JP3547254B2 - スケール密着性に優れた熱延鋼板 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スケール密着性に優れた熱延鋼板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
熱延鋼板は、ドラム、パイプ、床板、ボンベ容器等に使用する場合は、スケールの密着性が悪いため、酸洗後、プレス加工、曲げ加工等の加工を行った後、防錆処理を施す方法が採られている。近年、この酸洗や防錆処理を省略できるスケール密着性に優れた熱延鋼板の製造に関する技術が多く提案されている。
【0003】
例えば、特開昭59−229420号公報の熱間圧延の巻取り後の冷却時において非酸化性雰囲気で冷却する方法、特開昭60−63319号公報の熱間圧延後5秒以内に冷却を開始し、500℃以下まで40℃/s以上で急冷する方法、特開昭64−83615号公報の750〜650℃で仕上げ熱延を行う方法等がある。
【0004】
さらに、特開平2−34793号公報の仕上げ圧延後700℃以上の温度でNH雰囲気中に投入して、窒化層を形成してから硝酸塩系の塩浴に浸漬する方法、特開平2−190422号公報の2×Alwt%(以下、wt%を%と略す)+Si%≦0.06に鋼組成を規制する方法、特開平4−210418号公報のシートバーを接合する連続圧延で張力を付加する方法等がある。
【0005】
しかし、これら従来の技術は、特開平2−190422号公報を除いて、熱間圧延時に冷却制御、雰囲気制御等の生産性を阻害する条件を必須としている。また、特開平2−190422号公報は2×Al%+Si%≦0.06に鋼組成を規制しなければならず、Siはトランプエレメントとして0.01%程度は含有しているので、Al量の上限は0.025%未満でなければならない。したがって、連続鋳造法では溶鋼中のフリー酸素が多くなりやすく、鋳片の表面品質が劣化しやすくなる(熱延鋼板のスリーバ欠陥等の表面疵になる)等の課題をもっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、熱間圧延時の生産性を阻害するような熱延条件の規制の必要がなく、また表面品質の劣化の懸念もないスケール密着性の向上メカニズムに基づく、スケール密着性に優れた熱延鋼板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、熱間圧延時の生産性を阻害するような熱延条件の規定の必要がなく、また表面品質の劣化の懸念もないスケール密着性の向上メカニズムに基づく、スケール密着性に優れた熱延鋼板を提供すべく、鋭意検討を行い本発明を完成させたものであり、その要旨とするところは下記の通りである
(1)重量%で、
C :0.0800%以下、 Si:0.5%以下、
Mn:1.0%以下、 P :0.05%以下、
S :0.0020%未満、 sol.Al:0.01〜0.120%、
N :0.0100%以下、
残部がFe及び不可避元素からなり、オーステナイト(γ)域で仕上げ圧延をし、スケールの厚みが12μm以下であることを特徴とするスケール密着性に優れた熱延鋼板。
【0008】
(2)重量%で、
C :0.0030%以下、 Si:0.5%以下、
Mn:1.0%以下、 P :0.05%以下、
S :0.0020%未満、 sol.Al:0.01〜0.120%、
N :0.0100%以下、
さらに、
Ti:0.01〜0.10%、Nb:0.005〜0.040%
の1種以上を含み、
残部がFe及び不可避元素からなり、オーステナイト(γ)域で仕上げ圧延をし、スケールの厚みが12μm以下であることを特徴とする加工性とスケール密着性に優れた熱延鋼板。
【0009】
(3)重量%で、
C :0.0030%以下、 Si:0.5%以下、
Mn:1.0%以下、 P :0.05%以下、
S :0.0020%未満、 sol.Al:0.01〜0.120%、
N :0.0100%以下、
さらに、
Ti:0.01〜0.10%、Nb:0.005〜0.040%
の1種以上、および、
B :0.0002〜0.0050%、
を含み、
残部がFe及び不可避元素からなり、オーステナイト(γ)域で仕上げ圧延をし、スケールの厚みが12μm以下であることを特徴とする二次加工性の良好な加工性とスケール密着性に優れた熱延鋼板。
【0010】
以下に、本発明について詳細に説明する。
本発明者らは、熱間圧延時の生産性を阻害するような熱延条件の規定の必要がなく、また表面品質の劣化の懸念もないスケール密着性の向上メカニズムに基づく、スケール密着性に優れた熱延鋼板を提供すべく、鋭意検討を行った。
