JP2001083256A - 埋設物探知方法及び埋設物探知装置 - Google Patents

埋設物探知方法及び埋設物探知装置

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JP2001083256A
JP2001083256A JP25621299A JP25621299A JP2001083256A JP 2001083256 A JP2001083256 A JP 2001083256A JP 25621299 A JP25621299 A JP 25621299A JP 25621299 A JP25621299 A JP 25621299A JP 2001083256 A JP2001083256 A JP 2001083256A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の埋設物を精度よく、安全に検出する。 【解決手段】 センサAは、支持輪11に複数の埋設棒
12を垂直に取り付け、各埋設棒12を地中に埋設し
て、各埋設棒12に取着された超音波送受信器14a、
14bから順に超音波を送信させ、他の埋設棒の音波送
受信器でその音波を受信する。これらの受信信号を信号
処理装置Bで2値化し、保存しておく。全ての音波送受
信器14a、14bから送信された超音波の受信が完了
した時点で、表示装置Cにて、それらの2値化データを
輝度変換し、画像処理を施すことで3次元画像を得る。
この3次元画像から埋設物の形状を把握し、既存のもの
と照合することで、埋設物の種類を特定することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に埋設された
地雷等の物体を探知する埋設物探知方法及び埋設物探知
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、地雷等の埋設物探知方式とし
ては、赤外線、電磁誘導、地中レーダなど、いくつかの
方法が提案されている。
【0003】例えば、比較的浅く埋められている対戦車
地雷は、周囲との温度差から、赤外線方式で高い確率で
検出できる。金属材料が多用されている地雷は、電磁誘
導を用いる金属探知器で検出される。地中レーダは、元
来、地中のパイプなどの検出を行うのに用いられるが、
地雷探知への応用が考えられている。
【0004】しかしながら、赤外線方式では、対象が小
型であったり、埋設位置が草むらであったり、地中深く
に埋設していたりすると、検出が非常に困難になる。ま
た、電磁誘導方式では、プラスチック地雷のように金属
材料の使用が少なかったり、地中に金属片が多大に埋ま
っていたりすると、高感度の金属探知器を用いても対象
物の特定が非常に困難になる。さらに、地中レーダ方式
では、解像度が低く、検出物体の形状識別が困難であ
る。また、赤外線方式を除き、いずれの方式も目標物の
上方地表面に計測器を接触する必要があり、対象が地雷
の場合には非常に危険を伴う。
【0005】世界中の生活圏に数億個単位の地雷が埋め
られており、開発途上国では農作地に埋められた地雷の
ために農業生産ができない状況にある。田畑にある小型
地雷を農業に差し支えない深さまで検出する方法及び装
置の開発が強く要望されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の埋
設物探知方法及び埋設物探知装置では、小型の地雷等の
埋設物を精度よくかつ安全に検出することが困難であっ
た。
【0007】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたもので、金属、非金属製にかかわらず、小型の埋設
物を精度よく、しかも対象物が地雷であっても安全に検
出することのできる地中埋設物探知方法及び埋設物探知
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係る埋設物探知方法は、探知領域の周辺の
複数箇所に音波送信器と音波受信器をそれぞれ設置し、
各音波送信器から送信される音波を前記複数の音波受信
器で受信して、それぞれの受信信号を2値化し、全受信
信号を合成し画像処理することで、埋設物の形状と位置
を推定することを特徴とする。
【0009】この方法において、前記複数の音波受信器
をさらに地中上下方向に複数箇所設置し、前記画像処理
で3次元処理することを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る埋設物探知装置は、そ
れぞれ探知領域の周辺の複数箇所に埋設され、音波送受
信手段が探知領域内に向けて取着された複数の埋設棒
と、前記複数の埋設棒を支持する支持具と、前記複数の
埋設棒に取着されている音波送受信手段から順に音波を
