JP3552203B2 - 埋設物探知方法及び埋設物探知装置 - Google Patents

埋設物探知方法及び埋設物探知装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地中に埋設された地雷等の物体を探知する埋設物探知方法及び埋設物探知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、地雷等の埋設物探知方式としては、赤外線、電磁誘導、地中レーダなど、いくつかの方法が提案されている。
【0003】
例えば、比較的浅く埋められている対戦車地雷は、周囲との温度差から、赤外線方式で高い確率で検出できる。金属材料が多用されている地雷は、電磁誘導を用いる金属探知器で検出される。地中レーダは、元来、地中のパイプなどの検出を行うのに用いられるが、地雷探知への応用が考えられている。
【0004】
しかしながら、赤外線方式では、対象が小型であったり、埋設位置が草むらであったり、地中深くに埋設していたりすると、検出が非常に困難になる。また、電磁誘導方式では、プラスチック地雷のように金属材料の使用が少なかったり、地中に金属片が多大に埋まっていたりすると、高感度の金属探知器を用いても対象物の特定が非常に困難になる。さらに、地中レーダ方式では、解像度が低く、検出物体の形状識別が困難である。また、赤外線方式を除き、いずれの方式も目標物の上方地表面に計測器を接触する必要があり、対象が地雷の場合には非常に危険を伴う。
【0005】
世界中の生活圏に数億個単位の地雷が埋められており、開発途上国では農作地に埋められた地雷のために農業生産ができない状況にある。田畑にある小型地雷を農業に差し支えない深さまで検出する方法及び装置の開発が強く要望されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来の埋設物探知方法及び埋設物探知装置では、小型の地雷等の埋設物を精度よくかつ安全に検出することが困難であった。
【0007】
本発明は上記の問題を解決するためになされたもので、金属、非金属製にかかわらず、小型の埋設物を精度よく、しかも対象物が地雷であっても安全に検出することのできる地中埋設物探知方法及び埋設物探知装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明に係る埋設物探知方法は、探知領域の周辺の複数箇所に音波送信器と音波受信器をそれぞれ設置し、各音波送信器から送信される音波を前記複数の音波受信器で受信して、それぞれの受信信号を2値化し、全受信信号を合成し画像処理することで、埋設物の形状と位置を推定することを特徴とする。
【0009】
この方法において、前記複数の音波受信器をさらに地中上下方向に複数箇所設置し、前記画像処理で3次元処理することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る埋設物探知装置は、それぞれ探知領域の周辺の複数箇所に埋設され、音波送受信手段が探知領域内に向けて取着された複数の埋設棒と、前記複数の埋設棒を支持する支持具と、前記複数の埋設棒に取着されている音波送受信手段から順に音波を発生させる送信手段と、この手段で順に送信される音波を他の埋設棒の音波送受信手段で受信する受信手段と、この受信手段により各埋設棒の音波送受信手段から出力される受信信号を2値化して音波到達の有無に対応した信号を生成する信号処理手段と、この信号処理手段で得られた各音波送受信器からの2値化信号を合成し画像処理して、前記探知領域内に存在する埋設物の形状と位置を表示する表示手段とを具備して構成される。
【0011】
上記構成において、前記複数の埋設棒に、それぞれ地中埋設部分の上下方向複数箇所に音波送受信手段を取着しておき、前記送信手段及び受信手段は、前記埋設棒に上下方向に取着された複数の音波送受信手段から順に音波を発生させ、前記音波受信手段で各埋設棒に上下方向に取着された複数の音波送受信手段でそれぞれ受信するものとし、前記信号処理手段及び表示手段は、前記受信手段で得られる各受信信号を2値化して3次元画像処理を施すことで、3次元立体画像と3次元位置を表示することを特徴とする。
【0012】
