JP3543534B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザが作成するユーザプログラムに基づいて外部機器を制御するプログラマブルコントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のプログラマブルコントローラとして、図8に示す構成のものが存在する。このものは、外部機器A1からの外部信号が入力される入力手段Aと、通信機器B1と接続されてデータ又は命令を送受信する通信手段Bと、システム全体を制御する制御手順を記述したオペレーションシステムプログラムC1を格納した不揮発性のシステムメモリCと、ユーザが外部機器A1を制御するための演算手順を記述したユーザプログラムD1、及びそのユーザプログラムD1で使用される第1ユーザデータD21を固定エリアD2に第2ユーザデータD31を拡張エリアD3にそれぞれ格納する揮発性のユーザプログラムメモリDと、ユーザプログラムD1を格納するとともに電源がオフされたとき第1ユーザデータD21を格納する不揮発性の書き換えし得るバックアップメモリEと、オペレーションシステムプログラムC1でもってシステムを制御するとともに、バックアップメモリEからユーザプログラムメモリDに復帰されたユーザプログラムD1及び第1ユーザデータD21に基づいて演算を実行する中央演算処理部Fと、演算結果を外部機器A1に出力する出力手段Gとを備えている。
【0003】
さらに詳しくは、第1ユーザデータD21及び第2ユーザデータD31のそれぞれは内部リレーの接点情報、データ、及び内部カウンタの経過値から構成されて、ユーザプログラムメモリDに格納されてユーザプログラムD1で使用される。また、ユーザがユーザプログラムメモリDの固定エリアD2又は拡張エリアD3のどちらに格納するかを選択して、電源がオンされたとき必要な第1ユーザデータD21が固定エリアD2に、そうでない第2ユーザデータD31が拡張エリアD3にそれぞれ格納される。
【0004】
また、内蔵されたバックアップメモリEが、書き換えし得る不揮発性のメモリであって、電源がオフされたとき、固定エリアD2に格納された第1ユーザデータD31を格納してバックアップする。
【0005】
このものの動作を図9に示すフローチャートに基づいて説明する。先ず、#Aにおいて、電源がオンされると、バックアップメモリEに格納されたユーザプログラムD1がユーザプログラムメモリDに、電源がオフされたとき同様にバックアップメモリEに格納された第1ユーザデータD21がユーザプログラムメモリDの固定エリアD21に、それぞれ転送されて復帰する。
【0006】
そして、中央演算処理部FがユーザプログラムメモリDに復帰されたユーザプログラムD1及び第1ユーザデータD21に基づいて演算を実行する。さらに、外部機器A1が製造装置であれば、その外部機器A1で製造される生産品の品種データ又は生産数等の生産データからなる第2ユーザデータD31が、ユーザプログラムD1に記述されたプログラム又はデータに基づいて作成されて、拡張エリアD3に格納される。
【0007】
次いで、#Bにおいて、中央演算処理部Fは電源がオフされてシステムが停止するまでの所定時間内に、固定エリアD2に格納された第1ユーザデータD21をバックアップメモリEに転送して格納する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のプログラマブルコントローラでは、電源がオフされたとき第1ユーザデータD21をバックアップメモリEにバックアップして、従ってバックアップ用の電池を必要とせず、ユーザプログラムD1に基づいて外部機器A1を制御できる。
【0009】
しかしながら、中央演算処理部Fは電源がオフされてシステムが停止するまでの所定時間内、たとえば5msec内に第1ユーザデータD21をバックアップメモリEに格納しなければならず、格納時間が短いので大量の第1ユーザデータD21を格納できなかった。したがって、第2ユーザデータD31である品種データ又は生産データを保存したいとき、ユーザプログラムメモリDの拡張エリアD3から固定エリアD2に変更することによって、バックアップメモリEに格納することができなかった。
【0010】
本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、大量のユーザデータをバックアップメモリに格納できるプログラマブルコントローラを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、請求項1記載のものは、外部機器からの外部信号が入力される入力手段と、通信機器と接続されてデータ又は命令を送受信する通信手段と、システム全体を制御する制御手順を記述したオペレーションシステムプログラムを格納した不揮発性のシステムメモリと、ユーザが外部機器を制御するための演算手順を記述したユーザプログラム、及びそのユーザプログラムで使用されるユーザデータを固定エリアに別のユーザデータを拡張エリアにそれぞれ格納する揮発性のユーザプログラムメモリと、ユーザプログラムを格納するとともに電源がオフされたときユーザデータを格納する不揮発性の書き換えし得るバックアップメモリと、オペレーションシステムプログラムでもってシステムを制御するとともに、バックアップメモリからユーザプログラムメモリに復帰されたユーザプログラム及びユーザデータに基づいて演算を実行する中央演算処理部と、演算結果を外部機器に出力する出力手段と、を備えたプログラマブルコントローラにおいて、前記中央演算処理部は、前記通信機器からの書き込み命令に基づいて前記別のユーザデータを前記バックアップメモリに格納するよう形成され、電源がオンされると、前記ユーザデータは前記バックアップメモリからユーザプログラムメモリの固定エリアに復帰されるとともに、復帰手段の復帰出力があったときに前記バックアップメモリから前記ユーザプログラムメモリの拡張エリアに前記別のユーザデータを復帰させる構成にしてある。
