JP3541207B2 - 折り畳み容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂製の折り畳み容器に係り、より詳細には、容器を組み上げて物品を収納し、積み重ねた状態で保管や輸送を行う場合に、その積み重ねた状態でも内容物の確認及び取り出しを容易に行うことのできる折り畳み容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、小物品を輸送する場合には、その小物品を容器に収納し、これを積み重ねてトラック等に積載して、目的地まで輸送している。そして、輸送し終えると、空になった容器を再び積み重ねてトラック等に積載して、返送していた。
【0003】
この場合、空になった容器をそのまま積載して返送するのでは、輸送効率が極めて悪いことから、返送時には折り畳むことのできる容器が従来より提案されている。
【0004】
この折り畳み容器は、図15に示すように、矩形状の上枠体81及び底板82と、これら上枠体81及び底板82の間の対向する各縁部間に設けられた長側板83,83及び短側板84,84とで構成され、各長側板83,83は、上部長側板85と下部長側板86とで構成されている。
【0005】
そして、上枠体81の短辺側の下縁部811,811のそれぞれに短側板84,84の上縁部841,841を軸91により枢支して、短側板84,84を内方側に折り込み可能に連結し、上枠体81の長辺側の下縁部812,812のそれぞれに上部長側板85,85の上縁部851,851を軸92により枢支して、上部長側板85,85を内方側に折り込み可能に連結し、底板82の長辺側の上縁部822,822のそれぞれに下部長側板86,86の下縁部861,861を軸93により枢支して、下部長側板86,86を内方側に折り込み可能に連結し、上部長側板85,85の下縁部852,852と下部長側板86,86の上縁部862,862とを軸94により枢支して、内方側に折り込み可能に連結した構造となっている。
【0006】
このような構造の折り畳み容器を折り畳む手順は、まず短辺側に設けられた短側板84,84を軸91回りに内方側に跳ね上げ、次に長辺側の上部長側板85,85と下部長側板86,86とを連結している軸94部分を内方に押し込むようにしながら、上部長側板85,85を軸92回りに、下部長側板86,86を軸93回りにそれぞれ内方に折り込んで、底板82上に下部長側板86,86と上部長側板85,85とを順次折り重ねる。これにより、折り重ねられた上部長側板85,85の上に、跳ね上げられた短側板84,84が重なり、これら下部長側板86,86、上部長側板85,85及び短側板84,84を内包するように上枠体81が重なって、折り畳みを完了する。
【0007】
一方、このように折り畳まれた容器を組み立てる手順は、上記の折り畳み手順と全く逆の手順で行えばよい。すなわち、矩形状の上枠体81を底板82から離すように持ち上げて、折り重ねられていた上部長側板85,85と下部長側板86,86とを起立させ、次に跳ね上げていた両短側板84,84をそれぞれ軸91回りに下方かつ外方に折り開き、その下縁部842,842を底板82の短辺側の上縁部821,821に係合して、組み立てを完了する。
【0008】
図16は、短側板84の下縁部842と、底板82の短辺側の上縁部821との係合構造を示している。
すなわち、短側板84の下縁部842の中央部に嵌入口843を形成し、底板82の短辺側の上縁部821の対向する位置に嵌入爪823を形成している。そして、短側板84を軸91回りに下方かつ外方に垂直になるまで折り開いたとき、嵌入口843に嵌入爪823が嵌入係止されるようになっている。
【0009】
また、この状態まで開いたとき、短側板84の全体が、上枠体81の短辺側の下縁部811と、両長側板83,83の側縁部831,831と、底板82の短辺側の上縁部821とで形成される開口部に嵌合される形となる。
【0010】
そのため、この係止構造と、短側板84の開口部への嵌合力とによって、短側板84が簡単には内方側へ跳ね上がらないようになっている。
このような構造の折り畳み容器では、容器を組み立てて小物品を収納し、積み重ねた状態で保管している場合、その収納物の検査や確認あるいは取り出し及び収納を行うためには、積み重ねた容器をいちいち下ろしてそれらを行わなければならないといった問題があった。
【0011】
そこで、このような問題を解決すべく、容器の一側面に開口部を設け、この開口部に蓋体を取り付けた構造の折り畳み容器が提案されている(特公平5−25743号公報参照)。
【0012】
