JP3546016B2 - 取り外しできる取っ手を備えている料理用具 - Google Patents
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- A47J45/00—Devices for fastening or gripping kitchen utensils or crockery
- A47J45/06—Handles for hollow-ware articles
- A47J45/07—Handles for hollow-ware articles of detachable type
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Description
本発明は、容器と取り外しできる取っ手とを備えている料理用具に関するものである。
【0001】
上述の用具は一般には平鍋やフライパンであり、取り外しできる取っ手は、使わない間にそれらを片付けたり皿洗い機に入れたりすることを可能とする。
【0002】
上述の用具は、その側壁またはその側壁の周辺のリムに、取り外しできる取っ手の一端を支えるためのハウジング(housing)を有している。取っ手の上記一端のバネシステムは、取っ手を容器に確実に固定することを可能とし、取っ手を取り外すためには、システムの一部に随意的な圧力を与える必要がある。
【0003】
上述のような取り外しできる取っ手は、安全のため比較的精巧なものとなり、よって種々の材料、金属、プラスチックなどよりなる、組み合わされる必要がある複数の要素より構成され、そのことにより製品はかなり重くなり、それとともに製造コストは無視できないものとなる。容器に適切なハウジングを設けることは、連続した型打ち及び溶接の手順を必要とする。
【0004】
重くかつ比較的高価なので、上述のような取っ手は、それ自身で十分に重くかつ非常に品質のよい、例えばステンレス鉄鍋などの容器に用いられる。
【0005】
容器の品質や材料にも関わらずたとえコンパクトさという利点があるとしても、そのような取っ手は、例えばアルミニウムの平鍋などの低コストで軽量の容器には適していない。
【0006】
おそらくこのような理由により、たいていアルミニウムや軽金属合金よりなるケーキやパイの型枠や缶詰に、たとえ平鍋と同様に取り外しできる取っ手を取り付けるのが適切であるように見えたとしても、取っ手は取り付けられていないことになる。そのような型枠は、熱を防ぐためのオーブン布や手袋を用いてオーブンから取り出されているが、直接ケーキやパイに触れるのでしばしば非衛生的である。
【0007】
従来技術のこのような状態に対して、本発明は、単に軽量の容器というだけでなく、種々の料理容器に適した取っ手デバイスであって、簡単、低コストで信頼性の高い取っ手デバイスを製作することを提案する。本発明はまた上記の取っ手デバイスを取り付けるための容器を提供することも目的とする。
【0008】
従って、本発明は、容器と一端を容器のハウジングに挿入するようになっている取り外しできる取っ手とを備えている料理用具を提供する。
【0009】
上記の用具においては、容器は、その周囲の少なくても一部に渡って容器側壁より突き出ているリムと、上記リムの壁を突き抜いた少なくても一つの取っ手取り付け穴とを有していることを特徴とし、取っ手の前記の一端は、取付部により画定される先端上部を含んでおり、上記穴を介して前記取付部が届くまで下方へと挿入されることにより取り付けられるようになっており、先端下部は上記リムの下に延びていることを特徴としている。
【0010】
結果として、取っ手の先端上部は、容器の垂直の壁と上記垂直壁に最も近い穴の縁との間に位置する、容器のリムの部分を支える。したがって、容器の縁の部分は、取っ手の先端上部と先端下部との間に位置する。
【0011】
加えて、上記取付部は、取っ手の上記先端上部と取っ手の上部の残りとの間の壁段構造よりなり、取付部の壁と組み合わさって鋭角のV字の溝を形成するために、上記先端上部は前記取付部の後方に位置した取っ手の上部に対して傾いた平面に延びている。
【0012】
要するに上記先端上部の上に位置している容器のリムによって、上記の構成は、取っ手の上記先端上部の平面と取っ手の先端上部の残りのほぼ水平な平面との関係のように少し傾いた平面において、容器が取っ手によって支えられることができることを可能とし、そのことによって容器は容器の穴の内側の縁を介して取付部に対して自身の重量を支えるようになる。
