JP3550802B2 - 複合加熱調理器用制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、加熱コイルとマグネトロンを同一のインバータ回路で駆動する制御回路に係わり、とくにマグネトロンの安定制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、誘導加熱処理と高周波加熱処理とを切り換えてできる複合加熱調理器が開発されているが、構成の簡略化が課題である。
【0003】
以下、従来の複合加熱調理器用制御装置について図面を参照しながら説明する。図5は従来の複合加熱調理器用制御装置の構成を示す回路ブロック図である。図において、1は商用電源を整流して得られる単方向電源、2はスイッチングノイズが電源ラインに重畳されるのを防止する平滑回路を備えたインバータ回路、3は被加熱物を誘導加熱する加熱コイル、4は昇圧トランス、5は高周波加熱用の高周波を発生するマグネトロン、6はインバータ回路2の一端を加熱コイル3または昇圧トランス4に切り換えて接続する第1のスイッチ、7は昇圧トランス4の出力電流を検出する第1の電流トランス、8は昇圧トランス4の2次高電圧検出巻線、9はスイッチング素子、10はスイッチング素子9のコレクタ電圧を検出するコレクタ電圧検出手段、11は商用電源の入力電流を検出する第2の電流トランス、12は所定の第1の基準電圧を発生する第1の基準電圧発生回路、13は第1の基準電圧のレベルを切り換える第2のスイッチ、14は所定の第2の基準電圧を発生する第2の基準電圧発生回路、15および16は差動増幅器、17はスイッチング素子9の導通時間によりインバータ回路2を制御する出力制御回路、18は出力制御回路17の制御によりスイッチング素子9を駆動するドライブ回路、19はコンパレータ、20は所定の第3の基準電圧を発生する第3の基準電圧発生回路である。
【0004】
上記構成要素の相互関係と動作について説明する。昇圧トランス4の低圧2次巻線出力はマグネトロンのヒータ電流を供給するとともに、高圧2次巻線出力はコンデンサとダイオードによって倍電圧整流され、マグネトロン5に約4KVの高電圧を印加して高周波を発生させる。また、差動増幅器15は第1の電流トランス7および第2の電流トランス11の出力を第1の基準電圧と比較し、差動増幅器16はコレクタ電圧検出手段10の出力を第2の基準電圧と比較し、それぞれ大きい方を差動増幅して出力制御回路17に入力し、出力制御回路17はその入力によりドライブ回路18を介してスイッチング素子9の導通時間を制御している。なお、第1の基準電圧のレベルは、加熱コイル3に比べて力率の低いマグネトロン5を確実に昇圧トランス4の出力電流で制御するために、マグネトロン5を動作させるときには第2のスイッチ13を開として高い値に設定されるとともに、コンパレータ19は2次高電圧検出巻線8の出力を第3の基準電圧と比較し、2次高電圧検出巻線8の出力が第3の基準電圧より高い場合は第2の基準電圧のレベルを下げるようにしている。
【0005】
第1のスイッチ6により加熱コイル3をインバータ回路2に接続して被加熱物を誘導加熱するときの正常状態においては、第2のスイッチ12を閉にして第1の基準電圧を低く設定し、また、コレクタ電圧検出手段10の出力に比べて大きく設定されている第2の電流トランス11の出力は、第1の差動増幅器15により第1の基準電圧と比較され、第1の基準電圧と同じになるように差動増幅されてスイッチング素子9の導通時間を制御してる。
【0006】
また、第1のスイッチ6により昇圧トランス4をインバータ回路2に接続し、マグネトロン5によりマイクロ波を発生させて被加熱物をマイクロ波加熱するときの正常状態では、第2のスイッチ12を開として第1の基準電圧を高く設定し、また、コレクタ電圧検出手段10の出力および第2の電流トランス11の出力に比べて大きく設定されている第1の電流トランス7の出力は、第1の差動増幅器15により第1の基準電圧と比較され、第1の基準電圧と同じになるように差動増幅されてスイッチング素子9の導通時間を制御している。