この改良型の折り畳み容器は、矩形上枠の長辺側の端縁部に二つ折れ用の上側片を内方に折り畳み自在に枢支連結し、矩形上枠に対向する矩形下板の長辺側の端縁部に二つ折れ用の下側片を内方に折り畳み自在に枢支連結し、上下側板を内方に折り畳み自在に枢支連結し、矩形上枠もしくは矩形下板の短辺側の端縁部にあおり側板を連結した合成樹脂製折り畳み容器であって、上下側片にて構成された左右の長尺側板のうち少なくとも一方の長尺側板においてその長さ方向の中間部に長い長尺開口を上下側板にわたって切除して形成し、長尺開口の両側に残る上側片部分の上端が矩形上枠に係脱自在もしくは折り畳み自在に取着され、又、長尺開口の両側に残る下側片部分の下端が矩形下板に折り畳み自在に枢着され、上側片部分と下側片部分とが内側に折り畳み自在に枢支連結され、長尺開口を閉塞する蓋体を内外方向に回動自在に枢着し、長尺開口の開口上端部に係止爪が設けられ、蓋体の上縁部においてスプリングにてロック片が弾性付勢されて突出され、ロック片に一体化されるとともに蓋体に対して昇降自在になされた把手状の外し体が蓋体の外側方に突出され、外し体の押下げ操作にてロック片を係止爪から外し自在になし、蓋体を上下に二分割するとともにこれら分割半体を折り畳み自在に枢支連結して成るものである。
【0013】
すなわち、図15に示す折り畳み容器において、一方の長側板83の中間部に、長い長尺開口を上下長側板85,86にわたって切除して形成し、この長尺開口を閉塞する蓋体を内外方向に回動可能に枢着し、蓋体の閉塞状態を維持するロック手段を解除可能に設けた構成となっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような改良型の折り畳み容器では、蓋体を開いたとき上枠が残ることから、この上枠が邪魔になって中の物品が取り出しにくいといった問題があった。
【0015】
また、蓋体は、上下長側板85,86のほぼ全体にわたって切除された長尺開口を閉塞可能な大きな形状に形成されているため、これを開いたとき折り畳み容器の底面部よりも下方に垂れ下がることになる。そのため、この折り畳み容器を積み重ねて使用しているときに、上段の折り畳み容器の蓋体を開くと、下段の折り畳み容器の開口部を塞ぐ形となって、このままでは下部の折り畳み容器の蓋体を開くことができないといった問題があった。
【0016】
つまり、上下に積み重ねられた折り畳み容器の両方から例えば物品を取り出す場合には、まず上段(又は下段)の折り畳み容器の蓋体を開いて中の物品を取り出し、この蓋体を閉じてから、次に下段(又は上段)の折り畳み容器の蓋体を開いて中の物品を取り出すといった作業となるため、取り出し作業に時間がかかるといった問題があった。このことは、物品を折り畳み容器に収納する場合も同様である。
【0017】
本発明は係る問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、容器としての強度を維持しつつ、上枠の一部をも含めて上部長側板を開放できるようにするとともに、開いた上部長側板が折り畳み容器の底面部より下方に垂れ下がらないようにすることによって、折り畳み容器を積み重ねて使用する場合、上段の折り畳み容器の上部長側板を開いた状態でも、下段の折り畳み容器の上部長側板を開くことのできる構造とした折り畳み容器を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1記載の折り畳み容器は、矩形状の上枠体及び底板と、これら上枠体及び底板の間の対向する各縁部間に設けられた長側板及び短側板とからなり、前記上枠体の短辺側の縁部のそれぞれに前記短側板の上縁部を枢支して前記短側板を内方側に折り込み可能に連結し、前記上枠体の長辺側の縁部のそれぞれに上部長側板の上縁部を枢支して前記上部長側板を内方側に折り込み可能に連結し、前記底板の長辺側の縁部のそれぞれに下部長側板の下縁部を枢支して前記下部長側板を内方側に折り込み可能に連結し、前記上部長側板の下縁部と前記下部長側板の上縁部とを枢支して内方側に折り込み可能に連結した構造の折り畳み容器において、前記上枠体の一方の長辺側上枠及びこれに枢支された一方の上部長側板がそれぞれ枢支された状態で両端支持部と中間本体部とに分割され、分割された長辺側上枠両端支持部と長辺側上枠中間本体部の両端部とがそれぞれ第1の係合手段によって係脱可能に形成されるとともに、前記長辺側上枠中間本体部が第2の係合手段によって前記上部長側板中間本体部に対し高さ方向に摺動可能及び回動可能に設けられ、前記第1の係合手段は、前記長辺側上枠両端支持部のそれぞれに設けられた係合部と、前記長辺側上枠中間本体部の両端部に設けられた被係合部とで形成され、起立状態に保持された前記長辺側上枠中間本体部を前記第2の係合手段を介して上方から下方に摺動させることにより、前記被係合部が前記係合部に上方より嵌入係止された状態で保持されるとともに、前記第2の係合手段を介して前記長辺側上枠中間本体部を上方に摺動させて前記第1の係合手段の係合を解除することにより、前記長辺側上枠中間本体部と前記上部長側板中間本体部とが起立状態の前記下部長側板の外方側に折り返し可能に設けられたものである。
【0019】
また、本発明の請求項2記載の折り畳み容器は、請求項1記載のものにおいて、前記長辺側上枠中間本体部を前記第2の係合手段を介して前記上部長側板中間本体部に対し高さ方向に摺動させることにより、前記長辺側上枠中間本体部を前記上部長側板中間本体部の上縁部に嵌入した状態で保持する保持手段が設けられたものである。
【0020】
