JP3548895B2 - 窓用クレセント - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は家屋やビルなどの窓に盗難防止用の施錠装置として取付けられる窓用
クレセントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、クレセントの施錠方式として鍵付クレセントが市場に出廻って来たが、鍵操作のわずらわしさや鍵の紛失による施錠不可能がしばしば生じている。そして、これを起因として非施錠による盗難事故の発生が増えている。たとえば、一つの家には多くの窓があり、その一つ一つにクレセントが付いているが、鍵の付いていないクレセントでは、外部からの侵入者は窓ガラスの一部を開口し、クレセントを解くことによって窓を開け家屋内に侵入する。
【0003】
そこでこれを防ぐ目的でクレセントに鍵が付いた、いわゆる鍵付きクレセントが普及しているが、多くの窓の一つ一つに鍵があるので、日常の窓の開閉に大きな負担となり、また鍵穴が相違すると鍵の本数も多くなり、さらに、鍵の紛失により実際には施解錠付き窓が解錠のままになってしまうことが日常的である。そこで、これを改善するため、クレセントの近くにスライド鍵を取り付け、ロッキング部材としてのスライド片の操作によりクレセントの施解錠を行うになって来たが、この種のクレセントは鍵のある場所が一定であり、外部の侵入者はスライド鍵のある場所を知っているため、しばしば窓から侵入事故が発生しているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、施解錠機構としてダイヤル錠を取り入れることにより、住居人が多くの鍵を持つことから開放され、自由にかついつでも誰もが屋内から容易に施解錠ができ、一方、外部の侵入者に対しては、不法侵入をより困難にすると同時に、使用者にとっては鍵をその都度鍵孔にさし込む等のわずらわしさから開放され、手軽に施解錠できるようにし、しかも、防犯性を向上させることができ、加えて、施錠機構を構成する操作レバーの嵌合軸等に無理な力が作用しない窓用クレセントを得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の窓用クレセントは、上壁部1aに中心孔(6)を有するケース本体(1)と、このケース本体に前記中心孔に嵌合する嵌合軸(13)を介して回動自在に装着され、かつ、施錠時前記係合部と対向して一致するガイド貫通孔(19)を有する操作レバー(12)と、この操作レバーの前記ガイド貫通孔に設けられ、かつ、付勢バネ(20)で一方向に付勢されたロッキング部材(21)と、このロッキング部材の逃がし用切欠部(45、、48、45A)を有し、かつ、操作レバーの先端部側(14)にダイヤル軸(26)を介して回動可能に設けられたダイヤル部材(40、40A)とから成り、前記ロッキング部材は、頭部を有する棒状に形成され、施錠時に前記付勢バネのバネ力に抗して前記ケース本体(1)の中心孔(6)に対して偏する位置に形成された係合部(8)に係合する反面、解錠時に頭部がダイヤル部材の前記逃がし用切欠部に入り込むように前記付勢バネで外方向に付勢されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】
ロッキング部材が施錠状態の場合、操作レバーはケース本体と略同一方向に位置し、その係合片はサッシの側壁の鉤状受け金具と係合している。この時、操作レバーは所定以上に回転しないように単数または複数個のスットパーにより回転が阻止されている。
【0007】
ロッキング部材は、操作レバー側のガイド貫通孔がケース本体側の係合部と一致しているために、付勢バネのバネ力に抗して後退し、その胴体部の一部はケース本体の係合部と係合状態となっている。したがって、操作レバーはロッキング部材を介してケース本体に施錠されている。
【0008】
一方、ロッキング部材を解錠する場合、まずダイヤル部材の駆動板を解錠用標識に基づき一方向に回転する。次に駆動板を同じく解錠用標識に基づき反対方向へと回転すると、駆動板及び回転子の逃がし用切欠部がロッキング部材の頭部にそれぞれ対向する。この場合ダイヤル部材が一枚の実施例の場合は、ダイヤル部材を単に暗証番号に基づき回すだけで良い。したがって、ロッキング部材は付勢バネのバネ力により外方向へ移動し、その頭部は単一または複数のダイヤル部材の逃がし用切欠部に入込む。これにより、操作レバーを係合解除の方向へ回転することができる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に示す実施例により本発明を詳細に説明する。
