JP3548679B2 - 多入力モニタ装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置に関し、特に、パーソナルコンピュータ(PC)、ワークステーション(WS)などの情報処理装置に接続されるモニタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の表示装置は、日立製マルチスキャンモニタ“DC1552”のように、PCからの表示データを受け取るインタフェースを一つ備える。表示装置では、そのインタフェースを介して送られてくる表示データに従って表示を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来技術では、表示データ用のインタフェースは一つであり、一台のモニタに一台のPCを接続している。しかし、複数台のPCの接続に関しては考慮されていないため、複数台のPCを接続させたい場合には、外部のスイッチャなどの切替器等により、表示データを切り替えることにより、対処するしかなかった。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するために、複数の情報処理装置を接続させることができる多入力モニタ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、表示データを受け付けて、当該表示データに従って表示を行うモニタ装置であって、第1および第2の情報処理装置からの表示データおよび通信データを受け付ける第1および第2のインタフェース部と、表示画面を表示する表示部と、記第1のインタフェース部で受け付けた通信データから、前記第2のインタフェース部で受け付けた表示データおよび通信データに基づく表示画面についての制御情報を識別する通信制御手段と、前記第1のインタフェース部で受け付けた表示データおよび通信データに基づく表示画面と、前記第2のインタフェース部で受け付けた表示データおよび通信データに基づく表示画面とを、前記通信制御手段で識別された制御情報にしたがって表示の制御を行う表示制御手段とを備える。この場合、前記通信制御手段は、前記第2のインタフェース部で受け付けた通信データを、前記第1のインタフェース部に転送することができる。さらに、前記通信制御手段は、前記第2のインタフェース部で受け付けた通信データを、前記第1のインタフェース部に転送することができる。
【0006】
また、表示データおよび通信データを受け付ける第1および第2のインタフェース部を備えるモニタ装置に接続される情報処理装置であって、前記表示データおよび前記通信データを生成する制御手段と、前記表示データおよび前記通信データを前記モニタ装置に転送する通信制御手段とを備え、前記制御手段は、前記モニタ装置に接続される他の情報処理装置の表示画面についての制御情報を生成し、通信データとして前記通信制御手段により転送させるようにしてもよい。
【0007】
本発明によれば、従来、一台しか接続できなかったPCが、複数接続できる。また、情報処理装置間の通信制御を行う通信制御手段を備えるため、重ね合わせた表示画面上で、ファイルのやり取り等のPC間の通信が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
図1に、本発明の一実施形態であるモニタ装置の使用例を示す。
【0010】
図1において、モニタ装置1は、液晶モニタなどであり、第1および第2の情報処理装置(以下、PCという)2および3に接続され、これらからの表示データおよび通信データを受け付ける第1および第2のインタフェース部と、前記表示データを表示画面に表示する表示部とを備える。第1PC2および第2PC3は、表示データおよび通信データを生成し、生成した表示データおよび通信データを転送する。
【0011】
また、第1PC2には、ユーザからの指示を受け付けるユーザインタフェースのキーボード4およびマウス5が接続される。キーボード4およびマウス5は、第1PC2における指示受け付けるとともに、第2PC3における指示も受けつける。
【0012】
図1において、モニタ装置1には、第1PC2から転送される表示データおよび通信データに基づく表示画面上に、第2PC3から転送される表示データおよび通信データに基づく表示をウィンドウ表示する。
【0013】
図2に、本実施の形態におけるモニタ装置の画面の表示例を示す。
【0014】
図2において、表示画面6は、第1PC2から転送された表示データおよび通信データに基づく表示画面であり、例えば、1024×768ドットの解像度とする。表示画面7は、第2PC3から転送された表示データおよび通信データに基づく表示画面であり、最初は第2PCにより指示された表示解像度、例えば、640×480ドットで表示しているものとする。また、図2において、8はウィンドウ表示左上端の垂直方向座標、9はウィンドウ表示の垂直方向の大きさ、10はウィンドウ表示左上端の水平方向座標、11はウィンドウ表示の水平方向の大きさをそれぞれ示す。上述した解像度の場合、ウィンドウ表示の水平方向の大きさ11と、垂直方向の大きさ9とは、最初は各々640、480ドットである。マウスカーソル12は、第1PC2のマウスによりコントロールされる。例えば、マウスカーソル12によって表示画面7のウィンドウ位置が変更された場合は、ウィンドウ表示左上端の垂直方向座標8および水平方向座標10が変更され、第2PC表示画面7の位置が変更される。ウィンドウサイズが変更された場合は、垂直方向の大きさ9および水平方向の大きさ11が変更され、第2PC表示画面7はそれに従った表示となる。ファイル等を移動、コピーする場合は、マウスカーソル12によってファイルを画面上で移動することにより、第1PC2から第2PC3へ、あるいは第2PC3から第1PC2へとファイルのデータが転送される。
【0015】
図3に、本発明の実施の形態におけるモニタ装置のブロック図を示す。
【0016】
