JP3548299B2 - 変速機の回転体支持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変速機の筐体に固定された円柱状の回転体支持部によって、変速機の1つの回転要素を回転可能に支持させる変速機の回転体支持構造、特にその潤滑構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機の変速機構は、クラッチ、ブレーキ、遊星歯車装置、回転を連絡するシェル構造等の多数の回転要素を筐体内に配置する。回転要素の一部は、変速機構の中心軸上に配置された回転軸に支持されるが、他の一部は自動変速機の筐体に支持される。
自動変速機の筐体に固定された円柱状の回転体支持部によって、変速機の1つの回転要素を回転可能に支持させる回転体支持構造の例が特開昭61−45137号公報に示される。
【0003】
ここでは、筐体に固定されて径方向に起立した支持壁部に、軸方向へ円柱状に突出した回転体支持部が設けられる。回転体支持部の外周面には、円周油溝とこれの両側に一対のシールリングが配置され、1つの回転要素の中心側に形成した筒状の被支持部が、一対のシールリングによって回転体支持部の回りで回転可能に支持されている。
回転体支持部は、シールリングを嵌め込む一対の溝が形成された円筒状のスリーブ部材を、支持壁部と一体に形成された軸状部の外周に嵌め込んで形成されており、支持壁部および軸状部を加工容易で安価な材料を使用する一方で、スリーブ部材にシールリングと相性の良い材料(シールリングと直接接触しても磨耗しない材料)を採用している。
また、回転体と支持壁部の間に潤滑用のオイルを導く油路構造が形成されている。油路構造は、回転体支持部の外周面に近い高さ位置において、支持壁部の内部を径方向に貫通する太い潤滑油供給油路に細い横孔を直接に通じさせて形成される。
この太い潤滑油供給油路は、自動変速機の油圧制御バルブユニットから潤滑用のオイルを変速機構側にまとめて供給するメインの潤滑油供給油路である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特開昭61−45137号公報に示される回転体支持構造では、隣接する支持壁部にメインの潤滑油供給油路が存在したから、ここに横孔を通じさせて支持壁に近い側のシールリングを外側から潤滑するオイルを引き出すことが可能となっている。しかし、隣接する支持壁部に適当な油路が無い場合、このような油路構造は採用できない。
また、仮に隣接する支持壁部にメインの潤滑油供給油路が存在するとしても、メインの潤滑油供給油路に細い横孔を直接に通じる形式の油路構造には以下の問題がある。
【0005】
(1)メインの潤滑油供給油路は、変速機構の各部の隅々にまで潤滑用のオイルを供給する複雑な潤滑回路の最も上流側に位置する。従って、メインの潤滑油供給油路に横孔を通じて筐体内に解放すると、かなり細い横孔の場合でもメインの潤滑油供給油路内の圧力低下が生じる。
圧力の低下は、潤滑回路の末端の一部で潤滑用のオイルの流量が不足したり、油路の目詰まりを引き起こす可能性がある。そして、オイルが十分に供給されないと、ベアリングやクラッチの摩擦板の耐久性が低下する。
【0006】
(2)細い横孔による油路構造は、支持壁部に近い側のシールリングを外側から潤滑することを主目的とし、この目的に対して必要な油量はごくわずかであるから、横孔の径は小さくてよい。しかし、ドリル加工上、孔径の大きさには限界があり、メインの潤滑油供給油路内の圧力低下を招かない程度の横孔を加工するのは困難である。
【0007】
本発明は、支持壁部に適当な油路が無くてもオイルシールに適量のオイルを安定供給可能で、メインの潤滑油供給油路の圧力低下を招かないで済む変速機の回転体支持構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、外周側を変速機の筐体に固定されて径方向に起立した支持壁部と、前記支持壁部に設けられ、軸方向へ円柱状に突出した回転体支持部と、前記回転体支持部の外周に設けられた円周油溝の両側に配置された一対のシールリングと、前記回転体支持部の突出した先端側に配置されて、前記変速機の回転軸の潤滑油供給油路から放出されたオイルにより潤滑されるスラスト軸受け装置