また、本発明の請求項3記載の折り畳み容器は、請求項2記載のものにおいて、前記上部長側板の下縁部と前記下部長側板の上縁部とを枢支する軸を第1の軸とするとき、前記長辺側上枠中間本体部を前記上部長側板中間本体部の上縁部に嵌入して前記保持手段により保持した状態で、前記第1の軸から前記長辺側上枠中間本体部の上端縁までの長さが、前記第1の軸から前記底板の下端縁までの長さと同じかこれよりも短くなるように、前記長辺側上枠中間本体部の摺動距離が設定されているものである。
【0021】
また、本発明の請求項4記載の折り畳み容器は、請求項1、2又は3記載のものにおいて、前記長辺側上枠中間本体部と上下方向に対峙する前記底板の長辺側側壁を、前記長辺側上枠中間本体部より若干幅広に切り欠くとともに、その切り欠き深さは、前記被係合部を前記係合部に上方より嵌入係止させるために、前記長辺側上枠中間本体部が前記長辺側上枠両端支持部より上方に突出する高さよりも若干深くなるように設定されているものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の折り畳み容器の全体構成を示している。
【0023】
本発明の折り畳み容器は、基本的な部材構成については、図15に示した従来の折り畳み容器の構成と同様である。
すなわち、矩形状の上枠体1及び底板2と、これら上枠体1及び底板2の間の対向する各縁部間に設けられた長側板3,3及び短側板4,4とで構成され、各長側板3,3は、上部長側板5と下部長側板6とで構成されている。
【0024】
そして、上枠体1の短辺側の下縁部11,11のそれぞれに短側板4,4の上縁部12,12を軸74により枢支して、短側板4,4を内方側に折り込み可能に連結し、上枠体1の長辺側の下縁部13,13のそれぞれに上部長側板5,5の上縁部14,14を軸(第2の軸)72により枢支して、上部長側板5,5を内方側に折り込み可能に連結し、底板2の長辺側の上縁部15,15のそれぞれに下部長側板6,6の下縁部16,16を軸73により枢支して、下部長側板6,6を内方側に折り込み可能に連結し、上部長側板5,5の下縁部17,17と下部長側板6,6の上縁部18,18とを軸(第1の軸)71により枢支して、内方側に折り込み可能に連結した構造となっている。
【0025】
また、図示は省略しているが、短側板4の下縁部19と、底板2の短辺側の上縁部20との係合構造も、図16に示したものと同様の構造となっている。
このような基本構造において、本発明の折り畳み容器は、上枠体1の一方の長辺側上枠1A及びこれに枢支された一方の上部長側板5Aが、それぞれ軸72により枢支された状態で、両端支持部1A1,1A2,5A1,5A2と中間本体部1A3,5A3とに分割され、分割された長辺側上枠両端支持部1A1,1A2と長辺側上枠中間本体部1A3の両端部21,22とがそれぞれ第1の係合手段Wによって係脱可能に形成されている。そして、この第1の係合手段Wの係合を解除することにより、長辺側上枠中間本体部1A3と上部長側板中間本体部5A3とが、起立状態の下部長側板6の外方側に折り返し可能に設けられたものである。
【0026】
すなわち、上枠体1は、他方の長辺側上枠1Cと両短辺側上枠1B,1Dと長辺側上枠両端支持部1A1,1A2とが一体的に形成され、長辺側上枠中間本体部1A3のみが、この略C字形に形成された枠体1C,1B,1D,1A1,1A2に対して係脱可能に設けられたものである。
【0027】
図2ないし図5は、この第1の係合手段Wの具体的構造を示している。ただし、この図には長辺側上枠右端支持部1A2と長辺側上枠中間本体部1A3の右端部22とに設けられた第1の係合手段Wを示しているが、長辺側上枠左端支持部1A1と長辺側上枠中間本体部1A3の左端部21とに設けられた第1の係合手段Wについても、全く同様の構造である。
【0028】
すなわち、長辺側上枠右端支持部1A2の上面24の端部に、端側面25側に開口するT字形嵌合溝部26が形成され、端側面25の内方側の縁部25aに沿って縦長の第1の当接片27が形成され、端側面25の外方側の縁部25bの下端部に第2の当接片28が形成されている。
【0029】
一方、長辺側上枠中間本体部1A3の右端部22には、その端側面31の上端部に外側方に突出したT字形嵌合突起部35が形成され、端側面31の内方側の角部31aを切り欠くようにして縦長の第1の当接溝36が形成され、端側面31の外方側の角部31bの下端部を切り欠くようにして第2の当接溝37が形成されている。つまり、第1の当接溝36は、長辺側上枠中間本体部1A3の端側面31側、内側面32側、底面34側の3方が開口されており、第2の当接溝37は、長辺側上枠中間本体部1A3の端側面31側、外側面33側、底面34側の3方が開口されている。
【0030】
そして、T字形嵌合突起部35はT字形嵌合溝部26に上方より嵌入され、第1の当接溝36は第1の当接片27に側方より嵌合し、第2の当接溝37は第2の当接片28に上方より嵌合するようになっている。
【0031】
