JP3538534B2 - スピーカラインの検査装置 - Google Patents

スピーカラインの検査装置

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JP3538534B2 JP36542297A JP36542297A JP3538534B2 JP 3538534 B2 JP3538534 B2 JP 3538534B2 JP 36542297 A JP36542297 A JP 36542297A JP 36542297 A JP36542297 A JP 36542297A JP 3538534 B2 JP3538534 B2 JP 3538534B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、一般に知
られているハイ・インピーダンス出力のPA(Public A
ddress)システムのように、スピーカラインに複数のス
ピーカを並列に接続するPAシステムにおいて、上記ス
ピーカラインが正常であるか否かを検査する検査装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のようなPAシステムは、例えばビ
ルの構内放送設備等に用いられるが、このようなシステ
ムにおいて、スピーカラインが正常であるか否か、即ち
スピーカラインに断線等の不具合が生じていないかどう
かを検査する検査装置として、従来、例えば図11に示
すようなものがある。
【0003】同図に示すように、この検査装置は、入力
端子1から入力される音声信号を増幅器(パワーアン
プ)2で増幅した後、これをスピーカライン3を介して
各スピーカ40、40、・・・に供給するシステムを前
提とするものである。即ち、スピーカライン3は、通常
(N)ライン(またはホット(H)ライン)3aと共通
(COM)ライン3bとから成る2線式のもので、これ
ら両ライン3a、3b間に各スピーカ40、40、・・
・が並列に接続されている。また、スピーカライン3と
増幅器2とは、変圧器5を介して接続されており、詳し
くは、変圧器5の一次側巻線5aに増幅器2の出力側が
接続され、二次側巻線5bの両端に上記各ライン3a、
3bの各一端(入力端)がそれぞれ接続されている。な
お、増幅器2及び変圧器5は、例えば図示しない共通の
筺体内に収納され、この筺体は放送室等の所謂機械室に
設置される。また、スピーカライン3は、例えば天井裏
や壁裏等を介して配線され、各スピーカ40、40、・
・・は、天井や壁面等に取り付けられる。
【0004】このようなPAシステムにおいて、上記ス
ピーカライン3の検査を実現するために、同図の検査装
置では、増幅器2の入力側に混合器6を設けている。そ
して、この混合器6により、正弦波発生器7から出力さ
れる非可聴周波数の検査信号、例えば周波数fがf=2
0kHz乃至25kHz程度の低歪の正弦波信号を、増
幅器2に入力される音声信号に重畳している。
【0005】更に、スピーカライン3を構成する各ライ
ン3a、3bの各終端を、それぞれ2本のリターンライ
ン101、102を介して、増幅器2の近傍、例えば上
記筺体内に設けた検知回路103に接続している。な
お、検知回路103は、例えば、上記各リターンライン
101、102を介してスピーカライン3(各ライン3
a、3b)の終端に接続される変圧器104と、この変
圧器104の出力のうち上記検査信号の周波数fと同じ
周波数帯の信号のみを通過させるバンド・パス・フィル
タ105と、このバンド・パス・フィルタ105による
濾波後の信号が入力される検波器106と、この検波器
106の出力により作動するリレー回路107と、から
成る。
【0006】即ち、この図11の検査装置によれば、増
幅器2の入力側で音声信号に重畳された上記検査信号
は、音声信号と共に、増幅器2で増幅された後、変圧器
5を介して、スピーカライン3の入力端に供給される。
そして、スピーカライン3が正常であれば、即ちスピー
カライン3に断線等の不具合が生じていなければ、上記
音声信号及び検査信号は、リターンライン101、10
2を経て、検知回路103に入力され、最終的に、検知
回路103内のリレー回路107が作動する。これとは
逆に、もし、スピーカライン3に断線等の不具合が生じ
た場合には、検知回路103には上記検査信号が入力さ
れないので、リレー回路107は作動しない。従って、
リレー回路107の作動状況から、検知回路103に上
記検査信号が入力されているか否かを判断でき、ひいて
は、スピーカライン3が正常であるか否かを検査でき
る。
【0007】なお、上記検査信号として非可聴周波数の
正弦波信号を使用するのは、この検査信号が各スピーカ
40、40、・・・から拡声されても、一般聴衆に聞こ
えないようにするためである。また、この検査信号を発
生する正弦波発生器7は、増幅器2と同一の上記筺体内
に設けられる。そして、リターンライン101、102
は、スピーカライン3と同様に、天井裏や壁裏等を介し
て配線される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記図11の
従来技術においては、リレー回路107の作動状況、即
ち検知回路103による検査信号の検知状況によって、
スピーカライン3上の検査信号の有無を調べるだけであ
る。従って、スピーカライン3(各ライン3a、3b)
自体の断線については検知できるものの、例えば同図に
おけるX点のように、スピーカライン3と各スピーカ4
0、40、・・・とを結ぶ所謂引込線や、或いは各スピ
ーカ40、40、・・・自体が断線したとしても、これ
を検知できないという問題がある。特に、最近では、ス
ピーカライン3(または上記引込線)と各スピーカ4
0、40、・・・とを接続するのに、その接続(作業)
が容易なコネクタ端子を用いることが多いが、上記従来
技術によれば、このコネクタ端子が外れた場合にも、こ
れを検知できない。
【0009】また、上記検知回路103によってスピー
カライン3の断線を検知したとしても、その断線がスピ
ーカライン3のどの部分で生じているのかを知ることが
できないという問題もある。即ち、図11におけるY点
で断線した場合も、Z点で断線した場合にも、上記検知
回路103による検査結果は同じであるため、この検知
回路103による検査結果のみでは、スピーカライン3
の断線箇所を検知することはできない。
【0010】更に、上記従来技術では、スピーカライン
3を構成する各ライン3a、3bの他に、2本のリター
ンライン101、102を設けているので、単純には配
線が2倍となり、それだけ設備が大規模になる。従っ
て、材料費、工事費、保守費等の各種コストが高くなっ
てしまうという問題がある。特に、比較的に大規模なP
Aシステムにおいては、例えば図12に示すように、ス
ピーカライン3として複数の支線31、32、・・・、
3nを敷設することがある。この場合、支線31、3
2、・・・、3nの敷設本数に応じて、上記リターンラ
イン101、102をも複数敷設する必要があり、更に
は、検知回路103についても、これを増設する必要が