とを有し、前記変速機の1つの回転要素の中心側に形成した筒状の被支持部が、前記シールリングによって前記円周油溝を封止した状態で前記回転体支持部の回りで回転可能に支持される変速機の回転体支持構造において、前記回転体支持部の前記スラスト軸受け装置の内周側から前記回転体支持部の外周面の前記支持壁部に近接した位置に達する油路構造を設けて、前記潤滑油供給油路から前記スラスト軸受け装置の内周に放出されて、前記スラスト軸受け装置を潤滑するオイルの少なくとも一部を前記支持壁部に近接する空間に導くものである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の構成における回転体支持部が、前記支持壁部と一体に形成された軸状部の外周に、前記円周油溝とこれの両側で前記シールリングを嵌め込む一対の溝とが形成された円筒状のスリーブ部材を嵌め込んで形成されており、前記油路構造を、前記軸状部と前記スリーブ部材の対向面の少なくとも一方に形成した溝としたものである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項2の構成におけるスリーブ部材が、前記軸状部の外周面を内側に保持する挿入円筒部と、前記挿入円筒部の一端から内側に延びて前記軸状部の先端側の面と前記スラスト軸受け装置との間に挟み込まれる円環状の蓋部とを有しており、前記油路構造が、前記軸状部の先端側の面と前記蓋部の少なくとも一方に形成した溝を含むものである。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1の構成における回転体支持部が、前記支持壁部と一体に形成された軸状部の外周に、前記円周油溝とこれの両側で前記シールリングを嵌め込む一対の溝とが形成された円筒状のスリーブ部材を嵌め込んで形成されており、前記油路構造を、前記軸状部の内部に設けた貫通孔としているものである。
【0012】
【作用】
請求項1の回転体支持構造では、潤滑油供給油路を通じて筐体内の空間に放出されてスラスト軸受け装置を潤滑するオイルの一部が、回転体支持部に設けられた油路構造を通じて支持壁部に近接する空間に移送された後、支持壁に近い側のシールリングを外側から潤滑する。
油路構造を通じて移送されるオイルは、スラスト軸受け装置を潤滑するための既存のオイルの流れの一部を利用しており、油路構造への分岐は潤滑油供給油路を通じて筐体内の空間に放出された後になされるから、メインの潤滑油供給油路に専用の潤滑孔を必要とせず、油路構造を流れるオイルがメインの潤滑油供給油路の圧力に影響を及ぼすことがない。
【0013】
請求項2の回転体支持構造では、潤滑油供給油路を通じて筐体内の空間に放出されてスラスト軸受け装置を潤滑するオイルの一部が、軸状部とスリーブ部材の対向面間に設けられた溝を通じて支持壁部に近接する空間に移送された後、支持壁に近い側のシールリングを外側から潤滑する。
【0014】
請求項3の回転体支持構造では、スリーブ部材の蓋部がスリーブ部材全体の剛性を高めてスラスト軸受け装置の支持剛性を確保させ、支持剛性の低下によるスラスト軸受け装置の耐久性の低下を防止している。そして、軸状部の先端側の面と蓋部との対向面間の油路構造に流れ込んだオイルが軸状部とスリーブ部材との対向部分の油路構造を経由して支持壁部に近接する空間に導かれる。
【0015】
請求項4の回転体支持構造では、潤滑油供給油路を通じて筐体内の空間に放出されてスラスト軸受け装置を潤滑するオイルの一部が、軸状部の内部に設けられた貫通孔を通じて支持壁部に隣接する空間に移送された後、支持壁部に近い側のシールリングを外側から潤滑する。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1〜図3を参照して第1実施例のクラッチドラム支持構造を説明する。図1は自動変速機の筐体構造の説明図、図2はスリーブ形状の説明図、図3は油路構造の説明図である。図2中、(a)は断面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。図3中、(a)は正面図、(b)は平面図である。
なお、図1に示される自動変速機の全体構造や各部の動作等は、本願出願人が先に特願平3−234698号で示した自動変速機と基本的に共通している。ここでは、特願平3−234698号に示されない潤滑用のオイル経路に関する部分のみを説明する。