図3において、第1PCコネクタ13は、第1のPCにおけるモニタ接続用のコネクタであり、第1表示データ14は第1のPCから転送される表示データであり、第1通信データ15は第1のPCとモニタ装置間で送受信される通信データである。第2PCコネクタ16は、第2のPCにおけるモニタ接続用のコネクタであり、第2表示データ17は第2のPCから転送される表示データであり、第2通信データ18は第2のPCとモニタ装置間で送受信される通信データである。第1モニタコネクタ19は、モニタ装置1が備えるモニタ接続用のコネクタであり、第2モニタコネクタ20は、第1モニタコネクタ19と同様のインタフェースを備える。第1PC2と、第2PC3とは、同様のインタフェースであるモニタ接続用の第1PCコネクタ13と、第2PCコネクタ16とを各々備える。第1PCコネクタ13および第1モニタコネクタ19は、第1表示データ14および第1通信データ15を送受信するインタフェースである。第2PCコネクタ16および第2モニタコネクタ20は、第2表示データ17および第2通信データ18をを送受信するインタフェースである。第1表示データ14および第2表示データ17は、カラー表示のための表示データであり、ここでは、小電圧差動信号(LVDS)方式で送られてくる各色8ビットのカラーデータとする。また、第1通信データ15および第2通信データ18は、各PCからの制御情報や、キーボード、マウス等の入力手段の指示情報をやり取りする制御データであり、ここでは、USB(Universal Serial Bus)と呼ばれるシリアル通信とする。
【0017】
次に、モニタ装置1の内部構成を説明する。図4に、モニタ装置1の内部構成の一実施の形態である。
【0018】
図4において、通信制御部21は、第1PC2と第2PC3との通信データの制御を行う。第2解像度信号22は、第2PC3についてのウィンドウ画面の解像度を示す。表示位置指定信号23は、第2PC3のウィンドウ画面について表示画面6上の位置を示す。表示制御部24は、第1PC2と第2PC3との表示画面の制御を行う。液晶表示データ25は、液晶ディスプレイ26に表示させるためのデータである。通信制御部21は、第1PC2と第2PC3間のファイルのやり取りを、第1通信データ15および第2通信データ18を介して行う。また、通信制御部21は、、第1PC2と第2PC3との表示画面を重ね合わせ表示する場合に、ウィンドウの位置情報を、第1通信データ15を介して受け取り、第2PC3の表示を重ね合わせする大きさ(解像度)を示す第2解像度信号22と、重ね合わせする位置を示す表示位置信号23とを表示制御部24へ出力する。第1PC2から送られてくるウィンドウの位置情報及び解像度情報は、ウィンドウの左上点の座標情報、垂直方向ライン数、水平方向ドット数により示され、各々シリアルデータで転送される。また、通信制御部21が出力する表示位置信号23は、第1PC2の画面を表示する場合に“0”、第2PC3の画面を表示する場合に“1”となる1ビットの信号を指示する。また、解像度信号22は横方向ドット数を10ビット、縦方向ドット数を10ビットで表す信号とする。
【0019】
また、本実施の形態では、第1PC2に接続されているマウスで受け付けた指示を、重ね合わせ表示した第2PC3の表示画面上でも有効にするため、モニタ装置1は、マウス情報を、第1通信データ15を介して受け取り、第2通信データ18を介して第2PC3へ出力する。表示制御部24は、第1PC2の表示データ14に、第2PC3の表示データ17を、表示位置信号23に従って重ね合わせ表示をするように処理をし、液晶表示データ25として出力する。マウスで受け付けた指示により、第1通信データ15を介して、重ね合わせ表示のウィンドウの大きさが変更された場合は、通信制御部21は、第1通信データ15から第2解像度信号を抽出し、第2解像度信号22介して解像度情報が送り、表示制御部24が解像度変換を行う。液晶ディスプレイ26は、液晶表示データ25に従って表示を行う。液晶ディスプレイ26の解像度は、ここでは、1024×768ドットとし、インタフェースは第1PC2および第2PC3とも同様に、LVDS信号とする。
【0020】
図5に、表示制御部24の内部構成のブロック図を示しす。
【0021】
図5において、表示制御部24は、第1表示データ14を第1パラレルデータ29に変換する第1データ変換部27と、第2表示データ17を第2パラレルデータ31に変換する第2データ変換部28と、第1同期信号30と第2パラレルデータ31と第2解像度信号22とから、解像度および周波数を変換してウィンドウ表示パラレルデータ33を出力する解像度・周波数変換部32と、表示位置指定信号23にしたがって第1と第2との表示データを切り替えて重ね合わせ表示データ35を出力するデータ切り替え部34と、液晶データに変換する液晶データ変換部36とを備える。
【0022】
第1データ変換部27は、LVDS信号である第1表示データ14を、R(赤)G(緑)B(青)の表示データ、垂直同期信号、水平同期信号、表示有効期間信号およびドットクロックのパラレルデータに変換し、第1パラレルデータ29として出力し、また垂直同期信号、水平同期信号およびドットクロックは、第1同期信号30として、解像度・周波数変換部32へも出力する。第2データ変換部28は、第1データ変換部27と同様に、LVDS信号である第2表示データ17を、パラレルデータに変換し、第2パラレルデータ31として出力する。解像度・周波数変換部32は、第2パラレルデータ31を、解像度信号22に従って解像度変換し、第1パラレルデータ30の周波数と同じになるよう、第1同期信号30に従って周波数変換を行い、ウィンドウ表示パラレルデータ33として出力する。ここでは、第1パラレルデータ29および第2パラレルデータ31は、RGB各色8ビット(1670万色表示)データとする。
【0023】
また、データ切り替え部34は、表示位置信号23に従って、重ね合わせ表示の位置で第2パラレルデータ31を出力するよう、第1パラレルデータ29と第2パラレルデータ31とを切り替え、重ね合わせ表示データ35として出力する。ここでは、表示位置信号23が“0”のとき第1パラレルデータ29を、“1”のとき第2パラレルデータ31を出力する。液晶データ変換部36は、RGB各色8ビットのパラレルデータである重ね合わせ表示データ35を、液晶ディスプレイ26の入力信号に変換し、液晶表示データ25として出力する。
【0024】
図6に、図5に記載した解像度・周波数変換部32の内部構成ブロック図を示す。
【0025】