ここで、前記送信手段及び受信手段は、前記埋設棒それぞれに前記上下方向に取着された複数の音波送受信手段から互いに異なるコードで変調された音波を同時に送信させ、受信時にコード別に復調するようにしたことを特徴とする。
【0013】
さらに、前記複数の埋設棒は、それぞれ地中内で軸周りに回転可能であり、その一つを前記音波送受信手段が前記探知領域の外側に向くように回転させて、当該埋設棒に取着されている音波送受信手段から音波を発生させ、その反射波を受信することで、探知領域外の埋設物の存在を検出する領域外埋設物概略位置検出手段を備えることを特徴とする。
【0014】
さらに、前記受信手段で得られる各受信信号から埋設物の透過率または散乱の度合を計測し、その計測結果から埋設物の形状を推定することを特徴とする。
【0015】
さらに、予め探知しようとする複数種の埋設物の形状をデータベース化しておき、前記表示手段で表示される埋設物の形状を前記データベース化された形状と比較し、その比較結果から探知された埋設物を特定することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明に係る埋設物探知装置の構成を示すものである。尚、ここでは説明を簡単にするため、2平方メートル、深さ50cm以内に埋設される地雷を探知する場合を考える。
【0018】
この装置は、全体としてセンサA、信号処理装置B及び表示装置Cからなる。
【0019】
センサAは、鋼鉄製のパイプを直径300cmのリング状に形成した支持輪11に、30cm間隔で31本のプラスチック製の埋設棒12を垂直に取り付けて固定したものである。各埋設棒12は、図2に取り出して示すように、少なくとも先端部から50〜60cm程度が地中に埋め込まれる。このため、先端部には、上からの力で地面に入り易いように、先の尖った金属棒13が装着される。また、埋設棒12の埋設部分の上下端部2箇所には、支持輪11の内側全域に向けて超音波を送信し、その範囲からの超音波を受信する一対の超音波送受信器14a、14bが取り付けられる。埋設棒12は中空構造をなし、超音波送受信器14a、14bの配線材は、図示しないが、埋設棒12、支持輪11の空洞を通して、支持輪11の所定の箇所から引き出され、信号処理装置Bに接続される。
【0020】
信号処理装置Bは、図3に示すように、各埋設棒(No.1〜No.31)12からの一対の超音波送受信器14a、14bは、それぞれ互いに連動する切換スイッチ15a、15bにより一対の超音波発信源16a、16bと増幅器17a、17bとに選択的に接続される。超音波発信源16a、16bは互いに異なるコードで変調された超音波を発生し、切換スイッチ15a、15bに接続された一対の超音波送受信器14a、14bへ送出するものである。
【0021】
ここで、各埋設棒12に対応する一対の切換スイッチ15a、15bは、共にソレノイド18を通じて31接点のロータリースイッチ19の一端子に接続されており、ロータリースイッチ19により選択されると、超音波発信源16a、16b側に接続されることになる。ロータリースイッチ19は切換制御器20により2秒毎に巡回的に切り換えられる。切換制御器20の切換時間はタイマー21からのタイミング信号によって管理される。
【0022】
また、上記超音波発信源16a、16bは、タイマー21からのタイミング信号(切換制御器20へのタイミング信号と同期する)により、1秒間隔で交互に駆動される。このため、ロータリースイッチ19により選択された埋設棒12の超音波送受信器14a、14bは、ロータリースイッチ19により選択されると、最初の1秒は地中上側の超音波送受信器14aから超音波発信源16aの出力が送出され、次の1秒は地中下側の超音波送受信器14bから超音波発信源16bの出力が送出される。
【0023】
上記ロータリースイッチ19によって選択されていない埋設棒12の一対の超音波送受信器14a、14bは受信状態となっている。各送受信器14a、14bの受信出力は、それぞれ切換スイッチ15a、15bを介して、増幅器17a、17bで増幅され、2値化処理器22a、22bで2値化された後、記憶装置23に供給される。この記憶装置23は、2値化処理器22aの出力が与えられる一対の記憶部231a、232aと2値化処理器22bの出力が与えられる一対の記憶部231b、232bを備え、タイマー21からのタイミング信号(切換制御器20へのタイミング信号と同期する)に基づいて最初の1秒間は記憶部231a、231bのみをアクティブ状態とし、次の1秒間は記憶部232a、232bのみをアクティブ状態とする。すなわち、記憶部231a、231bには、地中上側の超音波送受信器14aから送出された超音波の受信信号2値化出力が格納され、記憶部232a、232bには、地中下側の超音波送受信器14bから送出された超音波の受信信号2値化出力が格納される。