【0017】
図1において、トランスミッションケース12の一端にサイドカバー11を連結した筐体内に自動変速機の変速機構10が配置される。変速機構10は、図示しない2組の遊星歯車装置を始めとする多数の回転要素を含む。変速機構10の図示しない回転要素のいくつかは、自動変速機の主軸13に回転可能に支持される。主軸13のサイドカバー11側の軸端は、サイドカバー11に嵌め込んだ軸受けブッシュ22によって回転可能に支持される。主軸13に作用する軸方向の荷重は、スラストベアリング15によって支持される。
【0018】
サイドカバー11に隣接して配置されたクラッチドラム14は、主軸13に固定されて一体に回転する。クラッチドラム14は、断面コの字型の環状の外観に形成され、内側に環状の油圧ピストン17を配置する。クラッチドラム14の底と油圧ピストン17の間にシリンダー空間27が形成される。シリンダー空間27に油圧を供給することにより、油圧ピストン17を図中右方向に移動させることが可能である。
サイドカバー11は、径方向に起立した支持壁部25と支持壁部25から軸方向に突出した軸状部21とを一体に形成している。軸状部21の内側に前述の軸受けブッシュ22が挿入される。軸状部21の外周側が、スリーブ16に挿入される。
【0019】
第1実施例におけるスリーブ16は、特開昭61−45137号公報にも示されるように、軸状部21(アルミ合金)に比較してシールリング16S(フッソ樹脂)となじみの良い材料(例えば鋳鉄)から形成される。
スリーブ16は、スラストベアリング15をフランジ部16Gにより中心軸上に位置決め支持するとともに、シリンダー空間27に油圧を供給する油路の一部を構成している。
【0020】
すなわち、サイドカバー11内に形成された縦油路26Aから油路26B、26Cを経由して、スリーブ16の油路孔16Bに油圧が供給される。油路孔16Bのオイルは、スリーブ16の外周を一周する円周油溝16Aを満たし、クラッチドラム14の油路孔14Bを通じてシリンダー空間27へ流れ込む。
ここで、スリーブ16の円周油溝16Aとクラッチドラム14で囲まれた空間にオイルを閉じ込めるために、円周油溝16Aを挟んで一対のシールリング16Sが配置される。
【0021】
一方、変速機構10の各部を潤滑、除熱するためのオイルは、サイドカバー11に設けられた油路11Aから主軸13の中心に形成された油路13Aを通じて図中左側から右方向へと供給される。油路13Aのオイルは、主軸13の孔13Bを通じて外側の放出空間28に放出された後に、主軸13、クラッチドラム14、およびスラストベアリング15の回転による遠心力や重力に付勢されて外側へと導かれる。スラストベアリング15を通過したオイルは、クラッチドラム14の孔14Aを通じてさらに外側の変速機構10の部分へと導かれる。
そして、潤滑用のオイルは、トランスミッションケース12の内壁に達して流れ落ち、トランスミッションケース12の底側に連結した図示しないオイルパンに回収される。
【0022】
このように構成された自動変速機では、主軸13とともにクラッチドラム14がほとんど常時回転しており、シールリング16Sは、終始、クラッチドラム14またはスリーブ16のリング溝との摺動摩擦状態に晒されている。
第1実施例では、このようなシールリング16Sの潤滑を補強するために、破線で示す新たな油路構造29を追加している。油路構造29は、主軸13の遠心力によって放出空間28に放出されたオイルの一部を分岐してサイドカバー11とスリーブ16の間の空間に導き、サイドカバー11側のシールリング16Sを外側から潤滑する。
【0023】
油路構造29は、図2、図3に示されるように、軸状部21とスリーブ16の接触面間に形成される。図3に示される軸状部21の外周面に形成された軸方向油溝29Aは、支持壁部25側の一部分を残して、図2に示されるスリーブ16の挿入円筒部16Eによって蓋をされる。
また、軸状部21の先端面には、軸方向油溝29Aと交差させて、幅広の径方向油溝29Bが形成される。径方向油溝29Bは、図2に示すスリーブ16のバックアッププレート(円環状の蓋部)16Dによって蓋をされる。スリーブ16のバックアッププレート16Dの一部に形成された係止部16Fは、図3に示す軸状部21の先端突起部21Eの切り欠き溝に保持されて、左右にオイル取り込みすきま29Eを形成する。
