JP3552503B2 - ディスクドライブ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、専用工具を用いずに、ディスクドライブ装置本体に備わった手動排出レバー機構によりディスクの手動排出を可能にしたディスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクや磁気ディスクといったディスクを記憶媒体として情報の記録・再生を行う装置は、一般にディスクドライブ装置と呼ばれている。この種のディスクドライブ装置は、記録媒体であるディスクをディスクカートリッジに収納するか或いはトレー上に載置して装置内にローディングする。ディスクドライブ装置は、装置本体内所定位置にローディングされたディスクを所定速度で回転させ、光ピックアップや磁気ヘッドを介して情報の書き込み或いは読み取りを行うようになっている。
【0003】
ディスクドライブ装置には、挿入されたディスクを装置内部の情報の記録・再生が行われるロード位置に装填するローディング機構と、ロード位置にあるディスクカートリッジ又はトレーを手で引き出せる位置(アンロード位置)まで排出させる排出機構が備わっている。排出機構が電動モータによって作動する場合、故障や停電等によって電動モータが作動しなくなるとディスクが取り出せなくなってしまうため、電動モータによる排出機構の備わったディスクドライブ装置には、ディスクカートリッジやトレーを手動排出する機構を備えたものがある。こうした機構はディスク手動排出機構と呼ばれ、従来から様々な提案がなされてきた。
【0004】
しかしながら、ディスクへの情報の記録中或いは再生中に操作ミス等によりディスク手動排出機構が動作してしまうと、ディスクドライブ装置自体やディスクの損傷を招き、情報の内容を損なう恐れがある。このため、ディスク手動排出機構とは言え、あまり簡便に操作できる方式は望ましくなく、ディスクドライブ装置本体以外の専用工具を使用してディスク手動排出機構を駆動するものが一般的であった。
【0005】
図7(A)に示す従来のディスクドライブ装置は、筺体内に電動ローディング機構やディスク記録再生機構等を内蔵するディスクドライブ装置本体401を有しており、このディスクドライブ装置本体401の内部に、図8に示すディスク手動排出機構402が組み込まれている。ディスクドライブ装置本体401の前面は、ディスクカートリッジ挿排孔を有するフロントベゼル403により覆われており、このフロントベゼル403にイジェクト釦404や手動排出工具挿入孔405が配設されている。ディスク408はディスクカートリッジ406a内に挿入され、ディスクカートリッジ406aとともに前記ディスクカートリッジ挿排孔の内外を進退するようになっている。407は、ディスクカートリッジ406aを強制排出する場合に用いる手動排出工具であり、手動排出工具挿入孔405に挿入して使用するようになっている。
【0006】
なお、上記ディスクドライブ装置は、ディスクカートリッジ406a内に装着した状態でディスク408をディスクドライブ装置本体401に装着する構成であるが、図7(B)に示したディスクドライブ装置のように、ディスクドライブ装置本体の内外を移動するディスクトレイ406b上にディスク408を載置してローディングするタイプもある。ただし、ディスクローディングの実体は、カートリッジ式もトレイ式も大差はなく、以下の説明では、これらの方式は実質同じものとして扱うこととする。図8(A)は、ディスクカートリッジ式のディスクドライブ装置のディスク排出前のディスクドライブ装置の平面図と側面図を示すものである。
【0007】
