JP3540361B2 - アンテナモジュールおよびその製造方法 - Google Patents

アンテナモジュールおよびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、携帯型通信装置などに用いられる小型のアンテナモジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話等に使用される内蔵アンテナは、従来板金技術により作成された板状逆F型アンテナ、S型アンテナ等が用いられている。これらのアンテナはその電気特性(共振周波数,帯域幅,利得等)を確保するため、その外形寸法はもとより、アンテナエレメントとグランドとのギャップ寸法等にまで高度な寸法精度が要求され、板金技術によりこれを達成することは極めて困難であった。
この要求に答えるために、種々の方法が提案されており、その一つとして、図10、図11に示すようなアンテナモジュール20が提案されている。
【0003】
このアンテナモジュール20は、両面銅張積層配線基板からなるもので図示はしていないが所望のアンテナ特性を満足するために銅箔をパターンニングしてあるアンテナエレメント導体層21とグランド導体層22とをスルーホールメッキ23により導通させたF型アンテナと呼ばれるものである。
この形態のアンテナモジュール20は、アンテナエレメント導体層21のパターン形状およびアンテナエレメント導体層21とグランド導体層22との距離等によって所望の特性が定まる。このアンテナモジュール20となる両面銅張積層配線基板は銅箔あるいは外層用銅張積層板、プリプレグ、内層用銅張板等を鏡面板の間に順に積層した後、加圧加熱プレスすることにより樹脂を完全硬化させて作製する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この積層、加圧加熱プレスで製作するやり方では再現性のある充分な寸法精度を確保することができず、配線板の厚み寸法の違い等が生じるためにアンテナエレメント導体層1のパターン形状を変える必要が生じる。また、平面状のアンテナであるためプリント配線板へ半田付けする際の位置精度に問題があった。
【0005】
本発明は上記従来の問題を解決するためになされたもので、その目的は、アンテナエレメント導体層とグランド導体層の間隔の寸法精度の再現性が良く、プリント配線板へ半田付けする際の位置精度の向上したアンテナモジュールおよびその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するために、以下のような手段を有している。
本発明の請求項1のアンテナモジュールは、所定の平板形状にモールド成形された樹脂成形体の表面に導電層よりなるアンテナエレメント導体層が設けられ、前記樹脂成形体の裏面にグランド導体層が設けられたアンテナモジュールであって、前記樹脂成形体を貫通する金属端子が前記アンテナエレメント導体層および前記グランド導体層とを導通し、かつ前記グランド導体層側に突出した前記金属端子および前記グランド導体層側に突出した樹脂成形体による位置決め脚が少なくともそれぞれ1本以上設けられていることを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項2のアンテナモジュールは、アンテナエレメント導体層およびグランド導体層とが金属端子を介して半田付けにより導通され、かかる半田付け部が前記アンテナエレメント導体層表面および前記グランド導体層表面より内側にあることを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項3のアンテナモジュールは、アンテナエレメント導体層およびグランド導体層とが金属端子を介して半田付けにより導通され、かかる半田付け部の半田が前記アンテナエレメント導体層表面および前記グランド導体層表面より内側にあることを特徴とする請求項1または請求項2のアンテナモジュール。
【0010】
