JP2002092597A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JP2002092597A
JP2002092597A JP2000280697A JP2000280697A JP2002092597A JP 2002092597 A JP2002092597 A JP 2002092597A JP 2000280697 A JP2000280697 A JP 2000280697A JP 2000280697 A JP2000280697 A JP 2000280697A JP 2002092597 A JP2002092597 A JP 2002092597A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】全天周方向に向けて配置した、物理的に配置可
能な台数のカメラから得られた複数の画像に基づいて全
天周画像を補間生成することを可能とする。 【解決手段】複数の画像の各々を撮影したカメラのレン
ズ中心を頂点とする多面体Sを構成する三角形平面のう
ち、補間画像Ie中の注目画素Peを表す光線lとの交点
を有する三角形平面を抽出し、抽出された三角形平面の
頂点X1、X2、X 3をレンズ中心とする複数の画像に基
づいて、上記交点を視点位置とする仮想画像IFを補間
生成する。そして、仮想画像IFから注目画素Peに対応
する画素PFを取得して、これを用いて補間画像Ieの注
目画素Peを描画する。以上の処理を補間画像Ie中の画
素の各々に関して繰り返し該補間画像を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既存の画像からユ
ーザの視点位置での画像を補間して生成する画像処理装
置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レンズ中心が一致した全天周画像は、蓄
積再生テレプレゼンス方式の複合現実感システムにおけ
るデータ形式として有効であり、さまざまな試みがなさ
れている。
【0003】その例を示せば、次のとおりである。例え
ば、 (1)「移動車輌搭載カメラを用いた電脳映像都市空間
の構築(2)−実写画像を用いた広域仮想空間の生成−
(日本バーチャルリアリティ学会第2回大会論文集、pp
67-70,1997(廣瀬、渡辺、谷川、遠藤、片山、田村))
では、自動車の屋根上に複数台のビデオカメラを水平全
周方向に向けて放射状に配置した撮影システムを提案し
ている。 (2)http://www.imoveinc.comにおいて紹介されてい
るiMove Spherical Videoでは、複数台のカメラを用い
て全天周を同時刻に撮影することが示されている。 (3)Chen S.E.によるQuickTime VR(An Image-Based
Approach to Virtual Environment Navigation, Proc.
SIGGRAPH'95, pp.29-38, 1995)では、ある一点から全
周方向を自由に見回すことを可能としている。 (4)「六角錐ミラーを用いた全方位ステレオ画像セン
サによる高解像度ステレオパノラマ動画像の作成(信学
技法PRMU97-118, 1997(川西、山澤、岩佐、竹村、横
矢))」や、「光線情報による3次元実空間の効率的記
録へ向けた光線空間射影法(信学技法IE95-119, 1996
(苗村、柳澤、金子、原島))」には、1台のカメラと
回転双曲面ミラーを使用するか、複数台のカメラと多角
錐ミラーを使用すれば、レンズ中心が一致した全周画像
を同時刻に撮影することができることが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カメラ
や撮影機材には物理的な大きさがあるため、ある一点か
らの全天周画像を同時刻に撮影することは不可能であ
る。
【0005】例えば、上記(1)では、各カメラのレン
ズ中心を一致させることはできておらず、また、全天周
に対応するものでもない。また、上記(2)において
も、複数のカメラのレンズ中心を一致させることはでき
ていない。また、上記(3)では、ある一点からの全周
画像は1台のカメラを回転させて順次撮影した画像から
合成されるものであり、同時刻の画像を生成することは
できない。更に、上記(4)にあげられた手法を拡張し
て、全天周の撮影に対応することは物理的に不可能であ
る。
【0006】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、全天周方向に向けて配置した、物理的に配置可
能な台数のカメラから得られた複数の画像に基づいて全
天周画像を補間生成することを可能とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による画像処理装置は例えば以下の構成を備
える。すなわち、カメラから得られた複数の画像に基づ
いて所望の視点位置及び視線方向の補間画像を生成する