つまり、長辺側上枠中間本体部1A3のT字形嵌合突起部35を、長辺側上枠右端支持部1A2のT字形嵌合溝部26に嵌合させるためには、図2及び図4に示すように、長辺側上枠中間本体部1A3を長辺側上枠右端支持部1A2に対して距離H3(T字形嵌合突起部35の厚みより若干長い距離)だけ引き上げる必要がある。すなわち、長辺側上枠中間本体部1A3を上部長側板中間本体部5A3に対して上下方向(図4及び図5中、矢符Q方向)に摺動可能な構造とする必要がある。これは、後述する第2の係合手段Xによって実現されているが、ここでは長辺側上枠中間本体部1A3が上部長側板中間本体部5A3に対して上下方向に摺動できることを前提に、第1の係合手段Wの係合動作について、図2ないし図4を参照して説明する。
【0032】
長辺側上枠中間本体部1A3は、上述の如く、長辺側上枠右端支持部1A2に対して距離H3だけ上方に引き上げられているものとする。図2はこの状態を示している。
【0033】
この図2に示す状態から、長辺側上枠中間本体部1A3を内方側(矢符P方向)へ押し込むと、第1の当接溝36が第1の当接片27に側方より嵌入し、第1の当接片27の側面27aに、第1の当接溝36の側面36aが当接して位置決めが行われる。すなわち、この状態で、T字形嵌合突起部35とT字形嵌合溝部26とが上下に対峙し、第2の当接溝37と第2の当接片28とが上下に対峙するので、長辺側上枠中間本体部1A3を下方に押し下げると、T字形嵌合突起部35がT字形嵌合溝部26に上方より嵌入し、第2の当接溝37が第2の当接片28に上方より嵌合する。また、第1の当接溝36は第1の当接片27に当接した状態で、下方に摺動することになる。
【0034】
そして、T字形嵌合突起部35の下面がT字形嵌合溝部26の底面に、又は第1の当接溝36の上面36bが第1の当接片27の上端面27bに、又は第2の当接溝37の上面37bが第2の当接片28の上端面28bにそれぞれ当接(若しくはいずれか1つ又は2つが当接)する位置まで長辺側上枠中間本体部1A3を押しさげると、長辺側上枠中間本体部1A3の上面38と長辺側上枠右端支持部1A2の上面24とが同じ高さ(若しくは長辺側上枠中間本体部1A3の上面38が長辺側上枠右端支持部1A2の上面24より若干低い位置)となって、第1の係合手段Wが係合状態となる。
【0035】
そして、収納した内容物によって容器が押圧され、短側板4の内面に外方向への力が加わった場合、この力はT字形嵌合突起部35とT字形嵌合溝部26との当接面で受け止められ、上部長側板中間本体部5A3の内面に外方向への力が加わった場合、この力はT字形嵌合突起部35とT字形嵌合溝部26との当接面、及び第2の当接片28と第2の当接溝37との当接面28a,37aとで受け止められ、上部長側板中間本体部5A3の外面に内方向への力が加わった場合、この力はT字形嵌合突起部35とT字形嵌合溝部26との当接面、及び第1の当接片27と第1の当接溝36との当接面27a,36aとで受け止められるため、第1の係合手段Wの係合状態は保持されることになる。
【0036】
なお、上部長側板中間本体部5A3の外方向への力に対しては、上記した如く、T字形嵌合突起部35とT字形嵌合溝部26との当接面の他に、第2の当接片28と第2の当接溝37との当接面28a,37aで受け止められ、上部長側板中間本体部5A3の内方向への力に対しては、上記した如く、T字形嵌合突起部35とT字形嵌合溝部26との当接面の他に、第1の当接片27と第1の当接溝36との当接面27a,36aで受け止められるため、T字形嵌合突起部35とT字形嵌合溝部26との嵌合部に、内外方向の力に対する回転力が直接加わることはない。
【0037】
また、長辺側上枠中間本体部1A3と上下方向に対峙する底板2の長辺側側壁23には、長辺側上枠中間本体部1A3より若干幅広の切欠部29が形成されており、この切欠部29の切り欠き深さH4(図1参照)は、長辺側上枠中間本体部1A3の上方への引き上げ距離H3よりも若干深くなるように設定されている。
【0038】
これにより、本発明の折り畳み容器を積み重ねて使用したとき、上段の折り畳み容器の底板2に邪魔されることなく、下段側の折り畳み容器の長辺側上枠中間本体部1A3を上方に距離H3だけ引き上げることができるものである。
【0039】
また、本発明の折り畳み容器は、長辺側上枠中間本体部1A3と上部長側板中間本体部5A3の上縁部14とが、第2の係合手段Xによって回動可能及び摺動可能に連設されているとともに、長辺側上枠中間本体部1A3が上部長側板中間本体部5A3の上縁部14に嵌入した状態で、保持手段Yによって保持されるようになっている。
【0040】
図5ないし図8は、この第2の係合手段X及び保持手段Yの具体的構造を示している。ただし、この図には長辺側上枠中間本体部1A3及び上部長側板中間本体部5A3の右端側に設けられた第2の係合手段X及び保持手段Yを示しているが、長辺側上枠中間本体部1A3及び上部長側板中間本体部5A3の左端側に設けられた第2の係合手段X及び保持手段Yについても、全く同様の構造である。
【0041】
すなわち、上部長側板中間本体部5A3の上縁部14には、第2の軸72,72を支持する軸受部75(図2を併せて参照)が長手方向に沿って複数箇所に設けられており、この軸受部75は、1対の第2の軸72,72がそれぞれ一体的に形成された1対の軸受板76,76(図2参照)と、これら軸受板76,76を連接する連接板77とで構成されている。また、連接板77の背面側には、その先端部に係止段部77aが形成されている。
