JP3550093B2 - 改良された耐酸化性を有する新しいセラミック点火器およびその使用方法 - Google Patents

改良された耐酸化性を有する新しいセラミック点火器およびその使用方法 Download PDF

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Description

【0001】
セラミック材料はガス燃焼炉、ストーブおよび衣類乾燥器における点火器(igniters)として大いなる成功を享受している。セラミック点火器は通常ヘアピンもしくはU形を有し、導電性末端部と高抵抗中間部を含む。点火器が通電導線に接続されるとき、高抵抗中間部(すなわち「ホットゾーン」(“hot zone”))は温度が上昇する。
【0002】
セラミック点火器の技術は、支持のために電気抵抗脚部(leg)の間に配置された電気的に非伝導性のセラミックインサートをさらに有するヘアピン形状点火器について長く知っている。特に、特開平2−94282号公報は、SiC/ZrB 抵抗脚部、および抵抗脚部の間に配置されたAlN絶縁インサート(すなわち「サポートゾーン」(“support zone”))を有するセラミック点火器を開示する。特開平2−94282号公報は2つの領域の熱膨張係数(「CTE」)を適合させるためにAlNインサートにBNを添加することをさらに教示する。同様に、米国特許第5,191,508号明細書(「Axelson」)は「電気非伝導性」(“electrically non−conductive”)を有するヘアピン形状セラミック点火器を開示し、そしてインサートはアルミナ、窒化アルミニウム、酸化ベリリウムから製造されるべきであり、そのそれぞれは電気的に絶縁性材料であることを教示する。米国特許第4,634,837(「Ito」)はSi /MoSi−にもとづくホットゾーンおよびSi /Al インサートを有するセラミック点火器を開示する。
【0003】
さらに従来技術は導電性フィラメントが絶縁性セラミック材料に埋め込まれたセラミック点火器を開示する。たとえば、米国特許第4,912,305号明細書(「Tatemasu」)はSi /Al /Y セラミック体に埋め込まれたタングステンワイアを開示する。米国特許第4,804,823号明細書(「Okuda」)は、TiNもしくはWC導電性セラミック層(Si も含む)がAlNもしくはSi のいずれかのセラミック基板内に配置されたセラミック点火器を開示する。さらにOkudaは基材は周期律表IIaもしくは IIIa族またはアルミニウムの酸化物、窒化物、もしくはオキシ窒化物のような焼結助剤をさらに含んでもよいことを開示する。7欄、50〜55行を参照されたい。
【0004】
ヘアピン形点火器におけるインサート材料は高度に電気絶縁性であるのが通常であるが、従来技術はある電気伝導性(MoSi のような)および/または半導体成分(SiCのような)を有するインサートを開示する例がある。たとえば、JP−02086(「JP’086」)はインサートの主構成成分が炭化ケイ素である開示を提供する。しかし、研究は、SiCおよびアルミニウムのような導電性材料を含む第1の材料、ならびに99%を超えるSiCを含む第2の材料の高温比抵抗は高温で同等になりやすいことを示した。したがって、仮にこれらの材料がホットゾーンおよびインサートとして、同一点火器にそれぞれ使用されるとしたら、インサート材料にわたって電気的短絡がおそらく生じるであろう。もう1つの例において、米国特許第5,233,166号明細書(「Maeda」)は、窒化ケイ素、希土酸化物8〜19%、シリカ2〜7%およびMoSi 7〜20%からなる、セラミック基板に埋め込まれたホットゾーンを有する点火器を開示する。Maedaは、1wt%より多い量のアルミナを有するガラス相を形成することを避けるように教示する。
【0005】