画像処理装置であって、前記複数の画像の各々を撮影し
たカメラのレンズ中心を頂点とする多面体を構成する平
面のうち、前記補間画像中の注目画素を表す光線との交
点を有する平面を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で
抽出された平面の頂点をレンズ中心とする複数の画像に
基づいて、前記交点を視点位置とする仮想画像を補間生
成する補間手段と、前記仮想画像から前記注目画素に対
応する画素を取得して、これを用いて当該注目画素を描
画する描画手段と、前記補間画像中の画素の各々に関し
て、前記抽出手段と前記補間手段と前記描画手段を繰り
返して該補間画像を生成する生成手段とを備える。
【0008】また、上記の目的を達成するための本発明
による画像処理方法は例えば以下の工程を備える。すな
わち、カメラから得られた複数の画像に基づいて所望の
視点位置及び視線方向の補間画像を生成する画像処理方
法であって、前記複数の画像の各々を撮影したカメラの
レンズ中心を頂点とする多面体を構成する平面のうち、
前記補間画像中の注目画素を表す光線との交点を有する
平面を抽出する抽出工程と、前記抽出工程で抽出された
平面の頂点をレンズ中心とする複数の画像に基づいて、
前記交点を視点位置とする仮想画像を補間生成する補間
工程と、前記仮想画像から前記注目画素に対応する画素
を取得して、これを用いて当該注目画素を描画する描画
工程と、前記補間画像中の画素の各々に関して、前記抽
出工程と前記補間工程と前記描画工程を繰り返して該補
間画像を生成する生成工程とを備える。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の好適な実施形態を説明する。
【0010】[システムの概要と原理]カメラのレンズ
中心が一致した全天周画像を撮影することができなくて
も、後処理で再構成することができればよい。したがっ
て、本実施形態では、少数のカメラで撮影した画像を基
に、膨大な量の画像を補間生成することを可能とし、全
天周画像を補間生成可能とするものである。
【0011】画像を構成する各画素は、カメラのレンズ
中心に飛来する一本の光線を記録したものである。した
がって、画像とはカメラのレンズ中心に飛来する光線群
を記録したものであると考えることができる。ここで、
各光線が飛来の途中で減衰せずに直進すると仮定する
と、光線の飛来系路上のどの位置にカメラを置いてもそ
の光線の色を観察できることになる。したがって、生成
したい画像をIeとし、その視点位置をeとすると、画
像Ieの画素数と同数のカメラを用意して、それらを視
点位置eから離間した位置に配置し、各カメラで一本ず
つ適切な光線を記録しておけば、視点位置eに物理的に
カメラを置かなくても、図1に示すようにIeを再構成
できることになる。
【0012】なお、図1には平面画像の場合を示した
が、全天周画像も同様に再構成することができる。
【0013】しかしながら、このような考えを実現する
ためには、各画素に対応した非常に多数のカメラが必要
となり、現実的ではない。しかし、より離散的に配置し
たカメラで撮影した画像から、各画素に対応したカメラ
によって撮影されるはずの画像を補間生成することがで
きれば、図2に示すように、各画素に対応した多数のカ
メラを配置した場合と同一の結果を得ることができる。
【0014】すなわち、離散的に配置したカメラで撮影
した画像から、各カメラのレンズ中心を頂点とする多面
体表面の任意の視点位置における仮想画像を生成し、そ
れらの画像から適切な画素を選択すれば、多面体内部の
任意の視点位置における画像(補間画像)を生成できる
ことになる。
【0015】図3は、本実施形態による任意の視点によ
る補間画像の生成の原理を説明する図である。上述した
ように、各カメラレンズの中心を頂点とする多面体Sの
表面上の任意の視点位置における画像が生成できれば、
それらの画像から適切な画素を選択することによって、
多面体Sの内部の視点位置eにおける補間画像Ieを生
成することができる。
【0016】具体的には、補間画像Ieを構成する全て
の画素Peに対して、画素Peを表す光線と多面体Sを構
成する多角形平面Fとの交点XFを求め、XFを視点位置
とする仮想画像IFを当該多角形平面Fの頂点をレンズ
中心とする画像から補間して生成し、画素Peに対応す
る仮想画像IF上の画素PFを求め、これを補間画像Ie
内の画素Peとして描画する。
【0017】以下、本実施形態による任意視点からの補
間画像の生成について説明する。
【0018】[システム構成の説明]図4は、本実施形
態のカメラシステムの概略構成を示すブロック図であ
る。図4において、41−1〜41−nは、略全天周方
向に向けて配置された複数台(n台)のカメラである
(以下、n台のカメラ41という)。本例ではn台のカ
メラ41としてCCDカメラを用いるものとする。42
はカメラコントローラであり、n台のカメラ41による
同時撮影を行うべく制御するとともに、これらの撮影に