図6において、解像度・周波数変換部32は、第2解像度信号22と第2パラレルデータ31とから解像度を変換し、解像度変換後同期信号38と解像度変換後表示データ39とを出力する解像度変換部37と、書き込み制御信号41を出力する書き込み制御部40と、第1同期信号30にしたがって読み出し制御信号43を出力する読み出し制御部42と、ウィンドウ画面の表示データを格納するメモリのウィンドウ画面格納部44とを備える。
【0026】
解像度変換部37は、第2パラレルデータ31を、解像度信号22が示す解像度に従って解像度変換し、解像度変換後同期信号38および解像度変換後表示データ39として出力する。書き込み制御部40は、解像度変換後の垂直同期信号、水平同期信号およびドットクロックである解像度変換後同期信号38から、ウィンドウ画面格納部44に同期信号解像度変換後データ39を書き込むためのタイミング信号である書き込み制御信号41を生成する。読み出し制御部42は、第2PC3の表示画面のデータを第1PC2の画面上にウィンドウ表示するため、第1パラレルデータ29のうちの同期信号である第1同期信号30と、表示位置信号23とから、ウィンドウ表示位置に合わせて、ウィンドウ画面格納部44からデータを読み出すための読み出し制御信号43を生成する。ウィンドウ画面格納部44は、書き込み制御信号41に従って解像度変換後表示データ39を一画面分格納し、読み出し制御信号43に従って読み出し、ウィンドウ表示パラレルデータ33として出力する。
【0027】
次に、通信制御部21の構成を説明する。図7に、図4に記載した通信制御部21の内部構成ブロック図を示す。
【0028】
図7において、通信制御部21は、第1通信データ15または第2通信データ18から、ウィンドウ表示情報45、ファイル移動指示情報46、第1ファイルデータ47、第1キーボード情報48、第1マウス情報49、第2解像度情報50および第2ファイルデータ51の各々を識別する通信データ識別部52と、ウィンドウ情報を生成するウィンドウ情報生成部53とを備える。なお、ウィンドウ表示情報45、ファイル移動指示情報46、第1ファイルデータ47、第1キーボード情報48、第1マウス情報49、第2解像度情報50および第2ファイルデータ51は、第1PC通信データ15及び第2PC通信データ17に含まれるデータの種類を示すものであり、信号線を示すものではない。これら種類は第1通信データ15または第2通信データ18に、識別子を付加することによって区別し、通信データ識別部52によって識別する。ウィンドウ表示情報45は、第1PC2で表示する第2PC3のウィンドウ表示の大きさと表示位置を表す情報を示す。ファイル移動指示情報46は、ファイルの移動またはコピーする場合の、各々のPCへの書き込み、読み出しの指示やファイル名の情報を示す。第1ファイルデータ47は、第1PC2から第2PC3へファイルがコピーまたは移動される場合のデータを示す。第1キーボード情報48は、第1PC2に接続されたキーボード操作の情報を示し、第1マウス情報49は、第1PC2に接続されたマウス操作の情報を示す。第2解像度情報50は第2PC3の表示解像度を示す情報であり、第2ファイルデータ51は、第2PC3から第1PC2へファイルがコピーまたは移動される場合のデータを示している。通信データ識別部52は、第1通信データ15または第2通信データ18の識別子から、情報の伝達先を判断し、この伝達先に情報を伝送する。例えば、ウィンドウ表示情報45はウィンドウ情報生成部53へ伝送され、ファイル移動指示情報46、第1ファイルデータ47、第1キーボード情報48および第1マウス情報49は、第2通信データ18として第2PC3へ伝送され、第2解像度情報50および第2ファイルデータ51は第1通信データ15として第1PC2へ伝送される。ウィンドウ情報生成部53は、ウィンドウ表示情報45から、第2解像度信号22および表示位置信号23を生成する。
【0029】
つぎに、情報処理装置の内部構成について説明する。図8に、第1PC2の内部構成のブロック図を示す。
【0030】
図8において、第1PC2は、第1CPU54と、第1記憶部55と、第1PC通信制御部65と、それらを接続させるための第1バス63とを備える。また、56はウィンドウ表示情報バスデータ、57はファイル移動指示情報第1バスデータ、58は第2解像度情報第1バスデータ、59は第1ファイル第1バスデータ、60は第2ファイル第1バスデータ、61は第1キーボード情報第1バスデータ、62は第1マウス情報第1バスデータ、64は第1バスデータであり、各々データの種類を示している。第1CPU54および第1記憶部55と第1バス63との間は、バスインタフェースであり、ウィンドウ表示情報バスデータ56、ファイル移動指示情報第1バスデータ57、第2解像度情報第1バスデータ58、第1キーボード情報第1バスデータ61および第1マウス情報第1バスデータ62が伝送される。第1ファイル第1バスデータ59および第2ファイル第1バスデータ60も同様に、第1記憶部55と第1バス63との間で伝送される。また、第1バス63と第1PC通信制御部65の間もバスインタフェースにより接続されている。
【0031】
第1CPU54は、第2PC3の表示をウィンドウ表示するときの大きさおよび表示位置を示す情報であるウィンドウ表示情報バスデータ56を出力する。解像度の初期値は任意に設定しておいても良いし、キーボード4からユーザが設定することも可能である。ウィンドウの大きさや表示位置を変更した場合は、その都度、変更後の情報をウィンドウ表示情報バスデータ56として出力する。また、第1PC2のファイルを第2PC3にコピーまたは移動したいときは、キーボード4もしくはマウス5からのユーザの指示に従って、第1CPU54は、第1記憶部55へのファイル読み出し指示、第2PC3へのファイル書き込み指示、ファイル名等の情報をファイル移動指示情報第1バスデータ57として第1記憶部55および第1PC通信制御部65へ出力し、第1記憶部55は、それに従ったファイルのデータを第1ファイル第1バスデータ59として出力する。逆に、第2PC3のファイルを第1PC2にコピーまたは移動したいときは、キーボード4、マウス5からのユーザの指示に従って、第1記憶部55へのファイル書き込み指示、第2PC3へのファイル読み出し指示、ファイル名等の情報をファイル移動指示情報第1バスデータ57として第1記憶部55および第1PC通信制御部65へ出力する。第1記憶部55は、第2PC3からのファイルデータである第2ファイル第1バスデータ60を受け取る。キーボード4またはマウス5からの指示情報はキーボード情報第1バスデータ61、マウス情報第1バスデータ62を介して第1CPU54に送られる。上記ファイルのコピー、移動等も、キーボード4もしくはマウス5から指示されることになる。