手動排出にさいしては、まず、手動排出工具407を手動排出工具挿入孔405に挿入し、奥方向に押し込む。手動排出工具407を押し込むことにより手動排出機構402がトリガされ、ディスクカートリッジ406を手前方向に駆動する。その結果、フロントベゼル403のカートリッジ挿排孔を介してディスクカートリッジ406は外部に排出される。図8(B)は排出後の状態を示す平面図と側面図である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のディスクドライブ装置は、専用工具である手動排出工具407を手動排出工具挿入孔405に挿入し、奥方向に押し込むことにより、ディスクカートリッジ406を排出する構成となっており、ディスク408を回転駆動してデータを読み取り、この読み取ったデータを転送する最中に誤って手動排出を実行してしまった場合、データの欠落や消失を招いてしまうといった課題があった。また、手動排出用に外部工具を採用しているため、ディスクドライブ装置を移設するときは必ず専用工具も付帯させて持ち運ぶ必要があり、単体で完結した構成でないが故の煩雑さから逃れられず、特にこの専用工具を紛失してしまうと手動排出が不可能となるといった課題があった。さらにまた、電源を切った状態のディスクドライブ装置からディスクを取り出さねばならないようなときに、専用工具による排出の手間を嫌い、ディスクドライブ装置の電源を再投入してディスクを電動排出させるといった面倒な方法を採る使用者もおり、こうした場合、ディスク排出だけの目的で電源の投入と切断を行うため、時間的にも電力的にも無駄が避けられないといった課題があった。さらにまた、手動排出工具挿入孔は通常使用環境では使用されず、しかも外観上目立たないため、使用者がその機能を知らぬまま使用しているケースも多く、全く無駄な機能として放置される場合もある等の課題があった。
【0009】
本発明は、上記課題を解決したものであり、専用工具を用いずに、ディスクドライブ装置本体に備わった手動排出レバー機構によりディスクの手動排出を可能にすることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、アンロード位置とロード位置の間でディスクを電動搬送する電動ローディング機構と、前記ロード位置においてディスクを回転駆動して記録又は再生を行う記録再生機構と、電源供給が断たれた状態において、前記ロード位置にあるディスクを前記アンロード位置まで手動排出する手動排出機構と、該手動排出機構をトリガする手動排出操作レバー機構と、前記ディスクが回転駆動中は前記手動排出操作レバー機構による前記トリガを阻止するディスク保護機構とを具備し、前記手動排出操作レバー機構が、前記電動ローディング機構及び前記記録再生機構を収容するディスクドライブ装置本体の前面部に、横臥起立可能かつ起立状態において軸周りに回動可能に配設したレバーと、該レバーに連結された第1ロッドと、前記起立状態で回動された前記レバーを介する押し込み力を前記第1ロッドを介して伝達され、前記手動排出機構をトリガする第2ロッドとを含むことを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明は、アンロード位置とロード位置の間でディスクを電動搬送する電動ローディング機構と、前記ロード位置においてディスクを回転駆動して記録又は再生を行う記録再生機構と、電源供給が断たれた状態において、前記ロード位置にあるディスクを前記アンロード位置まで手動排出する手動排出機構と、該手動排出機構をトリガする手動排出操作レバー機構と、前記電動ローディング機構を作動させるイジェクトスイッチとを具備し、
前記手動排出操作レバーの一部は横臥起立可能に配設され、
起立状態においては手動排出操作レバーとなり、
折り畳み状態においては前記イジェクトスイッチを閉成させるイジェクト釦となること
ことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1ないし図6を参照して説明する。図1(A),(B)は、本発明のディスクドライブ装置の第1実施形態を示す平面図及び側面図、図2は、図1に示したディスクドライブ装置によるディスク排出動作を説明するための図である。
【0014】
図1(A),(B)に示すディスクドライブ装置は、装置本体とは別パーツであった従来の手動排出工具407ではなく、ディスクドライブ装置本体101に組み込まれた手動排出操作レバー105を操作してディスク108を手動排出する構成としたものである。ディスクドライブ装置本体101は、ディスク108の挿排に必要な電動ローディング機構或いはディスク108の記録再生に必要な記録再生機構の外に、手動排出機構102を内蔵しており、この手動排出機構102を手動排出操作レバー105を操作して駆動できるようにしてある。ディスクドライブ装置本体101の前面を覆うフロントベゼル103には、上記手動排出操作レバー105の外に、電動ローディング機構を作動させてディスク108を排出させるためのイジェクト釦104が配設してあり、このイジェクト釦104を押し込み操作することでイジェクトスイッチ109が閉成し、電動ローディング機構が作動するようになっている。
