JP3541644B2 - バックライト制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶表示装置におけるバックライト制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の液晶表示装置におけるバックライト制御は、特開平6−178548号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
図5に従来のバックライト制御装置を示す。図5において、PWM制御回路26がトランジスタQ1をオン・オフしてパルス幅制御することにより、直流電源21から供給される入力電圧Vinを、電圧調整してインバータ回路24に供給する。
インバータ回路24は、蛍光ランプ25と並列コンデンサC11により共振回路を形成するとともに、出力トランス28のコイルL13によりトランジスタQ2、Q3のベースに正帰還をかけてトランジスタQ2とトランジスタQ3を交互にオン・オフさせることにより、高周波発振させ、高周波電圧を蛍光ランプ25に供給する。
【0004】
そして、この蛍光ランプ25に流れる管電流は、ダイオードD3及びコンデンサC13を介して電圧に変換される。この変換された電圧は、制御信号としてPWM制御回路26に入力される。PWM制御回路26は、この制御信号に基づいてトランジスタQ1をオン・オフ制御することにより、インバータ回路24に与える入力電圧を調整している。
【0005】
また、駆動回路20には、電圧制御回路30が設けられている。この電圧制御回路30は、インバータ回路24への入力電圧を検出して、この入力電圧を所定値以下に制限している。
すなわち、電圧制限回路30の制御信号出力手段23は、その分圧抵抗R11、R12によりインバータ回路24のチョークコイルL10下流側の電圧を分圧し、この分圧電圧をダイオードD1で整流して、トランジスタQ4及びダイオードD2を介して、制御信号Sとしてセンスラインである信号線27を介して電圧コントロール部22のPWM制御回路26に出力するのである。
このPWM制御回路26は、信号線27に入った制御信号に基づいて、デューティを可変して、電圧コントロール部22の出力信号を制限する。この時、高い入力電圧時には、高い信号が発生し、PWM制御によりデューティを制御する。従って、インバータ回路24への入力電圧を所定以下に制限する事が出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、インバータ回路への電圧制限を調光制御回路と共通にして行う場合、一般に電圧調光(もしくは電流調光)方式と呼ばれる、インバータ回路に入力する電圧を変化させる方式では、低い輝度を得ようとして、蛍光ランプに流れる電流を小さくしていくとインバータの出力電圧が蛍光ランプの放電電圧を下回ってしまう為、広い調光範囲を得ることが困難であった。
【0007】
また、広い調光範囲を実現できるデューティ調光方式(もしくはバースト調光方式)と呼ばれる、蛍光ランプの点灯している時間と、消灯している時間の比率を制御する方式の場合、蛍光ランプが点灯している時のインバータ出力電圧は電源電圧に比例する為、安定した電源電圧を得る為の安定化回路が必要となり、回路規模が大きくなり、全体の電力損出の増大による効率の悪化があった。
【0008】
【課題を解決する手段】
前記課題を解決するために、本発明のバックライト制御装置は、輝度を変化させるための制御回路と、インバータ入力電圧を制御する為の制御回路とを分離し、スイッチ回路部分を共用することを特徴としたものである。
【0009】
本発明によれば、広い調光範囲を実現することが出来、また、電源電圧の変動に対してもインバータ出力電圧を安定に制御する事が可能で、回路規模も小さく、高効率のバックライト制御装置を提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載のバックライト制御装置は、インバータへの電源電圧供給をオン・オフするスイッチ回路と、インバータに供給される電圧を検出する電圧検出手段と、蛍光ランプに流れる電流を検出する電流検出手段と、これらの検出手段からの信号により前記スイッチ回路を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記電圧検出手段からの検出信号に基づいて、インバータの発振に同期した前記スイッチ回路のオン・オフ信号を出力し、また、前記電流検出手段からの検出信号に基づいて、インバータの発振周波数の数分の一から数十分の一の周波数の前記スイッチ回路のオン・オフ信号を出力し、この両者の出力信号により前記スイッチ回路をオン・オフすることで、広い調光範囲を実現することが出来、また、電源電圧の変動に対してもインバータ出力電圧を安定に制御する事が可能で、回路規模も小さくする事が可能である。
【0011】
さらに、本発明の請求項2に記載されたバックライト制御装置は、インバータへの電源電圧供給をオン・オフするスイッチ回路と、インバータに供給される電圧を検出する電圧検出手段と、蛍光ランプに流れる電流を検出する電流検出手段と、これらの検出手段からの信号により前記スイッチ回路を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記電圧検出手段からの検出信号に基づいて、インバータの発振に同期した前記スイッチ回路のオン・オフ信号を出力し、また、前記電流検出手段からの検出信号に基づいて、インバータの発振周波数の数分の一から数十分の一の周波数の前記スイッチ回路のオン・オフ信号を出力し、この両者の出力信号の論理和で前記スイッチ回路をオン・オフすることにより、広い調光範囲を実現することが出来、また、電源電圧の変動に対してもインバータ出力電圧を安定に制御する事が可能で、回路規模も小さくする事が可能である。