米国特許第5,801,361号明細書(Willkens ’361)は高圧用途(220V〜240V)における使用のために設計されたセラミック点火器を開示し、そこでは従来のヘアピン形状のホットゾーンがサポートゾーンによりその脚部とその脚部の外側の両方の間でセラミック材料により支持される。さらにWillkensの’361は、このサポートゾーンは電気的に絶縁性(すなわち、少くとも10 オーム−cmの電気比抵抗を有するべきである)であるべきであり、そして好適には窒化アルミニウム、窒化ホウ素および窒化ケイ素の少くとも1つを少くとも90vol %含むべきである、ことを教示する。Willkensの’361は、このサポートゾーン材料はホットゾーンに調和できる熱膨張および緻密化特性を有するばかりでなく、ホットゾーンを酸化(すなわち、30,000サイクルにわたり10%未満のアンペア数低下)から保護するのを助けるべきであることをさらに開示する。Willkensの’361に対応するWIPO公開において、サポートゾーンの提案された電気比抵抗は10 オーム−cmである。
【0006】
しかし、Willkensの’361の点火器は電圧印加の要求性能仕様に達するが、点火器の連続使用は窒化アルミニウム(AlN)から本質的になる1つのサポートゾーンの有意な長期使用損傷を明らかにした。すなわち、この点火器の抵抗は延長された使用試験の間著しく増大した。さらに、緻密化の問題(おそらく熱膨張の不適合による)は製造時にこれらのサポートゾーンと出くわした。最後に、Willkensの’361は、1つの実施例において、ホットゾーンの白熱グロー(white−hot glow)・(室温比抵抗約0.3オーム−cmを有していた)は下方へクリープする傾向にあることを観察し、このクリープは窒化アルミニウムにもとづくインサートによる電流の流れにより引き起こされると示唆した。
【0007】
米国特許第5,786,565号明細書(Willkens ’565)は、点火器の2つの平行な脚部の間に配置されたサポートゾーン(すなわち「インサート」)を有するもう1つのセラミック点火器を開示する。
Willkensの’565によれば、このインサートは「電気的に絶縁性の吸熱器」(“electrically insulating heat sink”)もしくは「電気的に非伝導性の吸熱器」(“electrically non−conducting heat sink”)と呼ばれ、好適には少くとも約10 オーム−cmの比抵抗を有する。好ましくはそのインサートの組成は、窒化アルミニウム、窒化ホウ素および窒化ケイ素の少くとも1つの少くとも90vol %からなるが、もっと好ましくはそれは窒化アルミニウム、窒化ホウ素および窒化ケイ素の少くとも1つから本質的になる。
【0008】
しかし、Willkensの’565の点火器は印象的な速度を有することがわかったが、約1300℃の温度での長期使用は有意な割合の損傷を再びもたらした。
したがって、点火器の電気的特性を変えず、使用時に酸化の問題を発生させず、そして製造時に緻密化もしくは加工の問題をいずれも提出しない、窒化アルミニウムにもとづくサポートゾーンに対する要求がある。特に、Willkensの’565に開示された点火器についてのこれらの課題を解決するサポートゾーンに対する要求がある。
【0009】
AlNにもとづくサポートゾーン(すなわち「インサート」(“insert”))材料の受け入れられない酸化の理由を見出すための努力において、本発明者は広範な研究を企だて、AlN表面上のアルミナの広範な、密着性のない(incoherent)層を見出した。アルミナはAlNよりもはるかに高いCTEを有し、そしてAlNの酸化は容積で6%の膨脹を形成するので、AlNインサート材料(すなわちアルミナの生成)はインサート材料におけるき裂を引起こし、そして長期使用の損傷の原因であると考えられる。同時に、本発明者は同様の長期酸化に関係する損傷を受けない、従来のAlN−SiC−MoSi ホットゾーン組成物を有する従来の点火器も試験した。長期使用後に、これらの従来のホットゾーンは3Al −2SiO の組成を有するムライトを実質的な量で含む密着した(coherent)表面層を有することがわかった。アルミナと異って、ムライトはAlNとはるかに調和しうるCTEを有し、AlNから生成されたときに小さな容積変化しか生じない。したがって、理論に縛られることは望まないが、ムライト表面層の形成はAlNにもとづくインサート材料の成功に重要であると考えられる。
