JP3551918B2 - 圧電セラミック素子の検査方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は発振子やフィルタなどの圧電セラミック素子の品質に影響を与えるマイクロクラックなどの内部欠陥を非破壊で検査する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、圧電セラミック素子の内部欠陥を非破壊で検査する方法として、特開平6−3305号公報に記載のように、圧電セラミック素子のインピーダンス特性及び/又は位相特性を測定し、この特性を示す曲線パターンを基準となる曲線パターンと比較し、両曲線パターンが異なる場合に、この圧電セラミック素子にマイクロクラックが存在すると判定する検査法が知られている。
このような検査方法では、自動判定が可能となるので、短時間で大量に良否判定できるとともに、目視による判定ではないので、検査精度が高いという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の検査方法では常温下で電気的特性を測定し、基準となる特性と比較している。しかしながら、常温下では良/不良による特性の違いが少ないか、あるいは無い場合が多く、これだけでは内在するマイクロクラック等の内部欠陥を完全に検出できない。
【0004】
図1は、セラミック発振子(発振周波数:25MHz)を発振回路に接続し、発振させた状態で、発振子のみを200℃以上の温度雰囲気に入れ、その時の発振電圧の挙動を測定した結果を示す。これら発振子は常温では特性に差のないものである。
図1から分かるように、温度上昇とともに発振電圧は僅かずつ低下していくが、150℃以下で発振電圧が0V近くまで低下し、発振が停止するもの(NG)と、200℃以上になっても発振が停止しないもの(G)とに別れる。
【0005】
これらの発振子を開封し、内部の素子を顕微鏡で観察したところ、低い温度で発振が停止した素子NGにはマイクロクラックが生じていることが確かめられた。このことから、常温で正常に発振し、正常な特性を有するものの中にもマイクロクラックが内在するものがあり、加熱したときの特性を測定することにより、このような内部欠陥を検出できることが判明した。
【0006】
本発明は上記のような知見に基づいてなされたものであり、その目的は、常温では検出することができない内部欠陥を、非破壊で確実に検出することができる圧電セラミック素子の検査方法を提供することにある。
また、他の目的は、内部欠陥を高速にかつ簡単な設備で検出できる圧電セラミック素子の検査方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、圧電セラミック素子を加熱昇温する工程と、加熱昇温した状態で圧電セラミック素子の位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を測定する工程と、測定された位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を基準となる特性と比較する工程と、上記比較結果から圧電セラミック素子の内部欠陥の有無を検出する工程と、を有し、上記加熱昇温工程は、圧電セラミック素子の定格レベルより高いレベルの高周波測定信号を印加し、この高周波信号の印加により圧電セラミック素子自体を誘電加熱するものであり、上記測定工程は、上記高周波信号の印加に伴う圧電セラミック素子の位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を測定するものであることを特徴とする圧電セラミック素子の検査方法を提供する。
【0008】
請求項2に記載の発明は、圧電セラミック素子を加熱昇温する工程と、加熱昇温した状態で圧電セラミック素子の位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を測定する工程と、測定された位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を基準となる特性と比較する工程と、上記比較結果から圧電セラミック素子の内部欠陥の有無を検出する工程と、を有し、上記加熱昇温工程は、圧電セラミック素子の定格レベルより高いレベルの高周波測定信号を印加し、この高周波信号の印加により圧電セラミック素子自体を誘電加熱すると同時に、圧電セラミック素子の外部から加熱するものであり、上記測定工程は 、上記高周波信号の印加に伴う圧電セラミック素子の位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を測定するものであることを特徴とする圧電セラミック素子の検査方法を提供する。