【0011】
従来技術のスケール密着性の改善は、いずれもスケールの厚み、スケールの組成をコントロールすることによって、即ちスケール層の改善によってスケールの密着性を向上させる手法である。
しかし本発明者らは、スケール層の密着性を改善するには、スケール層を改善する方法よりも、スケールと地鉄の界面の密着性を改善する方法が効果的であると考え、鋼の組成、熱延条件とスケール界面の密着性との関係並びに界面の調査等を行い、以下の結論に達した。
【0012】
1)図1に示すように、スケールの密着性は、S含有量を20ppm 未満とすることで改善され、特に15ppm 以下とすることで大きく改善できる。
2)通常のS含有量の熱延鋼板の熱延スケールと地鉄の界面には、地鉄の10倍以上のSの濃縮が認められるが、S含有量が20ppm 未満になると界面のSの濃縮が非常に少なくなる。
【0013】
即ち、鋼のS含有量を20ppm 未満にすれば、熱間圧延時にスケールと地鉄の界面に濃縮するS量が顕著に抑制される。その結果、スケールと地鉄の界面の密着強度の劣化が抑制され(或いは密着強度が向上し)、出来た熱延鋼板のスケール密着性が向上するという新しい知見を得ることができた。
【0014】
スケールの密着性の評価は、試作した熱延鋼板を1.5Rの直角曲げを行った後テープ剥離を行い、剥離の程度で評価した。ほとんど剥離しなかったものは◎、極くわずかに剥離したものを○、剥離したものを×とした。
尚、スケールと地鉄の界面に濃縮するS量が顕著に抑制されると、スケールと地鉄の界面の密着強度の劣化がなぜ抑制されるのかについてのメカニズムは不明である。
【0015】
以上のように、上述した本発明のポイントである新しい知見に基づいた本発明の鋼板は、優れたスケール密着性が得られるのであるが、スケール厚みが12μmを超えると優れたスケール密着性の確保が難しくなることも分かった。スケール厚みが12μm以下である本発明の熱延鋼板であれば、熱延条件を特に限定する必要もなく、またAl、Si量を特別に厳しく規制する必要もないことも分かった。スケール厚みを12μm以下にするには、例えば熱延の巻取り温度を750℃とか、仕上げ温度を950℃といった異常に高い温度条件でなく、後述の実施例で記述しているように通常の熱延条件を採用すればよい。
【0016】
以上のように、本発明の方法によって、熱間圧延時の生産性を阻害するような熱延条件の規制の必要がなく、また表面品質の劣化の懸念もないスケール密着性の向上メカニズムに基づく、スケール密着性に優れた熱延鋼板が提供できることがわかった。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の構成条件の詳細な説明を行う。まず最初に、請求項1の説明を行う。
鋼組成のC、Si、Mn、Pは、それぞれ鋼板の強度を上昇させる元素であり、それぞれ重量%で、C:0.0800%以下、Si:0.5%以下、Mn:1.0%以下、P:0.05%以下の範囲を外れて多く含有すると、本発明鋼の用途であるドラム、パイプ、床板、ボンベ容器などに使用するには加工時の変形抵抗が高くなりすぎ、スプリングバックが大きくなりすぎたり、時には割れが生じたりするようになるので、本発明の範囲に規制する必要がある。
【0018】
尚、Mnは熱間圧延時に生じるSによる熱間脆性を回避するためにも、S含有量に応じて添加する元素ではあるが、本発明鋼は、S含有量が20ppm 未満と極めて低く規制しているので、Sによる熱間脆性を回避するためのMn量の下限値を設ける必要はない。
【0019】
Sは、前述のようにスケール密着性を優れたものにする極めて重要な元素で、スケール密着性を良好ならしめるには20ppm 未満に規制しなければならない。S含有量を20ppm 未満に規制することにより、熱間圧延時にスケールと地鉄の界面に濃縮するS量が顕著に抑制され、その結果、スケールと地鉄の界面の密着強度の劣化が抑制され、熱延鋼板のスケール密着性を向上させることができるのである。
また、この効果はS含有量を20ppm 未満に規制することにより、熱延条件の特別な規制を行わなくても得られるのである。ただ唯一の制約は、スケール厚みが12μm以下の熱延鋼板ということである。
【0020】
sol.Alは、鋳片を造るときに良好な表面品位を得るために0.010%以上添加する必要があり、また0.12%超ではこの効果が飽和しコストが高くなるばかりでなく、固溶強化により硬質化しすぎるという弊害も生じるようになるので、0.12%以下に規制した。尚、sol.AlはNをAlNとして固定し、N時効による材質の時効劣化を抑制させることが可能な元素でもある。