【0013】
望ましい実施形態においては、取っ手の上記先端下部は、先端上部の上記取付部を越えて、リムの内側の縁と取り付け穴の最も近いかまたは最も内側の縁との距離とほぼ等しい距離まで延びている。
【0014】
したがって、取っ手によって支えられる容器は、自身の垂直壁を介して、その一部が好ましくは容器の垂直壁に隣接した凹状の縁を示しており、特にケーキやパイの型枠や缶詰などの丸い容器だけでなく、深いケーキの缶など真っ直ぐな壁の容器にも適した、取っ手の先端下部に対して押し付けられる。容器の垂直壁が真っ直ぐか曲がっているかに関わらず、凹状の縁は容器上に少なくても2つの隔たった支持点を与えるので、安定性を増すことができる。
【0015】
よって、バネなどの動的なシステムを必要とせずに容器とすばやく着脱できる取っ手を含んでいる料理用具が提供される。
【0016】
取っ手は、例えばポリアミドなどの、高温に耐えることのできるプラスチック材料の一体成型で望ましくは形成される。
【0017】
他の特徴や利点は、非制限的に記述された以下の実施形態より明らかになるであろう。
【0018】
図1を参照すると、取っ手1は、断熱性で、高い力学的強度を示し、オーブンに放置された金属皿と接触することができる程度に十分高温に耐える、例えばファイバー混合のポリアミドなどの、プラスチック材料の一体成型によって形成されている。
【0019】
取っ手1において、グリップ10は、好ましい容器2、3に取り外しできるように固定された取っ手1を実現する一般的な台形の固定部20に、自由な方の端から遠い方の端がつなげられる。
【0020】
固定部20は、短い先端上部21と、長い先端下部22とからなるフォークの分岐状になっている。
【0021】
先端上部21は、図4に示すように、取っ手が容器に挿入された時に取付部を形成するような実質的に垂直な壁11により画定される。この取付部11は、上記先端上部21と残りの取っ手上部12との間の壁段よりなる。
【0022】
上記先端上部21は、上記取付部11の後方の取っ手の上部12に対して傾斜した平面に延びており、そのことによって、鋭角のV字の溝を形成するために取付部11の壁と組み合わされる。
【0023】
さらに、図4を参照することにより理解されるような配置の意図によって、先端上部21は、取付部11の後方に空間を残すとともに、自身の底部の壁15を介して取っ手1の主要部とつながっている。
【0024】
先端下部22は、取付部11の後方に位置する取っ手の上部12の平面と交差するような平面内で、先端上部21を越えて延びている。
【0025】
取っ手の縦断面図によると、先端下部22は、人差し指を受け止めるのに適した凹状の曲線を介して取っ手の下部13の残りとつながっており、前記下部13は、前記曲線の背後に位置し、手で握った時に快適となるように凸状の曲線を描いている。
【0026】
図2および3を参照すると、図示される容器2は、アルミやその他の軽金属合金よりなるパイ缶型の丸い型枠であり、その垂直壁4には外側に突き出た周辺リム5を備え、前記リム5には等間隔に位置する3つの縦穴6が取っ手1を取り付けるために設けられている。
【0027】
容器3は、ケーキ缶型の矩形状の金属型枠で、パイ缶2と同様に、その垂直壁40の最上部より周辺リム50が外側に突き出ており、リムの長い2辺のそれぞれには、取っ手1を取り付けるための縦穴60が中央に示されている。
【0028】
図4によれば、取っ手1で型枠2,3を保持するためには、取っ手を型枠に向けて傾け、その先端上部21を下側の穴6,60に挿入できるようにする。上述の先端上部21と取っ手の上部12の残りとをつないでいる、鋭角のV字の溝は、型枠2,3に対してフックとして働き、よって、穴6,60の内側の縁7,70が取付部11に対して支えられるようにすることで、前記型枠がすぐに持ち上げられることができるようにする。
【0029】
同時に、リム5,50の外側の縁9,90は、先端上部21の後方の空間へと延び、それとともに、その下側の壁15は縁9,90に対して二次的な取付部として働く。
【0030】
先端下部22は、周辺リム5,50の下側に延びている。好ましくは、垂直壁4,40の取付部として働くために、取付部21を越え、リム5,50の内側の縁8,80から穴6,60の最も近い縁7,70までの距離に等しい程度まで延びている。