本発明の請求項のアンテナモジュールの製造方法は、アンテナモジュール用樹脂成形体をモールドする金型の内面に、所定の形状に成形されたアンテナモジュール用導体をセットし、その金型内に樹脂を充填して樹脂成形体をモールドすると同時に、樹脂成形体とアンテナモジュール用導体とを一体化するアンテナモジュールの製造方法において、前記アンテナモジュール用導体は銅箔にエッチングレジストにより所望形状の回路パターンを焼き付けモールド成形により成形樹脂と一体化した後、エッチングによりエッチングレジストの無い銅箔部分を除去し、その後、銅箔上のエッチングレジストを除去して回路パターンを形成することを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項のアンテナモジュールの製造方法は、アンテナモジュール用樹脂成形体をモールドする金型の内面に、所定の形状に成形されたアンテナモジュール用導体をセットし、その金型内に樹脂を充填して樹脂成形体をモールドすると同時に、樹脂成形体とアンテナモジュール用導体とを一体化するアンテナモジュールの製造方法において、前記アンテナモジュール用導体は充填される樹脂との接触面に接着剤を塗布した後、モールド成形して樹脂成形体とアンテナモジュール用導体とを一体化することを特徴とする。
【0012】
【作用】
本発明の請求項1ないし請求項3のアンテナモジュールは、所定の平板形状にモールド成形された樹脂成形体の表面にアンテナエレメント導体層が設けられ、裏面にグランド導体層が設けられていて、アンテナエレメント導体層、樹脂成形体およびグランド導体層を貫通する金属端子がアンテナエレメント導体層およびグランド導体層と半田付けにより導通され、かつグランド導体層側に突出した金属端子およびグランド導体層側に突出した樹脂成形体による位置決め脚が少なくともそれぞれ1本以上設けられているので、アンテナエレメント導体層とグランド導体層との間隔がモールド成形により精度よく、かつ再現性のあるアンテナモジュールとすることができる。また、プリント配線板への位置決め用の金属端子および樹脂成形体による位置決め脚が成形用金型で加工可能となり、寸法精度が向上する。
【0013】
本発明の請求項2のアンテナモジュールは、アンテナエレメント導体層およびグランド導体層と半田付けにより導通された金属端子の半田付け部がアンテナエレメント導体層表面およびグランド導体層表面より内側にあるので、アンテナモジュールとプリント配線板が密着できるのでアンテナモジュールの外周をプリント配線板と半田接続でき、また、金属端子とアンテナエレメント導体層およびグランド導体層を半田接続する際に溶融した半田を両導体層の凹部に止めておくことができるので、アンテナ特性のばらつきを小さくすることができる。
【0014】
本発明の請求項3のアンテナモジュールは、アンテナエレメント導体層およびグランド導体層と半田付けにより導通された金属端子の半田付け部の半田が前記アンテナエレメント導体層表面および前記グランド導体層表面より内側にあるので、金属端子とグランド導体層の接合部の半田がアンテナモジュールの外側に出っ張ることが無くなるので、プリント配線基板にアンテナモジュールを取り付ける際、プリント配線基板の金属端子挿入部の穴径と金属端子の外径のクリアランスを小さくでき、プリント配線基板とアンテナモジュールの位置精度を更に向上できる。
また、半田がアンテナモジュールの上面(アンテナエレメント導体層の表面)より内側に位置するため、アンテナモジュールを取り付けたプリント配線基板挿入用の筐体とのクリアランスを大きくする必要がなくなる。
【0015】
本発明の請求項4ないし請求項のアンテナモジュールの製造方法は、アンテナモジュール用樹脂成形体をモールドする金型の内面に、所定の形状に成形されたアンテナモジュール用導体をセットし、その金型内に樹脂を充填して樹脂成形体をモールドすると同時に、樹脂成形体とアンテナモジュール用導体とを一体化するアンテナモジュールの製造方法であるので、アンテナエレメント導体層とグランド導体層との間隔がモールド成形により精度よく、かつ再現性のあるアンテナモジュールとすることができる。また、プリント配線板への位置決め用の金属端子および樹脂成形体による位置決め脚が成形用金型で加工可能となり、寸法精度が向上する。また、従来方法では無電解めっき可能な樹脂に限定されていたが本発明では金属端子と半田により無電解めっきでなくとも良いので、樹脂の摘要範囲が拡大される。
【0016】
本発明の請求項のアンテナモジュールの製造方法は、アンテナモジュール用導体は充填される樹脂との接触面に接着剤を塗布した後、モールド成形して樹脂成形体とアンテナモジュール用導体とを一体化するので、樹脂成形体とアンテナモジュール用導体との接合をより強固なものとすることができる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
(実施例1)
図1は本発明の一実施例を示すアンテナモジュール10で、図2は図1のL−L線における断面図を示すものである。