【0012】
また、請求項1記載のものにおいて、電源がオンされると、復帰手段の復帰出力があったときに前記バックアップメモリから前記ユーザプログラムメモリの拡張エリアに前記別のユーザデータを復帰させる構成にしてある。
【0013】
請求項記載のものは、請求項記載のものにおいて、前記復帰手段は前記バックアップメモリに設けられて復帰フラグを有したシステムレジスタで形成されて、前記復帰出力が復帰フラグのオンである構成にしてある。
【0014】
請求項記載のものは、請求項記載のものにおいて、前記復帰手段は前記中央演算処理部と接続して設けられたディップスイッチで形成されて、前記復帰出力がディップスイッチのオンである構成にしてある。
【0015】
請求項記載のものは、請求項記載のものにおいて、前記復帰手段は前記通信機器で形成されて、前記復帰出力が前記通信機器から送信された復帰コマンドである構成にしてある。
【0016】
請求項記載のものは、請求項記載のものにおいて、前記オペレーションシステムプログラムが起動するシステムプログラムモードと、前記オペレーションシステムプログラム及び前記ユーザプログラムが起動するランモードとを有するモード切り替えスイッチが前記中央演算処理部と接続して設けられたものであって、前記復帰手段はモード切り替えスイッチで形成されて、前記復帰出力がモード切り替えスイッチのランモードである構成にしてある。
【0017】
請求項記載のものは、請求項記載のものにおいて、前記別のユーザデータは起動した前記ユーザプログラムに記述された復帰命令に基づいて、前記拡張エリアに復帰される構成にしてある。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態を図1乃至図5に基づいて以下に説明する。
【0019】
1は入力手段で、入力インタフェイスにより、ものを製造する製造装置である外部機器11と接続されて、その外部機器11に設けられたセンサ、スイッチ等からの外部信号が入力される。
【0020】
2は通信手段で、外部に配置された通信機器21と接続されて、RS232Cの通信規格に基づいてデータ又は命令を送受信する。ここで、通信機器21がパーソナルコンピュータからなり、後述する書き込み命令を出力する。
【0021】
3はシステムメモリで、不揮発性のROMにより、システム全体を制御する制御手順を記述したオペレーションシステムプログラム31が格納されている。
【0022】
4はユーザプログラムメモリで、揮発性のRAMにより、固定エリア41及び拡張エリア42を設け、ユーザが外部機器11を制御するための演算手順を記述したユーザプログラム43を格納するとともに、第1ユーザデータ41aを固定エリア41に、第2ユーザデータ42aを拡張エリア42にそれぞれ格納する。ここで、第1ユーザデータ41a及び第2ユーザデータ42aが内部リレーの接点情報、品種データ又は生産データ等のデータ、及び内部カウンタの経過値から構成されて、ユーザプログラム43で使用される。
【0023】
5はバックアップメモリで、不揮発性の書き換えし得るElectrically Erasable Programable Read Only Memory、いわゆるEEPROMにより、システム情報を格納するシステムレジスタ51が設けられ、ユーザプログラム43を格納するとともに、電源がオフされたとき第1ユーザデータ41aを、電源がオン状態で第2ユーザデータ42aをそれぞれ格納する。このものについては、詳しく後述する。
【0024】
6は中央演算処理部で、マイクロコンピュータにより、システムメモリ3に格納されたオペレーションシステムプログラム31を呼び出して、そのオペレーションシステムプログラム31に基づいてシステム全体を制御する。さらに、ユーザプログラム43をバックアップメモリ5からユーザプログラムメモリ4に復帰するとともに、第1ユーザデータ41aと第2ユーザデータ42aとをバックアップメモリ5及びユーザプログラムメモリ4にそれぞれ格納及び復帰する。そして、復帰されたユーザプログラム43、第1ユーザデータ41a、及び第2ユーザデータ42aを呼び出して、すなわちユーザプログラム43及び少なくとも第1ユーザデータ41aに基づいて必要な演算を実行する。このものについても詳しく後述する。
【0025】
7は出力手段で、出力インタフェイスにより、外部機器11と接続されて、中央演算処理部6からの演算結果を外部機器11に出力する。
【0026】