よって得られた画像情報を画像格納処理部へ提供する。
43は画像格納処理部であり、カメラコントローラ42
によって得られたn台のカメラ41の夫々の画像を記憶
装置44に格納する。
【0019】45は視点位置及び視線方向入力部であ
り、所望の視点位置及び視線方向を装置に与える。46
は補間処理部であり、視点位置及び視線方向入力部45
で設定された視点位置と視線方向によって観察されるべ
き補間画像を、記憶装置44に格納された画像情報を基
に生成する。47は表示装置であり、画像生成部46に
よって生成された補間画像をCRT或いは液晶等のディ
スプレイに表示する。なお、画像格納処理部43と補間
処理部46とは1つのコンピュータで構成されていても
よい。
【0020】なお、仮想画像を生成するためには、入力
画像間で特徴点同士の対応を求めておく必要があり、そ
のためには全天周方向の全ての対象物が複数の入力画像
で観察されている必要がある。本実施形態では、後述す
るように3つの入力画像を用いて補間を行うので、少な
くとも3枚の入力画像で観察されている必要がある。図
5は本実施形態によるカメラ配置と画角の関係を説明す
る図である。図5では、説明の都合上2次元的なカメラ
配置を説明するが、これを3次元に拡張すればよい。
【0021】今、カメラの垂直画角をα、カメラが半径
Rの球面上に、最も隣接するカメラとの角度間隔がθと
なるように配置されているとする。最も近距離の対象物
までの距離が球の中心からDである場合、全天周方向の
全ての対象物が少なくとも2枚の入力画像で観察される
ための条件は、以下のようになる。
【0022】
【数7】
【0023】上記式(1)によれば、例えば、θ=30
度、R=1m、D=3mの場合は、α≧86.4度とな
る。ここで、カメラ台数が少数であれば撮影システムを
小規模にすることができ、データ量も少なくすることが
できる。しかし、カメラの台数を減らすと各カメラの画
角を広く取らなければならなくなり、得られる画像の解
像度が低下することになる。また、各種の収差も問題と
なってくる。更に、カメラ同士の間隔が離れることによ
り、特徴点の対応付けが困難になる。したがって、全天
周撮影システムを構築するにあたっては、これらの条件
を考慮して各カメラの配置間隔を設定する。
【0024】[全天周画像の再構成処理の説明]以上の
ように構成された全天周撮影システムによる、全天周画
像の再構成処理を説明する。図6は本実施形態による全
天周撮影システムの処理概要を示すフローチャートであ
る。ステップS601において、画像格納処理部43
は、n台のカメラ41によって撮影されたn枚の画像を
記憶装置44に格納する(以下、この処理を前処理とい
う)が実行される。また、カメラのレンズ中心を頂点と
した多面体の各平面上の任意の位置から観察され得る仮
想画像IFを補間生成するための各種情報が、各画像に
対応付けられて格納される。補間生成するための情報に
ついては、後述の説明により明らかとなろう。
【0025】そして、視点位置/視線方向入力部45か
ら観察者の視点位置及び視線方向が与えられると、補間
処理部46は記憶装置44に格納された画像及び補間生
成のための情報を用いて、これに応じた補間画像を生成
し表示装置47にこれを表示する(ステップS60
2)。以上の補間画像の生成が終了すると本処理を終了
する(ステップS603)。
【0026】図7は本実施形態による前処理(ステップ
S601)の具体的な処理手順を説明するフローチャー
トである。ステップS701において、全天周方向に向
けて配置されたn台のカメラ41によって、全天周を撮
影する。このとき、n台のカメラ41の各々の位置、姿
勢も計測される。そして、ステップS702において、
各カメラより得られた画像と、各カメラの位置及び姿勢
を示す撮影情報とが対応付けられて記憶装置44に格納
され、画像データベースが作成される。ここで、カメラ
の位置を示す情報はレンズ中心(多面体Sの頂点)の座
標を直接的あるいは間接的に表すものである。また、カ
メラの姿勢を示す情報は、各カメラの光軸方向と光軸周
りの回転角を直接的或いは間接的に表すものである。
【0027】続いて、ステップS703において、ステ
ップS702で生成された画像データベースの各画像を
3枚の画像を1組とした画像セットに分ける。後述する
が、本実施形態では多面体Sを形成する各平面を図3に
示すように三角形平面とし、選択された三角形平面を形
成する3つの頂点をレンズ中心とする3つの画像を用い
て画像IFを生成する。したがって、各画像セットは、
多面体Sを形成する三角形平面の各頂点をレンズ中心と
する3つの画像で構成される。そして、当該多面体Sを
構成する全ての三角形平面に対応して、画像セットが画
像データベースに登録される。
【0028】次に、ステップS704〜S708では、
各画像セット毎に、3枚の画像の間の同じ領域の対応付
けを画像データベースに登録する。また、物体による隠
れの影響を排除するために、本実施形態では画像を対象
物毎のレイヤに分けて仮想画像の生成を行う。したがっ