【0015】
手動排出操作レバー105は、ディスクドライブ装置本体101内に前後方向に往復動自在に配設したロッド107の末端部に回動可能に取り付けてあり、折り畳み姿勢(横臥状態)と操作姿勢(起立状態)のどちらかが随意選択できるようになっている。ロッド107の先端部は、手動排出機構102のロック解除部材102aに対向しており、手動排出操作レバー105を操作してロッド107をディスクドライブ装置本体101内に押し込むことにより、ロック解除部材102aによるディスクカートリッジ106に対する係止ロックが解除できるようになっている。ロック解除部材102aによるディスクカートリッジ106に対する係止ロックの解除とともに、手動排出機構102内に配設された圧縮ばね102bの弾発力によりディスクカートリッジ106はディスクドライブ装置本体101外に排出されるようになっている。本実施形態では、手動排出操作レバー105とロッド107が、手動排出レバー操作機構を構成している。
【0016】
ところで、手動排出機構102は、ディスクドライブ装置本体101内でディスク108が回転している最中は、ロック解除部材102aに対するロッド107のアクセスを機械的に阻止するよう、ディスク107を回転駆動するディスクモータ(図示せず)に連動するプランジャ・ソレノイド機構102aを内蔵させてある。このプランジャ・ソレノイド機構102aは、ディスクモータに対する通電を制御するコントローラ110により通電制御され、ディスクモータに対する通電期間中は、ソレノイドを通電励磁してプランジャをロッド107の進路内に突出させ、ロッド107によるロック解除部材102aのロック解除を阻止する働きをする。従って、ディスクモータが通電されてディスク107が回転駆動されている最中に、使用者が誤って手動排出操作レバー105を操作してロッド107を押し込もうとしても、プランジャ・ソレノイド機構102aのプランジャがロッド107の進入を阻止するため、手動排出機構102が作動してしまうことはない。このため、例えば従来のように、ディスク107を記録・再生速度でもって回転させたままディスクカートリッジ106をディスクドライブ装置本体101外に排出させてしまい、ディスク107の信号記録面を損傷するといった不都合を排除することができる。本実施形態の場合、プランジャ・ソレノイド機構102aとコントローラ110が、ディスク回転駆動中の手動排出操作レバー機構による手動排出トリガを阻止するディスク保護機構を構成している。
【0017】
電源が切れていて、イジェクタ釦104によるディスク排出ができない状況下において手動排出する場合、まず図2(A)に示したように、フロントベゼル103左側の手動排出操作レバー105に指先を引っかけ、手前方向に90度引き起こす。この動作により手動排出操作レバー105とロッド107は直線的に連なった棒状の形態をとる。次に、図2(B)に示したように、手動排出操作レバー105をディスクドライブ装置本体101向かって押し込む。この操作により、ロッド107が手動排出釦本体107が手動排出機構102内のロック解除部材102aを押動し、ディスクカートリッジ106に対する係止ロックを解除する。ロック解除部材102aによるディスクカートリッジ106に対する係止ロックの解除とともに、手動排出機構102内に配設された圧縮ばね102bの弾発力を受けてディスクカートリッジ106はフロントベゼル103から排出される。ディスクドライブ装置本体101から排出されたディスクカートリッジ106内からディスク108を取り出した後、図2(C)に示したように、ディスクカートリッジ106をディスクドライブ装置本体101内に押し込んで常態復帰させる。このとき、ロッド106は、ロック解除部材102aに押されて手前方向に押し戻され、フロントベゼル103から外部に露出する。最後に、手動排出操作レバー105を90度倒し、図2(D)に示したように、ディスクドライブ装置を手動排出操作以前の状態に戻すことができる。
【0018】