また、インバータ回路2の起動時にマグネトロン5のカソードが低温で非発振である異常状態では、昇圧トランス4の2次側出力電圧が上昇することを利用し、2次高電圧検出巻線8の出力をコンパレータ19により第3の基準電圧と比較し、第3の基準電圧を超えた場合には、コンパレータ19の出力により第2の基準電圧を下げることによりコレクタ電圧検出手段10の出力と第2の差動増幅器16とによる制御を電流トランスと第1の差動増幅器15とによる前述の制御に優先させ、スイッチング素子9の導通時間を定常時よりも小さく絞るように制御することにより、マグネトロン5のカソード温度不足による異常発振と言われるモーディングや、高電圧部品であるダイオードおよびコンデンサの破壊を防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の複合加熱調理器用制御装置では、昇圧トランス4は、マグネトロン5の低ダイナミックインピーダンス特性をカバーするために、リーケージインダクタンスを大きくし、2次側から1次側を見たインピーダンスを高くして定電流源的特性をもたせた漏洩型トランスで構成されている。したがって、2次高電圧に比例した出力を検出するために2次高電圧検出巻線8を設け、かつその巻線を2次高電圧近傍、しかも一定の絶縁距離または絶縁物で絶縁された状態で設けなければならないので、価格が高く、かつ小型化にも限界があると言う問題があった。
【0008】
本発明は上記の課題を解決するもので、昇圧トランスの2次高電圧検出巻線を不要とし、構成が簡単な複合加熱調理器用制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係わる本発明は、商用電源を整流して得られる単方向電源と、平滑回路を介して入力する前記単方向電源出力をスイッチング素子により断続するインバータ回路と、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、マイクロ波を発生するマグネトロンと、2次側に高圧電力を発生して前記マグネトロンに供給する昇圧トランスと、前記インバータ回路に前記加熱コイルと前記昇圧トランスの1次側とを切り換えて接続する第1のスイッチと、前記昇圧トランスの2次側出力電流を検出する第1の電流トランスと、前記商用電源の入力電流を検出する第2の電流トランスと、前記スイッチング素子のコレクタ電圧を検出するコレクタ電圧検出回路と、前記第1のスイッチに連動する第2のスイッチの切り換えにより所定の第1の基準電圧を高低2段階に発生する第1の基準電圧発生回路と、所定の第2の基準電圧を発生する第2の基準電圧発生回路と、所定の第3の基準電圧を発生する第3の基準電圧発生回路と、前記第1の電流トランスの出力と前記第2の電流トランスの出力とを入力し、前記第1の基準電圧と比較して差動増幅する第1の差動増幅回路と、前記コレクタ電圧検出手段の出力を入力し、前記第2の基準電圧と比較して差動増幅する第2の差動増幅回路と、前記第1の電流トランスと前記第2の電流トランスの出力とを入力し、前記第3の基準電圧と比較して前記第2の基準電圧を変えるコンパレータと、前記第1の差動増幅回路の出力と前記第2の差動増幅回路の出力とを入力し、そのうちの最大差動増幅出力により前記スイッチング素子の導通時間を制御する出力制御回路と、前記出力制御回路の出力により前記スイッチング素子を駆動するドライブ回路とを備え、前記第1のスイッチにより前記加熱コイルを前記インバータ回路に接続して誘導加熱するときは、前記第2のスイッチにより前記第1の基準電圧を高く設定するとともに、前記第2の電流トランス出力の差動増幅出力による制御が前記コレクタ電圧検出手段の出力の差動増幅出力による制御に優先して前記スイッチング素子の導通時間を制御し、前記第1のスイッチにより前記昇圧トランスを前記インバータ回路に接続して高周波加熱するときは、前記第2のスイッチにより前記第1の基準電圧を低く設定し、前記第1の電流トランスの出力および前記第2の電流トランスの出力が前記第3の基準電圧より大きい定常動作時には、前記第1の電流トランスの出力の差動増幅出力による制御が前記第2の電流トランスの出力の差動増幅出力および前記コレクタ電圧検出手段の出力の差動増幅出力による制御に優先して前記スイッチング素子の導通時間を制御し、前記第1の電流トランスの出力および前記第2の電流トランスの出力が前記第3の基準電圧以下である異常動作時には、前記コンパレータにより前記第2の基準電圧を低下させることにより、前記コレクタ電圧検出手段の出力の差動増幅出力による制御が前記第1の電流トランスの出力および前記第2の電流トランスの出力の差動増幅出力による制御に優先して前記スイッチング素子の導通時間を前記定常動作時よりも短く制御するようにした複合加熱調理器用制御装置であり、また、