1はアンテナエレメント導体層、2はグランド導体層である。アンテナエレメント導体層1とグランド導体層2は樹脂成形体4と一体にモールド成形されている。5はアンテナエレメント導体層1とグランド導体層2および樹脂成形体4を貫通する金属端子で、アンテナエレメント導体層1とグランド導体層2に半田付け部Aに半田Bで導通され、グランド導体層2より外部に突出している。6は位置決め脚で、アンテナモジュール10を図2に示すプリント配線基板Pに取り付ける際の位置決め基準となるものである。位置決め脚6は樹脂成形体2と一体にモールド成形され、グランド導体層2を貫通して外部に突出している。
位置決め脚6はプリント配線基板Pに設けられたアンテナモジュール10の位置決め孔P1に位置決め挿入されるものである。P2は金属端子5の挿入孔である。
【0018】
樹脂成形体4はエポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂、またはポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルフォン等の熱可塑性樹脂をモールド成形することにより形成される。
アンテナエレメント導体層1とグランド導体層2は、所望の回路パターンを形成したフレキシブルプリント配線板を図示しないモールド成形用の金型内に固定した後、モールド成形により成形樹脂と一体化することにより樹脂成形体4と一体に形成される。
【0019】
金属端子5の樹脂成形体4との一体化は、モールド成形用金型に中子となるピンを設け、アンテナエレメント導体層1とグランド導体層2を形成するフレキシブルプリント配線板もしくは銅箔に予めピン貫通用の穴を明けてモールド成形することにより貫通穴が設けられた導体層1、2つき樹脂成形体4を形成した後に金属端子5を貫通穴に圧入することにより形成される。
【0020】
金属端子5はアンテナエレメント導体層1とグランド導体層2を電気的に短絡させるもので、金属端子5、アンテナエレメント導体層1、グランド導体層2は半田Bにより接合されているが、この半田Bは、アンテナモジュール10が他の電子部品と共にプリント配線基板上に他の半田により実装されるため、実装用の他の半田より融点の高いものが良い。
【0021】
位置決め脚6は、グランド導体層2を形成するフレキシブルプリント配線板もしくは銅箔に予め樹脂貫通用の穴を明けてモールド成形することにより、成形樹脂がグランド導体層2を貫通しモールド成形用金型に設けた位置決め脚形成部に充填されることにより形成される。
【0022】
アンテナエレメント導体層1とグランド導体層2は、銅箔にエッチングレジストにより回路パターンを焼き付けモールド成形により成形樹脂と一体化した後、酸化第2鉄等によりエッチングレジストの無い銅箔部分を除去し、その後、水酸化ナトリウム等により銅箔上のエッチングレジストを除去して樹脂成形体4と一体に形成しても良い。
また、アンテナエレメント導体層1とグランド導体層2は、モールド成形により成形樹脂と一体化する際に、フレキシブルプリント配線板または銅箔の成形樹脂との接触面に接着剤を塗布した後、モールド成形して樹脂成形体4と一体に形成しても良い。この場合樹脂成形体4との接合をより強固なものとすることができる。
【0023】
さらにまた、金属端子5の樹脂成形体4との一体化は、アンテナエレメント導体層1とグランド導体層2にフレキシブルプリント配線板を用いた場合は樹脂成形体の金属導体層をエッチングにより回路形成する必要がないのでフレキシブルプリント配線板と金属端子5を成形用金型内に固定しモールド成形することにより、アンテナエレメント導体層1、グランド導体層2、樹脂成形体4および金属端子5を同時に一体化できる。
【0024】
(実施例2)
図3は他の実施例で、図4はそのLーL線断面図を示しものである。このアンテナモジュール10Aは、アンテナエレメント導体層1とグランド導体層2の金属端子5の半田付け部A1がアンテナモジュール10A(アンテナエレメント導体層1、グランド導体層2)を横断するように凹溝Cが形成されている。両導体層1、2に形成された凹溝Cはモールド成形用金型に両導体層1、2に対応する凸条を形成し、アンテナエレメント導体層1とグランド導体層2を成形金型に固定する前に凹溝の立体形状に予備形成することにより形成される。