発生させる送信手段と、この手段で順に送信される音波
を他の埋設棒の音波送受信手段で受信する受信手段と、
この受信手段により各埋設棒の音波送受信手段から出力
される受信信号を2値化して音波到達の有無に対応した
信号を生成する信号処理手段と、この信号処理手段で得
られた各音波送受信器からの2値化信号を合成し画像処
理して、前記探知領域内に存在する埋設物の形状と位置
を表示する表示手段とを具備して構成される。
【0011】上記構成において、前記複数の埋設棒に、
それぞれ地中埋設部分の上下方向複数箇所に音波送受信
手段を取着しておき、前記送信手段及び受信手段は、前
記埋設棒に上下方向に取着された複数の音波送受信手段
から順に音波を発生させ、前記音波受信手段で各埋設棒
に上下方向に取着された複数の音波送受信手段でそれぞ
れ受信するものとし、前記信号処理手段及び表示手段
は、前記受信手段で得られる各受信信号を2値化して3
次元画像処理を施すことで、3次元立体画像と3次元位
置を表示することを特徴とする。
【0012】ここで、前記送信手段及び受信手段は、前
記埋設棒それぞれに前記上下方向に取着された複数の音
波送受信手段から互いに異なるコードで変調された音波
を同時に送信させ、受信時にコード別に復調するように
したことを特徴とする。
【0013】さらに、前記複数の埋設棒は、それぞれ地
中内で軸周りに回転可能であり、その一つを前記音波送
受信手段が前記探知領域の外側に向くように回転させ
て、当該埋設棒に取着されている音波送受信手段から音
波を発生させ、その反射波を受信することで、探知領域
外の埋設物の存在を検出する領域外埋設物概略位置検出
手段を備えることを特徴とする。
【0014】さらに、前記受信手段で得られる各受信信
号から埋設物の透過率または散乱の度合を計測し、その
計測結果から埋設物の形状を推定することを特徴とす
る。
【0015】さらに、予め探知しようとする複数種の埋
設物の形状をデータベース化しておき、前記表示手段で
表示される埋設物の形状を前記データベース化された形
状と比較し、その比較結果から探知された埋設物を特定
することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0017】図1は本発明に係る埋設物探知装置の構成
を示すものである。尚、ここでは説明を簡単にするた
め、2平方メートル、深さ50cm以内に埋設される地雷を
探知する場合を考える。
【0018】この装置は、全体としてセンサA、信号処
理装置B及び表示装置Cからなる。
【0019】センサAは、鋼鉄製のパイプを直径300cm
のリング状に形成した支持輪11に、30cm間隔で31本
のプラスチック製の埋設棒12を垂直に取り付けて固定
したものである。各埋設棒12は、図2に取り出して示
すように、少なくとも先端部から50〜60cm程度が地中に
埋め込まれる。このため、先端部には、上からの力で地
面に入り易いように、先の尖った金属棒13が装着され
る。また、埋設棒12の埋設部分の上下端部2箇所に
は、支持輪11の内側全域に向けて超音波を送信し、そ
の範囲からの超音波を受信する一対の超音波送受信器1
4a、14bが取り付けられる。埋設棒12は中空構造
をなし、超音波送受信器14a、14bの配線材は、図
示しないが、埋設棒12、支持輪11の空洞を通して、
支持輪11の所定の箇所から引き出され、信号処理装置
Bに接続される。
【0020】信号処理装置Bは、図3に示すように、各
埋設棒(No.1〜No.31)12からの一対の超音波送受信
器14a、14bは、それぞれ互いに連動する切換スイ
ッチ15a、15bにより一対の超音波発信源16a、
16bと増幅器17a、17bとに選択的に接続され
る。超音波発信源16a、16bは互いに異なるコード
で変調された超音波を発生し、切換スイッチ15a、1
5bに接続された一対の超音波送受信器14a、14b
へ送出するものである。
【0021】ここで、各埋設棒12に対応する一対の切
換スイッチ15a、15bは、共にソレノイド18を通
じて31接点のロータリースイッチ19の一端子に接続
されており、ロータリースイッチ19により選択される
と、超音波発信源16a、16b側に接続されることに
なる。ロータリースイッチ19は切換制御器20により
2秒毎に巡回的に切り換えられる。切換制御器20の切
換時間はタイマー21からのタイミング信号によって管
理される。
【0022】また、上記超音波発信源16a、16b
は、タイマー21からのタイミング信号(切換制御器2
0へのタイミング信号と同期する)により、1秒間隔で
交互に駆動される。このため、ロータリースイッチ19
により選択された埋設棒12の超音波送受信器14a、
14bは、ロータリースイッチ19により選択される