【0010】
上記の知見に照らして、望ましいムライト層は炭化ケイ素2vol %〜40vol %をAlNにもとづくインサートに添加することにより生成されうると考えられた。この組成物の、それに続く製造および試験は望ましい密着性ムライト層の存在を確認した。このように、AlNにもとづくインサートの酸化問題は炭化ケイ素を添加してAlNインサートの表面にムライトの密着性を形成することにより著しく改良されることができる。
【0011】
AlN−SiCインサート材料の適合についての知見は、従来の絶縁体システムの公知の特徴に関する技術の教示に照らすと驚くべきことである。AlNに関して、本質的にAlN絶縁体は受け入れられない酸化を生じることがWillkensの’361で知られていた。SiCに関して、本質的にSiCサポートゾーンは、高温で、受け入れられない電気的短絡を生じることが知られていた。したがって、両化合物を有意な量で含有する混合物が受け入れられない酸化も、短絡も、または両方を生じるであろうことに重大な懸念があった。そうではなく、この新しいサポートゾーンは、受け入れられる耐酸化性および短絡不発生の両方を提供することが見出された。
【0012】
したがって、本発明によれば、(a)一対の導電性セラミック末端、および
(b)コールド末端の間に配置されたセラミックホットゾーン、ならびに
(c)ホットゾーンがその上に配置されるサポートゾーン、そのサポートゾー ンは;
(a)窒化アルミニウム約50vol %〜約80vol %、および
(b)炭化ケイ素約2vol %〜約40vol %、からなる、
を含むセラミック点火器が提供される。
【0013】
図1は、1つの好適な態様であり、1つの好適な点火器は抵抗ホットゾーン11により電気的に接続されて配置された2つの導電性脚部9および13を含むヘアピン形状を有し、脚部13は同一方向にホットゾーンから伸びており、インサート19は導電性脚部13の間に配置される。
一般に、サポートゾーンは絶縁相として窒化アルミニウム50vol %〜80vol %を含む。もしサポートがAlNを50vol %少なく含むと、サポートは導電性すぎることがあり、短絡の危険がある。サポートがAlNを80vol %より多く含むならば、増大した酸化の危険があるのが通常である。
【0014】
一般に、サポートゾーンは、炭化ケイ素を2vol %〜40vol %をさらに含む。もしサポートが炭化ケイ素を2vol %より少なく含むならば、ムライトを生成するのに不十分な反応原料しかなく、サポートは酸化を非常に受けやすい。もしサポートがこの相を40vol %より多く含むと、たとえ得られるセラミックサポートが適切に導電性である(すなわち、半導体)にすぎなくても、高温で短絡の危険があるのが通常である。炭化ケイ素は所望のムライト被覆を形成するのに十分なケイ素含量を有し、約40vol %より少ない量でインサート中に存在するとき、得られる複合体インサート材料において短絡を引起すほど導電性ではない。
【0015】
ある好適な態様において、炭化ケイ素はサポートゾーンの10vol %〜40vol %含み、好適には約20vol %〜約40vol %の量である。
Willkensの’565に開示されているMIMデザインとともに好適に用いられるいくつかの態様において、インサートはSiC20〜35vol %好ましくはSiC25〜35vol %を含む。
【0016】
本発明のインサート材料がWashburn型の導電性(コールド)ゾーンおよびホットゾーンと適合するいくつかの態様において、インサート材料の熱膨張係数は非常に低くてもよい。たとえば、1つの実験において、本質的にAlN70%およびSiC30%からなるインサート材料は、AlN20%、SiC60%およびMoSi 20%を含む導電性ゾーンと実質的に接触しているときにき裂を生じることが見出された。この損傷はインサートと導電性ゾーンの間のCTE不適合により生じたと考えられる。アルミナ約10%が続いてインサートに添加されたときに、緻密化はうまくいった。