て、当該画像データベースには、各画像セット毎に、3
枚の画像の夫々が複数のレイヤで登録、保持され、各レ
イヤ毎に画像間の対応領域を示す情報が保持されること
になる。
【0029】以上の処理を図7に示されるステップによ
り、順を追って説明すると、まず、ステップS704に
て、画像セットを特定する番号(画像セット番号)を示
す変数iを1にセットする。そして、ステップS705
で、画像セットiに含まれる3枚の画像を、対象物毎に
レイヤに分割する。
【0030】図8は、ステップS705において実行さ
れるレイヤ画像への分割の処理の詳細を説明するフロー
チャートである。まず、ステップS801において、当
該画像セットに含まれる3枚の画像から、レイヤを分け
るべき対象物を決定し、その対象物の数に基づいて何枚
のレイヤ画像に分割するか、すなわち全レイヤ数mを決
める。そして、ステップS802において、レイヤ番号
を示す変数jを1に設定する。
【0031】次に、ステップS803においては、j番
目のレイヤの、当該レイヤに描画されるべき対象物(j
番目のレイヤに属する対象物)以外の領域を黒く塗りつ
ぶす。また、ステップS804において、j番目のレイ
ヤに属する対象物の、他のレイヤに属する対象物によっ
て隠されている部分をユーザにレタッチさせる。
【0032】以上のようにしてj番目のレイヤ画像の編
集を終えると、次のレイヤ画像を処理するべく変数jに
1を加える(ステップS805)。ここで、変数jがス
テップS801で設定した全レイヤ数よりも大きくなっ
た場合は、当該画像セットについて全レイヤの処理を終
えたことになるので、本処理を終了する(ステップS8
06)。一方、変数jが全レイヤ数以下であれば、変数
jで示されるレイヤを処理するために処理をステップS
803へ戻す。
【0033】以上のステップS803における黒への塗
りつぶしや、ステップS804におけるレタッチは、例
えば市販の汎用の画像オーサリングツールソフトウエア
によって実行可能である。
【0034】レイヤの指定は、例えば画像の特徴点(通
常は輪郭線の頂点)の指定によって行う。この場合、レ
イヤ画像への分割は、対象物の画像の輪郭線の特徴点の
点列Pi(k)にレイヤ値iを割り当てることに帰結す
る。ここでiはレイヤを表す値(値が小さいほど、その
レイヤが視点から遠い)、kは同じレイヤiに含まれる
対象物を表す。
【0035】例えば図12の画像RIをユーザがレイヤ
画像への分割を行うと、視点位置から遠いレイヤから順
に、3つのレイヤ画像に分割され、 レイヤI (i=I) :背景画像全体 レイヤII (i=II) :点列PI(1)=10→11→12→13→14 レイヤIII (i=III) :点列PI(1)=1→2→3→4→5→6 が得られる。なお、三角柱の頂点13はユーザからは見
えないが、ユーザは、三角柱の頂点13が四角柱によっ
て隠されていることがわかっているので、仮想点13を
与え、レタッチしている。
【0036】以上の様な操作の結果、図12の画像から
図13(レイヤI)、図14(レイヤII)、図15(レ
イヤIII)が得られることになり、それぞれが画像デー
タベースに登録される。
【0037】以上のようにして、レイヤ画像への分割を
終えると、引き続き図7のステップS706で、画像セ
ットiの同一階層のレイヤ毎に、3枚の画像の対応する
領域同士を三角形メッシュによって対応付ける(この点
については、ステップS903〜S906の補間処理に
おいて説明する)。そして、次の画像セットを処理する
べく、画像セット番号を示す変数iを1加算する(ステ
ップS707)。ここで、変数iが、登録されている全
画像セットの数よりも大きくなった場合は、全ての画像
セットについて処理を終えたことになるので、本処理を
終了する(ステップS708)。一方、変数iが全画像
セット数以下であれば、変数iで示される画像セットを
処理するために処理をステップS705へ戻す。
【0038】以上のようにして、前処理が完了すると、
多面体Sを構成する各三角形平面毎の画像セットが登録
されることになる。そして、多面体S内の任意の視点位
置及び視線方向が与えられると、当該視点位置及び視線
方向から観察される画像を補間により生成する。以下、
ステップS602に示される補間画像の生成について説
明する。図9はステップS602の補間画像の生成を説
明するフローチャートである。
【0039】まず、ステップS901において、ユーザ
の視点位置及び視線方向を与える。今、図3に示される
ように、多面体S内の位置eに視点位置が与えられ、補
間画像Ieを生成すべく視線方向が与えられたとする。
以下、生成すべき補間画像Ieの各画素を画素i(i=
1〜補間画像Ieの画素数)とし、その値をPeとする。
【0040】ステップS902において、画素番号iに
1を代入し、ステップS903〜S907の各処理を実
行して画素iを描画する。これを、当該補間画像Ie
全ての画素について行って(ステップS908とS90
9)、補間画像Ieを得る。