【0024】
上記埋設棒12毎の記憶装置23に格納された2値化データはロータリースイッチ19の1走査毎に読み出され、表示装置Cの画像処理部24に送られる。この画像処理部24は、31系統からの2値化データを3次元処理し、輝度変調を施して画像信号を生成するもので、この画像信号はディスプレイ25に送られ、立体的に画像表示される。
【0025】
上記構成において、図4及び図5を参照してその動作を説明する。
【0026】
まず、上記センサAの支持輪11を、小型のシャベル車の先端に取り付け、比較的柔らかい畑や田に押し入れて、埋設棒12を50〜60cmほど埋め込む。このとき、埋設棒12が地雷に当たって爆発するおそれがあるが、作業者は防護車両内にいるため、危険性はない。また、埋設棒12は偶々地雷の爆発により破損してしまうが、その交換は容易である。
【0027】
信号処理装置B及び表示装置Cは上記シャベル車に搭載しておく。センサAを設置後、ケーブルによって車両内の信号処理装置Bに接続する。尚、この間の接続において、無線技術を利用してもかまわない。
【0028】
電源投入により探知処理を開始すると、初期設定によりロータリースイッチ19の選択切換によって、2秒間、第1埋設棒12の一対の超音波送受信器14a、14bがそれぞれ超音波発信源16a、16bに接続される。最初の1秒間は超音波発信源16aから第1コードで変調された超音波信号が地中で上側に位置する超音波送受信器14aに送られ、次の1秒間は超音波発信源16bから第2コードで変調された超音波信号が地中で下側に位置する超音波送受信器14bに送られ、それぞれ支持輪11によって定まる探知領域内に向けて送出される。
【0029】
このとき、第2〜第31埋設棒12に設けられた超音波送受信器14a、14bは、それぞれ第1、第2コード変調超音波の受信状態となる。この様子を平面的に見ると、図4に示すようになる。また、深さ方向に見た場合、最初の1秒間は、図5(a)に示すように、地中上側の超音波送受信器14aの送信出力を他の埋設棒12の上下両方の送受信器14a、14bで受信し、次の1秒間は、図5(b)に示すように、地中下側の超音波送受信器14bの送信出力を他の埋設棒12の上下両方の送受信器14a、14bで受信することになる。
【0030】
ここで、図4及び図5(a)、(b)に示すように、探知領域内に埋設物が存在すると、その領域内に送出された超音波は、その一部が埋設物によって遮蔽されるため、埋設物の影となる超音波送受信器14a、14bには到達せず、影の領域に入らなかった送受信器のみが受信可能である。埋設物に当たった超音波は埋設物によってほぼ吸収されるため、その反射波レベルは送信波に比して十分低いものとなっている。物体透過型の処理方式では、物体の透過量から物質を推定することが可能である。
【0031】
土の密度により、波長は空中の1/2〜1の間にあり、10cmの物体を見るには5cmの分解能が必要となる。このとき、5cmの波長、すなわち17kHzの超音波を使用すればよい。分解能を上げるには、さらに送信周波数を上げればよい。3m程度の距離ならば、減衰は10dB以下と考えられるので、通常市販の送受信器で十分である。また、音速が地中で800mであるとすれば、最大探知距離3mでは3.75msとなり、1秒あれば十分受信処理が可能である。
【0032】
第2〜第31埋設棒の超音波送受信器14a、14bの受信信号は、それぞれ増幅器17a、17bで増幅された後、2値化処理器22a、22bで2値化され、最初の1秒間の2値化データ(地中上側の送受信器14aから送信された信号の受信データ)は記憶装置23の記憶部231a、231bに格納され、次の1秒間の2値化データ(地中下側の送受信器14bから送信された信号の受信データ)は記憶装置23の記憶部232a、232bに格納される。
【0033】
