JP3550508B2 - 建設機械の作業装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば油圧ショベルのブームとアームのように互いに回動可能に連結された部材間の相対角度を計測する角度センサを備える建設機械の作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述した角度センサを有する建設機械の作業装置は、例えば、実開平3−106406号公報に開示されている。従来の装置では、ピンを介して互いに回動可能に連結されるブームとアームとの間の相対角度は、ブーム側面に取り付けられた角度センサにより検出される。角度センサは入力軸と入力軸の回転角度を検出するセンサ部とから構成され、入力軸はレバーによってアームに連結されている。アームがピンに関して回動されると、アームの回転に連動するレバーによって入力軸が回動される。この入力軸の回転角度はセンサ部により検出され、その検出値に基づいてアームの相対角度が求められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、レバーの一端はブーム側面に設けられた角度センサの入力軸に連結され、他端はアームの側面に固定されているため、レバーはブーム側方に突出することになり、作業中に土砂や岩石等がレバーに衝突しやすかった。レバーに土砂等が衝突すると、レバーを介して角度センサの入力軸に衝撃が加わり角度センサが破損するというおそれがあった。
【0004】
本発明の目的は、角度センサの入力軸とアーム等の部材とを連結するレバーに土砂等が衝突した際に、入力軸が受ける衝撃を低減することができる建設機械の作業装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
発明の実施の形態を示す図4および図9に対応付けて説明する。
(1)請求項1の発明による建設機械の作業装置は、第1の部材4と、一体に設けられた連結軸22を介して第1の部材4が回動自在に連結される第2の部材3と、入力軸21bの回転角度を検出するセンサ部21cを有する角度センサ21と、第1の部材4の回動に連動して角度センサ21の入力軸21bを回転駆動するように第1の部材4と入力軸21bを連結するとともに、所定値以上の外力が作用したときに第1の部材4と入力軸21bの連結状態が解除される伝達部材23とを備え、伝達部材23の一端を入力軸21bに形成された孔219に摺動可能に挿入するとともに他端を第1の部材4に固定し、かつ、伝達部材23に所定値以上の外力が作用した際の変形により前記一端が孔219から抜け出て連結状態が解除されるように伝達部材23の機械的強度および孔219への挿入量を設定したことを特徴とする。
(2)請求項2の発明による建設機械の作業装置は、第1の部材4と、一体に設けられた連結軸22を介して第1の部材4が回動自在に連結される第2の部材3と、入力軸21bの回転角度を検出するセンサ部21cを有する角度センサ21と、第1の部材4の回動に連動して角度センサ21の入力軸21bを回転駆動するように第1の部材4と入力軸21bを連結するとともに、所定値以上の外力が作用したときに第1の部材4と入力軸21の連結状態が解除される伝達部材23とを備え、伝達部材23に所定値以上の外力が作用したときに、伝達部材23が破損して入力軸21bと伝達部材23との連結が解除されるように伝達部材23の機械的強度を設定したことを特徴とする。
【0006】
なお、本発明の構成を説明する上記課題を解決するための手段の項では、本発明を分かり易くするために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が発明の実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図11を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は油圧ショベルの概略構成を示す図であり、下部走行体1に旋回機構を介して上部旋回体2が設けられている。上部旋回体2にはブーム3,アーム4,バケット5によって構成されるフロント作業装置6が設けられる。ブーム3,アーム4,バケット5は各々ピン12,22,32に関して回動可能に連結されている。
【0008】