したがって、いくつかの態様において、サポートゾーンは少くとも6×10−6/℃の熱膨張係数を有する高CTEセラミックの2vol %〜20vol %をさらに含む。好適には、高CTEセラミックはアルミナである。インサートが、AlN20%、MoSi 20%およびSiC60%を含む導電性ゾーンと実質的に接触したいくつかの実験において、アルミナ5%を含む有意の数のインサートがなおき裂を生じた。一方、アルミナ10%を有する本質的にすべてのインサートはき裂を示さなかった。したがって、いくつかの態様において、好適にはインサートはアルミナ5〜15%、さらに好適にはアルミナ8〜15vol %を含む。アルミナがインサート組成物に有益でありうるとの知見は驚くべきことである。なぜなら、Maedaは、インサートへの数%より多いアルミナ添加は望ましくないガラス相を生じさせると教示するからである。
【0017】
インサートにおけるSiC含量が比較的低い(すなわち、SiC25vol %未満)いくつかの態様において、インサートへの少量のニケイ化モリブデンのさらなる添加は耐酸化性を増大させるのを助けたことが見出された。したがって、いくつかの態様において、サポートゾーンは、特にSiC含量が比較的低いときに、MoSi 1vol %〜4vol %をさらに含む。MoSi がサポートゾーンの耐酸化性に対して有する望ましい効果のために、MoSi 1〜4vol %を含むいくつかの態様において、SiC10vol %程度の少量が所望の耐酸化性を生ずるのに必要とされることが仮定される。したがって、いくつかの好適な態様において、インサートはSiC10vol %〜25vol %(もっと好ましくはSiC10vol %〜20vol %)およびMoSi 1vol %〜4vol %を含む。さらにMoSi の添加はインサートの色を変えることもわかった。したがって、もし識別する色が望まれるならば、そうするためにMoSi を使用しないのが好ましい。
【0018】
加えて、ニケイ化モリブデンの使用は異なった種類の酸化物層を生じることがさらにわかった。特に、MoSi 含有サポートゾーンで生じる酸化物もムライトを含むが、それはAlN−SiC−Al サポートゾーンから生じる酸化物層よりも薄くて、もっと密着性である。さらにMoSi 添加により製造される層は従来のWashburnホットゾーンにより製造される層に質的にもっと類似しているようにみえる。
【0019】
さらに、ニケイ化タングステンはMoSi と同一機能を果たしうると考えられる。したがっていくつかの態様において、サポートゾーンは、
(c)ニケイ化モリブデン、ニケイ化タングステン、およびそれらの混合物か らなる群より選ばれる金属導電体約1vol %〜約4vol %、
をさらに含む。
【0020】
本発明のいくつかのサポートゾーンは新規な組成を構成しうるとさらに考えられる。したがって本発明によれば:a)窒化アルミニウム50〜80vol %
b)SiC25〜35vol %、ならびに
c)アルミナ8〜15vol %、
を含む(そして好ましくはからなる)緻密化多結晶セラミックが提供される。
【0021】
さらに本発明によれば:
a)窒化アルミニウム50〜80vol %
b)SiC10〜25vol %、
c)アルミナ8〜15vol %、ならびに
d)ニケイ化モリブデン1〜4vol %、
を含む(および好ましくはからなる)緻密化多結晶セラミックが提供される。
【0022】
好適には、導電性セラミックゾーンおよびホットゾーンは一対の脚部を有するヘアピンを示し、サポートゾーンは接触長さを示す支持部の間に配置され、そこではサポートゾーンは(i)実質的に脚部にそって導電性ゾーンと、そして(ii)実質的に先端でホットゾーンと接触する。これはWillkensの5,786,565(その明細書はここに引用により完全に取込まれる)に実質的に開示された設計であり、通常MIMデザインといわれる。一般に、このMIMデザインにおいてサポートおよびコールドゾーンの間の接触は接触長さの少くとも80%を含む。
【0023】