と、最初の1秒は地中上側の超音波送受信器14aから
超音波発信源16aの出力が送出され、次の1秒は地中
下側の超音波送受信器14bから超音波発信源16bの
出力が送出される。
【0023】上記ロータリースイッチ19によって選択
されていない埋設棒12の一対の超音波送受信器14
a、14bは受信状態となっている。各送受信器14
a、14bの受信出力は、それぞれ切換スイッチ15
a、15bを介して、増幅器17a、17bで増幅さ
れ、2値化処理器22a、22bで2値化された後、記
憶装置23に供給される。この記憶装置23は、2値化
処理器22aの出力が与えられる一対の記憶部231
a、232aと2値化処理器22bの出力が与えられる
一対の記憶部231b、232bを備え、タイマー21
からのタイミング信号(切換制御器20へのタイミング
信号と同期する)に基づいて最初の1秒間は記憶部23
1a、231bのみをアクティブ状態とし、次の1秒間
は記憶部232a、232bのみをアクティブ状態とす
る。すなわち、記憶部231a、231bには、地中上
側の超音波送受信器14aから送出された超音波の受信
信号2値化出力が格納され、記憶部232a、232b
には、地中下側の超音波送受信器14bから送出された
超音波の受信信号2値化出力が格納される。
【0024】上記埋設棒12毎の記憶装置23に格納さ
れた2値化データはロータリースイッチ19の1走査毎
に読み出され、表示装置Cの画像処理部24に送られ
る。この画像処理部24は、31系統からの2値化デー
タを3次元処理し、輝度変調を施して画像信号を生成す
るもので、この画像信号はディスプレイ25に送られ、
立体的に画像表示される。
【0025】上記構成において、図4及び図5を参照し
てその動作を説明する。
【0026】まず、上記センサAの支持輪11を、小型
のシャベル車の先端に取り付け、比較的柔らかい畑や田
に押し入れて、埋設棒12を50〜60cmほど埋め込む。こ
のとき、埋設棒12が地雷に当たって爆発するおそれが
あるが、作業者は防護車両内にいるため、危険性はな
い。また、埋設棒12は偶々地雷の爆発により破損して
しまうが、その交換は容易である。
【0027】信号処理装置B及び表示装置Cは上記シャ
ベル車に搭載しておく。センサAを設置後、ケーブルに
よって車両内の信号処理装置Bに接続する。尚、この間
の接続において、無線技術を利用してもかまわない。
【0028】電源投入により探知処理を開始すると、初
期設定によりロータリースイッチ19の選択切換によっ
て、2秒間、第1埋設棒12の一対の超音波送受信器1
4a、14bがそれぞれ超音波発信源16a、16bに
接続される。最初の1秒間は超音波発信源16aから第
1コードで変調された超音波信号が地中で上側に位置す
る超音波送受信器14aに送られ、次の1秒間は超音波
発信源16bから第2コードで変調された超音波信号が
地中で下側に位置する超音波送受信器14bに送られ、
それぞれ支持輪11によって定まる探知領域内に向けて
送出される。
【0029】このとき、第2〜第31埋設棒12に設け
られた超音波送受信器14a、14bは、それぞれ第
1、第2コード変調超音波の受信状態となる。この様子
を平面的に見ると、図4に示すようになる。また、深さ
方向に見た場合、最初の1秒間は、図5(a)に示すよ
うに、地中上側の超音波送受信器14aの送信出力を他
の埋設棒12の上下両方の送受信器14a、14bで受
信し、次の1秒間は、図5(b)に示すように、地中下
側の超音波送受信器14bの送信出力を他の埋設棒12
の上下両方の送受信器14a、14bで受信することに
なる。
【0030】ここで、図4及び図5(a)、(b)に示
すように、探知領域内に埋設物が存在すると、その領域
内に送出された超音波は、その一部が埋設物によって遮
蔽されるため、埋設物の影となる超音波送受信器14
a、14bには到達せず、影の領域に入らなかった送受
信器のみが受信可能である。埋設物に当たった超音波は
埋設物によってほぼ吸収されるため、その反射波レベル
は送信波に比して十分低いものとなっている。物体透過
型の処理方式では、物体の透過量から物質を推定するこ
とが可能である。
【0031】土の密度により、波長は空中の1/2〜1
の間にあり、10cmの物体を見るには5cmの分解能が必要
となる。このとき、5cmの波長、すなわち17kHzの超音波
を使用すればよい。分解能を上げるには、さらに送信周
波数を上げればよい。3m程度の距離ならば、減衰は10
dB以下と考えられるので、通常市販の送受信器で十分で
ある。また、音速が地中で800mであるとすれば、最
大探知距離3mでは3.75msとなり、1秒あれば十分受信
処理が可能である。
【0032】第2〜第31埋設棒の超音波送受信器14
a、14bの受信信号は、それぞれ増幅器17a、17