【0009】
まず圧電セラミック素子を加熱昇温する。
次に、加熱昇温した状態で圧電セラミック素子の位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を測定すると、温度上昇に伴って内部欠陥のある圧電セラミック素子には常温時では現れない大きな変化が現れるようになる。
そこで、測定した位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を基準となる特性と比較する。基準となる特性は、例えば良品である(内部欠陥のない)圧電セラミック素子の位相特性またはインピーダンス特性から求めればよい。
上記のように比較した結果、基準特性と一定範囲以上異なる場合には、圧電セラミック素子に内部欠陥があると判定する。
なお、本発明では、マイクロクラックだけでなく、電極に異物が付着している場合も判定可能である。
【0010】
圧電セラミック素子を加熱昇温する方法としては、例えば素子を高温雰囲気中に入れたり、ヒータで外部から加熱する方法があるが、これでは素子の昇温に数秒以上の時間がかかり、非常に効率が悪いだけでなく、設備が大がかりとなる。そこで、請求項1では、加熱昇温工程を、圧電セラミック素子の定格レベルより高いレベルの高周波測定信号を印加し、この高周波信号の印加により圧電セラミック素子自体を誘電加熱することにより行い、測定工程を、上記高周波信号の印加に伴う圧電セラミック素子の位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を測定することにより行う。
【0011】
すなわち、本発明者らは測定信号のパワーレベルを大きくすると、誘電加熱により素子が高速に加熱されることを発見した。この時、パワーレベルが大き過ぎると、温度が高温になり過ぎて素子の特性が劣化し、常温に戻しても圧電特性が戻らなくなってしまう。そのため、圧電特性が戻る範囲で、できるだけ大きなレベルである、定格レベルより高いレベルの高周波測定信号を選定する必要がある。また、素子の発振周波数が異なると、素子の厚みも異なるので、それに応じてパワーレベルを選定する必要がある。
このように加熱昇温工程と測定工程とを同時に、かつ同一の設備で実施できるので、加熱および測定時間を短縮できるとともに、既存の測定機器のパワーレベルを上げるだけでよいので、簡単な設備で実現できる。
【0012】
図4は誘電加熱により素子を加熱した場合の温度上昇カーブ(計算値)を示す。各カーブは測定信号のパワーレベルを30dBm〜40dBmへ段階的に変えたものである。図から明らかなように、いずれの場合も印加から400msec程度経過すれば、最高温度付近まで上昇していることがわかる。
このように、誘電加熱により素子を加熱した場合、数百ms程度で目標とする温度まで昇温できるので、昇温時間を非常に短縮でき、内部欠陥の検出時間も短縮できる。また、瞬間的で局部的な加熱であるから、高周波信号の印加後に、素子の温度が元に戻る時間が早いという利点がある。
【0013】
請求項1では、高レベルの高周波信号の印加による誘電加熱を用いて圧電セラミック素子を内部から加熱したものであるが、400msec程度の不良検出時間を必要とする。そこで、この内部加熱と同時に、外部から加熱すれば、圧電セラミック素子を所定温度まで速やかに加熱できるので、測定時間をさらに短縮することが可能となる。請求項2は、このような測定時間を短縮する目的で、誘電加熱による内部加熱と外部加熱とを併用したものである。
内部加熱(誘電加熱)は圧電セラミック素子の振動電極部分で発熱し、その熱が外周部に 伝わるのに対し、外部加熱は圧電セラミック素子の外周部から内部へと伝わる。したがって、内部加熱と外部加熱とを併用すれば、測定時間を短縮できるだけでなく、圧電セラミック素子をほぼ全域で均等に昇温させることができる効果もある。
外部加熱の方法としては、対流を利用する方法、輻射熱を利用する方法、伝熱を利用する方法などがあるが、短時間にかつ簡単が設備で昇温させるには、伝熱法が好ましい。
【0014】
加熱昇温時の昇温温度としては、請求項3のように、圧電セラミック素子を昇温後に常温に戻したときに加熱前とほぼ同じ圧電特性に戻る最高温度付近の温度とするのが望ましい。圧電特性が戻る範囲でできるだけ高い温度に加熱することで、常温では検出できない内部欠陥を確実に検出できるからである。なお、上記温度よりさらに高温に加熱すると、圧電セラミック素子自体の圧電特性が非可逆的に変化してしまうため、好ましくない。
【0015】