【0041】ステップS903〜S906では、画素i
を表す光線との交点を有する三角形平面を求め、この交
点視点位置とし当該三角形平面に平行な仮想画像IF
求め、補間画像Ieの画素に対応する画素を仮想画像IF
から得て描画する。本実施形態では、仮想画像の生成方
法として「Cybeycity Walker -Layered Morphing Metho
d-, Proc. HCI’99, Vol.2, pp.1044-1048, 1999 (T.En
do, A.Katayama, H.Tamura, M.Hirose, T.Tanikawa)」
で提案されている手法を用いる。
【0042】この手法によれば、3枚の入力画像を基に
して、3台のカメラのレンズ中心を頂点とする三角形内
の任意視点位置における歪みの無い仮想画像を生成する
ことが可能である。具体的には、あらかじめ3枚の画像
の対応領域を三角形メッシュで対応付けておき(ステッ
プS706)、これら三角形メッシュの頂点の座標を補
間して求めて配置し、補間して配置された三角形メッシ
ュに入力画像中の対応する領域の画像をテクスチャ・マ
ッピングすることによって仮想画像を生成する。ここ
で、3枚の入力画像の光軸が平行になるように正規化し
てから線形補間することにより、生成画像に歪みが発生
することを防止できる。
【0043】全天周方向に向けた各カメラのレンズ中心
を頂点とする多面体の各面は、3台のカメラのレンズ中
心を頂点とする三角形によって構成される。したがっ
て、各面に対して上述の手法を適用することにより、多
面体の表面上の任意の視点位置における画像を歪み無く
生成できることになる。
【0044】なお、各カメラの外部パラメータは予め正
確に求められており、また、多面体Sを構成する各三角
形平面で3枚の入力画像の対応領域が三角形メッシュで
対応付けられているものとする。更に、各カメラの焦点
距離は同一であるとする。
【0045】図9のステップS903において、画素i
を表す光線が各カメラのレンズ中心を頂点とする多面体
Sを構成するどの三角形平面と交わるかを求め、多面体
Sのどの三角形平面を用いて仮想画像を生成するかを決
定する。すなわち、図3において、画素Peを表す光線
lの方向と各カメラの位置及び光軸方向との関係から、
該光線lとの交点を有する三角形平面Fを決定する。そ
して、当該三角形平面の3頂点(X1、X2、X3)をレ
ンズ中心とする3つの画像(それぞれIA,IB,IC
とする)を決定する。
【0046】次に、三角形平面Fと光線lとの交点の座
標(XF,YF,ZF)を求め、補間係数wn(n=1,
2,3)を求める。補間係数wnは以下の式(2)によ
って求められる。なお、ここで、(Xm,Ym,Zm
(m=1,2,3)は平面Fを構成する3つのレンズ中
心の座標である。また、Σwnは1となる。
【0047】
【数8】
【0048】次に、ステップS905及びステップS9
06において仮想画像IFを生成する。すなわち、レン
ズ中心が(XF,YF,ZF)であり、光軸方向が平面F
の法線方向である仮想画像IFを生成する。
【0049】この処理を、図10を参照しながら説明す
る。まず、ステップS905において、各画像IA,I
B,ICについて、その光軸が三角形平面の法線方向と
一致するように画像IA,IB,ICを回転させ(正規
化し)、IA’、IB’、IC’を得る(図10(a)
→(b))。そして、ステップS906において、ステ
ップS904で求めた補間係数wnとIA’、IB’、
IC’用いて、線形補間により仮想画像IFを求める
(図10(b))。この処理は、次式(3)を用いて行
うことができる。
【0050】
【数9】
【0051】ただし、(x、y)は仮想画像IF中に決
定される特徴点の座標であり、(x’n、y’n)(n=
1,2,3)はそれぞれ画像IA,IB,ICを正規化
した画像IA’、IB’、IC’中の特徴点の座標であ
る。なお、元の画像(IA,IB,IC)中の座標か
ら、回転変換後の画像中の座標への変換は、
【0052】
【数10】 によって表される。ただし、P、P’は元の画像と回転
変換後の画像における対応する点の座標(画像の中心を
原点とする同次座標)であり、Aは元の画像のカメラ内
部パラメータ行列、A’は回転変換後の画像のカメラ内
部パラメータ行列、Rはワールド座標から元の画像のカ
メラ座標への回転行列、R’はワールド座標から回転変
換後の画像のカメラ座標への回転行列である。この計算
により、画像IA、IB、IC中の各特徴点の座標を、
回転後の画像IA’、IB’、IC’中の特徴点の座標
に変換することができる。
【0053】以上のようにして、画像IA,IB,IC
中の各特徴点を仮想画像IF上へ配置し、得られた三角
形メッシュに、画像IA,IB,ICの対応する三角形
メッシュのテクスチャをブレンドしてマッピングする。
【0054】以上のようにして仮想画像IFが求まる
と、ステップS907において、画素Peに対して仮想
画像IF中のどの画素を選択したらよいかを以下の式