このものの動作を、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。先ず、#1において、電源がオンされると、中央演算処理部6はユーザプログラム43をユーザプログラムメモリ4に、第1ユーザデータ41aをユーザプログラムメモリ4の固定エリア41に(#11)、第2ユーザデータ42aを拡張エリア42に(#12)、バックアップメモリ5から転送しそれぞれ復帰させる。
【0027】
中央演算処理部6はユーザプログラムメモリ4に復帰されたユーザプログラム43、第1ユーザデータ41a、及び第2ユーザデータ42aを呼び出す。そして、ユーザプログラム43に記述された演算手順に基づいて第1ユーザデータ41a及び第2ユーザデータ42aを利用し順次演算処理して、演算結果を出力手段7に出力して外部機器11を制御する。
【0028】
このとき、製造装置である外部機器11で製造される生産品の品種データ、又は生産数等の生産データからなる第2ユーザデータ42aが、ユーザプログラム43に記述されたプログラムに基づいて、又は通信手段2を介して通信機器21からの命令でもって入力又は更新されて、ユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に格納される。
【0029】
次いで、#2において電源がオフされたとき、中央演算処理部6はシステムが停止するまでの所定時間内に、固定エリア41に格納された第1ユーザデータ41aをバックアップメモリ5に転送して格納する(#21)。
【0030】
電源がオン状態のとき、通信手段2を介して書き込み命令を通信機器21から受信すると、中央演算処理部6はその書き込み命令に基づいて、拡張エリア42に格納された第2ユーザデータ42aをバックアップメモリ5に書き込んで格納する(#22)。
【0031】
かかる第1実施形態のプログラマブルコントローラにあっては、上記したように、中央演算処理部6が通信機器21からの書き込み命令に基づいて、ユーザプログラムメモリ4に格納された第2ユーザデータ42aをバックアップメモリ5に書き込むから、電源がオフされたときに格納された第1ユーザデータ41aだけでなく、ユーザプログラム43で使用される第2ユーザデータ42aがバックアップメモリ5に格納されて、第1ユーザデータ41a及び第2ユーザデータ42aがユーザプログラムメモリ4に復帰された状態で、中央演算処理部6が演算を実行するので、第2ユーザデータ42aをプログラミングでもってユーザプログラム43に記述していた従来と異なって、ユーザがユーザプログラム43を作成する労力を減少できるとともに、そのユーザプログラム43を有効活用することができる。
【0032】
本発明の第2実施形態を以下に説明する。なお、第2実施形態では第1実施形態と異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付して説明を省略する。
【0033】
バックアップメモリ5からユーザプログラムメモリ4に第2ユーザデータ42aを復帰させる復帰手段が設けられて、第2ユーザデータ42aがその復帰手段の復帰出力があったときに拡張エリア42に復帰される。ここで、復帰手段は復帰フラグが設けられたシステムレジスタ51で形成されて、復帰出力がその復帰フラグのオンである。
【0034】
このものの動作を、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。先ず、#3において、電源がオンされると、中央演算処理部6はユーザプログラム43をユーザプログラムメモリ4に、第1ユーザデータ41aをユーザプログラムメモリ4の固定エリア41に、バックアップメモリ5から転送しそれぞれ復帰させる(#31)。そして、システムレジスタ51の復帰フラグがオンに設定されているとき、第2ユーザデータ42aをバックアップメモリ5からユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に転送し復帰させる(#32)。
【0035】
中央演算処理部6は、復帰フラグがオンのとき、ユーザプログラムメモリ4に復帰されたユーザプログラム43、第1ユーザデータ41a、及び第2ユーザデータ42aを呼び出す。そして、ユーザプログラム43に記述された演算手順に基づいて第1ユーザデータ41a及び第2ユーザデータ42aを利用し順次演算処理して、演算結果を出力手段7に出力して外部機器11を制御する。
【0036】
かかる第2実施形態のプログラマブルコントローラにあっては、上記したように、復帰手段を設けその復帰手段の復帰出力があったときに、第2ユーザデータ42aがバックアップメモリ5からユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に復帰されるから、中央演算処理部6がユーザプログラム43で使用される第1ユーザデータ41aだけでなく第2ユーザデータ42aをユーザプログラムメモリ4に復帰するとともに、第2ユーザデータ42aを復帰する必要のないとき、ユーザプログラムメモリ4への復帰時間の短縮化を図ることができる。
【0037】
また、復帰手段がバックアップメモリ5に設けられて復帰フラグを有するシステムレジスタ51で形成されて、復帰出力がその復帰フラグのオンであるから、復帰フラグをオンに設定して、第2ユーザデータ42aをユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に容易に復帰することができる。