測定すべき位相特性としては、請求項4のように最大位相角θmax を用いることができる。常温では図2の実線P1 で示すような位相特性を有するが、高温になると破線P2 で示すように位相が低下し、内部欠陥のある素子ほど低下度が大きい。請求項4はこの位相の低下を利用して内部欠陥を判定している。
【0016】
図3は、内部欠陥のある素子NGと内部欠陥のない素子Gに同様に熱を加えた時の発振周波数fosc 付近の最大位相角を測定した結果を示す。図3から明らかなように、内部欠陥のある素子NGは、内部欠陥のない素子Gに比べて最大位相角の低下が大きく、内部欠陥と最大位相角との間に相関関係があることがわかる。
内部欠陥のある素子NGは150℃程度で位相が60°以下になっているのに対し、内部欠陥のない素子Gは70°以上となっている。この素子の場合、良否判定のための昇温温度を150℃以上とし、良否判定のしきい値である最大位相角を60°〜70°とすれば、内部欠陥の有無を確実に検出することができる。
【0017】
また、測定すべきインピーダンス特性としては、請求項5のように、反共振インピーダンス値Zaと共振インピーダンス値Zrとの差Za−Zrを用いることができる。インピーダンス特性は、常温では図2の実線I1 で示すような特性を有するが、高温になると破線I2 で示すように反共振点および共振点が共に高周波側へ移行し、かつインピーダンス値の差Za−Zrが小さくなる。請求項5ではこの特性を用いて内部欠陥を判定している。
Za−Zr以外にも、Za,Zrそのものの値や、反共振点における周波数変化率(dZa/df)、共振点における周波数変化率(dZr/df)、発振周波数fosc 、反共振周波数fa、共振周波数frの値を用いてもよい。
なお、測定すべき位相特性,インピーダンス特性はこれに限るものではない。
【0018】
圧電セラミック素子を加熱昇温した状態におけるその位相特性やインピーダンス特性を測定することで、常温時には検出できなかった不良を検出可能となるが、圧電セラミック素子によっては、温度上昇に伴って位相あるいはインピーダンスが一旦基準値範囲から離れ、内部欠陥が判明した後、温度がさらに上昇すると、基準値範囲に復帰してしまうものもある。このような圧電セラミック素子も不良品である。
【0019】
図5は圧電セラミック素子を外部から加熱した場合の加熱昇温過程における温度と最大位相角θmax との関係を示す。
図5において、Gは良品の平均的位相特性、NG1,NG2は内部欠陥のある不良品の位相特性である。NG1,NG2の場合、所定温度(70°Cまたは120°C)で一旦は基準特性(Gの特性)から外れ、内部欠陥を判定できるが、さらに昇温すると、基準特性と殆ど差がなくなり、内部欠陥を判定できなくなる。
【0020】
図6は圧電セラミック素子を誘電加熱した時の経過時間と最大位相角θmax との関係を示す。
図6から明らかなように、NG1では約150msecで不良が判明し、その後、正常な特性に復帰するのに対し、NG2では300msec以前では正常であるが、300msec以後に不良が判明する。なお、図6におけるNG1とNG2は、図5におけるNG1,NG2と同一の圧電セラミック素子である。
なお、不良品NG1,NG2によって欠陥の現れ方が異なるのは、マイクロクラックの発生部位の違いによるものであると考えられる。
【0021】
このように、ある一定の温度あるいは一定の時刻でのみ検査していたのでは、基準特性に復帰してしまうような圧電セラミック素子の不良を検出できない。
そこで、請求項6では、圧電セラミック素子の位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を、圧電セラミック素子内温度の複数の異なる温度で測定している。複数の温度で測定すれば、一旦基準特性から外れた後、基準特性に復帰してしまうような圧電セラミック素子でも、内部欠陥を検出できる。
なお、測定の温度間隔は、図5を参照すれば、少なくとも50℃より小さい間隔とするのがよい。
【0022】
請求項6では、圧電セラミック素子内温度の複数の異なる温度で測定したが、圧電セラミック素子に高周波信号を印加して内部加熱する場合には、圧電セラミック素子の内部温度を直接検出することは難しい。そこで、請求項7では、定格レベルより高いレベルの高周波信号の印加後の複数の経過時間で測定するものである。
高レベルの高周波信号を印加すると、図4に示すように、その経過時間に応じて素子の内部温度が上昇するので、複数の経過時間で測定すれば、請求項6と同様に、ある温度範囲でのみ欠陥を判定できるような圧電セラミック素子でも、内部欠陥を確実に検出できる。また、経過時間によって測定タイミングを決定する方法の場合には、素子の内部温度を検出する必要がないので、測定が簡単となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図7は本発明にかかる検査方法を実施するための検査装置の一例を示す。ここでは、圧電セラミック素子としてセラミック発振子2を用いた。
