JP3550615B2 - リモートエントリシステム及びその画像送達確認方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、帳票の画像を読み取り、帳票の通番を決定し、帳票画像の任意の位置に通番の画像を重ねあわせ、その帳票画像デ−タを遠隔地に送信し、受信側で受信した帳票画像を認識処理するリモートエントリシステムの画像送達確認方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術としては、例えば特開平6−318998号公報に記載されているように、送信側において、送信時に一枚目の画像を記憶しておき、送信枚数をその一枚目の画像と一緒に通信管理レポートとして出力するものがある。
【0003】
しかし、上記従来技術では、受信側からの情報による送達確認については言及されていない。また、未達の画像があった場合における再送信についても言及していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、送信側における帳票の送達確認、及び未送達帳票の再送を行うためには、人手により送達確認オペレーションや再送処理を行わなければならなかった。
【0005】
本発明の目的は、送信側の帳票の送達確認及び未送達帳票の再送を自動化することにより、送信側の負担軽減を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためには、次のようにすれば良い。
【0007】
画像読取装置は、読み取った帳票画像と通番を送信する際、帳票の通番と帳票画像を記憶しておく。受信側システムは受信通番を記憶し、送信元に受信通番を通知するとともに認識処理を行う。
【0008】
送信側の画像読取装置は、受信側より伝送された受信情報を送信情報と比較することにより送達確認を行い、未達の帳票があった場合は、未達帳票を記憶領域から取り出し再送信する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を用いて本発明の一実施の形態について詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明のリモートエントリシステムの一実施の形態を示すブロック図である。図1において、画像読取装置10は送信側、集中センタ40は受信側であり、両者は通信回線を介して接続されている。ここで、集中センタ40は、少なくとも1台の認識装置20と少なくとも1台の修正端末30とから構成されている。
【0011】
画像読取装置10は、イメージリーダ11と通番付加機構12と表示部13と記憶装置14とキーボード17と通信装置18と制御装置19とから構成されている。ここで、通番付加機構12は、制御装置19により決定された帳票の通番を帳票に印字することにより、帳票に通番を付加するものである。イメージリーダ11は、通番が付加された帳票イメージを読み込むためのものである。表示部13は、例えばCRTディスプレイや液晶式表示器であり、読み取った帳票画像を目視確認したり、送達管理を含む送受信情報、エラーや障害情報を必要に応じて表示させるためのものである。キーボード17は、オペレータによってデータ送信や、送達情報検索を行うためのキー入力をおこなうためのものであり、タッチパネルや、専用入力キーであってもよい。通信装置18は、帳票画像(通番の画像を含むイメージデータ)と通番(コードデータ)とを送信し、かつ集中センタ40からの受信情報を受信するためのものである。記憶装置14には、送信情報15、画像データ16及び送達情報16aの記憶エリアが設けられている。さらに、制御装置19は、上記した各機器からのデータの取り出し、記憶及びこれらの機器の動作制御を司り、内部に格納されたプログラムに従って、上記の各機器の動作を制御するものである。
【0012】
また、集中センタ40内の認識装置20は、通信装置21と認識機構22と制御装置23と記憶装置24とから構成されている。ここで、通信装置21は、画像読取装置10と通信を行うためのものであり、認識機構22は画像読取装置から受信した帳票画像(イメージデータ)について、認識フィールドの切出し及び認識処理を行うものである。また、記憶装置24には、受信情報25、認識結果26、確認結果27の各記憶エリアが設けらている。そして、制御装置23は、これらの機器の動作を制御する。
【0013】
また、集中センタ40内の修正端末30は、帳票画像とその認識結果を認識装置20から受け取って画面表示し、オペレータの入力によりデータの修正を行う端末である。
【0014】
図2は、図1に示すシステムで使用する帳票の一例を示す図であり、本システムの通番付加機構12において印字される通番を記入項目の上部に付加した例を示している。
【0015】
図3は、図1に示す記憶装置14の記憶エリアの詳細を示し、図4は図1に示す記憶装置24の記憶エリアの詳細を示す。
【0016】
図5は、図1に示すシステムの処理手順の一例を示すフローチャートであり、さらに詳しくは金融機関の為替帳票のリモートエントリシステムに適用した場合の処理手順を示すフローチャートである。
【0017】
次に、図5に示すフローチャートに基づいて、図1に示すシステムの動作について説明する。まず、オペレータは、図2に示す帳票1を画像読取装置10にセットする(ステップ100)。次に、制御装置19は通番を決定し(ステップ102)、通番付加機構12は通番を帳票に印字し、イメージリーダ11は帳票画像を読み取る(ステップ104)。完了キーが押下されるまでセットされた帳票の通番の決定、印字及び画像読み取りを繰り返す(ステップ106)。
【0018】
オペレータが完了キーを押下すると、帳票画像(通番の画像を含む)データと通番のコードデータとが、通信装置18を介して、集中センタ40に送信される(ステップ108)。次に、画像読取装置10から送信された帳票画像データと通番のコードデータは、画像読取装置10の記憶装置14内の送信情報エリア15及び画像データエリア16にそれぞれ記憶される(ステップ110)。