(5)によって求め、その画素PFの値を補間画像Ie
の画素Peの値として描画する。
【0055】
【数11】 ただし、PF、PeはそれぞれIFとIeにおける対応する
点の座標(画像の中心を原点とする同次座標)であり、
Fを前記仮想画像のカメラ内部パラメータ行列、Ae
前記補間画像のカメラ内部パラメータ行列、RFをワー
ルド座標から前記仮想画像のカメラ座標への回転行列、
eをワールド座標から前記補間画像のカメラ座標への
回転行列である。
【0056】以上のステップS903乃至S907の処
理を、補間画像Ieを形成する全ての画素について行う
と(ステップS908、S909)、補間画像Ieが完
成する。
【0057】なお、上述したように各画像セット内の各
画像はレイヤに分割して保持されており、ステップS9
06における仮想画像IFの生成はレイヤ数分の仮想画
像に基づいてなされることになる。例えば、これらのレ
イヤ数分の仮想画像を視点位置から遠い順に描画、合成
することで、最終的な仮想画像IFが得られることにな
る。
【0058】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、限られた数のカメラによって得られた画像から任意
の視線方向の補間画像を得ることができる。すなわち、
全天周画像を得ることができる。
【0059】なお、上記の処理における線形補間による
仮想画像の生成は、その視点位置が三角形平面内に存在
する場合を扱った。しかしながら、視点位置が三角形平
面の外部にはみ出しても、外挿補間によって、当該三角
形平面の3頂点をレンズ中心とした画像から線形補間を
行うようにすることもできる。
【0060】図11この様子を示す図である。上述した
補関係数wn(n=1、2、3)による線型補間処理
は、図11(b)に示すように、位置1の画像と位置2
の画像を1−s:sで線型補間して位置4に第1の仮想
画像を形成し、位置4の仮想画像と位置3の画像をt:
1−tで線型補間して位置e’の画像を得ていることに
等しい。
【0061】しかしながら、位置e’’のように三角形
平面の外に視点位置がある場合でも、位置4の仮想画像
と位置3の画像をt’:1−t’で線型補間をすればよ
い(この場合、t’は負となる)。なお、上述した実施
形態では、補間画像中の画素を得るために、対応する光
線と三角形平面の交点を求めているので、視点位置が三
角形平面の外に出ることはあり得ない。しかしながら、
補間画像中の画素を得るために、「光線と平面の交点を
求める手法」とは異なる手法を用いた場合(例えばカメ
ラの姿勢も考慮して三角形平面を決定するような場合等
が考えられる)には、視点が平面から出てしまう場合が
発生し得る。
【0062】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0063】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0064】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0065】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0066】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
全天周方向に向けて配置した、物理的に配置可能な台数
のカメラから得られた複数の画像に基づいて全天周画像
を補間生成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】超多視点画像からの任意の視点画像の生成手法
を説明する図である。
【図2】多視点画像の補間に基づく任視点画像の生成手
法を説明する図である。
【図3】本実施形態による任意の視点による補間画像の
生成の原理を説明する図である。
【図4】本実施形態のカメラシステムの概略構成を示す
ブロック図である。
【図5】本実施形態によるカメラ配置と画角の関係を説
明する図である。
【図6】本実施形態による全天周撮影システムの処理概
要を示すフローチャートである。
【図7】本実施形態による前処理(ステップS601)
の具体的な処理手順を説明するフローチャートである。
【図8】ステップS705において実行されるレイヤ画
像への分割の処理の詳細を説明するフローチャートであ
る。
【図9】ステップS602の補間画像の生成を説明する
フローチャートである。
【図10】3枚の画像から補間画像を生成する手順を説
明する図である。
【図11】外挿を許可する場合を説明する図である。
【図12】レイヤへの分割対象である画像例を示す図で
ある。
【図13】図12の画像からレイヤ分割によって得られ
る画像例を示す図である。
【図14】図12の画像からレイヤ分割によって得られ
る画像例を示す図である。
【図15】図12の画像からレイヤ分割によって得られ
る画像例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CD01 CE08 CE10