請求項2に係わる本発明は、第3の基準電圧を低下させる第3のスイッチを第3の基準電圧発生回路に設け、加熱コイルにより誘導加熱するときには前記第3のスイッチにより第3の基準電圧を低下させることにより、第2の電流トランスの出力が定常動作時よりも低下しても、第2の電流トランスの出力の差動増幅出力による制御がコレクタ電圧検出手段の出力の差動増幅出力による制御に必ず優先してスイッチング素子の導通時間を制御するようにした請求項1に係わる複合加熱調理器用制御装置であり、また、
請求項3に係わる本発明は、第3の基準電圧出力から第2のスイッチに順方向にダイオードを挿入して設け、加熱コイルにより誘導加熱するとき、第2のスイッチにより第1の基準電圧と第3の基準電圧とをともに低下させ、第2の電流トランスの出力が定常動作時よりも低下しても、第2の電流トランスの出力の差動増幅出力による制御がコレクタ電圧検出手段の出力の差動増幅出力による制御に必ず優先してスイッチング素子の導通時間を制御するようにした請求項1に係わる複合加熱調理器用制御装置であり、また、
請求項4に係わる本発明は、比較回路の基準電圧入力を切り換える第4のスイッチを備え、マグネトロンにより高周波加熱するときには第3の基準電圧に接続し、加熱コイルにより誘導加熱するときにはコレクタ電圧検出手段の出力を接続するように切り換え、誘導加熱時に比較回路が反転したとき、加熱負荷が不適正であると判定するようにした請求項1ないし請求項3のいずれかに係わる複合加熱調理器用制御装置である。
【0010】
【作用】
請求項1に係わる本発明において、マグネトロンによる高周波加熱処理において、比較回路は、第1の電流トランスおよび第2の電流トランスの出力を第3の基準電圧と比較し、第3の基準電圧以下であるときに第2の基準電圧を低下させて、第2の差動増幅器による制御を優先させてスイッチング素子の導通時間を定常動作時より短く制御する。すなわち、インバータ回路の起動時にマグネトロンが非発振である異常状態では、電力消費が小さいために第1の電流トランスおよび第2の電流トランスの出力が小さいために所定の第3の基準電圧以下となることで異常状態を検出し、スイッチング素子の導通時間を定常動作時よりも短く制御することにより、従来例における2次高電圧検出巻線を不要にしている。なお、他の動作については従来例と同じである。また、
請求項2に係わる本発明において、加熱コイルによる誘導加熱処理においては、第3のスイッチが第3の基準電圧を低下させ、インバータ回路の起動時に第2の電流トランスの出力が低下しても第3の基準電圧以下にならないように、すなわち比較回路が第2の基準電圧を低下させないようにして、第2の電流トランスの出力による制御を確実にする。また、
請求項3に係わる本発明において、第3の基準電圧出力と第2のスイッチとを接続したダイオードが、誘導加熱処理において第2のスイッチにより第1の基準電圧を低下させたとき、第3の基準電圧をも低下させることにより、請求項2と同様に、第2の基準電圧を低下させないようにし、第2の電流トランスの出力による制御を確実にする。また、
請求項4に係わる本発明において、誘導加熱処理において第4のスイッチが比較回路の基準電圧としてコレクタ電圧検出手段の出力を印加し、比較回路は誘導加熱負荷が不適正であるときに反転することにより、加熱負荷の不適正を検出する。
【0011】
【実施例】
(実施例1)