bで増幅された後、2値化処理器22a、22bで2値
化され、最初の1秒間の2値化データ(地中上側の送受
信器14aから送信された信号の受信データ)は記憶装
置23の記憶部231a、231bに格納され、次の1
秒間の2値化データ(地中下側の送受信器14bから送
信された信号の受信データ)は記憶装置23の記憶部2
32a、232bに格納される。
【0033】探知開始の2秒後、ロータリースイッチ1
9の選択切換によって、2秒間、第2埋設棒12の一対
の超音波送受信器14a、14bがそれぞれ超音波発信
源16a、16bに接続され、第1埋設棒が選択された
場合と同じ処理がなされ、以後、順次第31埋設棒まで
同様の信号処理がなされる。
【0034】すなわち、受信処理においては、各受信信
号を増幅して2値化し、タイマー機能によって地中上側
受信と下側受信とに振り分ける。したがって、上側受信
信号は、例えば第1埋設棒から送信されたとすれば、第
2から第31までの受信信号の列となる。下側受信にお
いても同様であるから、それぞれ30個のデータが2秒
ごとに送信点を変えて31個あり、上下受信点で62個
のデータが得られる。さらに、送信点を1秒ごとに上下
に切り換えることで、1分以内に128個のデータが得
られ、31個の記憶装置23に格納される。
【0035】上記記憶装置23に格納された受信データ
を、1走査ごとに画像処理部24に送り、各受信点の2
値化データを輝度変調し、走査線上に並べ、補間処理す
ることで、3次元画像を生成してディスプレイ25に表
示する。
【0036】具体的に説明すると、送信された音響エネ
ルギーは、送信点から見て物体で隠れる受信点では受信
されない。しだかって、画像処理において、送信点から
受信点に走査線が動くようにすれば、その上で輝度変調
された明るい線は物体方向を除いて光ることになる。こ
れを送信点ごとに繰り返せば、物体部分は周囲より黒く
写り、物体像ができる。これを少なくとも4面作成する
ことで、物体の3次元的形状を表示することができ、そ
の形状から物体が地雷であるか否かを推定することが可
能となる。
【0037】物体の透過率や散乱を考慮に入れ、物体形
状をさらに詳細に推定すると、よりいっそう精度を向上
させることができる。この技術は、現在、X線CTスキ
ャン装置で行っている透過率を測定する方法が利用でき
る。さらに、既知の各種地雷等の形状をデータベース化
し、順次比較して最も似ていると思われるものを選択す
れば、効率よく埋設物が何であるか識別することができ
る。
【0038】上記構成による埋設物探知装置を用いれ
ば、現状では例えば2メートル平方を調べるのに1日か
かると云われていた作業が、識別処理を含めて数分で7
平方メートル程度を探索することが可能となる。土壌の
硬さが柔らかく、地雷数量が少量と予測される場合に
は、支持輪11の直径をさらに広くすれば、より効率よ
く探知作業を行うことができる。
【0039】尚、上記構成においては、1地点の探知作
業終了後、センサAを隣接領域に埋め込む場合、埋設棒
が地雷に当たってしまうおそれがある。そこで、一回目
は例外として、次に移動させる方向にある埋設棒12を
支持輪11の外側に向け、その超音波送受信器14aま
たは14bから超音波を送信し、その反射波を受信計測
することで、次の探知領域における埋設物の存在を検知
することができる。この処理により物体が認識されれ
ば、その距離、方向を求めることも埋設棒12の回転で
可能である。
【0040】以上述べた寸法、使用周波数、範囲、深さ
等のパラメータは、実際の運用において適宜変更しても
よいことは勿論である。また、上記実施形態では、埋設
棒を円形配列としたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、探知領域を特定できるならば、どのような形
状であってもよい。
【0041】また、上記実施形態では、1つの埋設棒に
2個の超音波送受信器を設けるようにしたが、3個以上
とすれば、さらに地中上下方向の解像度を上げることが
できる。また、地中上下の超音波送信を時分割するよう
にしたが、超音波発信源の発信出力がコード変調されて
いることを利用して、受信時にコード別に復調するよう
にすれば、地中上下の送受信器から同時に送信すること
ができるので、探知処理時間をさらに短縮することが可
能となる。また、超音波送受信器は、送受別体のもので
あってもよい。この場合、送信器数と受信器数が異なっ
てもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、金属、非
金属製にかかわらず、小型の埋設物を精度よく、しかも
対象物が地雷であっても安全に検出することのできる地