【0038】
本発明の第3実施形態を以下に説明する。なお、第3実施形態では第1実施形態と異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付して説明を省略する。
【0039】
ディップスイッチ(図示せず)は、中央演算処理部6と接続して設けられる。さらに、バックアップメモリ5からユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に第2ユーザデータ42aを復帰させる復帰手段が設けられて、その第2ユーザデータ42aが復帰手段の復帰出力があったときに復帰される。ここで、復帰手段はディップスイッチ(図示せず)で形成されて、復帰出力がそのディップスイッチのオンである。
【0040】
このものの動作を、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。先ず、#4において、電源がオンされると、中央演算処理部6はユーザプログラム43をユーザプログラムメモリ4に、第1ユーザデータ41aをユーザプログラムメモリ4の固定エリア41に、バックアップメモリ5から転送しそれぞれ復帰させる(#41)。そして、中央演算処理部6はディップスイッチがオンに設定されているとき、第2ユーザデータ42aをバックアップメモリ5からユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に転送し復帰させる(#42)。
【0041】
かかる第3実施形態のプログラマブルコントローラにあっては、上記したように、復帰手段が中央演算処理部6と接続したディップスイッチで形成されて、復帰出力がそのディップスイッチのオンであるから、ディップスイッチをオンに設定して、第2ユーザデータ42aをユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に容易に復帰することができる。
【0042】
本発明の第4実施形態を以下に説明する。なお、第4実施形態では第1実施形態と異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付して説明を省略する。
【0043】
バックアップメモリ5からユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に第2ユーザデータ42aを復帰させる復帰手段が設けられて、その第2ユーザデータ42aが復帰手段の復帰出力があったときに復帰される。ここで、復帰手段は通信機器21で形成されて、復帰出力が通信機器21から送信された復帰コマンドである。
【0044】
このものの動作を、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。先ず#5において、電源がオンされると、中央演算処理部6はユーザプログラム43をユーザプログラムメモリ4に、第1ユーザデータ41aをユーザプログラムメモリ4の固定エリア41に、バックアップメモリ5から転送しそれぞれ復帰させる(#51)。
【0045】
そして、中央演算処理部6は演算を実行しているときに通信機器21から復帰コマンドを受信したとき、第2ユーザデータ42aをバックアップメモリ5からユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に転送し復帰させる(#52)。
【0046】
かかる第4実施形態のプログラマブルコントローラにあっては、上記したように、復帰手段が通信機器21で形成されて、復帰出力がその通信機器21から送信された復帰コマンドであるから、中央演算処理部6が演算を実行しているときに、すなわちユーザが必要なときに任意に、第2ユーザデータ42aをユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に復帰することができる。
【0047】
本発明の第5実施形態を以下に説明する。なお、第5実施形態では第1実施形態と異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付して説明を省略する。
【0048】
モード切り替えスイッチ(図示せず)は、中央演算処理部6と接続して設けられ、オペレーションシステムプログラム31が起動するシステムプログラムモードと、オペレーションシステムプログラム31及びユーザプログラム43が起動するランモードとを有する。さらに、バックアップメモリ5からユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に第2ユーザデータ42aを復帰させる復帰手段が設けられ、その第2ユーザデータ42aが復帰手段の復帰出力があったときに復帰される。ここで、復帰手段はモード切り替えスイッチで形成されて、復帰出力がそのモード切り替えスイッチのランモードである。
【0049】
このものの動作を、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。先ず#6において、電源がオンされると、中央演算処理部6はユーザプログラム43をユーザプログラムメモリ4に、第1ユーザデータ41aをユーザプログラムメモリ4の固定エリア41に、バックアップメモリ5から転送しそれぞれ復帰させる(#61)。