以下、請求項1に係わる本発明の複合加熱調理器用制御装置の一実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本実施例の構成を示す回路図である。なお、図5に示した従来例と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本実施例が従来例と異なる点は、昇圧トランス4が2次高電圧検出巻線を備えず、インバータ回路2の起動時にマグネトロン5が非発振である異常状態では電力消費が小さくなるために電流トランスの出力が定常動作時よりも低下することを利用し、コンパレータ19により第1の電流トランス7および第2の電流トランス11の出力を所定の第3の基準電圧と比較し、第3の基準電圧よりも低いときに第2の基準電圧を低下させるように制御して、スイッチング素子9の導通時間を定常時よりも絞るようにしたことにある。
【0012】
上記構成においてその動作を説明する。なお、加熱コイル3による誘導加熱処理の動作は従来例と同じであり説明を省略する。マグネトロン5によりマイクロ波を発生させて被加熱物をマイクロ波加熱するときの正常状態では、第2のスイッチ13は、従来例と同様に、開として第1の基準電圧を高く設定し、また、コレクタ電圧検出手段10の出力および第2の電流トランス11の出力に比べて大きく設定されている第1の電流トランス7の出力は、第1の差動増幅器15により第1の基準電圧と比較され、第1の基準電圧と同じになるように差動増幅されてスイッチング素子9の導通時間を制御していることも従来例と同じである。
【0013】
一方、インバータ回路2の起動時にマグネトロン5がカソード温度が低くて非発振である異常状態では、商用電源からの電力はマグネトロン5のヒータで数十ワット程度消費されるだけとなり、第1の電流トランス7および第2の電流トランス11の出力は第3の基準電圧に比較して小さくなり、コンパレータ19の出力は第2の基準電圧を低下させる。その結果、コレクタ電圧検出手段10の出力と第2の差動増幅器16とによる制御が電流トランス出力と第1の差動増幅器15とによる制御に優先し、コレクタ電圧検出手段10の出力が第2の基準電圧と同じになるように比較増幅されてスイッチング素子9の導通時間が定常時よりも小さく絞られ、カソード温度不足による異常発振と言われるモーディングや高電圧部品であるダイオードやコンデンサの破壊を防止している。
【0014】
以上のように本実施例によれば、昇圧トランス4に2次高電圧検出巻線を設けず、インバータ回路2の起動時にマグネトロン5が非発振となる異常状態では第1の電流トランス7および第2の電流トランス11の出力が低下することをコンパレータ19で検知して第2の基準電圧を低下させるようにしたことにより、スイッチング素子9の導通時間を定常時よりも絞って、カソード温度不足による異常発振と言われるモーディング、高電圧部品であるダイオードおよびコンデンサの破壊を防止でき、小型で低価格の昇圧トランスを実現できる。
【0015】
(実施例2)
以下、請求項2に係わる本発明の複合加熱調理器用制御装置の一実施例について図面を参照しながら説明する。図2は本実施例の構成を示す回路図である。なお、図1と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本実施例が実施例1と異なる点は、第3の基準電圧発生回路20に第3のスイッチ21を設け、加熱コイル3により誘導加熱する場合は、マグネトロンにより高周波加熱する場合よりも第3の基準電圧を低い値に切り換えるようにしたことにある。実施例1の手段では、第1および第2の電流トランスの出力が第3の基準電圧以下であるときにマグネトロンが非発振の異常状態であるとして対処したが、加熱コイルにより誘導加熱する場合にもインバータ回路起動時に第2の電流トランスの出力が小さいときに同じ動作を行う。しかし、誘導加熱では、上記の動作はなくてもよい。本実施例はその問題を解決しており、誘導加熱時には第3の基準電圧を低下させて、インバータ回路起動時に電流トランスの出力が小さくてもコンパレータが第2の基準電圧を変えないようにしている。
【0016】
上記構成においてその動作を説明する。第1のスイッチ6により加熱コイル3をインバータ回路2に接続して誘導加熱するときには、実施例1と同様に第3のスイッチ21を閉とし、また、第3の基準電圧発生回路20において第3のスイッチ21を閉とし、この場合の第3の基準電圧のレベルはマグネトロン5により高周波加熱する場合よりも低い値に変える。したがって、コンパレータ19の出力は、インバータ回路2の起動時にまだ電流が十分に流れない状態で第2の基準電圧を変化させる動作がなく、第2の電流トランス11の出力と第1の差動増幅器15とによる制御でスイッチング素子9の通電時間が制御される。なお、マグネトロン5に電力を供給するときには実施例1と同様の動作であり、説明を省略する。