1は被測定用のセラミック発振子2の電気的特性を周波数の関数として測定、解析するネットワークアナライザである。内蔵した正弦波掃引発振器から高周波測定信号を出力端1aから出力し、測定端子3a,3bを介してセラミック発振子2に印加することにより、セラミック発振子2の位相特性やインピーダンス特性などを測定する。図7では1チャンネル分のみが図示されているが、複数のチャンネルにすることも可能である。
【0024】
ネットワークアナライザ1の出力端1aと測定端子3aとの間には、印加電力を増幅するRFパワーアンプ4が接続され、増幅された電力が測定端子3aを介してセラミック発振子2に印加される。具体的には、通常インピーダンス特性を測定する場合の信号レベルは0dBm程度が用いられるが、本発明ではパワーアンプ4の出力レベルを20〜40dBmになるように設定する。セラミック発振子2を流れた信号は、測定端子3bから減衰器5へ送られ、減衰器5で元の電力まで減衰され、ネットワークアナライザ1の入力端1bへ入力される。
【0025】
ネットワークアナライザ1は、1個のセラミック発振子2当たり数百msの間高周波測定信号を印加し、セラミック発振子2を誘電加熱で所定温度まで加熱した状態でインピーダンス特性および位相特性を測定する。例えば、発振子2を200℃まで加熱する場合であれば、図4から明らかなように、パワーアンプ4の出力レベルを34dBmに設定した場合、約200msで到達する。位相特性は、周知のように電流と電圧の位相差(位相角)の各測定値の平均によって得られた値から、位相差(位相角)の周波数特性を表したものである。この位相特性から、例えば発振周波数fosc 付近の最大位相角θmax を測定する。この最大位相角θmax が基準値以上であれば良品、基準値より小さければ内部欠陥のある不良品と選別する。
【0026】
図8は、図1に示す素子に、34dBmの測定信号を加えた時のfosc 付近のθmax の値と、図1で示される発振停止温度との関係を示す図である。図8を参照すると、基準値としては、40°〜50°に設定すれば、良品Gと不良品NGとを明確に判別できることがわかる。
【0027】
図5,図6でも説明したように、内部欠陥のある圧電セラミック素子の中には、温度上昇に伴って位相あるいはインピーダンスが基準値範囲から離れた後、基準値範囲に復帰してしまうものもある。このような圧電セラミック素子を検査する方法の一例を図9に示す。
図9において、測定を開始すると、圧電セラミック素子に第1回目の高周波測定信号をT0 秒間だけ印加する(ステップS1)。これにより、圧電セラミック素子は誘電加熱により温度上昇するので、T0 秒後に最大位相角θと基準値θsとを比較する(ステップS2)。比較により、θ<θsであれば、不良品であると判定する(ステップS3)。
ステップS2において、θ≧θsであれば、圧電セラミック素子に第2回目の高周波測定信号をT0 秒間だけ印加する(ステップS4)。これにより、圧電セラミック素子はさらに加熱されるので、T0 秒後に最大位相角θと基準値θsとを比較する(ステップS5)。θ<θsであれば、不良品であると判定する(ステップS6)。以後、同様のステップを繰り返す。
最後に、圧電セラミック素子に第n回目の高周波測定信号をT0 秒間だけ印加する(ステップS7)。この時点で圧電セラミック素子は最高温度付近まで加熱されるので、T0 秒後に最大位相角θと基準値θsとを比較する(ステップS8)。ここで、θ<θsであれば不良品であると判定し(ステップS9)、θ≧θsであれば良品であると判定する(ステップS10)。
なお、第1回〜第n回の高周波信号の印加の間には休止期間を設けず、連続的に印加するものである。
【0028】
図9では、第1回から第n回まで高周波信号の印加時間(検査時間)T0 を一定としたが、印加時間T0 を任意に変更してもよい。特に、不良が顕著に現れない時間帯では印加時間T0 を長くし、不良が顕著になる時間帯では印加時間T0 を短くしてもよい。
また、検査時間T0 を短くすれば、ほぼ連続的に検査したことと同等となり、圧電セラミック素子の位相角がどの温度で基準値から外れても、確実に見つけ出すことが可能である。
【0029】
図10は本発明にかかる検査方法を実施するための検査装置の第2実施例を示す。この実施例は、測定時間を短縮する目的で、誘電加熱による内部加熱と外部加熱とを併用したものである。