【0010】
図1ないし図9において、Xはダイヤル錠付クレセントである(以下、「クレセント」と言う。)。このクレセントXは、構成要件を大きく区分すると、ケース本体1と、このケ―ス本体1に回動可能に装着される操作レバー12と、この操作レバー12の先端部側に組込まれるダイヤル部材40と、操作レバーの回転を不能または可能にし、かつ、円錐状の頭部を有する棒状のロッキング部材21とから成る。そこで、以下これらの構成要件の各主要部を中心に説明する。
【0011】
まず、1はサッシの側壁Yに固設されるケース本体である。このケース本体1は一側開口の長箱状に形成されている。ケース本体1の形態は特に問わないが、少なくともケース本体1の両端部に設けられあるいは周端部に連設形成され、かつ、該ケース本体1をサッシの側壁Yに固設するための取付け部2と、ケース本体1の中央部あるいは中央部よりの部位に形成され、かつ、操作レバー12を装着するための装着部3とが必要である。
【0012】
しかして、前記取付け部2の適当な部位には取付けビス4用の貫通孔あるいはオネジ孔5が合計2個形成されている。また前記装着部3には軸受け用の段差状中心孔6が形成されている。
【0013】
7はケース本体1の上壁部1aに形成された案内凹所である。この案内凹所7の一部は、ケース本体の上壁部1aと直交する側壁1b、1bの少なくとも一側壁1bに対して切欠され、図2を基準にすると、前記中心孔6に対して上下の連設する湾部7a、7bのように見える。
【0014】
8はケース本体1の上壁部1aに前記中心孔6に対して偏するように形成された係合孔、係合凹所等のロッキング用係合部である。この係合部8は、本実施例では前記案内凹所7の上方の湾部7a内に形成された貫通状態の係合孔である。
【0015】
9はケース本体1の内壁の適宜箇所に突出して設けられたバネ部材用取付け片で、このバネ部材用取付け片9は、一方の取付部2寄りの部位に形成されている。
【0016】
10はケース本体の少なくとも一側壁1bの内壁の中央部あるいは中央部よりの部位に突設された操作レバー12用の第1のストッパーである。この第1のストッパー10は、図4で示すように操作レバー12が施錠方向に回転してきた時に、所定以上に回転しないように後述する摺接板30の突起部30aと当接する。
【0017】
次に12は操作レバーである。操作レバー12は段差状のカシメ用先端部13aを有し、かつ、ケース本体1の上壁部1aの外側に位置するように中心孔6に嵌着する嵌合軸13を介し、ケース本体1に回動自在に装着される。この操作レバー12は、図3で示すように嵌合軸13を有する比較的肉厚の先端部側14と、この先端部側14と連設し、断面チャンネル状に形成された操作摘み部側15とに一応区分することができる。
【0018】
そこで、この操作レバー12についてさらに詳しく説明する。まず16は先端部側14のケース本体1の上壁部1aと対向する内壁面に突出して形成され、あるいは一体的に設けられ、かつ、対向するサッシの側壁Zに取付けられた鉤状のクレセント受け金具17と係合する弧状の係合片である。
【0019】
しかして、この係合片16は、係合始端部16aと係合終端部16bとを有するが、本実施例では図5で示すように操作レバー12がケース本体1の長さ方向と一致して施錠状態となった時、操作レバー12が回り過ぎないように所望の位置でストッパーする第2のストッパー18が、先端部側14の周胴部の適宜部位に突出して設けられている。
【0020】
次に19は図2及び図3で示すように操作レバー12の先端部側に形成されたロッキング部材21用のガイド貫通孔である。このガイド貫通孔19は、本実施例では操作レバー12の略中心部に位置し、施錠時ケース本体1のロッキング部材用係合部8と対向して一致する。
【0021】
しかして、ガイド貫通孔19は、図3で示すようにその中に収納された付勢バネ20の一端部を支持し、かつ、棒状ロッキング部材21の円錐あるいはキノコ形状の頭部21aを案内する大径孔19aと、この大径孔19aと連通し、かつ、前記ロッキング部材21の胴体部21bを案内する小径孔19bとから成っている。
【0022】