あるので、上記問題がより顕著となる。
【0011】また、リターンライン101、102は、
上述したように、スピーカライン3と同様に天井裏や壁
裏等を介して配線される。従って、その配線長が長くな
るほど、途中で断線する確率が高くなる。そして、も
し、リターンライン101、102が断線すると、検知
回路103は検査信号を検知できなくなり、即ちスピー
カライン3が断線したときと同じ検査結果が得られる。
つまり、スピーカライン3が正常であったとしても、リ
ターンライン101、102が断線すると、これをスピ
ーカライン3の断線と誤認識することがあるという問題
がある。
【0012】そこで、本発明は、上記のようなリターン
ライン101、102を設けなくても、スピーカライン
3の断線を検知できる検査装置を提供することを目的と
する。また、スピーカライン3に限らず、上記引込線の
断線をも検知できるようにし、更には、スピーカライン
3や引込線に断線が生じたときに、その断線箇所を判断
できるようにすることも、本発明の目的とするところで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1に記載の発明のスピー
カラインの検査装置は、第1及び第2のラインを有し、
これら両ライン間に複数のスピーカが並列に接続された
スピーカラインと、上記第1及び第2のラインの一端
間、例えば入力端間に検査用の直流電圧を印加する直流
電圧印加手段と、上記各スピーカ毎に設けられ、これら
各スピーカを介して、上記第1及び第2のラインが互い
に直流的に短絡するのを防止する直流短絡防止手段と、
上記各スピーカのうちの一部のスピーカ、例えばスピー
カラインの最も他端側に接続されたスピーカ、または全
てのスピーカに設けられ、これら一部または全てのスピ
ーカに上記直流電圧が印加されているか否かをそれぞれ
検出する検出手段と、を具備するものである。
【0014】なお、上記直流短絡防止手段は、例えば、
スピーカライン(またはスピーカラインと各スピーカと
を結ぶ引込線)と、各スピーカの入力側との間に、コン
デンサを挿入することによって実現できる。また、スピ
ーカライン(または上記引込線)と各スピーカとを接続
する際に、これら両者をマッチングトランスを介して接
続する場合は、スピーカライン(または上記引込線)と
マッチングトランスの一次側(入力側)巻線との間にコ
ンデンサを挿入するか、若しくは、マッチングトランス
の一次側巻線自体の中にコンデンサを挿入することによ
っても、上記直流短絡防止手段を構成できる。そして、
このようにコンデンサを挿入した場合には、このコンデ
ンサの両端間に上記検査用の直流電圧が現れるので、例
えば、このコンデンサの両端間に上記直流電圧が印加さ
れるか否かを検出すれることにより、上記検出手段を実
現できる。
【0015】本請求項1に記載の発明において、例え
ば、全てのスピーカが上記検出手段を有しているとす
る。この場合、各スピーカの各検出手段がそれぞれ上記
直流電圧を検出しているか否かによって、各スピーカま
での信号ラインが正常であるか否かを、各スピーカ毎に
個別に検査できる。
【0016】即ち、スピーカラインと、このスピーカラ
インと各スピーカとを結ぶ各引込線とが、いずれも正常
なときには、各検出手段は、それぞれ上記直流電圧を検
出する。そして、スピーカライン自体が断線すると、そ
の断線箇所よりもスピーカラインの入力端側に接続され
たスピーカの検出手段は、上記直流電圧を検出するが、
上記断線箇所よりもスピーカラインの他端側、即ち終端
側に接続されたスピーカの検出手段については、上記直
流電圧を検出しない。一方、スピーカラインが正常であ
って、上記各引込線のいずれかに断線が生じた場合に
は、正常な引込線に接続されているスピーカの検出手段
は、上記直流電圧を検出するが、断線した引込線に接続
されているスピーカの検出手段は、上記直流電圧を検出
しない。
【0017】このように、全てのスピーカが上記検出手
段を有する場合には、スピーカライン及び各引込線の断
線状況によって、各スピーカの各検出手段による上記直
流電圧の検出状況が変わる。従って、これら各検出手段
による上記直流電圧の検出状況を監視することによっ
て、スピーカライン自体の断線を検知できるのは勿論の
こと、各引込線の断線をも検知でき、更には、その断線
箇所をも判断できる。
【0018】なお、全てのスピーカが検出手段を有して
おらず、一部のスピーカのみが検出手段を有していると
する。この場合、検出手段を有していないスピーカまで
の信号ラインについては、これが正常であるか否かを検
査できないが、検出手段を有するスピーカまでの信号ラ
インについては、検査できる。即ち、検出手段を有する
スピーカを、スピーカラインの最も終端側に接続すれ
ば、この検出手段を有するスピーカへの引込線について
は勿論のこと、スピーカライン全体(即ち入力端から終
端まで)についても、これが正常であるか否かを検査で
きる。従って、全てのスピーカに検出手段を設けなくて
も、スピーカラインの最も終端側に接続されるスピーカ
に検出手段を設けさえすれば、少なくともスピーカライ
ン自体の断線を検知することができ、即ち上述した図1
1に示す従来技術と同様の検査機能を実現できる。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明のスピーカラインの検査装置において、上記検出
手段を有するスピーカが、それぞれの有する上記検出手
段が上記直流電圧を検出している状態にあるか否かの情
報を、視覚的な情報及び聴覚的な情報の一方または両方
により外部に出力する情報出力手段を備えたものであ
る。
【0020】なお、上記情報出力手段としては、上記検
出手段が上記直流電圧を検出しているか否かに応じて、
例えば発光ダイオード(LED)や各種ランプ等を点
灯、或いは消灯させる等、上記情報を視覚的に出力(表
示)する手段がある。また、上記検出手段が上記直流電
圧を検出しているか否かに応じて、例えばブザー音やア
ラーム音を鳴らす等、上記情報を聴覚的に出力(放音)
する手段がある。
【0021】本請求項2に記載の発明によれば、情報出
力手段から出力される情報によって、検出手段が上記直
流電圧を検出している状態にあるか否か、即ち検出手段
を備えた各スピーカまでの信号ラインが正常であるか否
かを確認できる。特に、情報出力手段として、LEDや
ランプ等の表示手段を用いた場合には、上記情報を直観
的に把握できる。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明のスピーカラインの検査装置において、
上記検出手段を有するスピーカが、それぞれ、第1及び
第2の端子と、上記検出手段が上記直流電圧を検出して
いる状態にあるか否かに応じて上記第1及び第2の端子
間を開閉する開閉手段と、を備えたものである。
【0023】なお、上記開閉手段は、例えばリレー回路
(継電器)やアナログスイッチ等によって構成できる。
【0024】本請求項3に記載の発明によれば、検出手
段が直流電圧を検出しているか否かに応じて、即ち検出