【0017】
以上のように本実施例によれば、第3の基準電圧を変える第3のスイッチ21を設け、誘導加熱時には第3の基準電圧を高周波加熱時より低い値に変えるようにしたことにより、高周波加熱時には実施例1と同じ動作により同じ効果を得るとともに、誘導加熱時にはインバータ回路2の起動時に第2の電流トランス11の出力が小さくても第2の基準電圧を変える動作を行わせず、確実に第2の電流トランス11の出力と第1の差動増幅器15とのみによりスイッチング素子9の導通時間を制御することができる。
【0018】
(実施例3)
以下、請求項3に係わる本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。図3は本実施例の構成を示す回路図である。なお、図1と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本実施例が実施例2と異なる点は、第3の基準電圧出力と第2のスイッチとの間に抵抗を介して順方向にダイオード22を挿入して設け、加熱コイル3により誘導加熱するときに第2のスイッチ13で第1の基準電圧を低下せたときに、同時に第3の基準電圧も低下させるようにしたことにあり、実施例2における第3のスイッチを不要としたことにある。
【0019】
上記構成においてその動作を説明する。第1のスイッチ6により加熱コイル3をインバータ回路2に接続して誘導加熱するときには、実施例1と同様に第2のスイッチ13を閉として第1の基準電圧を低下させるが、このとき、第3の基準電圧出力端が第2のスイッチ13により抵抗とダイオード22を介して接地されるので、第3の基準電圧も低下する。したがって、実施例2と同様に、誘導加熱時においてインバータ回路2が起動するときにコンパレータ19により第2の基準電圧を低下させる動作がないようにできる。また、高周波加熱時に第2のスイッチ13を開としたときには、第1の基準電圧と第2の基準電圧とはダイオード22により分離される。なお、他の動作については、実施例1ないし実施例2と同じであり、詳細な説明を省略する。
【0020】
以上のように本実施例によれば、第3の基準電圧出力をダイオードと抵抗とを介して第2のスイッチに接続し、誘導加熱時には第2のスイッチ13の閉動作のみにより第1の基準電圧と第3の基準電圧とを低下させるようにしたことにより、実施例2と同じ効果を簡単な構成で得ることができる。
【0021】
(実施例4)
以下、請求項4に係わる本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。図4は本実施例の構成を示す回路図である。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本実施例が実施例1と異なる点は、コンパレータ19の基準電圧を第3の基準電圧とコレクタ電圧検出手段10の出力とに切り換える第4のスイッチ23を設け、加熱コイル3により誘導加熱するときには、コンパレータ19の基準電圧を第3の基準電圧からコレクタ電圧検出手段10の出力に切り換えて接続し、誘導加熱時における加熱負荷の適正を判断できるようにしたことにある。
【0022】
上記構成においてその動作を説明する。マグネトロンにより高周波加熱するときは第4のスイッチ23によりコンパレータ19の基準電圧として第3の基準電圧を印加する。このときの動作については実施例1と同じであり、詳細な説明を省略する。一方、第1のスイッチ6により加熱コイル3をインバータ回路2に接続して誘導加熱するとき、実施例1と同様に第2のスイッチ13を閉として第1の基準電圧を低下させるとともに、第4のスイッチ23によりコンパレータ19の基準電圧としてコレクタ電圧検出手段10の出力を印加する。このとき、コンパレータ19は第1の電流トランス7および第2の電流トランス11の出力をコレクタ電圧検出手段10の出力と比較して加熱負荷が適正であるか否かを判定する。たとえば、加熱負荷がアルミニューム鍋であったり、ナイフやフォークなどの小物である場合などではインバータ回路2の電力が殆ど消費されず、第2の電流トランス11の出力がコレクタ電圧検出手段10の出力に比べて小さくなり、コンパレータ19の出力が反転して第2の基準電圧を低下させ、スイッチング素子9の導通時間が正常負荷時よりも小さく絞るように制御される。なお、コンパレータ19の判定結果を異常負荷表示してもよい。
