JP3540157B2 - 画像を利用した形状モデリング方法及び形状モデリングプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像を利用した形状モデリング方法及び形状モデリングプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、三次元CG(コンピュータグラフィックス)、バーチャルリアリティ等の分野に係り、詳しくは、実画像から実物と酷似した仮想空間を生成するのに必要な、画像を利用した形状モデリング方法及びそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像に写された実物体をオブジェクトと称し、また、CG映像内に表現されるオブジェクトをCGモデル、CGモデルを生成する三次元座標空間を仮想空間と称す。 従来、実画像からの形状モデリング手法としては、形状モデリング対象となるオブジェクトに対して違った角度からの複数枚の画像を用い、その差分を利用したステレオマッチングによる方法が最も知られている。(例えば、藤本直樹、小堀研一、久津輪敏郎、「多方向画像からの立体再構成」、情報処理学会研究報告、Vol.96,No.125,96−CG−83、pp.43−48、1996参照)。
【0003】
図7はステレオマッチングによる方法の概念図を示したものである。図7において、701は実際のオブジェクトを表し、702と703は一つのオブジェクト701に対して撮影された別角度からの画像である。ステレオマッチング方法では、立体視の逆手順を利用し、二つの画像702、703に映し出された同一部分の長さの違いや角度の違いから、その部分の三次元座標値を算出し、CGモデル704を生成する。なお、立体視に関しては、例えば、水上考一著「コンピュータグラフィックス−情報化社会と映像−」朝倉書店(1989)に詳述されている。
【0004】
また、従来、1枚の画像からCGモデルを構築する方法としては、あらかじめ用意された基本モデルを画像内のオブジェクトに合わせる形でモデルを構築していく方法が知られている(例えば、Paul E.Debevec,Camillo J.Taylor,Jitendra Malik,“Modeling and Rendering Architecture from
Photographs:A hybrid geometry- and image-based approach",Proceedingsof SIGGRAPH”96,ACM SIGGRAPH,pp.11−20,1996参照)。
【0005】
図8は基本モデルを利用する方法の概念図を示したものである。図8において、801は実際のオブジェクトを撮影した画像を示し、802はオブジェクトの形状に該当する基本CGモデルを示す。基本モデルを利用する方法では、画像内のオブジェクト801の形状に近い基本CGモデル802を選択し、このCGモデル802の形状をオブジェクト形状に合うように変形することで最終的なCGモデル803を生成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
画像からの形状モデリングに関する従来の方法では、同じ距離から同じ倍率を用いて角度を変えた複数枚の画像を必要とするか、あるいは1枚の画像から基本CGモデルの制約内でCGモデルを変形によって生成することが主流であり、1枚の画像だけで任意のモデルを生成することが出来なかった。
【0007】
本発明の目的は、上述の従来手法の問題点に鑑み、1枚の画像からモデル形状の制約をなくした形状モデリング方法及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明では、1枚の画像を入力し、該画像のカメラパラメータを用い、画像内においてCGモデルとして表現したいオブジェクトに含まれる各頂点が取りうる仮想空間(三次元座標空間)内での頂点列を半直線(頂点制御半直線)で表示し、該半直線上を移動させることで、各頂点の三次元座標入力をより簡単にできるように形状モデリング作業を支援することを特徴とする。
【0009】
【実施の形態】
図1に、本発明方法の一実施形態の処理手順を示す。図1において、101は画像入力処理、102は画像のパラメータ入力処理、103は画像上の頂点入力処理、104は頂点の座標点群算出処理、105は半直線表示処理、106はCGモデル内頂点座標決定処理、107は頂点接続処理、108は平面生成処理、109はCGモデル生成処理である。これらの処理は、コンピュータシステムを用いて実現される。