手段を備えた各スピーカまでの信号ラインが正常である
か否かに応じて、第1及び第2の端子間が、短絡または
開放状態となる。従って、これら各端子間の開閉状態を
捉えることによって、上記各信号ラインが正常であるか
否かを確認できる。
【0025】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の発明のスピーカラインの検査装置において、上記検出
手段を有するスピーカが、それぞれ、第1及び第2の端
子と、上記検出手段が上記直流電圧を検出している状態
にあるときに上記第1及び第2の端子間を短絡し、上記
検出手段が上記直流電圧を非検出の状態にあるときに上
記第1及び第2の端子間を開放する開閉手段と、を備
え、上記各スピーカの上記各第1及び第2の端子間をそ
れぞれ直列に接続して、この直列接続の両端を外部に引
き出す第1の引出手段を設けたものである。
【0026】ここで、上記第1の引出手段を実現するに
は、例えば、上記検出手段を有する各スピーカのうち、
それぞれ互いに隣接するスピーカ間において、一方のス
ピーカの第1の端子と他方のスピーカの第2の端子とを
相互に接続し、これによって、各スピーカの第1及び第
2の端子間を直列に接続する。そして、スピーカライン
の両端(入力端及び終端)側に位置する各スピーカにお
いて、それぞれの第1及び第2の端子のうち、これら各
スピーカに隣接するスピーカと接続されない側の端子を
外部に引き出せばよい。
【0027】本請求項4に記載の発明によれば、スピー
カラインと、このスピーカラインと各スピーカとを結ぶ
各引込線とが、いずれも正常なときには、上記第1の引
出手段によって引き出された部分は短絡状態にある。そ
して、スピーカライン及び上記各引込線のいずれかが断
線すると、上記第1の引出手段によって引き出された部
分が開放状態となる。従って、この第1の引出手段によ
る引出部分の開閉状態を捉えることによって、スピーカ
ライン及び上記各引込線のいずれかに断線が生じている
か否かを確認できる。
【0028】ただし、第1の引出手段による引出部分の
開閉状態を捉えるだけでは、上記断線が生じたときに、
その断線箇所を判断することはできない。しかし、スピ
ーカライン自体が断線した場合には、その断線箇所より
もスピーカラインの終端側にある全てのスピーカが、ス
ピーカラインから電気的に切り離された状態となるた
め、これら各スピーカの情報出力手段からは、上述した
検査用の直流電圧を検出できない旨の情報が出力され
る。一方、各スピーカへの各引込線のいずれかが断線し
た場合には、この断線している引込線に接続されたスピ
ーカのみが、スピーカラインから電気的に切り離された
状態となるため、このスピーカの情報出力手段のみが、
上記検査用の直流電圧を検出できない旨の情報を出力す
る。従って、上記断線が生じたときには、各スピーカの
各情報出力手段からそれぞれ出力される各情報を確認す
れば、その断線箇所を判断できる。
【0029】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の発明のスピーカラインの検査装置において、上記検出
手段を有するスピーカが、それぞれ、第1及び第2の端
子と、上記検出手段が上記直流電圧を検出している状態
にあるときに上記第1及び第2の端子間を短絡し、上記
検出手段が上記直流電圧を非検出の状態にあるときに上
記第1及び第2の端子間を開放する開閉手段と、を備
え、上記検出手段を有する各スピーカのうち、スピーカ
ラインの最も他端側、即ち終端側に接続されたスピーカ
の上記第1及び第2の端子を外部に引き出す第2の引出
手段を設けると共に、この最も終端側に接続されたスピ
ーカ以外の各スピーカの上記各第1及び第2の端子間を
それぞれスピーカライン中に直列に接続したものであ
る。
【0030】なお、ここで言う上記最も終端側に接続さ
れたスピーカ以外の各スピーカの各第1及び第2の端子
間をそれぞれスピーカライン中に直列に接続するとは、
例えば、スピーカライン上において、それぞれのスピー
カと、そのスピーカよりも1つだけスピーカラインの終
端側に位置する(即ち、終端側に隣接する)スピーカと
の間に、そのスピーカの第1及び第2の端子間を介在さ
せることを言う。
【0031】本請求項5に記載の発明によれば、スピー
カラインと、このスピーカラインと各スピーカとを結ぶ
各引込線とが、いずれも正常なときには、上記第2の引
出手段によって引き出された部分は短絡状態にある。そ
して、スピーカライン及び上記各引込線のいずれかが断
線すると、上記第2の引出手段によって引き出された部
分が開放状態となる。従って、この第2の引出手段によ
る引出部分の開閉状態を捉えることによって、スピーカ
ライン及び上記各引込線のいずれかに断線が生じている
か否かを確認できる。
【0032】このように、本請求項5に記載の発明によ
れば、上記請求項4に記載の発明と同様の作用を奏す
る。ただし、上記請求項4に記載の発明においては、上
述したように、スピーカライン自体が断線した場合に
は、その断線箇所よりも終端側にある全てのスピーカが
スピーカラインから電気的に切り離され、各スピーカへ
の各引込線のいずれかが断線した場合には、この断線し
ている引込線に接続されたスピーカのみがスピーカライ
ンから切り離された状態となる。これに対して、本請求
項5に記載の発明においては、スピーカライン自体及び
上記各引込線のいずれが断線した場合でも、その断線箇
所よりもスピーカラインの終端側にある全てのスピーカ
がスピーカラインから電気的に切り離されることにな
る。従って、本請求項5に記載の発明によれば、スピー
カライン自体及び上記各引込線のいずれかが断線する
と、その断線箇所よりもスピーカラインの終端側にある
全てのスピーカの情報出力手段から、上記検査用の直流
電圧を検出できない旨の情報が出力される。
【0033】なお、このように、本請求項5に記載の発
明と、上記請求項4に記載の発明とでは、上記断線が生
じたときに各情報出力手段から出力される各情報の内容
に若干の差異があるものの、本請求項5に記載の発明に
おいても、各情報出力手段から出力される各情報から、
上記断線箇所を判断できることは言うまでもない。
【0034】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明のスピーカラインの検査装置において、上記スピ
ーカラインが複数設けられており、上記第2の引出手段
が、上記検出手段を有する各スピーカのうち、各スピー
カラインそれぞれの最も他端側、即ち終端側に接続され
た各スピーカの各第1及び第2の端子間を、それぞれ直
列に接続して、この直列接続の両端を外部に引き出す状
態に構成されたものである。
【0035】本請求項6に記載の発明によれば、各スピ
ーカライン及び各引込線が、いずれも正常なときには、
上記第2の引出手段によって引き出された部分は短絡状
態にある。そして、各スピーカライン及び各引込線のい
ずれかが断線すると、上記第2の引出手段によって引き
出された部分が開放状態となる。従って、スピーカライ
ンが複数設けられている場合でも、上記請求項5に記載