このように、手動排出操作レバー105を所定の手順で所定方向に駆動することにより、手動排出を行うことができる。また、手動排出実行後の手動排出操作レバー105は、ディスクカートリッジ106を挿入することにより所定の位置へと復帰し、所定の手順で手動排出操作以前の状態に戻すことができる。また、前述したように、ディスク108が回転駆動している最中は、手動排出操作レバー105によるロッド107の押動がプランジャ・ソレノイド機構102aによって阻止されるため、不注意によりディスク108を損傷する恐れはない。一方また、手動排出操作自体に一定の手順を要求するようにしたので、特にディスクモータの通電を断った直後のディスク慣性回転期間中でも、レバー操作の手順負担をもって使用者を排出防止方向に誘導することができ、ディスク保護をより徹底することができる。
【0019】
次に、本発明の第2実施形態について、図3(A),(B)及び図4(A)〜(H)を参照して説明する。このディスクドライブ装置には、図3(A),(B)に示したように、ディスクドライブ装置本体201と、手動排出機構202と、フロントベゼル203と、イジェクト釦204と、手動排出操作レバー205と、ディスクカートリッジ206と、第1ロッド207と、第2ロッド210と、ディスク208を排出操作するイジェクトスイッチ209とが備わっている。本第2実施形態は、安易なディスク排出を予防するため、前述のロッド107を、互いに結合分離可能な第1ロッド207と第2ロッド210の複合構造に置き換えてある。すなわち、第1ロッド207は、第2ロッド210に対し回動摺動自在としてあり、90度捩った状態で第2ロッド210に結合させ一方向伝動できるようにしてある。なお、本実施形態では、手動排出機構202内のプランジャ・ソレノイド機構や、このプランジャ・ソレノイド機構を制御するコントローラ等は図示を省略してある。
【0020】
手動排出にさいしては、まず図4(A)に示したように、フロントベゼル203左側にある手動排出操作レバー205を指先に引っかけ、手前方向に90度引き起こす。この動作により手動排出操作レバー205と第1ロッド207は直線的に連なって棒状の形態をとる。次に、図4(B)に示したように、手動排出操作レバー205を第1ロッド207とともにディスクドライブ装置本体201に対して手前側に引き出す。このとき、第1ロッド207は第2ロッド210に対し摺動するため、第2ロッド210は静止したままである。次に、図4(C)に示したように、手動排出操作レバー205を90度時計方向に回動する。この回動操作により、第1ロッド207も軸周りに90度時計方向に回動する。その結果、第1ロッド207の先端が第2ロッド210の末端に一方向伝動可能に結合され、押し込み操作力が伝達できるようになる。そこで、図4(D)に示したように、手動排出操作レバー205をディスクドライブ装置本体201に対して奥方向に押し込む。この押し込み動作により手動排出操作レバー205から第1ロッド207、第2ロッド210、手動排出機構202の順に操作力が伝達され、手動排出機構202がトリガされてディスクカートリッジ206がフロントベゼル203から排出される。
【0021】
手動排出を終えた装置を常態復帰させる場合、図4(E)に示したように、手動排出操作レバー205をディスクドライブ装置本体201に対して手前方向に引き出す。この操作により第1ロッド207は第2ロッド210から分離し、第1ロッド207だけが手動排出操作レバー205とともに引き出される。次に、図4(F)に示したように、手動排出操作レバー205を90度反時計方向に回転させる。最後に、図4(G)に示したように、手動排出操作レバー205をディスクドライブ装置本体201に対して奥方向に押し込む。これにより、第1ロッド207は第2ロッド210に一部係合する。続いて、図4(H)に示したように、手動排出操作レバー205を図4(A)に示した元の状態になるよう90度倒し、ディスクドライブ装置を手動排出操作以前の状態に戻す。
【0022】