ところで、前記付勢バネ20は、本実施例ではコイルスプリングが使用され、ロッキング部材21を外方向(後述するダイヤル部材の位置する側)に付勢する。
【0023】
次に23はダイヤル部材40を左右に回転させた際にクリック感を出すためのクリックボール24及びクリックバネ25を収納する収納部である。この収納部23は、先端部側14の外壁面に突出形成されたダイヤル軸26を中心とし、その同心円上に形成された環状溝27の一部と連通している。
【0024】
次に28は操作レバー12の内壁面のガイド貫通孔19を有する部位に多少突出形成された円筒状の第3のストッパーである。この第3のスットパー28は操作レバー12を回転した時、少なくとも施錠時に於いて、ケース本体1の案内凹所7の上方の湾部7aの内壁面と当接する。
【0025】
次に29は図1及び図2で示すようにダイヤル部材40の解錠用識別標識が見えるように前述した環状溝27を形成する先端部側14の外周壁の適宜部位に形成された切欠窓である。
【0026】
次に30は操作レバー12の嵌合軸13のカシメ用先端部13aに、該操作レバーと共に回動するように取付けられたリング状の摺接板である。この摺接板30の周部には前述したように突起部30aが形成され、また一側面の適宜部位にはバネ部材用取付け部30bが設けられている。しかして、31はケース本体1のバネ部材用取付け片9と前記バネ部材用取付け部30bにそれぞれ両端部が取付けられたバネ部材である。このバネ部材31は操作レバー12の回転を容易にさせるためのものである。
【0027】
次に操作レバー12のダイヤル軸26に回動自在に装着されたダイヤル部材40について説明する。ダイヤル部材40は、本実施例では、キャップ状に形成され、かつ、環状外周壁に「0」〜「9」等の解錠用識別標識が設けられた駆動板41と、この駆動板41に内装された円盤状の回転子42とから成る。
【0028】
しかして、ダイヤル部材40は図7で示すように前記駆動板41の内壁面に駆動爪(ツク)43が設けられ、一方、前記回転子42の一側面に駆動爪43と係合する従動爪(ツク)44が設けられている。また駆動板41の内周壁には切欠部45を有する環状部46が適宜に形成されており、一方、回転子42の周胴部47の適宜部位には前記駆動板41の切欠部45と一致可能な切欠部48が形成されている。
【0029】
上記構成に於いては、クレセントXはケース本体1の貫通孔あるいはオネジ孔5を介し、取付けビス4により、適宜に一方のサッシの側壁Yに固定される。
【0030】
そこで、まずロッキング部材21が施錠状態の場合について説明する。この場合、操作レバー12はケース本体1と略同一方向に位置し、その係合片16は他方のサッシの側壁Zの鉤状受け金具17と係合している。この時、図4で示すように操作レバー12と一緒に回転した摺接板30の突起部30aはケース本体の第1のストッパー10と当接している。また操作レバー12の第2のストッパー18も鉤状受け金具17と当接している。さらに、操作レバー12の第3のスットパー28も、案内凹所7の上方の湾部7aの内壁面と当接している。したがって、操作レバー12はこれらの各スットパー10、18、28により回転が確実に阻止され、それ以上回転しない。
【0031】
しかして、ロッキング部材21は、操作レバー12側のガイド貫通孔19がケース本体側1の係合部8と一致しているために、付勢バネ20のバネ力に抗して後退し、その胴体部21bの一部はケース本体1の係合部8と係合状態となっている。したがって、操作レバー12はロッキング部材21を介してケース本体1に施錠されている。
【0032】
次にロッキング部材21を解錠する場合について説明する。ロッキング部材21を解錠する場合には、まず、ダイヤル部材40の駆動板41を暗証している番号、模様、色彩、図柄等の解錠用標識に基づき一方向に回転する。そうすると、駆動板41の駆動爪43が回転子42の従動爪44と係合し、回転子42はその切欠部48がロッキング部材21の頭部21aに対向する位置へと回転する。一方、駆動板41を同じく解錠用標識に基づき反対方向へと回転すると、その切欠部45がロッキング部材21の頭部21に対向する位置へと回転する。
【0033】
したがって、ロッキング部材21は付勢バネ20のバネ力により外方向へ移動し、その頭部21aはダイヤル部材40の各逃がし用切欠部45、48に入込む。これにより、操作レバー12を回転することができる。
【0034】
【異なる実施例】