の発明と同様に、第2の引出手段による引出部分の開閉
状態を捉えることによって、各スピーカライン及び各引
込線のいずれかに断線が生じているか否かを確認でき
る。
【0036】また、各スピーカライン及び各引込線のい
ずれかが断線したときには、上記各スピーカラインのう
ち、断線しているスピーカライン、若しくは断線してい
る引込線が接続されているスピーカラインにおいて、そ
の断線箇所よりもそのスピーカラインの終端側に接続さ
れた全てのスピーカの情報出力手段から、上記検査用の
直流電圧を検出できない旨の情報が出力される。従っ
て、これら各情報出力手段の出力情報から、上記断線箇
所を判断できる。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明に係るスピーカラインの検
査装置の一実施の形態について、図1から図10を参照
して説明する。
【0038】図1は、本実施の形態の概略構成を示す図
である。同図に示すように、この検査装置は、入力端子
1から入力される音声信号を増幅器2で増幅した後、こ
れを変圧器5を介して2線式のスピーカライン3の入力
端に供給するシステムを前提とするもので、これについ
ては、上述した図11に示す従来の検査装置と同様であ
る。
【0039】ただし、上記図11の従来技術は、上述し
たように、スピーカライン3の入力端に交流の検査信号
を供給し、この検査信号を、スピーカライン3の終端側
からリターンライン101、102を介して、増幅器2
の近傍にある検知回路103で検知するものである。こ
れに対して、本実施の形態は、スピーカライン3の入力
端に検査用の直流電圧を印加し、この直流電圧を、各ス
ピーカ4(図1では、スピーカ4を1台のみ記載してい
るが、実際には、このスピーカ4と同様のものが、複数
台、スピーカライン3に並列に接続されているものとす
る。)毎に個別に検知するもので、この点が、上記従来
技術と大きく異なる。
【0040】これを実現するために、本実施の形態で
は、変圧器5の二次側巻線5b中にコンデンサ8を介在
させると共に、このコンデンサ8の両端に直流電圧を印
加することにより、スピーカライン3の入力端、詳しく
はスピーカライン3を構成する各ライン3a、3bの入
力端間に、上記直流電圧を印加している。そして、各ス
ピーカ4において、それぞれのスピーカ本体41とスピ
ーカライン3(詳しくは、スピーカライン3から各スピ
ーカ4への引込線)とを結ぶマッチング・トランス42
の一次側(入力側)巻線42a中に、コンデンサ43を
介在させており、これによって、上記直流電圧が各スピ
ーカ4内で短絡するのを防止している。
【0041】この構成によれば、スピーカライン3の入
力端に印加された上記直流電圧は、スピーカライン3及
び各スピーカ4への各引込線(及び各マッチング・トラ
ンス42の一次側巻線42a)が正常な場合には、各ス
ピーカ4内の各コンデンサ43の両端に現れる。
【0042】そして、スピーカライン3自体が断線する
と、その断線箇所よりもスピーカライン3の入力端側
(変圧器5側)に接続されたスピーカ4については、そ
のコンデンサ43の両端に上記直流電圧が現れるが、上
記断線箇所よりもスピーカライン3の終端側(図1にお
ける右方側)に接続されているスピーカ4については、
スピーカライン3から電気的に切り離された状態となる
ため、コンデンサ43の両端に上記直流電圧は現れな
い。
【0043】例えば、図1において、A点で断線した場
合、同図に示すスピーカ4を含む全てのスピーカ4がス
ピーカライン3から電気的に切り離された状態となるた
め、全てのスピーカ4において、それぞれのコンデンサ
43の両端に上記直流電圧が現れない。一方、同図にお
けるB点で断線した場合には、このB点よりもスピーカ
ライン3の入力端側にある同図に示すスピーカ4につい
ては、そのコンデンサ43の両端に上記直流電圧が現れ
る。しかし、上記B点よりもスピーカライン3の終端側
にある所謂同図に示さないスピーカ4については、スピ
ーカライン3から電気的に切り離された状態となるた
め、そのコンデンサ43の両端には上記直流電圧は現れ
ない。
【0044】また、スピーカライン3が正常であって
も、各スピーカ4への各引込線のいずれかが断線した場
合には、正常な引込線に接続されているスピーカ4内の
コンデンサ43の両端には、上記直流電圧が現れるが、
断線した引込線に接続されているスピーカ4は、スピー
カライン3から電気的に切り離された状態となるので、
そのコンデンサ43の両端には、上記直流電圧は現れな
い。例えば、同図において、C点のみで断線した場合に
は、全てのスピーカ4のうち、同図に示すスピーカ4の
みに、そのコンデンサ43の両端に上記直流電圧が現れ
なくなる。なお、スピーカ4のマッチング・トランス4
2の一次側巻線42a自体が断線した場合も、この引込
線が断線した場合と同様の現象となることは言うまでも
ない。
【0045】即ち、本実施の形態によれば、スピーカラ
イン3の入力端に印加された上記直流電圧が、各スピー
カ4内の各コンデンサ43の両端に現れるか否かを検出
することによって、各スピーカ毎に、各スピーカまでの
信号ラインが正常であるか否かを、それぞれ個別に検査
できる。従って、各スピーカ4毎の上記直流電圧の検出
状況を監視すれば、スピーカライン3自体の断線を検知
できるのは勿論のこと、各スピーカ4への各引込線の断
線をも検知できる。勿論、スピーカライン3(または上
記各引込線)と各スピーカ4(詳しくは各マッチング・
トランス42の一次側巻線42a)との接続に、上述し
たコネクタ端子を用いている場合には、このコネクタ端
子が外れたときも、これを検知できることは言うまでも
ない。
【0046】更に、スピーカライン3及び各引込線に断
線が生じたとき、その断線箇所に応じて、各スピーカ4
毎の上記直流電圧の検出状況が変わるので、これら各ス
ピーカ4毎の上記直流電圧の検出状況から、上記断線箇
所を判断できる。従って、本実施の形態によれば、スピ
ーカライン3自体の断線しか検知し得なかった上記従来
技術に比べて、遥かに詳細な検査を実現できる。
【0047】そして、このような検査を実現するのに、
本実施の形態においては、上述した従来技術におけるリ
ターンライン101、102のようなスピーカライン3
とは別個の信号ラインを必要としない。従って、その
分、上記従来技術に比べて装置全体のコストを下げるこ
とができる。これは、上述した図12のように、スピー
カライン3として複数の支線31、32、・・・、3n
を敷設する場合等に、特に有効である。
【0048】なお、本実施の形態では、上記のように、
スピーカライン3の各ライン3a、3b間に印加した直
流電圧が、これら各ライン3a、3b間で相互に短絡す
るのを防止するために、変圧器5の二次側巻線5bと、
各スピーカ4のマッチング・トランス42の一次側巻線
42aとの中に、それぞれコンデンサ8、43を設けて
いる。しかし、これら各コンデンサ8、43は、増幅器
2から出力される交流の音声信号については通過させる
ので、これら各コンデンサ8、43を設けることによ