【0031】
容器2,3の垂直壁4,40に隣接する側では、先端下部22は、自身を丸い容器に適合させるため、又は平面の垂直壁に少なくても2点の支持点をつくるため、凹状に曲がった縁13を有している。
【0032】
底部22は取付部11の後方の取っ手の上部12のなす平面と交差する平面に延びているので、図4Aに示すように、容器2,3と揃う位置の水平面が、取っ手の上部12の平面ではなく、先端下部22の平面と揃うように、使用者の手は取っ手1のグリップ10を自然に傾ける。
【0033】
同様にして、先端上部21の傾きによって容器2,3が取付部11に対して自然に支えられるようになると、先端下部22は縁14に対して容器を支持することに寄与するようになる。
【0034】
料理用具は、容器と取り外しできる取っ手とを備えており、両者はともに低コストで製造でき、取っ手は一体成型でき、また支えるためのハウジングは穴を介する簡単なものとなっている。
【0035】
当然、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を超えなければ種々の変形が可能である。
【0036】
したがって、取っ手は、台形から矩形の範囲以外の形も可能である。上記の二つの機能的な部分が合体するような構成を想像することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1A,1B,及び1Cは、それぞれ、本発明の取っ手の斜視図、平面図、及び底面図である。
【図2】図2A及び2Bは、それぞれ、取っ手を取り付けるのに適した丸い容器の断面図及び平面図である。
【図3】図3A及び3Bは、それぞれ、取っ手を取り付けるのに適した矩形の容器の断面図及び平面図である。
【図4】図4A及び4Bは、それぞれ、丸いまたは矩形の容器に取り付けられた取っ手の縦断面図及び平面図であり、本発明の料理用具を示すものである。
【0001】
上述の用具は一般には平鍋やフライパンであり、取り外しできる取っ手は、使わない間にそれらを片付けたり皿洗い機に入れたりすることを可能とする。
【0002】
上述の用具は、その側壁またはその側壁の周辺のリムに、取り外しできる取っ手の一端を支えるためのハウジング(housing)を有している。取っ手の上記一端のバネシステムは、取っ手を容器に確実に固定することを可能とし、取っ手を取り外すためには、システムの一部に随意的な圧力を与える必要がある。
【0003】
上述のような取り外しできる取っ手は、安全のため比較的精巧なものとなり、よって種々の材料、金属、プラスチックなどよりなる、組み合わされる必要がある複数の要素より構成され、そのことにより製品はかなり重くなり、それとともに製造コストは無視できないものとなる。容器に適切なハウジングを設けることは、連続した型打ち及び溶接の手順を必要とする。
【0004】
重くかつ比較的高価なので、上述のような取っ手は、それ自身で十分に重くかつ非常に品質のよい、例えばステンレス鉄鍋などの容器に用いられる。
【0005】
容器の品質や材料にも関わらずたとえコンパクトさという利点があるとしても、そのような取っ手は、例えばアルミニウムの平鍋などの低コストで軽量の容器には適していない。
【0006】
おそらくこのような理由により、たいていアルミニウムや軽金属合金よりなるケーキやパイの型枠や缶詰に、たとえ平鍋と同様に取り外しできる取っ手を取り付けるのが適切であるように見えたとしても、取っ手は取り付けられていないことになる。そのような型枠は、熱を防ぐためのオーブン布や手袋を用いてオーブンから取り出されているが、直接ケーキやパイに触れるのでしばしば非衛生的である。
【0007】
従来技術のこのような状態に対して、本発明は、単に軽量の容器というだけでなく、種々の料理容器に適した取っ手デバイスであって、簡単、低コストで信頼性の高い取っ手デバイスを製作することを提案する。本発明はまた上記の取っ手デバイスを取り付けるための容器を提供することも目的とする。
【0008】
従って、本発明は、容器と一端を容器のハウジングに挿入するようになっている取り外しできる取っ手とを備えている料理用具を提供する。
【0009】