【0042】
また、上部長側板中間本体部5A3の上縁部14には、このような構造の軸受部75に形成された第2の軸72,72・・・に、連接棒41が回動可能に枢支されており、この連接棒41の側端部に案内片42が形成されている。
【0043】
一方、長辺側上枠中間本体部1A3の右端部22には、その壁面に縦長に形成された所定長さの摺動溝部51が形成されており、この摺動溝部51内に連接棒41の案内片42が嵌入された状態で、上下方向(図5中、矢符Q方向)に摺動できるようになっている。
【0044】
つまり、長辺側上枠中間本体部1A3は、上部長側板中間本体部5A3に対しては、連接棒41と一体となって第2の軸72,72・・・を中心に回動(図5中、矢符P方向)し、連接棒41に対しては、案内片42に摺動溝部51が案内される形で摺動することにより、上下方向(矢符Q方向)に摺動可能となっている。
【0045】
また、長辺側上枠中間本体部1A3の背面板55の下端縁56から、軸受部75に対向して係止板57が延設されており、この係止板57の内面側に、連接板77に形成された係止段部77aと係合する係止突起部58が形成されている。
【0046】
つまり、連結棒41が第2の係合手段Xの主体的な役割を果たしており、連接板77の先端部に形成された係止段部77aと係止板57に形成された係止突起部58とで保持手段Yを構成している。
【0047】
すなわち、第1の係合手段Wにより長辺側上枠中間本体部1A3が長辺側上枠右端支持部1A2に係合保持された状態では、図6に示すように、長辺側上枠中間本体部1A3は上部長側板中間本体部5A3に対して上方一杯まで伸びた状態から若干(距離H3)下がった状態となっている。また、この状態では、上部長側板中間本体部5A3は、連接棒41に対して第1の軸72を中心に内方に回動可能(図6中に二点鎖線により示す)な状態に枢支されている。
【0048】
一方、第1の係合手段Wの係合を解除して(すなわち、長辺側上枠中間本体部1A3を距離H3だけ上方に引き上げて後)、長辺側上枠中間本体部1A3を下方(図7において符号Qにより示す)に押し込むと、連接棒41の案内片42に摺動溝部51が案内される形で、長辺側上枠中間本体部1A3が下方に摺動し、連接棒41を内包するようにして上部長側板中間本体部5A3の上縁部14に嵌入される(図7参照)。このときの長辺側上枠中間本体部1A3の摺動距離をH3+H2とする。つまり、距離H2は、第1の係合手段Wが係合しているときの高さから、上部長側板中間本体部5A3の上縁部14に嵌入されるまでの長辺側上枠中間本体部1A3の摺動距離を示している。
【0049】
また、図7に示すように長辺側上枠中間本体部1A3を上部長側板中間本体部5A3の上縁部14に嵌入すると、長辺側上枠中間本体部1A3の背面板55に形成された係止板57の係止突起部58が、軸受部75の連接板77に形成された係止段部77aを乗り越えて、係止段部77aに係合することになる(図8参照)。係止突起部58が係止段部77aを乗り越えるとき、係止突起部58は係止段部77aによって外方に押し広げられるように移動するが、この移動は、係止板57が外方側に弾性変形することによって吸収される。
【0050】
これにより、長辺側上枠中間本体部1A3は、上部長側板中間本体部5A3の上縁部14に嵌入された状態で、保持手段Yにより保持されるとともに、第2の軸72を中心とする回動も規制されることになる。つまり、長辺側上枠中間本体部1A3を、上部長側板中間本体部5A3の上縁部14に嵌入した状態で、下部長側板6の外方側に折り返しても(図10に示す状態)、長辺側上枠中間本体部1A3が自重によって上部長側板中間本体部5A3の上縁部14から抜け出てしまう(図10中に破線で示す状態)といった心配はない。
【0051】
なお、この係合状態を解除するには、図10に実線で示す状態から、長辺側上枠中間本体部1A3を若干力を加えて下方に引っ張ることにより、係止板57の弾性変形によって係止突起部58が係止段部77aから外れ、係合が解除され、破線で示す状態まで引き出される。または、係合状態のまま軸71を中心に上部長側板中間本体部5A3を上方まで回動させ、この時点で長辺側上枠中間本体部1A3を若干力を加えて上方に引っ張ることにより、係止板57の弾性変形によって係止突起部58が係止段部77aから外れ、係合が解除される。
【0052】
ところで、本発明の折り畳み容器では、折り畳んだときの状態を考えれば、軸71と軸72との軸間距離L1(図9参照)と、軸71と軸73との軸間距離L2(図9参照)との関係は、L1=L2であることが必要である。また、強度の点から、通常は底板2の高さより上枠体1の高さの方が高く形成されている。
【0053】
従って、第1の係合手段Wの係合を解除した状態で、長辺側上枠中間本体部1A3と上部長側板中間本体部5A3とを下部長側板6の外方側に折り返すと、図9及び図10に示すように、長辺側上枠中間本体部1A3が底板2の底面から下方に垂れ下がることになる。そこで、このときの垂れ下がり距離をH1とすると、上述した長辺側上枠中間本体部1A3の摺動距離H2(図7参照)を、H2≧H1となるように設定する。