【0032】
第1PC通信制御部63は、第1バスデータ64から入力されるデータであるウィンドウ表示情報バスデータ56、ファイル移動指示情報第1バスデータ57、第1ファイル第1バスデータ59、キーボード情報第1バスデータ61またはマウス情報第1バスデータ62を、各々識別子のついたシリアルデータであるウィンドウ表示情報45、ファイル移動指示情報46、第1ファイルデータ47、第1キーボード情報48または第1マウス情報49に変換し、第1通信データ15として出力する。また、第1PC通信制御部63は、第1通信データ15から入力されるデータである第2解像度情報50または第2ファイルデータ51を、各々の識別子から第2PC3の解像度情報か、ファイルデータかを識別し、第2解像度情報第1バスデータ58または第2ファイル第1バスデータ60に変換し、第1バスデータ64、第1バス63を介して各々第1CPU54および第1記憶部55に出力する。
【0033】
つぎに、第2PC3の構成を説明する。図9に、第2PC3の内部構成のブロック図を示す。
【0034】
図9において、第2PC3は、第2CPU66と、第2記憶部67と、第2PC通信制御部77と、それらを接続させるための第2バス75とを備える。また、68は第2解像度情報第2バスデータ、69は第2ファイル移動指示情報第2バスデータ、70はファイル移動指示情報第2バスデータ、71は第1キーボード情報第2バスデータ、72は第1マウス情報第2バスデータ、73は第2ファイル第2バスデータ、74は第1ファイル第2バスデータ、75は第2バス、76は第2バスデータであり、各々データの種類を示している。第2CPU66および第2記憶部67と第2バス75との間は、第1PC2と同様に、バスインタフェースであり、第2解像度情報第2バスデータ68、第2ファイル移動指示情報第2バスデータ69、ファイル移動指示情報第2バスデータ70、第1キーボード情報第2バスデータ71および第2マウス情報第2バスデータ72が伝送される。第2ファイル移動指示情報第2バスデータ69、第2ファイル第2バスデータ73および第1ファイル第2バスデータ74も同様に、第2記憶部67と第2バス75との間で伝送される。また、第2バス75と第2PC通信制御部77の間も同様にバスインタフェースにより接続されている。
【0035】
第2CPU66は、第2PC3の表示解像度を示す情報である第2解像度第2バスデータ68を出力する。また、第2PC3のファイルを第1PC2にコピーまたは移動したいとき、第1PC2に接続されたキーボード4もしくはマウス5からのユーザの指示に従って、第2CPU66は、第1PCから送られてくる、第2PCへのファイル読み出しの指示、ファイル名等の情報を示すファイル移動指示情報第2バスデータ70を受け取り、第2記憶部からファイルを読み出すよう指示する第2ファイル移動指示情報第2バスデータ69を、第2バス75を介して第2記憶部67へ出力する。第2記憶部67は、それに従ったファイルのデータを第2ファイルデータ第2バスデータ73として出力する。逆に、第1PC2のファイルを第2PC3にコピーまたは移動したいときは、第1PC2に接続されたキーボード4もしくはマウス5からのユーザの指示に従って、第1PC2から送られてくる、第2PCへのファイル書き込みの指示、ファイル名等の情報を示すファイル移動指示情報第2バスデータ70を受け取り、第2記憶部67にファイルを書き込むよう指示する第2ファイル移動指示情報第2バスデータ69を、第2バス75を介して第2記憶部67へ出力する。それに従って、第2記憶部67は、第1PC2から送られてくる第1ファイル第2バスデータ74を書き込む。
【0036】
第2PC通信制御部77は、第2バスデータ76から入力されるデータである第2解像度情報第2バスデータ68または第2ファイル第2バスデータ73を、各々識別子のついたシリアルデータである第2解像度情報50または第2ファイルデータ51に変換し、第2通信データ18として出力する。また、第2PC通信制御部77は、第2通信データ18から入力されるデータであるファイル移動指示情報46、第1ファイルデータ47、第1キーボード情報48または第1マウス情報49を、各々の識別子からファイル移動情報か、ファイルデータか、キーボード情報か、マウス情報かを識別し、ファイル移動指示情報第2バスデータ70、第1ファイル第2バスデータ74、第1キーボード情報第2バスデータ71または第1マウス情報第2バスデータ72に変換し、第2バスデータ76、第1バス75を介して各々第2CPU66および第2記憶部67に出力する。
【0037】
つぎに、図1および図2を参照して、本実施の形態における2台のPCの接続及び表示の概要について説明する。
【0038】
図1において、モニタ装置1は、2つのモニタコネクタを備える。モニタコネクタの一つは、通常使用するデスクトップタイプの第1PC2に接続されて使用されている。本実施の形態では、第2PC3を接続するためのコネクタは前面に設け、ノートPCのような、移動可能なPCを使って、別の場所で作成・編集した文書等を、モニタ装置1のような大画面で編集を続けたい場合に、使用しやすい形態とした。このとき、モニタ装置1は、第1PC2の画面上に第2PC3の画面をウィンドウ表示するよう制御する。さらに、モニタ装置1のモニタコネクタはインタフェースにPCとの通信手段を持つため、ウィンドウ表示された第2PC3の画面は、第1PC2に接続されたキーボード4またはマウス5で指示することにより、コントロールすることが可能となる。
【0039】
図2において、第2PC表示画面7は、第1PC表示画面6上にウィンドウ表示されていることを示している。表示位置は第2PC表示画面左上端垂直方向座標8と、水平方向座標10によって決定され、大きさは第2PC表示画面垂直方向大きさ9と、水平方向大きさ11とによって決定される。どちらも第1PC2によって制御される。マウスカーソル12は、第1PC2に接続されたマウス5のカーソルであり、第1PC表示画面上6のアイコンの操作はもちろん、第2PC表示画面7の移動、大きさの変更等のウィンドウ操作、第2PC表示画面7上のアイコンの操作も可能とし、マウスカーソル12でファイルアイコンをクリックしながら、第1PC画面6上のファイルをウィンドウ内の第2PC画面7上に移動したり、第2PC画面7上のファイルをウィンドウ外の第1PC画面6上に移動することにより、第1PC2と第2PC3間のファイルのやり取りが可能となる。