【0050】
そして、中央演算処理部6はモード切り替えスイッチがランモードに設定されたとき、第2ユーザデータ42aをバックアップメモリ5からユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に転送し復帰させる(#62)。
【0051】
かかる第5実施形態のプログラマブルコントローラにあっては、上記したように、復帰手段がモード切り替えスイッチで形成されて、復帰出力がその切り替えスイッチのランモードであるから、モード切り替えスイッチを遠隔操作して、離れた場所から第2ユーザデータ42aをユーザプログラムメモリ4に復帰することができる。
【0052】
本発明の第6実施形態を以下に説明する。なお、第6実施形態では第5実施形態と異なる機能について述べることとし、第5実施形態と実質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付して説明を省略する。
【0053】
ユーザプログラム43は、第2ユーザデータ42aをユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に復帰させる復帰命令が記述される。
【0054】
このものの動作を、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。#7において、中央演算処理部6はモード切り替えスイッチがランモードに設定されて(#71)、かつ復帰命令が起動したユーザプログラム43に記述されているとき、第2ユーザデータ42aをバックアップメモリ5からユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に転送し復帰させる(#72)。
【0055】
かかる第6実施形態のプログラマブルコントローラにあっては、上記したように、モード切り替えスイッチがランモードであって、かつランモードによって起動したユーザプログラム43に復帰命令が記述されているとき、第2ユーザデータ42aがユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に復帰されるから、第2ユーザデータ42aのユーザプログラムメモリ4への復帰の可否をユーザが選択することができる。
【0056】
【発明の効果】
請求項1記載のものは、中央演算処理部6が通信機器21からの書き込み命令に基づいて、ユーザプログラムメモリ4に格納された第2ユーザデータ42aをバックアップメモリ5に書き込むから、電源がオフされたときに格納された第1ユーザデータ41aだけでなく、ユーザプログラム43で使用される第2ユーザデータ42aがバックアップメモリ5に格納されて、第1ユーザデータ41a及び必要に応じて第2ユーザデータ42aが、すなわち少なくとも第1ユーザデータ41aがユーザプログラムメモリ4に復帰された状態で、中央演算処理部6が演算を実行するので、第2ユーザデータ42aをプログラミングでもってユーザプログラム43に記述していた従来と異なって、ユーザがユーザプログラム43を作成する労力を減少できるとともに、そのユーザプログラム43を有効活用することができる。
【0057】
また、復帰手段を設けその復帰手段の復帰出力があったときに、第2ユーザデータ42aがバックアップメモリ5からユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に復帰されるから、中央演算処理部6がユーザプログラム43で使用される第1ユーザデータ41aだけでなく第2ユーザデータ42aをユーザプログラムメモリ4に復帰するとともに、第2ユーザデータ42aを復帰する必要のないとき、ユーザプログラムメモリ4への復帰時間の短縮化を図ることができる。
【0058】
請求項記載のものは、請求項記載のものの効果に加えて、復帰手段がバックアップメモリ5に設けられて復帰フラグを有するシステムレジスタ51で形成されて、復帰出力がその復帰フラグのオンであるから、復帰フラグをオンに設定して、第2ユーザデータ42aをユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に容易に復帰することができる。
【0059】
請求項記載のものは、請求項記載のものの効果に加えて、復帰手段が中央演算処理部6と接続したディップスイッチで形成されて、復帰出力がそのディップスイッチのオンであるから、ディップスイッチをオンに設定して、第2ユーザデータ42aをユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に容易に復帰することができる。
【0060】
請求項記載のものは、請求項記載のものの効果に加えて、復帰手段が通信機器21で形成されて、復帰出力がその通信機器21から送信された復帰コマンドであるから、中央演算処理部6が演算を実行しているときに、ユーザが必要なときに任意に、第2ユーザデータ42aをユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に復帰することができる。