【0021】
Nは、N時効による材質の時効劣化を引き起こす元素であるが、N時効の影響を少なくしたい場合には低温スラブ加熱等により、AlでNをAlNとして固定し、N時効による材質の時効劣化を少なくさせることができるが、N含有量が0.0100%超になるとAlにより無害化が十分に作用しきれなくなるので、0.0100%以下に規制する必要がある。
【0022】
そして、残部がFeおよび不可避元素からなる鋼組成でなければならない。 本発明のスケール密着性に優れた熱延鋼板の製鋼条件は、上述の組成の鋼を溶製し鋳片にし得るものであれば特に規制する必要はなく、通常の方法で鋳片とすればよい。
【0023】
熱延条件も特に規制する必要がなく、常法に従って熱延鋼板を製造すれば、スケール膜厚が12μm以下となり、本発明の特徴である「S含有量を20ppm 未満に規制することにより、熱間圧延時にスケールと地鉄の界面に濃縮するS量が顕著に抑制され、その結果スケールと地鉄の界面の密着強度の劣化が抑制され、熱延鋼板のスケール密着性が向上する」という効果が得られる。
【0024】
次に、請求項2の構成条件の説明を行う。
Cはパーライトやセメンタイトを形成したり、或いは100ppm 以下の含有量(TiやNbを含まない)の鋼ではCが中途半端に存在するためにC時効を起こしたり、C含有量が例えば15ppm 以下のように極めて少なくなると結晶粒径が異常に大きくなり延性が劣化したりする。
【0025】
そこでTiやNbを添加し、CをTiCやNbCとして固定し固溶Cを無くすると同時に、C含有量が15ppm 以下のような場合でも析出するTiCやNbCの析出物で結晶粒径の粗大化を防止し、熱延鋼板の加工性を向上させることができる。尚、C含有量が30ppm 超になると、TiやNbを添加してもTiCやNbCの析出量が多くなり過ぎて析出強化が生じるようになるので、熱延鋼板の加工性を向上させるにはC含有量を0.0030%以下にする必要がある。
【0026】
上述のように、TiやNbは、C時効や結晶粒径の粗大化を防止して熱延鋼板の加工性を向上させるために添加されるが、その効果を得るにはTi≧0.010%とNb≧0.005%との1種以上を添加する必要がある。また、上限値をそれぞれ0.10%、0.04%としたのは、C時効や結晶粒径の粗大化を防止する効果が飽和し、経済的なロスばかりでなく、TiやNbの固溶により固溶強化のため延性が劣化するようになるからである。
【0027】
次に、請求項3の構成条件の説明を行う。
TiやNbを含有した極低炭素鋼は、深絞り加工を受けた部位を曲げ加工したときに脆性破壊しやすい(二次加工性が悪い)が、Bはこれを防止して二次加工性を向上させる元素としてよく知られている。
【0028】
本発明の請求項2の鋼も、厳しい深絞り加工を受けた部位を曲げ成形したときには、条件によっては曲げ成形時に脆性割れを生じることもあるが、請求項3の鋼の場合にもBを0.0002%以上添加することによって、良好な二次加工性が得られるようになる。尚、上限値を0.0050%としたのは、二次加工性の改善効果が飽和し、合金添加コストがかさむばかりだからである。
【0029】
【実施例】
以下に本発明の効果を実施例により説明する。
表1に示す成分の鋳片を造り、鋼Aは1100℃に加熱し熱間圧延を行い、890℃で仕上げ圧延を完了し、550℃で巻き取り、鋼B,C,D,E,Fは1200℃に加熱し熱間圧延を行い、910℃で仕上げ圧延を完了し、570℃で巻き取り、それぞれ2.3mmの熱延鋼板を製造した。
【0030】
尚、鋼Aは腰折れ防止のため1.0%の調質圧延を施した。製造した熱延鋼板の延性、二次加工性、スケール密着性を評価し、その結果を表2に示す。尚、スケール厚みは鋼Aで6μm、鋼B〜Fで6〜8μmといずれも本発明の条件範囲であった。
【0031】
延性は、引張り試験を行いその伸び値(El%)を示す。二次加工性は、絞り比1.7でカップ成形したものを−40℃で側面より押しつぶし、カップ側壁面の脆性破壊延べ長さが0〜2mmのものを◎、3〜10mmのものを○、≧11mmのものを×、として示す。スケールの密着性は、前述の評価条件での評価結果を示す。
【0032】
【表1】
Figure 0003547254
【0033】
【表2】
Figure 0003547254
【0034】