【0040】
次に、図3〜図9を参照して、2台のPCによる画面表示の動作の詳細について説明する。
【0041】
図3において、第1PC2は、1024×768ドットの表示データを第1表示データ14とし、また、重ね合わせ表示をするウィンドウの位置と大きさの情報を第1通信データ15として、第1PCコネクタ13から第1モニタコネクタ19を介して、モニタ装置1へ出力する。第2PC3は、640×480ドットの表示データを第2表示データ17とし、また、解像度が640×480ドットであるという解像度情報を第2通信データ18として、第2PCコネクタ16から第2モニタコネクタ20を介して、モニタ装置1へ出力する。第2PC3の解像度情報は、モニタ装置1を介して第1PC2へ、第1通信データ15として出力される。第1PC2は、第2PC3からモニタ装置1を介して送られてくる解像度情報に従ってウィンドウの大きさの初期値を決定する。したがって、本実施の形態では、ウィンドウ表示の大きさの初期値は640×480となる。その後、マウス5等によってウィンドウの大きさが変更された場合は、第1通信データ15として、モニタ装置1へ情報を転送する。モニタ装置1は、第1表示データ14に従った1024×768ドットの表示を行うと同時に、第1通信データ15を介して送られてくるウィンドウの位置と大きさの情報と、第2通信データ18を介して送られてくる解像度情報とに従って第2PC3の第2表示データ17を第1PC2の表示画面上にウィンドウ表示を行う。本実施の形態では、第1通信データ15および第2通信データ18はシリアル通信としているが、現在規格化されているUSBや、さらに高速なIEEE1394規格のシリアル通信でも良いし、通常のキーボード、マウス等のシリアル通信でも良い。また、インタフェース信号線に余裕がある場合、パラレルで通信しても良い。
【0042】
つぎに、図7図8および図9を参照して、第1PC2および第2PC3の2台のPCの画面をモニタ装置1にウィンドウ表示する際の、第1通信データ15と第2通信データ18との制御についてさらに説明する。なお、通信データの説明のため、第1表示データ14および第2表示データ17の制御については省略している。
【0043】
図9において、第2CPU66は、第2PC3の解像度情報である第2解像度情報第2バスデータ68を出力する。第2PC通信制御部77は、第2バス75および第2バスデータ76を介して入力される第2解像度第2バスデータ68を、解像度情報であることを示す識別子を付加した第2解像度情報50に変換し、第2通信データ18として出力する。
【0044】
一方、図7に示すモニタ装置1の通信制御部21内部の通信データ識別部52は、この第2通信データ18を受信し、第2解像度情報50の識別子から、第1PC2に送る解像度情報であることを認識し、送り先を第1PC2とする第1通信データ15として出力する。
【0045】
この第1通信データ15は、図8に示す第1PC2の第1PC通信制御部65にて受信され、第1PC通信制御部65は、その識別子から解像度情報であることを認識し、第2解像度情報第1バスデータ58に変換し、第1バスデータ64および第1バス63を介して第1CPU54へ出力する。
【0046】
第1CPU54は、第2解像度情報第1バスデータ58が示す解像度を初期値として、第2PC3の表示をするウィンドウの大きさを決定し、ウィンドウの位置情報とともウィンドウ表示情報バスデータ56を出力し、第1バス63および第1バスデータ64を介して第1PC通信制御部65へ情報を渡す。第1PC通信制御部65は、ウィンドウ表示情報バスデータ56を、ウィンドウ情報であることを示す識別子を付加したシリアルデータであるウィンドウ表示情報45に変換し、第1通信データ15として出力する。
【0047】
ウィンドウ表示の位置または大きさを変える場合、キーボード4またはマウス5によって変更の指示を受けつけ、第1キーボード情報第1バスデータ61、第1マウス情報第1バスデータ62および第1バス63を介して第1CPU54にその指示が伝送される。第1CPU54では、その指示に従ったウィンドウ表示情報バスデータ56を出力する。同様に、第1PC通信制御部65は、ウィンドウ表示情報バスデータ56を、ウィンドウ情報であることを示す識別子を付加したシリアルデータであるウィンドウ表示情報45に変換し、第1通信データ15として出力する。
【0048】
一方、図7に示す通信データ識別部52は、第1通信データ15として送られてくるウィンドウ表示情報45を、その識別子からウィンドウ情報であることを認識し、送り先をウィンドウ情報生成部53とし出力する。
【0049】
ウィンドウ情報生成部53は、ウィンドウ表示情報45から、ウィンドウ表示の大きさを示す解像度信号22と、位置を示す表示位置信号23を生成し、出力する。
【0050】
また、図8に示す、第1キーボード情報第1バスデータ61または第1マウス情報第1バスデータ62は、第1バス63および第1バスデータ64を介して第1PC通信制御部65に入力される。第1PC通信制御部65は、各々にキーボード情報、マウス情報であることを示す識別子を付加したシリアルデータである第1キーボード情報47または第1マウス情報48に変換し、第1通信データ15を介して出力する。これらの情報は、キーボード4またはマウス5で受け付けた指示を、第1PC2の表示画面内にウィンドウ表示される第2PC3の表示画面上でも有効とするためのものである。
【0051】
つぎに、図4〜図6を参照して、第1PC2の表示画面上に第2PC3をウィンドウ表示する場合のモニタ装置1の動作を説明する。
【0052】
図4において、第1PC2の表示データが第1表示データ14として、第1モニタコネクタ19を介して、表示制御部24へ入力され、この第1PC2の表示に重ね合わせ表示をするウィンドウの位置と大きさの情報が第1通信データ15として、第1モニタコネクタ19を介して、通信制御部21へ入力される。第2PC3の表示データは第2表示データ17として、第2モニタコネクタ20を介して、表示制御部24へ入力され、第2PC3の解像度情報が第2通信データ18として、第2モニタコネクタ20を介して、通信制御部21へ入力される。