【0054】
これにより、第1の係合手段Wの係合を解除して長辺側上枠中間本体部1A3と上部長側板中間本体部5A3とを下部長側板6の外方側に折り返し、かつ長辺側上枠中間本体部1A3を摺動させて上部長側板中間本体部5A3の上縁部14に嵌入すると、図10に実線で示すように、長辺側上枠中間本体部1A3が底板2の底面から下方に垂れ下がることがない。
【0055】
これにより、本発明の折り畳み容器を積み重ねて使用したとき、上段側の折り畳み容器の上部長側板中間本体部5A3を開放した状態で、上段側の長辺側上枠中間本体部1A3に邪魔されることなく、下段側の折り畳み容器の長辺側上枠中間本体部1A3及び上部長側板中間本体部5A3を開放することができるものである。
【0056】
なお、長辺側上枠中間本体部1A3と上部長側板中間本体部5A3とを下部長側板6の外方側に折り返したとき、底板2の底部から長辺側上枠中間本体部1A3が垂れ下がる問題は、図11及び図12に斜線を付して示すように、底板2の高さを高くして上枠体1の高さに合わせれば解決できる。しかし、それでは図13に示す本発明の折り畳み容器と比べて、折り畳んだときの高さが高くなり(h2>h1)、折り畳んだ状態での容器の容積が増加するため現実的ではない。
【0057】
また、図14は、上部長側板中間本体部5A3の右端部59と上部長側板右端支持部5A2との当接部分を示す断面図であり、上部長側板中間本体部5A3の右端部59の背面が上部長側板右端支持部5A2の受け片60に当接する構造となっている。これにより、上部長側板中間本体部5A3の中央部に前面より外力が内方向に加わった場合でも、この外力は上部長側板中間本体部5A3の右端部59の背面と上部長側板右端支持部5A2の受け片60との当接部分に分散され、連接棒41に加わる内方向への力が軽減されるものである。
【0058】
次に上記構成の折り畳み容器の折り畳み手順、組み立て手順、及び長辺側上枠1Aと上部長側板5とを外方に開く手順について順次説明する。
折り畳み手順は、まず短辺側に設けられた短側板4,4を軸74回りに内方側に跳ね上げ、次に長辺側の上部長側板5,5と下部長側板6,6とを連結している軸71部分を内方に押し込むようにしながら、上部長側板5,5を軸72回りに、下部長側板6,6を軸73回りにそれぞれ内方に折り込んで、底板2上に下部長側板6,6と上部長側板5,5とを対称形状に順次折り重ねる。これにより、折り重ねられた上部長側板5,5の上に、跳ね上げられた短側板4,4が重なり、これら下部長側板6,6、上部長側板5,5及び短側板4,4を内包するように上枠体1が重なって、折り畳みを完了する。
【0059】
一方、このように折り畳まれた容器を組み立てる手順は、上記の折り畳み手順と全く逆の手順で行えばよい。すなわち、矩形状の上枠体1を底板2から離すように持ち上げて、折り重ねられていた上部長側板5,5と下部長側板6,6とを起立させ、次に跳ね上げていた短側板4,4を軸74回りに下方かつ外方に折り開いて、組み立てを完了する。
【0060】
次に、このようにして組み立てられた容器において、長辺側上枠中間本体部1A3と上部長側板中間本体部5A3とを外方に開く手順を説明する。
すなわち、長辺側上枠中間本体部1A3を上方に距離H3だけ引き上げると、長辺側上枠中間本体部1A3のT字形嵌合突起部35がT字形嵌合溝部26から上方に退出し(図4参照)、第2の当接片28から第2の当接溝37が上方に退出して、第1の係合手段Wの係合が解除される。
【0061】
これにより、長辺側上枠中間本体部1A3及び上部長側板中間本体部5A3がフリーの状態となって、下部長側板6の外面側に折り返され、長辺側上枠中間本体部1A3及び上部長側板中間本体部5A3の部分が容器の開口部となる。
【0062】
このとき、上述した如く、長辺側上枠中間本体部1A3を上部長側板中間本体部5A3の上縁部14に嵌入しておけば、折り畳み容器を多段に積み重ねて使用したときでも、開放した長辺側上枠中間本体部1A3が、下段の折り畳み容器の長辺側上枠中間本体部1A3及び上部長側板中間本体部5A3の開閉の邪魔になることはない。
【0063】
次に、開いた長辺側上枠中間本体部1A3及び上部長側板中間本体部5A3を閉める手順について説明する。
閉める手順は、上記の開く手順と全く逆であって、長辺側上枠中間本体部1A3を下方に引っ張ることによって、長辺側上枠中間本体部1A3を上部長側板中間本体部5A3の上縁部14から引き出し、軸71を中心に長辺側上枠中間本体部1A3及び上部長側板中間本体部5A3を上方まで回動させる。これにより、第1の当接溝36が第1の当接片27に側方より嵌入し、第1の当接片27の側面27aに、第1の当接溝36の側面36aが当接して位置決めが行われるので、後は、長辺側上枠中間本体部1A3を下方に押し下げるだけで、T字形嵌合突起部35がT字形嵌合溝部26に上方より嵌入し、第2の当接溝37が第2の当接片28に上方より嵌合し、第1の当接溝36が第1の当接片27に当接した状態で下方に摺動して、第1の係合手段Wが係合状態となる。
【0064】