【0023】
以上のように本実施例によれば、コンパレータ19の基準電圧を第3の基準電圧とコレクタ電圧検出手段の出力とに切り換える第4のスイッチ23を設け、高周波加熱するときには、実施例1と同様に第3の基準電圧と比較して非発振状態を検出し、また、誘導加熱時にはコレクタ電圧検出手段10の出力を印加することにより、加熱負荷が適正であるか否かを判定でき、コンパレータ19に複数の役割をもたせる効率的な制御構成が可能となる。
【0024】
なお、実施例1ないし実施例4において第1のスイッチ6はトランスファー型接点構成としたが、メイク接点を備えたスイッチを2個を用いて、それぞれ必要な加熱方式に合わせてインバータ回路2と加熱コイル3および昇圧トランス4を接続または分離するようにしてもよく、また、第2ないし第4のスイッチ12、21、および23についてはトランジスタやICなどの半導体素子を用いたスイッチとしてもよいことは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、
請求項1に係わる本発明の複合加熱調理器用制御装置は、商用電源を整流して得られる単方向電源と、平滑回路を介して入力する前記単方向電源出力をスイッチング素子により断続するインバータ回路と、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、マイクロ波を発生するマグネトロンと、2次側に高圧電力を発生して前記マグネトロンに供給する昇圧トランスと、前記インバータ回路に前記加熱コイルと前記昇圧トランスの1次側とを切り換えて接続する第1のスイッチと、前記昇圧トランスの2次側出力電流を検出する第1の電流トランスと、前記商用電源の入力電流を検出する第2の電流トランスと、前記スイッチング素子のコレクタ電圧を検出するコレクタ電圧検出回路と、前記第1のスイッチに連動する第2のスイッチの切り換えにより所定の第1の基準電圧を高低2段階に発生する第1の基準電圧発生回路と、所定の第2の基準電圧を発生する第2の基準電圧発生回路と、所定の第3の基準電圧を発生する第3の基準電圧発生回路と、前記第1の電流トランスの出力と前記第2の電流トランスの出力とを入力し、前記第1の基準電圧と比較して差動増幅する第1の差動増幅回路と、前記コレクタ電圧検出手段の出力を入力し、前記第2の基準電圧と比較して差動増幅する第2の差動増幅回路と、前記第1の電流トランスと前記第2の電流トランスの出力とを入力し、前記第3の基準電圧と比較して前記第2の基準電圧を変えるコンパレータと、前記第1の差動増幅回路の出力と前記第2の差動増幅回路の出力とを入力し、そのうちの最大差動増幅出力により前記スイッチング素子の導通時間を制御する出力制御回路と、前記出力制御回路の出力により前記スイッチング素子を駆動するドライブ回路とを備え、前記第1のスイッチにより前記加熱コイルを前記インバータ回路に接続して誘導加熱するときは、前記第2のスイッチにより前記第1の基準電圧を高く設定するとともに、前記第2の電流トランス出力の差動増幅出力による制御が前記コレクタ電圧検出手段の出力の差動増幅出力による制御に優先して前記スイッチング素子の導通時間を制御し、前記第1のスイッチにより前記昇圧トランスを前記インバータ回路に接続して高周波加熱するときは、前記第2のスイッチにより前記第1の基準電圧を低く設定し、前記第1の電流トランスの出力および前記第2の電流トランスの出力が前記第3の基準電圧より大きい定常動作時には、前記第1の電流トランスの出力の差動増幅出力による制御が前記第2の電流トランスの出力の差動増幅出力および前記コレクタ電圧検出手段の出力の差動増幅出力による制御に優先して前記スイッチング素子の導通時間を制御し、前記第1の電流トランスの出力および前記第2の電流トランスの出力が前記第3の基準電圧以下である異常動作時には、前記コンパレータにより前記第2の基準電圧を低下させることにより、前記コレクタ電圧検出手段の出力の差動増幅出力による制御が前記第1の電流トランスの出力および前記第2の電流トランスの出力の差動増幅出力による制御に優先して前記スイッチング素子の導通時間を前記定常動作時よりも短く制御するようにしたことにより、昇圧トランスの2次側高圧検出巻線を不要とした簡単な構成で、インバータ起動時においてマグネトロンが非発振である異常状態を検出し、スイッチング素子の導通時間を短く制御して、モーディングや高電圧部品であるダイオードおよびコンデンサの破壊を防止することができる。また、