【0053】
通信制御部21は、第1通信データ14を介して送られてくる重ね合わせウィンドウの位置と大きさの情報に従って、表示位置信号23を、第2通信データ18を介して送られてくる第2PC3の解像度情報に従って、第2解像度信号22を生成し、表示制御部24へ出力する。例えば、重ね合わせウィンドウの左上の座標が1024×768ドットの解像度中の水平方向10ドット目、垂直方向10ライン目で、大きさが640×480ドットであれば、表示位置信号23は、垂直方向10ライン目から489ライン目までにおいて、水平方向10ドット目から649ドット目まで“1”となり、解像度信号22は横方向640ドット、縦方向480ドットを示す信号となる。
【0054】
表示制御部24は、第1表示データ14に、表示位置信号23に従った位置に、第2表示データ17を解像度信号22に従って解像度変換した大きさで、ウィンドウ表示するための制御を行い、液晶表示データ25として出力する。液晶ディスプレイ26は液晶表示データ25に従って表示を行う。
【0055】
図5を参照して、表示制御部24の液晶表示データ25を生成する場合の動作を詳細に説明する。
【0056】
図5において、第1データ変換部27は、第1表示データ14をRGB各色8ビットのパラレルデータ、垂直同期信号、水平同期信号、ドットクロックで構成された第1パラレルデータ29に変換する。本実施の形態では、第1表示データ14をLVDS信号であるとしたため、第1データ変換部27がシリアル/パラレル変換をするものとする。したがって、第1表示データ14がRGB各色8ビットのパラレルデータ、垂直同期信号、水平同期信号、ドットクロックで構成されている場合は、第1データ変換部27がない構成も可能である。また、第1表示データがアナログデータの場合、第1データ変換部27はアナログ/デジタル変換を含む構成とすれば良い。第2データ変換部28も、第1データ変換部27と同様の構成である。解像度・周波数変換部32は、第2パラレルデータ31を解像度情報22に従った解像度のデータに変換し、第1同期信号30および表示位置信号23に従ったタイミングに周波数変換し、ウィンドウ表示パラレルデータ33として出力する。データ切り替え部34は、表示位置信号23が“0”のとき第1パラレルデータ29を出力し、“1”のときウィンドウ表示パラレルデータ33を、重ね合わせ表示データ35として出力する。液晶データ変換部36は、RGB各色8ビットパラレルデータ、垂直同期信号、水平同期信号およびドットクロックで構成されている重ね合わせ表示データ35を、液晶ディスプレイ26の入力信号仕様に合わせて変換する。本実施の形態では、液晶ディスプレイ26の入力信号はLVDS信号であるため、液晶データ変換部36には、パラレル/シリアル変換部が含まれる。また、液晶ディスプレイ26の入力信号が、RGB8ビットパラレルデータ、垂直同期信号、水平同期信号およびドットクロックで構成されている場合は、液晶データ変換部36がない構成も可能である。液晶ディスプレイ26の入力信号のRGBデータのビット数が8ビットより少ない場合(例えば6ビット)の場合は、液晶データ変換部36にFRC(FrameRate Control)等によって、8ビットデータを6ビットデータに変換する手段を含む構成とすれば良い。
【0057】
図6を参照して、解像度・周波数変換部32の動作を説明する。
【0058】
図6において、第2PC3の表示データである第2パラレルデータ31は、第1PC2が第2PC3の画面をウィンドウ表示する大きさを示す解像度信号22に従って、解像度変換部37によって解像度変換後同期信号38および解像度変換後表示データ39に変換される。解像度変換後表示データ39は、第2PC3の表示データを第1PC2の表示データに重ね合わせるため、第1PC2の表示データのタイミングに合わせる必要がある。そこで、解像度変換後表示データ39を、ウィンドウ画面格納部44に一画面分一旦格納し、第1PC2の表示タイミングに合わせて読み出す。そのため、書き込み制御部40は、第2PC3の表示タイミングである解像度変換後同期信号38から、書き込み制御信号41を生成する。また、読み出し制御部42は、第1PC2のタイミングである第1同期信号30と、ウィンドウ表示の位置を示す表示位置信号23から、読み出し制御信号43を生成する。したがって、本実施の形態においては、ウィンドウ画面格納部44は、最大1024ドット×768ドット×8ビット×3(RGB)ビット分の容量があれば良いことになる。このようにして、解像度変換及び周波数変換された第2PC3の表示データであるウィンドウ表示パラレルデータ33が生成される。
【0059】
次に、図2、図7〜図9を参照して第1PC2と第2PC3との間でファイルをやり取りする場合における、第1通信データ15および第2通信データ18の制御について説明する。なお、通信データの説明のため、第1表示データ14、第2表示データ17は省略している。
【0060】
まず、第1PC2から第2PC3へファイルを移動する場合について説明する。
【0061】
図2において、第1表示画面6内の移動したいファイルのアイコンを、マウスカーソル12でクリックしながら第2表示画面7内へ移動させる。
【0062】
図8に示すマウス5の動きは、第1マウス情報第1バスデータ62および第1バス63を介して第1CPU54へ伝送される。ファイルの移動を認識した第1CPU54は、ファイルの第1記憶部67の読み出し、第2PC3の書き込み、ファイル名を指示するファイル移動指示情報第1バスデータ57として、第1バス63を介して、第1記憶部55へ出力する。第1記憶部55は、ファイル移動指示情報第1バスデータ57から、読み出しを指示されたファイル名に従ったファイルデータを読み出し、第1ファイルデータ第1バスデータ59として出力する。ファイル移動指示情報第1バスデータ57および第1ファイル第1バスデータ59は、第1バス63および第1バスデータ64を介して、第1PC通信制御部65に出力され、第1PC通信制御部65は、各々ファイル移動情報、ファイルデータであることを示す識別子を付加したパラレルデータであるファイル移動指示情報46および第1ファイルデータ47に変換し、第1通信データ15として出力する。