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラから得られた複数の画像に基づい
    て所望の視点位置及び視線方向の補間画像を生成する画
    像処理装置であって、 前記複数の画像の各々を撮影したカメラのレンズ中心を
    頂点とする多面体を構成する平面のうち、前記補間画像
    中の注目画素を表す光線との交点を有する平面を抽出す
    る抽出手段と、 前記抽出手段で抽出された平面の頂点をレンズ中心とす
    る複数の画像に基づいて、前記交点を視点位置とする仮
    想画像を補間生成する補間手段と、 前記仮想画像から前記注目画素に対応する画素を取得し
    て、これを用いて当該注目画素を描画する描画手段と、 前記補間画像中の画素の各々に関して、前記抽出手段と
    前記補間手段と前記描画手段を繰り返して該補間画像を
    生成する生成手段とを備えることを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記補間手段は、前記抽出手段で抽出さ
    れた平面の頂点をレンズ中心とする複数の画像を、各画
    像の光軸が該平面の法線方向と一致するように回転し、
    回転された画像を用いた線形補間により、前記交点を視
    点位置とする該平面と平行な仮想画像を補間生成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記多面体を形成する各平面が3つのレ
    ンズ中心を頂点とする三角形平面であることを特徴とす
    る請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記補間手段は、 前記抽出手段で抽出された三角形平面と前記光線との交
    点の座標を(XF,YF,ZF)とし、該三角形平面を形
    成する3つのレンズ中心の座標を(Xm,Ym,Zm
    (m=1,2,3)とした場合に、 【数1】 によって補間係数wn(n=1,2,3)を求める係数
    演算手段と、 前記三角形平面の各頂点をレンズ中心とした画像を各画
    像の光軸が該平面の法線方向と一致するように回転して
    得られた画像の対応する特徴点の座標を(x’ n
    y’n)(n=1,2,3)とした場合、これに対応す
    る特徴点の前記仮想画像上の座標(x、y)を 【数2】 により取得することを特徴とする請求項3に記載の画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記描画手段は、前記仮想画像上の画素
    の座標をPF、前記補間画像上における対応する画素の
    座標をPeとし、ここでこれら座標は画像の中心を原点
    とする同次座標であり、AFを前記仮想画像のカメラ内
    部パラメータ行列、Aeを前記補間画像のカメラ内部パ
    ラメータ行列、RFをワールド座標から前記仮想画像の
    カメラ座標への回転行列、Reをワールド座標から前記
    補間画像のカメラ座標への回転行列とした場合に、 【数3】 によって前記補間画像上の画素に対応する前記仮想画像
    上の点を求めることを特徴とする請求項4に記載の画像
    処理装置。
  6. 【請求項6】 略全天周方向に向いた複数のカメラで同
    時に撮影して得られた複数の画像を、各画像を撮影した
    カメラのレンズ中心及び光軸に対応する撮影条件情報と
    ともに格納して前記各手段に提供する格納手段を更に備
    えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載
    の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記多面体を構成する平面が三角形平面
    であり、 前記格納手段は、前記複数の画像を互いに隣接する3枚
    を一組とし、前記補間手段による利用のために、同一組
    の3枚の画像中の対応する領域同士を対応付ける対応情
    報を格納することを特徴とする請求項6に記載の画像処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記格納手段は、前記同一組の3枚の画
    像の各々を、特定の対象物を描画する複数のレイヤ画像
    に分割して格納し、ここで、各レイヤ画像では他のレイ
    ヤに属する対象物によって隠された対象物の部分がレタ
    ッチされており、該対象物以外の領域は無効領域であ
    り、 前記生成手段は、前記各レイヤ毎の補間画像を生成し、
    前記視点位置に遠いレイヤの補間画像から近いものへと
    順に重ね合わせ描画することで最終的な補間画像を得る
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 カメラから得られた複数の画像に基づい