スリーブ16の外周には、図2の(a)に示すように、円周油溝16Aを挟んで一対のリング溝16Mが形成される。円周油溝16Aの底には、図2の(c)に示されるように油路孔16Bが形成される。
【0024】
第1実施例のクラッチドラム支持構造によれば、潤滑用のオイルが外側から流れ込みにくかったサイドカバー11とクラッチドラム14の対向面間に油路構造29を通じて積極的に潤滑用のオイルを導くから、サイドカバー11側のシールリング16Sが外側からも十分に潤滑されることになり、スリーブ16と摺動摩擦状態にあるシールリング16Sの耐久性が向上する。
また、サイドカバー11とクラッチドラム14の対向面間に入り込んだオイルや不純物が滞留しないで、絶えず新しいオイルによって洗い流されるから、シールリング16Sに不純物を巻き込んで損傷を与えることもない。
【0025】
また、放出空間28で筐体内の圧力に解放されたオイルを回収し、油路13A内の圧力とは無関係な遠心力等を用いて、油路構造29にオイルの流れを形成するから、油路構造29の有無は、主軸13の油路13Aの圧力に影響を与えることが無く、油路13Aから潤滑用のオイルを供給される他の潤滑経路のオイル供給量を減らしたり、枯渇させたりする心配が無い。
また、径方向油溝29Bが軸状部21の先端部に形成されているが、スリーブ16のバックアッププレート16Dが介在することにより、軸受け装置(スラストベアリング15)の耐久性が低下することを防止できる。
【0026】
次に、図4、図5を参照して第2実施例を説明する。図4は自動変速機の潤滑構造の説明図、図5は潤滑構造の部分的な拡大図である。
なお、図4に示される自動変速機の全体構造や各部の動作等は、特開昭61ー45173号公報に示される自動変速機と基本的に共通している。ここでは、特開昭61ー45173号公報に示されない潤滑用のオイル経路に関する部分のみを説明する。
【0027】
図4において、トランスミッションケース31の内側に隔壁部材32が固定される。隔壁部材32は、トランスミッションケース31内の空間を左右に分離して中心の主軸33を回転可能に支持し、また、図示しない他の油圧ピストン機構等をトランスミッションケース31内に位置決め支持する。
さらに、隔壁部材32は、トランスミッションケース31の下部に配置された図示しないコントロールバルブユニットから中心側に油圧や潤滑用のオイルを供給する複数の油圧経路を内蔵している。例えば、縦油路41は、下方から油路40を通じて供給される潤滑用のオイルを中心側に導いて主軸33の周囲の必要な機構部分に供給する。
隔壁部材32は、フランジ状に起立させた部分の中央から図中右方向に円筒形の軸状部32Eを突出させている。軸状部32Eの内側に上述の主軸33が回転可能に支持される。
【0028】
隔壁部材32に隣接して配置された環状のクラッチドラム34は、油圧ピストン35を軸方向に移動可能に格納する一方で、軸状部32Eの外周にスリーブ36を介して回転可能に支持される。
スリーブ36は、第1実施例とほぼ同様な構造を持ち、中央の円周油溝38を挟んで一対のシールリング37を配置する。円周油溝38は、クラッチドラム34と油圧ピストン35の間のシリンダー空間に油圧を供給する経路の一部を構成する。シールリング37は、油圧ピストン駆動時における円周油溝38の油圧を封じ込めつつ、クラッチドラム34の内側の円筒面を回転自在に保持する。
【0029】
縦油路41を通じて供給された潤滑用のオイルは、円筒状の油路43に流れ込んだ後に各方面に分岐される。円筒状の油路43は、軸状部32Eの内周に形成した円筒状の凹所をスリーブ33Sで蓋をして構成される。なお、スリーブ33Sの内周面は、主軸33側との摺動面を構成する。
潤滑用のオイルの分岐の1つは、主軸33の円周油溝44から油路45を経て軸方向の油路46に至る。軸方向の油路46は、細い、すなわち流路抵抗の高い油路孔51を通じて主軸33の外周に達する。
第2実施例では、油路孔51を通じて筐体内の圧力に解放されたオイルを集めて隔壁部材32とクラッチドラム34の間の空間50にバイパスさせる油路構造52を設けている。
【0030】