図10は、圧電セラミック素子2の電極2a,2bに一対の測定端子3a,3bを接触させた状態を示す。なお、図7と同様に、一方の測定端子3aはRFパワーアンプ4に接続され、他方の測定端子3bは減衰器5に接続されている。
圧電セラミック素子2は、図示しないエアー吸引によって伝熱盤6に吸着されている。伝熱盤6はヒータ7によって所定温度に加熱されているので、圧電セラミック素子2も所定温度に加熱される。測定端子3a,3bを介して高レベルの高周波信号を圧電セラミック素子2に印加すると、素子2が誘電加熱されると同時に、伝熱盤6により素子2は外部加熱される。この状態で、測定端子3a,3bに接続されたネットワークアナライザ(図7参照)により圧電セラミック素子2の位相角またはインピーダンスを測定することができる。
【0030】
図11は内部加熱と外部加熱とを併用したときの時間短縮効果を示す。すなわち、周囲温度が20℃、40℃、60℃の環境下において、良品Gおよび不良品NGに高周波信号(信号レベル0.9W)の印加による誘電加熱を行って位相特性を測定したものである。
なお、良品Gおよび不良品NGはそれぞれ同一の圧電セラミック素子を用いた。
図11から明らかなように、周囲温度が高くなるに従い、不良の検出時間を短縮できることがわかる。具体的には、20℃の場合には約350msecで不良が現れているのに対し、40℃の場合には100〜150msec、60℃の場合には約50msecで不良が現れる。
このように、誘電加熱による内部加熱と外部加熱とを併用することで、内部加熱のみの場合に比べて、測定時間を1/5〜1/10に短縮できる。
【0031】
本発明は上記実施例に限定されるものではない。
図9の例では、誘電加熱を実施しながら時間T0 のタイミングで位相角を基準値と比較することにより、複数回の検査を行ったが、例えば圧電セラミック素子の内部温度を検出できる場合には、複数の異なる温度における位相角を求め、これら位相角を基準値と比較することにより、複数回の検査を行ってもよい。
上記実施例では、加熱昇温時の最大位相角を基準値と比較することで内部欠陥を判別したが、インピーダンス値Za,Zrを用いて内部欠陥を判別してもよいし、位相角とインピーダンス値の双方を用いて判別してもよい。
また、外部加熱法として、伝熱盤との接触による伝熱法を用いたが、温度制御された液体中や気体中に入れて加熱してもよいし、熱線や輻射熱を利用してもよい。
本発明の圧電セラミック素子としては、セラミック発振子に限らず、セラミックフィルタ、ディスクリミネータ、トラップなど如何なる圧電セラミック素子であってもよい。
また、厚み縦振動,厚みすべり振動,面積振動などの振動モードの違いに関係なく、内部欠陥を検出可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1に記載の発明によれば、圧電セラミック素子を加熱昇温し、この状態で位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を測定し、測定値を基準となる特性と比較することで内部欠陥を判別するようにしたので、常温では検出することができない内部欠陥を非破壊で確実に検出することができる。
特に、圧電セラミック素子に定格レベルより高いレベルの高周波測定信号を印加し、この高周波信号の印加により圧電セラミック素子自体を誘電加熱すると同時に、圧電セラミック素子の位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を測定するようにしたので、加熱昇温および測定のための時間を大幅に短縮できるとともに、簡単な設備で実現できるという効果がある。
【0033】
請求項2のように、圧電セラミック素子の内部加熱(誘電加熱)と外部加熱とを併用すれば、一層短時間で圧電セラミック素子の内部欠陥を検出することができる。
【0034】
請求項6のように、圧電セラミック素子の位相特性またはインピーダンス特性を、圧電セラミック素子内温度の複数の異なる温度で測定すれば、一旦基準特性から外れた後、基準特性に復帰してしまうような圧電セラミック素子でも確実に検出できる。
【0035】
請求項7のように、圧電セラミック素子への高周波信号の印加後の複数の経過時間で測定すれば、請求項6と同様に一旦基準特性から外れた後、基準特性に復帰してしまうような圧電セラミック素子でも確実に検出できるとともに、時間のみで測定タイミングを決定できるので、測定が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内部欠陥のある発振子とない発振子の昇温時の発振電圧の変化図である。
【図2】セラミック発振子のインピーダンス特性および位相特性図である。
【図3】内部欠陥のある素子と無い素子の昇温時の最大位相角の変化図である。