請求項2に係わる本発明の複合加熱調理器用制御装置は、第3の基準電圧を低下させる第3のスイッチを第3の基準電圧発生回路に設け、加熱コイルにより誘導加熱するときには前記第3のスイッチにより第3の基準電圧を低下させることにより、第2の電流トランスの出力が定常動作時よりも低下しても、第2の電流トランスの出力の差動増幅出力による制御がコレクタ電圧検出手段の出力の差動増幅出力による制御に必ず優先してスイッチング素子の導通時間を制御するようにしたことにより、高周波加熱処理においては上記と同様の効果を得るとともに、誘導加熱処理においてはインバータ回路の起動時においてもスイッチング素子の導通時間を短縮することなく、電流トランスの出力による確実な制御を行うことができる。また、
請求項3に係わる本発明の複合加熱調理器用制御装置は、第3の基準電圧出力から第2のスイッチに順方向にダイオードを挿入して設け、加熱コイルにより誘導加熱するとき、第2のスイッチにより第1の基準電圧と第3の基準電圧とをともに低下させ、第2の電流トランスの出力が定常動作時よりも低下しても、第2の電流トランスの出力の差動増幅出力による制御がコレクタ電圧検出手段の出力の差動増幅出力による制御に必ず優先してスイッチング素子の導通時間を制御するようにしたことにより、スイッチを余分に設けることなく、より簡単な構成で請求項2に係わる本発明と同じ効果を得ることができる。また、
請求項4に係わる本発明の複合加熱調理器用制御装置は、比較回路の基準電圧入力を切り換える第4のスイッチを備え、マグネトロンにより高周波加熱するときには第3の基準電圧に接続し、加熱コイルにより誘導加熱するときにはコレクタ電圧検出手段の出力を接続するように切り換え、誘導加熱時に比較回路が反転したとき、加熱負荷が不適正であると判定するようにしたことにより、請求項1ないし請求項3に係わる本発明の効果を得るとともに、同じ電流トランスを用いて誘導加熱処理における加熱負荷の適正を検出することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合加熱調理器用制御装置の第1の実施例の構成を示す回路図
【図2】本発明の複合加熱調理器用制御装置の第2の実施例の構成を示す回路図
【図3】本発明の複合加熱調理器用制御装置の第3の実施例の構成を示す回路図
【図4】本発明の複合加熱調理器用制御装置の第4の実施例の構成を示す回路図
【図5】従来の複合加熱調理器用制御装置の構成を示す回路図
【符号の説明】
1 単方向電源
2 インバータ回路
3 加熱コイル
4 昇圧トランス
5 マグネトロン
6 第1のスイッチ
7 第1の電流トランス
8 2次高電圧検出巻線
9 スイッチング素子
10 コレクタ電圧検出手段
11 第2の電流トランス
12 第1の基準電圧発生回路
13 第2のスイッチ
14 第2の基準電圧発生回路
15 第1の差動増幅器(第1の差動増幅回路)
16 第2の差動増幅器(第2の差動増幅回路)
17 出力制御回路
18 ドライブ回路
19 コンパレータ(比較回路)
20 第3の基準電圧発生回路
21 第3のスイッチ
22 ダイオード
23 第4のスイッチ

Claims (4)