図5に拡大して示すように、軸方向の油路46内の油圧に駆動されて油路孔51から漏れ出したオイルがベアリング35A、35Bを潤滑する。油路孔51から放出されたオイルは、主軸33の回転に伴う遠心力に駆動されて油路構造(52)の斜め油路52Aから縦油路52Bを経て空間50に漏れ出す。そして、スリーブ36に嵌め込まれた一方のシールリング37を外側から潤滑する。
【0031】
ところで、図8は、比較例の油路構造の説明図である。比較例における隔壁部材32Eは、空間50に潤滑用のオイルを導く油路構造だけが第2実施例の隔壁部材32と異なる。以下では、隔壁部材32Eの他の部分や他の部材には第2実施例と同じ符号を付して詳細な説明を省略している。
比較例では、シールリング37を外側から潤滑するために、第2実施例のような迂回した経路を採用しないで、従来の技術として先に説明したように、縦油路41から直接に空間50に通じる油路孔41Bを設けている。
【0032】
しかし、このような油路構造では、油路孔41Bを通じたオイルの漏れ出しによって縦油路41の圧力が低下する。そして、オイル温度が上昇して粘性が低下すると縦油路41の圧力はさらに低下する。これにより、縦油路41から分岐した油路の末端部分、例えば、円筒状の油路43(図中上側の部分)から油路孔54を通じてスリーブ36とクラッチドラム34の間隔に漏れ出すオイルが不足する心配がある。
ここで、縦油路41の圧力低下を抑制するためには、油路孔41Bを細くすればよいが、隔壁部材32Eの外観構造上、油路孔41Bの位置にドリル加工可能な孔径には限界があり、また、細くすると油路孔41Bが不純物やごみで詰まり易くなる。
【0033】
第2実施例の油路構造29によれば、第1実施例と同様な効果が得られる。図8の参考例に比較して、縦油路41から分岐した油路51から放出されたオイルであり、さらに軸受け装置35A、35Bを潤滑するオイルを使用するので、オイル温度の変化に伴う縦油路41の油圧変動が小さくなり、潤滑経路の末端部分でオイルの流量が不足する心配が少ない。また、ごみや不純物が詰まる心配の無い大きな径の油路孔を採用できる。
また、軸状部32Eの肉厚内に油路構造(52A、52B)が設けられているので、流路形状や断面形状がスリーブ36の外形に拘束されず、自由な折れ曲がり形状や傾きを採用できる。
【0034】
次に、図6を参照して第3実施例の油路構造を説明する。第3実施例では、隔壁部材32Bには第2実施例の隔壁部材32のような油路構造52を形成しておらず、専らスリーブ36Eに同様な機能の油路構造を設けている。以下では、隔壁部材32Bおよびスリーブ36Eの他の部分や他の部材には第2実施例と同じ符号を付して詳細な説明を省略している。
【0035】
縦油路41を通じて供給された潤滑用のオイルは、油路43に流れ込んだ後に各方面に分岐される。分岐の1つは、図中上側に示される油路43から流路抵抗の高い油路孔54を通じて軸状部32Eの外周面に至り、そのままスリーブ36Eの油路孔36Aを通じて、スリーブ36Eとクラッチドラム34の対向間隔に至る。
第3実施例の油路構造は、流路抵抗の高い油路孔54を介して、潤滑油供給油路である油路43から放出されたオイルの一部を分岐して、隔壁部材32Bとクラッチドラム34の間の空間50にバイパスさせる。
【0036】
円筒状の油路43内の油圧に駆動されて油路孔36Aから漏れ出したオイルが軸状部32Eの先端側のシールリング37を外側から潤滑するとともに、軸方向に流れ出してベアリング35A、35Bを外側から潤滑する。
油路孔36Aから漏れ出して軸方向に流れるオイルは、流路に沿った圧損を形成して油路孔36A内の油圧を高めて、スリーブ36Eの内周面に形成した油路溝55Bにオイルの一部を押し込む。オイルは、油路溝55Bからスリーブ36Eの立上がり面に形成した油路溝55Aを経て空間50に漏れ出して、スリーブ36Eに嵌め込まれた一方のシールリング37を外側から潤滑する。
【0037】
第3実施例の油路構造によれば、スリーブ36Eと軸状部32Eの合わせ面を利用して油路溝55A、55Bを形成しているから、隔壁部材32Bの軸状部32Eにドリル加工を施すことなく、第2実施例と同様な効果が得られる。第2実施例の貫通孔の構造に比較して、油路溝55A、55Bの断面形状や断面積をかなり自由に設定でき、軸状部32Eからスリーブ36Eを抜き取って、目詰まりした際の清掃も可能である。