【0063】
図7に示すモニタ装置の通信データ識別部52は、第1通信データ15として送られてくるファイル移動指示情報46および第1ファイルデータ47を、識別子からファイル移動情報およびファイルデータであることを認識し、送り先を第2PC3とする第2通信データ18として出力する。
【0064】
図9に示す第2PC通信制御部77では、第2通信データ18として送られてくるファイル移動指示情報46を、識別子からファイル移動情報であることを認識し、第1PC2からファイルデータが送られてくることを第2CPU66に知らせるためのファイル移動指示情報第2バスデータ70に変換し、第2バスデータ76および第2バス75を介して、第2CPU66へ出力する。また、第2PC通信制御部77は、第2通信データ18として送られてくる第1ファイルデータ47を、識別子からファイルデータであることを認識し、第1ファイル第2バスデータ74に変換し、第2バスデータ76および第2バス75を介して、第2記憶部67へ出力する。
【0065】
第2CPU66は、ファイル移動指示情報第2バスデータ70から、第2記憶部67に、第1ファイル第2バスデータ74を書き込むための第2ファイル移動指示情報第2バスデータ69を、第2バス75を介して、第2記憶部67に出力する。第2記憶部67は、第2ファイル移動指示情報第2バスデータ69に従って、第1ファイル第2バスデータ74を書き込む。このような処理により、第1PC2から第2PC3へのファイル移動が完了する。
【0066】
次に、第2PC3から第1PC2へファイルを移動する場合について説明する。
【0067】
図2において、第2表示画面7内の移動したいファイルのアイコンを、マウスカーソル12でクリックしながら第1表示画面6内へ移動させる。
【0068】
図8でに示すマウス5の動きは、第1マウス情報第1バスデータ62および第1バス63を介して第1CPU54へ伝送される。ファイルの移動を認識した第1CPU54は、ファイルの第1記憶部67の書き込み、第2PC3の読み出し、ファイル名を指示するファイル移動指示情報第1バスデータ57として、第1バス63を介して第1記憶部55へ出力する。また、同時に第1バス63および第1バスデータ64を介してファイル移動指示情報第1バスデータ57を第1PC通信制御部65へ出力する。第1記憶部55は、書き込みの指示を受け、第2ファイル第1バスデータ60を待つ。第1PC通信制御部65は、ファイル移動指示情報第1バスデータ57を、ファイル移動情報であることを示す識別子を付加したパラレルデータであるファイル移動指示情報46に変換し、第1通信データ15として出力する。
【0069】
図7に示すモニタ装置の通信データ識別部52は、第1通信データ15として送られてくるファイル移動指示情報46を、識別子からファイル移動情報であることを認識し、送り先を第2PC3とする第2通信データ18として出力する。
【0070】
図9に示す第2PC通信制御部77では、第2通信データ18として送られてくるファイル移動指示情報46を、識別子からファイル移動情報であることを認識し、第1PC2へファイルデータを送ることを第2CPU66に知らせるためのファイル移動指示情報第2バスデータ70に変換し、第2バスデータ76および第2バス75を介して、第2CPU66へ出力する。
【0071】
第2CPU66は、ファイル移動指示情報第2バスデータ70から、第2記憶部67から指示されたファイルを第2ファイル第2バスデータ73として読み出すための第2ファイル移動指示情報第2バスデータ69を、第2バス75を介して、第2記憶部67に出力する。
【0072】
第2記憶部67は、第2ファイル移動指示情報第2バスデータ69に従って、指示されたファイルを読み出し、第2ファイル第2バスデータ73として、第2バス75および第2バスデータ76を介して、第2PC通信制御部77へ出力する。
【0073】
第2PC通信制御部77は、第2ファイル第2バスデータ73を、ファイルデータであることを示す識別子を付加したパラレルデータである第2ファイルデータ51に変換し、第2通信データ18として出力する。
【0074】
図7に示すモニタ装置の通信データ識別部52は、第2通信データ18として送られてくる第2ファイルデータ51を、識別子からファイルデータであることを認識し、送り先を第1PC2とする第1通信データ15として出力する。
【0075】
図8に示す第1PC通信制御部65は、第1通信データ15として送られてくる第2ファイルデータ51を、識別子からファイルデータであることを認識し、第2ファイル第1バスデータ60に変換し、第1バスデータ64および第1バス63を介して、第1記憶部55へ出力する。
【0076】
第1記憶部55は、先に説明したファイル移動指示情報第1バスデータ57に従って、第2ファイル第1バスデータ60を書き込みむ。このような処理により、第2PC3から第1PC2へのファイル移動が完了する。
【0077】
本実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0078】
第2PCの表示画面を第1PCの表示画面上にウィンドウ表示するための制御部を、モニタ装置に設けたことにより、携帯性には優れているが、表示画面が小さいノートPCのような機器を、大画面のモニタ装置に簡単に接続させることができ、その表示が可能となる。また、第1PCに接続したキーボードや、マウス等の入力手段の通信データや、PC間のファイルのやり取り等の通信データを制御するための制御部を設けたことにより、第1PCのキーボード、マウス等の入力手段の通信データが、第2PCでも有効となり、ウィンドウ表示した画面上で、キーボード、マウス等を使って、第1PCと第2PC間のファイル転送を容易に行うことが可能となる。
【0079】
また、第3の情報処理装置をモニタ装置に接続させる場合には、上述した構成と同様に、モニタ装置に第3モニタコネクタを設け、各情報処理装置間を通信データが送受信できるように、通信制御部で制御することにより、第3の情報処理装置における表示画面をモニタ装置にウィンドウ表示させることができる。この場合、第1PCにおいて、第2および第3のPCにおけるウィンドウ表示のコントロールを行わせるようにできる。本実施の形態によれば、マスタとなる情報処理装置を1台設けておくことにより、他の情報処理装置における表示画面の制御を行うことができる。