なお、本発明の折り畳み容器は、上枠体1の一方の長辺側上枠1A及びこれに枢支された一方の上部長側板5Aを、それぞれ軸72により枢支した状態で、両端支持部1A1,1A2,5A1,5A2と中間本体部1A3,5A3とに分割した構造としているので、例えば長辺側上枠中間本体部1A3及び上部長側板中間本体部5A3を取り外した場合でも、長辺側上枠両端支持部1A1,1A2と上部長側板両端支持部5A1,5A2とが残ることから、通常の方法で容器の折り畳みと組み立てとが行えるとともに、組み立てた状態での積み重ね使用にも十分に耐えられる強度を有するものである。
【0065】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の折り畳み容器は、上枠体の一方の長辺側上枠及びこれに枢支された一方の上部長側板がそれぞれ枢支された状態で両端支持部と中間本体部とに分割され、分割された長辺側上枠両端支持部と長辺側上枠中間本体部の両端部とがそれぞれ第1の係合手段によって係脱可能に形成されるとともに、長辺側上枠中間本体部が第2の係合手段によって上部長側板中間本体部に対し高さ方向に摺動可能及び回動可能に設けられ、第1の係合手段は、長辺側上枠両端支持部のそれぞれに設けられた係合部と、長辺側上枠中間本体部の両端部に設けられた被係合部とで形成され、起立状態に保持された長辺側上枠中間本体部を第2の係合手段を介して上方から下方に摺動させることにより、被係合部が係合部に上方より嵌入係止された状態で保持されるとともに、第2の係合手段を介して長辺側上枠中間本体部を上方に摺動させて第1の係合手段の係合を解除することにより、長辺側上枠中間本体部と上部長側板中間本体部とが起立状態の下部長側板の外方側に折り返し可能に設けられたものである。すなわち、第1の係合手段が一旦係合した後は、長辺側上枠中間本体部を上方に引き上げない限り、係合部と被係合部との係合状態は保たれるので、長辺側上枠中間本体部と長辺側上枠両端支持部とが不測に外れるといった事態の発生を防止することができる。また、蓋体である上部長側板中間本体部を開いたとき、長辺側上枠中間本体部も一緒に開くので、中の物品を取り出すときに(又は、物品を収納するときに)、長辺側上枠中間本体部が邪魔になるといったことがない。また、上枠体の一方の長辺側上枠及びこれに枢支された一方の上部長側板を、それぞれ軸により枢支した状態で、両端支持部と中間本体部とに分割した構造としているので、例えば長辺側上枠中間本体部及び上部長側板中間本体部を取り外した場合でも、長辺側上枠両端支持部と上部長側板両端支持部とが残ることから、通常の方法で容器の折り畳みと組み立てとが行えるとともに、組み立てた状態での積み重ね使用にも十分に耐えられる強度を有するものである。また、第1の係合手段は、被係合部を係合部に上方より嵌入係止する構造であるので、収納した内容物によって容器に外側方の力が加わっても、この力は第1の係合手段の解除方向とは直交する方向であるため、このような外側方への力によって第1の係合手段が不測に外れることはない。
【0066】
また、本発明の請求項2記載の折り畳み容器は、長辺側上枠中間本体部を第2の係合手段を介して上部長側板中間本体部に対し高さ方向に摺動させることにより、長辺側上枠中間本体部を上部長側板中間本体部の上縁部に嵌入した状態で保持する保持手段を設けた構成としている。また、本発明の請求項3記載の折り畳み容器は、上部長側板の下縁部と下部長側板の上縁部とを枢支する軸を第1の軸とするとき、長辺側上枠中間本体部を上部長側板中間本体部の上縁部に嵌入して保持手段により保持した状態で、第1の軸から長辺側上枠中間本体部の上端縁までの長さが、第1の軸から底板の下端縁までの長さと同じかこれよりも短くなるように、長辺側上枠中間本体部の摺動距離を設定したものである。これにより、開いた上部長側板中間本体部及び長辺側上枠中間本体部が折り畳み容器の底面部より下方に垂れ下がらない構造となるので、折り畳み容器を多段に積み重ねて使用した場合、上段の折り畳み容器の長辺側上枠中間本体部及び長辺側上枠中間本体部を開放しても、下段の折り畳み容器の長辺側上枠中間本体部及び上部長側板中間本体部の開閉の邪魔になることはない。
【0067】
また、本発明の請求項4記載の折り畳み容器は、長辺側上枠中間本体部と上下方向に対峙する底板の長辺側側壁を、長辺側上枠中間本体部より若干幅広に切り欠くとともに、その切り欠き深さを、被係合部を係合部に上方より嵌入係止させるために、長辺側上枠中間本体部が長辺側上枠両端支持部より上方に突出する高さよりも若干深くなるように設定している。これにより、折り畳み容器を積み重ねて使用したとき、上段の折り畳み容器の底板に邪魔されることなく、下段側の折り畳み容器の長辺側上枠中間本体部を上方に引き上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り畳み容器の全体構成を示した斜視図である。
【図2】第1の係合手段の具体的構造を示す一部拡大した斜視図である。
【図3】第1の係合手段の具体的構造を示す一部拡大した平面図である。
【図4】第1の係合手段の具体的構造を示す一部拡大した正面図である。