図2は図1に示すフロント作業装置6のピン22付近の拡大図であり、図3は図2のB方向から見た図である。ピン22はブーム3に固定され、このピン22に回動自在に連結されたアーム4は油圧シリンダ7の伸縮によって回動される。ピン22にはブーム3に対するアーム4の相対角度変化を検出する角度センサ21が設けられている。図4はピン22の角度センサ21部分を詳細に示す図であり、ピン22の端面にはその軸心と同軸に断面形状が略円形である凹部22aが形成され、この凹部22aに角度センサ21が配設される。角度センサ21はケース21aと入力軸21bとセンサ部21cとを有し、この入力軸21bがピン22の端面から突出するようにケース21aが凹部22aに収納されている。
【0009】
図4に示すように、ケース21aの端面にはフランジ218が突設されており、ボルト29を用いてフランジ218をピン22の端面22bに固定することによって角度センサ21がピン22に取り付けられる。26は入力軸21bを土砂の衝突等から保護する保護カバーであり、上述のボルト29により角度センサ21と一体にピン22に取り付けられる。凹部22aはピン22と同軸となるように形成するのが検出精度上好ましいが、凹部22aに配設された角度センサ21の入力軸21bとピン22との同軸度が所定範囲内、すなわち許容精度が保証される範囲内であれば、凹部22aはピン22と厳密に同軸となっていなくても良い。
【0010】
ピン22の端面22bから突出する入力軸21bにはレバー23の一方の端部が連結され、レバー23の他方の端部はブラケット27によりアーム4に固定される。なお、入力軸21bとレバー23との連結部分の詳細は後述する。レバー23はピアノ線等の弾性体で形成され(以下ではピアノ線で構成されるとして説明する)、図4に示すようにブーム3およびアーム4の側面近くを沿うような形状に成形される。このようにレバー23をブーム3やアーム4の側面近くに配設することにより、作業中の土砂や岩石等の衝突を低減させることができる。アーム4の角度を変えると、すなわちピン22を支点としてアーム4を回動すると、アーム4に固定されたレバー23によって角度センサ21の入力軸21bが回転駆動される。
【0011】
図5は角度センサ21の詳細を示す断面図である。入力軸21bは軸受212を介してケース21aに取り付けられる。入力軸21bには孔219が軸方向とほぼ直交するように形成され、この孔219にレバー23の端部を挿入することにより入力軸21bとレバー23とが連結される。孔の直径はレバー23の線径より大きく設定され、レバー23は孔219に対して図示左右方向に摺動することができる。
【0012】
軸受212の図示上部には、ケース内に水、油あるいは泥などの侵入を防止するオイルシール213が設けられている。214は入力軸に固定されて入力軸と一体で回転する抵抗体であり、抵抗体214と対向する位置にはワイパ215が配設されている。上述したセンサ部21cは、抵抗体214とワイパ215とで構成される。レバー23により入力軸21bが回転駆動されると抵抗体214が回転し、抵抗体214とワイパ215との相対位置が変化して抵抗体214の出力電圧が変化する。この出力電圧変化はワイパ215に接続されたケーブル216によって油圧ショベルのコントローラ29に送られ、コントローラ29においてブーム3に対するアーム4の角度変化が算出される。
【0013】
ケース21aの側面にはシール材28が設けられ、水などが凹部22aの底部分へ侵入するのを防止している。ケーブル216はケース21a内部およびシール部材28を貫通してフランジ218からセンサ外部へ引き出され、コントローラ29に接続される。図6はシール部材28の詳細を示す図であり,(a)は平面図、(b)は断面図である。シール部材28はOリング部28aとケーブル貫通部28bとから成り、一体で成形される。ケーブル貫通部28bにはケーブル216が貫通する孔28cが形成されている。
【0014】