【0019】
画像読取装置10から集中センタ40へ送信された帳票画像データと通番のコードデータは、認識装置20の通信装置21により受信され、受信した帳票画像の通番は記憶装置24内の受信情報エリア25に記憶され、受信した通番のコードデータは通信装置21により画像読取装置10に送達情報として伝送される(ステップ128)。
【0020】
ここで、通番が既に記憶装置24内の受信情報エリア25にあった場合、すなわち受信通番に重複がある場合は、データは受信済みと判断されて破棄される(ステップ130,136)。受信通番に重複がない場合は、認識機構22が受信した帳票画像から認識フィールド(記入項目部分)の切り出し及び文字認識を行う(ステップ132)。
【0021】
認識処理が終わった帳票画像データは、記憶装置24内の認識結果エリア26(認識結果)に記憶された後(ステップ134)、修正端末30により取り出され、修正端末30のディスプレイに表示された画像データと認識結果をオペレータが目視で確認し、必要ならば修正オペレーションにより認識データの修正を行う。確認/修正された結果はコードデータとして認識装置20に伝送され(ステップ138)、記憶装置24の確認結果エリア27に記憶され(ステップ140)、認識/確認処理が終了する(ステップ142)。
【0022】
なお、認識装置20から画像読取装置10に伝送された受信通番のコードデータは、画像読取装置10の制御装置19により、記憶装置14内の送信情報エリア15に記憶されている送信通番と比較され(ステップ120)、一定の時間が経過した後(ステップ121)送達が確認されれば(送信通番と受信通番が一致)、送信が完了したと判断し(ステップ124)、記憶装置14内の送達情報エリア16aの送達確認の項目を送達済みとする(ステップ126)。また、送信通番に対応する受信通番がない場合は記憶装置14から通番と帳票画像を取り出し集中センタ40に再送信を行う(ステップ122)。
【0023】
【発明の効果】
以上に述べましたように、本発明によれば、リモートエントリシステムにおいて帳票画像データの送達確認及び未達帳票の再送信を自動化できるため、特に多数の帳票を処理するシステムでは多大な省力効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のリモートエントリシステムの一実施の形態を示すブロック図。
【図2】図2は、図1に示すシステムで使用する帳票の一例を示す図。
【図3】図3は、図1に示す記憶装置14の記憶エリアの詳細を示す図。
【図4】図4は図1に示す記憶装置24の記憶エリアの詳細を示す図。
【図5】図5は、図1に示すシステムの処理手順の一例を示すフローチャートであり、さらに詳しくは金融機関の為替帳票のリモートエントリシステムに適用した場合の処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
10:画像読取装置、11:イメージリーダ、12:通番付加機構、13:表示部、14:記憶装置、15:送信情報、16:画像データ、16a:送達情報、17:キーボード、18:通信装置、19:制御装置、20:認識装置、21:通信装置、22:認識装置、23:制御装置、24:記憶装置、25:受信情報、26:認識結果、27:確認結果、30:修正端末。
Claims (2)
- 画像読取装置で読み取った帳票の画像デ−タを遠隔地に送信し、受信側で受信した帳票画像を認識処理するリモートエントリシステムの画像送達確認方法において、
送信対象の帳票に通番を印刷して、該通番が印刷された帳票の画像を読み取り、該帳票画像データと前記通番のコードデータを遠隔地に存在する受信側に送信する第1のステップと、
前記第1のステップで送信した帳票画像デ−タと通番のコードデータとを送信側の画像読取装置の記憶部で記憶する第2のステップと、
受信側が、受信した通番のコードデータを送信側に送信する第3のステップと、
前記第2のステップで前記記憶部に記憶した通番と前記第3のステップで送られた通番とを送信側で比較する第4のステップと、
前記第4のステップの比較の結果、前記第2ステップで記憶した通番のうち前記第3ステップで送られた通番にない通番が存在したことに基づいて、その通番に対応する画像データを前記記憶部から取り出して受信側に再送信する第5ステップと、
を有することを特徴とするリモートエントリシステムの画像送達確認方法。 - 送信側で画像データを取得して受信側に送信するリモートエントリシステムであって、
取得した画像データに送信側で通番を付す通番付加手段と、
前記通番付加手段で付した通番と画像データとを対応付けて送信側で記憶する記憶手段と、
前記通番付加手段で付した通番と画像データとを受信側に送信する送信手段と、
前記送信手段から送信された通番と画像データとを送信側から受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した通番を受信側から送信側に返信する返信手段と、
前記返信手段で返信された通番と、前記記憶手段で記憶した通番とを送信側で比較する通番比較手段と、
前記通番比較手段での比較の結果、前記記憶手段で記憶した通番のうち前記返信手段で返信された通番にない通番が存在したことに基づいて、その通番に対応付けられた画像データを前記記憶手段から取り出して受信側に再送信する再送信手段と、
を有することを特徴とするリモートエントリシステム。
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JPH10200661A JPH10200661A (ja) | 1998-07-31 |
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