次に本発明の異なる実施例につき説明する。なお、この実施例の説明にあたって、前記本発明の実施例と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0035】
図10及び図11に示す第2実施例に於いて、前記本発明の実施例と主に異なる点は、ダイヤル部材40Aである。このダイヤル部材40Aは駆動板41Aと回転子42Aとを別体に構成せず、一体化している(ダイヤル部材40Aは1枚である。)。したがって、ダイヤル部材40Aには駆動爪や従動爪は設けられておらず、また逃し用切欠部45Aが1個のみ形成されている。
【0036】
上記構成に於いては、ダイヤル部材40Aを回転操作するのみでロッキング部材21Aが進退動する。具体的な作用、効果は第1実施例と同一なので重複する説明を省略する。
【0037】
したがって、この実施例に於いては、外部からの侵入者に対しては、防犯効果が十分ではない。しかし、居住人はダイヤル部材40Aを暗証番号等に基づき回転操作するだけで、ロッキング部材21Aを施錠または解錠させることができるので、多くの鍵を持つことから解放される。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙するような効果がある。
(1)クレセントXを施錠する時は、ダイヤル部材(40、40A)を任意に回転すれば良く、一方、クレセントXを解錠標識に設定して操作レバー12を回転したい時は、暗証した解錠用標識に基づき、ダイヤル部材を左右あるいは一方向に回転すれば良い。したがって、住居人は、多くの鍵を持つことから開放されるだけではなく、屋内から手軽に施解錠でき、一方、外部の侵入者に対しては、不法侵入をより困難にすることができるので、防犯の効果を期待することができる。
(2)係合部8がケース本体1の上壁部1aの中心孔6に対して偏する位置に形成され、この係合部8に操作レバー12をロックするロッキング部材21が組込まれているので、施錠状態に於いて、操作レバーを解錠方向に回そうとしても、操作レバー12の嵌合軸13等に無理な力が作用しない。
(3)操作レバー12または操作レバー12とケース本体1にスットパー(30a、10、18)が1または2以上設けられている実施例の場合は、施錠時操作レバー12は所定位置で停止し、操作レバー12に組込まれたロッキング部材21は、ケース本体1の係合部8と正確に対向して一致する。
【図面の簡単な説明】
図1ないし図9は、本発明の第1実施例である。図10及び図11は、本発明の第2実施例である。
【図1】斜視図である。
【図2】分解斜視図である。
【図3】縦断面図(ロッキング部材の解錠状態を示す。)である。
【図4】クレセントの施錠時における背面から見た説明図である。
【図5】クレセントの施錠時における正面から見た説明図である。
【図6】クレセントの施錠時における右側面から見た説明図である。
【図7】要部(ダイヤル部材)の説明図である。
【図8】縦断面図(ロッキング部材の施錠状態を示す。)である。
【図9】クレセントの解錠時における背面から見た説明図である。
【図10】分解斜視図である。
【図11】縦断面図(ロッキング部材の施錠状態を示す。)である。
【符号の説明】
X…クレセント、Y、Z…サッシの側壁、1…ケース本体、2…取付け部、3…装着部、8…係合部、10…第1のストッパー、12…操作レバー、13…嵌合軸、16…係合片、18…第2のストッパー、19…ガイド貫通孔、21、21A…ロッキング部材、26…ダイヤル軸、28…第3のストッパー、30…摺接板、30a…突起部、40、40A…ダイヤル部材、41、41A…駆動板、42、42A…回転子、45、45A、48…切欠部。
【産業上の利用分野】
本発明は家屋やビルなどの窓に盗難防止用の施錠装置として取付けられる窓用
クレセントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、クレセントの施錠方式として鍵付クレセントが市場に出廻って来たが、鍵操作のわずらわしさや鍵の紛失による施錠不可能がしばしば生じている。そして、これを起因として非施錠による盗難事故の発生が増えている。たとえば、一つの家には多くの窓があり、その一つ一つにクレセントが付いているが、鍵の付いていないクレセントでは、外部からの侵入者は窓ガラスの一部を開口し、クレセントを解くことによって窓を開け家屋内に侵入する。
【0003】