【0010】
図2は、コンピュータシステムの構成例であり、201はイメージスキャナなどの画像入力装置、202はキーボードやマウスからなる入力装置、203はディスプレイ、204は中央処理装置(CPU)、205はハードディスクなどの記憶装置、206は各部を接続する内部バスである。画像入力装置201は、処理対象の画像を入力するのに用いられる。なお、画像入力手段としては、イメージスキャナの他に、デジタルカメラや、あらかじめ画像が記録された任意の記録媒体を使用することもできる。入力装置202は、コマンドやパラメータの入力、頂点の指定などに用いられる。ディスプレイ203は、入力の表示、生成された半直線や平面やCGモデルの表示などに用いられる。CPU204は、システム全体を制御するとともに、図1に示す処理手順を実行するものである。記憶装置205は、入力された画像情報や生成されたCGモデル情報、処理途中のデータ類、さらにはCPU204で実行されるプログラムを格納するものである。
【0011】
以下、図1及び図2を用いて、1枚の画像から対象オブジェクトのCGモデル化を行う処理を説明する。
【0012】
まず、CGモデルとして表現したいオブジェクトの画像を1枚用意し、それを基となる画像として、画像入力装置204などにより読み込む(処理101)。この入力画像はディスプレイ203上に表示される。次に、この読み込んだ画像がオブジェクトを撮影した時の必要パラメータ類(視点、角度、他)を入力する(処理102)。
【0013】
ディスプレイ203上の入力画像内において、入力装置202のマウスなどを用いてCGモデルとして表現したいオブジェクトに含まれる頂点を指定すると
(処理103)、この指定された頂点が、仮想空間内でとりうる座標点群を、処理102で入力されたパラメータを用いて算出する(処理104)。そして、この座標点群を半直線(頂点制御半直線)としてディスプレイ203上に表示する。
【0014】
この半直線がモデリングを行う際の大きな手助けとなる。即ち、仮想空間内における頂点位置の決定は、その座標位置を予測しなくてはならないため困難である。しかしながら、この半直線上のどこかに位置しているという情報があるだけでも、その予測にかかる負担は軽減されモデリングにおける大きな支援となる。図3に入力画像(投影画像面)、仮想立体空間、半直線(頂点制御半直線)の関係を示す。
【0015】
ディスプレイ203上に表示された半直線(頂点制御半直線)内のどこに仮想空間内でとりうる対象頂点が位置しているかを、半直線上をポインタ等を移動させながら頂点の最終位置を決定する(処理106)。これは、すでに決定ずみの頂点をもとに自動的に行うことも可能である。頂点の位置決定後(図3参照)、すでに決定ずみの頂点同士を結び、稜線を生成する(処理107)。また、平面を生成するために必要となる稜線群が得られた時点で、随時平面を生成する(処理108)。
【0016】
こうして、全ての頂点の入力が終った時点で、平面によるCGモデルが完成する。この平面によるCGモデルをもとに、仮想空間上のCGモデルが得られる
(処理109)。
【0017】
以上の手順により、1枚の画像からの対象オブジェクトのCGモデル化を容易に行うことが可能となる。また、1枚の画像からのモデリング方法としては、指定した頂点位置をそれぞれ決定していくため、基本モデルによる制約にとらわれることはない。
【0018】
図4乃至図6に、一例として三面図(上面図、正面図、側面図)を用いた場合の処理の具体例を示す。
【0019】
図4は、ディスプレイ上の入力画像400において、CGモデルとして表現したいオブジェクト410に含まれる頂点420を指定したときに得られる画面であり、該頂点420を指定すると、その仮想空間内でとりうる座標点列が半直線430として、それぞれ上面図、正面図、側面図に表示されることを示している。なお、黒丸は、すでに指定され決定ずみの頂点を示している。
【0020】
図4において、入力画像400の頂点420に対応する仮想空間内の頂点位置は、例えば上面図あるいは側面図の半直線(頂点制御半直線)430を用いて白丸位置440として決定できる。
【0021】
図5は、入力画像400の頂点420に対応する仮想空間内の頂点440が決定されたときに得られる画面である。即ち、頂点440が決定されると各面図について、該頂点440とすでに決定ずみの頂点を結んでそれぞれ稜線510、520、530、540が生成され、さらに、平面550、560が得られることを示している。
【0022】