【0080】
また、上述した第1および第2の情報処理装置において、上述した通信制御部における機能をアプリケーションソフトウエアにより実現してもよい。
【0081】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の情報処理装置を接続させることができる多入力モニタ装置を実現できる。また、モニタ装置において、複数の情報処理装置間のデータ転送を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における多入力モニタ装置の使用形態を示す外観図である。
【図2】実施の形態におけるモニタ装置の画面の表示例を示す説明図である。
【図3】実施の形態における多入力モニタ装置の使用形態を示すブロック図である。
【図4】実施の形態におけるモニタ装置の内部構成のブロック図である。
【図5】実施の形態における表示制御部の内部構成のブロック図である。
【図6】実施の形態における解像度・周波数変換部の内部構成のブロック図である。
【図7】実施の形態における通信制御部の内部構成のブロック図である。
【図8】実施の形態における第1PCの内部構成のブロック図である。
【図9】実施の形態における第2PCの内部構成のブロック図である。
【符号の説明】
1…モニタ装置、2…第1PC、3…第2PC、4…キーボード、5…マウス、6…第1PC表示画面、7…第2PC表示画面、8…ウィンドウ表示左上端垂直方向座標、9…ウィンドウ表示垂直方向大きさ、10…ウィンドウ表示左上端水平方向座標、11…ウィンドウ表示水平方向大きさ、12…マウスカーソル、13…第1PCコネクタ、14…第1表示データ、15…第1通信データ、16…第2PCコネクタ、17…第2表示データ、18…第2通信データ、19…第1モニタコネクタ、20…第2モニタコネクタ、21…通信制御部、22…解像度信号、23…表示位置信号、24…表示制御部、25…液晶表示データ、26…液晶ディスプレイ、27…第1データ変換部、28…第2データ変換部、29… 第1パラレルデータ、30… 第1同期信号、31…第2パラレルデータ、32… 解像度・周波数変換部、33… ウィンドウ表示パラレルデータ、34…データ切り替え部、35…重ね合わせ表示データ、36…液晶データ変換部、37…解像度変換部、38…解像度変換後同期信号、39…解像度変換後表示データ、40…書き込み制御部、41… 書き込み制御信号、42… 読み出し制御部、43…読み出し制御信号、44…ウィンドウ画面格納部、45…ウィンドウ表示情報、46…ファイル移動指示情報、47…第1ファイルデータ、48…第1キーボード情報、49…第1マウス情報、50…第2解像度情報、51…第2ファイルデータ、52…通信データ識別部、53…ウィンドウ情報生成部、54…第1CPU、55…第1記憶部、56…ウィンドウ表示情報バスデータ、57…ファイル移動指示情報第1バスデータ、58…第2解像度情報第1バスデータ、59…第1ファイル第1バスデータ、60…第2ファイル第1バスデータ、61…第1キーボード情報第1バスデータ、62…第1マウス第1バスデータ、63…第1バス、64…第1バスデータ、65…第1PC通信制御部、66…第1CPU、67…第2記憶部、68…第2解像度情報第2バスデータ、69…第2ファイル移動指示情報第2バスデータ、70…ファイル移動指示情報第2バスデータ、71…第1キーボード情報第2バスデータ、72…第1マウス情報第2バスデータ、73…第2ファイル第2バスデータ、74…第1ファイル第2バスデータ、75…第2バス、76…第2バスデータ、77…第2PC通信制御部。

Claims (3)

  1. 表示データを受け付けて、当該表示データに従って表示を行う多入力モニタ装置であって、
    第1および第2の情報処理装置からの表示データおよび通信データをそれぞれ受け付ける第1および第2のインタフェース部と、
    表示画面を表示する表示部と、
    前記第1のインタフェース部で前記第1の情報処理装置から受け付けた通信データから、前記第2のインタフェース部で前記第2の情報処理装置から受け付けた表示データおよび通信データに基づく表示画面についての制御情報を識別する通信制御手段と、
    前記第1のインタフェース部で受け付けた前記第1の情報処理装置からの表示データおよび通信データに基づく表示画面と、前記第2のインタフェース部で受け付けた前記第2の情報処理装置からの表示データおよび通信データに基づく表示画面とを、前記通信制御手段で識別された制御情報にしたがって制御し重ね合わせて表示する表示制御手段と、を備え、
    前記通信制御手段において識別される前記制御情報は、
    前記第1の情報処理装置からの表示データおよび通信データに基づく表示画面に表示する、前記第2の情報処理装置からの表示データおよび通信データに基づく表示画面の大きさと表示位置とを表す情報(以後、ウインドウ表示情報と呼ぶ。)と、前記第1の情報処理装置に接続された入力装置を介して入力される情報とであり、
    前記通信制御手段は、前記入力装置を介して入力される情報を、前記第2のインタフェース部を介して前記第2の情報処理装置に転送すること
    を特徴とする多入力モニタ装置。
  2. 請求項1に記載の多入力モニタ装置において、
    前記通信制御手段は、前記通信データに含まれる前記第2のインタフェース部で受け付けた表示データおよび通信データに基づく表示画面についての解像度情報および周波数情報を前記制御情報としてさらに識別することを特徴とする多入力モニタ装置。
  3. 請求項記載の多入力モニタ装置において、
    前記表示制御手段は、
    前記通信制御手段で識別された、前記第2のインタフェース部で受け付けた表示データおよび通信データに基づく表示画面についての解像度情報および周波数情報にしたがって、当該前記第2のインタフェース部で受け付けた表示データの解像度および周波数を変換する変換手段と、
    前記通信制御手段で識別された、前記ウインドウ表示情報にしたがって表示位置の制御を行う表示位置制御手段と
    を備えることを特徴とする多入力モニタ装置。
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