そこでこれを防ぐ目的でクレセントに鍵が付いた、いわゆる鍵付きクレセントが普及しているが、多くの窓の一つ一つに鍵があるので、日常の窓の開閉に大きな負担となり、また鍵穴が相違すると鍵の本数も多くなり、さらに、鍵の紛失により実際には施解錠付き窓が解錠のままになってしまうことが日常的である。そこで、これを改善するため、クレセントの近くにスライド鍵を取り付け、ロッキング部材としてのスライド片の操作によりクレセントの施解錠を行うになって来たが、この種のクレセントは鍵のある場所が一定であり、外部の侵入者はスライド鍵のある場所を知っているため、しばしば窓から侵入事故が発生しているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、施解錠機構としてダイヤル錠を取り入れることにより、住居人が多くの鍵を持つことから開放され、自由にかついつでも誰もが屋内から容易に施解錠ができ、一方、外部の侵入者に対しては、不法侵入をより困難にすると同時に、使用者にとっては鍵をその都度鍵孔にさし込む等のわずらわしさから開放され、手軽に施解錠できるようにし、しかも、防犯性を向上させることができ、加えて、施錠機構を構成する操作レバーの嵌合軸等に無理な力が作用しない窓用クレセントを得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の窓用クレセントは、上壁部1aに中心孔(6)を有するケース本体(1)と、このケース本体に前記中心孔に嵌合する嵌合軸(13)を介して回動自在に装着され、かつ、施錠時前記係合部と対向して一致するガイド貫通孔(19)を有する操作レバー(12)と、この操作レバーの前記ガイド貫通孔に設けられ、かつ、付勢バネ(20)で一方向に付勢されたロッキング部材(21)と、このロッキング部材の逃がし用切欠部(45、、48、45A)を有し、かつ、操作レバーの先端部側(14)にダイヤル軸(26)を介して回動可能に設けられたダイヤル部材(40、40A)とから成り、前記ロッキング部材は、頭部を有する棒状に形成され、施錠時に前記付勢バネのバネ力に抗して前記ケース本体(1)の中心孔(6)に対して偏する位置に形成された係合部(8)に係合する反面、解錠時に頭部がダイヤル部材の前記逃がし用切欠部に入り込むように前記付勢バネで外方向に付勢されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】
ロッキング部材が施錠状態の場合、操作レバーはケース本体と略同一方向に位置し、その係合片はサッシの側壁の鉤状受け金具と係合している。この時、操作レバーは所定以上に回転しないように単数または複数個のスットパーにより回転が阻止されている。
【0007】
ロッキング部材は、操作レバー側のガイド貫通孔がケース本体側の係合部と一致しているために、付勢バネのバネ力に抗して後退し、その胴体部の一部はケース本体の係合部と係合状態となっている。したがって、操作レバーはロッキング部材を介してケース本体に施錠されている。
【0008】
一方、ロッキング部材を解錠する場合、まずダイヤル部材の駆動板を解錠用標識に基づき一方向に回転する。次に駆動板を同じく解錠用標識に基づき反対方向へと回転すると、駆動板及び回転子の逃がし用切欠部がロッキング部材の頭部にそれぞれ対向する。この場合ダイヤル部材が一枚の実施例の場合は、ダイヤル部材を単に暗証番号に基づき回すだけで良い。したがって、ロッキング部材は付勢バネのバネ力により外方向へ移動し、その頭部は単一または複数のダイヤル部材の逃がし用切欠部に入込む。これにより、操作レバーを係合解除の方向へ回転することができる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に示す実施例により本発明を詳細に説明する。
【0010】
図1ないし図9において、Xはダイヤル錠付クレセントである(以下、「クレセント」と言う。)。このクレセントXは、構成要件を大きく区分すると、ケース本体1と、このケ―ス本体1に回動可能に装着される操作レバー12と、この操作レバー12の先端部側に組込まれるダイヤル部材40と、操作レバーの回転を不能または可能にし、かつ、円錐状の頭部を有する棒状のロッキング部材21とから成る。そこで、以下これらの構成要件の各主要部を中心に説明する。
【0011】