り、本実施の形態の応用対象であるPAシステム本来の
放送機能を損なうことはない。
【0049】また、本実施の形態においては、上記のよ
うに、スピーカライン3に直流電圧を印加するために、
スピーカライン3が、この直流電圧の印加手段、即ち図
示しない直流電源を通じて、接地されることになる。こ
のようにスピーカライン3が接地されることは、PAシ
ステムにおいては好ましくないことがあるが、このよう
な場合には、スピーカライン3(直流電源)の接地レベ
ルを、このPAシステム全体の接地レベル、例えば増幅
器2側の接地レベルから浮かせればよい。
【0050】なお、上記図1の構成では、スピーカライ
ン3に上記検査用の直流電圧を印加する際、これを変圧
器5の二次側巻線5b中に設けたコンデンサ8の両端に
印加している。これによって、スピーカライン3に対す
る上記直流電圧の印加経路上に、二次側巻線5b自体と
コンデンサ8とによるロー・パス・フィルタ回路が形成
される。従って、上記直流電圧をスピーカライン3に印
加する前に、この直流電圧に対して、上記ロー・パス・
フィルタ回路によるフィルタリング処理を施すことがで
きる。
【0051】また、上記直流電圧を各スピーカ4側で検
出する際にも、各スピーカ4内のマッチング・トランス
42の一次側巻線42a中にコンデンサ43を設け、こ
のコンデンサ43の両端で、上記直流電圧を検出してい
る。これによって、この直流電圧の検出経路上に、マッ
チング・トランス42の一次側巻線42aとコンデンサ
43とによるロー・パス・フィルタ回路が形成される。
従って、上記直流電圧を検出する際にも、この直流電圧
に対して、上記ロー・パス・フィルタ回路によるフィル
タリング処理が施される。
【0052】ところで、各スピーカ4側で上記直流電圧
を検出するには、各スピーカ4を、例えば図2のように
構成すればよい。なお、この図2のスピーカ4は、これ
とスピーカライン3(または上記引込線)とを接続する
手段として、上述したコネクタ端子44を用いるもので
ある。即ち、コネクタ端子44は、スピーカライン3を
構成する各ライン3a、3b(または上記引込線)にそ
れぞれ接続される2つの接触子44a、44bを有して
おり、これら各接触子44a、44bは、スピーカ4内
において、それぞれマッチング・トランス42の一次側
巻線42aの両端に接続されている。
【0053】この図2の構成は、コンデンサ43の両端
に上記直流電圧が現れたとき、この直流電圧を電源とし
て発光する発光ダイオード45を設けたもので、この発
光ダイオード45の発光動作により、上記直流電圧がコ
ンデンサ43の両端に現れたこと、即ち同図のスピーカ
4までの信号ラインが正常であることを、外部に知らせ
るものである。なお、この構成では、コンデンサ43の
両端に現れた上記直流電圧を、一旦、ダイオード・ブリ
ッジ回路46を介してから、発光ダイオード45に印加
している。これは、上記図1の構成においては、コネク
タ端子44の各接触子44a、44bがそれぞれスピー
カライン3の各ライン3a、3bのいずれに接続される
かによって、コンデンサ3の両端に現れる直流電圧の極
性が変わるためであり、即ち、上記直流電圧の極性のい
かんに係らず、常に、発光ダイオード45に対して順電
圧が印加されるようにするためである。なお、図2にお
いて、上記発光ダイオード45と直列に設けられている
抵抗47は、発光ダイオード45への順電流を制御する
ためのものである。また、これら発光ダイオード45と
抵抗47とから成る直列回路には、これと並列に、雑音
除去用のコンデンサ48を設けている。
【0054】この図2の構成によれば、上記発光ダイオ
ード45が発光しているか否かという視覚的な情報によ
って、この図2のスピーカ4までの信号ラインが正常で
あるか否かを知ることができる。従って、スピーカライ
ン3に接続する各スピーカ4を、この図2のような構成
とすることによって、各スピーカ4までの各信号ライン
の検査状況を直観的に把握できる。
【0055】なお、スピーカライン3に接続する全ての
スピーカ4を、上記図2のような構成としなくても、一
部のスピーカ4、例えば図3に示すように、スピーカラ
イン3の最も終端側(同図の右側)に接続されるスピー
カ4のみを図2の構成とし、これ以外については、例え
ば上述した従来技術におけるスピーカ40、40、・・
・と同じものとしてもよい。ただし、上記従来技術と同
様のスピーカ40、40、・・・を、本実施の形態にお
けるスピーカライン3に直接接続すると、スピーカライ
ン3に供給される上記検査用の直流電圧が、これら各ス
ピーカ40、40、・・・内を介して短絡してしまう。
従って、これら各スピーカ40、40、・・・をスピー
カライン3(または各引込線)に接続する際には、それ
ぞれ直流カット用のコンデンサ140、140、・・・
を介して接続する。
【0056】この図3の構成によれば、最も終端側にあ
るスピーカ4以外のスピーカ40、40、・・・は、上
記発光ダイオード45のような直流電圧を検出する手段
を有していないので、これら各スピーカ40、40、・
・・への引込線が断線しても、これを検知することはで
きない。しかし、スピーカライン3(各ライン3a、3
b)自体に断線が生じた場合には、最も終端側にあるス
ピーカ4の発光ダイオード45が発光しなくなるので、
このスピーカライン3自体の断線を検知できる。つま
り、全てのスピーカ4(スピーカ40、40、・・・)
を上記図2のような構成としなくても、図3のように、
スピーカライン3の最も終端側に接続されるスピーカ4
のみを上記図2の構成とすれば、少なくともスピーカラ
イン3自体の断線を検知することができ、即ち上述した
図11に示す従来技術と同様の検査機能を実現できる。
【0057】従って、図11の従来技術と同様な検査機
能を実現できれば十分であるという場合には、最も終端
側にあるスピーカ4のみに上記発光ダイオード45のよ
うな直流電圧を検出する手段を設ければよいので、より
低コスト化を実現できる。なお、この図3の構成によれ
ば、上記最も終端側のスピーカ4への引込線が断線した
場合にも、これを検知できることは言うまでもない。
【0058】図4は、上記図2の構成において、コネク
タ端子44として、スピーカライン3に接続される接触
子44a、44bとは別に2つの接触子44c、44d
を有するものを用いると共に、コンデンサ43の両端に
上記直流電圧が現れるか否かに応じて、上記2つの接触
子44c、44d間を開閉するリレー回路49を設けた
ものである。即ち、上記リレー回路49を構成するコイ
ル49aは、上述した発光ダイオード45(詳しくは、
発光ダイオード45と抵抗47とから成る直列回路)と
同様に、ダイオード・ブリッジ回路46の出力側に接続
されている。そして、このコイル49aによって駆動す
る接点49bが、上記2つの接触子44c、44d間に
設けられている。なお、ここでは、リレー回路49とし
て、コイル49aに電流が流れたときに接点49bが閉
成(ON)する所謂a接点形のものを用いている。ま
た、図4において、リレー回路49のコイル49aに並
列に設けているダイオード50は、還流用のものであ