図7はシール部材28が装着されたケース21aを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は溝部分を詳細に示す断面図である。ケース21aは略円筒状に形成され、その内部にオイルシール213の収容部211aと、軸受212の収容部211b,211cと、抵抗体214の収容部211dと、ワイパ215の収容部211eがそれぞれ形成されている。ケース21aの外周面には、シール部材28のOリング部28aが配設されるOリング溝41と、ケーブル貫通部28bとケーブル216が配設される溝40が形成される。溝40はケース21aの側面側では軸方向に、フランジ218の下面ではケース21aの径方向(図7(b)の左右方向)にそれぞれ形成される。ケーブル216はケース21aの底部分から溝40に沿って配設され、ケーブル貫通部28bの孔28cを貫通して上方に引き出される。ケーブル216と孔28cの隙間はモールド材等により密封される。このように、シール部材28でシールするとともにケーブル216をシール部材28の孔28cを貫通させ、ケーブル216と孔28cの隙間にモールド材を施すことにより、抵抗体214等の防水を図ることができる。
【0015】
図8の(a)は角度センサ21およびレバー23をブーム側方から見た図であり、(b)は保護カバー26を外したときの図である。レバー23の左端部はブラケット27によりアーム4に固定されており、アーム4を回動して角度を変えるとレバー23は角度センサ21の入力軸21bを回転させる。ブーム3に対するアーム4の回転は図2に示した油圧シリンダ7のストロークにより所定角度範囲内に制限されており、図8(b)に示す例では、アーム4に連動するレバー23は二点鎖線で示す範囲A1〜A2(±α度)で回転する。なお、図2の実線で示したアーム4の状態のときレバー23はA1となり、アーム4が破線4’のように回動したときレバー23はA2となる。
【0016】
上述したように、レバー23はA1〜A2の範囲で回転するので、図8に示すようにレバー23とフランジ218とが干渉しないようにフランジ218を円弧状に形成する。このように入力軸21bを囲むように円弧状のフランジ218を突出させることにより、保護カバー26が無くてもピン22の端面に沿って(図8の矢印ALの方向)落下する土砂や岩石に対して入力軸21bを保護する働きをする。特に、ピンの端面方向からの土砂の衝突の可能性が低いブーム用ピン(図1のピン12)に対しては、保護カバー26を省略できる。
【0017】
ところで、本実施の形態ではレバー23をピアノ線等の弾性体で形成し、かつ、入力軸21bの孔219に挿入したレバー23を摺動可能としたことにより、以下に述べるような利点を有してい。すなわち、レバー23に土砂等が衝突した際に、レバー23が弾性変形して孔219から抜け出てレバー23入力軸21bとの連結が解除される。その結果、入力軸21bに過度の衝撃が加わるのを防止することができる。
【0018】
図9は、レバー23に土砂が衝突して、ブーム3の側面に沿うような荷重Fがレバー23に加わった場合を説明するための概念図であり、(a)は荷重F1が比較的小さい場合を、(b)はさらに大きな荷重F2(F2>F1)が作用した場合を示している。図9(a)において破線は衝撃荷重が掛かっていない通常の場合のレバー23を示している。なお、図9では、レバー23は直線状のピアノ線であるとして説明する。
【0019】
図9(a)の場合、荷重F1によりレバー23は下側に凸に変形し(変形量Δ)、その変形により入力軸21bが左回りに角度θ1だけ回動される。また、レバー23の変形によりレバー23の孔219に対する挿入量が減少する。一方、大きな荷重F2が作用している図9(b)の場合には、レバー23の変形量Δが大きくなって、入力軸21bが左回りに大きくθ2(>θ1)だけ回動されて孔219に対するレバー23の挿入量が非常に小さくなっている。さらに、F2より大きな荷重がレバー23に作用した場合、すなわち、(衝撃荷重)>F2の時にはレバー23の変形量Δおよび入力軸21bの回転角度がさらに大きくなって二点鎖線で示すようにレバー23が孔219から抜け出て、レバー23と入力軸21bとの連結状態が解除されることになる。
【0020】
ところが、例えば従来のように鋼板で形成した丈夫なレバーを入力軸21bに固定した場合には、レバーに過大な荷重が作用した際に入力軸21bとレバーとの連結が解除されることが無く、入力軸21bに大きな衝撃力が作用することになる。そのため、レバーに岩石等が衝突したときに入力軸21bを支持する軸受212やセンサ部21cが損傷するおそれがあった。しかし、本実施の形態では、上述したようにレバー23に過大な荷重が作用した場合にはレバー23と入力軸21bとの連結が解除されるため、入力軸21bに大きな衝撃力が作用するようなことは無く、角度センサ21の寿命向上を図ることができる。