まず、1はサッシの側壁Yに固設されるケース本体である。このケース本体1は一側開口の長箱状に形成されている。ケース本体1の形態は特に問わないが、少なくともケース本体1の両端部に設けられあるいは周端部に連設形成され、かつ、該ケース本体1をサッシの側壁Yに固設するための取付け部2と、ケース本体1の中央部あるいは中央部よりの部位に形成され、かつ、操作レバー12を装着するための装着部3とが必要である。
【0012】
しかして、前記取付け部2の適当な部位には取付けビス4用の貫通孔あるいはオネジ孔5が合計2個形成されている。また前記装着部3には軸受け用の段差状中心孔6が形成されている。
【0013】
7はケース本体1の上壁部1aに形成された案内凹所である。この案内凹所7の一部は、ケース本体の上壁部1aと直交する側壁1b、1bの少なくとも一側壁1bに対して切欠され、図2を基準にすると、前記中心孔6に対して上下の連設する湾部7a、7bのように見える。
【0014】
8はケース本体1の上壁部1aに前記中心孔6に対して偏するように形成された係合孔、係合凹所等のロッキング用係合部である。この係合部8は、本実施例では前記案内凹所7の上方の湾部7a内に形成された貫通状態の係合孔である。
【0015】
9はケース本体1の内壁の適宜箇所に突出して設けられたバネ部材用取付け片で、このバネ部材用取付け片9は、一方の取付部2寄りの部位に形成されている。
【0016】
10はケース本体の少なくとも一側壁1bの内壁の中央部あるいは中央部よりの部位に突設された操作レバー12用の第1のストッパーである。この第1のストッパー10は、図4で示すように操作レバー12が施錠方向に回転してきた時に、所定以上に回転しないように後述する摺接板30の突起部30aと当接する。
【0017】
次に12は操作レバーである。操作レバー12は段差状のカシメ用先端部13aを有し、かつ、ケース本体1の上壁部1aの外側に位置するように中心孔6に嵌着する嵌合軸13を介し、ケース本体1に回動自在に装着される。この操作レバー12は、図3で示すように嵌合軸13を有する比較的肉厚の先端部側14と、この先端部側14と連設し、断面チャンネル状に形成された操作摘み部側15とに一応区分することができる。
【0018】
そこで、この操作レバー12についてさらに詳しく説明する。まず16は先端部側14のケース本体1の上壁部1aと対向する内壁面に突出して形成され、あるいは一体的に設けられ、かつ、対向するサッシの側壁Zに取付けられた鉤状のクレセント受け金具17と係合する弧状の係合片である。
【0019】
しかして、この係合片16は、係合始端部16aと係合終端部16bとを有するが、本実施例では図5で示すように操作レバー12がケース本体1の長さ方向と一致して施錠状態となった時、操作レバー12が回り過ぎないように所望の位置でストッパーする第2のストッパー18が、先端部側14の周胴部の適宜部位に突出して設けられている。
【0020】
次に19は図2及び図3で示すように操作レバー12の先端部側に形成されたロッキング部材21用のガイド貫通孔である。このガイド貫通孔19は、本実施例では操作レバー12の略中心部に位置し、施錠時ケース本体1のロッキング部材用係合部8と対向して一致する。
【0021】
しかして、ガイド貫通孔19は、図3で示すようにその中に収納された付勢バネ20の一端部を支持し、かつ、棒状ロッキング部材21の円錐あるいはキノコ形状の頭部21aを案内する大径孔19aと、この大径孔19aと連通し、かつ、前記ロッキング部材21の胴体部21bを案内する小径孔19bとから成っている。
【0022】
ところで、前記付勢バネ20は、本実施例ではコイルスプリングが使用され、ロッキング部材21を外方向(後述するダイヤル部材の位置する側)に付勢する。
【0023】
次に23はダイヤル部材40を左右に回転させた際にクリック感を出すためのクリックボール24及びクリックバネ25を収納する収納部である。この収納部23は、先端部側14の外壁面に突出形成されたダイヤル軸26を中心とし、その同心円上に形成された環状溝27の一部と連通している。
【0024】
次に28は操作レバー12の内壁面のガイド貫通孔19を有する部位に多少突出形成された円筒状の第3のストッパーである。この第3のスットパー28は操作レバー12を回転した時、少なくとも施錠時に於いて、ケース本体1の案内凹所7の上方の湾部7aの内壁面と当接する。
【0025】
次に29は図1及び図2で示すようにダイヤル部材40の解錠用識別標識が見えるように前述した環状溝27を形成する先端部側14の外周壁の適宜部位に形成された切欠窓である。