上記の用具においては、容器は、その周囲の少なくても一部に渡って容器側壁より突き出ているリムと、上記リムの壁を突き抜いた少なくても一つの取っ手取り付け穴とを有していることを特徴とし、取っ手の前記の一端は、取付部により画定される先端上部を含んでおり、上記穴を介して前記取付部が届くまで下方へと挿入されることにより取り付けられるようになっており、先端下部は上記リムの下に延びていることを特徴としている。
【0010】
結果として、取っ手の先端上部は、容器の垂直の壁と上記垂直壁に最も近い穴の縁との間に位置する、容器のリムの部分を支える。したがって、容器の縁の部分は、取っ手の先端上部と先端下部との間に位置する。
【0011】
加えて、上記取付部は、取っ手の上記先端上部と取っ手の上部の残りとの間の壁段構造よりなり、取付部の壁と組み合わさって鋭角のV字の溝を形成するために、上記先端上部は前記取付部の後方に位置した取っ手の上部に対して傾いた平面に延びている。
【0012】
要するに上記先端上部の上に位置している容器のリムによって、上記の構成は、取っ手の上記先端上部の平面と取っ手の先端上部の残りのほぼ水平な平面との関係のように少し傾いた平面において、容器が取っ手によって支えられることができることを可能とし、そのことによって容器は容器の穴の内側の縁を介して取付部に対して自身の重量を支えるようになる。
【0013】
望ましい実施形態においては、取っ手の上記先端下部は、先端上部の上記取付部を越えて、リムの内側の縁と取り付け穴の最も近いかまたは最も内側の縁との距離とほぼ等しい距離まで延びている。
【0014】
したがって、取っ手によって支えられる容器は、自身の垂直壁を介して、その一部が好ましくは容器の垂直壁に隣接した凹状の縁を示しており、特にケーキやパイの型枠や缶詰などの丸い容器だけでなく、深いケーキの缶など真っ直ぐな壁の容器にも適した、取っ手の先端下部に対して押し付けられる。容器の垂直壁が真っ直ぐか曲がっているかに関わらず、凹状の縁は容器上に少なくても2つの隔たった支持点を与えるので、安定性を増すことができる。
【0015】
よって、バネなどの動的なシステムを必要とせずに容器とすばやく着脱できる取っ手を含んでいる料理用具が提供される。
【0016】
取っ手は、例えばポリアミドなどの、高温に耐えることのできるプラスチック材料の一体成型で望ましくは形成される。
【0017】
他の特徴や利点は、非制限的に記述された以下の実施形態より明らかになるであろう。
【0018】
図1を参照すると、取っ手1は、断熱性で、高い力学的強度を示し、オーブンに放置された金属皿と接触することができる程度に十分高温に耐える、例えばファイバー混合のポリアミドなどの、プラスチック材料の一体成型によって形成されている。
【0019】
取っ手1において、グリップ10は、好ましい容器2、3に取り外しできるように固定された取っ手1を実現する一般的な台形の固定部20に、自由な方の端から遠い方の端がつなげられる。
【0020】
固定部20は、短い先端上部21と、長い先端下部22とからなるフォークの分岐状になっている。
【0021】
先端上部21は、図4に示すように、取っ手が容器に挿入された時に取付部を形成するような実質的に垂直な壁11により画定される。この取付部11は、上記先端上部21と残りの取っ手上部12との間の壁段よりなる。
【0022】
上記先端上部21は、上記取付部11の後方の取っ手の上部12に対して傾斜した平面に延びており、そのことによって、鋭角のV字の溝を形成するために取付部11の壁と組み合わされる。
【0023】
さらに、図4を参照することにより理解されるような配置の意図によって、先端上部21は、取付部11の後方に空間を残すとともに、自身の底部の壁15を介して取っ手1の主要部とつながっている。
【0024】
先端下部22は、取付部11の後方に位置する取っ手の上部12の平面と交差するような平面内で、先端上部21を越えて延びている。
【0025】
取っ手の縦断面図によると、先端下部22は、人差し指を受け止めるのに適した凹状の曲線を介して取っ手の下部13の残りとつながっており、前記下部13は、前記曲線の背後に位置し、手で握った時に快適となるように凸状の曲線を描いている。
【0026】
図2および3を参照すると、図示される容器2は、アルミやその他の軽金属合金よりなるパイ缶型の丸い型枠であり、その垂直壁4には外側に突き出た周辺リム5を備え、前記リム5には等間隔に位置する3つの縦穴6が取っ手1を取り付けるために設けられている。
【0027】