【0061】
請求項記載のものは、請求項記載のものの効果に加えて、オペレーションシステムプログラム31が起動するシステムプログラムモードと、オペレーションシステムプログラム31及びユーザプログラム43が起動するランモードとを有するモード切り替えスイッチが設けられたものであれば、復帰手段がモード切り替えスイッチで形成されて、復帰出力がその切り替えスイッチのランモードであるから、モード切り替えスイッチを遠隔操作して、離れた場所から第2ユーザデータ42aをユーザプログラムメモリ4に復帰することができる。
【0062】
請求項記載のものは、請求項記載のものの効果に加えて、モード切り替えスイッチがランモードであって、かつランモードによって起動したユーザプログラム43に復帰命令が記述されているとき、第2ユーザデータ42aがユーザプログラムメモリ4の拡張エリア42に復帰されるから、第2ユーザデータ42aのユーザプログラムメモリ4への復帰の可否をユーザが選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す構成図である。
【図2】同上の動作を表すフローチャート図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す動作のフローチャート図である。
【図4】本発明の第3実施形態を示す動作のフローチャート図である。
【図5】本発明の第4実施形態を示す動作のフローチャート図である。
【図6】本発明の第5実施形態を示す動作のフローチャート図である。
【図7】本発明の第6実施形態を示す動作のフローチャート図である。
【図8】従来例を示す構成図である。
【図9】同上の動作を表すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 入力手段
11 外部機器
2 通信手段
21 通信機器
3 システムメモリ
31 オペレーションシステムプログラム
4 ユーザプログラムメモリ
41 固定エリア
41a 第1ユーザデータ(ユーザデータ)
42 拡張エリア
42a 第2ユーザデータ(別のユーザデータ)
43 ユーザプログラム
5 バックアップメモリ
51 システムレジスタ(復帰手段)
6 中央演算処理部
7 出力手段

Claims (6)

  1. 外部機器からの外部信号が入力される入力手段と、通信機器と接続されてデータ又は命令を送受信する通信手段と、システム全体を制御する制御手順を記述したオペレーションシステムプログラムを格納した不揮発性のシステムメモリと、ユーザが外部機器を制御するための演算手順を記述したユーザプログラム、及びそのユーザプログラムで使用されるユーザデータを固定エリアに別のユーザデータを拡張エリアにそれぞれ格納する揮発性のユーザプログラムメモリと、ユーザプログラムを格納するとともに電源がオフされたときユーザデータを格納する不揮発性の書き換えし得るバックアップメモリと、オペレーションシステムプログラムでもってシステムを制御するとともに、バックアップメモリからユーザプログラムメモリに復帰されたユーザプログラム及びユーザデータに基づいて演算を実行する中央演算処理部と、演算結果を外部機器に出力する出力手段と、を備えたプログラマブルコントローラにおいて、前記中央演算処理部は、前記通信機器からの書き込み命令に基づいて前記別のユーザデータを前記バックアップメモリに格納するよう形成され、電源がオンされると、前記ユーザデータは前記バックアップメモリからユーザプログラムメモリの固定エリアに復帰されるとともに、復帰手段の復帰出力があったときに前記バックアップメモリから前記ユーザプログラムメモリの拡張エリアに前記別のユーザデータを復帰させることを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  2. 前記復帰手段は前記バックアップメモリに設けられて復帰フラグを有したシステムレジスタで形成されて、前記復帰出力が復帰フラグのオンであることを特徴とする請求項1記載のプログラマブルコントローラ。
  3. 前記復帰手段は前記中央演算処理部と接続して設けられたディップスイッチで形成されて、前記復帰出力がディップスイッチのオンであることを特徴とする請求項記載のプログラマブルコントローラ。
  4. 前記復帰手段は前記通信機器で形成されて、前記復帰出力が前記通信機器から送信された復帰コマンドであることを特徴とする請求項記載のプログラマブルコントローラ。
  5. 前記オペレーションシステムプログラムが起動するシステムプロ グラムモードと、前記オペレーションシステムプログラム及び前記ユーザプログラムが起動するランモードとを有するモード切り替えスイッチが前記中央演算処理部と接続して設けられたものであって、前記復帰手段はモード切り替えスイッチで形成されて、前記復帰出力がモード切り替えスイッチのランモードであることを特徴とする請求項記載のプログラマブルコントローラ。
  6. 前記ユーザプログラムメモリは、起動した前記ユーザプログラムに記述された復帰命令に基づいて前記別のユーザデータが前記拡張エリアに復帰されることを特徴とする請求項記載のプログラマブルコントローラ。
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