【0026】
次に30は操作レバー12の嵌合軸13のカシメ用先端部13aに、該操作レバーと共に回動するように取付けられたリング状の摺接板である。この摺接板30の周部には前述したように突起部30aが形成され、また一側面の適宜部位にはバネ部材用取付け部30bが設けられている。しかして、31はケース本体1のバネ部材用取付け片9と前記バネ部材用取付け部30bにそれぞれ両端部が取付けられたバネ部材である。このバネ部材31は操作レバー12の回転を容易にさせるためのものである。
【0027】
次に操作レバー12のダイヤル軸26に回動自在に装着されたダイヤル部材40について説明する。ダイヤル部材40は、本実施例では、キャップ状に形成され、かつ、環状外周壁に「0」〜「9」等の解錠用識別標識が設けられた駆動板41と、この駆動板41に内装された円盤状の回転子42とから成る。
【0028】
しかして、ダイヤル部材40は図7で示すように前記駆動板41の内壁面に駆動爪(ツク)43が設けられ、一方、前記回転子42の一側面に駆動爪43と係合する従動爪(ツク)44が設けられている。また駆動板41の内周壁には切欠部45を有する環状部46が適宜に形成されており、一方、回転子42の周胴部47の適宜部位には前記駆動板41の切欠部45と一致可能な切欠部48が形成されている。
【0029】
上記構成に於いては、クレセントXはケース本体1の貫通孔あるいはオネジ孔5を介し、取付けビス4により、適宜に一方のサッシの側壁Yに固定される。
【0030】
そこで、まずロッキング部材21が施錠状態の場合について説明する。この場合、操作レバー12はケース本体1と略同一方向に位置し、その係合片16は他方のサッシの側壁Zの鉤状受け金具17と係合している。この時、図4で示すように操作レバー12と一緒に回転した摺接板30の突起部30aはケース本体の第1のストッパー10と当接している。また操作レバー12の第2のストッパー18も鉤状受け金具17と当接している。さらに、操作レバー12の第3のスットパー28も、案内凹所7の上方の湾部7aの内壁面と当接している。したがって、操作レバー12はこれらの各スットパー10、18、28により回転が確実に阻止され、それ以上回転しない。
【0031】
しかして、ロッキング部材21は、操作レバー12側のガイド貫通孔19がケース本体側1の係合部8と一致しているために、付勢バネ20のバネ力に抗して後退し、その胴体部21bの一部はケース本体1の係合部8と係合状態となっている。したがって、操作レバー12はロッキング部材21を介してケース本体1に施錠されている。
【0032】
次にロッキング部材21を解錠する場合について説明する。ロッキング部材21を解錠する場合には、まず、ダイヤル部材40の駆動板41を暗証している番号、模様、色彩、図柄等の解錠用標識に基づき一方向に回転する。そうすると、駆動板41の駆動爪43が回転子42の従動爪44と係合し、回転子42はその切欠部48がロッキング部材21の頭部21aに対向する位置へと回転する。一方、駆動板41を同じく解錠用標識に基づき反対方向へと回転すると、その切欠部45がロッキング部材21の頭部21に対向する位置へと回転する。
【0033】
したがって、ロッキング部材21は付勢バネ20のバネ力により外方向へ移動し、その頭部21aはダイヤル部材40の各逃がし用切欠部45、48に入込む。これにより、操作レバー12を回転することができる。
【0034】
【異なる実施例】
次に本発明の異なる実施例につき説明する。なお、この実施例の説明にあたって、前記本発明の実施例と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0035】
図10及び図11に示す第2実施例に於いて、前記本発明の実施例と主に異なる点は、ダイヤル部材40Aである。このダイヤル部材40Aは駆動板41Aと回転子42Aとを別体に構成せず、一体化している(ダイヤル部材40Aは1枚である。)。したがって、ダイヤル部材40Aには駆動爪や従動爪は設けられておらず、また逃し用切欠部45Aが1個のみ形成されている。
【0036】
上記構成に於いては、ダイヤル部材40Aを回転操作するのみでロッキング部材21Aが進退動する。具体的な作用、効果は第1実施例と同一なので重複する説明を省略する。
【0037】