容器3は、ケーキ缶型の矩形状の金属型枠で、パイ缶2と同様に、その垂直壁40の最上部より周辺リム50が外側に突き出ており、リムの長い2辺のそれぞれには、取っ手1を取り付けるための縦穴60が中央に示されている。
【0028】
図4によれば、取っ手1で型枠2,3を保持するためには、取っ手を型枠に向けて傾け、その先端上部21を下側の穴6,60に挿入できるようにする。上述の先端上部21と取っ手の上部12の残りとをつないでいる、鋭角のV字の溝は、型枠2,3に対してフックとして働き、よって、穴6,60の内側の縁7,70が取付部11に対して支えられるようにすることで、前記型枠がすぐに持ち上げられることができるようにする。
【0029】
同時に、リム5,50の外側の縁9,90は、先端上部21の後方の空間へと延び、それとともに、その下側の壁15は縁9,90に対して二次的な取付部として働く。
【0030】
先端下部22は、周辺リム5,50の下側に延びている。好ましくは、垂直壁4,40の取付部として働くために、取付部21を越え、リム5,50の内側の縁8,80から穴6,60の最も近い縁7,70までの距離に等しい程度まで延びている。
【0031】
容器2,3の垂直壁4,40に隣接する側では、先端下部22は、自身を丸い容器に適合させるため、又は平面の垂直壁に少なくても2点の支持点をつくるため、凹状に曲がった縁13を有している。
【0032】
底部22は取付部11の後方の取っ手の上部12のなす平面と交差する平面に延びているので、図4Aに示すように、容器2,3と揃う位置の水平面が、取っ手の上部12の平面ではなく、先端下部22の平面と揃うように、使用者の手は取っ手1のグリップ10を自然に傾ける。
【0033】
同様にして、先端上部21の傾きによって容器2,3が取付部11に対して自然に支えられるようになると、先端下部22は縁14に対して容器を支持することに寄与するようになる。
【0034】
料理用具は、容器と取り外しできる取っ手とを備えており、両者はともに低コストで製造でき、取っ手は一体成型でき、また支えるためのハウジングは穴を介する簡単なものとなっている。
【0035】
当然、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を超えなければ種々の変形が可能である。
【0036】
したがって、取っ手は、台形から矩形の範囲以外の形も可能である。上記の二つの機能的な部分が合体するような構成を想像することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1A,1B,及び1Cは、それぞれ、本発明の取っ手の斜視図、平面図、及び底面図である。
【図2】図2A及び2Bは、それぞれ、取っ手を取り付けるのに適した丸い容器の断面図及び平面図である。
【図3】図3A及び3Bは、それぞれ、取っ手を取り付けるのに適した矩形の容器の断面図及び平面図である。
【図4】図4A及び4Bは、それぞれ、丸いまたは矩形の容器に取り付けられた取っ手の縦断面図及び平面図であり、本発明の料理用具を示すものである。
Claims (13)
- 容器(2,3)と、前記容器(2,3)の穴に挿入されるようになっている一端(20)を有する取り外しできる取っ手(1)とを備えている料理用具であって、
前記容器(2,3)周辺の少なくても一部は、容器の側壁(4,40)に外側に突き出たリム(5,50)と、前記リム(5,50)の壁を突き抜けて設けられた少なくても一つの取っ手を受け取るための穴(6,60)とを有しており、
取っ手の上記一端(20)は、下方に移動しつつ前記穴(6,60)に挿入されるようにされた取付部(11)によって、前記取付部(11)に関する限り、画定される先端上部(21)を有しており、
前記取付部(11)は、前記先端上部(21)と取っ手の上部(12)の残りとの間で壁段を形成しており、
前記用具は、取っ手の前記一端(20)が、前記リム(5,50)の下方に延びるようになっている先端下部(22)を含んでいることを特徴とし、
さらに前記取り外しできる取っ手(1)は、バネやその他の動的システムを含んでいないことを特徴とする料理用具。 - 請求項1に記載の料理用具において、
前記先端上部(21)は、取付部の後方に位置する取っ手の上部(12)に対して傾いた平面に延びており、よって取付部の壁(11)と共同して鋭角のV字の溝を形成するようになっていることを特徴とする料理用具。 - 請求項1または2に記載の料理用具において、