【図5】第2の係合手段及び保持手段の具体的構造を示す一部拡大した斜視図である。
【図6】図5に示すウ−ウ線に沿う断面図である。
【図7】長辺側上枠中間本体部を上部長側板中間本体部の上端縁に嵌入した状態を示す断面図である。
【図8】長辺側上枠中間本体部を上部長側板中間本体部の上端縁に嵌入した状態を示す図であって、図5に示すエ−エ線に沿う断面図である。
【図9】長辺側上枠中間本体部及び上部長側板中間本体部を開いた状態を示す一部拡大した側面図である。
【図10】長辺側上枠中間本体部及び上部長側板中間本体部を開いた状態を示す一部拡大した側面図である。
【図11】長辺側上枠中間本体部及び上部長側板中間本体部を開いた状態を示す一部拡大した側面図である。
【図12】上枠体の高さを底板の高さとを同じ高さにして折り畳んだ状態を示す一部拡大した側面図である。
【図13】本発明の折り畳み容器を折り畳んだ状態を示す一部拡大した側面図である。
【図14】上部長側板中間本体部の右端部と上部長側板右端支持部との当接部分を示す断面図である。
【図15】従来の折り畳み容器の全体構成を示す斜視図である。
【図16】短側板の下縁部と底板の短辺側の上縁部との係合構造を示す一部拡大した斜視図である。
【符号の説明】
1 上枠体
1A 長辺側上枠
1A1 長辺側上枠左端支持部
1A2 長辺側上枠右端支持部
1A3 長辺側上枠中間本体部
3 長側板
4 短側板
5 上部長側板
5A 一方の上部長側板
5A1 上部長側板左端支持部
5A2 上部長側板右端支持部
5A3 上部長側板中間本体部
6 下部長側板
W 第1の係合手段
26 T字形嵌合溝部
27 第1の当接片
28 第2の当接片
35 T字形嵌合突起部
36 第1の当接溝
37 第2の当接溝
X 第2の係合手段
41 連接棒
42 案内片
51 摺動溝部
Y 保持手段
57 係止板
58 係止突起部
71 軸(第1の軸)
72 軸(第2の軸)
73,74 軸
75 軸受部
76 軸受板
77 連接板
77a 係止段部

Claims (4)

  1. 矩形状の上枠体及び底板と、これら上枠体及び底板の間の対向する各縁部間に設けられた長側板及び短側板とからなり、前記上枠体の短辺側の縁部のそれぞれに前記短側板の上縁部を枢支して前記短側板を内方側に折り込み可能に連結し、前記上枠体の長辺側の縁部のそれぞれに上部長側板の上縁部を枢支して前記上部長側板を内方側に折り込み可能に連結し、前記底板の長辺側の縁部のそれぞれに下部長側板の下縁部を枢支して前記下部長側板を内方側に折り込み可能に連結し、前記上部長側板の下縁部と前記下部長側板の上縁部とを枢支して内方側に折り込み可能に連結した構造の折り畳み容器において、
    前記上枠体の一方の長辺側上枠及びこれに枢支された一方の上部長側板がそれぞれ枢支された状態で両端支持部と中間本体部とに分割され、分割された長辺側上枠両端支持部と長辺側上枠中間本体部の両端部とがそれぞれ第1の係合手段によって係脱可能に形成されるとともに、前記長辺側上枠中間本体部が第2の係合手段によって前記上部長側板中間本体部に対し高さ方向に摺動可能及び回動可能に設けられ、前記第1の係合手段は、前記長辺側上枠両端支持部のそれぞれに設けられた係合部と、前記長辺側上枠中間本体部の両端部に設けられた被係合部とで形成され、起立状態に保持された前記長辺側上枠中間本体部を前記第2の係合手段を介して上方から下方に摺動させることにより、前記被係合部が前記係合部に上方より嵌入係止された状態で保持されるとともに、前記第2の係合手段を介して前記長辺側上枠中間本体部を上方に摺動させて前記第1の係合手段の係合を解除することにより、前記長辺側上枠中間本体部と前記上部長側板中間本体部とが起立状態の前記下部長側板の外方側に折り返し可能に設けられたことを特徴とする折り畳み容器。
  2. 前記長辺側上枠中間本体部を前記第2の係合手段を介して前記上部長側板中間本体部に対し高さ方向に摺動させることにより、前記長辺側上枠中間本体部を前記上部長側板中間本体部の上縁部に嵌入した状態で保持する保持手段が設けられたものである請求項1記載の折り畳み容器。
  3. 前記上部長側板の下縁部と前記下部長側板の上縁部とを枢支する軸を第1の軸とするとき、前記長辺側上枠中間本体部を前記上部長側板中間本体部の上縁部に嵌入して前記保持手段により保持した状態で、前記第1の軸から前記長辺側上枠中間本体部の上端縁までの長さが、前記第1の軸から前記底板の下端縁までの長さと同じかこれよりも短くなるように、前記長辺側上枠中間本体部の摺動距離が設定されているものである請求項2記載の折り畳み容器。
  4. 前記長辺側上枠中間本体部と上下方向に対峙する前記底板の長辺側側壁を、前記長辺側上枠中間本体部より若干幅広に切り欠くとともに、その切り欠き深さは、前記被係合部を前記係合部に上方より嵌入係止させるために、前記長辺側上枠中間本体部が前記長辺側上枠両端支持部より上方に突出する高さよりも若干深くなるように設定されているものである請求項1、2又は3記載の折り畳み容器。
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