明の実施の形態5の受液器の要部断面図
【図7】本発明の実施の形態6の受液器の要部断面図
【図8】従来の受液器の縦断面図
【符号の説明】
5a 受液器本体
7 入口管
8 冷媒
10 緩衝器
11 出口管
12 孔
Claims (1)
- 上下方向に延びる筒状の本体の下端開口部分に前記本体の中に冷媒を導入するための入口管を連結し、前記本体の上端開口部分に本体中の冷媒を導出するための出口管を連結して冷媒量を調整する受液器において、前記入口管の端面を斜め形状にし、入口管の先端部を前記本体の内壁面に近接または接触するようにした空気調和機の受液器。
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JP00476899A JP3552937B2 (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | 空気調和機の受液器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP00476899A JP3552937B2 (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | 空気調和機の受液器 |
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JP3552937B2 true JP3552937B2 (ja) | 2004-08-11 |
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Family Applications (1)
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1999
- 1999-01-12 JP JP00476899A patent/JP3552937B2/ja not_active Expired - Fee Related
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