上記先端上部(21)は、容器(2,3)のリム(5,50)の外側の縁(9,90)を支えるために、取付部(11)の後ろの空間を空けておくようにして、その底側壁(15)を介して取っ手(1)の主要部へとつながっていることを特徴とする料理用具。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の料理用具において、
上記先端下部(22)は、穴(6,60)の最も近い縁(7,70)から、リム(5,50)の底の縁(8,80)までの距離と実質的にほぼ等しい程度の長さに渡って、前記先端上部の前記取付部(11)を超えて延びていることを特徴とする料理用具。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の料理用具において、
容器の縦壁(4,40)に隣接する先端下部(22)の側壁が凹状に湾曲した形状の縁(14)を示していることを特徴とする料理用具。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の料理用具において、
前記先端下部(22)は、取付部(11)の後方に位置する取っ手の上部(12)の平面と交差する平面内に延びていることを特徴とする料理用具。 - 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の料理用具において、
前記先端下部(22)は、人差し指を添えるのに適した凹状に曲がった壁(23)を介して、下部(13)の残りとつながっていることを特徴とする料理用具。 - 請求項7に記載の料理用具において、
前記凹状に曲がった壁(23)の後方に、取っ手(1)の凸状に曲がった底側壁13が形成されていることを特徴とする料理用具。 - 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の料理用具において、
前記取っ手(1)が1つの部材からなることを特徴とする料理用具。 - 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の料理用具において、
前記取っ手(1)は、例えばポリアミドである耐熱性のプラスチック材料より形成されることを特徴とする料理用具。 - 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の料理用具において、
前記容器(2,3)はアルミニウムや他の軽金属合金より形成されることを特徴とする料理用具。 - 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の料理用具において、
前記容器は丸い金属の型枠(2)であって、取っ手(1)を取り付けるための等間隔に配置された3つの縦穴(6)を有する周辺リム(5)を備えていることを特徴とする料理用具。 - 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の料理用具において、
前記容器は矩形の金属の型枠(3)であって、二つの長い方の側に、その中心付近に取っ手(1)を取り付けるための縦穴(60)を有する周辺リム(50)を備えていることを特徴とする料理用具。
Applications Claiming Priority (3)
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FR99/00962 | 1999-01-28 | ||
FR9900962A FR2788956B1 (fr) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | Ustensile culinaire a manche de prehension amovible |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000595576A Expired - Fee Related JP3546016B2 (ja) | 1999-01-28 | 2000-01-18 | 取り外しできる取っ手を備えている料理用具 |
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