また、油路溝55A、55Bの断面積が小さいから、油路孔36Aの下流側の潤滑油の流量には影響がない。
また、油路溝55A、55Bは、流路抵抗の高い油路孔54を介して、油路43より放出されたオイルを利用しており、しかも、油路43は縦油路41より分岐した下流側であるため、油路溝55A、55Bを設けたことによって縦油路41の圧力には影響が及ばず、従って、他の潤滑回路の流量不足を生じることもない。
【0038】
次に、図7を参照して第4実施例の油路構造を説明する。第4実施例では、第3実施例と同様な油路構造を専ら隔壁部材32Cの軸状部32F側の加工によって形成している。以下の説明では、隔壁部材32Cの軸状部32F以外の部分や他の部材には第2実施例と同じ符号を付して詳細な説明を省略している。
【0039】
隔壁部材32Cの軸状部32Fに形成された油路溝56A、56Bにスリーブ36で蓋をした油路構造は、第3実施例の油路構造と全く同様に、流路抵抗の高い油路孔54を介して、潤滑油供給油路である油路43より放出されたオイルを一部分岐して隔壁部材32Cとクラッチドラム34の間の空間50にバイパスさせる。
円筒状の油路43内の油圧に駆動されて油路孔36Aから漏れ出したオイルが軸状部32Fの先端側のシールリング37を外側から潤滑するとともに、軸方向に流れ出してベアリング35A、35Bを外側から潤滑する。
油路孔36Aから漏れ出して軸方向に流れるオイルは、流路に沿った圧損を形成して油路孔36A内の油圧を高めて、軸状部32Fの円筒面に形成した油路溝56Bにオイルの一部を押し込む。オイルは、油路溝56Bから径方向の油路溝56Aを経て空間50に漏れ出して、スリーブ36に嵌め込まれた一方のシールリング37を外側から潤滑する。
【0040】
第4実施例の油路構造によれば、スリーブ36と軸状部32Fの合わせ面を利用して油路溝56A、56Bを形成しているから、軸状部32Fにドリル加工を施すことなく、また、スリーブ36に溝加工を施すこともなく、第3実施例と同様な効果が得られる。
また、油路溝56A、56Bの断面積が小さいから、油路孔36Aの下流側の潤滑油の流量には影響がない。
また、油路溝56A、56Bは、流路抵抗の高い油路孔54を介して、油路43より放出されたオイルを利用しており、しかも、油路43は縦油路41より分岐した下流側であるため、油路溝56A、56Bを設けたことによって縦油路41の圧力には影響が及ばず、従って、他の潤滑回路の流量不足を生じることもない。
【0041】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、新たに追加される油路構造は、潤滑油供給油路から放出されてスラスト軸受け装置を潤滑する既存のオイルを支持壁部に近接する空間に導くようにしたので、メインの潤滑油供給油路の圧力とほぼ無関係にオイル流量を設定でき、メインの潤滑油供給油路の圧力に影響を及ぼさないから、複雑な潤滑回路の別の末端部分にオイル流量の不足を招くことなくシールリングを外側から潤滑することができるとともに、油路構造に目詰まりを避けた大きな断面積を採用できる。
また、隣接する支持壁部に適当な潤滑用のオイルの油路が無い場合でも、支持壁部に近接した空間に適量のオイルを循環させることが可能であり、支持壁部に近接したシールリングを外側から十分に潤滑でき、滞留しがちなオイルや不純物やごみをオイルの循環によって押し流すから、シールリングの耐久性および寿命が改善される。
【0042】
請求項2の発明によれば、スリーブと軸状部の合わせ面を利用して油路構造を形成しているから、軸状部に段差があったり、孔を形成するほどの肉厚が無い場合でも必要な油路構造を形成できる。また、軸状部を軸方向に貫通するドリル孔を採用した場合に比較して、断面形状や断面積をかなり自由に設定できる。例えば、溝幅を拡張して丸孔では不可能な大きさの油路構造の断面積(流路面積)でも確保できる。
【0043】
請求項3の発明によれば、軸状部の先端の面とスラスト軸受け装置との間に挟み込まれれる円環状の蓋部をスリーブ部材に設け、油路構造は軸状部の先端の面と蓋部の少なくとも一方に形成した溝を含むようにしたので、スラスト軸受け装置の耐久性を維持しながら、スラスト軸受け装置の内周側に放出されたオイルを、支持壁部に近接する部分に導くことができる。