る。
【0059】この図4の構成によれば、上記コンデンサ
43の両端に検査用の直流電圧が現れて、リレー回路4
9のコイル49aに電流が流れると、リレー回路49の
接点49bが閉じて、上記2つの接触子44c、44d
間が短絡する。一方、コンデンサ43の両端に上記直流
電圧が現れないときには、リレー回路49のコイル49
aには電流は流れないので、接点49bが開き、これに
よって、上記2つの接触子44c、44d間は開放状態
となる。従って、これら2つの接触子44c、44d間
の開閉状態を捉えることによっても、コンデンサ43の
両端に上記直流電圧が現れるか否かを知ることができ、
即ちこのスピーカ4までの信号ラインが正常であるか否
かを検知できる。
【0060】この図4のようなスピーカ4は、例えば、
一般によく知られている火災報知システムやマトリック
ス装置等のように、外部制御用の入力端子として電気接
点端子を有する制御装置を用いたPAシステム等に適用
する場合に、特に有効である。
【0061】例えば、図5に示すように、各スピーカ
4、4、・・・の各接触子44c、44dを、それぞれ
図示しない制御装置の外部制御入力端子に接続すれば、
各スピーカ4、4、・・・毎の信号ラインの検査状況
を、上記制御装置側に伝えることができる。
【0062】また、例えば図6に示すように、各スピー
カ4、4、・・・の各接触子44c、44d間(各リレ
ー回路49の各接点49b)を、それぞれ直列に接続し
た上で(詳しくは、各スピーカ4、4、・・・のうち、
互いに隣接するスピーカ4、4間において、一方のスピ
ーカ4の接触子44cと他方のスピーカ4の接触子44
dとを接続すると共に、スピーカライン3の両端(入力
端及び終端)にある各スピーカ4、4において、それぞ
れに隣接するスピーカ4、4と接続されない側の各接触
子44c、44dを引き出して)、これを図示しない制
御装置の外部制御入力端子に接続すれば、各スピーカ
4、4、・・・までの各信号ラインのいずれかに異常が
生じたときに、その旨を上記制御装置に伝えることがで
きる。この場合、制御装置は、これ単独では、上記断線
の発生箇所を検知することはできないが、各スピーカ
4、4、・・・毎の各発光ダイオード45、45、・・
・の発光状況を確認すれば、上記断線箇所を判断でき
る。なお、同図から明らかなように、この構成によれ
ば、上記図5の構成に比べて、制御装置の外部制御入力
端子と各スピーカ4、4、・・・との間の配線数を少な
くできる。
【0063】更に、図7に示すように、スピーカライン
3の最も終端側にあるスピーカ4の各接触子44c、4
4dのみを、図示しない制御装置の外部制御入力端子に
接続し、これ以外のスピーカ4、4、・・・の各接触子
44c、44d(各リレー回路49の各接点49b)に
ついては、これらを、それぞれスピーカライン3に直列
に接続してもよい。この場合、上記図6の構成と同様
に、各スピーカ4、4、・・・までの各信号ラインのい
ずれかに異常が生じたとき、その旨を上記制御装置に伝
えることができる。
【0064】ただし、上記図6の構成においては、スピ
ーカライン3自体が断線した場合には、その断線箇所よ
りも終端側にあるスピーカ4がスピーカライン3から電
気的に切り離されるが、各スピーカ4、4、・・・への
各引込線、或いは各スピーカ4、4、・・・内の各マッ
チング・トランス42、42、・・・の各一次側巻線4
2a、42a、・・・自体が断線した場合には、この断
線が生じているスピーカ4のみがスピーカライン3から
切り離された状態となる。これに対して、この図7の構
成においては、スピーカライン3自体、及び各スピーカ
4、4、・・・への各引込線、更には各スピーカ4、
4、・・・内の各マッチング・トランス42、42、・
・・の一次側巻線42a、42a、・・・の、いずれが
断線しても、その断線箇所よりもスピーカライン3の終
端側にある全てのスピーカ4がスピーカライン3から電
気的に切り離されることになる。
【0065】なお、上記図7に示すような構成のスピー
カライン3を複数敷設する、即ち複数の支線を敷設する
場合には、例えば図8に示すように(同図は、スピーカ
ライン3として2本の支線31、32を敷設する場合を
示す。)、各支線31、32の最も終端側にあるスピー
カ4、4の各接触子48c、48dをそれぞれ直列に接
続した上で、これを図示しない制御装置の外部制御入力
端子に接続する。このように構成すれば、各スピーカ
4、4、・・・までの各信号ラインのいずれかに異常が
生じたとき、その旨を上記制御装置に伝えることがで
き、即ち、上記図7と同様の機能を実現できる上、制御
装置の外部制御入力端子との接続配線数は、上記図7の
構成と変わらない。
【0066】そして、この図8の構成においては、スピ
ーカライン3(即ち各支線31、32)自体、及び各ス
ピーカ4、4、・・・への各引込線、更には各スピーカ
4、4、・・・内の各マッチング・トランス42、4
2、・・・の一次側巻線42a、42a、・・・の、い
ずれかが断線したとき、上記各支線31、32のうち、
断線している側、若しくは断線している引込線またはマ
ッチング・トランス42の一次側巻線42が接続されて
いる側において、その断線箇所よりも終端側にあるスピ
ーカ4が、スピーカライン3(支線31または32)と
電気的に切り離されることになる。
【0067】また、上述した図3と同様に、例えば図9
に示すように、スピーカライン3の最も終端側に接続さ
れるスピーカ4のみを図4の構成とし、これ以外につい
ては、従来技術におけるスピーカ40、40、・・・と
同じものとすれば、少なくともスピーカライン3自体の
断線を検知することができ、即ち上記図11の従来技術
と同様の検査機能を実現できる。そして、最も終端側の
スピーカ4の接触子44c、44dを、例えば図示しな
い制御装置の外部制御入力端子に接続すれば、上記図1
1の従来技術と略等価な構成となる。
【0068】なお、本実施の形態において、変圧器5の
二次側巻線5b中に設けたコンデンサ8と、各スピーカ
4のマッチング・トランス42の一次側巻線42a中に
設けたコンデンサ43とが、特許請求の範囲に記載の直
流短絡防止手段に対応する。そして、これら各コンデン
サ8、42のうち、コンデンサ8の両端間に検査用の直
流電圧を印加することが、特許請求の範囲に記載の直流
電圧印加手段に対応し、コンデンサ42の両端で上記直
流電圧を検出することが、特許請求の範囲に記載の検出
手段に対応する。
【0069】また、コンデンサ42の両端に現れる直流
電圧を電源として、上述した発光ダイオード45を点灯
させることが、特許請求の範囲に記載の情報出力手段に
対応する。そして、図4の構成におけるコネクタ端子4
4の接触子44c、44dが、それぞれ特許請求の範囲
に記載の第1及び第2の端子に対応し、これら各接触子
44c、44d間をリレー回路49によって開閉するこ
とが、特許請求の範囲に記載の開閉手段に対応する。
【0070】更に、上記図6のように、各スピーカ4、
4、・・・の各接触子44c、44d間(各リレー回路
49の各接点49b)を、それぞれ直列に接続した上