このように、上記ディスクドライブ装置によれば、手動排出操作レバー205に対し所定手順に従って所定の操作を加えることで、手動排出を実行でき、逆にまた手動排出実行後に手動排出操作レバー205に対し所定手順に従って所定操作を加えることで、手動排出操作以前の状態に戻すことができる。この場合、第1ロッド207は、手動排出操作レバー205の引き起こしと捩り(軸周り回動)という2種類の異なる操作を連続的に実行して初めて第2ロッド210に機械的に結合されるため、手動排出操作レバー105の引き起こし操作だけで排出可能な状態となる装置構成と比較したときに、誤操作に対する安全余裕をさらに高めることができる。
【0023】
次に、本発明の第3実施形態を図5(A),(B)及び図6(A)〜(E)を参照して説明する。図5(A),(B)に示したディスクドライブ装置には、ディスクドライブ装置本体301と、手動排出機構302と、フロントベゼル303と、イジェクト釦兼手動排出操作レバー304と、ディスクカートリッジ306と、ロッド307と、ディスク308を排出するときに操作するイジェクトスイッチ309等が備わっている。イジェクト釦兼手動排出操作レバー304は、前記第1の実施形態において説明したイジェクタ釦104と手動排出操作レバー105とを兼ねるものであり、フロントベゼル303側へ折り畳んだ状態において、先端がイジェクトスイッチ309に離間対向している。イジェクト釦兼手動排出操作レバー304を離間状態に付勢するのはばね310であり、このばね310に抗してイジェクト釦兼手動排出操作レバー304を押し込むことにより、イジェクトスイッチ309を閉成することができる。従って、イジェクト釦兼手動排出操作レバー304は、電源が入っている場合は、電動アンローディングのためのトリガ部材として用いられ、一方また電源を切った後は、手動アンローディングのための操作部材として用いられる。なお、手動排出の動作手順は、図6(A)〜(D)に示した通りであり、図6(E)が電動アンローディング時のイジェクト釦兼手動排出操作レバー304に対する押し込み操作を表している。
【0024】
このように、上記ディスクドライブ装置は、手動排出機構302をトリガする手動排出操作レバー304により閉成され、電動ローディング機構を作動させるイジェクトスイッチ309を設けて構成したから、手動排出操作レバー304が電動ローディング機構を起動するトリガ部材を兼ねることで、手動排出と電動排出に関連する操作部材について使用者の操作観念を統一し、類似機能の操作に混乱をきたさないようにすることができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ディスクの回転駆動中は手動排出操作レバー機構による手動排出機構に対するトリガを阻止する構成としたから、電源が断たれた状態でディスクを排出する必要がある場合に使用する手動排出操作レバー機構を、仮に誤ってディスク回転駆動中に操作してしまったとしても、手動排出機構に対するトリガが阻止されるため、ディスクを損傷する恐れを排除することができ、これによりディスクドライブ装置本体に配設した手動排出操作レバー機構によるディスク排出を安全かつ確実なものとし、従来の別パーツの専用工具による面倒なディスク手動排出負担を使用者から取り除くことができ、特に何らかの理由により専用工具が用意できないといったときに、電源投入、ディスク排出、電源切断といった手間と無駄な電力消費をなくすことができ、使用者の使い勝手を向上させることができる等の優れた効果を奏する。
【0026】
また、手動排出操作レバー機構が、ディスクドライブ装置本体の前面部に、横臥起立可能に配設したレバーと、このレバーに連結され、起立させた前記レバーの押し込み操作を手動排出機構に伝達し、手動排出機構をトリガするロッドとを含むので、手動排出操作に一定の手順を要求することによって誤操作等による不慮の手動排出を防ぐことができ、またディスクモータの通電を断った直後のディスク慣性回転期間中でのディスクの誤排出については、レバー操作の手順負担をもって使用者を排出防止方向に誘導することができ、ディスク保護をより徹底することができる等の効果を奏する。
【0027】
また、手動排出操作レバー機構が、ディスクドライブ装置本体の前面部に、横臥起立可能かつ起立状態において軸周りに回動可能に配設したレバーと、該レバーに連結された第1ロッドと、前記起立状態で回動された前記レバーを介する押し込み力を前記第1ロッドを介して伝達され、前記手動排出機構をトリガする第2ロッドとを含むので、レバーによる手動排出操作に引き起こし操作に軸周りの回動操作を加えることで、より一層の誤操作防止を図ることができる等の効果を奏する。