【図4】誘電加熱による素子の温度上昇の時間変化図である。
【図5】外部加熱時における内部欠陥のある素子と無い素子の昇温時の最大位相角の変化図である。
【図6】誘導加熱時における内部欠陥のある素子と無い素子の昇温時の最大位相角の変化図である。
【図7】本発明の検査方法を実施する装置の一例の構成図である。
【図8】内部欠陥のある素子と無い素子の発振停止温度と高レベル信号印加による誘電加熱時の最大位相角の相関関係図である。
【図9】複数回の検査による良否判別方法を示すフローチャート図である。
【図10】内部加熱と外部加熱を併用した場合の検査方法を示す図である。
【図11】内部加熱と外部加熱を併用した場合における良品と不良品との位相角の時間変化図である。
【符号の説明】
1 ネットワークアナライザ
2 セラミック発振子(被検体)
4 RFパワーアンプ
5 減衰器

Claims (7)

  1. 圧電セラミック素子を加熱昇温する工程と、
    加熱昇温した状態で圧電セラミック素子の位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を測定する工程と、
    測定された位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を基準となる特性と比較する工程と、
    上記比較結果から圧電セラミック素子の内部欠陥の有無を検出する工程と、を有し、
    上記加熱昇温工程は、圧電セラミック素子の定格レベルより高いレベルの高周波測定信号を印加し、この高周波信号の印加により圧電セラミック素子自体を誘電加熱するものであり、
    上記測定工程は、上記高周波信号の印加に伴う圧電セラミック素子の位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を測定するものであることを特徴とする圧電セラミック素子の検査方法。
  2. 圧電セラミック素子を加熱昇温する工程と、
    加熱昇温した状態で圧電セラミック素子の位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を測定する工程と、
    測定された位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を基準となる特性と比較する工程と、
    上記比較結果から圧電セラミック素子の内部欠陥の有無を検出する工程と、を有し、
    上記加熱昇温工程は、圧電セラミック素子の定格レベルより高いレベルの高周波測定信号を印加し、この高周波信号の印加により圧電セラミック素子自体を誘電加熱すると同時に、圧電セラミック素子の外部から加熱するものであり、
    上記測定工程は、上記高周波信号の印加に伴う圧電セラミック素子の位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を測定するものであることを特徴とする圧電セラミック素子の検査方法。
  3. 上記加熱昇温工程における昇温温度は、加熱昇温後、圧電セラミック素子を常温に戻したときに加熱昇温前とほぼ同じ圧電特性に戻る最高温度付近の温度であることを特徴とする請求項1または2に記載の圧電セラミック素子の検査方法。
  4. 上記測定される位相特性は最大位相角θmax であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の圧電セラミック素子の検査方法。
  5. 上記測定されるインピーダンス特性は反共振インピーダンス値Zaと共振インピーダンス値Zrとの差Za−Zrであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の圧電セラミック素子の検査方法。
  6. 上記測定工程は、圧電セラミック素子の位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を、圧電セラミック素子内温度の複数の異なる温度で測定するものであることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の圧電セラミック素子の検査方法。
  7. 上記測定工程は、圧電セラミック素子の位相特性およびインピーダンス特性の少なくとも一方を、定格レベルより高いレベルの高周波信号の印加後の複数の経過時間で測定するものであることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の圧電セラミック素子の検査方法。
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