このような構造にすると、金属端子5とグランド導体層2の接合部の半田Bがアンテナモジュール10Aの外側に出っ張ることが無いので、アンテナモジュール10Aをプリント配線基板Pに取り付ける際、プリント配線基板Pの金属端子5挿入孔P2内に入ることが無く、プリント配線基板Pの挿入孔P2の穴径と金属端子5の外径のクリアランスを小さくでき、プリント配線基板とアンテナモジュール10Aの位置精度を更に向上できる。
また、アンテナエレメント導体層1に段差を設け、金属端子5と半田B1がアンテナモジュール10Aの上面(アンテナエレメント導体層1の表面)より内側に位置するため、アンテナモジュールを取り付けたプリント配線基板挿入用の図示しない筐体とのクリアランスを大きくする必要がなくなる。
【0025】
図5はその他の実施例で、図6はそのLーL線断面図を示すものである。このアンテナモジュール10Bは、アンテナエレメント導体層1とグランド導体層2Bとに金属端子5の半田付け部A2が矩形状の凹部Dとなっている。
本実施例では位置決め脚6Bが2本設けられている。このようにすると、アンテナモジュール10Bをプリント配線基板Pに取り付ける際の位置決めがより正確になる。
図7はアンテナエレメント導体層1を形成するアンテナエレメント導体1Bであり、凹部Dを形成するための切り込み7および金属端子貫通穴8が形成されている。
図8はグランド導体層2を形成するグランド導体2Bであり、凹部Dを形成するための切り込み7および金属端子貫通穴8が形成されている。
グランド導体2Bには樹脂成形体4を形成するための貫通部9が形成されている。
【0026】
このような導体1B(2B)を図9に示す形状に予備形成した後モールド成形することにより、金属端子5の外周部に凹部Dが形成される。
このような構造にすると、アンテナモジュール10とプリント配線板が密着するのでアンテナモジュール10Bの外周全域をプリント配線板と半田接続でき、また、金属端子5と導体層1(2)を半田接続する際に溶融した半田を導体層1(2)の凹部Dに止めておくことができるので、アンテナ特性のばらつきを小さくすることができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明の請求項1ないし請求項3のアンテナモジュールによれば、所定の平板形状にモールド成形された樹脂成形体の表面にアンテナエレメント導体層が設けられ、裏面にグランド導体層が設けられていて、アンテナエレメント導体層、樹脂成形体およびグランド導体層を貫通する金属端子がアンテナエレメント導体層およびグランド導体層と半田付けにより導通され、かつグランド導体層側に突出した金属端子およびグランド導体層側に突出した樹脂成形体による位置決め脚が少なくともそれぞれ1本以上設けられているので、アンテナエレメント導体層とグランド導体層との間隔がモールド成形により精度よく、かつ再現性のあるアンテナモジュールとすることができる。
また、プリント配線板への位置決め用の金属端子および樹脂成形体による位置決め脚が成形用金型で加工可能となり、寸法精度が向上する。
【0028】
本発明の請求項2のアンテナモジュールによれば、アンテナエレメント導体層およびグランド導体層とが金属端子を介して導通し、かかる半田付け部がアンテナエレメント導体層表面およびグランド導体層表面より内側にあるので、アンテナモジュールとプリント配線板が密着できるのでアンテナモジュールの外周をプリント配線板と半田接続でき、また、金属端子とアンテナエレメント導体層およびグランド導体層を半田接続する際に溶融した半田を両導体層の凹部に止めておくことができるので、アンテナ特性のばらつきを小さくすることができる。
【0029】
本発明の請求項3のアンテナモジュールによれば、アンテナエレメント導体層およびグランド導体層とが金属端子を介して導通し、かかる半田付け部の半田が前記アンテナエレメント導体層表面および前記グランド導体層表面より内側にあるので、金属端子とグランド導体層の接合部の半田がアンテナモジュールの外側に出っ張ることが無くなるので、プリント配線基板にアンテナモジュールを取り付ける際、プリント配線基板の金属端子挿入部の穴径と金属端子の外径のクリアランスを小さくでき、プリント配線基板とアンテナモジュールの位置精度を更に向上できる。
また、半田がアンテナモジュールの上面(アンテナエレメント導体層の表面)より内側に位置するため、アンテナモジュールを取り付けたプリント配線基板挿入用の筐体とのクリアランスを大きくする必要がなくなる。
【0030】