探知開始の2秒後、ロータリースイッチ19の選択切換によって、2秒間、第2埋設棒12の一対の超音波送受信器14a、14bがそれぞれ超音波発信源16a、16bに接続され、第1埋設棒が選択された場合と同じ処理がなされ、以後、順次第31埋設棒まで同様の信号処理がなされる。
【0034】
すなわち、受信処理においては、各受信信号を増幅して2値化し、タイマー機能によって地中上側受信と下側受信とに振り分ける。したがって、上側受信信号は、例えば第1埋設棒から送信されたとすれば、第2から第31までの受信信号の列となる。下側受信においても同様であるから、それぞれ30個のデータが2秒ごとに送信点を変えて31個あり、上下受信点で62個のデータが得られる。さらに、送信点を1秒ごとに上下に切り換えることで、1分以内に128個のデータが得られ、31個の記憶装置23に格納される。
【0035】
上記記憶装置23に格納された受信データを、1走査ごとに画像処理部24に送り、各受信点の2値化データを輝度変調し、走査線上に並べ、補間処理することで、3次元画像を生成してディスプレイ25に表示する。
【0036】
具体的に説明すると、送信された音響エネルギーは、送信点から見て物体で隠れる受信点では受信されない。しだかって、画像処理において、送信点から受信点に走査線が動くようにすれば、その上で輝度変調された明るい線は物体方向を除いて光ることになる。これを送信点ごとに繰り返せば、物体部分は周囲より黒く写り、物体像ができる。これを少なくとも4面作成することで、物体の3次元的形状を表示することができ、その形状から物体が地雷であるか否かを推定することが可能となる。
【0037】
物体の透過率や散乱を考慮に入れ、物体形状をさらに詳細に推定すると、よりいっそう精度を向上させることができる。この技術は、現在、X線CTスキャン装置で行っている透過率を測定する方法が利用できる。さらに、既知の各種地雷等の形状をデータベース化し、順次比較して最も似ていると思われるものを選択すれば、効率よく埋設物が何であるか識別することができる。
【0038】
上記構成による埋設物探知装置を用いれば、現状では例えば2メートル平方を調べるのに1日かかると云われていた作業が、識別処理を含めて数分で7平方メートル程度を探索することが可能となる。土壌の硬さが柔らかく、地雷数量が少量と予測される場合には、支持輪11の直径をさらに広くすれば、より効率よく探知作業を行うことができる。
【0039】
尚、上記構成においては、1地点の探知作業終了後、センサAを隣接領域に埋め込む場合、埋設棒が地雷に当たってしまうおそれがある。そこで、一回目は例外として、次に移動させる方向にある埋設棒12を支持輪11の外側に向け、その超音波送受信器14aまたは14bから超音波を送信し、その反射波を受信計測することで、次の探知領域における埋設物の存在を検知することができる。この処理により物体が認識されれば、その距離、方向を求めることも埋設棒12の回転で可能である。
【0040】
以上述べた寸法、使用周波数、範囲、深さ等のパラメータは、実際の運用において適宜変更してもよいことは勿論である。また、上記実施形態では、埋設棒を円形配列としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、探知領域を特定できるならば、どのような形状であってもよい。
【0041】
また、上記実施形態では、1つの埋設棒に2個の超音波送受信器を設けるようにしたが、3個以上とすれば、さらに地中上下方向の解像度を上げることができる。また、地中上下の超音波送信を時分割するようにしたが、超音波発信源の発信出力がコード変調されていることを利用して、受信時にコード別に復調するようにすれば、地中上下の送受信器から同時に送信することができるので、探知処理時間をさらに短縮することが可能となる。また、超音波送受信器は、送受別体のものであってもよい。この場合、送信器数と受信器数が異なってもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、金属、非金属製にかかわらず、小型の埋設物を精度よく、しかも対象物が地雷であっても安全に検出することのできる地中埋設物探知方法及び埋設物探知装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る埋設物探知装置の一実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態のセンサに用いられる埋設棒の具体的な構造を示す図。