で、この直列接続の両端を引き出すことが、特許請求の
範囲に記載の第1の引出手段に対応する。なお、図6の
構成において、例えばスピーカライン3が複数設けられ
ている(即ち、スピーカライン3が複数の支線から成
る)場合にも、上記と同様に、各スピーカ4、4、・・
・の各接触子44c、44d間(各リレー回路49の各
接点49b)を、それぞれ直列に接続した上で、この直
列接続の両端を引き出せば、上記図6と同様の作用を奏
し、即ち上記第1の引出手段を実現できる。
【0071】そして、上記図7のように、スピーカライ
ン3の最も終端側にあるスピーカ4の各接触子44c、
44dのみを引き出すことが、特許請求の範囲に記載の
第2の引出手段に対応する。また、図8のように、スピ
ーカライン3が、複数の支線31、32から成る場合に
は、各支線31、32それぞれの最も終端側にある各ス
ピーカ4の各接触子44c、44dを直列に接続して、
これを引き出すことが、上記第2の引出手段に対応す
る。
【0072】なお、本実施の形態では、スピーカ4のマ
ッチング・トランス42の一次側巻線42a中にコンデ
ンサ43を挿入したが、これに限らず、例えば図10に
示すように、マッチング・トランス42の一次側巻線4
2aの外側にコンデンサ43を設けてもよい。
【0073】また、上述した図2及び図4の構成におい
ては、コネクタ端子44の接触子44a、44bが、ス
ピーカライン3を構成する各ライン3a、3bのいずれ
に接続されても、コンデンサ43の両端に現れる直流電
圧の極性が一定となるように、ダイオード・ブリッジ回
路46を設けたが、これに限らない。例えば、コネクタ
端子44の機械的な構造等により、上記各接触子44
a、44bと各ライン3a、3bとの接続の組み合わせ
を一定とすることができる場合には、上記ダイオード・
ブリッジ回路46を設けなくてもよい。
【0074】更に、上記コンデンサ43の両端に検査用
の直流電圧が現れているか否か、即ちスピーカ3までの
信号ラインが正常であるか否かを外部に知らせるのに、
本実施の形態では、発光ダイオード45を用いたが、こ
れに限らず、例えば、各種ランプや液晶パネル等、発光
ダイオード45以外の表示手段を用いてもよい。また、
表示手段に限らず、例えばブザー音やアラーム音等の聴
覚的な情報により、上記信号ラインが正常であるか否か
を外部に知らせてもよい。
【0075】そして、図4の構成においては、リレー回
路49として、a接点形のものを用いたが、これに限ら
ず、例えば、コイル49aに電流が流れたときに接点4
9bを開放する所謂b接点形のものや、切換接点形(c
接点形)のもの等、他の方式のものを用いてもよい。ま
た、リレー回路49に限らず、例えばアナログ・スイッ
チ回路等の他の開閉手段により、上記各接触子44c、
44d間を開閉してもよい。
【0076】また、上記図2及び図4の構成のスピーカ
4の応用例として、それぞれ図3、及び図5乃至図9の
システム構成を例に挙げたが、本発明は、これらの応用
例に限定されるものではない。
【0077】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明の
検査装置では、スピーカラインの一端に検査用の直流電
圧を印加すると共に、この直流電圧を検出するための検
出手段を、各スピーカ毎に設けている。従って、各検出
手段がそれぞれ上記直流電圧を検出しているか否かを監
視することによって、各スピーカ毎に、各スピーカまで
の信号ラインが正常であるか否かを、それぞれ個別に検
査できる。よって、スピーカラインの断線を検知できる
のは勿論のこと、スピーカラインから各スピーカへの引
込線についても、その断線を検知できる。更に、これら
スピーカラインや引込線に断線が生じた場合には、その
断線箇所をも判断できるので、スピーカライン3の断線
しか検知し得ない上述した図11の従来技術に比べて、
遥かに詳細な検査を実現できるという効果がある。な
お、本請求項1に記載の発明を、例えばスピーカライン
(または上記引込線)と各スピーカとの接続に上述した
コネクタ端子を用いたシステムに応用した場合は、上記
コネクタ端子が外れたときにも、これを検知できること
は言うまでもない。
【0078】そして、本請求項1に記載の発明の検査装
置は、上記従来技術におけるリターンライン101、1
02のようなスピーカライン(及び各スピーカへの引込
線)とは別の信号ラインを必要としない。従って、その
分、上記従来技術に比べて装置全体のコストを下げるこ
とができるという効果がある。この効果は、特に、上述
した図12のように、スピーカライン3として複数の支
線31、32、・・・、3nを敷設する場合に、より顕
著となる。また、このようにリターンライン101、1
02を必要としないので、上記従来技術のようにリター
ンライン101、102の断線とスピーカライン3の断
線とを誤認識するようなこともない。
【0079】なお、全てのスピーカに検出手段を設けな
くても、例えばスピーカラインの最も終端側に接続され
たスピーカに検出手段を設けさえすれば、少なくともス
ピーカライン自体の断線を検知することができ、即ち上
記従来技術と同様の機能を実現できる。従って、例えば
スピーカライン自体の断線のみを検知できれば十分であ
るという場合には、1本(組)のスピーカラインに対し
て検出手段(を備えたスピーカ)を1つだけ設ければよ
いので、複数の、例えば全てのスピーカに検出手段を設
ける場合に比べて、より低コスト化を実現できる。
【0080】請求項2に記載の発明の検査装置は、各ス
ピーカ毎に、それぞれ各スピーカまでの信号ラインの検
査情報を出力する情報出力手段を備えている。従って、
各スピーカまでの信号ラインの検査状況が、把握し易く
なるという効果がある。特に、情報出力手段として、L
EDやランプ等の表示手段を用いることによって、上記
情報を直観的に把握できるという効果がある。
【0081】請求項3に記載の発明の検査装置は、各ス
ピーカ毎に、それぞれ第1及び第2の端子を備えてお
り、これら各端子間は、各スピーカまでの信号ラインが
正常であるか否かに応じて開閉する。従って、本請求項
3に記載の発明の検査装置を、例えば一般によく知られ
ている火災報知システムやマトリックス装置等の制御用
の電気接点入力端子を備えたPAシステムに適用する場
合等において、例えば各スピーカの各第1及び第2の端
子を上記電気接点入力端子に接続することによって、各
スピーカまでの信号ラインの検査状況を、上記PAシス
テム側に認識させることができる等、様々な応用が期待
できるという効果がある。
【0082】請求項4に記載の発明の検査装置によれ
ば、第1の引出手段によって引き出された部分の開閉状
態を捉えることによって、スピーカライン及び上記各引
込線のいずれかに断線が生じているか否かを確認でき
る。従って、この第1の引出手段による引出部分を、例
えば、上記火災報知システムやマトリックス装置等のP
Aシステムの電気接点入力端子に接続することによっ
て、スピーカライン及び上記各引込線が正常であるか否
かを、上記PAシステムに認識させることができる。即