本例では、図5の段階でCGモデルとして表現したいオブジェクト410に含まれる全ての頂点の入力が終了し、平面(上面図、正面図、側面図)によるCGモデルが完成する。この平面CGモデルにより、最終的にCGモデルが図6の610のように得られる。
【0023】
以上、本発明の一実施形態について説明した。ここで、図1の処理フローの手順は、あらかじめ形状モデリングプログラムとしてコンピュータが読み取り可能な記録媒体、例えばフロッピーディスクやメモリカード、コンパクトディスク
(CD−ROM)などに記載して提供することが可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像上の各頂点が取り得る三次元座標空間内での頂点列を半直線で表すことで、1枚の画像を用いて、それに映されたオブジェクトのCGモデル化を容易に行うことが可能であり、また、基本モデルによる制約をうけることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像を利用した形状モデリング方法の一実施形態の処理フローを示す図である。
【図2】本発明方法を実現するコンピュータシステムの構成例を示す図である。
【図3】実際の画像面と仮想空間と半直線の関係を示す図である。
【図4】本発明による具体的処理例の第1の表示画面を示す図である。
【図5】本発明による具体的処理例の第2の表示画面を示す図である。
【図6】本発明による処理結果のCGモデルを示す図である。
【図7】従来のステレオマッチングによる方法を説明する図である。
【図8】従来の基本モデルを利用する方法を説明する図である。
【符号の説明】
101 画像入力処理
102 画像のパラメータ入力処理
103 頂点入力処理
104 座標点群算出処理
105 半直線表示処理
106 CGモデル内座標決定処理
107 頂点接続処理
108 平面生成処理
109 CGモデル生成処理
400 入力画像
410 オブジェクト
420 入力頂点
430 半直線
440 対象頂点
510〜540 稜線
550、560 平面
610 生成CGモデル

Claims (4)

  1. コンピュータによる1枚の画像を利用した仮想空間内の形状モデリング方法であって、
    入力された1枚の画像をディスプレイに表示し、
    前記表示された画像内の対象オブジェクトの頂点が指定されると、該指定された頂点が仮想空間内で取りうる座標点列を、前記画像が撮影されたときのパラメータを用いて算出し、
    前記仮想空間を表現する複数の平面図上に、前記座標点列を半直線として、既に決定ずみの頂点とともに、ディスプレイに表示し、
    前記半直線上のいずれかの位置が指定されると、該指定された位置を仮想空間内の対象オブジェクトの頂点位置と決定する、
    ことを特徴とする形状モデリング方法。
  2. 請求項1記載の形状モデリング方法において、決定された頂点位置をそれぞれ結んで稜線を生成し、稜線群から平面によるCGモデルを生成し、該平面によるCGモデルからCGモデルを生成することを特徴とする形状モデリング方法。
  3. 1枚の画像を利用した仮想空間内の形状モデリングを支援するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    入力された1枚の画像をディスプレイに表示するプロセスと、
    前記画像が撮影されたときのパラメータを受け取るプロセスと、
    前記表示された画像内の対象オブジェクトの頂点が指定されると、該指定された頂点が仮想空間内で取りうる座標点列を前記パラメータを用いて算出するプロセスと、
    前記仮想空間を表現する複数の平面図上に、前記座標点列を半直線として、既に決定ずみの頂点とともに、ディスプレイに表示するプロセスと、
    前記半直線上の指定された位置を、仮想空間内の対象オブジェクトの頂点位置と決定するプロセスと、
    をコンピュータに実行させるための形状モデリングプログラムを記録した記録媒体。
  4. 請求項3記載の形状モデリングプログラムを記録した記録媒体において、
    前記決定された頂点位置をそれぞれ結んで稜線を生成し、稜線群から平面によるCGモデルを生成する処理プロセスと、
    前記平面によるCGモデルからCGモデルを生成する処理プロセスと、
    をコンピュータに更に実行させるための形状モデリングプログラムを記録した記録媒体。
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