【図3】同実施形態の具体的な回路構成を示すブロック図。
【図4】同実施形態において、一つの送信点から送出された超音波が探知領域周辺に配置した受信点に到達する様子を示す図。
【図5】同実施形態において、地中上下に配置した送信点からそれぞれ地中上下に配置された受信点に到達する様子を示す図。
【符号の説明】
A…センサ
B…信号処理装置
C…表示装置
11…支持輪
12…埋設棒
13…金属棒
14a、14b…超音波送受信器
15a、15b…切換スイッチ
16a、16b…超音波発信源
17a、17b…増幅器
18…ソレノイド
19…ロータリースイッチ
20…切換制御器
21…タイマー
22a、22b…2値化処理器
23…記憶装置
231a、232a、231b、232b…記憶部
24…画像処理装置
25…ディスプレイ

Claims (6)

  1. 探知領域の周辺に複数の音波送信器及び複数の音波受信器をそれぞれ埋設し、さらに前記音波受信器については地中上下方向に複数箇所設置し、
    前記複数の音波送信器に順に前記複数の音波受信器に向けて単一波長の音波を送信させ、前記複数の音波受信器で各音波送信器の送信音波を受信するものとし、
    前記複数の音波受信器それぞれの受信信号を2値化して前記送信音波それぞれの到達の有無を判別し、前記複数の音波送信器及び音波受信器と位置関係に基づいて各音波受信器の2値化信号を合成して3次元で画像処理し、この画像処理結果に基づいて前記探知領域内に存在する埋設物の形状と位置を3次元表示することを特徴とする埋設物探知方法。
  2. 探知領域の周辺に埋設され、互いに単一波長の音波を送受信する音波送受信手段を備える複数の埋設棒と、
    前記複数の埋設棒を支持する支持具と、
    前記複数の埋設棒それぞれの音波送受信手段から順に音波を発生させる送信制御手段と、
    この手段で順に送信される音波を他の埋設棒の音波送受信手段で受信させる受信制御手段と、
    この受信制御手段により各埋設棒の音波送受信手段から出力される受信信号を2値化して音波到達の有無に対応した信号を生成し、前記複数の埋設棒それぞれの位置に基づいて各音波送受信手段からの2値化信号を合成し画像処理する信号処理手段と、
    前記画像処理結果に基づいて前記探知領域内に存在する埋設物の形状と位置を表示する表示手段とを具備し、
    前記複数の埋設棒に、それぞれ地中埋設部分の上下方向複数箇所に音波送受信手段を取着しておき、
    前記送信制御手段及び受信制御手段は、前記埋設棒に上下方向に取着された複数の音波送受信手段から順に音波を発生させ、前記音波受信手段で各埋設棒に上下方向に取着された複数の音波送受信手段でそれぞれ受信させるものとし、
    前記信号処理手段及び表示手段は、前記複数の音波送受信手段で得られる各受信信号を2値化して3次元画像処理を施すことで、3次元立体画像と3次元位置を表示することを特徴とする埋設物探知装置。
  3. 前記送信制御手段及び受信制御手段は、前記埋設棒それぞれに前記上下方向に取着された複数の音波送受信手段から互いに異なるコードで変調された音波を同時に送信させ、受信時にコード別に復調するようにしたことを特徴とする請求項2記載の埋設物探知装置。
  4. さらに、前記複数の埋設棒は、それぞれ地中内で軸周りに回転可能であり、その一つを前記音波送受信手段が前記探知領域の外側に向くように回転させて、当該埋設棒に取着されている音波送受信手段から音波を発生させ、その反射波を受信することで、探知領域外の埋設物の存在を検出する領域外埋設物概略位置検出手段を備えることを特徴とする請求項2記載の埋設物探知装置。
  5. さらに、前記複数の音波送受信手段で得られる各受信信号から埋設物の透過率または散乱の度合を計測し、その計測結果から埋設物の形状を推定することを特徴とする請求項2記載の埋設物探知装置。
  6. さらに、予め探知しようとする複数種の埋設物の形状をデータベース化しておき、前記表示手段で表示される埋設物の形状を前記データベース化された形状と比較し、その比較結果から探知された埋設物を特定することを特徴とする請求項2記載の埋設物探知装置。
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