【0021】
レバー23が入力軸21bの孔219から抜け出るに必要な荷重の大きさは、レバー23を形成するピアノ線の弾性係数、ピアノ線の線径、孔219に対するレバー23の挿入量等に依存しており、角度センサ21の許容できる荷重に応じて適宜設定すれば良い。例えば、ピアノ線の線径を細くして変形しやすくしたり、挿入量を小さくしたりすれば、小さな荷重でもレバー23が孔219から抜け出ることになり、角度センサ21への影響を小さくすることができる。
【0022】
ここで、レバー23の寸法設定方法の一例を、図11を用いて説明する。図11(a)は、片側固定・片側自由端のレバー23の中央に外力Fが加わった時の様子を示したものである。このとき、レバー23のたわみΔは自由端から距離L2の位置で最大となる。自由端で受ける反力Rは次式(3)から求められ、この反力Rが角度センサ21の許容荷重Sfより大きくなる前に、レバー23が入力軸21bから外れるようにレバー23の寸法等を設定すれば良い。また、L2およびΔは式(1),(2)により求められる。
【数1】
L2=(1/√5)・L …(1)
Δ=(F・L)/(48√5・E・I) …(2)
R=(5/16)・F …(3)
式(1)〜(3)において、dはレバー23の線径、Lはレバー23の全長、Eはレバー23の縦弾性係数、Iはレバー23の断面2次モーメントである。
【0023】
図11(b)はたわみΔが生じてレバー23が変形した時の各寸法を示す図であり、図11(c)はレバー23と入力軸21dとの連結部の寸法を示す図である。図11(b)の各寸法L3〜L5は次式(4)〜(6)から得られる。
【数2】
L3=√{(L−L2)+Δ} …(4)
L4=√(L2+Δ) …(5)
L5=L−L3−L4 …(6)
【0024】
すなわち、たわみΔが生じた際に(L5+a1)がaより大きくなるようにすれば、レバー23が入力軸21bから外れることになる。例えば、レバー23の全長LおよびたわみΔとから、レバー23の線径dを決定する。レバー23の全長LおよびたわみΔをそれぞれ所定値に設定し、そのL,Δを式(2)から得られる次式(7)に代入して断面2次モーメントIを算出する。この算出された断面2次モーメントIを線径dとIとの関係式(8)に代入し、逆算して線径dを求めれば良い。また、レバー23の線径dおよびたわみΔとから、レバー23の全長Lを決定するようにしても良い。
【数3】
I=(F・L)/(48√5・E・Δ) …(7)
I=(π/64)・d …(8)
【0025】
上述した実施の形態では、レバー23と入力軸21bとの連結状態が解除される場合について説明したが、例えば、図10に示すようにアーム4とレバー70との連結が解除されるようにしても良い。図10(a)はレバー70に衝撃荷重が掛かっていない通常の場合を示しており、レバー70はアーム連結部70aと入力軸固定部70bとピアノ線等で形成される軸部70cとから成る。アーム連結部70aには長孔701が形成されており、この長孔701とアーム4に設けられた係合ピン72とが係合することによってレバー70とアーム4とが連結される。一方、入力軸固定部70bはボルト71によって入力軸21bに固定される。
【0026】
図10(b)に示すようにレバー70の軸部70cに荷重F2(ブーム3の側面に沿った力)が作用すると、軸部70cが下側に凸に変形して入力軸21bが左回りに角度θ4だけ回転するとともに、アーム連結部70aが水平方向に対して角度θ3だけ傾く。この状態では、アーム連結部70aの長孔710とピン72とはかろうじて係合しているが、F2より大きな荷重が作用した場合には図10(b)の二点鎖線で示すように長孔710とピン72との係合、すなわち、レバー70とアーム4との連結が解除される。
【0027】
さらにまた、所定値以上の荷重がレバー23に作用したならば、レバー23が破損して(例えば、塑性変形したり破断したりして)連結状態が解除されるようにレバー23の機械的強度を設定しても良い。ただし、レバーが破損するように構成した場合には、レバーを新しいものに交換する必要があるが、上述のようにレバー23が弾性変形して孔219から抜け出るように構成した場合には、レバー23を再使用することができる。また、レバー23の破断により連結が解除されるように構成した場合には、入力軸21bに対してレバー23の端部を摺動可能に構成する必要は無い。
【0028】