さらに、ヘアピンMIM点火器デザインを用いることも酸化/短絡問題を改良するの助ける。従来のヘアピン−インサートシステムにおいて、ホットゾーンはヘアピンの各支持部領域の重要な部分をつなぎ、ホットゾーン領域の間に配置されたインサートと比べて比較的高い比抵抗も有する。これらのゾーンの相対的な比抵抗はあまり高くないので(約10倍)、電気が絶縁体を通って1つのホットゾーンから他のホットゾーンにおそらく流れた。対照的に、MIMデザインでは導電性領域は本質的に各脚部に及ぶ。これらの領域の相対的な比抵抗は通常はるかに高い(約1000倍)ので、はるかに少ない電気が絶縁体をおそらく流れる。
【0024】
加えて、MIMデザインのホットゾーンは本質的にヘアピンの先端のみに位置するので、インサートの比較的少い部分のみが高温にさらされ、それにより酸化を受けることになる機会を減少させる。
さらに、理論に縛られることは望まないが、Willkensの’361により用いられる24Vシステムよりも低い作動電圧を有するシステムで本発明のインサート組成物を用いることは、AlNにもとづくインサートによる短絡を本質的になくすことに寄与する。
【0025】
点火器要素にわたる低電圧降下は絶縁体およびホットゾーンの相対的な抵抗によって絶縁体による短絡を妨げるのを助ける。
ホットゾーンはガス燃焼のために機能的加熱を供給する。好適な態様において、米国特許第5,045,237号明細書(その明細書は引用によりここに全体的に組入れられる)に開示される窒化アルミニウム、ニケイ化モリブデンおよび窒化ケイ素の構成成分が使用される。Washburn特許で示されるように、AlN−SiC−MoSi 系は約0.001〜約100オーム−cmの範囲にわたる比抵抗を有する点火器を製造しうる柔軟な系である。これらのホットゾーンは1000〜1500℃の温度範囲で通常0.04オーム−cm〜100オーム−cm、好ましくは0.2オーム−cm〜100オーム−cmの比抵抗を有する。
【0026】
通常、ホットゾーンは:
(a)窒化アルミニウム約50〜約75vol %、
(b)炭化ケイ素、炭化ホウ素、およびそれらの混合物からなる群より選ばれ る半導体材料約10〜約45vol %、ならびに
(c)ニケイ化モリブデン、ニケイ化タングステン、炭化タングステン、窒化 チタン、およびそれらの混合物からなる群より選ばれる金属導電体約8.5〜 約14vol %、
を含む。
【0027】
Willkensの’565に開示されるMIM点火器を含む用途において、ホットゾーンは好ましくは窒化アルミニウム約50〜75v/o、MoSi 約8.5〜14v/o、およびSiC10〜45v/oを含み、そして0.0015〜0.0090平方インチの断面、および0.5cm以下の電気的通路の長さを有する。もっと好ましくは、それは窒化アルミニウム約60〜70v/o、MoSi 約10〜12v/o、およびSiC20〜25v/oを含み、そして0.0030〜0.0057平方インチの断面、および0.050〜0.200インチの電気的通路の長さを有する。最も好ましくは、それはAlN約64v/o、MoSi 11v/o、そしてSiC25v/oを含み、0.0045〜0.0051平方インチの断面、および0.075インチ〜0.125インチの電気的通路の長さを有する。
【0028】
好適には、緻密化ホットゾーンの出発粉末および粒子両方の粒径は、Washburn特許に記載されるものと類似している。いくつかの態様において、緻密化体のホットゾーン成分の平均粒径(d50)は次のとおりである:a)電気的に絶縁性材料(すなわち、AlN):約〜10μm;b)半導体材料(すなわち、SiC):約1〜10μm;c)および金属導体(すなわち、MoSi):約1〜10μm。
【0029】
導電性端末9および13はワイヤ導線に電気的接続するための手段を提供する。好ましくは、それらもAlN、SiCおよびMoSi からなるが、好適なホットゾーン組成物よりも、著しく高い割合の導電性および半導体材料(すなわちSiCおよびMoSi)を有する。したがって、それらはホットゾーンよりもはるかに低い比抵抗を有するのが通常であり、ホットゾーンにより経験される温度まで加熱しない。導電性セラミックゾーンは好適には:
(a)窒化アルミニウム約15vol %〜約60vol %、