  1. 商用電源を整流して得られる単方向電源と、平滑回路を介して入力する前記単方向電源出力をスイッチング素子により断続するインバータ回路と、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、マイクロ波を発生するマグネトロンと、2次側に高圧電力を発生して前記マグネトロンに供給する昇圧トランスと、前記インバータ回路に前記加熱コイルと前記昇圧トランスの1次側とを切り換えて接続する第1のスイッチと、前記昇圧トランスの2次側出力電流を検出する第1の電流トランスと、前記商用電源の入力電流を検出する第2の電流トランスと、前記スイッチング素子のコレクタ電圧を検出するコレクタ電圧検出回路と、前記第1のスイッチに連動する第2のスイッチの切り換えにより所定の第1の基準電圧を高低2段階に発生する第1の基準電圧発生回路と、所定の第2の基準電圧を発生する第2の基準電圧発生回路と、所定の第3の基準電圧を発生する第3の基準電圧発生回路と、前記第1の電流トランスの出力と前記第2の電流トランスの出力とを入力し、前記第1の基準電圧と比較して差動増幅する第1の差動増幅回路と、前記コレクタ電圧検出手段の出力を入力し、前記第2の基準電圧と比較して差動増幅する第2の差動増幅回路と、前記第1の電流トランスと前記第2の電流トランスの出力とを入力し、前記第3の基準電圧と比較して前記第2の基準電圧を変えるコンパレータと、前記第1の差動増幅回路の出力と前記第2の差動増幅回路の出力とを入力し、そのうちの最大差動増幅出力により前記スイッチング素子の導通時間を制御する出力制御回路と、前記出力制御回路の出力により前記スイッチング素子を駆動するドライブ回路とを備え、前記第1のスイッチにより前記加熱コイルを前記インバータ回路に接続して誘導加熱するときは、前記第2のスイッチにより前記第1の基準電圧を高く設定するとともに、前記第2の電流トランス出力の差動増幅出力による制御が前記コレクタ電圧検出手段の出力の差動増幅出力による制御に優先して前記スイッチング素子の導通時間を制御し、前記第1のスイッチにより前記昇圧トランスを前記インバータ回路に接続して高周波加熱するときは、前記第2のスイッチにより前記第1の基準電圧を低く設定し、前記第1の電流トランスの出力および前記第2の電流トランスの出力が前記第3の基準電圧より大きい定常動作時には、前記第1の電流トランスの出力の差動増幅出力による制御が前記第2の電流トランスの出力の差動増幅出力および前記コレクタ電圧検出手段の出力の差動増幅出力による制御に優先して前記スイッチング素子の導通時間を制御し、前記第1の電流トランスの出力および前記第2の電流トランスの出力が前記第3の基準電圧以下である異常動作時には、前記コンパレータにより前記第2の基準電圧を低下させることにより、前記コレクタ電圧検出手段の出力の差動増幅出力による制御が前記第1の電流トランスの出力および前記第2の電流トランスの出力の差動増幅出力による制御に優先して前記スイッチング素子の導通時間を前記定常動作時よりも短く制御するようにした複合加熱調理器用制御装置。
  2. 第3の基準電圧を低下させる第3のスイッチを第3の基準電圧発生回路に設け、加熱コイルにより誘導加熱するときには前記第3のスイッチにより第3の基準電圧を低下させることにより、第2の電流トランスの出力が定常動作時よりも低下しても、第2の電流トランスの出力の差動増幅出力による制御がコレクタ電圧検出手段の出力の差動増幅出力による制御に必ず優先してスイッチング素子の導通時間を制御するようにした請求項1記載の複合加熱調理器用制御装置。
  3. 第3の基準電圧出力から第2のスイッチに順方向にダイオードを挿入して設け、加熱コイルにより誘導加熱するとき、第2のスイッチにより第1の基準電圧と第3の基準電圧とをともに低下させ、第2の電流トランスの出力が定常動作時よりも低下しても、第2の電流トランスの出力の差動増幅出力による制御がコレクタ電圧検出手段の出力の差動増幅出力による制御に必ず優先してスイッチング素子の導通時間を制御するようにした請求項1記載の複合加熱調理器用制御装置。
  4. 比較回路の基準電圧入力を切り換える第4のスイッチを備え、マグネトロンにより高周波加熱するときには第3の基準電圧に接続し、加熱コイルにより誘導加熱するときにはコレクタ電圧検出手段の出力を接続するように切り換え、誘導加熱時に比較回路が反転したとき、加熱負荷が不適正であると判定するようにした請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の複合加熱調理器用制御装置。
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