【0044】
請求項4の発明によれば、軸状部の肉厚内に油路構造(貫通孔)の断面が配置されるから、軸状部にスリーブを組み合わせない構造でも、支持壁部に近接する空間にオイルを導くことが可能であり、軸状部やスリーブ部材の外形や段差に拘束されない折れ曲り形状や傾きを油路構造に採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機の筐体構造の説明図である。
【図2】スリーブ形状の説明図である。
【図3】油路構造の説明図である。
【図4】自動変速機の潤滑構造の説明図である。
【図5】潤滑構造の部分的な拡大図である。
【図6】第3実施例の油路構造の説明図である。
【図7】第4実施例の油路構造の説明図である。
【図8】比較例の油路構造の説明図である。
【符号の説明】
10 変速機構
11 サイドカバー
12、31 トランスミッションケース
13、33 主軸
14、34 クラッチドラム
15 スラストベアリング
16、36、33S スリーブ
17、35 油圧ピストン
21、32E、32F 軸状部
22 軸受けブッシュ
25 支持壁部
27 シリンダー空間
28 放出空間
29、52 油路構造
32、32B、32C 隔壁部材
11、13A、26B、26C、40、43、45、46、52A、52B、54 油路
13B、16B、36A、51 油路孔
14A、14B、16B 油路孔
16A、38、44 円周油溝
16D バックアッププレート
16E 挿入円筒部
16F 係止部
16G フランジ部
16M リング溝
16S、37 シールリング
21E 先端突出部
26A、41 縦油路
29A 軸方向油溝
29B 径方向油溝
29E オイル取り込みすきま
35A、35B ベアリング
50 空間
55A、55B、56A、56B 油溝

Claims (4)

  1. 外周側を変速機の筐体に固定されて径方向に起立した支持壁部と、
    前記支持壁部に設けられ、軸方向へ円柱状に突出した回転体支持部と、
    前記回転体支持部の外周に設けられた円周油溝の両側に配置された一対のシールリングと、
    前記回転体支持部の突出した先端側に配置されて、前記変速機の回転軸の潤滑油供給油路から放出されたオイルにより潤滑されるスラスト軸受け装置とを有し、
    前記変速機の1つの回転要素の中心側に形成した筒状の被支持部が、前記シールリングによって前記円周油溝を封止した状態で前記回転体支持部の回りで回転可能に支持される変速機の回転体支持構造において、
    前記回転体支持部の前記スラスト軸受け装置の内周側から前記回転体支持部の外周面の前記支持壁部に近接した位置に達する油路構造を設けて、前記潤滑油供給油路から前記スラスト軸受け装置の内周に放出されて、前記スラスト軸受け装置を潤滑するオイルの少なくとも一部を前記支持壁部に近接する空間に導くことを特徴とする変速機の回転体支持構造。
  2. 前記回転体支持部は、前記支持壁部と一体に形成された軸状部の外周に、前記円周油溝とこれの両側で前記シールリングを嵌め込む一対の溝とが形成された円筒状のスリーブ部材を嵌め込んで形成され、
    前記油路構造は、前記軸状部と前記スリーブ部材の対向面の少なくとも一方に形成した溝であることを特徴とする請求項1記載の変速機の回転体支持構造。
  3. 前記スリーブ部材は、前記軸状部の外周面を内側に保持する挿入円筒部と、
    前記挿入円筒部の一端から内側に延びて前記軸状部の先端側の面と前記スラスト軸受け装置との間に挟み込まれる円環状の蓋部とを有し、
    前記油路構造は、前記軸状部の先端側の面と前記蓋部の少なくとも一方に形成した溝を含むことを特徴とする請求項2記載の回転体支持構造。
  4. 前記回転体支持部は、前記支持壁部と一体に形成された軸状部の外周に、前記円周油溝とこれの両側で前記シールリングを嵌め込む一対の溝とが形成された円筒状のスリーブ部材を嵌め込んで形成され、
    前記油路構造は、前記軸状部の内部に設けた貫通孔であることを特徴とする請求項1記載の変速機の回転体支持構造。
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