したがって、この実施例に於いては、外部からの侵入者に対しては、防犯効果が十分ではない。しかし、居住人はダイヤル部材40Aを暗証番号等に基づき回転操作するだけで、ロッキング部材21Aを施錠または解錠させることができるので、多くの鍵を持つことから解放される。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙するような効果がある。
(1)クレセントXを施錠する時は、ダイヤル部材(40、40A)を任意に回転すれば良く、一方、クレセントXを解錠標識に設定して操作レバー12を回転したい時は、暗証した解錠用標識に基づき、ダイヤル部材を左右あるいは一方向に回転すれば良い。したがって、住居人は、多くの鍵を持つことから開放されるだけではなく、屋内から手軽に施解錠でき、一方、外部の侵入者に対しては、不法侵入をより困難にすることができるので、防犯の効果を期待することができる。
(2)係合部8がケース本体1の上壁部1aの中心孔6に対して偏する位置に形成され、この係合部8に操作レバー12をロックするロッキング部材21が組込まれているので、施錠状態に於いて、操作レバーを解錠方向に回そうとしても、操作レバー12の嵌合軸13等に無理な力が作用しない。
(3)操作レバー12または操作レバー12とケース本体1にスットパー(30a、10、18)が1または2以上設けられている実施例の場合は、施錠時操作レバー12は所定位置で停止し、操作レバー12に組込まれたロッキング部材21は、ケース本体1の係合部8と正確に対向して一致する。
【図面の簡単な説明】
図1ないし図9は、本発明の第1実施例である。図10及び図11は、本発明の第2実施例である。
【図1】斜視図である。
【図2】分解斜視図である。
【図3】縦断面図(ロッキング部材の解錠状態を示す。)である。
【図4】クレセントの施錠時における背面から見た説明図である。
【図5】クレセントの施錠時における正面から見た説明図である。
【図6】クレセントの施錠時における右側面から見た説明図である。
【図7】要部(ダイヤル部材)の説明図である。
【図8】縦断面図(ロッキング部材の施錠状態を示す。)である。
【図9】クレセントの解錠時における背面から見た説明図である。
【図10】分解斜視図である。
【図11】縦断面図(ロッキング部材の施錠状態を示す。)である。
【符号の説明】
X…クレセント、Y、Z…サッシの側壁、1…ケース本体、2…取付け部、3…装着部、8…係合部、10…第1のストッパー、12…操作レバー、13…嵌合軸、16…係合片、18…第2のストッパー、19…ガイド貫通孔、21、21A…ロッキング部材、26…ダイヤル軸、28…第3のストッパー、30…摺接板、30a…突起部、40、40A…ダイヤル部材、41、41A…駆動板、42、42A…回転子、45、45A、48…切欠部。
Claims (3)
- 上壁部1aに中心孔(6)を有するケース本体(1)と、このケース本体に前記中心孔に嵌合する嵌合軸(13)を介して回動自在に装着され、かつ、施錠時前記係合部と対向して一致するガイド貫通孔(19)を有する操作レバー(12)と、この操作レバーの前記ガイド貫通孔に設けられ、かつ、付勢バネ(20)で一方向に付勢されたロッキング部材(21)と、このロッキング部材の逃がし用切欠部(45、、48、45A)を有し、かつ、操作レバーの先端部側(14)にダイヤル軸(26)を介して回動可能に設けられたダイヤル部材(40、40A)とから成り、前記ロッキング部材は、頭部を有する棒状に形成され、施錠時に前記付勢バネのバネ力に抗して前記ケース本体(1)の中心孔(6)に対して偏する位置に形成された係合部(8)に係合する反面、解錠時に頭部がダイヤル部材の前記逃がし用切欠部に入り込むように前記付勢バネで外方向に付勢されていることを特徴とする窓用クレセント。
- 請求項1に於いて、ケース本体の内壁には、操作レバーが施錠方向に回転してきた時に、所定以上に回転しないように操作レバーと共に回動する摺接板(30)の突起部(30a)と当接するストッパー(10)が突設されていることを特徴とする窓用クレセント。
- 請求項1に於いて、操作レバーがケース本体の長さ方向と一致して施錠状態となった時、サッシの側壁(Z)に取付けられた鉤状のクレセント受け金具(17)と当接するストッパー(18)が、操作レバーの先端部側(14)の周胴部の適宜部位に突出して設けられていることを特徴とする窓用クレセント。
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