鋼Aは、S含有量を0.0017%と極低Sにし、C含有量が0.051%の低炭素Al−K鋼の本発明の実施例であり、優れたスケール密着性が通常の熱延条件で得られている。
鋼Bは、S含有量を0.0018%と極低Sにし、C含有量が0.024%、Ti含有量が0.045%のTi添加極低炭素鋼である本発明の請求項2の実施例であり、優れたスケール密着性が通常の熱延条件で得られ、かつElが47%と、延性にも優れた特性が得られている。
【0035】
鋼Cは、S含有量を0.0009%と更に極低Sにし、C含有量が0.0020%、Ti含有量が0.040%、Bを0.0003%添加したTi添加極低炭素鋼の本発明の請求項3の実施例であり、極めて優れたスケール密着性が通常の熱延条件で得られ、かつElが48%と、延性にも二次加工性にも優れた特性が得られている。
【0036】
鋼Dは、S含有量を0.0018%と極低Sにし、C含有量が0.0019%、Ti含有量が0.042%、Bを0.0003%添加したTi添加極低炭素鋼の本発明の請求項3の実施例であり、優れたスケール密着性が通常の熱延条件で得られ、かつElが46%と、延性にも二次加工性にも優れた特性が得られている。
【0037】
鋼Eは、S含有量を0.0060%と本発明の範囲を外れた低Sであって、Cの含有量が0.0020%、Ti含有量が0.035%で、Bを0.0003%添加したTi添加極低炭素鋼の比較例であり、優れたスケール密着性が得られていない。
【0038】
鋼Fは、S含有量を0.0014%と極低Sにし、C含有量が0.0018%、Ti含有量が0.025%、Nb含有量が0.012%で、Bを0.0003%添加した、NbとTiを複合添加した極低炭素鋼の本発明の請求項3の実施例であり、極めて優れたスケール密着性が通常の熱延条件で得られ、かつElが46%と、延性にも二次加工性にも優れた特性が得られている。
【0039】
尚、本発明の鋼板は、板表面がフラットな通常の熱延鋼帯或いは鋼板以外の、例えば縞模様がついている床用鋼板でもその効果が損なわれるものではない。
【0040】
【発明の効果】
本発明の鋼板は、本発明が解決しようとする課題の「熱間圧延時の生産性を阻害するような熱延条件の規制の必要がなく、また表面品質の劣化の懸念もないスケール密着性の向上メカニズムに基づく、スケール密着性に優れた熱延鋼板を提供すること」が十分に達成でき、工業的価値が極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明鋼板のS含有量とスケール密着性の関係を示した図表である。

Claims (3)

  1. 重量%で、
    C :0.0800%以下、
    Si:0.5%以下、
    Mn:1.0%以下、
    P :0.05%以下、
    S :0.0020%未満、
    sol.Al:0.01〜0.120%、
    N :0.0100%以下、
    残部がFe及び不可避元素からなり、オーステナイト(γ)域で仕上げ圧延をし、スケールの厚みが12μm以下であることを特徴とするスケール密着性に優れた熱延鋼板。
  2. 重量%で、
    C :0.0030%以下、
    Si:0.5%以下、
    Mn:1.0%以下、
    P :0.05%以下、
    S :0.0020%未満、
    sol.Al:0.01〜0.120%、
    N :0.0100%以下、
    さらに、
    Ti:0.01〜0.10%、
    Nb:0.005〜0.040%
    の1種以上を含み、
    残部がFe及び不可避元素からなり、オーステナイト(γ)域で仕上げ圧延をし、スケールの厚みが12μm以下であることを特徴とする加工性とスケール密着性に優れた熱延鋼板。
  3. 重量%で、
    C :0.0030%以下、
    Si:0.5%以下、
    Mn:1.0%以下、
    P :0.05%以下、
    S :0.0020%未満、
    sol.Al:0.01〜0.120%、
    N :0.0100%以下、
    さらに、
    Ti:0.01〜0.10%、
    Nb:0.005〜0.040%
    の1種以上、および、
    B :0.0002〜0.0050%
    を含み、
    残部がFe及び不可避元素からなり、オーステナイト(γ)域で仕上げ圧延をし、スケールの厚みが12μm以下であることを特徴とする二次加工性の良好な加工性とスケール密着性に優れた熱延鋼板。
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