ち、上記PAシステムに対して、スピーカライン及び各
引込線がいずれも正常であるか否かを認識させさえすれ
ば十分であるという場合には、上記第1の引出手段によ
る引出部分と上記PAシステムの電気接点入力端子とを
接続すればよい。従って、例えば各スピーカの各第1及
び第2の端子をそれぞれ個別に上記PAシステムの電気
接点入力端子に接続するよりも、上記電気接点入力端子
への接続配線数を少なくできる。そして、スピーカライ
ン及び各引込線のいずれかに断線が生じたときには、各
スピーカの各情報出力手段から出力される情報を確認す
れば、その断線箇所を判断できる。
【0083】請求項5に記載の発明の検査装置によれ
ば、第2の引出手段によって引き出された部分の開閉状
態を捉えることによって、スピーカライン及び上記各引
込線のいずれかに断線が生じているか否かを確認でき
る。従って、この第2の引出手段による引出部分を、上
記請求項4に記載の発明と同様に、例えば上記火災報知
システムやマトリックス装置等のPAシステムの電気接
点入力端子に接続すれば、スピーカライン及び上記各引
込線がいずれも正常であるか否かを、上記PAシステム
に認識させることができ、即ち、上記請求項4に記載の
発明と同様の効果を奏する。そして、スピーカライン及
び各引込線のいずれかが断線したときには、上記請求項
4に記載の発明と同様に、各スピーカの各情報出力手段
の出力情報を確認すれば、その断線箇所を判断できる。
【0084】本請求項6に記載の発明によれば、スピー
カラインが複数設けられている場合でも、上記請求項5
に記載の発明と同様に、第2の引出手段による引出部分
の開閉状態を捉えることによって、各スピーカライン及
び各引込線のいずれかに断線が生じているか否かを確認
できる。従って、請求項5に記載の発明と同様に、第2
の引出手段による引出部分を、例えば上記火災報知シス
テムやマトリックス装置等のPAシステムの電気接点入
力端子に接続すれば、各スピーカライン及び各引込線が
いずれも正常であるか否かを、上記PAシステムに認識
させることができる。即ち、スピーカラインが複数設け
られている場合でも、上記PAシステムの電気接点入力
端子への接続配線数を、上記請求項5に記載の発明と同
じ配線数に抑えることができる。また、各スピーカライ
ン及び各引込線のいずれかが断線したとき、各スピーカ
の各情報出力手段の出力情報を確認することによって、
その断線箇所を判断できることも、上記請求項5に記載
の発明と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスピーカラインの検査装置の一実
施の形態を示す概略構成図である。
【図2】図1におけるスピーカの具体例である。
【図3】図2のスピーカを用いたPAシステムの構成例
である。
【図4】図2とは別のスピーカの具体例である。
【図5】図4のスピーカを用いたPAシステムの構成例
である。
【図6】図4のスピーカを用いた図5とは別の構成例で
ある。
【図7】図4のスピーカを用いた図5及び図6とは別の
構成例である。
【図8】図7の構成において、スピーカラインが複数の
支線を有する場合の構成例である。
【図9】図4のスピーカを用いた図5、図6、図7及び
図8とは別の構成例である。
【図10】図1におけるスピーカとは別の構成例を示す
図である。
【図11】従来のスピーカラインの検査装置の概略構成
を示す図である。
【図12】図11の検査装置において、スピーカライン
が複数の支線を有する場合の一例を示す図である。
【符号の説明】
3 スピーカライン 4 スピーカ 5 変圧器 8、43 コンデンサ 41 スピーカ本体 42 マッチング・トランス

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2のラインを有し、これら両
    ライン間に複数のスピーカが並列に接続されたスピーカ
    ラインと、 上記第1及び第2のラインの一端間に検査用の直流電圧
    を印加する直流電圧印加手段と、 上記各スピーカ毎に設けられ、これら各スピーカを介し
    て、上記第1及び第2のラインが互いに直流的に短絡す
    るのを防止する直流短絡防止手段と、 上記各スピーカの一部または全部に設けられ、これら一
    部または全部のスピーカに上記直流電圧が印加されてい
    るか否かを検出する検出手段と、を具備するスピーカラ
    インの検査装置。
  2. 【請求項2】 上記検出手段を有するスピーカが、それ
    ぞれの有する上記検出手段が上記直流電圧を検出してい
    る状態にあるか否かの情報を、視覚的な情報及び聴覚的
    な情報の一方または両方により外部に出力する情報出力
    手段を備えた請求項1に記載のスピーカラインの検査装
    置。
  3. 【請求項3】 上記検出手段を有するスピーカが、それ
    ぞれ、第1及び第2の端子と、上記検出手段が上記直流
    電圧を検出している状態にあるか否かに応じて上記第1
    及び第2の端子間を開閉する開閉手段と、を備えた請求
    項1または2に記載のスピーカラインの検査装置。
  4. 【請求項4】 上記検出手段を有するスピーカが、それ
    ぞれ、第1及び第2の端子と、上記検出手段が上記直流
    電圧を検出している状態にあるときに上記第1及び第2
    の端子間を短絡し、上記検出手段が上記直流電圧を非検
    出の状態にあるときに上記第1及び第2の端子間を開放
    する開閉手段と、を備え、 上記各スピーカの上記各第1及び第2の端子間をそれぞ
    れ直列に接続して、この直列接続の両端を外部に引き出
    す第1の引出手段を設けた請求項2に記載のスピーカラ
    インの検査装置。
  5. 【請求項5】 上記検出手段を有するスピーカが、それ
    ぞれ、第1及び第2の端子と、上記検出手段が上記直流
    電圧を検出している状態にあるときに上記第1及び第2
    の端子間を短絡し、上記検出手段が上記直流電圧を非検
    出の状態にあるときに上記第1及び第2の端子間を開放
    する開閉手段と、を備え、 上記検出手段を有する各スピーカのうち、スピーカライ
    ンの最も他端側に接続されたスピーカの上記第1及び第
    2の端子を外部に引き出す第2の引出手段を設けると共
    に、この最も他端側に接続されたスピーカ以外の各スピ
    ーカの上記各第1及び第2の端子間をそれぞれスピーカ
    ライン中に直列に接続した請求項2に記載のスピーカラ
    インの検査装置。
  6. 【請求項6】 上記スピーカラインが複数設けられてお
    り、上記第2の引出手段が、上記検出手段を有する各ス
    ピーカのうち、上記各スピーカラインそれぞれの最も他
    端側に接続された各スピーカの上記各第1及び第2の端
    子間を、それぞれ直列に接続して、この直列接続の両端
    を外部に引き出す状態に構成された請求項5に記載のス
    ピーカラインの検査装置。
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