なお、上述した実施の形態では、ブーム3とアーム4との相対角度を検出する角度センサについて説明したが、油圧ショベルの上部旋回体1とブーム3との相対角度であるブーム角度や、アーム4とバケット5との相対角度であるバケット角度を検出する角度センサ、あるいは、各種クレーンのブームやジブなどの角度を検出する角度センサ、多関節作業機の多関節アームの角度検出センサ等にも本発明を適用することができる。
【0029】
以上説明した実施の形態と特許請求の範囲の要素との対応において、アーム4は第1の部材を、ブーム3は第2の部材を、ピン22は連結軸を、レバー23,70は伝達部材を、フロント作業装置6は作業装置をそれぞれ構成する。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1の部材と角度センサの入力軸とを連結する伝達部材に所定値以上の外力が作用した場合には、入力軸の孔に摺動可能に挿入された伝達部材の端部が孔から抜け出たり、伝達部材が破損したりして伝達部材による第1の部材と入力軸との連結状態が解除されるため、角度センサの入力軸に過大な衝撃力が加わるのを防止することができ、角度センサの寿命向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの概略構成を示す図。
【図2】フロント作業装置6のピン22付近の拡大図。
【図3】図2のB方向から見た図。
【図4】ピン22の角度センサ21部分を詳細に示す図。
【図5】角度センサ21の詳細を示す断面図。
【図6】シール部材28の詳細を示す図であり,(a)は平面図、(b)は断面図。
【図7】シール部材28が装着されたケース21aを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図。
【図8】(a)は角度センサ21およびレバー23をブーム側方から見た図、(b)は(a)で保護カバー26を外したときの図。
【図9】レバー23と入力軸21bとの連結状態の解除を説明する図であり、(a)は荷重がF1の場合を、(b)は荷重がF2の場合を示す。
【図10】連結状態の解除に関する他の例を示す図であり、(a)はレバー70に衝撃荷重が作用していない場合を、(b)は荷重F2が作用した場合を示す。
【図11】レバー23の寸法設定方法を説明する図であり、(a)は外力Fが加わったときのレバー23を示す図、(b)は変形時のレバー23の各寸法を示す図、(c)はレバー23と入力軸21bとの連結部の寸法を示す図。
【符号の説明】
3 ブーム
4 アーム
21 角度センサ
21a ケース
21b 入力軸
21c センサ部
12,22,32 ピン
22a 凹部
23,70 レバー

Claims (2)

  1. 第1の部材と、
    一体に設けられた連結軸を介して前記第1の部材が回動自在に連結される第2の部材と、
    入力軸の回転角度を検出するセンサ部を有する角度センサと、
    前記第1の部材の回動に連動して前記角度センサの入力軸を回転駆動するように前記第1の部材と前記入力軸を連結するとともに、所定値以上の外力が作用したときに前記第1の部材と前記入力軸の連結状態が解除される伝達部材とを備え
    前記伝達部材の一端を前記入力軸に形成された孔に摺動可能に挿入するとともに他端を前記第1の部材に固定し、かつ、前記伝達部材に所定値以上の外力が作用した際の変形により前記一端が前記孔から抜け出て前記連結状態が解除されるように前記伝達部材の機械的強度および前記孔への挿入量を設定したことを特徴とする建設機械の作業装置。
  2. 第1の部材と、
    一体に設けられた連結軸を介して前記第1の部材が回動自在に連結される第2の部材と、
    入力軸の回転角度を検出するセンサ部を有する角度センサと、
    前記第1の部材の回動に連動して前記角度センサの入力軸を回転駆動するように前記第1の部材と前記入力軸を連結するとともに、所定値以上の外力が作用したときに前記第1の部材と前記入力軸の連結状態が解除される伝達部材とを備え、
    前記伝達部材に所定値以上の外力が作用したときに、前記伝達部材が破損して前記入力軸と前記伝達部材との連結が解除されるように前記伝達部材の機械的強度を設定したことを特徴とする建設機械の作業装置。
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