(b)炭化ケイ素、炭化ホウ素およびそれらの混合物、ならびに、
(c)ニケイ化モリブデン、ニケイ化タングステン、炭化タングステン、窒化 チタン、およびそれらの混合物からなる群より選ばれる金属導電体約15〜 約50vol %、
を含む。
【0030】
もっと好適には、導電性セラミックゾーンは窒化アルミニウム約20vol %、炭化ケイ素約60vol %、およびニケイ化モリブデン約20vol %を含む。好適な態様において、導電性末端9および13の寸法は0.05cm(幅)×4.2cm(深さ)×0.1cm(厚さ)である。他の態様において、導電性金属は導電性脚部を形成するために吸熱材料およびホットゾーン上に堆積されうる。
【0031】
いくつかの態様において、導電性セラミックゾーンおよびホットゾーンは一対の脚部を有するヘアピンを示し、サポートゾーンは接触長さを示すために脚部の間に配置され、サポートゾーンは(i)実質的に脚部に沿う導電性ゾーンおよび(ii)実質的に先端のホットゾーンと接触する。好適には、サポートおよびコールドゾーンの間の接触は接触長さの少くとも80%を含む。
【0032】
図1のEPLとして示されるように、ホットゾーンの電気的通路長さは、0.5cmより小さい。インサート材料19はホットゾーンと接触するためにインサートとして供給され、ホットゾーン11から伸びる導電性脚部の間に残る空間を実質的に充たす。一対の導線50および51が導電性末端9および13のそれぞれに取付けられ、電圧がそれに印加されるとき、電流はホットゾーン11を通って第1の導線50から第1の導電性脚部9を流れ(それによりホットゾーンの温度を上昇させる)、ついで第2の導線51を通って存在する第2の導電性脚部13を通る。
【0033】
好適な態様において、インサートの寸法は、4.0cm(深さ)×0.25cm(幅)×0.1cm(厚さ)である。
セラミック成分の処理(すなわち生素地の処理および焼成条件)および緻密化セラミックからの点火器の作製はいかなる従来法によってもなされうる。通常、このような方法はWashburn特許に実質的にしたがって実行される。好適な態様において、生積層物は、米国特許第5,191,508号明細書(Axelson特許)に開示されるようにガラス媒体中での熱間静水圧プレスにより緻密化される。緻密化はホットゾーンが理論密度の少くとも95%、好ましくは99%の密度を有するセラミック体を生じさせる。
【0034】
本発明の点火器は多くの用途において使用され得、炉のような気相燃料燃焼用途、ならびに料理用器具、ベースボードヒーター(baseboard heater)、ボイラーおよびストーブ上部(stove tops)を含む。一般的に、セラミック高温表面点火器を使用する方法が提供され:
a)本発明の点火器を提供すること、ならびに
b)点火器の導電性セラミック末端間に電圧を加えること、それによりホット ゾーンの抵抗加熱を生じさせ、そしてサポートゾーンの表面にムライトの保護 層を形成させること、
の段階を含む。
実施例I
この実施例はサポートゾーンインサートとして使用するための種々の組成物の安定性を試験する。
【0035】
下の表Iに示されるセラミック組成物は、適切な割合で、選択された粉末を混合し、生試験試料に混合物を圧密化することにより作成された。ついで、これらの試料はガラスカプセル化された熱間静水圧プレスで理論密度の少くとも約99%に緻密化され、最後に砂吹きされた。
適否を判定するために4つの基準がある。第1の電気比抵抗は25℃で測定される。高い電気比抵抗を有するインサートはヘアピンを通過する電流が導電性および抵抗ゾーンを通る意図された経路を迂回しないことを確実にするために望ましい。もし材料が抵抗性であるので比抵抗が25℃で少くとも2メガ−オームであったならば、「最良」(“best”)と判定された。もし材料が25℃で0.5メガ−オーム以下の比較的低い比抵抗を有していたら、これは「不十分」(“poor”)と判定された。なぜなら、その使用は短絡の機会を増加しそうだからであった。
【0036】
第2の基準である耐酸化性は、1425℃で18時間、静止酸化試験により測定された。30μm以下の酸化膜を有するインサートは「最良」(“best”)と判定されたが、少くとも80μmの酸化膜を有するインサートは不十分と判定された。