本発明の請求項4ないし請求項のアンテナモジュールの製造方法によれば、アンテナモジュール用樹脂成形体をモールドする金型の内面に、所定の形状に成形されたアンテナモジュール用導体をセットし、その金型内に樹脂を充填して樹脂成形体をモールドすると同時に、樹脂成形体とアンテナモジュール用導体とを一体化するアンテナモジュールの製造方法であるので、アンテナエレメント導体層とグランド導体層との間隔がモールド成形により精度よく、かつ再現性のあるアンテナモジュールとすることができる。また、プリント配線板への位置決め用の金属端子および樹脂成形体による位置決め脚が成形用金型で加工可能となり、寸法精度が向上する。また、従来方法では無電解めっき可能な樹脂に限定されていたが本発明では金属端子と半田により無電解めっきでなくとも良いので、樹脂の摘要範囲が拡大される。
【0031】
本発明の請求項のアンテナモジュールの製造方法によれば、アンテナモジュール用導体は充填される樹脂との接触面に接着剤を塗布した後、モールド成形して樹脂成形体とアンテナモジュール用導体とを一体化するので、樹脂成形体とアンテナモジュール用導体との接合をより強固なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナモジュールの一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のL−L線断面図である。
【図3】本発明のアンテナモジュールの他の実施例を示す斜視図である。
【図4】図3のL−L線断面図である。
【図5】本発明のアンテナモジュールの他の実施例を示す斜視図である。
【図6】図5のL−L線断面図である。
【図7】本発明のアンテナモジュールの他の実施例のアンテナエレメント導体層を示す正面図である。
【図8】本発明のアンテナモジュールの他の実施例のグランド導体層を示す正面図である。
【図9】図8のL−L線断面図である。
【図10】従来のアンテナモジュールの例を示す斜視図である。
【図11】図10のL−L線断面図である。
【符号の説明】
1 アンテナエレメント導体層
2 グランド導体層
4 樹脂成形体
5 金属端子
6 位置決め脚
A 半田付け部
B 半田
C 凹溝
D 凹部

Claims (5)

  1. 所定の平板形状にモールド成形された樹脂成形体の表面に導電層よりなるアンテナエレメント導体層が設けられ、前記樹脂成形体の裏面にグランド導体層が設けられたアンテナモジュールであって、前記樹脂成形体を貫通する金属端子が前記アンテナエレメント導体層および前記グランド導体層とを導通し、かつ前記グランド導体層側に突出した前記金属端子および前記グランド導体層側に突出した樹脂成形体による位置決め脚が少なくともそれぞれ1本以上設けられていることを特徴とするアンテナモジュール。
  2. アンテナエレメント導体層およびグランド導体層とが金属端子を介して半田付けにより導通され、かかる半田付け部が前記アンテナエレメント導体層表面および前記グランド導体層表面より内側にあることを特徴とする請求項1記載のアンテナモジュール。
  3. アンテナエレメント導体層およびグランド導体層とが金属端子を介して半田付けにより導通され、かかる半田付け部の半田が前記アンテナエレメント導体層表面および前記グランド導体層表面より内側にあることを特徴とする請求項1または請求項2記載のアンテナモジュール。
  4. アンテナモジュール用樹脂成形体をモールドする金型の内面に、所定の形状に成形されたアンテナモジュール用導体をセットし、その金型内に樹脂を充填して樹脂成形体をモールドすると同時に、樹脂成形体とアンテナモジュール用導体とを一体化するアンテナモジュールの製造方法であって、前記アンテナモジュール用導体は銅箔にエッチングレジストにより所望形状の回路パターンを焼き付けモールド成形により成形樹脂と一体化した後、エッチングによりエッチングレジストの無い銅箔部分を除去し、その後、銅箔上のエッチングレジストを除去して回路パターンを形成することを特徴とするアンテナモジュールの製造方法
  5. アンテナモジュール用樹脂成形体をモールドする金型の内面に、所定の形状に成形されたアンテナモジュール用導体をセットし、その金型内に樹脂を充填して樹脂成形体をモールドすると同時に、樹脂成形体とアンテナモジュール用導体とを一体化するアンテナモジュールの製造方法であって、前記アンテナモジュール用導体は充填される樹脂との接触面に接着剤を塗布した後、モールド成形して樹脂成形体とアンテナモジュール用導体とを一体化することを特徴とする請求項4記載のアンテナモジュールの製造方法
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