    て所望の視点位置及び視線方向の補間画像を生成する画
    像処理方法であって、 前記複数の画像の各々を撮影したカメラのレンズ中心を
    頂点とする多面体を構成する平面のうち、前記補間画像
    中の注目画素を表す光線との交点を有する平面を抽出す
    る抽出工程と、 前記抽出工程で抽出された平面の頂点をレンズ中心とす
    る複数の画像に基づいて、前記交点を視点位置とする仮
    想画像を補間生成する補間工程と、 前記仮想画像から前記注目画素に対応する画素を取得し
    て、これを用いて当該注目画素を描画する描画工程と、 前記補間画像中の画素の各々に関して、前記抽出工程と
    前記補間工程と前記描画工程を繰り返して該補間画像を
    生成する生成工程とを備えることを特徴とする画像処理
    方法。
  10. 【請求項10】 前記補間工程は、前記抽出工程で抽出
    された平面の頂点をレンズ中心とする複数の画像を、各
    画像の光軸が該平面の法線方向と一致するように回転
    し、回転された画像を用いた線形補間により、前記交点
    を視点位置とする該平面と平行な仮想画像を補間生成す
    ることを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記多面体を形成する各平面が3つの
    レンズ中心を頂点とする三角形平面であることを特徴と
    する請求項10に記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記補間工程は、 前記抽出工程で抽出された三角形平面と前記光線との交
    点の座標を(XF,YF,ZF)とし、該三角形平面を形
    成する3つのレンズ中心の座標を(Xm,Ym,Zm
    (m=1,2,3)とした場合に、 【数4】 によって補間係数wn(n=1,2,3)を求める係数
    演算工程と、 前記三角形平面の各頂点をレンズ中心とした画像を各画
    像の光軸が該平面の法線方向と一致するように回転して
    得られた画像の対応する特徴点の座標を(x’ n
    y’n)(n=1,2,3)とした場合、これに対応す
    る特徴点の前記仮想画像上の座標(x、y)を 【数5】 により取得することを特徴とする請求項11に記載の画
    像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記描画工程は、前記仮想画像上の画
    素の座標をPF、前記補間画像上における対応する画素
    の座標をPeとし、ここでこれら座標は画像の中心を原
    点とする同次座標であり、AFを前記仮想画像のカメラ
    内部パラメータ行列、Aeを前記補間画像のカメラ内部
    パラメータ行列、RFをワールド座標から前記仮想画像
    のカメラ座標への回転行列、Reをワールド座標から前
    記補間画像のカメラ座標への回転行列とした場合に、 【数6】 によって前記補間画像上の画素に対応する前記仮想画像
    上の点を求めることを特徴とする請求項12に記載の画
    像処理方法。
  14. 【請求項14】 略全天周方向に向いた複数のカメラで
    同時に撮影して得られた複数の画像を、各画像を撮影し
    たカメラのレンズ中心及び光軸に対応する撮影条件情報
    とともに格納して前記各工程に提供する格納工程を更に
    備えることを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに
    記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記多面体を構成する平面が三角形平
    面であり、 前記格納工程は、前記複数の画像を互いに隣接する3枚
    を一組とし、前記補間工程による利用のために、同一組
    の3枚の画像中の対応する領域同士を対応付ける対応情
    報を格納することを特徴とする請求項14に記載の画像
    処理方法。
  16. 【請求項16】 前記格納工程は、前記同一組の3枚の
    画像の各々を、特定の対象物を描画する複数のレイヤ画
    像に分割して格納し、ここで、各レイヤ画像では他のレ
    イヤに属する対象物によって隠された対象物の部分がレ
    タッチされており、該対象物以外の領域は無効領域であ
    り、 前記生成工程は、前記各レイヤ毎の補間画像を生成し、
    前記視点位置に遠いレイヤの補間画像から近いものへと
    順に重ね合わせ描画することで最終的な補間画像を得る
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 請求項9乃至16のいずれかに記載の
    画像処理方法をコンピュータによって実現するための制
    御プログラムを格納することを特徴とする記憶媒体。
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