第3の基準である熱膨張係数は、混合物計算方式により評価された。5.3×10−6/℃〜5.5×10−6/℃のCTEを有する材料が良好(good)と判定された。なぜならそれは、典型的な「Washburn」導電性ゾーン(約5.4×10−6/℃のCTEを有する)に対して組合わされたときに、緻密化からの冷却に際しておそらくき裂を生じないであろうからであった。
【0037】
第4の基準である配色(color match)は典型的なWashburn抵抗ゾーンと比較して目視検査(visual inspection)で評価された。いくつかの用途において、抵抗ゾーンの色にインサートを配色するのが望ましいことがあり、一方、他の用途においては明らかに対照的な色彩を与えるのが望ましいことがある。
【0038】
下の表の解析は数多くの好適な範囲を示す。
第1に、表は、有意のアルミナ添加が、正しいCTE適合をWashburn型の導電性ゾーンに与えるために必要であることを明確に示す。実施例1〜5を6〜10と比較されたい。したがって、好適にはサポートゾーンはアルミナ2〜20vol %、もっと好適にはアルミナ8〜15vol %を含む。
【0039】
【表1】
Figure 0003550093
第2に、表は、ニケイ化モリブデンの添加が色彩についてばかりでなく最良の耐酸化性を得るのにも良好であることを示す。実施例9〜10を1〜8と比較されたい。しかし、4vol %より多い添加はインサートの電気絶縁特性を望ましくなく増加させうることも明らかである。したがって、いくつかの態様において、インサートはニケイ化モリブデン1〜4vol %を有するのが好適である。
【0040】
SiCに関して、表は電気比抵抗と耐酸化性の間の妥協を示す。インサートの耐酸化性は、SiCが少くとも20〜30vol %であるときに良好である(ムライトを形成するSiCの能力を暗示する)のが通常であるが、電気比抵抗は、SiC40%未満が用いられるときに良好であるのが通常である。したがって、たいていの態様において、特にもしインサートがこれらの3成分から本質的になるならば、SiC部分約20〜35vol %が望ましく、好適には25vol %〜35vol %である。
【0041】
さらに表は、少量のニケイ化モリブデンを供給することは、インサートの耐酸化性に劇的で有益な効果をもたらし、それによりSiC含量をもっと低い含量に低下させ、そしてインサートに望ましい識別色を与えることも示す。したがって、SiC含量が25%以下(好ましくは10〜25vol %)であるAlN−SiC−MoSi を含む系において、MoSi 部分は好適には1〜3vol %である。
実施例II
この実施例は本発明点火器の優れた耐酸化性を示す。
【0042】
生積層物がWillkensの’565の図5に示されるデザインに実質的にしたがって構成された。AlN60v/o、SiC30v/oおよびAl 10v/oからなる電気絶縁性吸熱粉末混合物の隣りに置かれた、AlN70.8v/o、SiC20v/oおよびMoSi 9.2v/oのホットゾーン粉末混合物からなる複合体粉末が温間プレスされビレットを形成し、ついで図5の生タイル24を形成するために薄く切られた。温間プレスされた生素地のホットゾーン部分は、理論密度の約65%の密度を有していたが、一方AlN部分は理論密度の約65%の密度を有していた。導電性末端を表わす生タイルはAlN20v/o、SiC60v/oおよびMoSi 20v/oを含む粉末混合物を温間プレスすることにより得られ、理論密度の約63%の密度を有するビレットを形成し、それから図5のタイル21および32が薄く切り出された。生タイルは図5に示されるように積層され、ついで約1800℃で約1時間、ガラスカプセル化された熱間静水圧プレスにより緻密化され、その場で形成された第2の抵抗断片を有するセラミックブロックを形成した。ブロックは、ついで幅を横切って薄く切られ、1.5”×0.150”×0.030”(3.81cm×0.381cm×0.076cm)の寸法の多数の高温表面構成要素を製造した。得られるホットゾーンは約0.125cmの深さを有する第1の抵抗断片、およびその場で形成された、深さ約0.05cmを有する第2の抵抗断片から構成された、ホットゾーンの長さ(EPL)および厚さは、それぞれ約0.25cmおよび0.076cmであった。