中埋設物探知方法及び埋設物探知装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る埋設物探知装置の一実施形態の構
成を示すブロック図。
【図2】同実施形態のセンサに用いられる埋設棒の具体
的な構造を示す図。
【図3】同実施形態の具体的な回路構成を示すブロック
図。
【図4】同実施形態において、一つの送信点から送出さ
れた超音波が探知領域周辺に配置した受信点に到達する
様子を示す図。
【図5】同実施形態において、地中上下に配置した送信
点からそれぞれ地中上下に配置された受信点に到達する
様子を示す図。
【符号の説明】
A…センサ B…信号処理装置 C…表示装置 11…支持輪 12…埋設棒 13…金属棒 14a、14b…超音波送受信器 15a、15b…切換スイッチ 16a、16b…超音波発信源 17a、17b…増幅器 18…ソレノイド 19…ロータリースイッチ 20…切換制御器 21…タイマー 22a、22b…2値化処理器 23…記憶装置 231a、232a、231b、232b…記憶部 24…画像処理装置 25…ディスプレイ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】探知領域の周辺の複数箇所に音波送信器と
    音波受信器をそれぞれ設置し、各音波送信器から送信さ
    れる音波を前記複数の音波受信器で受信して、それぞれ
    の受信信号を2値化し、全受信信号を合成して画像処理
    することで、埋設物の形状と位置を推定することを特徴
    とする埋設物探知方法。
  2. 【請求項2】前記複数の音波受信器をさらに地中上下方
    向に複数箇所設置し、前記画像処理で3次元処理するこ
    とを特徴とする請求項1記載の埋設物探知方法。
  3. 【請求項3】それぞれ探知領域の周辺の複数箇所に埋設
    され、音波送受信手段が探知領域内に向けて取着された
    複数の埋設棒と、 前記複数の埋設棒を支持する支持具と、 前記複数の埋設棒に取着されている音波送受信手段から
    順に音波を発生させる送信手段と、 この手段で順に送信される音波を他の埋設棒の音波送受
    信手段で受信する受信手段と、 この受信手段により各埋設棒の音波送受信手段から出力
    される受信信号を2値化して音波到達の有無に対応した
    信号を生成する信号処理手段と、 この信号処理手段で得られた各音波送受信器からの2値
    化信号を合成し画像処理して、前記探知領域内に存在す
    る埋設物の形状と位置を表示する表示手段とを具備する
    ことを特徴とする埋設物探知装置。
  4. 【請求項4】前記複数の埋設棒に、それぞれ地中埋設部
    分の上下方向複数箇所に音波送受信手段を取着してお
    き、 前記送信手段及び受信手段は、前記埋設棒に上下方向に
    取着された複数の音波送受信手段から順に音波を発生さ
    せ、前記音波受信手段で各埋設棒に上下方向に取着され
    た複数の音波送受信手段でそれぞれ受信するものとし、 前記信号処理手段及び表示手段は、前記受信手段で得ら
    れる各受信信号を2値化して3次元画像処理を施すこと
    で、3次元立体画像と3次元位置を表示することを特徴
    とする請求項3記載の埋設物探知装置。
  5. 【請求項5】前記送信手段及び受信手段は、前記埋設棒
    それぞれに前記上下方向に取着された複数の音波送受信
    手段から互いに異なるコードで変調された音波を同時に
    送信させ、受信時にコード別に復調するようにしたこと
    を特徴とする請求項4記載の埋設物探知装置。
  6. 【請求項6】さらに、前記複数の埋設棒は、それぞれ地
    中内で軸周りに回転可能であり、その一つを前記音波送
    受信手段が前記探知領域の外側に向くように回転させ
    て、当該埋設棒に取着されている音波送受信手段から音
    波を発生させ、その反射波を受信することで、探知領域
    外の埋設物の存在を検出する領域外埋設物概略位置検出
    手段を備えることを特徴とする請求項3記載の埋設物探
    知装置。
  7. 【請求項7】さらに、前記受信手段で得られる各受信信
    号から埋設物の透過率または散乱の度合を計測し、その
    計測結果から埋設物の形状を推定することを特徴とする
    請求項3記載の埋設物探知装置。
  8. 【請求項8】さらに、予め探知しようとする複数種の埋
    設物の形状をデータベース化しておき、前記表示手段で
    表示される埋設物の形状を前記データベース化された形
    状と比較し、その比較結果から探知された埋設物を特定
    することを特徴とする請求項3記載の埋設物探知装置。
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