【0012】
以下に、本発明の請求項1及び請求項2に記載された発明の実施の形態について、図1を用いて説明する。
【0013】
【実施例】
図1は本発明の一実施例におけるバックライト制御装置の回路構成図、図2は図1における調光制御回路の出力信号とインバータ発振波形を示す図、図3は図1における入力電圧制御回路の出力信号とインバータ発振波形を示す図、図4は図1における調光制御信号と入力電圧制御信号の論理和を取った波形を示す図を示す。
【0014】
図1において、符号1は調光制御回路、2は入力電圧制御回路、3は論理回路、4蛍光ランプ、Q1はトランジスタ、L1,L2,L3,L4,L5はコイル、C1,C2,C3は コンデンサ、D1はダイオード、R1,R2,R3,R4,R5,R6は抵抗を示す。
【0015】
図1において、蛍光ランプ4に流れる電流を抵抗4で電圧に変換し、かつ、ダイオードD1とコンデンサC3で整流電圧として平均電圧を取り出す。この平均電圧と調光電圧Vconを、抵抗R1と抵抗R2により分圧し調光制御回路1に入力する。調光制御回路1では入力された電圧によりトランジスタQ1を、図2に示すように、インバータ回路の発振周波数の数分の一から数十分の一の周波数でデューティ制御するオン・オフする信号を出力し、トランジスタQ1においてインバータ回路に入力する電圧の制御を行う。
すなわち、調光電圧Vconを下げると、調光制御回路1に入力される電圧が下がり、調光制御回路1はトランジスタQ1のオンしている期間を長くし、蛍光ランプ4に電流が流れている期間を増加させるように動作する。
また、逆に調光電圧Vconを上げると、調光制御回路1に入力される電圧が下がり、調光制御回路1はトランジスタQ1のオンしている期間を短くし、蛍光ランプ4に電流が流れている期間を減少させるように動作する。
このとき、蛍光ランプが点灯している期間と消灯している期間の比によって、バックライトの明るさを変化させるため、調光範囲を広くすることが可能である。
【0016】
また、インバータ回路に入力される電圧を抵抗R5と抵抗R6とで分圧した電圧として取り出し、この検出電圧を入力電圧制御回路2に入力する。入力電圧制御回路2では、図3に示すように、この電圧によりトランジスタQ1をインバータ回路の発振周波数の2倍の周波数でデューティ制御するオン・オフ信号を出力し、トランジスタQ1においてインバータ回路に入力される電圧をあらかじめ設定した値に制限を行う。
【0017】
また、調光制御回路1と入力電圧制御回路2から出力されるオン・オフ信号を、図4に示すように論理回路3で論理和を取ることにより、異なる制御をトランジスタQ1のみで行う事が出来る。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、本発明のバックライト制御装置によれば、電源電圧の変動が大きい機器においても、インバータ回路には安定な電圧が供給され、広範囲な調光を行うことが可能であり、安価で高性能なバックライト制御装置とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるバックライト制御装置の回路構成図
【図2】図1における調光制御回路の出力信号とインバータ発振波形を示す図
【図3】図1における入力電圧制御回路の出力信号とインバータ発振波形を示す図
【図4】図1における調光制御信号と入力電圧制御信号の論理和を取った波形を示す図
【図5】従来のバックライト制御装置の回路構成図
【符号の説明】
1 調光制御回路
2 入力電圧制御回路
3 論理回路
4 蛍光ランプ
Q1 トランジスタ
L1、L2、L3、L4、L5 コイル
C1、C2、C3 コンデンサ
D1 ダイオード
R1、R2、R3、R4、R5、R6 抵抗
Claims (2)
- インバータへの電源電圧供給をオン・オフするスイッチ回路と、インバータに供給される電圧を検出する電圧検出手段と、蛍光ランプに流れる電流を検出する電流検出手段と、これらの検出手段からの信号により前記スイッチ回路を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記電圧検出手段からの検出信号に基づいて、インバータの発振に同期して前記スイッチ回路のオン・オフを行い、また、前記電流検出手段からの検出信号に基づいて、インバータの発振周波数の数分の一から数十分の一の周波数で前記スイッチ回路のオン・オフを行うことを特徴とするバックライト制御装置。
- インバータへの電源電圧供給をオン・オフするスイッチ回路と、インバータに供給される電圧を検出する電圧検出手段と、蛍光ランプに流れる電流を検出する電流検出手段と、これらの検出手段からの信号により前記スイッチ回路を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記電圧検出手段からの検出信号に基づいて、インバータの発振に同期して前記スイッチ回路のオン・オフ信号を出力し、また、前記電流検出手段からの検出信号に基づいて、インバータの発振周波数の数分の一から数十分の一の周波数で前記スイッチ回路のオン・オフ信号を出力し、この両者の出力信号の論理和で前記スイッチ回路をオン・オフすることを特徴とするバックライト装置制御装置。
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