【0043】
適切な導線が高温表面構成要素の導電性部分に取付けられ、約30Vの電圧が印加された。ホットゾーンは2秒未満で約1300℃の温度に達した。
新しいサポートゾーンの耐酸化性を試験するために、点火器は18Vのエネルギーの20,000サイクルに供されたが、各サイクルは30秒の「オン」相および30秒の「オフ」相からなっていた。この試験の後に、サポートゾーンの表面は酸化物の厚さを測定することにより酸化を分析された。酸化物の厚さは約50μmであることがわかった。これはWillkens ’565で開示されたサポートゾーンについて測定された酸化物厚さより約7〜10倍薄い。
比較例I
窒化ケイ素約9vol %、アルミナ10vol %および窒化アルミニウム81vol %を含むサポートゾーンが調製された。しかしこのゾーンおよび隣接の導電性ゾーンを含む点火器タイルは緻密化の間に裂けた。このタイルはサポートゾーンと隣接する導電性ゾーンの間のCTE不適合のために裂けたと考えられる。窒化ケイ素は非常に低いCTE(3.4×10−6/℃)を有するので、サポートゾーンでのその使用は望ましくないレベルまでサポートゾーンの全体CTEを低下させることが結論づけられた。
比較例II
AlN約96vol %およびアルミナ4vol %を含むサポートゾーンが調製された。しかし、このゾーンは受け入れられない耐酸化性を有することがわかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明点火器の好適な1態様を示す図である。

Claims (5)

  1. (a)一対の導電性セラミック末端、および
    (b)導電性セラミック末端の間に配置されたセラミックホットゾーン、ならびに
    (c)ホットゾーンがその上に配置されるサポートゾーン、そのサポートゾーンは;
    (i)窒化アルミニウム約50vol %〜約80vol %、および
    (ii)炭化ケイ素約2vol %〜約40vol %、からなる、
    を含むセラミック点火器。
  2. 導電性セラミックゾーンが:
    (a)窒化アルミニウム約15vol %〜約60vol %、
    (b)炭化ケイ素、炭化ホウ素およびそれらの混合物、ならびに
    (c)ニケイ化モリブデン、ニケイ化タングステン、炭化タングステン、窒化 チタン、およびそれらの混合物からなる群より選ばれる金属導電体約15〜約 50vol %、
    を含む請求項1記載の点火器。
  3. セラミック高温表面点火器を使用する方法であり:
    a)(i)一対の導電性セラミック末端、および
    (ii)導電性セラミック末端の間に配置されたセラミックホットゾーン、
    ならびに
    (iii)ホットゾーンがその上に配置されるサポートゾーン、そこではサポ ートゾーンが窒化アルミニウム約50vol %〜約80vol %、およ び炭化ケイ素約2vol %〜約40vol %からなる、
    を含むセラミック点火器を供給すること、ならびに
    b)点火器の導電性セラミック末端間に電圧を付与しそれによってホットゾーンの抵抗加熱を生じさせ、そしてサポートゾーンの表面にムライトの保護層を形成する、
    段階からなる方法。
  4. a)窒化アルミニウム50〜80vol %、
    b)SiC25〜35vol %、ならびに
    c)アルミナ8〜15vol %、
    を含む緻密化多結晶セラミック。
  5. a)窒化アルミニウム50〜80vol %、
    b)SiC10〜25vol %、
    c)アルミナ8〜15vol %、ならびに
    d)ニケイ化モリブデン1〜4vol %、
    を含む緻密化多結晶セラミック。
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