【0028】
また、本発明は、手動排出機構をトリガする手動排出操作レバー機構の一部により閉成され、電動ローディング機構を作動させるイジェクトスイッチを設けて構成したから、手動排出操作レバー機構の一部が電動ローディング機構を起動するトリガ部材を兼ねることで、手動排出と電動排出に関連する操作部材について使用者の操作観念を統一し、類似機能の操作に混乱をきたさないようにすることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A),(B)は、本発明のディスクドライブ装置の第1実施形態を示す平面図及び側面図である。
【図2】図1に示したディスクドライブ装置によるディスク排出動作を説明するための図である。
【図3】図3(A),(B)は、本発明のディスクドライブ装置の第2実施形態を示す平面図及び側面図である。
【図4】図3に示したディスクドライブ装置によるディスク排出動作を説明するための図である。
【図5】図5(A),(B)は、本発明のディスクドライブ装置の第3実施形態を示す平面図及び側面図である。
【図6】図5に示したディスクドライブ装置によるディスク排出動作を説明するための図である。
【図7】図7(A),(B)は、従来のディスクドライブ装置の各例を示す斜視図である。
【図8】図7(A)に示したディスクドライブ装置によるディスク排出動作を説明するための平面図及び側面図である。
【符号の説明】
101,201,301 ディスクドライブ装置本体
102,202,302 手動排出機構
102a ロック解除部材
102b 圧縮ばね
102c プランジャ・ソレノイド機構
103,203,303 フロントベゼル
104,204 イジェクト釦
105,205,305 手動排出操作レバー
106,206,306 ディスクカートリッジ
107,307 ロッド
108,208,308 ディスク
109,209,309 イジェクトスイッチ
110 コントローラ
207 第1ロッド
210 第2ロッド
304 イジェクト釦兼手動排出操作レバー
310 ばね

Claims (2)

  1. アンロード位置とロード位置の間でディスクを電動搬送する電動ローディング機構と、
    前記ロード位置においてディスクを回転駆動して記録又は再生を行う記録再生機構と、
    電源供給が断たれた状態において、前記ロード位置にあるディスクを前記アンロード位置まで手動排出する手動排出機構と、
    該手動排出機構をトリガする手動排出操作レバー機構と、
    前記ディスクが回転駆動中は前記手動排出操作レバー機構による前記トリガを阻止するディスク保護機構と
    を具備することを特徴とするディスクドライブ装置
    であって、 前記手動排出操作レバー機構は、
    前記電動ローディング機構及び前記記録再生機構を収容するディスクドライブ装置本体の前面部に、横臥起立可能かつ起立状態において軸周りに回動可能に配設したレバーと、
    該レバーに連結された第1ロッドと、
    前記起立状態で回動された前記レバーを介する押し込み力を前記第1ロッドを介して伝達され、前記手動排出機構をトリガする第2ロッドとを含む、
    ことを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. アンロード位置とロード位置の間でディスクを電動搬送する電動ローディング機構と、前記ロード位置においてディスクを回転駆動して記録又は再生を行う記録再生機構と、電源供給が断たれた状態において、前記ロード位置にあるディスクを前記アンロード位置まで手動排出する手動排出機構と、該手動排出機構をトリガする手動排出操作レバー機構と、前記電動ローディング機構を作動させるイジェクトスイッチとを具備し、
    前記手動排出操作レバーの一部は横臥起立可能に配設され、
    起立状態においては手動排出操作レバーとなり、
    折り畳み状態においては前記イジェクトスイッチを閉成させるイジェクト釦となること
    を特徴とするディスクドライブ装置。
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